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むー。さすがに異動直前とあってナニかと忙しい…。アレコレに手が回らない。

その一方で、アメリカから続々とCDが到着してます。
●円高モードを受けてアメリカアマゾンに注文したCDがどんどん我が家に到着。うわー楽しい。サンディエゴ、ロス、ダラス、カンザスシティ、オクラホマ、ペンシルベニア、サウスカロライナ、全米各地からポコポコとCDが来襲します。やっぱ盤質は日本の水準からイクと激劣悪ですが「NO LONGER THE PROPERTY OF THE SAINT LOUIS PUBLIC LIBRARY」ってベッタリシールが貼られてるようなCDを見ると、はるばるセントルイスの図書館から我が家までこのCDがやって来てしまった奇縁に感慨深いものを感じてしまいます。
●それとね、封筒を開ける瞬間がタマラン。わざわざ封筒の中の匂いを嗅いでしまうんです。ホンノリアメリカの匂いがするんだよね。中古CDのカビ臭だってワイフは言うけど、そのカビも含めて、アメリカのレコ屋の匂いがボクは大好きだ。


最近気になるカワイイ女の子。

土屋巴瑞季

土屋巴瑞季ちゃん、16歳。
雑誌「CANCAM」の表紙を史上最年少に務めたオンナノコ。高校の期末テストを終えてそのまま表紙の撮影に行ったとな。スゲエよだって1994年生まれでしょ。OASIS のデビューと同い年?……余談だが「CANCAM」専属モデルでは舞川あいくちゃんも注目だ。ていうか、彼女が「POPTEEN」の専属だった頃から注目してます。


アンジェラベイビー

アンジェラ・ベイビー
●つーか、都内各所に看板ポスター展開してるよね、ワリとティーザー風な露出で。彼女メチャ気になるわ、カタコト日本語も含めて。香港から襲来するモデルさん。向こうじゃ女優さんもやってるらしい。「グラビア界の黒船」リア・ディゾンなんか比較にならない大物の上陸だと思う。チャイナパワー炸裂。


満島ひかり

満島ひかり
映画業界で今年の注目株話題沸騰ってハナシ。最新作「悪人」で重要な役を務めてるらしい。是非見なくては!もう一個気になるポイントが彼女の前歴。オキナワ出身のダンスポップユニット「FOLDER」のメンバーでした。三浦大地くんのボーイソプラノが好きだったねえ(パラシューター!)。変声期を迎えた大地くんが脱退、「FOLDER 5」と改称してパラパラ~ユーロビートユニットに変身した時には、ガッツリセンターを務めてました。その時はボーイッシュなショートカットだったな。


あなたの山下くん

あなたの山下くん。山下真弓さん。
●いきなり気分が変わって、ニコニコ動画のカルトスターです。体重計メーカーのタニタで営業をしてる女性です。少々無愛想なテンションで淡々と商品PRを務める様子と、絶妙なメガネ気分がややツンデレテイストで、奇妙なフェティッシュ本能を刺激します。彼女自身も然ることながらこの動画を作ってる人自身が、ニコニコ文化をガッツリ理解してるが故のインパクトです。あと現場に好き勝手を許すタニタの度量もヨシ。やー彼女が東急ハンズで販促してたら是非行きたいわ。


日本橋ヨヲコ「少女ファイト」7

日本橋ヨヲコ「少女ファイト」7巻
●7巻の表紙は、黒曜谷高校バレー部キャプテン・犬神鏡子さんです。常に余裕のクールビューティ、ワキのラインが実にキレイです。バレーに燃える少女一人一人の胸に巣食うドス黒いトラウマを、片っ端から掻き回してムリヤリ浄化してきたこの物語、とうとうこの冷徹な女王の懐にもザックリ手を突っ込む。本来鉄面皮の彼女の表情が微妙に揺れる様子にココロが震えます。主人公・練の渾身の叫びに、思わずジワリ涙ぐむキャプテンの微笑みが実に可憐。うわーくるわ。
●この日本橋ヨヲコさんの作風って、本来は青春のトゲトゲを致死量の毒を以て描くサドマゾストロングスタイルで、その暑苦しさが実に苦手だった。なのに、この「少女ファイト」に関しては、過酷な宿命を描きつつも、ソレに報いる救いと浄化がより輝いていて、スゴく気持ちよく読める。こんなにトラウマ解決しちゃってイイの?と思うくらいに。
●そしてココ重要なんだけど、トゲトゲだった登場人物たちが、トラウマの浄化と成長を経てどんどんキレイになっていくのです。「狂犬」とあだ名された主人公・練ちゃんに至っては、すっかりカワイいオンナノコになっちゃって、オマケにバストまでふくらんじゃって、めっちゃチャーミングになりました。日本橋ヨヲコさんは女性作家なのに、その画風や質感(クッキリとした輪郭線!)は男心を的確に掴む見事なフェチ感覚を備えてしまってて(ムカシはそうじゃなかったはず!)、結果ボクはまんまとヤラレてます。


●名探偵は変人でした。

「シャーロック・ホームズ」

●DVD「シャーロック・ホームズ」
●夏休みのハイテンションな道楽生活に疲れた息子ノマドは、とうとう過労から熱を出して寝込んでしまいました。そんなヘタレ小僧のためにワイフがレンタルしてきたDVDがコレ。ベルヌ、江戸川乱歩の読書にまで到達したノマドには激ハマリであろうジャンルかも。ボクともどもコレは思い切り楽しみました。
●この映画の設定がユニークなのは、ホームズの相棒ワトソンくんが、ジュード・ロウ演じるイケメンであること。ホームズがむしろ野暮ったくて、常規を逸した変人に仕上がってます。爆笑するほどイカレテます。ホームズを演じた俳優さんはロバート・ダウニーJR. という人。実はあまり知らない…最近は「アイアンマン」を演ってる。この逆転設定に、ノマドは作品冒頭「ドッチがホームズか分からねえ!」と叫んでました。宮崎駿が監督を手掛けたアニメ「名探偵ホームズ」(登場人物がゼンブ犬)では、故・広川太一郎が演じたホームズこそが洗練された紳士で、ワトソンこそタダのオヤジって設定だった。ノマドが以前からビデオで楽しんでたのはコッチだったので、ギャップはデカかったに違いない。
●さらにイカしてるのは、ホームズ&ワトソンは天才的な観察眼と膨大な知識に基づく洞察力がハンパないだけでなく、強力なマーシャルアーツの達人って設定なのね。躊躇なく格闘戦に挑み、大男をボキボキに打倒します。
●監督はガイ・リッチークスんだ世界観で19世紀末の魔都ロンドンをザラリと描いていてクール。ジェントルなヴィクトリア朝時代のイメージを裏切り、場末の貧民街をリアルに描いているトコロが好き。そして変人ホームズが、この魔都を泳ぐように楽しみながら活躍するサマも好き。



●変則R&Bが楽しい。

TRUTH HURTS「TRUTHFULLY SPEAKING」

TRUTH HURTS「TRUTHFULLY SPEAKING」2002年
●今日聴いていたのは、激安ワゴン380円でゲットした女性R&B。2000~2005年頃は、ヒップホップ~R&Bのリズム実験が過激になり過ぎてヘンテコなトラックやビートがアホみたいに溢れたものでした。彼女のヒット曲「ADDICTIVE(FEAT. RAKIM)」はインドの映画音楽(信じられないほどのハイトーンでへんな節をつけて歌う例のアレ)をサンプルした奇妙なトラックが耳に残りまくってて、そんで思わず買ってしまいました。
●でもね、ヘンテコトラックはこの1曲だけ。このアルバムは DR.DRE 全面プロデュース、ドレ師匠「2001」以降の重心の低い G-FUNK マナーが貫かれてて、ナニゲに聴き応えがあるのです。トラックメイカーはドレ師匠、DJ QUIK、MEL-MAN などウエッサイなメンツ、そして TIMBALAND、R. KELLY、HI-TEK などが参加。這い回るベース、偶数拍にペタッペタッと打ち込まれる軽いスネアがダルくてイイ。ソコにスパイシーなボーカルがノッかったり、雰囲気重視の浮遊感ボーカルがノッかったり。ワリとイイ買物でした。
●でもさー、ボクは黒人さんにとってのセックスアピールのポイントがつかめないんだよねー。この TRUTH HURTS さん、気合いの入ったマユゲやポッテリし過ぎのリップ、シェイプされ過ぎの頬のライン、ガッツリ作り込んでますけど、コレイケテルのかなあ?内ジャケなんてドキツい半裸フォトもあって、フェロモンモンなお色気に自信があるみたいなんですけど、草食系のボクにとってはコワいだけです。

ADASSA「KAMASUTRA」

ADASSA「KAMASUTRA」2005年
TRUTH HURTS さんが仕掛けたインドモチーフのサンプルがもっとあったら楽しいなと思い、「カーマスートラ」と名付けられたこのアルバムを聴いてみました…けど、全然インドではありません、コレは「レゲトン」です。レゲトンが一世風靡したのは2004~2005年あたりかな。ズバリこのアルバムの時代だ。リズム実験の果てに、プエルトリコ系のアーティストが自分たちのラテンルーツとダンスホールレゲエを結びつけた。それがレゲトン。イギリスにとってレゲエは大きなインスパイアになったが、実はアメリカでレゲエが大きな影響力を持った瞬間ってそんなにナイ。レゲトンはそのレアな一瞬だったと思う。ヒップホップとダンスホールの交配種として独自進化したキメラ的存在。実にオモシロい。
ADASSA ちゃんはコロンビア系の両親の下、アメリカ領ヴァージン諸島というカリブ海の島で育ったという。実にレゲトン的なルーツ。ダンスホールレゲエの気分を直球で導入した重心の高いトラックの上で、スパニッシュのリリックを、アゲアゲのテンションとチョッピリの哀愁を交えて熱唱してます。

AKSENT「INTERNATIONAL」

AK'SENT「INTERNATIONAL」2006年
●本場のダンスホールルーラー BEENIE MAN がフックラインで色を添えるシングル「ZINGY」が絶妙なグルーヴでクール。レゲトン気分もなくはない。しかし彼女はブラックとチカーノのハーフとして生まれた西海岸ロス育ち。レゲトンはカリブ海から東海岸(またはマイアミ)エリアで発信されたスタイルだから、スパニッシュを器用に歌いこなすとしても彼女の音楽は厳密にはレゲトンにはならないな。トラックメイカーも西海岸系、THE JUGGANAUTS というチームが活躍してる。他に知ってるメンツとしては DJ QUIK。KOOKIE ってヤツはノルウェーのプロデューサーみたいだなあ。「KRUNK KRUNK」という楽曲は KRISS KROSS のチビッコヒッツ「JUMP JUMP」1992年のリメイク。うんコレ楽しい。

KAT DELUNA「9 LIVES」

KAT DELUNA「9 LIVES」2007年
●彼女はカリブ海/ドミニカ共和国育ち、そしてニューヨークでキャリアを起こした娘。で、これまたレゲトン風味なのです。フィーチャーアーティストに ELEPHANT MAN とか仕込んじゃってるし、ボーナストラックは代表曲をスパニッシュで歌い直したりしてるし。「WHINE UP」みたいな曲は実に楽しいね。
●ただし、ココで注目すべきは全ての楽曲をプロデュースしている RED ONE という男。チキチキと重心の高いリズム構築を施してレゲトン風味を出してるけど、ワリと四つ打ち感覚とベース圧力が強いのと優雅にシンセが鳴るのが個性的。コイツは北欧系、モロッコ系スウェーデン人というユニークな出自なんだけど、このアルバムの仕事の後で、これまた希有なポップシンガーに出会う。誰かというと…今をときめく LADY GAGAGAGA のファーストアルバムで数曲のプロデュースを手掛けるんですわ。
●レゲトン亜種としてこのアルバムがボクは以前から気に入ってたんだけど、GAGA のブレイクから逆算して、別の価値を見つけてしまいました。そんな前提でジックリ聴いてみると LADY GAGA の楽曲アレンジに繋がる気分が見えてくるんです。

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