ワールドカップ、ロシア大会。日本戦初戦。相手はコロンビア。
●サッカーはナンにも知識がない我が家も、こういう時だけはテレビの前で中継を見る。
●ワイフと娘ヒヨコがなぜか大爆笑。「コロンビアのあの人、マユ毛がいい感じ!」

ボクが気になったのは、ピッチの周囲を囲む LED 広告だわ。
●今回の大会は、今まででは見慣れない会社の名前がいっぱい出てくる。
COCA-COLA や ADIDAS、VISA、MCDONALD は、まー見慣れた広告主だな。
ただしここから先が目新しい。

●一方で、QATAR AIRWAYS とかがいる。次回大会のホスト国カタールの航空会社。
●そして、HYNDAI / KIA MOTORS現代起亜、韓国の自動車会社だね。
WANDA。大連万逹集団。中国の企業グループとな。ここから初耳ばっかり。
HISENSE。これも中国系の家電メーカー。1969年創業の老舗。
蒙牛(MENGNIU)。中国、内モンゴル自治区方面の牛乳メーカー。
VIVO。中国のスマホメーカー。東南アジアからインドまで販路を確立してる。
雅迪(YADEA)。中国のオートバイメーカー。スクーターを作ってるらしい。
帝牌(DIKING)。中国の紳士服メーカー。
中国企業がたくさん出てきた。勢いがスゲえな!
●確かに中国企業のプレセンスはホンモノになってきてるのかもしれない。
●しかも、上海とか北京とか香港とかの大都会から出発したわけじゃない企業ばかり。中国の奥行きの深さ、予想以上だわ。なんで内モンゴルの牛乳屋さんまで出てくるんだ?
日本企業は不在です。ちなみにロシア本国は GAZPROM という半国営のエネルギー企業が入ってる。


●今日の音楽。

dabrye two:three

DABRYE「TWO/THREE」2006年
●これは、Amazon Prime Music で見つけて、ここしばらく愛聴している音源。エレクトロニカ風味が濃厚に漂うアブストラクトヒップホップだ。鬼才ラッパー MF DOOM をフィーチャーした「AIR」という曲がクールすぎる。幽霊が呻きあげるようなシンセ音に絡みつく濃密なラップ。ジャケの不気味さと直結するイメージが最高。
●そもそもでこの盤の主人公、トラックメイカーの DABRYE はミシガン在住の白人クリエイターで、テクノやアシッドハウスもやる人物らしい。そんな彼がダウンテンポのループトラックを組んだ。ひたすらドス黒い音響は、ファンクネスの中にどこかギクシャクした機械仕掛けのキシみを感じさせて、普通のヒップホップのトラックとはどこか異質で新味。そこになんだか分からんマニアックなアングララッパーたちが乗っかる。一体誰だ?VAST AIREって?BEANSって?KADENCEって?GUILTY SIMPSON & PARADIMEって?みんなかっこいいじゃないか!INVINCIBILE & FINALE は片割れが女性ラッパーだわ、誰だか知らんけどかっこいい。
●インストトラックも単純なインタールードにはならない。むしろ彼の本領はインストトラックにこそ発揮されるかも。基本的にワンコンセプトの一撃だけでループしていくだけなのに、その粗末さが闇夜の廃墟に踏み込んだような緊張感を出す。そこにグリッジノイズが入り混じっていく…。
●締めの一曲「GAME OVER」は夭逝の天才 JAY DEE とその盟友 PHAT KAT が客演。要素を絞り込んだ単純なループなのに気の抜けたオルガンとラップの共演が効果的に真っ黒なファンクネスを噴霧する。シンプルすぎる構造が中毒性を増す。
●これ、実は三部作とあって、第一部「ONE/THREE」2001年も Amazon で聴ける。コレはラップ客演なしの完全インストトラック集。そんで第三部「THREE/THREE」はなんと今年2018年にリリースされたばかり。本人も続きを作るの完全に忘れてたでしょ?ってくらいブランクが空いてる。コッチはさすがにまだ未聴。


●CDもレコードも相変わらず買ってるんだけど、今週は同僚からたまたま配信モノのオススメを教えてもらったので、まずはボク自身の配信のお気に入りを紹介してみた。同僚のオススメは、なんとボーカロイドものなんだけど、コレはコレでなかなかの新味、後日改めて取り上げたいなと思います。





●あ、日本代表、コロンビアに勝っちゃった!すごいぞ!わーい!

●それと、広告はいっぱい出してるけど、中国代表は出場できてない、コレもスゴイ。
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ワイフのお手製チーズケーキを我が家では「ふわふわさん」と呼ぶ。
●文字通り、出来立てだと本当にふわふわしてるから。
●お店で買うケーキは、ふわふわは落ち着いて普通に凹んでしまうから差別化されてる。
●娘ヒヨコは大喜びするので、今日は材料のタマゴはボクがスーパーまで買い出しした。


「TOWER RECORDS のポイントがまもなく失効します」
●とワザワザメルマガでお知らせがあったので、
●その場でポイントを使ってオンラインでCDを注文したら。
●一週間経っても商品が届かず、その後「取り寄せ中につきもうしばらくお待ちください」とメールがきた。
あー。これでは Amazon には絶対勝てない。
●そもそもそんな商品を棚に並べておくなよ。イラッ!

●ちなみに注文したのは、新曲「THIS IS AMERICA」が全世界でバズってる、CHILDISH GAMBINO の旧譜。
●そもそもスポッティファイで聴けるのに。なんでボクも注文したんだろう?



CHILDISH GAMBINO「THIS IS AMERICA」2018年
銃社会アメリカをユーモア溢れる表現で風刺するこのビデオ。俳優ドナルド・グローヴァーとしても活躍する彼のダンスや顔芸も注目。彼が主演したドラマ「アトランタ」は Hulu で全話しっかり楽しみました。ドラマで彼と組んだ日本人ディレクター HIRO MURAI さんがこのビデオも手掛けてる。
●銃撃のシーンに、アメリカの人にはホントビックリするらしい。楽しげなムードを一変させてしまうから。ただボクは、彼がMVで披露しているようなダンスが踊れたらどんなに楽しいコトだろうと夢想してしまう。


●ちょっと前の話題で恐縮ですが、西城秀樹さんが亡くなりました。レストインピース。
●会社の飲み会で、新橋の昭和歌謡バーに行きましたらやっぱり西城秀樹さんヘビーローテション
●世代的には子供すぎてさほど関心持てなかったんですが、ここで知らなかった数々の名曲に接触!
●ということで、7インチシングルを中心に西城秀樹さんを探し始めたんだけど…。
●関心の高さで言えば、今が一番品薄だよな。何も見つからない。
●あ、やっぱりスポッティファイにもない。APPLE STORE にはダウンロードで売ってるけど。

そこで今日は、別の7インチ音源をアレコレ聴くことにします。

和田アキ子「夜明けの夢」

和田アキ子「夜明けの夢」1971年
下北沢 GRAND RECORD STORE にて100円で購入。どちらかというとB面の「ジャンプ・アップ・アコのテーマ 翼もないのに」が聴きたくて。これでジャンプブルースだったらスゴイじゃないですか。聴いてみたらR&Bテイスト濃厚のディスコフレーヴァーな女性コーラスがポップな内容でした。A面もリズム&ブルースと昭和歌唱マイナーコードのサウンドクラッシュです。ライター陣は、阿久悠&都倉俊一と大御所でありました。

THE SHOCKING BLUE「VENUS」

THE SHOCKING BLUE「VENUS」1969年
●同時代の音源をと思ったらこんなの出てきた。あーこんなの買ってたっけ。BANANALAMA のカバーが世代的には耳馴染みがありますが、サイケデリックロックなパワーはコッチの方がボクの趣味であります。これもB面曲「HOT SAND」が味がありますわ…ファズギターを基調に、インド風ビヨーンなフレーズを繰り出すリードギターが実に妖しい。あ、そもそもはオランダのバンドだったのね。「全米ヒットパレード第1位」とか書いてあるから、サンフランシスコとかのヒッピーバンドだと思ってた。

THE GOOSIES「MINI-NIMI ROCK」

THE GOOSIES「MINI-NIMI ROCK」1967年
●これも完全意味不明ながら、100円だから買った音源。ライナーノーツを読んだらドイツのバンドだってさ。勝手にフレンチポップのイェイェみたいなもんだと思ってた。バンド名の由来、GOOSE「ガチョウ」の意味(ジャケの女の子の周りにもガチョウがいる)だからか、テープ倍速で加工した変な声が特徴的。どうやらコミックソング扱いされてたみたいだけど、日本でもフォーククルセダーズ「帰ってきたヨッパライ」と同じギミックだと思えば納得できる。B面「ボレボレ(原題 WOOLE, WOOLE, GAENSJEN)」ザ・スパイダーズ「フリフリ」にテープ倍速の変な声を追加したみたいな曲でした。

HERBIE MAN「MEMPHIS UNDERGROUND」

HERBIE MANN「MEMPHIS UNDERGROUND」1969年
●確か去年頃、下北沢のフリマで買ったような。これは100円じゃなかった…一応 HERBIE MANN だし。でもスキャンしたジャケ写にあるような1500円では買わなかったはず。300円程度?
●ストレートアヘッドなジャズ・フルート奏者である HERBIE MANN が、メンフィスのR&Bプレイヤーと組んでジャズファンクとロックのミクスチャーにトライしてる模様。B面の「NEW ORLEANS」も同路線。しかし、7インチがゆえに収録分数がが少なすぎて。同名アルバムもあるらしいけど、そっちだと7分の曲が3分弱になっちゃう。アルバムもそのうち探そう。

GEORGE MCCCRAE「ROCK YOUR BABY」

GEORGE MCCCRAE「ROCK YOUR BABY」1974年
●時代が下って、ディスコ全盛期になってきました。ハイトーンが可憐なボーカルが気持ちいい、スムースなディスコナンバー。マイアミのインディソウルレーベル TK RECORDS からとあって、このレーベルの看板アーティスト KC & THE SUNSHINE BAND「KC」部分、HARRY WAYNE CASEY らが白人テイストで作曲を担当。でもやっぱり7インチの宿命、曲が短すぎる!B面が「ROCK YOUR BABY (PART2)」になってるんだけど、12インチだったら絶対一曲に繋げてるよね。
●この手のディスコシングルは、90年代までは銀座数寄屋橋の中古レコ屋「ハンター」で腐る程簡単に買えた覚えがある。実際たくさん買ってたし。90年代当時にこの手の音楽は誰も関心持ってなかったから激安だった。でもサラリーマンになってしばらく経って、いつの間にか「ハンター」は消滅してた。今では銀座でろくにレコードは買えないっす。

BONEY M「RASPUTIN」

BONEY M「RASPUTIN」1978年
ドイツのディスコグループですよね。ロシア帝政末期の怪僧ラスプーチンがモチーフですけど、なんでこんな変なモチーフが出てくるか?ホントにヘンテコですよね。ディスコ・ムーブメントは全世界に広がりましたけど、黒人さんがクリエイティブの根幹にあるアメリカのディスコに対して、ヨーロッパのディスコ(勝手にボクは「ユーロディスコ」と呼んでます)はどこかパチモン臭い。ディスコのコアであるブラックカルチャー自体が外来文化だから、ダンスのモチーフに黒人音楽以外の非西欧的な要素をギミックとして拾ってくるのに躊躇がない感じがある。この後に「ジンギスカン」も登場するし、フランスのディスコグループ BANZAI とかがカンフーやカラテを取り上げてくる。ヨーロッパ視点のオリエンタリズムが見えるような気がします。

TRUMPS「TRUMPS DISCO THEME」

TRUMPS「TRUMPS DISCO THEME」1974年
「なるほど!ザ・ワールド」フジテレビ全盛期の80年代を代表するクイズ番組で、当時小学生だったボクも楽しみにしてた番組ですわ。海外旅行が珍しい当時に現地ロケで体を張って取材してくる根性もコミで人気だったはず。その現場レポーターを務めてた増田由美さんは、品行方正な局アナのイメージを破壊する、型破りで体を張った取材ぶりで「ひょうきんアナ」の武名を一番最初に得た女傑でもありました(「ひょうきん族」に出演してないのにね)。お金をかけた海外ロケクイズ番組としては現在はTBS「世界ふしぎ発見!」が、命がけの肉弾戦を辞さない取材姿勢は日テレ「世界の果てまでイッテQ!」が、その遺伝子を受け継いでいるのでしょう。
●でも、そんな番組が、ディスコクラシックスである TRUMPS の曲をテーマソングに使ってたとは。しかも原曲は1974年。番組は1981年スタートと、思いっきりズレてます。フィリーソウルの総本山 PHILADELPHIA INTERNATIONAL とあって、これも優雅でスムースなディスコチューンですわ。B面の「STOP AND THINK」もスムースなディスコもの。うーむ、この流れで日テレの80年代クラシック「アメリカ横断ウルトラクイズ」のテーマも聴きたくなるなあ。

ホーネッツ「西部警察メインテーマ I フルサイズ」

ホーネッツ「西部警察メインテーマ I フルサイズ」1979年
●100円だからと言ってこんなモンまで買ってどうするんだろう?確かテレ朝放送だった「西部警察」は、石原軍団勢揃いってだけじゃなくて、無駄に非現実的なアクションが満載で当時小学生だったボクの心をワシヅカミにしてた。先行した刑事ドラマの傑作「太陽にほえろ」と放送時期がカブってたけど、断然コッチが好きだった。だから素朴にこの痛快なインストチューンも楽しく聴けてます。B面は「木暮刑事のテーマ」って奴ですけど、これが石原裕次郎のことだったと知ったのはウィキでアレコレ調べた後でした。それと、演奏しているホーネッツというバンドもよくわからない。ただ勇ましいフレーズは「なるほど!」にも「ウルトラクイズ」にも引けを取りませんよ。こういうのでDJしたら需要あるだろうか?
●先日、異業種交流会で「日産フェアレディZ」が話題に上ったんだけど、大きな世代間ギャップが発覚。70年代「スーパーカーブーム」も通ったボクらに「Z」の存在は当たり前の常識だけど、30歳代以下には完全意味不明。「車離れ」の影響か、伝説の国産スポーツカーと説明してもそもそも「スポーツカー」という概念が伝わらない。「西部警察」には渡哲也扮する大門刑事の専用車としてガルウィングに改造された「フェアレディZ」が大活躍するのだが、そんな説明したらますます意味がわからなくなった…大門専用Zは、ボンネットから催涙弾発射銃がニョキっと出てくるという、日本警察にはあり得ない装備を搭載してるんだけどな。

レイジー「燃えろロックン・ロール・ファイアー」

レイジー「燃えろロックン・ロール・ファイアー」1978年
●100円とはいえホントめちゃめちゃな買い物してるな…。これも下北沢フリマだったような。現行アニソン界のリビングレジェンド・影山ヒロノブがキャリア最初期に所属してたバンドで、日本歌謡史の中でもハードロック/ヘヴィメタルの最初期のアプローチをしてたことで知られる存在。だってバンド名も DEEP PURPLE の曲名に由来してるし(沖縄のハードロックバンド・と似てるね)。…のはずが、ジャケのイメージ通りのバリバリアイドルポップスですわ。トホホなほどアイドル。本人たちも望んでないレコード会社の仕掛け。彼らがハードロックを鳴らすことができるようになるのはこの後少し経ってから。ここから分岐したメンバーがジャパメタルとして海外で評価を浴びる LOUDNESS を結成させるんですよね。下積みって大変だし、ホントにソレが正解かも分からない…。

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RCサクセション「サマーツアー」1982年
RCサクセションにとっても70年代は暗黒時代だったが、80年代からは「ドカドカうるさいロックンロールバンド」としてカリスマ的人気を集め始める。グラムロックなルックスとニューウェーブなアプローチも70年代最末期からの変身。実はこのへんの80年代前半のRCを持ってないボクには聴き馴染みのない曲でして。意外なほどシンセが響いてるアレンジがまさしくニューウェーブだな。
清志郎のパートナー、仲井戸麗市も正式加入は1979年からなのね。B面の「ノイローゼダンシング - CHABO は不眠症」では、仲井戸"CHABO"麗市がボーカルをとって、自身のルードなギターと共にザクザクやさぐれたロックを鳴らしております。彼のソロ芸風って変わってないねー。

TOM・CAT「ふられ気分でROCKNROLL」

TOM・CAT「ふられ気分でROCK'N'ROLL」1984年
●ボーカル・TOM さんのデッカイサングラスと、ジャケに写ってる YAMAHA DX-7 から鳴らされるシンセサウンドがとっても80年代。だけど曲の中身は、50年代由来の王道ロックン・ロールのような気がする。ロカビリーでカバーしたってカッコイイんじゃないでしょうか?EDDIE COCHRAN みたいにさ。
●B面は「ROUTE 16」という曲。「国道16号線」マーケティングというバズワードで、関東圏の外縁部をグルリ囲むこの国道の内側外側でライフスタイルが変わると注目されたのは00年代のことだっけ。でも歌詞に出てくる16号線は、ヤンキーなスピードとロマンチックが交差するラブソングの背景TOM さんのリリック世界はAB面ともに胸キュンにセンチメンタルしてるのだった。
TOM・CAT はこの曲だけの一発屋だっけ?と思ったけど、その後1987年にアニメ「北斗の拳2」で主題歌をやってたね。これも見てたわー子供だからね。

吉川晃司「モニカ」

吉川晃司「モニカ」1984年
●80年代風のエレクトロファンクがビンビン跳ねてるダンスビートに、この曲でデビューした瞬間の若き吉川晃司が絡んできます。吉川晃司、後年の布袋寅泰とのユニット COMPLEX も含め、佳曲数々あると思ってます(個人的には「サイケデリック・ヒップ」という曲が好き。アナログ探してます)。あんなに激しい歌なのに、実はモニカに振られてしまう失恋ソングだったとは、今改めて聴いて初めて気づいた。
●しかし、なんだか今日の音源紹介は、完全に新橋の昭和歌唱バーの選曲と同じになってきている…。ああ、このへんの邦楽7インチは、滋賀県彦根市の初恋レコードというお店で買ったんだった、思い出した。

一世風靡セピア「前略、道の上より」

一世風靡セピア「前略、道の上より」1984年
80年代前半は、東京に独特なダンスカルチャーが出現した時期でもあるんだよね。「原宿ホコ天」「竹の子族」のコトを言ってます。小学生だったボクも現場・ホコ天に見物に行ったものですわ。ラジカセでディスコかけてヘンテコなカッコでヘンテコな踊りを踊ってました。他にもネオロカビリーに影響された「ローラー族」や、ローラースケートのパフォーマー、後年にはブレイクダンサーやパンクバンドも登場してきましたっけ。一世風靡セピアの出身母体「劇男一世風靡」のパフォーマンスは個人的には見たことがなかったけど、当時、代々木公園周辺に集結していたストリートパフォーマーの一派だったことは間違いありません。
●どこか成り行き任せな風俗だった「竹の子族」や、既存の舶来美学を踏襲した「ローラー族」に比べれば、コンセプトとして路上ダンスで和風ミクスチャーを確信的に仕掛けた彼らのパフォーマンスは注目されていいはず。どこかバンカラ応援団を連想させる動きにバク転などのアクロバットを混ぜるって、今思うと結構コンセプチャルだよね…今思いついたけど、00年代に全国へ波及した「スーパーよさこい」の美学と繋がってるのかも。アレも伝統芸能とのミクスチャーなダンスカルチャーだよね。そんな彼らの中から哀川翔、柳葉敏郎のような息の長い活動を続ける俳優さんが登場したこともスゴイね。
●B面「セピアカラー」は題名から予想できないポエトリーリーディング。ヘミングウェイジェームス・ディーンジョンレノンにトリビュートしてるような内容。むむむ。

CHICAGO「STAY THE NIGHT」

CHICAGO「STAY THE NIGHT」1984年
●懐かし邦楽ポップスに疲れたので、洋楽AORへ。でも TOM・CAT からずっと1984年モノばかりです。DAVID FOSTER プロデュースの実にクリスタルな仕上がり。PETER CATERA のハイトーンボーカルがいい感じ。有名な曲だから初めて聴く気分じゃないけど。B面は別の人が歌ってるな…ROBERT LAMM という人とこの時期からバンドに加入した BILL CHAMPLIN とな。この時点でバンド CHICAGO はデビュー15周年とのことなのだが、収録アルバムは「CHICAGO 17」だって。17枚目ってことは、毎年一枚以上のペースでアルバム出してるのか。マジ勤勉!

THE MARY JANE GIRLS「IN MY HOUSE」

THE MARY JANE GIRLS「IN MY HOUSE」1985年
●80年代ファンクも聴いてます。RICK JAMES プロデュースによるガールズグループの代表曲。このグループはヒップホップでもよくサンプルされたりしてるから、100円シングルだけと言わず、もっとちゃんと聴きたいんだよなー。

恋のまりも

企画:阿寒観光汽船株式会社「恋のまりも "伝説”マリモ物語」1970年代??
●100円とはいえこんなの買う必要あるのか??と思いながら、なんとなくアニメ化で話題のマンガ「ゴールデンカムイ」とかを思い浮かべてアイヌ文化リスペクトのつもりで購入。北海道阿寒湖のマリモにまつわる、身分差が生んだ悲恋の物語を、声優さんのオーディオドラマで聴きます。オードリーヘップバーンの日本語吹き替えを担当してた池田昌子さんがヒロイン役。だからリリース時期を70年代と逆算してみました。阿寒湖には高校時代に級友と遊びに行きました…ドッチボール大の大きなマリモにビックリしたわ。寝袋担いで野宿しながら電車で北海道一周の旅、青函連絡船、釧路、網走、サロマ湖、宗谷岬、札幌、函館。






●ここ二週間くらい、クソ忙しい。
●毎日、家に着くのが24時過ぎ。
●職場全体が、組織改編で動揺している。
●落ち着くのにしばらく時間がかかるな。


●そんな仕事の後の夜、ワイフと話をすることが癒しになる。
●コドモたちのハイスクールライフを聞くのが、とても楽しい。


娘ヒヨコ高校一年生、中野のミスタードーナツに遠征。
中野のミスタードーナツは、なんと食べ放題メニューがあるとな!コレ数多あるミスドの中でもレアメニューらしい。
1200円で60分間勝負。一体何個食ったら元取れるのかな?そもそもドーナツってそんなに一杯食えるものか?食い過ぎてエルヴィスのように死ぬのではないのか。
●しかも、お年頃の女子というのに、そんな自爆的デブリスクに挑んでどうするんだ?ただでさえ最近足が太くなっているではないか。
「初めてドーナツ以外を注文したー!フランクパイとか!」
●なんかろくなもん食べさせてないようで申し訳ないな…。
●ちなみに、お店の最高記録は60分でドーナツ70個とな。そんなに食えるのか。

●その後、仲間たちを引き連れて、ヒヨコは100円ショップへ。
ここでしこたま買ってきたのが、マニキュア!マニキュアも100円ショップで売ってるのね、知らなかった。
●実はクラスメイトの中にはメイクが達者な子もいて、爪もピカピカにお手入れしてるとな。
●おー。天然おバカなヒヨコも女子らしくオシャレに目覚めたか。JKデビューだな。
●しかし、そのマニキュアに悪戦苦闘。不器用な塗装っぷりが、まるで下手くそなプラカラーみたいに見える。おいおいガンダムカラー塗ってるみたいだぞ。
●しかもヒヨコ、マニキュアには当然つきまとうシンナーっぽい匂いに気分が悪くなって、翌日すぐに全部剥がしちゃったとな。まだまだお子様だね。ゆっくり女子に目覚めなさい。

●あ、今日は「メンマってタケノコだったのね、知らなかった!メンマって植物がいるんだと思ってた!」と言ってたそうな。

●息子ノマド高校二年生は、あまりにアタマがボサボサになったため床屋さんに行く途中、突然警察官に呼び止められて職務質問を受けたそうな。
「財布の中身を見せてみろって言われた」
●そんで?「他人名義のカードとか持ってたら、犯罪になることもあるぞって言われた」
●でもオマエそんなの持ってないじゃん。「だからナニも出てこない」
アタマのボサボサぶりが不審者に見られたに違いない。今後はサッパリを目指すように!でもアタマボサボサはボク自身あまり人のこと言えない。
「でもtwitterで呼びかけたら、オレの友達4割が職質の経験アリだってよ」あ、そんなにオマエの友達、怪しいヤツばっかなのか。


●さて、音楽。今日は、RICKIE LEE JONES。

RICKIE LEE JONES「FLYING COWBOYS」

RICKIE LEE JONES「FLYING COWBOYS」1989年
●正直、この女性シンガーのこと、よくワカラナイママで聴いてます。1979年のデビュー作は名盤とされてるけどまだ聴いてない。70年代SSWモノの気分で捉えていいものだろうか?WIKIとか見てると TOM WAITS の彼女だった時期を経てデビューしたとか。ふーん。
●で、例によって激安コーナーでゲットしたこの音源。デビューから10年、一旦キャリアを一巡りしたタイミングなのか、シットリでもクッキリの80年代風ジャズの中で、ちょっとキンキンしてクセのある彼女の声が響いてます。落ち着いてるかのように見えて、全然落ち着いてない女の子成分がしっかり混じってるというか。少しユーモラスな感じが楽しいレゲエ風味の「GHETTO OF MY MIND」が好きだけど、アフリカンリズムでスピリチュアル空間が広がる「ATLAS' MARKER」での奔放なボーカルも素敵。他にも聴きどころはたくさん。ジャケの不思議なイラストも味が出ててイイね。アメリカとメキシコのナニカが入り混じる北米最奥部の魔術的領域はカウボーイが空を飛んでるけど、同じアメリカでもNYやLAの都会人にはナゾ過ぎてワカラネエって感じが出てるね。

RICKIE LEE JONES「ITS LIKE THIS」

RICKIE LEE JONES「IT'S LIKE THIS」2000年
●キャリアが一巡りから二巡りくらいしちゃった2000年の本作は、インディレーベルからのリリースでスポッティファイに収録されてなかった。THE BEATLES「FOR NO ONE」 CHARLIE CHAPLIN「SMILE」のカバーがいいなーと思って聴いてたら、アルバム一枚全体のコンセプトが名曲カバー集だった。「マイフェアレディ」のミュージカルナンバーから GEORGE GERSHWIN、LEONARD BERNSTEIN のようなジャズスタンダード、そこに STEELY DAN MARVIN GAYE まで網羅してる。全部、彼女の個性で印象を塗り替えられてます。
●やっぱり聴きどころは彼女の個性的なボーカル。リズムが強調されたジャズアレンジを基調にして、彼女の歌唱にフォーカスが当たるよう設計されてる。そんでキャリア二巡目にしても、キンキンとハネるおキャンな少女のようなボーカルスタイルがまだなお魅力を放つとなれば、もうこの芸風はこの人の根幹を成す個性なのだろう。イリノイ生まれだけどティーンに入ると家出を繰り返し、18歳でロスでバイト生活、21歳からクラブのステージに立つ、みたいなキャリアを振り返ると、品のいいお嬢さまというより、ちょっとハスッパなワケありヤンキー少女が彼女の育ち。もう40歳台も半ばを過ぎる頃もその印象が抜けてないのは頼もしい。奔放な声が時々90年代の BJORK を連想させるんだよね。

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●イイ動画が見つからないので、TOM WAITS と RICKIE のラブラブ写真を。
●いつの時代かワカランけど、RICKIE がなかなかにハスッパでヤンチャな女の子ってことは伝わるかも。
●ワキ処理しないのもこの時代の雰囲気。PATTI SMITH もそういう人だった気が。


雑誌「GINZA」のリニューアルが気になる!
●前々回の記事で、マガジンハウスの雑誌「BRUTUS」のことを取り上げたんですけど。
●今回は、同社のファッション誌「GINZA」のことを。

GINZA2018年6月号

●雑誌「GINZA(ギンザ)2018年6月号 - いちばんまぶしい季節が来るよ! (リニューアル号)」
●会社帰りにいつも立ち寄るローソン店頭で、この雑誌がモデルチェンジしたことを知りましたわ。で、何の気なしにその場で手に取りパラパラと中身を見たら……あれ?コレは雑誌としては過激な実験じゃないか?そう思ったのです。
●この雑誌は以前からその存在感が気になってました。日本の雑誌文化を代表する出版社マガジンハウスにおいて、60年代「平凡パンチ」〜70年代「AN AN」「POPEYE」「BRUTUS」〜80年代「OLIVE」〜90年代「HANAKO」〜00年代「RELAX」と、一歩先に行くヒップな情報を発信してきた数々の雑誌の系譜の最新形にある存在ですわ。もちろん、この雑誌の取り上げる女性向けハイファッションなんてボクの守備範囲であるはずがないのですが、時代のクールネスを嗅ぎとるには重要な現場の一つであります。

●リニューアルの目玉は「雑誌なのに、テキストを限界まで削ぎ落とした編集スタイル」
●コンビニの店頭で思わず「おお!」と声を漏らしてしまったほどの衝撃。なんと誌面に文字がないのです。文字を読む場所がない。えー、コレって過激すぎるほどのチャレンジじゃないの?
●ただし、この気分は、似ているのですよ、SNSの感覚に。instagram や tumblr のタイムラインに流れていく、なんの情報もないけどすごくキレイな写真の羅列に。それをさらにトビキリクールに撮影した写真を見事な印刷と紙質でリアルな媒体に置き換えてみました、ということなのだろうか。そんでSNS経由の画像にろくな情報などないように、ムダなテキスト情報も全部拭い去ってしまって、解釈は全部読者のみなさま方にお任せ、心のイイねを押しながらページを眺めてください、ということなのだろうか。あまりにビックリしたので、そのままレジで800円のお代を払って、家でしっかり見返してみる。

●表紙にあるように、第一特集は「OK, LADIES !」ということになってます。で30ページも割いてこの特集を掲載するのですが、スゴイことにこの特集に読むべきテキストはマジで全くありません。特集の30ページは「OK, LADIES !」というタイトルだけしか書いてない真っ白なページで始まります。そのあとは女性モデルがカッコイイファッションを着こなす大きな写真を1ページに1枚づつ掲載し、小さい文字で衣装の商品情報を画面の隅に配置しておしまい。で特集最後のページでこの特集の「OK, LADIES !」のコンセプトに対応するテキストが真っ白い誌面の5分の1程度の分量で簡単に書かれてる。まーこのテキストもコンセプトというより雰囲気モノという存在感。マジで読む場所がない。基本こんな感じで全体が作られている。
サブサブ特集「ガラスのグッドデザイン」では、やはり真っ白いページ一枚に、特集名と5行の雰囲気モノなテキストが書かれてるだけ。あとは1ページ1枚の大きな写真でガラスのアイテムを掲載。しかしそのアイテムの名前だけしか文字はない。特集最後のモノクロ2ページは逆に全てテキストでアイテムの細かい解説がしっかり書かれてる。アイテムの存在感は写真ビジュアル以外の情報は全て遮断して「ナマ」な状態で一次提供、アレコレのウンチクは全部後回し、必要がなければ読まなくて構いません、という姿勢か。
普通の雑誌らしくなるのは、ページをめくって全体の4分の3を過ぎたあたりだ。ここからは連載コラムや情報コーナー。市川実日子さんのインタビュー、松尾スズキさんのコラム、映画/音楽/書籍のレビュー、コスメ情報、占いなどなど。名物だった岡村靖幸さんのコーナーはなくなったのかな?

さて、ページ全体をテキストの分量で分類してみました。
●区別の仕方は文章がページ全体の5分の1程度以上の存在感があるかないか。5分の1という低い線引きにしないとホントにテキストページがなくなってしまいますのでそこはご理解を。全体で214ページ(カウント間違えてたらごめんなさい)のうち、まず広告が48ページ。でテキストのあるページが44ページテキストのないページが124ページ。ファッション広告も当然ほとんど文字がありませんから、雑誌読者は手元にとったこの雑誌で文字を読む行為は5分の1程度でしか発生しない、というワケ。
●この誌面構成を過激と言わずになんと言いましょう!ただ、SNS世界のナニカにフックを引っ掛け、その感覚に雑誌というメディアを接続しようという、作り手の意図みたいなモノをボクはここに感じるのです。

●Amazon のレビューを見ますと、今回のモデルチェンジが編集長の変更に由来しているとのことが書かれてました。へー。で、残念ながら、従来の「GINZA」ファンであったレビュアーは今回のモデルチェンジにはネガティブな反応を発信しています。まーその気持ちはよくわかる!
●ただ、大概の場合、メディアなりサービスなりが何かの改造をする時は、従来の顧客だけではビジネスが回らない時というワケで。イケてる時は変える必要ないし、イケてるなりにビジネス拡大を目指すなら、編集長さんを交代させるなんてもっと必要ないはずで。おそらくこのあたりの危機感はこの雑誌に限らず「雑誌業界全体」に及んでいるのでは?
●しかし、作り手の現場がピンチであろうと、そのピンチを切り抜けるためのアイディアが大胆なことに、ボクは敬服の気持ちを抱かずにはおれません。本質的な女性顧客ニーズとかは全然わかんないけどね。とにかく頑張ってほしい!



●音楽は、90年代渋谷系オシャレのカッティングエッジであった歌姫のリサイタル。

男と女 ~野宮真貴、フレンチ渋谷系を歌う。

野宮真貴「男と女〜野宮真貴、フレンチ渋谷系を歌う。」2016年
●元 PIZZIVATO FIVE のボーカル・野宮真貴さんのシリーズ企画「野宮真貴、渋谷系を歌う。」の第3弾。今では「ヴァカンス渋谷系」「ホリディ渋谷系」と進んでるみたい。2015年ビルボードライブトーキョーでのライブ音源がいいね。
PIZZICATO FIVE 時代と基本は変わらない、お人形のようなフラットな印象は、よく聞くとほんの少しシットリとした円熟の気配が出てきてる…。と思ったらこの人もう58歳なのね!曲間MCで「私の目標は還暦はビルボードライブで歌う、ですから、あと5年!」なんてこと喋ってる。野宮真貴に年齢なんて考えたことなかった。そう思うと、声、若いなあ。
●フレンチ渋谷系とあって、渋谷系のルーツになったフレンチポップなどなどを野宮真貴さん風にカバー。FRANCE GALL とか BRIGITTE BARDOT とか JANE BIRKIN とか。スタジオ収録音源では CLEMENTINE とデュエットとか。しかも「東京は夜の7時」じゃなくて「渋谷で5時」で共演とか。
●一方で FLIPPER'S GUITAR「FRIENDS, AGAIN」なんて直球な渋谷系カバーもステキ。日本のシティポップ、EPO「風のような音楽」松任谷由実「中央フリーウェイ」のメロウなカバーもいい。辺見マリデビュー曲「ダニエル・モナムール」1969年なんて選曲も。そんでもちろん PIZZICATO 楽曲も。
●雑誌の時代の最後の栄華かもしれなかった80〜90年代において、90年代渋谷系のスノビズムは当時のマガジンハウスの雰囲気と直結してたと思う。雑誌「OLIVE」もフレンチ少女は大好きだったはず。






ウチの会社、ド派手な組織改変がありまして。
ボクの部署の名前が変わりました…実はコレが今回の人事異動の目玉。
●一応新規事業部門なんでカタカナ系の変な名前。3年おきくらいに変わってるんだけどね。
しかし100人ぐらいの大部隊に編成されたのには驚いた。
ボクの仕事も結構ドラスティックに変わりそう。一体何が起こるやら。

●とりあえず、いきなり部署の引越し責任者に任命された。マジかよ。
関連スタッフ50人分も含めて、全部フロアごと移転する。
●デスクやロッカー、PCの数を確認する。コピー機や冷蔵庫も。ファックスは廃止。この2年で一回も使ってない。
●インターネット設備の拡充は、喫緊の課題でございます。スマートテレビの設置も必須。
●なにしろ新規事業部門。テレビをたくさん配置して配信サービス見られるようにしたいよ。

●ロッカーの使用状況を確認してみたら、業務用というのにみんなが勝手に私物を入れてやがるコトが判明。
●残業時間にロッカーを一枚一枚チェックしてたら、若手女子が「開けないで!私物は全部片付けて空っぽにしますから」だって。堂々とデカイ扇風機を保管してるヤツもいた。アイロンはなんのためにココにある?
●なぜだか分からんが、ガンダムのプラモとか、アニメのフィギュアとか、アイドルのDVDの束とかが出てくる。書道セットが出てきてビックリ。高価そうなスパークリングワインたちは一昨年会社を辞めたバブルな先輩の忘れ物だ。突然発掘された初代プレイステーションは逆にプレミアものか?ウチの部署の連中、会社に遊びに来てるのか?



さて、今年四月から無事JKになりました娘ヒヨコ。
クリスチャン系の学校に入ったので、初めて「聖書」というものを手にしました。
●そしたら爆笑してる。「神、超ツエエ〜! 光あれ、の一言で世界作っちゃったよ」ああ、確かにね〜。ヒヨコもマンガなんかで読んだ古事記の天地創世はナニゲに段取りがまどろっこしいもんね。聖書は段取りがシンプルで7日間で全部完成してるもんね。
●学校からは福音書から読めと言われてるらしい。「マルコによる福音書」にマーカー入れて頑張って読んでる。でも全然頭に入らないらしい…そりゃそうだ信仰心どころか1ミリも縁がない人物の話なのだから。ヒヨコ、コレもまずマンガで大筋なぞってから読めば?と提案したのが、安彦良和「イエス」。歴史物が多い安彦良和作品の中でも西洋文明モノは珍しいか?他にジャンヌダルクアレクサンダー大王、ローマ皇帝ネロも描いてるよね。

●入学式はボクも参加しましたが、クリスチャンだけあって、荘厳なパイプオルガンの演奏がありました。
●あのパイプオルガン、間近で演奏を聴いてみたいな。時々公開演奏会があるらしいから行ってみたい。なんとパイプの本数は全部で3000近くあるとな!!どういう仕掛けで音が鳴ってるんだ?
●全員が起立して賛美歌を歌う場面も。賛美歌集をシゲシゲと観察したら、あの賛美歌の歌詞は聖書の文章の抜粋なのね。もっと面白いと思ったのは、綺麗に聖書の一章をそのまま歌にできたらよかったのだけれども、そううまく行かない場合は、聖書の様々な部分から抜粋したパーツをカットアップ/マッシュアップして歌詞を構成しているモノもたくさんあるというコト。はーそういう仕組みで出来てたんだ。知らなかった。

ヒヨコは、生徒の課外活動でゴスペルのパフォーマンスを見てしまって、ハマっちゃったようだ。
●即座に面白くなっちゃって、見学だけのつもりだったのに二週目の段階ですでに歌う側に入ってしまった。本線の部活もコーラス部に入部。ミュージカルナンバーをバシバシ歌うそうな。「レミゼ」から「グリー」「ララランド」まで大好きなヒヨコにはピッタリだわ。

●オマケにこの学校には制服もない。校則は果てしなくフリーダム。
●女子のクセしてファッションに無頓着だったヒヨコも、服選びに頭を悩ませる。
「つーか、服ナニにしよう?とか、すごくJKっぽくねー?」アホか。
●今まではどう選んで来たんだよ?「え、一番上にあるヤツを着てくだけ」ほえー。


クリスチャンなミュージカル映画と言えば、ウーピー・ゴールドバーグさんの出番だ!

「天使にラブ・ソングを」 「天使にラブ・ソングを2」

「天使にラブ・ソングを」1992年
「天使にラブ・ソングを2」1993年
●ヒヨコがゴスペルに興味を持ったというから、レンタルしてきてやったよ、このウーピー・ゴールドバーグの代表作を!2003年生まれのヒヨコからみれば、古典映画にしか思えないかもしれないけど、本人も面白がっててよかった。
●ワケあってラスベガスのシンガーが尼僧に変装して修道院生活。そこで閉鎖寸前の修道院を救うために、ゴスペルの力でピンチを救うというお話。パート2はシンガーに復帰してたウーピーが呼ばれてみると、今度は廃校寸前の荒廃した高校を救うために合唱コンクールへ出場。ポンコツの問題生徒を率いて素晴らしいパフォーマンスを披露する。原題は「SISTER ACT」「SISTER ACT 2」というんだね。パート2には、問題児の一人として、まだTHE FUGEES でメジャーデビューする以前だった、当時18歳の LAURYN HILL がガッツリ出演してる。それはそれは素晴らしい歌声を聴かせてくれる。コレ見ものっす。ゴスペルシーンはどれも見ものっす。
●合唱コンクールの様子は海外ドラマ「グリー」そっくりだったけど、それはコッチの方が元ネタかもしれない。アメリカ全土で同じようなコンクールがあるってコトなのかな?ウーピー「グリー」にも出演してて、むしろこちらではニューヨークの芸術大学の厳格な学長として、貫禄ある演技を見せている。90年代はハチャメチャ役だったのに立場が変わっちゃったね。「天使に〜」シリーズには「ハリーポッター」シリーズの副校長マクゴナガル先生を演じたマギー・スミスも出演。この人はいつもシッカリ者のオバサン役だね。時々すごくチャーミング。今や本物のおばあちゃんになって、海外ドラマ「ダウントンアビー」で老伯爵夫人やってたもんね。

なんだか最近、どんどんミュージカルっぽいものが好きになっていくなあ。
●昔は興味がなかったのに。娘やワイフと一緒に観ると楽しくなっちゃうんだよなあ。


突然ですが、1990年前後のダンスミュージックたちを。
コレは完全にノスタルジーだなー。

C_C MUSIC FACTORY「GONNA MAKE YOU SWEAT

C+C MUSIC FACTORY「GONNA MAKE YOU SWEAT」1990年
「天使にラブソングを」は基本的に尼僧ばかりが登場してくる映画なので、ポップスはあまり流れてこない。なのに、なんてことはないシーンのBGMに、このアルバムに収録されてる「JUST A TOUCH OF LOVE (EVERYDAY)」が使われてた。ほんの十数秒のコトでしかなかったけど、このあたりの音楽は、ボクが音楽にハマり始めた高校一年生に流れまくってたもので、瞬間的に当時の記憶が甦ってきたよ。だから、古いCDを引っ張り出して聴く。
●今現在の感覚でいえば微妙にポップス過ぎるかもしれないけど、当時の感覚では、コレがハウスミュージックだった。ソウルフルな女性ボーカルのスパイシーな活躍は今でも十分にハウス的かもしれない。日本でもハウスという音楽の名前が普通に聞かれるようになった時期だった。テレビ番組「たけしの元気が出るテレビ」のコーナー企画「ダンス甲子園」で最初にチャンピオンに輝いた L.L. BROTHERS はこのアルバムから「GONNA MAKE YOU SWEAT (EVERYBODY DANCE NOW)」をBGMに選んでダンスしてた。L.L. BROTHERS はその後ニュージャックスウィング風の音楽でデビューを果たしたし、C+C の方でも、このアルバムでラップをしていた WILLIAM FREEDOM もソロデビューした。
「ダンス甲子園」は衝撃でしたよ。だってボクも高校生で、同世代の連中がテレビに出て鮮やかなダンスを披露してるのだから。頭を軸にしてクルクル回転するような高度なブレイクダンスまでやっちゃうのだから。ただインパクト勝負だけのお笑いパフォーマンスもありましたよ。「メロリンキュー!」という意味不明なフレーズで笑いを集めてたのが、現在参議院議員にまでなってしまった山本太郎さんですわ。ここまでくると彼はある意味すごいです。
●ボクの高校でも、クラスの女子がダンス部を結成したり、医者の息子のボンボンがDJ機材を揃えて自慢したり(ボクが生まれて初めてDJミキサーに触れて、スクラッチをしてみた瞬間を彼は提供してくれましたわ)と、直接の影響がイロイロあったコトを甘酸っぱく思い出します。この前 facebook みてたら、女子ダンス部の創設メンバーが久しぶりにダンスを地元のイベントで披露したとのこと。45歳でもママさんでも頑張れるんだね。当時からカワイイ女の子だったし、今でもサマになってましたよ。

HAMMER「TOO LEGIT TO QUIT」

HAMMER「TOO LEGIT TO QUIT」1991年
MC HAMMER の4枚目のアルバムでございます。前作「PLEASE HAMMER, DON'T HURT 'EM」1990年収録の「U CAN'T TOUCH THIS」が大ヒットして、とんねるずまでがパロディしたりして、ヒップホップなるものを日本のお茶の間にもシッカリ浸透させたのが、まさしく MC HAMMER であったと思うのです。前述のDJ機材を揃えた医者のボンボン息子は、まさしくドデカイ音で「U CAN'T TOUCH THIS」を鳴らしておりました。
●ただ、今でも疑問なのですが、MC HAMMER の音楽は、ダンスポップスとしては時代感をタップリ反映した楽しさがあるのですが、果たしてヒップホップなのかというと、なんだかハテナ???な存在。90年代初頭から四半世紀が過ぎた現在からの視点で見ても、MC HAMMER の音楽は同時代のヒップホップと全然似ていない。当時の最先端だったニューヨークの NATIVE TONGUE クルーのアーティストたち(DE LA SOUL A TRIBE CALLED QUEST)や西海岸ギャングスタ路線の萌芽となった N.W.A. POSSE の音楽と全然違う。
●で、そんな違和感は当時から周囲にはあったようで、オマエはヒップホップでもないし、MC でもないだろう、という批判を受けてか、このアルバムから彼のステージネームは、単純に「HAMMER」だけになってます。「MC」が取れた。確かにラップはしてる、でもヒップホップではない、のかな?
●実はこの4枚目はごく最近入手して初めて聴いてみた物件。なんだか、違和感の輪郭がハッキリしてきた。彼の音楽は、ヒップホップというより、正統派な80年代ファンク&ソウルの延長線にある音楽なのだ。アルバム後半にはバラードナンバーまであって、ドラム&ベースの気分は完全にクワイエットストーム、HAMMER のボーカルはラップというよりただの語りになってます。ヒップホップではなく80年代ファンクだと思っちゃうと、ことのほかスムーズに楽しめちゃう。ブイブイとベースが太くてパワフルだし。終盤にはクワイアのコーラスと女性ボーカルが活躍するゴスペル風の曲もあるよ。そうかーヒップホップじゃないんだー。
●MV「TOO LEGIT TO QUIT」にはファンクの帝王 JAMES BROWN 本人が登場帝王 JB はブラックミュージックの玉座に座ってて、その帝王の前に現れた HAMMER に炎の闘魂を注入。気合が入った HAMMER はド派手なステージパフォーマンスを披露して観客を圧倒。その様子をモニターで MICHAEL JACKSON らしき人物(←こちらは本人ではない)が眺めてる。つまり、HAMMERJBMJが担う黒人音楽の本流王道を継承したいと思ってたということね。ヒップホップというサブジャンルではなくてね。もっと普遍的な領域に行きたかったんだろう。その後その領域に行けたかは別だけど。
●そして改めてMVみて感じたのは、この人のダンスはスゴイ。実はラッパーって全然踊りませんよ、マイクを握ったらアレコレ煽りますが、ここまでバキバキのダンスを披露する人っていない。JBもMJもダンスがスゴイ人、という意味でも HAMMER は黒人音楽の本流王道にはダンスパフォーマンスも重要と思ってたんでしょうね。(踊るラッパーが他にいるとしたら、WILL SMITH か?)

MARKY MARK AND THE FUNKY BUNCH「MUSIC FOR THE PEOPLE」

MARKY MARK AND THE FUNKY BUNCH「MUSIC FOR THE PEOPLE」1991年
●実はこの音源も最近買いました。もちろん昔から名前は知ってましたよ。MARKY MARK こと MARK WAHLBERG はこの時代の音楽活動が終わった後、映画俳優に転向してポール・トーマス・アンダーソン監督作品「ブギーナイツ」1997年に出演した人だ。おまけにこの人のお兄さんは DONNIE WAHLBERG といって、当時大人気だった男性アイドルグループ NEW KIDS ON THE BLOCK のメンバー。MARK 自身もこのグループの前身ユニットに関わってたみたいだけど、本来からかなりヤンチャ気質で、アイドルじゃなくてヒップホップみたいなカッコいいコトやりたいなーなんて気分でデビューせず。お兄さんがプロデューサーになって、このCDがリリースできた、みたいな具合らしい。
●コレは映画「天使にラブ・ソングを2」で出てくる雰囲気だけど、当時ラップは黒人さん独自の習俗ではなくて、白人も含めた若者のサブカルチャーになってて、ウーピーを困らせる悪ガキクラスには白人ラップ小僧が出てくる。ジョックなガキ大将がラップする白人くんというワケです。MARKY MARK の佇まいはそんな悪ガキ白人ラップ小僧にそっくり。マッチョ自慢する気分もおんなじです。同じクラスには「白人がまた黒人の文化を盗む」と皮肉を言う意識高い系アフロアフリカン少年も登場。LAURYN HILL はそんなクラスの中で学校に反抗的なグループのリーダー的存在になってます。実は「2」を担当した監督ビル・デュークはアフロアメリカン。ハリウッド系大ヒット映画の続編を黒人に任せると言うケースは当時ではかなりレアだったはず。
●さて、MARKY MARK、ステージネームはミドルスクール期の名プロデューサー MARLEY MARL から拝借してるからか?、ヒップホップとしての成熟度は MC HAMMER より上。楽曲「WILDSIDE」 LOU REED「WALK ON THE WILD SIDE」をまんまサンプルしてる。そのアイディアは A TRIBE CALLED QUEST「CAN I KICK IT ?」のマネじゃん!とツッコンでしまうほど、ヒップホップにベタ寄りしてます。アイディアのパクリはともかく、ミドル〜ニュースクール期のヒップホップマナーを踏襲してて、この時代のヒップホップが好きなボクには予想以上に楽しい音源。MARVIN GAYE とか THE O'JAYS とか、名曲を贅沢に使い倒す力任せなサンプルが豪華ですわ。
●そしてヒット曲「GOOD VIBRATION」。60年代末からキャリアを起こしてきた実力派の女性シンガー LOLEATTA HOLLOWAY のパワフルなボーカルをフィーチャーした、この痛快なハウスチューンがタマラン。当時の感覚では C+C のヒット曲と同じようなハウスミュージックの代表格のような存在感だったっけ。今回この買い物を当時なんとなく街の中で聴いてたこの曲をきちんと聴いてみたかったから。LOLEATTA HOLLOWAY はこの人自身に語るべき歴史があるけど、2011年に64歳で亡くなってたのは今初めて知った。あらら。

RIGHT SAID FRED「UP」

RIGHT SAID FRED「UP」1991年
●さて、視点をアメリカからズラしてイギリスへ。ロンドンのスキンヘッド兄弟ユニットがダンスポップを鳴らしておりました。コレも当時は立派なハウスミュージックだと思ってましたよ。ヒット曲「DON'T TALK JUST KISS」「I'M TOO SEXY」が有名。実際今でも独特の色気がある音楽だと思ってます。低い声でムキムキつるっパケの兄さんが「オレはセクシー過ぎるぜ」と歌う様子は当時から少々微妙だなーなんて感じてたけど、ハウスミュージックがゲイカルチャーに近い存在ということはまだ知らんかったです、だって高校一年生だからね。今英語WIKI読んでたら、やっぱりボーカルの RICHARD FAIRBRASS は当時からバイセクシャルであることを公言してて、80年代から2010年の間、男性パートナーと交際し続けたとな…お相手がガンで亡くなるまで。
●当時こうした音楽はフジテレビの深夜に放送されてた洋楽番組「BEAT UK」で紹介されたのを思い出す…この番組はとてもスノッブ。なんと全然日本語が出てこない!全編英語ナレーションで構成されてる。そんな何かに開き直った内容が、バブル時代な気分コミでなんとなくカッコいいなあと思ってました。「I'M TOO SEXY」がヒットしてた時期に、この番組のチャートで紹介されてたクラブ系アーティストといえば、BOMB THE BASS、THE SHAMEN、THE KLF、CRYSTAL WATERS、T99、THE PRODIGY、UTAH SAINTS、2 UNLIMITED、ALTERN 8、とかとか。懐かしい!この辺も買い集めてますよ。

TECHNOTRONIC「PUMP UP THE JAM」

TECHNOTRONIC「PUMP UP THE JAM」1989年
イギリスからベルギーに目を移して、ユーロダンスのシーンへ。コレもハウスミュージックだと思ってましたよ。いや、ユニット名や出身国からテクノすら連想してた。ただ、ジャケの女性でしょうか?ソウルフルなシンガー YO KID K なる女性の活躍で無機質なビートが実に肉感的になって、ハウスの官能性が確保されてる。LOLEATTA HOLLOWAY までスゴイところには行けないけれども。
●コレもごく数年前に買った物件なのだけど、その時にジャケが殊の外サイケなデザインになってることが気になった。それまでジャケ見たことなかったし。奇妙な色彩感覚や文字フォントが奇妙だと思いませんか。
テクノやハウスという新しい文脈にアプローチしようとする時、ベルギー人チームはその実験をサイケデリックな未知領域への挑戦だと思ってたのかな。グルーヴの機械制御部分は計算の範疇としても、そこにシンガーやラッパーといった黒人由来の要素を溶かし込むコトは、謎の錬金術に挑むような気分だったのかも。だから、この音楽は単純なテクノポップにならず、90年代音楽に繋がる感覚にたどり着いたのでは?いやいや勝手な想像ですけど。

MILLI VANILLI「GIRL YOU KNOW ITS TRUE」

MILLI VANILLI「GIRL YOU KNOW IT'S TRUE」1989年
●さて、こちらは西ドイツ出身(東西ドイツ統一の直前なんだわな)のユニットでアメリカでヒットした連中。基盤のグルーヴが、グラウンドビートなのですねーコレまた時代だわ。イギリスの SOUL II SOUL が開発したユッタリとハネる感じが洗練されたメロウネスを醸してます。そんで、アルバム表題曲がとにかくヒットした。
●今回紹介しているアーティストは、言わば「時代の徒花」的な一発屋さんばっかりのつもりで並べてますが、彼らこそ「本物の一発屋」。長いドレッドがモデルさんのようなイケメン二人は、ボーカルのように振舞いながら実は全くの口パク。本当は全くの別人たちがバンドの実質を「影武者」として担っていたという。マネジャーがこの仕掛けを描いたようだけど、世界的ヒットで気が大きくなったイケメンたちは増長してマネジャーと対立、自分たちでこの秘密をバラしちゃう。結果、せっかく獲得したグラミーの新人賞も返上。「GIRL YOU KNOW IT'S TRUE」とか歌っていながら、全く持って TRUE じゃないじゃんか!
●その後、本当の演奏&歌唱を担当してた連中が THE REAL MILLI VANILLI としてデビュー。その開き直りもビックリですわ。サスガにコッチは聴いたことがない。イケメン二人は別名義で復帰を目指すも失敗ばかりで、イメケンの片割れは1998年には薬物の過剰摂取で死んでしまったそうです。











●今日もヘンな音楽ばかり並べてしまった…30年近く前の、一発屋ばかりだよ。