●来週末は衆院選挙だけど。
ウチの投票所の場所が変わったんだよね。お知らせがポストに入ってた。
●公民の授業を受けてる中三女子の娘ヒヨコが「これは、一票の格差を是正するための区割り変更?」とか、らしいコトぬかしてナマイキと思ってたら、今回マジで世田谷区の一部がお隣の選挙区に取り込まれてしまったようだ。しかもその境界線がワリと近い。三軒茶屋や池尻、太子堂あたりまでが別の選挙区へ。いやいや、そもそもでウチって東京の第ナン区なんだ?最初から世田谷区の外の扱いか?知らない…。(その後、ウチは世田谷区メインの東京第6区であることが判明)
「永遠の浮動票」としてその場の気分で投票するけど、20歳で選挙権ゲットしてから一回も棄権したことないのがボクの自慢。新しい投票所に行っても、その場で選挙公報見て(係の人にお願いすると見せてくれます)、その場で一番いい感じの人の名前を書きます。


AMAZONがまた新サービスを始めたね。
「PRIME READING」。AMAZON のプライム会員は、これで、映像&音楽に続き、書籍/雑誌/マンガの読み放題サービスまで享受できるようになった。送料免除を動機にプライム会員になったボクから見ると、後からドンドンサービスが追加されて完全に主客逆転になってる。もうプライム会員やめられんわ。
●この新サービスで何が読めるのか、今後ちょっとづつチェックしてみよう。さしあたりマンガ「中卒労働者から始める高校生活」1〜3巻を読んでみた。しかし4巻以降は KINDLE で購入せよとな。うーん、主だった狙いは、KINDLE UNLIMITED の普及促進なのか。

「中卒労働者から始める高校生活」

佐々木ミノル「中卒労働者から始める高校生活」1〜3巻
●訳あって普通の高校に進学しなかった青少年が、通信制高校で青春生活を取り戻す物語。著者の実経験に基づくお話らしい。中卒で工場に就職した主人公は拭いがたい劣等感にさいなまされてて、周囲にササクレ立ったオーラを出しまくってケンカも辞さない(でも弱い)。でも深窓のお嬢様と恋愛モードになって…のラブストーリー。20年の停滞が生み出した格差社会が、普通に恋愛マンガのバックグラウンドになる時代になったのね。今月の総選挙で自民党が公約する「人づくり革命」は、このマンガの主人公の劣等感も解消できるのかな。


●さて。

オンラインサービスで、映像/音楽/出版などなど多岐にわたるコンテンツが流通しちゃうと。
実店舗の流通は、やっぱりピンチに追い込まれるよね。

●とりあえず、TSUTAYA が自分たちのビジネスを大きく改造し始めてる気がする。
「ASCII.jp×デジタル」に掲載されてた記事「TSUTAYAが最近やたら閉店している件について」http://ascii.jp/elem/000/001/567/1567589/)によると、すごい勢いで各地の TSUTAYA が閉店しているとか。7月で7店舗、8月で10店舗、9月で11店舗。※記事を執筆したブロガーさんO.D.A.氏の調査。「6月以前の閉店は月に多くて5店程度でしたから、これはただ不採算店を閉鎖しているだけではない」。主だって大都市の郊外エリアの店舗が撤退対象になっているらしい。これは、「ご近所の TSUTAYA」ではなく「わざわざ来てもらう滞在型の施設」、日常生活のチャリンチャリン小銭に依存する「ケ」のビジネスから、一人あたりの消費金額・消費時間を最大化する「ハレ」のビジネスに転換していく最中と分析されている。
●その一方で、TSUTAYA は、月額1000円でDVDレンタルと動画配信が見放題になる「TSUTAYAプレミアム」のサービスを発表。ネフリ/Hulu/Amazon などのオンラインSVODサービスに競合していく施策も実施。従来から存在していた動画配信サービス「TSUTAYA TV」は彼ら自身の店舗ビジネスとカニバってるとボクは思ってたんだけど、ここに来て、TSUTAYA実店舗サービスとオンラインサービスをとうとう統合した。
●これは象徴的な事件だよ。「ご近所の TSUTAYA」は姿を消してスマホの中に潜り込み実店舗は目一杯オシャレに作り込んで、書店やカフェを呑み込んだ「わざわざ来てもらう滞在型の施設」になる。加えて徳間書店の買収もニュースになったっけ。コンテンツ流通の川上までポートフォリオを拡大して生き残る。なるほどー。

●とにかく、今のママではヤバイ。そんな危機感。


●その TSUTAYA がいない我が下北沢の街でも、ちょっとした出来事が。
下北沢を中心に栄えているレンタルサービス DORAMA がレンタル部門を縮小すると宣言。旗艦店が一時的にクローズした。
現在のレンタルショップを縮小して近くにある中古ゲームソフトショップの二階に移転。その際にCDとマンガのレンタルサービスを終了する。移転先のゲームショップは中古CDの取り扱いもあるのだが、それも終了。ああ!CDを売るお店がまた減るのか!今はそのお知らせが店内にたっぷり貼られている。

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そもそも DORAMA ってどんなお店?
DORAMA は下北沢を起点にして都内〜多摩地区&神奈川方面にかけて、DVDレンタルや古本販売、ゲームセンターなどをチェーン店展開する企業だ。ボクが下北沢に暮らし始めた2003年当時は、この街にも TSUTAYA は存在していて、DORAMA とレンタルサービスでガチガチに競合していた。ところが下北沢駅に店舗が近すぎた TSUTAYA は小田急線地下化工事の関係で建物ごと立ち退く事となり、以後10年ほどこの街は DORAMA の独占市場だった。1982年に会社組織を立ち上げた DOMARA にとっての最初のお店が下北沢とあって、この街が彼らにとっても最高のホームであるはず。
その10年ほどで下北沢 DORAMA は事業の多角化を図って、現在は下北沢だけで9つの店舗を持っている。レンタル店、古本店、中古ゲーム/CD/トレカ販売店、三軒ものクレーンゲーム店、貴金属/ブランド買取店、下北沢らしく古着屋さんまである。前はカフェも経営しててボクはよく通ってたんだけどそれは撤退したのかな。そんな中でも店舗面積最大だったのが、この移転対象となったレンタルショップだった。駅から徒歩1分程度の優良立地でもある。それを放棄しちゃうのか。衝撃のニュースだ。
確かにSVODの時代になってから、ボクも足が遠のいたし、お客さんも減った気がしていた。レンタル落ちCDの激安ワゴンをチェックするために、しばしばお店には立ち寄るんだけど、最近はイイものも出なくなってたし。ただ、マンガレンタルは購入するより経済的なので最近ハマってたトコロだった。うーん、やっぱ残念。
●実際のところ、レンタル事業は厳しくなってきていて広い面積の店舗を維持できなくなってしまったらしい。ボクがアレコレ聞いてみたら店員さんが言葉短くボヤいてたよ。しかし、原点の事業を縮小するのは悔しい気持ちだろうな。

●様々な施策を打つ TSUTAYA に対して、完全なインディ勢力である DORAMA は今後をどのようにサヴァイブしていくのか?大手資本を単純に受け入れない下北沢の特殊な商圏(というか大手がガチで構えるほど実は商圏が大きくない気がする)の中で、独自色を出してきた DORAMA には今後もガンバってもらいたい。が、ヤバイのかなあ??
●さしあたり、CD&マンガの放出セールはちゃんとチェックしよう。イイ値段で出ればたくさん買っちゃうかも。



●なもんだから、先週は慌ててコミックレンタルを利用して、マンガを読んだ。

ゴールデンカムイ

野田サトル「ゴールデンカムイ」1〜11巻
開拓時代の北海道を舞台にアイヌを取り扱った名作といえば、手塚治虫「シュマリ」が有名、とか言っちゃうのはボクがオッサンだからか?でもこの作品に興味を持ったのは「シュマリ」からの連想がキッカケだったのは間違いない。箱館戦争を生き残っていた土方歳三が登場するとか、同じアイディアが混じってるしね。
日露戦争からの帰還兵とアイヌの少女が、隠し金塊の争奪戦に加わる冒険譚…と、一口でいうと奥行きのないシンプルな設定でそんなに期待できないかな?と思ってたけど、読み進めていくうちに目が離せなくなってきた。というか、この作家さんのアイヌ文化への勉強ぶりがスゴすぎて、敬意を抱かずにはおれなくなってしまった。
●北海道独自の動植物を細かく描き、その動植物がアイヌの人々とどう関わっていたのか、狩猟や採取の方法から料理の仕方まで細かく描く。原野や山林の中でのサバイバルの中で、捕えた動物を丁寧に調理し食す様子は、ジビエどころか完全なゲテモノなのに(リスの脳みそに塩かけると美味しい!)、よくたたいてツミレ状にしてギョウジャニンニク他山菜と一緒に鍋で茹でるとかしてて、ナゼかもうメチャメチャ美味そうに見える!昨今ブームのグルメ漫画に劣らぬテンション!
●さらにアイヌ語を登場人物の会話に折り込み、その自然観や宗教観に言及し、ユーカラ由来の神話を語る。衣装のアイヌ文様も図説を用いて忠実に再現しているようだし、同時代の東北マタギ文化にも言及が及ぶ。日露戦争直後の陸軍が使用してた銃器のデティールも緻密。どのライフルにどんな銃弾が装填できるのか理解して描いてる。すげー取材してるじゃん!ここまで勉強して物語を描いてるなんて素晴らしすぎる。ボクはこういう真面目なクリエーターさんが大好きです!



●音楽ブログだから、音楽のことも書かないと。

FKA TWIGS「LP1」

FKA TWIGS「LP1」2014年
●季節の変わり目の影響か、すでにかなりポンコツなボクの自律神経が大分イカれ気味で、最近は極端な不眠と関節の痛みに眼精疲労と頭痛のコンボ攻撃と、ホントにヘトヘトな毎日を送っております。先週は会社に出られない日が二日もあったよ…。
●もうそういう状態になると、ナニを聴いたらいいのかわからなくなってしまう。うーん、もうアタマがパンクしそうです!という所に目についた一枚がコチラ。ああ、この不思議な女の子の音楽は、今のボクの神経にうまくフィットする!
ダブステップからさらに要素を削り落とした静謐なトラックはチルアウト作用すら含んでる。そんなミニマルな虚空の中で一人、深いエコーにしっとりと湿って歌う彼女の姿が美しいのです。賛美歌のようにも聴こえる彼女のボーカルは、ダブに漂いながら道なき道を切り開いていくように、行く先の読めないメロディを暗闇の中で掴み取るようで。地下鉄銀座線の混雑の中で両耳のイヤホンからこの音響を突っ込んで、世間の雑音を全てキャンセルしてしまった瞬間の至福が中毒的だった。
●このCDは発売直後から高い評価を浴びてた話題作だったけど、ぶっちゃけエクスペリエンタルでアヴァンギャルドすぎるように思えて、当時はうまく聴けなかったのですよ。JAMES BLAKE の延長なのかなーとか、THE XX と同じレーベルなんだよなーとか。ただ、その頃の流行の中で解釈しようとするより、自律神経の本性が求めるままにこの音を貪る今の方が、正しい聴き方なのではないかと思うよ。







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最近は朝鮮戦争の本を読んでたんだ。
●こんなに北朝鮮危機がヒリヒリしてるのに、そもそもでなんで朝鮮半島は二つに割れたのか、ボクは知識がナイと思っちゃったからだ。

朝鮮戦争

神谷不二「朝鮮戦争 米中対立の原形」1966年
「朝鮮戦争のことを知らない」という動機で本を探し始めたんだけど、そもそもで朝鮮戦争をキチンと扱った本がない!という現実にぶち当たった。渋谷のジュンク堂なら専門書があるだろうと思ったらカユイ所に手が届かない。しょうがないからアマゾンから探ったのがこの本なのだけど、なんと初版が1966年。まだアメリカがベトナム戦争やってる時代だよ。実は、このへんの研究って史料が少ないのか難しいのかな?この著者も本の中で言及しているが、ともかく史料が少ない。結果的にソースはアメリカ政府&アメリカ軍及び関係者の回想録がメインで、この本はアメリカがいかにこの戦争を戦ったか、という部分に偏っている。最初に戦争を準備させたであろうソ連の動向や宣戦布告なく「義勇兵」を送り込んだ中国の動向はあくまで推測メインだ。さらに一番の問題は、国土を蹂躙された朝鮮半島の人々の声が全然聞こえない。初代韓国大統領の李承晩ですら脇役にすぎない。軍の統帥権をアメリカ=国連軍に持ってかれた彼はリアルに脇役にしかなれなかったのかもしれないのだけれども。
●ソ連の指導の元、周到に準備された北朝鮮の侵攻、たちまち釜山一帯まで押し込まれた韓国&アメリカ軍、そこにマッカーサー立案の仁川上陸作戦で大逆転、一気に北朝鮮を平定するかと思ったら中国軍の介入、結局戦線は38度線で硬直して、休戦協定は遅々として進まずまるっと2年もかかりました。って流れ。投入されたアメリカ軍は30万人以上。これに韓国軍と16か国の国連軍。民衆がどれだけ死んだのかはよくわからない。
●アメリカは日本の戦後処理&占領統治まではアタマが回ってたかもしれないけど、朝鮮半島情勢は完全に後手に回ってた。アメリカ中心の史料は泥縄式な判断で混乱する政権の判断を明らかにする。トルーマン大統領とマッカーサー司令官がすげー対立してたって事実がハラハラする。実は中国だって体制は整ってなかった…だって中華人民共和国が建国するのは1948年で、1950年の朝鮮戦争勃発以前は国土全域掌握でいっぱいいっぱいだったのだから。台湾問題もホットだったしね。ソ連だけは着々と共産化を指導してたみたいだけど、ともかく日本の統治が終わっても激しいカオスがここにはあったんだね。
●さて、現在のトランプ+キムの過激な舌戦はエスカレートするばっかだけど、とりあえず戦争になっても高性能なアメリカの爆撃技術で北朝鮮の拠点を瞬時に叩きのめして終了!みたいな気分があって、ならばとっとと殺っちまえ!な雰囲気を世間の空気に感じる。だけど、1950〜1953年の朝鮮戦争を見る限り、そんな簡単には絶対片付かないって!あの時アメリカ軍が本気出しても北朝鮮は潰せなかった。初めは海軍空軍で片付くという見込みは当時もあったのに結局陸軍をドッカリ投入ですよ。あの時は原爆は使わないとアメリカ軍側が決断したからよかったけど、今回は双方いつでも水爆ブチ込めますよってモードじゃないですか。そしてそのミサイルは日本にも届く!
●どこにあるかわからんけど、韓国人当事者の視点で語られる朝鮮戦争の本を探したい。南北離散家族問題は今でもホットイシューでしょ。植民地支配した日本に対する反感があるとして、日本もやらなかった国土全域を焦土にしたアメリカ軍の戦争遂行に反感は起こらなかったのか。アメリカ軍の下でどんな思いで韓国人は同じ民族同士で殺し合いをしたのか。はっきり言って猛烈に残酷な歴史ですよコレ。


●今日は、職場の同僚ドリーくんに教えてもらった音楽。イギリスのアイドル!

CONNIE TALBOT「OVER THE RAINBOW」
CONNIE TALBOT「BEAUTIFUL WORLD」

CONNIE TALBOT「OVER THE RAINBOW」2007年
CONNIE TALBOT「BEAUTIFUL WORLD」2012年
彼女は6歳の時にイギリスのオーディション番組に出演。優勝は逃したものの、その愛くるしい歌唱に全英が惚れ込み、たちまち人気者としてCDデビュー。その後も着実に音楽活動を続けて今や16歳。最初は前歯抜けてるお嬢ちゃんだったのが、立派な美人さんに育ち、ティーンセレブとして活躍中らしい。へー。
●同僚ドリーくんは彼女のインスタグラムをフォローしててその動向をチェック。彼女の使ってるデジタルガジェットをアマゾンで取り寄せたいと思うも、日本じゃ取り扱いがないと身悶えている。30代中盤に差し掛かるドリーくんがイギリスのティーンに夢中ってのはチト微妙と思いつつも、スポッティファイには彼女の音源がしっかり網羅されてたので早速聴いてみた。
●デビューアルバム「OVER THE RAINBOW」はさすがに6歳のパフォーマンス。舌ったらずだけど愛らしい声で数々のカバー曲を丁寧に歌ってる。表題曲みたいなスタンダードポップス、映画「サウンドオブミュージック」「FAVOURITE THINGS」みたいな曲から JOHN LENNON「IMAGINE」、WHITNEY HOUSTON「I WILL ALWAYS LOVE YOU」、BOB MARLEY のレゲエクラシック「THREE LITTLE BIRDS」までやってる。サッチモ「WHAT A WONDERFUL WORLD」もナニゲにイイ感じ。JOSH GROBAN「YOU RAISE ME UP」がハマってた。ダイナミックな声量を前提としたクラシッククロスオーバーなこの曲を、スーッと違和感なくヤリこなしてたのは、彼女の天性のセンスか。
●もうちょっとお姉さんになった段階の「BEAUTIFUL WORLD」はローティーンながら徐々に声が落ち着いてる。ドリーくんはここに収録されてる「LET IT BE」が大好きらしい。ボクは MICHAEL JACKSON「HEAL THE WORLD」がイイなと思った。あと一曲目がいきなり BRUNO MARS「COUNT ON ME」で始まるとか。MARIAH CAREY「HERO」もヤリこなしてる。なんだかカバーセンスが海外ドラマ「GLEE」と似てる感じがして妙に親近感を感じるんだよなー。作詞作曲を自分でこなした「BEAUTIFUL WORLD」がファンにとっては注目なのかな。
●2014年のシングル「GRAVITY」では「アナ雪」「LET IT GO」もカバーしてる。ディズニーやミュージカルが好きな娘ヒヨコはこの辺に反応してたな。

ONE DIRECTION「UP ALL NIGHT」

ONE DIRECTION「UP ALL NIGHT」2011年
●そもそも同僚ドリーくんは、熱心なパンクキッズで普段は HI-STANDERD とか BRAHMAN みたいなジャパニーズハードコアの話しかしないのですよ。なのに、トキドキ突然ピカピカのポップソングにハマって楽しそうにオススメしてくる。実はイギリスのアイドルグループ ONE DIRECTION も熱心にオススメされたよ。ONE DIRECTION といえばドリーくんとイメージが固く結びついてるほど。でも彼らの楽曲も「GLEE」でたくさんカバーされた気がする。このデビューアルバムの一曲目もカバーされた。「GLEE」の曲は全部ボクは好きだから、このアルバムをオススメされた時もスッと馴染めたよ。
●このへんの男性アイドルグループって時代時代で誰かがどこかで活躍してるよね。BACKSTREET BOYS とか 'N SYNCJUSTIN TIMBERLAKE を輩出)とか。もうちょい古いと TAKE THATROBBIE WILLIAMS を輩出) か。誰かが一人ブレイクを果たして独立してくパターンがありそうだな。人気メンバー HARRY STYLES は最近ソロ活動を始めたんじゃなかったっけ?と思って検索したら、映画「ダンケルク」で俳優デビューしてるとな。「ダンケルク」、やっぱ観に行こうかな。もうやってないか。
●あ、ドリーくんはパンクキッズでもあり、欧米のアイドルウォッチャーでもあるが、ヘヴィなアニメオタクでもあって、決して開封されないブルーレイボックスセットを無限に買ってしまう男でもある。だからアニソンへの造形も深い人の趣味を色々教えてもらうって楽しいね。


●うーん、最近は、うまく眠れないよ。少しクスリを増やしてるんだけど。

●ノーベル文学賞、カズオ・イシグロさん。読んでみたくなった。本屋さんに行こう。
アンソニー・ホプキンス主演のイギリス映画「日の名残り」の原作者だったのか。あの映画は好きだったよ。
●最近のアンソニー・ホプキンスの重要な仕事といえば、ちょいと悪趣味なドラマ「ウエストワールド」だけどね。


10月1日にラスベガスで起こった銃乱射事件。
死者58人、負傷者500人以上。アメリカ史上最悪の銃乱射事件になったとな。
●地元に住んでた64歳の白人男性が、19丁の改造銃をホテルに持ち込み、コンサートの観客の頭上から銃弾を連射し続ける。射撃地点から会場までは数百m離れてて(GoogleMapで一目瞭然)警察ですら最初はどこから射撃されてるかわからなかったほど。そんな強力な銃を犯人に売った店主は「彼はごく普通の男だったよ(EVERYDAY MAN)。趣味に使うと言ってた」…一体どんな趣味だ?全部で50丁近くの銃を持ってたんだぞ。
それでもトランプ氏は、銃規制問題には一言も言及しない…。

アメリカ合衆国憲法・修正第二条に書いてある…「(人民の武装権)規律ある民兵は、自由な国家の安全にとって必要であるから、人民が武器を保有し、また携帯する権利は、これを侵してはならない。」修正第一条が「信教・言論・出版・集会の自由」だから、アメリカでは「銃で武装する権利」はめっちゃ高いレベルの自明な権利なのね。日本国憲法なら第一章「天皇」に続く、第二章「戦争の放棄」みたいなポジションだよ。憲法の根幹の位置付けだよ。

●アメリカドラマ「ウエストワールド」を見た後では、アメリカの見え方も変わってしまった。
●法も秩序も及ばない開拓時代のフロンティアは丸腰では生き残れなかった場所で、自分の命と財産を守るのは「銃」以外になかった。それを大過去の歴史として「かつてサムライは日本刀を持ってた」なんて流さないで、今だにアメリカ人は「銃」の威力を信じてるトコロに驚く。ハイテクテーマパークに再現された開拓時代の辺境で、絶対に抵抗しない人造人間たちを銃を向けて射殺したりレイプしたりして楽しむ観光客が「本当の自分を見出すために、欲望に忠実になれ」と楽しげに言う気分に、底知れない恐ろしさを感じたよ。

●そんで、ボクは事件が起きてから、このラスベガス出身のロックバンドを聴き続けてる。
●名前が THE KILLERS ってのは、たまたま過ぎる偶然だけど、バツの悪い皮肉みたいだ。

THE KILLERS「HOT FUSS」

THE KILLERS「HOT FUSS」2004年
●何もない砂漠の真ん中に煌びやかな歓楽街が建設されたのは実は戦後以降のことで、このラスベガスには100年分も遡れるような歴史はほぼない。そもそも街を作ったのはニューヨークのマフィアだし。そして今は年間4000万人以上の観光客(←これ日本全体の訪日外国人の2倍)を集める大都市。なのに、この街から生まれたロックバンドはこいつらしか思いつかない。彼ら自身も「新人バンドには演奏する場所もないし、そもそもミュージシャンも少ない」とインタビューでぼやいてる。そんな場所なのか。
●さてこの連中、2000年代前半のガレージ・リバイバル/ポストパンク・リバイバルの中から登場してきたたくさんのバンド群の中の一つ、という印象だった。このシーンはどちらかといえばイギリスで盛り上がったバンドブームで、最初ボクは THE KILLERS もイギリスのバンドだと思ってた。ところが聴いてみると、なんだかすごく野暮ったい音楽。同期として FRANZ FERDINANDO の名前が上がるけど、彼らのようなアート学生風の洒落っ気はないし、このシーンで重要だったキレのいいギターサウンドもイマイチ。ベターッとしたギターや雑なシンセ使いが田舎臭いと思った。そしたら出身地がラスベガス。ギャンブルに高揚する観光客で賑わうカジノの灯りを、オレらには関係ない場所、または将来の勤め先、みたいにぼんやり眺めてた若者が鳴らすロックなのか。まーそんな第一印象だったので、割とリリース直後に買ったのに、ちょいと聴いただけでそのまま放置してた。
●ただ、今週は、このバンドをずーっと聴いている。本国よりも先にイギリスでブレイクしたというけど、擬似ブリットポップな気分は全然ない。THE LIBERTINES ARCTIC MONKEYS のようなヒリヒリするガレージ感覚とも違う。でもバンド自身が公言してたようだけど、当時のアメリカのメインストリームだったポップパンクエモとは圧倒的に距離がある。でも、こんだけ聴いてると、ジワジワ効いてくる。何が効いているのか、説明できるかな?
●ビートを走らせてスピードのカタルシスが得られるでもなく。トリッキーなアレンジのギミックを仕掛けるでもなく。ボーカルにとびっきりの個性があるわけでもなく。ただ、ひたすら実直に、骨太のギターサウンドを鳴らし、ボーカルが朗々とクッキリとしたメロディを歌う。ただそれだけ、でも小細工ナシの潔さがある


THE KILLERS「SAMS TOWN」

THE KILLERS「SAM'S TOWN」2006年
●前作からチョッピリな比率で関わってた英国王道のサウンドメーカー ALAN MOULDER U2 などの仕事で知られる FLOOD までが全面的にプロデューサーとして参加しているのに、むしろアメリカンロック濃度が上昇したセカンドアルバム。シンセサウンドの存在感は増えてるはずなのに、泥臭さ埃臭さは増量してる気がする。そしてそれはこのバンドの個性がよりはっきりしていくコトであって、ボクとしては歓迎だ。前作「HOT FUSS」とペアで聴きながら、ボーカリスト BRANDON FLOWERSバタ臭い熱唱とキャッチーなメロディに心揺さぶられる。こんだけ毎日聴いてると、この骨太感覚がタマラン。モッタリした感じもむしろ安心させてくれる。
「SAM'S TOWN」というアルバムタイトルは、ラスベガスに実在する同名のホテルのコトらしい。バンドメンバーが若い頃に窓からココのケバケバしい看板を眺めてたとな。検索してホテルのサイトを見ると、確かにケバい。ケバすぎる。しかしお値段は割とお安め、泊まってみようかなーと思ったら、GoogleMapで見ると中心街からドエラく離れた町外れ。ラスベガスの街が東側で終わるあたりにある。銃乱射事件の現場とは完全に無縁な場所だわな。彼ら THE KILLERS のメンバーが見て来たのは、煌びやかな街のイメージとはウラハラに、そんな煌びやかさの中途半端でパチくさい側面をずっと鼻先に見せつけられ、自分の何者でもない日常との格差を思い知らされ続けた風景、そんな環境を想像してしまう。その奇妙なネジレはロックが発火するに十分な火種になるだろうね。一瞬 BRUCE SPRINGSTEEN を連想する場面もあった。

THE KILLERS「DAY AGE」

THE KILLERS「DAY & AGE」2008年
●ここに来て、ハッキリとしたメリハリでアレンジのスタイルが変貌してます。シンセ比率が増大しまして、荒ぶるギター圧力が減少してしまう。びっくりするほどダンス志向に転換。シングル「HUMAN」なんて、リリックに「ARE WE HUMAN ? OR ARE WE DANCER ?」って歌っちゃってるし。彼らが影響されたアーティストに PETSHOP BOYS、NEW ORDER などなどが挙げられるのがココに来て理解できた。しかも本作のプロデューサーは STUART PRICE。一瞬忘れてたけど、LES RHYTHMES DEGITALES の名で知られるフレンチハウスのクリエイターだ。マジでダンスミュージック化か。とはいえ、バンドサウンドが完全に脱臭されるはずもなく、メロディの実直なバタ臭さは健在だ。
●WIKIを見てたら、彼らの音楽を「HEARTLAND ROCK」と位置付けてる表現を見つけた。「ハートランドロック」ってなんだ?初耳。WIKI をさらに熟読すると、労働者階級の視点から発信された80年代のロックのコトらしい。先ほど名前を出した BRUCE SPRINGSTEEN、先日このブログで取り上げた JOHN COUGAR/MELLENCAMP、そして TOM PETTY & THE HEARTBREAKERS が代表選手。アメリカの東端・西端の先進地域じゃなくてど真ん中の田舎の生活。主だったテーマは、中西部からラストベルト(衰退する工業地帯)に住む白人ブルーワーカーのための、都市の物陰に隠れたロマンス、苦いノスタルジー、故郷の衰退、失業と限られたチャンス、幻滅と疎外と絶望の物語。たとえ THE KILLERS の音楽がダンスロックに接近しようと、彼らが歌っているのは、こうした名もなき人物の悲喜こもごもであるというわけだ。「DUSTLAND FAIRYTALE」とか曲名が直球でそんなメッセージを含んでると思わせるよね。

ラスベガスの銃乱射事件の犯人が何を考えていたのか?それは全然わからない。
●64歳まで歳を重ねて、地元でフィリピン系の女性と愛ある交際をしていた。犯行の直前には彼女のフィリピンの実家に家を買う資金を送ったりもしてる。数十丁の改造自動小銃を集めてたコトは常軌を逸してると思うけど、周囲の印象は「ごく普通の男」だったわけだ。「ごく普通の男」が先進地域カリフォルニアと中西部ネバダの境目にあるラスベガスで眺めてた風景は、幻滅と疎外と絶望と苦いノスタルジーだったのかな。その絶望に、他人を引きずり込むことは決して許される行為じゃないけど。



●この動画、ロケーションがなぜか東京、歌舞伎町周辺とか。



●息子ノマド高校一年生が、「ドラゴンクエストX」を突然再開しやがった。
「Wii U でのサービスが11月に終了で、SWITCH に移転してください」的なお知らせが来て。大金払って買った不動産(全部ゲーム内のコトね)が消失しちゃうので、せっせとダウンロードした顛末。
●このゲーム、実は2012年の夏にリリースなのよね。つまり5年前で息子ノマドは小学生。小学生がいきなりオンラインRPGで普通に他のプレイヤーと社交しながらゲーム進めてたと思うと、改めて2001年生まれ21世紀少年はネットにかけてはマセてやがると再認識。その一方で、ゲーム業界で5年はかなりの長寿、スクエニが未だにこのゲームを真剣に運営してるのもド根性だなと思う。「ドラクエXI」を終わらせちゃった人に向けて「X」をどうぞとTVCMまで打ってるからスゲエ。
●ただ、これでまた月額課金発生すんのか、と思うと…。アマゾン、ネットフリックス、HULU、スポッティファイなどなど、我が家のオンライン系課金はどんどん膨らんでいくな…。


●ということで、ドラクエにモニター占拠されて土曜の夜の「ブラタモリ」も見られないボクは。
●PCを開き、ネットフリックスでヒップホップのドキュメンタリーを見てたのだった。

「アート・オブ・ラップ」2012年

「アート・オブ・ラップ」2012年
●ウエッサイのベテランラッパー、ICE-T が監督/出演して、ヒップホップの偉人を巡るドキュメンタリー。GRANDMASTER KAZ、AFRIKA BAMBAATAA のような伝説のオールドスクーラーから、EMINEM、MOS DEFKANYE WEST といった第一線の選手までが登場する。テーマはタイトル通り「ラップの芸術/技術」。リリックやライミングのスキルやテクニックを掘り込んでいく。
●天才の誉れ高い RAKIM「16個の点を紙に打って、16小節に見立てる。ここにグラフが見えてくる、そこに入る単語や音節がどんどん浮かぶ。ビートが完璧ならそこに置き換えの利かない言葉がハマっていく」と渋く語る様子などが実にクール。ICE CUBE がラップは「ストリートの知識」だと主張するのも説得力のある言葉。誰も知らないストリートの現実を政治家に発信し、政治家たちの動きをストリートにわかりやすく伝える。ギャングスタのスタイルと政治的アプローチを持ち味にする彼らしい発言。SNOOP DOGG 「ラップを考える時は、たっぷりマリワナを吸って、オンナを2人くらいはべらせて、自然な雰囲気を作りたい」と普通に言い放つ感じもタマラン。
●ぶっちゃけ、ヒップホップって「セルフボースティング」つまり「オレ自慢」がテンコ盛りじゃないですか。オレが最高、オレは金持ち、ゴールドの鎖にピストル、誰もオレに勝てない、的な内容じゃないですか。まーこの部分においては、ヒップホップが好きなボクも実は興味を持てないでいる。ただ、この映画でボクは「ラップがいわゆるポップミュージックの歌詞として発生したわけではない」という根本の起源の問題に由来することを知った。MOS DEF Q-TIP のラップを引用して語る。「ラップをポップと呼ぶならストップしてくれ」
●これについては、KRS-ONE が説明する「ダズン(DOZEN)」というアメリカ黒人固有の文化の話が興味深い。かつて身体や精神に問題のある奴隷は12人セットつまり1ダース(=ダズン)でまとめ売りされた。そこで顔を合わせた12人の奴隷はお互いを貶し合う。その話芸の良し悪しを競う風習が「ダズン」そしてこれがラップのバトルに繋がる。やもすると暴力や殺人にも繋がる諍いを、言葉の応酬に置き換えて勝敗を決することとする。それがラップの起源。ギャング集団の領袖だった AFRIKA BAMBAATAA がコミュニティを平和にするためにヒップホップ集団 ZULU NATION を結成、ラップを言葉のスキルを競わせるアートに成熟させたわけだ。
BRAND NUBIAN LORD JAMAR が語った話も重要だと思った。「当時、経済の事情で教育費が削減され、学校から楽器類が消えてしまった。」それまでは楽器を演奏する黒人は珍しくなかった。ジャズも黒人が産んだ音楽だ。しかし、ピアノもギターも管楽器も、学校から消え失せてしまった。狭い団地住まいじゃ楽器を置く場所もない。そこで唯一、音楽を奏でてくれるモノ、レコードプレイヤーを楽器にした。「ヒップホップは無から何かを生み出した。それがヒップホップの精神」


●そんで、関連音源を聴こう。

ERIC B RAKIM「DONT SWEAT THE TECHNIQUE」

ERIC B. & RAKIM「DON'T SWEAT THE TECHNIQUE」1992年
●たくさんの取材対象者で気になったのは、やっぱ RAKIM。トラックメイカー ERIC B. とのコンビを解消する直前のアルバムを聴こう。ここで一番好きな曲は「KNOW THE LEDGE」。同年の映画「JUICE」のサントラでも大きな存在感を放ってたシングル曲だったし、92年のリアルタイムでも聴いてた。ICE CUBE が語った「STREET KNOWLEDGE(ストリートの知識)」にもニュアンスが繋がる。
●様々なジャズレコードからサンプルしたであろう強力なベースやフルートのループがクールすぎる。タイトなドラムは RAKIM 自身が生で叩いてたりするらしい。ただ、ラップの内容に関しては、韻踏みまくってるコトはわかっても、英語の歌詞の意味がワカンナイ。語学力の限界…というか表面的な意味と比喩的な意味が絡まってるようで…ニューヨークの土地勘もないとダメっぽい…。残念。
●ただ、現代のヒップホップとは違うスリリングなスピード感、シンセを使わないサンプル主体のビンテージ感、そしてテクニカルでヴィヴィッドなスクラッチプレイ、クールで奇を衒わないラップのフロウなどなど、80年代〜90年代の境目のミドルスクール期の美味しいトコロが満載。古典はイイねえ。





●地上波ドラマの切れ目の時期だから、配信サービスで色々見ちゃってる。

●AmazonPrimeVideo「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第二部。
主要キャラが壮絶に戦死する結末は、切ないバッドエンドなのか、脇役仲間の命を守ったハッピーエンドなのか、微妙な気分。「少年兵」から徐々に成熟して、自分の人生を内省できるようになる盟友たちに比べて、右半身不随になってもガンダムで戦い続けることだけを選んだ主人公・三日月は、最後まで戦争稼業以外に生きる術を見つけることができなかった。やっぱちょっと悲しい。

●Hulu「ウエストワールド」
●最先端のバイオテクノロジーで造形された人造人間「ホスト」が、開拓時代のアメリカ西部を再現したテーマパークで「ゲスト」を迎える。これがディズニーのウエスタンランドみたいに牧歌的と思ったら大間違い。開拓時代の辺境に法と秩序は存在しない。ゲストは正義のガンマンまたは悪党の無法者になって、ホストを射殺したりレイプしたり好き勝手に暴力的欲望を振りまくことができる。えー!「開拓時代のフロンティア」にアメリカ人が見出す価値って「暴力の自由」なの?そこがショック。これじゃ銃規制なんてできないよ。その一方で殺されては復元されてを繰り返すホストたちには、特殊な自我が芽生え始めて…。人造人間と人間の違いは?何が人間を人間たらしめているのか?誰が人間で誰が人造人間なのか?予想以上に深いテーマを取り扱うタフな作品。

●そして今日から見始めた、NETFLIX「アカギ」
福本伸行先生の傑作を実写化。アカギ=本郷奏多 VS 鷲巣=津川雅彦の特殊麻雀対決。ボクは「カイジ」派だったので「アカギ」は初遭遇。しかも昭和40年(1965年)のお話だったのね。NHK朝の連ドラ「ひよっこ」と同じ時代(1964年〜1968年)だったのね。

「ひよっこ」も最終回まであと数日。
●ストーリーの中で起きた事件と言えば父親の失踪(記憶喪失)だけで、中盤にはそれも解決しちゃってたので、思えば物語のスケールは近年で一番最小な気がする。なのに、このキャラクターたちへの深い思い入れはナニ?脇役全員に幸せなオチを丁寧に用意して回収しまくってるけど、そして最後のカタルシスはどこにいくんだろう?



●100円コーナーで漁った音源を聴く。今日はR&B/初期のヒップホップ・ソウル。

MICHELLE「MICHELLE」

MICHEL'LE「MICHEL'LE」1989年
●いやー渋いわ。ヒップホップソウル最初期のシンガーだよ。まだ80年代だもんね。100円だから買えるって感じ。名前だけ知ってたからレジに持って行った。MICHEL'LE と書いて「ミッシェル・レ」と読みますが、リアルな発音はどうなんだろう?
●しかし、いざキチンと聴こうとしてクレジット見てたら意外な発見がいっぱい。メインのプロデューサーは DR. DRE、レーベルは EAZY-E RUTHLESS RECORDS完全に西海岸ギャングスタラップの開祖 N.W.A. の関係者じゃないか。当時彼女は18歳だったというけど、あの半分ギャング集団にこんな女子がいたんだね
●ナニゲにキチンとベースがディスコファンクしてる DR. DRE 制作のトラックに、若さに任せた声で乗っかる彼女は元気ハツラツ。なんだか妙に高い「お子さま声」も駆使してくるクセもある。DRE と見られる人物がラップを挟む場面もあったりして。意外なほど聴ける。一方で、R&Bシンガーとしてはこの時代には欠かせなかったのか、正統派のピアノバラードも半分くらいを占めてる。
●WIKIで調べると、DRE N.W.A. 以前のキャリア、エレクトロファンクバンド WORLD WRECKIN' CRU の楽曲にも参加してたそうな。というか DRE と一時期交際してて息子も一人生んでるほど。ただ DRE のDVと仲間たちのギャングスタ路線についていけず離脱した模様。その後 DEATH LOW RECORDS SUGE KNIGHT と結婚&DV離婚してたりもして、結局ギャングスタ系ダメンズから離れられない体質の人だったコトが判明しちゃった。