<2003/05/05>
●ビクターの仲のよい宣伝さんから、またまたサンプルをもらった。ドラゴンアッシュの友だち、ソースというバンドのシングル、青春系ロック、ゴーイングアンダーグラウンドのシングル、ラッパ我リヤキングギドラ関係を集めたコンピだ。この前映画「凶器の桜」を見たんだけど、キングギドラの音楽が初めて面白いと思えた。なんでかファンク感がありそでないなと以前は不満だったんだけど、ありゃ「和」な音楽だったのね。その意味で興味深く聴きました。

「凶気の桜」

<2003/05/21>
●エイベックスの人から「サイバーX」という新しい路線のシングルをもらった。聞くとトランスなJ-POPというコンセプトらしい。ハマアユとかで既存曲のトランスミックスはあったけど、今度は最初からトランスしてるわけ。DAY AFTER TOMORROW の人が歌を歌ってるので確かにJ-POPでもあります。制作はユーロトランスの売れっ子 DIRT DEVILS だし、PVは「ANIMATRIX(マトリックス・アニメ版)」の韓国人監督がやるというので、確かに気合い入ってますが、モノ自体はそんなに面白くない……。でも担当者いわくトランスのお茶の間化が目的なのだからいいのかな? でも、トランスをここまで大きな商売にしたエイベックスってホント尊敬します。だって「お茶の間トランス」だよ!マジすごい!

<2003/05/22>
●職場の若いコたちが明日の EMINEM(イン幕張)に行くと盛り上がってたので、なんとなくヒップホップな気分になってしまい、そのテのCDを買ってしまった。WU-TANG関係のコンピ、PRINCE PAUL の新しいソロ、JAY-Z の二枚組、SNOOP DOGG のちょっと前のヤツ、そして MACY GRAY の新譜。あと、我が愛しの SOUL JAZZ RECORDS のニューリリース「TWO WORLD CLASH」というレゲエ物コンピもあわせて購入。先月イギリスに注文して6万使っちゃった以来、久しぶりのまとまった買い物でした。

「TWO WORLD CLASH」

<2003/05/23>
●会社にたまってた要らないサンプルをまたまたもらってきた。横浜ヒップホップOZROSAURUS のアルバム(「JUICE」サントラのジャケをパクったやつ)、RIP SLYME のシングル、AO
PARM DRIVE のアルバム(予想よりも良かったです)といった日本製ヒップホップ物と、上戸彩のデビューシングル。上戸彩!上戸彩!「あずみ」観てえ!

<2003/05/24>
●一緒に仕事してる女性から借りたブラジル音楽のCDを聴く。ナイスな休日の朝。サンバの巨匠カルトーラ(CARTOLA) の70年代のものと、アンナ・カラム(ANNA CARAM)という人の現代風ボサ。

カルトーラ

<2003/05/25>
●昨日の夜0時頃、池袋で一枚31円という激安ワゴンセールでCDシングル(S-WORD という NITRO / DEF JAM JAPAN のラッパーのやつ)を一枚買ったら、オマケでシングル十枚がついてきた。なんじゃそら!一枚3円!しかもオマケは選べないのでかなりキツイ内容。島谷ひとみとか FAYRAY とか。大量となるとクソCDは産廃ね。地球に優しくない。その産廃を体よく押し付けられた感じ。でも FANTASTIC PLASTIC MACHINE とかシーモネーターのシングルが入っててうれしかった。今度は頑張ってオマケ選ばせてもらお!

<2003/05/27>
●知り合いの美容師さんと話してたら、共通の趣味としてお互いにガンダムフリークであることが判明。そこでファーストガンダムのヴィデオから音声を切り出したお手製の「ガンダム名セリフ集」CD-Rをプレゼントしてあげた。「これが連邦軍のモビルスーツの威力なのか?!」ちなみに現在発売中のファーストガンダム DVD版は、5.1CH対応で効果音が全部差し換えられてて、マジ台無し!あの雰囲気がたまらないのに!諸君、モビルスーツの駆動音はVHS版で聴け!

<2003/05/30>
ビクターからサンプルをいただく。麻波25(麻波と書いてマッハと読む)と SOURCE のシングル(今度はレゲエ風)、それと「DANCEHALL PREMIRE」という日本のダンスホールレゲエ・コンピ。

<2003/05/31>
●久しぶりのお休み、下北沢 DISC UNION で中古CDを購入。4HERO DEGO のレーベル、2000BLACK のコンピと、ミドルスクール期に活躍したヒップホップクルー、JUICE CREW のコンピをゲット。しめて1300円のお買い物。

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GARNETT SILK : KILLAMANJARO REMEMBERS GARNETT SILK

●GARNETT SILK / KILLAMANJARO REMEMBERS GARNETT SILK (1995)


RABEL : SONIC SOUNDS LTD / TEICHIKU RECORDS TECW-23106
PRODUCER : RICKY TROOPER FROM "KILLAMANJARO"
MY FAVOLITE TRACK :
T3 FIGHT BACK (WITH RICHIE STEPHENS)
T6 ONE OF A KIND
T15 DEFEAT YOU

●ボブ・マーリーの再来と言われながら、銃で遊んでた甥っ子がプロパンガスを撃ち貫き、家ごと吹飛ばされたというユニークな爆死を遂げた天才シンガー、ガーネット・シルク。活動期間わずか3年でカリスマになった彼の、青空に溶け込むようにのびていくボーカルはホント気持ちいい。本作は、ジャマイカ最強のサウンドシステム「キラマンジャロ」に彼が遺したダブプレート、スレート盤を編集したもの。極端に強調されたベースやザックリなミキシングが、サウンドクラッシュ現場仕様な匂いを漂わせてて、メチャしびれます


GASTR DEL SOL : CAMOUFLEUR

●GASTR DEL SOL / CAMOUFLEUR (1998)


RABEL : DOMINO RECORDINGS WIGCD44
PRODUCER :
MY FAVOLITE TRACK :
T1 THE SEASONS REVERSE
T3 BLACK HORSE
T7 BAUCHREDNER

●日本語に訳して「太陽の胃袋」。当時初めて本作を聴いたのは友達のDJのクラブイベント。ホントにビビりました。PHOTEKとかのヒネクれたドラムンベースに混じって聴こえてきたこの音楽は、抽象的でありながら人肌のぬくもりが感じられて、神々しいほど繊細で、すごくグルーヴィ-なのに実体はフォークなのでした。シカゴ音響派の最重要人物ジム・オルークと、21世紀のフォーク表現を切り開くデヴィッド・グラプスのコンビが紡ぎ出した奇跡の金糸。その後、しばらくムキになってジムの関わった音源を買い漁ってました。


THE SPECIAL A.K.A. : IN THE STUDIOjpg

●THE SPECIAL A.K.A. / IN THE STUDIO (1984)

RABEL : CHRYSALIS / EMI RECORDS 7243 5 37695 0 5
PRODUCER :
MY FAVOLITE TRACK :
T1 BRIGHT LIGHTS
T4 HOUSE BOUND
T6 NELSON MANDELA

●70年代末にブレイクした2トーン・スカ・シーンの立て役者スペシャルズが解散した後、バンドのソングライターだったジェリー・ダマーズが結成したのがこのスペシャルAKA。その後のパンクに大きな影響を与える速いスカビートのイメージが強いスペシャルズに比べ、音楽的によりふくよかでカラフルになってて(スペシャルズは白黒だもんね)なんだか「大人」な感じです。スカやレゲエの枠に囚われない普遍的ポップ音楽。60年代モッズから90年代初めのアシッドジャズへとつながるUK黒人音楽好き趣味人の伝統に連なる傑作の一つです。


THE VOICES OF EAST HARLEM : RIGHT ON BE FREE

●THE VOICES OF EAST HARLEM / RIGHT ON BE FREE (1970)

RABEL : ELEKTRA / EASTWEST JAPAN AMCY-6047
PRODUCER : JERRY BRANDT
MY FAVOLITE TRACK :
T1 RIGHT ON BE FREE
T2 SIMPLE SONG OF FREEDOM
T10 SHAKER LIFE

●泣ける。踊りながら泣ける。声の力。無垢で素朴なメッセージ。裏ジャケの祈るように歌う少年の顔とか見ちゃうと、ホント泣ける。ゴスペル直系のコーラスが心を揺さぶるのね。イーストハーレムのコミュニティセンターで結成されたこのバンド、子供達のために作られたコーラスグループが元になっており、そのライブを見たC・メイフィールドがプロデュースをかって出たといいます(その後リロイ・ハトソンが制作となってアルバムが作られた)。本盤はカーティスとは別系統に作られたもの。しかしより素朴さ、直球さが引き立つ仕上がりで、聴いてるこっちまで善人になれたような気がします(錯覚)。


WU-TANG CLAN : ENTER THE WU-TANG (36 CHAMBERS)

●WU-TANG CLAN / ENTER THE WU-TANG (36 CHAMBERS) (1993)

RABEL : LOUD / BMG MUSIC RCA 07863 66336-2
PRODUCER : RZA
MY FAVOLITE TRACK :
T2 SHAME ON A NIGGA
T7 WU-TANG CLAN AIN'T NUTINHG TA F' WIT
T10 PROTECT YA NECK

●その真価に気付くのに時間がかかりました。とっても粗末で、ぶっ壊れてるつーか、所々ほつれてるトラック。カンフーとか少林寺三十六房といったトンマな世界観。意味わかんない。しかし、徐々に判明した珍妙なメンバーの個性(モノホンのガ○キチから何してるか今だわからないムダな人まで)とその絶妙なマイクリレー、難しいトラックにビッタリジャストで合わすファンクネスに、もはや中毒症状です。最初はタダのポンコツに見えたRZAのトラックも、独特のファンクが匂ってしょうがない。「なぜこんなに粗末なのにファンクなのか」と世界七不思議に認定です。現在はメンバーのソロから配下2軍3軍含めて関係物件は見た瞬間全部買ってます。

THE VELVET UNDERGROUND : THE VELVET UNDERGROUND

●THE VELVET UNDERGROUND / THE VELVET UNDERGROUND (1969)

RABEL : VERVE / POLYGRAM RECORDS 815 454-2
PRODUCER : THE VELVET UNDRGROUND
MY FAVOLITE TRACK :
T2 WHAT GOES ON

●言わずと知れたVUの3枚目。現代音楽出身のジョン・ケールが脱退し、ルー・リードが主導権を握って作ったアルバム。前2作に比べ特別トリッキーな所もなく、内省的でむしろ静謐な印象のこの作品のどこがグルーヴなんじゃ!とおっしゃる方も多いかと思いますが、2曲目ですよ、2曲目。すんげーシンプルな曲なのに、ろくな展開もないのに、楽器も最低限のバンドなのに(DBGとKEY)、不可分ないグルーヴが宿ってるのよ。不思議。熱を伴わない淡々と続く高揚感が、なんとなく体を動かすのです。冷たいか熱いか分からないドライアイスの火傷。これがVUやルー・リードの音楽の個性でないでしょうか。


DJ SCREW : AS THE WORLD TURNS SLOW

●DJ SCREW / AS THE WORLD TURNS SLOW (2002)

RABEL : WRECKLESS ENTERTAINMENT 82301 2003 2 9
EXECTIVE PRODUCER : THE BULL, MAMA AND PAPA SCREW
MY FAVOLITE TRACK :
T5 RIDE WIT A PLAYA / GRACE FEAT. ANGELIC
T7 H-TOWN / BOTONY BOYS FEAT. BIG MOE, LIL KE KE AND DEA

●この世には「スクリュー」ってシーンがあるんです。レコードの回転速度をいけるトコまで「遅くして」DJするんですって。はあ。ホントかよ誰こんなこと思い付いたの?このDJスクリューさんだそうです。実際聴くとマジ遅い。BPM50台?45回転を33回転にする雰囲気ね。声もモワーっと低ーくなってます。でもキチンと聴くと、これまたファンクの一つのあり方だってことに思い知らされるのよ。遅くしてネチッこくなったビートが腰にくる。間違ってない!ヒューストン人スクリューさんのセレクトは ESG や LIL KEKEなど南部音源中心。スクリュー向きのネタってあるのかな?しかしこの人すでに故人(殺された?)。こんな人こそ末永く頑張ってもらいたいのにね。R.I.P!


THE PHARCYDE : LABCABINCALIFORNIA

●THE PHARCYDE / LABCABINCALIFORNIA (1995)

RABEL : DELICIOUS VINYL / CAPITOL COMPACT DISC CDP 7243 8 35102 1
PRODUCER : THE PHARCYDE, JAY DEE
MY FAVOLITE TRACK :
T4 RUNNIN'
T5 SHE SAID

●ファーストのヒットでLAに豪邸を構え、4人で楽しく暮らしてたというファーサイドの皆さん、カッチョいいスーツでコじゃれた感じです。このセカンドは前作とうって変わってカラフルでコミカルな印象は後退。JAY DEE制作によるリラックスした雰囲気のトラックに乗せられて、より際立ってきたのは彼等の「うたごころ」。フロウに色ッぽい「うた」が出てくるんでスよね。4MCという強みをいかして、時にコーラスをハモッて見せたりもする。こっちも鼻歌まじりで聴けちゃう。でもこの後4人は分裂し今のファーサイドは2人組。3作目の「PLAIN RAP」はホントにプレーンすぎて面白くなかった。残念。


THE PHARCYDE : BIZARRE RIDE II THE PHARCYDE

●THE PHARCYDE / BIZARRE RIDE II THE PHARCYDE (1992)

RABEL : DELICIOUS VINYL 92222-2
PRODUCER : J-SWIFT
MY FAVOLITE TRACK :
T5 I'M THAT TYPE OF NIGGA
T7 SOUL FLOWER (REMIX)

●ドレなどのギャングスタラップが一世風靡する92年のLAにヒョッコリ現れた4人組。古今東西のサンプルに彩られたカラフルなトラックはとってもチャーミングで、コミカルなフロウに楽し気なマイクリレーと雰囲気は「おもろラップ」風でした。西海岸産でありながらメンタリティはメチャ東海岸。恐い顔のギャングより、デラソウルとかATCQとかの文系ノリニュースクール。ここから現在のJURASSIC 5の辺りまで続く「別系統の西海岸」の伝統ができるんでしょうな。当時18歳第一回渡米の僕には一番の掘り出し物でした。
SNOOP DOGGY DOGG : DOGGYSTYLE

●SNOOP DOGGY DOGG / DOGGYSTYLE (1993)

RABEL : DEATH ROW / INTERSCOPE RECORDS 7 92279-2
PRODUCER : DR. DRE / SUGE KNIGHT
MY FAVOLITE TRACK :
T3 GIN AND JUICE
T8 MURDER WAS THE CASE (DEATHAFTERVISUALIZINGETERNITY)
T10 WHO AM I (WHAT'S MY NAME) ?

●ギャングスタラップ/Gファンクの代名詞、スヌ-プドッグのデビュー盤。この頃はホントにG一色にシーンが塗込められてた。LAに行った時、異常ってほどヘビーローテされてたのよね。へー人殺しがTVでラップしてる…。当時スヌ-プは殺人の嫌疑に問われてたから、そんな印象でした。でも一番シビれたのが、そのフロウの軽妙さ。囁くような個性的なラップ。言わば「軽み」の中の「凄み」なのよ。それにややストイックになり過ぎてた東海岸に比べ、Gファンクはキャッチーでシンプルに楽しめた。昔のファンクとかディスコのマナーをある意味真っ当になぞってた。だから今でもデカイ音で聴いちゃうわけですよ。

CRAIG DAVID : BORN TO DO IT

●CRAIG DAVID / BORN TO DO IT (2000)

RABEL : WILDSTAR RECORDS CDWILD32
PRODUCER : MARK HILL
MY FAVOLITE TRACK :
T1 FILL ME IN
T4 7 DAYS
T12 REWIND

●クレイグ・デービッドを知ったのは3年前、白夜のヘルシンキだった。ワイフと二人での旅行中、ホテルで観てたMTVに突如登場した男。歌うようにラップしラップするように歌う!スゲえユニーク!こんなの聴いたことがねえ!名前も初耳!速攻でレコ屋行ったが見つからない。ウソなぜないの焦るぜ言葉もわかんないし!まだリリース前だっただけでした。その後アルバムが発売されるやたちまち大ブレイクした2ステップの貴公子。色男。天才。ユニークなフレーズまわしにひたすらシビれる。これこそラップの成熟。でもセカンドはわりと普通のR&Bになってました。なんでかなー!


BONE THUGS-N-HARMONY : E.1999 ETERNAL

●BONE THUGS-N-HARMONY / E.1999 ETERNAL (1995)


RABEL : RUTHLESS RECORDS / SONY RECORDS SRCS 7812
EXECUTIVE PRODUCER : ERIC "EASY-E" WRIGHT
MY FAVOLITE TRACK :
T2 EAST 1999
T8 CROSSROAD
T9 ME KILLA

●歌うようにラップしラップするように歌う。独自の美学がイカすのが、クリーブランド出身のコイツラだ。4人(5人かも?一人隠れキャラがいるらしい)が時にユニゾン時にハモってラップする。まるでドゥーワップなコーラスグループ。それでいてイヤーな悪寒を感じさせるチルでサグな雰囲気。ゲットーのヤバさと夏の日暮れのケダルさが漂う。あのオリジナルギャングスタ、NWAのリーダー、EASY-Eがこのユニークさに惚れ込んでフックアップしたというから本物だね(彼は本作制作の途中にエイズで他界)。ワンパターンで芸がないとか散々言われてるけど(確かにその通り!)、その不器用さと開き直りも全部込みでコイツラかっこいいです。


ROLLING STONES : LET IT BLEED

●ROLLING STONES / LET IT BLEED (1969)

RABEL : ABKCO RECORDS 844 473-2
PRODUCER : JIMMY MILLER
MY FAVOLITE TRACK :
T1 GIMME SHELTER3
T6 MIDNIGHT RAMBLER

●ストーンズとは「アントニオ猪木」みたいなものだ。その圧倒的存在感を認めてしまえば、何してもカッコよく見えるし、認めなければただのジジイに見える。たとえTVで意味なくビンタを張っても、ダーッを連呼してても猪木は猪木、そのカリスマに呑まれた者には神々しく映る。シワシワになろうと退屈な新譜を出そうと、やはりストーンズはストーンズ。来日とあれば心がうずく。このバンドがそんな比類なき存在感を確立し、伝説を始動したのが本作。ビートルズコンプレックスを抜け出して、ワン&オンリーのロックを咆哮させる。王者の偉業を再認識するために、今も僕は本作をラウドに鳴らすのです。

THE DYNAMITES : VINTAGE COLLECTION - THE DYNAMITES

●THE DYNAMITES / VINTAGE COLLECTION - THE DYNAMITES (1967-69)

RABEL : VICTOR MUSICAL INDUSTRIES, INC. VDR-25187
PRODUCER : NO CREDIT
MY FAVOLITE TRACK :
T1 トンネル天国
T4 恋はもうたくさん

●昭和元禄1968年に花開くグループサウンズ、誤解曲解大失敗をひっくるめて、無理矢理独自のロックを切り開いた先人のフロンティア精神をリスペクト!極東まで流れ着いたグルーヴの種子の畸形発達ぶりはまさしくスリル!そんでこの阿佐ヶ谷の不良少年ダイナマイツは、どこで間違えたのか猛烈にガレージ!GSのGはガレージのGだったのね!デビューEP「トンネル天国」は奇跡のガレージパンククラシックス。米軍ベース巡りで仕込んだR&Bカバーも黒く熱いっす。ギターの山口冨士夫はその後、村八分、裸のラリーズに参加、日本ロックの地下街道を歩いていく。

ROBERT WYATT : THE END OF AN EAR

●ROBERT WYATT / THE END OF AN EAR (1970)

RABEL : SONY MUSIC ENTERTAINMENT (UK) 493342 2
PRODUCER : NO CREDIT
MY FAVOLITE TRACK :
T1 LAS VEGAS TANGO PART1
T2 TO MARK EVERYWHERE

●ソフトマシーン、マッチングモールといったバンドで活躍したカンタベリー派プログレシーンの重要人物、ロバート・ワイアットの最初のソロアルバム。まだソフトマシーンに在籍してた頃のヤツね。基調としてアブストラクト度高め!細やかな音像がたゆたうように流れて消えて、フワフワ浮遊するのは漆黒の闇の中。妖怪とか深海魚とか見たくないモノが視界の外で動く気配がする緊張感。夢見心地だけどわりと悪夢。でもなぜか4ヒーローとかを連想しちゃった。難解なようで不定形の良質グルーブが間違いなく存在してる。真夜中の流れるプールって感じ。


THE SONICS : HERE ARE THE SONICS

●THE SONICS / HERE ARE THE SONICS (1965)

RABEL : NORTON RECORDS CNW 903
PRODUCER : BUCK ORMSBY AND KENT MORRILL
MY FAVOLITE TRACK :
T4 BOSS HOSS
T7 PSYCHO
T12 GOOD GOLLY MISS MOLLY

●ガレージ・ロックの覇王。ガレージの全てを封じ込めた一枚。バンドが一丸となって突進するロックだんじり祭。人生破れかぶれなボーカル。野太いサックスは黒い匂いがプンプン臭う。勝負は常に3分以内。各ラウンドで完全燃焼。それ以上の曲尺はこっちの息が持ちません。ガレージって、70年代末のパンク時代にパンク美学としてアリな音楽を60年代の旧譜の中から発掘したという音楽ですよね(ナゲッツとかペブルス)。その意味では、80年代レアグルーブのシーンがやった70年代ジャズファンクの発掘作業につながる感覚があるのよね。だから僕にとっては重要な音楽なのです。


THE LOVE AFFAIR : THE EVERLASTING LOVE AFFAIR

●THE LOVE AFFAIR / THE EVERLASTING LOVE AFFAIR (1968)

RABEL : COLUMBIA 483673 2
PRODUCER : MIKE SMITH AND JOHN GOODISON
MY FAVOLITE TRACK :
T1 EVERLASTING LOVE
T2 HUSH

●ラブ・アフェアって辞書でひくと「浮気」。イヤん。60年代UKの一発屋バンドだったのでしょうか?でもモータウンを連想するようなホーンを従えたポップチューン「エヴァーラスティング・ラブ」もスゴく楽しいし、ディープパープルで有名な「ハッシュ」も、僕はこっちのバージョンの方が粗野な印象で好きです(オルガンがビービーいってます)。数発のシングルヒットを出しつつも、このアルバムは商業的には鳴かず飛ばずだったよう。70年代に入るとサイケ化改造を狙ってLAに渡るがまた不発。トホホ。
THE REMAINS : A SESSION WITH THE REMAINS

●THE REMAINS / A SESSION WITH THE REMAINS (1964-66)

RABEL : SUNDAZED SC6069
PRODUCER : BOB IRWIN AND JEFF JAREMA
MY FAVOLITE TRACK :
T2 ALL DAY AND ALL OF THE NIGHT
T3 WHY DO I CRY

●炎のガレージ!七三分けなのにガレージ!パンク以前のパンク魂が暴発してます!僕の中では、ガレージの闇雲な疾走感は十分にグルーブチューンなんですわ。時は60年代中期、ビートルズをはじめとするブリティッシュ・インベーションが全米を席巻する中、ボストンにひょっこり現れた4人組。英国流儀に習いアイドルチックなスーツと髪型に身を固めたが、ロック衝動がそれに釣り合わない位にデカ過ぎた。音量、音圧、テンション全てにおいて過剰。そんなバランスの取り方が分からないヤツって憎めないよね。キンクス、ディラン、チャック・ベリーなどをカバーしています。

2003.05.04 ROY AYERS / COFFY

ROY AYERS : COFFY

●ROY AYERS / COFFY (1973)

RABEL : POLYDOR K.K. POCP-2622
PRODUCER : ROY AYERS
MY FAVOLITE TRACK :
T1 COFFY IS THE COLOR

●メロン大のオッパイを誇る70年代ブラックスプロイテーションのヒロイン、パム・グリアー。その代表作「コフィー」のサウンドトラックがこれ。ヴァイブ奏者のロイ・エアーズが、自作自演でぐっと抑制したテンションのクールなファンクを聞かせてくれる。これが時にエッチであったり、時に追跡劇だったりしているわけです。タランティーノがパムを復活させた「ジャッキーブラウン」でも、このサントラの曲が使われているそうです。

2003.05.04 CAN / CAN DELAY
CAN : CAN DELAY

●CAN / CAN DELAY (1968)

RABEL : SPOON CD 012
PRODUCER : CAN
MY FAVOLITE TRACK :
T1 BUTTERFLY
T6 UPHILL

●ジャーマンプログレッシブロックの重鎮、カンの初期音源。俗称「ハンマービート」として知られる、ネチッこく不条理なくらい反復されるストイックなリズムは、ある意味ですげえファンク。無表情でいて実は熱い。低温火傷のようなジワリと効くグルーブ。本作がカンの中でも特別なのは、初代ボーカルのマルコム・ムーニーの存在があるから。アフロアメリカンの彫刻家であるマルコムの、短い言葉を吐きつけるようなボーカルが、全ての楽曲をより一層ファンクにする。現代音楽から出発した彼等の畸形的ファンク観、死ぬ程ユニークで死ぬ程カッコイイ。

EXPERIENCE UNLIMITED : EXPERIENCE UNLIMITED

●EXPERIENCE UNLIMITED / EXPERIENCE UNLIMITED (1977)

RABEL : P-VINE RECORDS PCD-22017
PRODUCER : JIMMY GRAY AND EXPERIENCE UNLIMITED
MY FAVOLITE TRACK :
T2 FUNCTUS
T5 HEY YOU
T7 FUNKY CONSCIOUSNESS

●チャック・ブラウンのソウル・サーチャーズやトラブルファンクといったバンドと共に、80年代ワシントンDCのゴーゴー・シーンを形成することになるEUの前身バンドが、このエクスペリエンス・アンリミテッド。つまり省略してEUってわけなのね。でもリーダーのグレゴリー・シュガーベア・エリオット以外はメンバー全員入れ代わってるので、ハッキリいって別のバンドです。どこにもゴーゴーな感じはありません。むしろ真っ当すぎるほどのジャズファンク!ノーブルでクール。クールすぎるくらい。ボーカルモノとインストモノを半々に配置して、存分に高い演奏力を披露している。高級レアグルーブを召し上がれ。


THE BEATLES : SGT. PEPPERS LONELY HEARTS CLUB BAND

●THE BEATLES / SGT. PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND (1967)

RABEL : TOSHIBA EMI TOCP-8508
PRODUCER : GEORGE MARTIN
MY FAVOLITE TRACK :
T1 SGT. PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND
T3 LUCY IN THE SKY WITH DIAMONDS
T13 A DAY IN THE LIFE

●ビートルズとは、世界標準時を示すグリニッジ天文台みたいなもんだ。いわば全ての音楽の基準。どんな音楽もその存在を無視できない。ビートルズ以前の音楽は、ビートルズのために用意されたものだし、ビートルズ以降の音楽は、ビートルズの遺産を拡大再生産している。そんくらい巨大。実際その影響力はアメリカ、ドイツ、日本、ブラジルと全世界を貫通してる。世界初のコンセプトアルバムといわれる本作は、その天才が一番ほとばしってた時期の傑作。サイケからボードヴィル、インド音楽、オーケストラまでをカバーする内容もさることながら、犬にしか聞こえない超音波が入ってたり、「タナカさ~ん、タナカさ~ん」という意味の分からん挨拶が入ってたりというアホな仕掛けも含めてコイツらスゴイ。


THE SMALL FACES : ITS ALL OR NOTHING

●THE SMALL FACES / IT'S ALL OR NOTHING (1965-66)

RABEL :
PRODUCER :
MY FAVOLITE TRACK :
T4 GROW YOUR OWN
T5 COME ON CHILDREN

●モッズの魂百まで!リアルモッズはスモールフェイセズ!フーは仕立てられたモッズだったが、こいつらは本物のモッズだった。でもメンバー3人がチビだったが故に「スモール」だって知ってた?その中で声のでかいチビがスティーブ・マリオット。ヤツのR&B風味なボーカルと、ビービー唸るオルガンがこのバンドのカッコイイ所!オルガンインストもあってメチャ楽しい!本作はデビューから1年くらいの間にリリースしたシングルを中心にしたデッカ時代の音源集。まさしくモッズが一番モッズだった時期、彼等が一番天真爛漫だった時期です。


THE GRAHAM BOND ORGANISATION : LIVE AT KLOOKS KLEEK

●THE GRAHAM BOND ORGANISATION / LIVE AT KLOOKS KLEEK (1964)


RABEL : CHARLY CDGR 195
PRODUCER : NO CREDIT
MY FAVOLITE TRACK :
T2 BIG BOSS MAN

●モッズ期の名オルガンプレイヤー、グラハム・ボンドが60年代中盤に組んでたバンドの64年のライブ。メンバーは猛烈に豪華!ベースにジャック・ブルース、ドラムにジンジャー・ベイカーと、後にクラプトンとクリームを結成するリズム隊を従えており、この前年まではギターに、あの超絶速弾きギタリストでマイルス・デイビスの高弟でもあるジョン・マクラフリンまでいたという!そんなグラハムの全盛期のライブがここに収録されている。荒々しいサックスとオルガン、唸るR&B魂!しかし、その後仲間がブレイクする中、彼のキャリアは停滞。コアには受けるが、ブレイクするには華がなかった。そしてこのライブの10年後、彼は死んでしまうのです。