<2003/10/01>
●壮絶な買い物週間が続きます。今日も無駄金をブチまくダメな日です。新宿ルミネの青山ブックセンターで買い物依存症ぶりを発揮。マンガ大漁。
●まず軽くジャブが、ロックマンガハロルド作石「BECK」全16巻一気買い。もちろん副読本「BECK THE GUIDE BOOK」も当然購入。そして福本伸行「最強伝説黒沢」第2巻。最強から一億光年くらい遠い主人公黒沢(44歳独身)のダメ人間ぷりを、果たして作者はどう巻き返して伝説まで持って行くのか、その段取りがメチャ気になるという理由から今最注目の連載です。次、日本橋ヨヲコ「G戦場ヘブンスドア」。21世紀版まんが道。しかしその道はドス黒い家庭環境とトラウマだらけの暗黒青春イバラ道でした。ヨヲコ作品はいつも耐えきれないくらい青臭くて読んでられないことが多いのだけど、これは平気なのは題材がマンガ家で僕がマンガヘッドだからなのか?あとは山本直樹「堀田」。いつもどおりエロいです。もうひとつ、黒田硫黄「茄子アンダルシアの夏」。どうしようもなくマイナーだったけど大好きだった黒田硫黄、今ではメジャーに大昇格っすね。なんかさみしく思ってしまうのはファンのワガママですね。
●さてマンガはこれまでで次は書籍。またまた BJORK 本。その名も「ビョークが行く」。我が書架のビョークコーナーだんだん厚くなってきました。そして EMINEM のバイオ本「ダークストーリー・オブ・エミネム」「俺のモチベーションは復讐だ!」この帯の一言で買いました。そうだ!復讐だ!復讐だ!もう一冊はプロフェッサー佐藤雅彦「任意の点P」。付属メガネで図形をのぞくと不思議な立体が見える!ってやつ。
●ああDVDも買いました。ロシア映画「エルミタージュ幻想」90分間カメラ1台で長まわし、一回もカット割らないというスゲえ映画。見たい!ニコラス・ケイジ主演の 「スネークアイズ」ってのは冒頭13分長まわしってやつだったよね。でもそれ以外は一ミリも面白くなかった。
●それと余談ですが、昨日買ったケミカルのDVD見て息子ノマドが大興奮、あまりのダンス衝動の高まりでそのままゲーゲー嘔吐。「ヒドイもん子供に見せるな」と奥さん激怒。そして、このバカ買い物の内容と値段を見てもう一回激怒。すいません。

「ビョークが行く」


<2003/10/04>
●今日は、知り合いの結婚式に出た後、渋谷nestであった CRJ SOUND SURFIN' というイベントに遊びに行ったのでした。CRJ というのはイベントとかフリーペーパーとかラジオとかメルマガとか様々な手段で音楽にまつわる色んな活動をしている学生さんの組織でして(実はかく言う私も学生の頃にどっぷり CRJ に入り浸った一人)、ここ最近は一ヶ月に一回のペースで「SOUND SURFIN'」というライブイベントを展開しているのです。僕が見たのは、オーセンティックでチャーミングなダブを聴かせてくれた HAKASE-Sun(ex. FISHMANS)と、強靱なファンクショーを展開したオーサカモノレールオーサカモノレールはオモシロかったね。モノレールっていうか超音速ジェットコースターだね。しかもあの音を束ねて乗りこなすボーカルのお兄さんはモーレツにカッコイイね。ジェットコースター立ち乗りだよね。立ち乗り前傾姿勢だよね。動きもMCも奇妙でよかったよね。そんなかんじで、またイベントあったら遊びにいきますのでよろしくね、かまたくん。あと就職おめでとう。


<2003/10/15>
●久しぶりの日記更新でござんす。最近は忙しくて仕事ばっかりなもんで。そんな中、今日は祖師谷の円谷プロに用があっていきました。そんであの「ウルトラマン」シリーズの監督をなさった方とお話できる機会があったんですね。印象的だったのが、「怪獣にはみんな履歴書がある」という話。怪獣は意味もなく現れて街を壊しているわけじゃない。止むに止まれぬ事情があって街にやってきて、そして退治されてしまうのだということ。その怪獣登場の必然性の設定にいかにコダワリを持てるかに、ストーリーがリアルになるかどうかがかかっている(まあ怪獣って時点で全然リアルじゃないんですけど)。だから、初代マンセブンのストーリーはどこか暗くて物悲しい雰囲気が漂っているわけ。地球を破壊しなくては自分の星が滅びてしまう。そんな理由で攻めてきた宇宙人がセブンに倒される。なんか悲しい。監督さんは、ビンテージのソフビ人形(ペガッサ星人)を握りながら熱く語ってくれました。


<2003/10/24>
●ホントに忙しかった一週間がやっと終わり、昔一緒に仕事をしてた先輩と恵比須でご飯を食べた。この先輩は近年仕事がうまく行っててとっても羽振りがよく、この日は立派な日本料理をごちそうになってしまった。薩摩地鶏の刺身なんてモンを食べたよ。そもそも鳥って刺身で食えるんだ!
●その一方で、この先輩に会う前に、ボクは恵比須の有鱗堂でまたまた無駄遣い。安彦良和「アレキサンドロス」ガンダムのキャラデザインで有名な安彦先生は、読みごたえある歴史マンガをいっぱい書いてます。大和朝廷成立とか、明治自由民権運動とか、ジャンヌダルクやイエスキリストまで扱っております。
●あと、毎月読んでる雑誌「relax」も購入。ブリストルの伝説的クルー、WILD BUNCH 特集とは渋過ぎて舌を巻く。やっぱこの雑誌スゲえ。音専誌だってこんなことしない。今月の「SWITCH」荒木経惟特集。いい写真は心を癒します。


<2003/10/25>
●今日は土曜日、仕事はお休み。夕方までたっぷり寝て、17時から息子を肩車しながら、地元下北沢の街をブラブラ。最近「ガンダム」「シャア」という言葉を覚えた息子のために、プレステ2のゲーム「機動戦士ガンダムめぐりあい宇宙」を購入。ビグロが手強い。
●ビレッジバンガードでは、INCREDIBLE BONGO BAND という連中のCDと90年代の最重要レーベル、CREATION の盛衰を綴ったルポ本を購入。そんでエミネム映画「8マイル」を借りて観る。これまた暗い映画だね、デトロイトに生まれないでよかったな、息子よ。

INCREDIBLE BONGO BAND

クリエイション・レコーズ物語


<2003/10/27>
●仕事で使う資料本をたくさん買ったついでに、毎月購読リストで最上位を占める雑誌「ガンダムエース」の今月号を買う。ランバ・ラルとホワイトベースの白兵戦の回だから見のがしてはならない。しかし最後の頁に「次号、ジャブロー編に突入!」との予告コメントが。えっ!もうジャブローに行くの?!オデッサ作戦とかトリプルドムとかベルファストのミハルさんとか、その辺の段取り全部スッ飛ばしてないか?!そんなコトが気になってしょうがない男30歳の秋でした。
●あと「マトリックス・リローデッド」DVDで見ようとしたが、途中で大爆睡。もしかしてツマンナイのでは?


<2003/10/28>
●昨日途中で爆睡してしまった「マトリックス・リローデッド」を見返す。後半はボチボチ面白かったかな。高速道路でのバトルシーンがイカシます。モーフィアスがサムライソードで敵のバンをブッタ斬るトコとかシビレますね。実はこの撮影のために「高速道路」をわざわざ作ったという話。スゲえっす。息子ノマド (1歳)はキアヌ対100人増殖スミスのバトルに大興奮&テーブルの上でパンチの練習。
●あと、ビクターの人からサンプルを頂きました。グラビアでお馴染みエロテロリスト、インリン・オブ・ジョイトイ JOYTOY 名義でCDデビュー。ロシア風味のデジビート。歌はヤバいけど。でも僕インリンさん嫌いじゃないです。PVかなりエッチな出来のようです。その他、GOING UNDERGROUND、スカバンド SKAPONTAS など頂きました。


<2003/10/29>
仕事の必要性から、もっといい食事をしようと決意。美食家になるぞ!グルメグルメ!ぶっちゃけグルメとか料理なんて1ミリも興味ないし、美味しいか不味いかなんてよく分からないし、食事をギリまで切り詰めて全てをCDやビデオなど趣味に注ぎ込め!という生き方こそ正しいと思い込んでいましたが、今年で30歳、そうはいってられない局面に出くわしました。
●そんでガイド本片手に今日早速行ってみたお店は新宿「活水料理やまと」というお店。豆富料理が充実。この手のお店は「豆腐」ではなく「豆富」と書くそうな。気に入ったのは沖縄の豆富料理「ゆし豆富」。魚だしの汁に崩れた豆富が浮いております。あと百合根豆富饅頭。百合根って初めて食った。

スポンサーサイト

SUSSED : NEVER WANNA SEE YOUR FACE

●SUSSED / NEVER WANNA SEE YOUR FACE (1996)


RABEL : DEAD DEAD GOOD RECORDS
PRODUCER : RIC PEET
MY FAVOLITE TRACK :
T1 NEVER WANNA SEE YOUR FACE

●1996年頃というと、いわゆる「ブリットポップ」の時代。このイギリス独自のムーブメントの名の下に、いくつものバンドが泡のように現れては消えていったのです。サスドと申しますこのバンドも時代の流れに消えた泡沫バンドの一つ。一発屋でもありません。一発も当ててないから。確かシングルを3~4枚ほどリリースしながらも、結局アルバム一つ作れず仕舞いだったような。ハッキリいってどんな連中なのか僕には情報も全くありません。でも、このシングルだけはなんかカッコよく聴こえ、どうしても気になってしまうのです。友達のイベントで誰かがマワしてたのが気になって、ずっと探してやっと見つけたんだよな。だから、誰もが忘れてしまう前にこうやって記録を残そうと思ったのでした。オリジナルモッズを思わせるブリブリしたビート感。「お前の顔など見たくねえ」と悪態をつく姿勢。結局自分の顔が見てもらえなくなったけど。ちなみに他のシングルはどーでもいい出来でした。


A TRIBE CALLED QUEST  :  MIDNIGHT MARAUDERS

●A TRIBE CALLED QUEST / MIDNIGHT MARAUDERS (1993)

RABEL : ZOMBA RECORDINGS
PRODUCER : A TRIBE CALLED QUEST
MY FAVOLITE TRACK :
T2 STEVE BIKO (STIR IT UP)
T3 AWARD TOUR
T8 ELECTRIC RELAXATION

●90年代初めのニュースクール運動における最重要ユニット、ア・トライブ・コールド・クエストの3枚目。僕の中で神がかり的大名盤。サンプリング芸術の最高峰です。豪華なジャズグルーヴのサンプルをキラキラ輝く宝石のようにちりばめて、それでいて奥ゆかしく上品な味わいをかもすトラック。そこにQティップの鼻にかかったささやくようなラップ。決して派手でないし、地味で暗い印象にも聞こえる。しかし「深夜の略奪者」という題名どおり闇夜の中に聴けば、その暗黒があらゆる色彩を塗り込めた「豊かな黒」であることに気付く。クール。しかし本作以降のヒップホップは、サンプル許諾に大金がかかるセチ辛い時代に突入。このテの本物のサンプリング芸術は作られなくなった。ほぼカバー同然の「大ネタ使い」といったヤボトラックが増え、この時期僕はヒップホップから距離を置いた。僕の中でヒップホップが再びスリリングな音楽になるには、ティンバランドらのバウンス革命まで待たなければならなかった。

2003.10.18 808 STATE / EX:EL
808 STATE : EXEL

●808 STATE / EX:EL (1991)

RABEL : ZTT RECORDS
PRODUCER :
MY FAVOLITE TRACK :
T3 LEO LEO
T9 IN YER FACE
T10 CUBIK

●時は1991年。都立ののどかな高校に通うフツーの高校生だった僕に、海の向こうで起きていたアシッドハウス~テクノムーブメントの洗礼を浴びせてくれたのが、ローランドのドラムマシーンの型番から名をとった、「808ステイツ」というユニットのこの作品でした。ハウス~テクノの登場は僕の世界観を根底から転覆してくれました。いわゆる「音楽」から、歌詞とかメッセージとか生演奏とかいったロマンティシズムをことごとく剥ぎ取り、メロディとかサビといった曲の構造をことごとくぶっ壊し、ただひたすらグルーヴ、踊ることへの機能に向けて音を研ぎすましていく思想。スゲえ虚無的。それは当時の僕にとってヘヴィメタやパンクなんかよりずっと過激で危険な芸術だったのです。この衝撃にフルフルしてた僕は、放送委員という立場を利用してこのCDを運動会のBGMに使って力の限りデカイ音でブチ鳴らしたりしてました。そこから10年以上たった今の耳で聴けば、この作品も十分に「音楽的」だし、虚無ってことでもない。ニューオーダーのボーカル、バーナード・サムナーやソロデビュー直前のビョークをフューチャーしたトラックとかは十分にポップソングだし。でも当時のインパクトは今でもずっと僕の人生に大きな波紋を残しているのです。

2003.10.18 BJORK / POST

BJORK : POST

●BJORK / POST (1995)

RABEL : POLYDOR
PRODUCER : BJORK / GRAHAM MASSEY / TRICKY
MY FAVOLITE TRACK :
T2 HYPER-BALLAD
T7 ISOBEL
T9 I MISS YOU

●ボクにとっての永遠のアイドル、ビョーク。一度聴いたら絶対忘れられない絶唱ボーカルとアイスランド訛りのヘンテコな節回し。いつだってどこか場違いで、子供のように危なっかしい女の子。北極のそばからやってきた不思議ちゃんを、ネリー・フーパーやグラハム・マッセイ、トリッキー、ハウイーBといった当時のUKクラブシーンの鬼才がよってたかって、レイブ時代の女神に仕立て上げたソロ第二弾。今現在の彼女の活躍から思えば本人が持つ強烈な磁場が、周りの才能を引付けていたのねと思えます。最近知った事実なんだけど、本作のボーカルって、ビョークの希望で海岸で録られてるんだって。カリブの島国バハマ、ハンドマイクを握って海に駆け込みながらのレコーディング。スタッフはついて行くだけで大変だったとか。本盤は台北で購入した台湾版。台湾ではビョークの名前に「碧玉」って漢字をあてるらしい。「玉(ギョク)」のあたりがビョークって感じ?アジアツアー記念限定バージョンで8cmシングル付きの2枚組。


DE LA SOUL  :  DELA SOUL IS DEAD

●DE LA SOUL / DELA SOUL IS DEAD (1991)

RABEL : TOMMY BOY MUSIC
PRODUCER : DE LA SOUL AND PRINCE PAUL
MY FAVOLITE TRACK :
T7 A ROLLER SKATING JAM NAMED "SATURDAY"
T13 AFRO CONNECTIONS AT A HI 5 ( IN THE EYES OF THE HOODLUM)
T26 KEEPIN' THE FAITH

●歴史的にいえば、デラソウルの最重要作は絶対に89年のデビューアルバム「3 FOOT HIGH & RISING」だと思うんだけど、個人的にはリアルタイムに遭遇したこのセカンドの方が思い入れが深い。体育会系ばっかのヒップホップ界において、ナヨナヨしててオタクっぽい(メガネとかしてるし)文化系ルックスで登場した彼らは、同じくメガネで文化系だった僕にとってスゴく重要なタレントになった。4人目のメンバーといわれたプリンスポールの作るトラックはとってもチャーミングで、ユーモアたっぷりのセンスも絶妙。当時「おもろラップ」路線で日本語ヒップホップを切り開いていたスチャダラパーの方法と微妙にクロスするスタイルに、トーキョーの音楽とNYの音楽が同時代的にリンクし始めたという実感を感じて、ゾクゾクしたりもしたもんだ(実際に二者は後に共演)。特にこの作品の内ジャケには「デラマンガ」なるマンガが書いてあって、スキットに合わせてコマを読み進めて行く仕組みになっとった。インスタント・ファンクをサンプルした7曲目は、どんなに時が経っても色褪せないエヴァーグリーンな名曲です。

FELA ANIKULAPO KUTI AND ROY AYERS : MUSIC OF MANY COLUORS

●FELA ANIKULAPO KUTI AND ROY AYERS / MUSIC OF MANY COLUORS (1980)

RABEL : FAK
PRODUCER : ROY AYERS & FELA ANIKULAPO KUTI
MY FAVOLITE TRACK :
A1 2000 BLACKS GOT TO BE FREE
B1 AFRICA - CENTRE OF THE WORLD

●ナイジェリアのファンク大酋長フェラ・クティと、クールなヴィブラフォン奏者ロイ・エアーズが、アフリカ代表対アメリカ代表というカッコでガチンコファンク対決!A面B面各一曲づつグルーヴ渦まく約18分の大曲を収録。特にロイが主導権を振るったA面曲が、クールでカッコイイ! 抑制されたビートに、クールなヴァイブソロが絡み、それにあわせてロイ自身のボーカルがブラックの統一を説く。「シンクバウトユニティ…シンクバウトアフリカ…」それに追撃をかますのがフェラの燃えるようなサックス!ファンクが爆発炎上!しかも女性コーラス5人の名字が全員「アニクラポ・クティ」!さすが一夫多妻制&つまりは絶倫!ちなみにドラムンベースのパイオニア4ヒーローのディーゴが主宰するブロークンビーツのレーベル、2000 BLACKの名前は、この曲の名「2000 BLACKS GOT TO BE FREE」に由来するって話。21世紀に継承されるグルーヴの思想ってやつか