地下化を果たした下北沢駅に異変が!
昭和の空気たっぷりであった、駅前市場の取壊しが先週行われました。
●全部ではなくて、半分が更地に。スコーン!さっぱりしちゃったわ。

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(↓)ちなみに、下は今年1月頃に同じ場所から撮影した写真。

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●ミネ薬品の建物と、その並びにあるミドリの屋根の建物、そしてこの奥にある建物が一気になくなったわけです。
(↓)もう一枚、過去の写真を。コレは今年3月地下化直前、駅前市場の正面にある、スーパー・ピーコックの三階、三省堂書店の窓から撮影した写真。

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(↓)で、こちらが今日、4月30日に撮影した写真。だいぶ突き抜けちゃったよね。

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(↓)取壊しでさっぱりした場所から、ピーコック&三省堂書店を見てみる。こんな視点からピーコックを眺めたことはなかった。ああ、こんな建物だったんだ…。

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●でもね、この写真、左隅にトタンで囲まれたちっちゃい小屋があるでしょ。
(↓)こちらのお店、ド根性で立ち退きを拒んだ模様です。以前から営業している飲み屋さん。

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(↓)まだ全てのお店がギブアップしたわけじゃない。今回更地にならなかったコチラの辻に面したお店は全て営業している。立ち飲み屋さん、魚屋さん、乾物屋さん、八百屋さん。さっきのスタンドアロンな飲み屋さんと合わせて10店舗がまだ踏ん張っている。

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(↓)下北沢駅方面の工事の進捗も。下の写真は今年三月地下化初日の様子。

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(↓)そして、これが今日の様子。ブルーの柵のスキマから駅舎の様子を撮影。
●線路はすでに片づけられてて、駅舎そのものもどんどん解体されている。

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(↓)解体が進む旧駅舎を背に、新宿方向の線路はこんなかんじ。

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●線路の撤収もさることながら、電線などももうナニもないのです。そして線路をドカした後に現れた地下空間。下北沢近辺は、もう一系統分のトンネルを更に作る予定なので、このヘンは今後も残るのかな?

●一方で、小田急線と下北沢駅で交差する京王井の頭線も、この工事に関連して高架工事を始めている。実はコチラの工事も完了しないと、最終形態としての新駅舎は完成しないという。それは目下2018年頃予定のお話。あと5年も先。




●カンケイないけど。音楽の話。 ここ最近、BONNIE PINK を聴いていた。

BONNIE PINK「THINKING OUT LOUD」
BONNIE PINK「ONE」
BONNIE PINK「DEAR DIARY」
BONNIE PINK「THINKING OUT LOUD」2007年
BONNIE PINK「ONE」2009年
BONNIE PINK「DEAR DIARY」2010年
BONNIE PINK といえば、2006年にエビちゃんこと蛯原友里が出演した化粧品CMのテーマ「A PERFECT SKY」のヒットでよく覚えている。90年代の渋谷系時代には、髪の毛を真っ赤に染めたロック少女という趣きだったのに、ココで登場した彼女はエビちゃんのイメージもあってか、流行りのR&Bシンガーのような印象すら感じ取ったほどで、いつのまにかモデルチェンジしてたのかとちょっと戸惑った覚えがある。

「THINKING OUT LOUD」はあのシングルヒットを受けてリリースされたアルバム。もうあのヒット以前と以後を比べるなんて時間が経ち過ぎてしまってもうムリだけど、ココに鳴ってるポップはキチンとキラキラしていてボクにとっては全部ココチいい。甘口でハナに引っかかった声がスウィートで、だけどポッと出の歌い手とは違う円熟さも漂っている。そんなバランスがスキ。シングルから大幅にアレンジを改変したオーケストラバージョンの「A PERFECT SKY」はまあご愛嬌だとして、キラキラな同路線シングル「ANYTHING FOR YOU」やセツナ系バラードシングル「WATER ME」は当時もジックリ愛聴してたのを思い出した。そんで、アルバム曲に目を向けるとサイケなリフロックとかもやっちゃってるんだよね。多芸。

「ONE」「DEAR DIARY」は発表後すぐに入手したワリにはあまり聴いてなかったアルバム。今すごく新鮮な気持ちで聴いてる。
「ONE」「DEAR DIARY」も実にチャーミングなアレンジで優しく包まれたギターポップアルバム。ときどきハッとするリリックが飛び出してドキッとする。彼女の詞世界は音楽の耳アタリの良さとは関係なく、むしろギャップとして作用するかのように、時に辛辣だったりネガティブだったり予測不能な女子ゴコロの発露だったりする。ちなみに、「ONE」にはなぜか1曲でUKソウルのトップシンガー CRAIG DAVID が参加してる。あんまり彼女の世界観には会ってない気がするんですけど。

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下北沢の街の地上から、小田急線と踏切がなくなる日。

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3月22日、金曜日。この日を最後にして、下北沢エリアの小田急線は地下化された。
●このオンボロ駅舎も、開かずの踏切も、イザ永遠にお別れとなると、なんとなく愛おしくなるものなのかな?ボクはこの駅の最後の様子を見てみようと思い、チョイと仕事を途中で切り上げて、この晩の下北沢駅周辺をグルリと巡ることにした。実は、同じようなコトを考えた人は予想以上に大勢いて、駅のホームは記念撮影を収めようとする人でイッパイ。ガードマンが「立ち止まらないでくださーい」と声をあげて人の流れを整理するほどになってる。東横線ほどのフィーバーぶりではなかっただろうけど、電車を撮る人、ホームを撮る人、そんな様子を取材するテレビカメラなどがワサワサしておりました。

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スーパーオオゼキの前の踏切。ココにも人がイッパイ。
●つーか、普段から人はたくさんいるんだけどね。でも、この時は、なんだか特別なイベント感が街をザワザワさせてる。若者だけじゃない、地元のオジちゃんオバちゃんまでが写真を撮りにきてる。ソーシャルメディアでは「終電を見届けて、朝まで飲んで、始発で帰ろうぜ」的な呼びかけが飛び交っている。コレをキッカケに、街の様子はどんなふうに変わるのか?なんだか微妙に想像がつかない。そんなフワフワした気分が人々を街に吸い集めているようだった。

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北口駅前市場のシャッターに、プロジェクションパフォーマンスが行われていた。
●最終的には再開発の中で取り壊されるこの市場。ほとんどの店が撤退して昼間でも薄暗いこの建物の中で、いつもは寂しげなシャッターが、この時だけ華麗に照らし上げられていた。小田急線にまつわる断片的な映像をコラージュのように組み合わせて投射。床面には光の輪が波紋を描くようにほわんほわんと動いていた。

●23時をまわろう頃には小雨が降ってきて、ボクは撤収するのですが。


そんで翌日、3月23日。地下化初日。

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先ほど写真を貼った、スーパーオオゼキ前の踏切の跡地。
●踏切の信号や遮断機はすでに撤収され、線路の溝は埋められてた。左右には青い柵が設置されてる。この日から踏切でなくなったこの場所を歩いてみたら、なんだかスゴく小さくなってしまったような気がした。踏切の存在感というモノは、心理的に大きく作用するのだと実感。もっと幅があったように思ってたし、もっと広かったように思ってた。これじゃタダの道だ。人ゴミと警報音でとっても落ち着かない場所だったが、それがなくなってしまったので、拍子抜けするほどサッパリしてる。まーサッパリする事を願ってたんだけどね。

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●青い柵の向こう側には、役目を終えた駅のホームが見える。ここも写真撮影をする人が大勢いたね。

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●こんな感じで周辺の踏切は全部青い柵に囲まれた。こうみるとたくさんの踏切があったのね。

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●ちなみに、こちら一番街&茶沢通りの踏切跡地。もうね、タダの交差点。いつもクルマでゴチャゴチャしてたけど、もう違和感感じるくらいスカスカだわ。つーか、信号がなくてアブナいんじゃないか?と思うほど、クルマの通りがよい。一応踏切があった場所なもんだから、クルマも一瞬は一時停止しそうになるんだけど、そんな義理は実はなくなってるから、今後はスピード出して通過するんだろうね。

さて、下北沢の駅舎へ。

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下北沢駅、南口。いつものように、人はたくさん。活気ある駅前ね。
●今までの入口は、実は閉鎖される事なく、北口へのオオゲサな歩道橋としてその機能を残す事となった。改札だけがガッチリ塞がってるけどね。そんで、今までは隠されてた切符売場と自動改札が仮駅舎の建物に出現。さて、はいってみましょうか。

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●南口改札をくぐると、まずは、今までの線路やホームの上をまたぐカタチの導線を歩くコトになる。そこから旧ホームや線路が廃墟みたいな姿をさらしてるのが見える。今まではナンの違和感もなかったのに、オンボロ加減が客観的な視線にクッキリ剥き出されてて、寒々しいほどの侘び寂びを感じてしまう。ここにもそんな様子を撮影する人が集まっていた。そんな地上階レベルから、地下一階レベルへ移動…。

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ここが地下一階レベル。結構な深さまで、階段/エスカレーターで降りますわ。ココにはホームも電車もない。実際の乗り場は地下二階レベル。しかし、さらに工事が進むと、このレベルにもトンネルと線路が施設され、緩行線専用ホームに生まれ変わる。結果、小田急線のこのエリアの複々線化が完了する。まだ導線がアタマに入ってないから、みんなの動きはスムーズにならず、とにかくまー混雑してるわ。

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はい、コチラが地下二階レベル。電車へはココで乗り降りします。第一印象は、意外とセマイ…。ピカピカだけど、微妙にセマイ…混雑してるからそう見えるだけかな。デジタルサイネージとかもトンネル壁面に仕込まれてて、キレイですよ。地上レベルに出たり、地上二階にあたる井の頭線に乗り換えるには、今まで以上の移動時間はかかるようになるけど、まースグに慣れるよね。フツウの地下鉄を思えば、そんなに変わる所はないので。

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南口駅舎の外壁に見つけた掲示板。みんなの下北沢への愛がここに書き付けられてます。


ボクらはみんな忙しいから、スグに新しいモノに慣れてしまうだろうから、昔のコトもスグに忘れてしまうでしょう。だから敢えて、なんとなくこの境目の日のコトを記録しておきます。



●ちょっとしたお祭り気分の中で、ボクの脳ミソの中で鳴ってた音楽は。
THE KLF「LAST TRAIN TO TRANCENTRAL」1990年。
●かなり懐かしいバリバリのレイヴチューン。







●昨日は、東急横浜線がヒカリエ地下の副都心線に引き込まれるにあたり。
今までの渋谷駅がサヨナラ記念日を迎えるとのことで、まーオオサワギだった模様。

東横線渋谷駅

「タモリ倶楽部」ですら鉄道タレント集めて東横線特集してたもんね。


一方、我が下北沢の街も、一大転機を迎える。
来週土曜日の始発をもって、東北沢〜下北沢〜世田谷代田の駅が地下化するのであります。
●つまり、このエリアを小田急線が地上を走るのは、今週が最後。今後線路は撤去されます。
●だから、この最後の週末で、なくなってしまう踏切と駅の風景を写真に収めておこうと思うのです。

●まーウザイウザイと思ってた開かずの踏切たちもイザなくなっちゃうと思うと、ちょっぴり寂しいと思ったのは、実はボクだけではなくてですね、今日は街のいたるところでカメラを持ったオジサンオバサン若い女子から中高生までもがウロウロしながら写真を撮って歩いてて。
●なんと、ボクのヨガ教室のセンセイまでが facebook で号令をかけて「踏切記念撮影会」を仕切ってたりしてたのでした。

ただ、今回写真を収めるのは単純なノスタルジーだけが動機ってわけじゃありません。
コレから始まる線路跡地利用計画の具体化で、下北沢の街がどのように変わるのか記録を残しておかないと、と思う節もありまして。ボクも下北沢在住11年目となりました。でも予想以上に街の風景の写真を今まで撮ってきていなかった。コレを反省しているのです。工事がまったく始まってなかった時期にももっと写真を撮っとけばよかった。
●この街は古い店がどんどん潰れ若い店がどんどん現れる、ホントに活発に表情を変えていく場所でもありますが、大きな空白地帯となる線路跡地の開発と、関連事業として進められている補助54号線という道路計画で、今後数年間で街そのものの構造がゴッソリ変わる予定になってます。特に補助54号線は、まー素人目に見てもムダじゃねーの?と思えるほどドコにも繋がらない役に立たない道路計画で、ボク自身は非常に懐疑的に見てますし、実際根強い反対運動もたくさん起こってます。ということで、コレは節目として是非ランドマークになるような場所は撮影しておかなければ、と思う次第であります。

●今回の地下化での大きな目玉は、このエリアにある開かずの踏切全9カ所がなくなるコトです。

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ココの踏切が一番混雑する!下北沢駅のすぐトナリ、スーパーオオゼキと駅前市場の間にある踏切。
●この写真自体は、数週間前に撮ったヤツ。憎らしい子ほどカワイイといいますか、苦労させられた分だけ愛おしいというか。一番最初に撮影しようと思った踏切はコイツです。踏切の北側/駅前市場側に立って撮影しました。奥にピンク色のオオゼキ店舗が見えますね。

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この写真は、この「オオゼキ踏切」を逆サイド/南側/オオゼキ側から撮影した様子です。
ごらんのとおりマジで人が一杯です。ホントに開かないんですもん踏切が!こんな様子ですから、ココに間違えて自動車が入ろうものなら大分ドライバーは苦労します。実際この写真にはミドリの東京無線タクシーが一台写っているのですが、膨大な歩行者に囲まれて身動き出来ません。でマゴマゴしているウチに次の電車がやってきて踏切はまた閉まってしまうのです。

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ヨガ教室のみなさんたちとの撮影会の様子。
●電車が駅から発信する様子を撮影する、その様子を撮影する、その様子をさらにボクが後ろから撮影しました。みんなでそろって記念撮影もしましたが、それだと面が割れちゃうんでソレは掲載しないです。

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この「オオゼキ踏切」を、南側のオオゼキ2階の窓から見下ろして撮影しました。
●さて、この踏切の場所は今後ナンになるのか?広大な駅前ロータリーになります。自動車が入ってこれない歩行者中心の街、が下北沢の持ち味でしたが、線路跡地利用計画によると、この線路の上に広い車道を通して、駅前まで大型車両(バスや消防車両など)がスムーズに出入り可能なロータリーを作るコトになっています。しかし、当然線路の幅だけではロータリーは出来ません。ということで、周辺の用地買収が必要になります。
●ちとわかりづらいのですが、写真の奥に、白地に赤文字でスーパーピーコックの看板が見えます(電線にカブっちゃってます…すいません)。駅前ロータリーはこのピーコックの前まで広がります。つまり、踏切からピーコックまでにある低層の建物たちは全て立ち退き&取壊しの対象となります。小田急線車両の後ろに見えます、駅前市場は完全に消滅します。黄色い店構えのスニーカーショップ、STEP BY STEP は立ち退き対象エリアだったかな?でもこのお店は下北沢の別の場所にも店舗を構えてますので、ここは立ち退いても平気なのかもしれません。さらに隣の居酒屋さんはそのまま存続するはずです。というか、軒先だけが買収対象になったので、そこを踏まえた改築をすでに済ましているのです。

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今度はピーコック3階から踏切方面を見下ろすカタチで撮影してます。
●正面奥に、ピンク色のビル、スーパーオオゼキが見えます。踏切は見えませんが、一応電車の電線とかは写ってます。手前に広がってるトタン屋根の建物たちが駅前市場です。「下北沢駅前食品市場」という看板も見えますね。コレがどこかのタイミングで取り壊されてしまうのです。
ボクがこの街に住み始めた頃は、ソコソコの数のお店が営業をキチンとしてました。おそらく全盛期はすでに終わっていたと思うのですが、それでも下北沢らしいユニークなお店がありましたし、結構な頻度で利用もしてました。CD-Rの束が安いお店があったのでかなり重宝したものです。今は10店舗ほどの営業…面積にして全体の五分の一程度。若い人がやってる立ち飲み屋さん、昔ながらの乾物屋さん、八百屋さん、魚屋さん、あとはオリジナルのラインを作ってるアパレルが一つ。そんなもんかな。

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ヨガグループで、駅前市場の中に入ってます。
●早い時間だったので営業しているお店はナシ。実は明るい時間にこの中に入るのって久しぶりだったので、今まで見逃してたデティールとかを観察出来ました。暗いアーケードというイメージがあったけど、太陽光を取り込めるように予想以上の量の半透明トタンが使われていたコト、無粋な蛍光灯照明だけじゃなくて、昭和レトロな電球照明もぶら下がってたコト…今では実際に光らせていないと思う…。今は薄暗くて物騒なイメージが漂ってしまっているけど、昔は、つい数年前までは十分ににぎわってたのよ。
●右の写真は、「オオゼキ踏切」を渡って市場に入ろうとした人が一番最初に目にするお店、うさや。ウサギが大好きな我が娘ヒヨコ10歳のお気に入りスポットであり、数年前まで軽く営業もしていましたが、長らく閉店状態です。そもそもは竹中直人主演/信藤三雄監督映画「男はソレを我慢できない」のロケ地として作られたハズのお店でして、うさやという設定そのままで映画に登場してました。…ま、この話は何回かこのブログで触れてますけど。

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さて、次は「一番街商店街入口踏切」です。
●下北沢街区の一番東側に位置する一番街商店街の入口にある踏切で、そのまま二車線の太い車道を備えた茶沢通りに直結します。一番街が北側で、この写真の撮影位置も商店街側であります。奥にはセントラルスポーツというスポーツジムが見えます。コレも前からこの場所にあるこの街のランドマーク的存在です。車道を挟んでセントラルの正面には交番があって、そこから東商店街が始まります。
●線路跡地利用や補助54号線の道路計画では、一番街商店街に直接の影響はありません。用地買収エリアはこの商店街よりもっと線路や駅に近いトコロが対象になるからです。しかし、補助54号線幅26メートルもの太さを持つデカイ道路とされてます。駅からの歩行者の流れが分断され客足が遠のくというリスクが、素人考えでも心配されます。

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「一番街商店街入口」踏切を別の角度から撮影しています。
●先ほどの写真と同じように踏切の北側から、しかし商店街の中に入らず、茶沢通りの延長線にあたる道路の方から撮影しました。三軒茶屋駅前から太子堂代沢十字路などを北上して下北沢に到達する茶沢通りは、この踏切を渡ると途端にセマイローカルなクネクネ脇道になりクネクネしたまま井の頭通り大山交差点に到達します。歴の浅いタクシー運転手さんだと理解出来ない道です。世田谷区全体がそんな中途半端な道ばかりなんですけど。前述の「オオゼキ踏切」のあたりにできる駅前ロータリーは、線路の上を道路にしてこの踏切の地点で茶沢通りと合流します。この踏切から隣の駅の東北沢までの線路跡地は遊歩道や公園緑地になるといわれてたような気がします。

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「一番街商店街入口踏切」を、南側/セントラルスポーツ側から撮影してます。
●というか、厳密には、セントラルスポーツのトイ面にある交番の前から撮影してます。踏切の向こう側には、一番街の入口ゲート。そして茶沢通りの延長方面にはスタジオ NOAH の看板が小さく見えます。バンドマンの街下北沢には、こんな貸しスタジオがイッパイあります。NOAH はその代表格かと。時系列変化を見る為に、一番街、NOAH というランドマークを目印に入れ込んだ写真にしました。

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「一番該商店街入口踏切」と「オオゼキ踏切」の間には、小さな歩行者専用踏切があります。
●これをココでは「ローソン踏切」と呼びましょう。奥を見てください。コンビニ・ローソンがあります。そんで手前側には本多劇場グループの施設なのでしょう、本多スタジオという貸しスタジオがあります。劇団さんとかがリハや稽古をやる場所でしょうか。この建物の中には味わい深いバーがいっぱいあり、下北沢の濃ユイ文化を象徴しているかのようなオーラを出しています。しかし!この建物は補助54号線の用地買収エリアのど真ん中に位置しているので、もしかしたら近年姿を消すかもしれません。だからランドマークにできないのです。実際、この近所のお店ではすでに買収契約に合意したというウワサも聞こえています。

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さて、駅そのものの準備はどうなっているのでしょう?コチラは南口。
●高架の上を走っているのは京王井の頭線。こちらも線路の下の盛り土部分を高架化して新しい歩道を作る工事がこの駅前エリアで進んでおります。そんで奥に見えるのが今の駅の入口。青地に白文字で下北沢駅という字が書いてあります。そんで、画面左側が、来週からオープンする仮駅舎。ナニゲにスタンバイオッケー気味です。着々と工事が進んでいます。今日は、事前申し込みによる地下駅ホーム親子見学会なども開催されてました。
●かつては、ココには一階オダキューオックスというコンビニ、そして2階にはレンタルビデオの TSUTAYA が入っている建物がありました。工事が始まり建物が壊されて TSUYATA が去ってからはこの街のビデオ市場は DORAMA 一社の独占となり、ハッキリ言ってヤリ過ぎなほどの下北沢ローカル局地的多角化展開を拡大推進、古本、DVDやCDショップはいわずもがな、古着屋やゲーセン、金ショップ、そんで先日はカフェまで始めました。こんな独自進化はフツウじゃアリエナイ。ま、別にいいんだけど。

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駅の改札を内側から。

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小田原方面行きホーム。

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新宿方面行きホーム。今の改札とホーム、このヘンは全部なくなっちゃうね。

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井の頭線からの乗換え導線。新宿方面に乗る人は階段を下へ。この駅で下車する人、小田原方面に行く人はそのまま廊下を直進&奥の階段を上へ。そんな二重導線がメンドクサイ感じもしてた…という記憶がいつか懐かしいと思える時がくるようなこないような。

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で、北口。ココは最終的には駅前ロータリーになってしまうので今ある建物は全部なくなるでしょう。この写真の右端に駅の仮改札が出来て、しばらくはそこを使うカタチに。


補助54線道路計画はヒタヒタと進行中。

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●ふと気付くと、北口商店街の中に突然空き地がポコポコと出来てるんですよ。これ明らかに補助54号線道路計画の用地買収でしょ。左上の写真の場所なんて、わざわざ空き地を作るためにスゴく薄っぺらい建物に改築したんだよ。その奥に高い建物がありますが、これが北沢タウンホール。このビルの根本のアタリから補助54号線は始まり、線路跡地にできる車道を股いで、この場所に真っ直ぐ向かってくるカタチに計画されてる。うわー、いつの間にかよくワカランうちに街は壊されている。コワい!

小田急線、下北沢駅周辺。とうとう地下化します。

3月23日に、下北沢駅周辺の小田急線が地下化します。

来月23日から、地上線路は使われなくなり、踏切と線路の撤去が始まります。

●ここから街の景色はどんどん変わっていくでしょう。今の下北沢を写真に収めておこうかな?ウザいと思ってた踏切も、サヨナラが決まるとなんだか愛おしい存在に思えてくる。
●そして、注目の線路跡地利用と、補助54号線という意味のナイ道路計画で商店街の多くが立ち退きを強要される問題が、より目に見えるカタチで迫ってきます。さて、どうなることやら。

●小田急の公式ページはこちら。
http://www.odakyu.jp/company/business/railways/four-track-line/3/



●ひー。仕事が大変。つーかアタマが疲れる。慣れない新しい仕事が多いから。
●いかに今まで「手グセだけ」で仕事してきたかってコトだね。アタマを使ってなかったのだ。
●コレからは、勉強で知恵を吸収しつつ、必死にアタマを使っていかないと。



●昨日は新宿二丁目のバーで、会社の友達たちと飲んでたのです。
●名付けて、「文系の会」
「虚弱な文系」として、文学やマンガ、音楽の趣味を語り合う会、という目的。
●話題は内田百閒赤瀬川原平、トマス・ピンチョン、立川志らく、杉浦日向子、日渡早紀、岡野玲子、山岸凉子、細野晴臣、ジョニ・ミッチェル、ビートルズ、ブライアンイーノ、などなどなどなど…午前3時まで語ってました。
●バーがとってもイイ所だった。新宿二丁目の「ROSIE BAR」。70年代のシンガーソングライター系を中心に古典ロックをメロウに鳴らしてくれてる。JACKSON BROWNE SANTANA、YOUNG RASCALS とかが優雅にかかってた。それとタップリのアナログ盤。一枚一枚が溜息が出るほどの美品。キレイ…。
●カウンター腰にカクテルと選曲のリクエストを注文。TODD RUNDGREN をお願いできますか?「HELLO, IT'S ME」あたりから…NEIL YOUNG はありますか?「HEART OF GOLD」みたいな感じで…この曲はなんですか?あ、SLY 「FRESH」にこんな曲入ってるんですね…日本の曲もあります?大瀧詠一から鈴木茂へなんて雰囲気で…」もうウキウキだよ!

「ROSIE BAR」http://www.martha-records.com/rosie/index.html




最近の下北沢情勢。下北沢駅前再開発問題も踏まえて。


レコファン跡地

●ああ、レコファン下北沢店がなくなってしまった…。
●30年以上もあったお店だったそうですよ。ボクも大分お世話になりました。渋谷BEAMS店に統合されるとのことで。ボクはあの渋谷の店、ちょいと駅から遠くて好きじゃないんだよね。3月頃から大きく告知されてたんだけど…本当になくなっちゃうと寂しいな。
●これをキッカケに、ちょいと下北沢の現在の状況をレポート。



下北沢周辺の小田急線地下化工事も、着実に進行しております。
●毎四半期ごとに発行される「シモチカナビ」というお知らせチラシが駅のホームに置かれるんです。そこで毎度毎度の小路進捗をチェックするのがボクの習慣。
●その「シモチカナビ」最新版25号によると、地下化第一段階のトンネル本体工事はほぼほぼ完成しまして、そのトンネルの中に線路や設備を作る作業が進んでるとのこと。ホームのカタチもハッキリわかる程度のレベルまで、各駅の設備も工事が進んでるそうです。地下化、ナマナマしくなってきました。
地上部分の駅舎建築も始まってます。まだフツウの視点ではそれがどうなってるかよくわかんないけど。「シモキタナビ」によると下北沢駅はこんな感じ。

シモキタナビ1

●詳しくは「シモチカナビ」WEB : http://www.shimochika-navi.com/No25/index.html


●小田急線地下化そのものに対して、ボクはネガはないのです。ただし問題は地上部分の変化。
下北沢駅北口「駅前市場」は、数ヶ月前の段階にしてその半分以上が完全に営業をやめまして、タダの暗いトンネルになってしまっています。ボクがCD-Rを買ってたお店もなくなっちゃったし、個性的なエスニックカレーのお店も移転してった。今は立ち飲み風のお店がいくつかと、昔ながらの魚屋さん、ドラッグストア程度かな。
●そんで、建物の取壊しも一部始まりました。この写真は実は今年3月のモノ。重機を入れての整地作業をしている所を撮影しました。今はキレイにアスファルト舗装されて金網に囲まれた、行儀の良い工事用地になってます。アーケードもこの建物の部分は破れたワケで、そのお隣のお店は日光に晒されるようになってます。

駅前市場解体開始


あとね、井の頭線も工事が発生するのよ。つーか始まってるのよ。
●これね、あまり問題になるポイントもない気がするので心配はしてないんだけど、あまりにもシレッと始まってて、しかも細かく説明されてないからちょっと微妙で不気味なのです。小田急線はアチコチで説明しているんだけど、京王線は公式HPでも全然言及してないし、ボク自身も街のスミッコにある立て看板以上の工事情報を、どこからも取れないでいます。

井の頭線工事。

●看板、撮影失敗気味でごめんなさい。工事の主旨をかいつまみますと。

 1、小田急線地下化に伴い、井の頭線駅舎もチョイチョイ改築します。
 2、小田急線ホーム(地下化)と井の頭線ホーム(地上2階レベル)の乗換え導線をうまくやるために、
   ホームの半分を改築します。一方、西出口(鎌倉通り方面)は全然変わりません。

 ココまでは良い。

 3、茶沢通りから下北沢駅までの167メートルの線路区間を高架化し、その下にアクセス道路を作ります。

●なぬ!また道路が出てきたぞ!下北沢再開発問題は、どう見てもムダにみえる道路の建築が争点になってるのに、ココでまた道路がでてくるのか?!
●でもさ。順調に工事は進んでいるのさ。

井の頭線工事2

茶沢通りのバス停「下北沢駅入口」前から撮影。井の頭線の線路が上を通ってますよね。その左側が工事現場になってます。この地点から下北沢駅まで、井の頭線は土手というか盛土の上を通ってるんですね。この土手部分を全部とっぱらって高架線路にするのが工事の目的です。すると、今まで土に埋まってた部分が有効に使えるわけです。工事現場の中をのぞくと、もうガリガリモリモリ盛土を掘り進んでます。
●ちょっとソースの記憶が微妙で申し訳ないんですけど、ココに京王電鉄はテナント施設を作ったりするツモリという話とか、歩行者主体の道を作るツモリとか、というカタチでボクには伝わってます。少なくとも自動車がワサワサ通る道ではない。まークルマがワサワサ通る道がココにできるなら、別途問題になっている「補助54号線」という大分オオゲサな新設道路工事(&その道路のために立ち退きを迫られる個性的なお店たちの問題)の必要性も変わってくるかもしれません。
●テナントが出来るのもチョイチョイ微妙。最近の下北沢南口は以前はなかった高層テナントビルもいくつか登場しています。他の街ならあまり気にもならない5階〜10階程度の建物。そこで大幅に街の雰囲気が損なわれるとは、ボクはあまり感じてなかったんですけどー、いざいざそんな建物が出来てみて入ってくるお店は、ツマラナイ居酒屋チェーンだったりダイソーやユニクロやカラオケだったりで、まーオモシロくないです。別に便利にもならないです。ちゃーんとした個性的なマネジメントやブランディングで、街の価値向上に貢献するテナント運営をお願いしたいです。


●大分古い話になりますが、去年の八月にこんなイベントが。行ってきました。

 『SHIMOKITA VOICE 2011 シモキタ再生』
 シンポジウム「区長とともに考える シモキタらしい駅前広場と街づくり」
 2011年8月28日(日)14:30~17:30
 出演:保坂展人(世田谷区長)
    大友良英(ミュージシャン)
    柏雅康(しもきた商店街振興組合理事長)
    服部圭郎(明治学院大学経済学部教授)

「SHIMOKITA VOICE」はこの下北沢再開発に対して大反対のポジションにある団体/運動の1つであります。毎年1回、アレイホールというスペースでイベントを催すのです。ボクはこの時で二回目でしたね。
今回の注目は、保坂展人区長本人が登場する!というポイントでありました。社会党系のキャリアで国会議員として活躍してきた人で、テレビにもよく出てたからボクも顔を知ってた。そんな人が世田谷区長になったのは震災直後の去年4月。なんで国会議員から世田谷区なの?のワケは今だに知りませんけど、下北沢再開発問題の見直しを主張してた部分でボクは彼を支持。世田谷区民/下北沢エリア住民として、一体どんなことしてくれるの?という期待を持ってました。
●去年段階でこのイベントにこのブログでなんら言及してないのは、まーあんまり身のある内容をこのイベントから嗅ぎ取れなかったからです。区長自らがこんなイベントにわざわざ出て来る根性は買うけど、結局つっこんだ発言はなかったでしたし、「既に地権者との話し合いが進んでる部分もあるんでね…」と既にゼロまでおハナシはもう巻き戻せないモードの雰囲気を出してたし。そんでド派手なアクションがその後の区政で結局あったのかなかったのか微妙だし。
●ただ、下北沢問題は非常に利害の整理が難しくて、当事者や関係者がその主張を集約できない状況にある、という空気は嗅ぎ取れた。柏雅康(しもきた商店街振興組合理事長)さんの出席も今回の大きなトピックだったらしい。「しもきた商店街」は今回の再開発で一番大きな立ち退きを強いられる北口エリアの商店街組合。組合の公式な立場は「完全中立」。なぜなら、商店街内部でも立ち退きに対しての温度差がありすぎて、つまり実際の立ち退き当事者とそうではないお店との間に差がありすぎて、これは組合としての方針や立場は出さない方がよいだろう、という状況だからだ。イベント主宰の「SHIMOKITA VOICE」は言うなればこの問題の過激派セクトですから、当事者の商店街がそんなことじゃ困るよ的空気を出しまくってまして…ただ、そんな両者が同じ場面で公式に会話するというコトすらが意味のあるコトだったらしい。あ、前提として下北沢にはたくさんの商店街組織があって、南口や一番街や東通りなどなどに別個の組合があり、その組織間のヨコ連携がこの問題に対してあるかというと、まるでなさそうな感じでした。

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保坂展人・世田谷区長。

このシンポジウム、なぜかミュージシャンの大友良英さんも参加してまして。
●彼はミュージシャンとしてこの下北沢を舞台に活動してきた縁もあって…なんて建前じゃなくて、「SHIMOKITA VOICE」の中心人物とおぼしき大木雄高さんというかなり味出てるオジサンにヒキコマレました的な雰囲気でした。ただし、福島県出身の大友良英さんはこの震災モードの中で自らフクシマ支援の運動を立ち上げている段階でしたし、その観点から地域問題を冷静に、かつ温かい愛情をにじませつつ、場の空気をうまく和ませながら、語らってくれていました。素敵な人柄。
●もちろんその後に行われた、大友良英+テニスコーツのライブパフォーマンスもしっかり堪能しました。段取りがあまり決まってない模様で、床一面に撒いた楽譜をその場で拾い上げて一曲を丁寧に演奏する雰囲気がとてもピースフル。ギターの音がキレイだった。

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大友良英さんと、テニスコーツの2人。床に楽譜が散らばってるでしょ。


●参考文献。このシンポに出席した明治学院大学の先生の本。

道路整備事業の大罪 ~道路は地方を救えない

服部圭郎「道路整備事業の大罪 ~道路は地方を救えない」
●道路工事は一時的に地元建築産業にお金を落とすが、近隣の大型商圏に地域経済を組み込んで地元商店街を滅ぼすとか、若者を地域から都会へ吸い出してしまう大きな要因になったりとか、結果的に地域の活力を削いでしまうという主張が書いてあります。下北沢の道路開発にどれだけ当てはまるかどうかは微妙だがアレコレ勉強にはなりました。






●音楽の話。

東京スカパラダイスオーケストラ「WALKIN」

東京スカパラダイスオーケストラ「WALKIN'」2012年
●先日、ライブを見てきたスカパラの最新盤を買ってきました。先日遊びに行ったライブ@代々木第二体育館の興奮が蘇る!DEEP PURPLE JON LORD ばりのハードなキーボードプレイが炸裂する「RETURN TO SUPERCHARGER」、ライブでメチャピースなヴァイブを放った「BRAZIL」など聴き所満載。ゲストもロスのミクスチャーバンド FISHBONE のボーカリスト ANGELO MOORE から、先日のライブでも活躍した EGO-WRAPPIN'中納良恵、そして菊池成孔、上原ひろみなどなど豪華なメンツで素敵。
●DVDの海外ツアー映像が迫力満点。スタジアムを埋めるメキシコ人の前でプレイするバンド。カッコイイ。「トウキョウ!トウキョウ!」オーディエンスから自発的に上がるコールに、思わず感じ入る谷中敦さん。彼は返す。「日本のために祈って欲しい!」すると「ハポン!ハポン!ハポン!(日本)」メキシコツアーは、震災直後の4月だったのです。ちょっと胸が熱くなりました。
●DVDにスカパラファンの知人が映ってるって話だけど見つからなかった。残念。


FISHBONE「FISHBONE」

FISHBONE「FISHBONE」1985年
●黒人メンバーによる、スカミクスチャーロックの先駆的存在ですね。ボーカル ANGELO MOORE スカパラの前述アルバムにゲストしてたので、このレコードに針を落します。ファンクやR&B、ハードロックやメタルまで貪欲に吸収するスタイルは、ロスの同郷バンド、RED HOT CHILLI PEPPERS にも通じる逞しさを感じさせます。このファーストアルバムに収録されてる「PARTY AT GROUND ZERO」12インチはよく聴いたモンです。
●かつて雑誌で読んだインタビューの記憶。このバンドの音楽は当時のアメリカ市場では微妙な位置にあって結果突き抜けるセールスを得る事ができなかった…黒人バンドとしてはあまりに音楽が白人ロックに近い、しかし白人が聴くには音楽がブラック過ぎる。そのジレンマにリーダー ANGELO MOORE は悩んでたようだ。そもそもで黒人でありながらロスの白人コミュニティに育った彼は、このジレンマに直面した時にアイデンティティクライシスに陥ってしまったという。無意識に自分のルーツを奪われていたような気持ちになった…本当は黒人なのに白人のモノを刷り込まれて育ってしまったと。微妙…白人が黒人の音楽を鳴らすと受けるが、その反対は受けない…。ELVIS PRESLEY EMINEM RED HOT CHILLI PEPPERS もこの構造に乗っている。ここに政治的なコンテキストがあることをリスナーは知っておかないといけない。しかしその特殊な立場が彼の音楽を独特なモノにしているのはマチガイナイ。