<2003/11/02>
●築地で寿司を食った金曜日、ぐったり10時間ばかりも寝た土曜日、そんで今日の日曜日は仕事して、夜はビデオ鑑賞。「ゴジラ」第一作(1954年)。来年はゴジラ生誕50周年なのだ。戦争とか空襲を知ってる世代が撮ったゴジラの猛攻は、現代SFXとかとは別の意味でリアル。なぜなら、燃え落ちる東京、焦土と化す東京を一度自分で見てきてるから。想像力だけでは行き着かない徹底的な破壊の風景。見ごたえありました。


<2003/11/04>
●今日は、日本料理界の顔役的存在ともいうべき人との打合せを兼ねた食事会。京王プラザホテルの高級中華「南園」。デッかいフカヒレと北京ダックとプリプリのエビ。豪華でした。トークの内容に神経を使ったので味はよく分からなかった…。今後お正月までこんな打合せが何回かありそうなんだよね。だから急遽グルメ化せにゃアカンと僕は焦ってるんです。その顔役氏いわく「自分で世界中の味を確かめてみたい」という好奇心から、ここまで食にこだわるんだとおっしゃる。そう言う意味では、僕の「音楽聴きたい衝動」と出発点は一緒なのね。でもコストが釣り合わンですよ、こんなゴチソウは…。CDの方がよっぽど経済的です。


<2003/11/05>
●下北沢 DORAMA でCD購入。今日の買い物は二枚。WU-TANG CLAN の総帥 RZA の新作ソロ。RZAタランティーノ「キル・ビル」のサントラにも楽曲提供しているのでそっちもチェックしないと。もう一枚は、ワシントン州オリンピアのレーベル、のアーティスト SOME VELVET SIDEWALK のアルバム。これは完全なレーベル買い。はユニークっすよ。カワイげがあってグルーヴのあるロウファイをマイペースに供給しておりました。こっちは380円の中古盤。お得です。

RZA「BIRTH OF A PRINCE」


<2003/11/06>
●仕事の都合から、中国古箏奏者ウー・ファン(伍芳)のCDを聴く。キレイな女性が奏でるチャイニーズ・ハープ。この人とニ胡奏者チェン・ミンとのセッションに着想を得たのが、女子十二楽坊なんだって。ユーミンのカバーもあり。
●そんで今日もグルメ大作戦。新宿マイシティの近所にある炭火焼「円相」。老舗割烹「金田中」の系列なんだって。キノコ、サザエ、とろ鮭、もんじょう煮などなど。炭火焼にやや失敗ぎみ。でもハラいっぱい。職場の後輩くんたちにオゴる日。 財布も気になるが体重も気になってきた。


<2003/11/07>
●怒濤のグルメ大作戦、今日も立派に進行中。フグ!フグ!フグ!渋谷道玄坂「とらふぐ亭」。刺身ブツ切り唐揚げてっちり。一番うまいのは焼きフグでした。フグは歯応え。あんなに刺身を薄く切るのは、歯応えがあり過ぎるからと知る。以前、韓国でフグ鍋を食ったことがあるが、日本で食うのは生まれて初めて。会社から店へ移動する時、職場の後輩くんが「unimoさんホントに毎日メシ食ってますね」。だから本気なんだって。一流料理人と打合せするのに、フグ食ったことありませんとか言えないって。僕は仕事にはマジメなんです。
●さてフグのあとは、渋谷 TSUTAYA でマンガの買い物。安野モヨコ「さくらん」。江戸吉原芸者道を描く。さそうあきら「タマキトヨヒコ君殺人事件」「1+1は?」。さそうさんのマンガは皆さん是非読んで下さい。ちょっとマヌケでのほほんとしながらふと悲哀。地味だけど時に感動。もっと知られていい作家でス。
●あとDVD借りて鑑賞。サーフィン青春映画「ブルークラッシュ」。サーフィンって楽しいね。眺めてるとホント楽しい。水中から見た波の裏側の映像とか見せられるとかなり楽しいです。もちろん僕はサーフィンなんてできないけどね。「ガールファイト」に主演してたミシェル・ロドリゲスがいい助演ぶり。かなり女の子っぽくなりましたが目つきのワルさは変わりません。

「ブルークラッシュ」


<2003/11/08>
●今日は職場の歓送迎会。銀座のレストランでメシを食ってカラオケ(僕は苦手)。その後「月の兎」というバーへ。ここはおでんがおいしいらしい。カブ、餅きんちゃく、チーズ入りガンモドキ。のち読書。仕事で使った安倍晴明/陰陽師関係の本をぼんやり読む。


<2003/11/09>
●選挙の日。近所の小学校でキチンと投票(僕は国政選挙をキャンセルしたことがないのです)。
●その後、お台場トイザラスにて、息子ノマドの2歳のバースデイ プレゼントを探す。「きかんしゃトーマス」ってホントに子供受けするのね。あんまりカワイイと思ったことないが、売り場で奪い合うようにオモチャに群がる子供を見ると感心してしまう。キャラで一発当てれば一生食えるね。一生どころが子孫七代食えるね。ディズニーしかりガンダムしかりドラえもんしかり…。結局トーマスのプラレールセットを買いました。夕飯はホテル日航東京でスペイン料理。オリーブオイルとトマトソース、バスク風とか00風とかコ難しいオヒレがついててウザイ。


<2003/11/10>
●今日は三鷹に仕事へ赴く。そこで訪れたのが、三鷹市役所の近所、ブックカフェ「フォスフォレッセンス」太宰治の短編から店の名前を取ったこのカフェは、太宰が暮らし自殺した三鷹の街にホレ込んでわざわざ京都から移住してきたご夫婦がやっている所。こじんまりとしてるが、コーヒーがメチャうま。純文学中心の古書の在庫もイイ感じ。僕は、大江健三郎「燃え上がる緑の木・第一部」松浦理英子「親指Pの修業時代」(上/下)を購入。購入した大江本を開くと、大江さんに関する新聞の切り抜きが。前の持主(故人)が几帳面な人だったらしい。
●ちなみに僕は大江文学が好きで、学生の頃、愛媛のチョー山奥にある大江さんの生家まで行ったことがある。大江家の隣の隣にある魚屋のおじいちゃんにたまたま出会って、大江さんの少年時代の話を聞かせてもらった。

松浦理英子「親指Pの修業時代」_


<2003/11/11>
●下北沢の「餃子の王将」で夕飯を食った後、レコファンにふらりと寄ってしまったのが間違いだった。SOUL JAZZ RECORDS の新作コンピ二枚と、BBE の系列レーベル R2 RECORDS の新作コンピ、そしてぼくの持っていない BBE の再発コンピを見つけてしまった。僕としては「見た瞬間即買え」という掟を自分に課している物件なのだが、今月はグルメ作戦に投資しまくっているので、さすがに現金がない。これ全部買ったらまた一万超えちゃうよ…。40分間店の中で逡巡したが、 結局2枚だけ購入。やっぱり我慢できないのか、意志弱いね…。自己嫌悪で胸がムカムカする…。
●家に帰ると、息子ノマドが新しい言葉を覚えていた。その言葉は「ジオン」。お前ガンダム見過ぎ。おかしいよ一歳児。もっと普通の言葉から覚えろよ。


<2003/11/12>
●今日も三鷹に行く。そこで出会ったのが、女性で初めての盆栽家、山根さんという方。この道40年のキャリアで、「草もの盆栽」という草花で盆栽を作る分野のパイオニアだ。パラダイス山元さんが「マン盆栽」とかいって新感覚の盆栽を作ってるが、そうしたスタイルのルーツを作った人なのです。

nikki20031112.jpg

●鉢植えを使わず平らなお皿の上で、土をむき出しにする「根洗い」(写真参照)という様式を得意とする山根さん。鉢植えは頻繁に植変えしたり、化学肥料を投入しないと植物が死ぬというのに、この「根洗い」は独立した生態系として肥料を足さなくとも20年もそのままで維持できる不思議な力を持っているという。土がむき出しな分、空気が通っていい作用を生むのかよくわからんけど…。この土は「ケト土」といってある程度深い所でとれる土。腐葉土がさらに炭化していく中間の、ミネラル分が凝縮された土なのだそうだ。そんなウンチクにいちいちメチャ感心。普段は自然とかエコとか無縁なもので…。
「草もの」「根洗い」も古典盆栽でごく普通の手法ではあるのだが、本来は松などの添え物でしかなかった野草を、主役のポジションに据えて「根洗い」で可憐に表現した所が、革新的だったといいます。ありふれた物からその解釈をヒックリ返すことで新しい価値を作った見事な成功例。優れたクリエイターとお話ができてうれしかったです。


<2003/11/13>
●グルメ作戦のために銀座へ。京の田舎料理「御蔵」。コースメニューだけというスノッブ度の高いお店。京いも、銀ムツ(めろう)の西京焼き、豆乳鍋。ふーん。もっと面白いもんだと思ってた。あと ERIKAH BADU の新譜買っちゃった。ニューソウル。


<2003/11/14>
●お世話になっている会社の創立30周年パーティに出席。特にお世話になっている人がこの度社長に就任したお披露目なんです。普段は着ないジャケットを羽織って、日比谷・東京會館へ。このホテルの食事以外にも、有名店がブースを出すという趣向。日本料理「松下」のホタテ貝磯焼(デカクてウマイ)と鉄火丼、陳健一のカラい麻婆豆腐、稲庭うどん、松葉ガニ。でも立食は苦手だ。ちゃんと食べた感じがしない。あと占い師のブースまであった。占いなんて信じないしキライだが、あえて手相を見てもらう。ワリといい運勢で気持ちイイ。


<2003/11/15>
●だらだらと夕方から仕事して、夜中は久しぶりにダ★カズヒロに会って、渋谷・桜丘のカフェでメシを食う。隣のテーブルでは、会社の知合いがたまたま合コンしていた。相手はスッチーの方々。ふーん。


<2003/11/16>
●今日は息子ノマド2歳の誕生パーティ。僕と奥さんの両親や妹たちが集まって、初孫ノマドにたくさんの貢ぎ物が献上される。三輪車にトラックとユンボのオモチャ、そして「きかんしゃトーマス」のビデオと、ノコノコの甲羅みたいなデザインのイス。父からはザクのフィギュア。突然モノにまみれて意味がわからないノマド。このままクリスマス、お正月と、モノまみれ月間が続く。ヤバい。このままではノマドはスネオになってしまう。確かにウチは、奥さんのママ友達がビビるほどオモチャが異様に多い。だって元々はノマドのじゃなくて僕が集めたオモチャなんだもん。


<2003/11/17>
●夕飯にきむおが教えてくれた日本料理のお店に行く。表参道「青山さくら」。まぐろステーキ、平貝の刺身、白子の天ぷら、ツミレと水菜の小鍋。最近ハラがでてきた…。
矢沢あい「NANA」最新9巻を会社のデスクの女の子に借りて読む。ナナとハチの関係がキリキリときしんでいく!第一巻から暗示されてた崩壊まであと一歩。まさに破局の臨界点。あんなに幸せだった2人の女の子の友情がいかにコテンパンに崩れ去るのか早く見たくてしょうがない。やっぱしハチって愚かだよね。でもこれが普通の女の子なの?教えてよ女子読者諸君。


<2003/11/20>
●とある打合せで乃木坂に行く。その時間調整で立ち寄ったコンビニでシビれる雑誌を発見。その名も「GIGOLO STYLE」

nikki20031120.jpg

「ナイトストリートファッションの新定番!ガキを卒業したイケメンたちはジゴロ系でキメろ!」というコピーが眩しい!そして「ジゴラティブスタイル」「G系」という新しいスタイルの提案。つまりホスト系ってこと。ひたすらホストさん情報満載。モデルもホストさんで、ファッションもホストさん向けで、インタビューもホストさんの話。「ジゴラティブスーツを着こなせ」「G系オトコ100人大解剖」「究極のホストアイテムチェック」。これって発明じゃない?新しいよ!このホスト・シーンに目をつけてこんな名前をつけたってのが偉いよ!そんで広告も全部ホストクラブ。モデルしているホストさんのページの次にそのホストさんの所属するお店の広告が入ってる。ビジネスとして成立してんじゃん!取材対象と読者と広告主が全部歌舞伎町の中だけで循環している感じ。その他の造語にもシビれる。ウォータービジネスギャルとかナイトストリートとか。ミリオン出版さんご立派な仕事です。


<2003/11/21>
●グルメの旅、今日は池袋「銀兎」。室内全部が銀色のしつらえ、そしてイタリアン&創作和食。アメリカ東海岸産の生カキ、チョウザメとキャビアのスシ、フランスのキノコのソテー。あと話は変わるが、また新しい仕事が舞い込む。今度は北海道の東側に行くことになるっぽいね。


<2003/11/22>
●今日は家族で東京ディズニーシーへ。が三連休ゆえ混雑が並みでない。風邪ぎみの息子ノマドも本調子が出ず、マーメイドラグーンですら暗くて怖いとビビってばかり。アトラクションも年齢制限で子供の乗れるモンがない。結論、ディズニーシーは二歳児に優しくないことが判明。
●その後、夜から会社の先輩の結婚式2次会のため銀座に移動。前に所属したセクションの人々と久々に会う。3次会は、少人数でしっぽりと三宿「春秋」へ。京野菜のサラダ(水菜、京人参、紅芯大根など)、生湯葉と生ウニの和え物(ウニ初体験)、くわいの揚げ物(小さな球根!)。初めて食うものばかりでかなり勉強になった。めきめきとスキルアップ!体重もアップ!
●そして、友達を車で送ったあとの帰宅途中、中野通り杉山公園交差点に新しい「ブックオフ」を発見&立ち寄る。またしてもCD購入。JUNIOR VASQUES、ROGER SANCHES といったハウスのトップDJやターンテーブリスト Q-BERT に取材したドキュメンタリー「HANG THE DJ」サントラが100円。もちろんDVD本編も持っているんだけど、激安なので買いました。「ブックオフ」は価格評価がデタラメすぎるので激安コーナーは結構コマメにチェックしてます。(基本的は無意味に高いのがイッパイなんだけど)

「HANG THE DJ」サントラ


<2003/11/25>
●最近コンビニでよく購入しちまうのが、食玩系フィギュア「MOBILE SUITS GUNDAM ULTIMATE OPERATION」シリーズ。480円のガンダムのオモチャ。前からコンビニにあったのをしばらく無視してたが、試しに一つ買ってみたら激ハマり。とにかく異様によく出来てる。息子ノマドの非常に過酷なハードユース(投げたり踏んだりしゃぶったり)に十分耐えるタフさに感動。もっと華奢ですぐ壊れると 思ってた。やはりオモチャはシンプルで強くなければならないと思う。ガンキャノンガンダムMK?ティターンズ仕様/いわゆる「黒いガンダム」)、「第08小隊」 Ez-8、そしてザク2機。買いはじめるのが遅かったのでシリーズ初期モノがゲットできん!コンビニ在庫は健康的に新陳代謝しやがるので既に店頭から消失(怒)。せめてグフカスタムだけでも入手したいです。

nikki20031125.jpg

●今日は話題がもうひとつ。職場の後輩からスパイスガールズの記念切手をもらった。どこの国の切手か?なんとカムチャッカ。ロシアの極東。他にもアゼルバイジャン&モルドバ共和国(旧ソ連ね)のスパイス切手までもらった。なんでそんなショッパイ国がスパイスガールズなのか?
●聞くとこのテの小国が世界的スターの切手を発行するのは結構よくあるらしい。そもそもこのテの国では郵便出すヤツなんぞたくさんはいない。だから最初から海外の切手フリークを狙って発行するという。ああ外貨獲得!そのためこの地球上にはタンザニアブルース・リー切手とかマダガスカル坂本龍一 in「戦場のメリークリスマス」切手というものが存在するという。
●しかし、左のスパイス切手4枚つづりはデザイン大味スギ。右下部分の切手なんて、単体だとメラニーBの股間しか写ってないジャン。大体この写真、雑誌グラビアテキトーにパクってないか?スパイスカムチャッカまで撮らせにいってるなんてありえねー。国家的ザックリ商売。おそろしや切手シーン。あなどれねー。


<2003/11/28>
●金曜の夜は、新しく仕事をする会社の人たちと六本木「潤沢」へ。鯨のベーコン、ゲータン(鯨の舌)を食す。新しい人脈と新しい仕事の仕方に馴染めるか?ちょっとしたカルチャーショックを自分に課す。
●さて、今週の買い物はDVD「燃えよドラゴン特別版」DON'T THINK IT, FEEL IT. ブルース・リーの動きに宿る狂気は何?あの内向きにイッちまってる目線。あのヤリスギな怪鳥音。不穏だよ存在自体が。公開時73年の西洋人にとって、このカンフーという代物がいかに衝撃的に写ったことか!まさしく理解の及ばない東洋の神秘。でもアメリカ生活を知ってたリーは、こうしたカンフーの見え方、西洋人に東洋への畏怖を抱かせる演出に意識的だったにちがいない。あくまで計算され演出された狂気。この人はホントにクレバーな人だね。
●その他、脚本家向田邦子関係の本を読む。死後20年を過ぎても今だ女性を引き付けるカリスマ。

「燃えよドラゴン特別版」

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N.E.R.D. : IN SEARCH OF...

●N.E.R.D. / IN SEARCH OF... (2001)

RABEL : VIRGIN RECORDS AMERICA
PRODUCER : THE NEPTURES
MY FAVOLITE TRACK :
T1 LAPDANCE FEAUTURING LEE HARVEY AND VITA
T3 THINGS ARE GETING BETTER
T10 TAPE YOU

●00代初頭を代表するヒップホッププロデューサーチーム、ネプチューンズ(声が高くてヒョロい黒人ファレルと球児のような坊主頭の東洋系チャドの2人組)にプレステ大好きなお友達を加えた別ユニットが、N.E.R.D。名前の通りあか抜けないオタクルックス(KISSのヘヴィメタシャツ着るとか)に僕的にはメチャ親近感感じました。「一晩中君を録音していたい…」とか歌っちゃうセンスも好き。「とんつくとんつくとんつくとん。」てな具合のヌケのいい低音と軽妙なリズムはこれぞネプチューンズという作りだが、普段のプロデューサー仕事よりもずっとメロディがあって音楽的。疾走感も爽快。本作には2001年にリリースされた打ち込み主体のこのヴァージョンと、突然気が変わって全部バンドサウンドで録り直した2002年の二つのバージョンがあるのでスゴイ。ジャケ違いで曲順もちょい違うが、仲良しの白人バンド、スカイモブを従えての版もかなり楽しいです。

2003.11.30 MACY GRAY / THE ID

MACY GRAY : THE ID

●MACY GRAY / THE ID (2001)


RABEL : SONY MUSIC ENTERTAINMENT / EPIC RECORDS
PRODUCER : DARRYL SWANN AND MACY GRAY
MY FAVOLITE TRACK :
T1 RELATING TO A PSYCHOPATH
T3 SEXUAL REVOLUTION
T5 SWEET BABY

●ドナルドダックの声で歌を歌うお姉さんの2枚目のアルバム。ハスキーすぎて普段の会話にも困るんじゃないかって心配になるくらいのダミ声。よくこの声で歌を歌おうなんて思ったねえ。でもこの声がたまらない。ホントにワン&オンリーの個性的なシンガーですわ。そのアヒル声を乗せるバックトラックも、楽しいお祭りのように賑やかでバタ臭いくらいなものばかり。R&Bやヒップホップの時流とは無縁だし古典ソウルへの気負いもないが、音楽がチャーミングで可愛げがあるんですわ。エリカ・バトゥやアンジー・ストーンといった現代ソウルの女傑もゲストに集まってます。ちなみにこの人デンゼル・ワシントンの映画「トレーニングデイ」にチョイ役で出てるんだけど、このツラ構えのせいか存在感たっぷりでした。


THE LEMON TREES : OPEN BOOK

●THE LEMON TREES / OPEN BOOK (1993)

RABEL : MCA RECORDS
PRODUCER : GUY CHAMBERS
MY FAVOLITE TRACK :
T2 LOVE IS IN YOUR EYES
T8 LET IT LOOSE
T9 I CAN'T FACE THE WORLD

●僕が18歳のヘッポコ大学生だった頃、仲が良かった女の先輩。美人でオシャレでセンスがよくて、タダのヤボメガネだった僕は、その人から色んなことを教わったもんです。その女の先輩の部屋には、ブラーのファーストとか、セント・エチエンヌとか、ジザメリの「サイコキャンディー」とか、オシャレで新しいUKのCDが沢山あって、片っ端から聴かせてもらってた。このレモン・ツリーズもそこで知ったバンド。マッドチェスター~インディダンスと90年代のUKロックが華やかに拡散して行く93年。チャーミングでカラフルなポップソングをダンサブルに奏でるこのバンドは、まさしく時代のど真ん中。「ラブ」という言葉を砂糖菓子のように甘いアレンジと小気味いいベースにくるんで聴かせてくれた。ところが本作一枚きりでこのバンドは行方不明に。ルックスが悪かったからね。でも今でも僕はよく聴くよ、あの女の先輩を思い出して。先輩はその後関西のファッション関係に就職して、さらに転職とかして外人さんと結婚したそうな。