<2004/09/05 (SUN)>

●この週は夏休みで南太平洋の島国フィジーに行ってきました!
●今回はコドモ2匹をつれての初海外旅行なので、激しく都市を移動するスタイルじゃなくて、ビーチリゾートでノンビリするスタイルを採用。フィジー本島から10人乗りプロペラ機に乗り換えて、小さい離島リゾートまでいったのです。
●そのマナ島という島は代々木公園くらいの大きさで、ホテル一つとその従業員の住んでる村しかない。芝生の滑走路に着陸するとトラクターがお出迎え。舗装されてる道もない。レストランが2棟と売店一個以外はそれらしい施設は何もない。おまけに南半球なので一応冬らしく最高気温26度。東京より涼しいじゃん。
●コテージにはテレビはおろかラジオもないので、ホントにひたすらのんびりするしかない。コドモ2匹も初めての海水浴(波打ち際までサカナがたくさんやってくる)に感動!僕はハードカバー本5~6冊持っていってひたすら読書。
●一気に見通してしまったのはダン・ブラウン「ダ・ヴィンチ・コード」上下巻。ある殺人事件をキッカケに西欧史の陰の世界にさまよいこむ主人公。秘密結社、テンプル騎士団、レオナルド・ダ・ヴィンチ、キリストの聖杯伝説。浦沢直樹「マスター・キートン」のノリです。
●そして塩野七生「コンスタンティノープルの陥落」。1000年以上もの間ロー マ帝国の首都として栄華を極めたこの街がオスマントルコに滅ぼされるその時を、船医とか留学生とか山師っぽい商人とか聖職者とかトルコ皇帝の小姓とかいった普通の人の目線からの群像劇として描いてるんだけど、そんな群像の一つ一つが本当に実在し、後世に歴史書を遺した人物だってことが最後にわかってビックリした。

塩野七生「コンスタンティノープルの陥落」


<2004/09/06 (MON)>

●今日は僕の31歳の誕生日。DON'T TRUST OVER THIRTY !! 夏休みフィジー旅行報告後編を書きます。
●基本的にリゾート体質じゃない人間の僕なので(水着はいたのも7年ぶりくらいだし)、ツアー日程いじくって フィジー本島滞在時間を2日ほど確保、国際空港の近くにあるナンディという街と、そこから北に車で1時間ほどにあるラウトカという街に行く。
●まず意外なのが、インド系の人がいっぱいなこと。実は国の人口の半分がインド系移民。植民地時代にイギリスによって連れてこられた人々の子孫なんです。こと街なかはインド系のお店ばかりで民族衣装とかカレーとかそんなスパイシーなものがいっぱいでした。
●よってCD屋さんに行ってもインド系が目立つ!基本的にレンタルDVDの店に併設されてるのがこの国のCD屋だが、映画DVDもVCDもインド産ボリウッドものばっか。音楽も猛烈にスパイシーなヒンディー・ダンスミュージックが一番豊富でかつ廉価。意味なく肌露出の多いセクシーヒンディー姉さんがジャケに写ってる最新ヒットものオムニバスがたくさんあった。結果数枚購入。
●ではフィジー本来の現地産音楽はどうかというとこれが結構聴ける。まずメケダンスという民族舞踊。竹の楽器を床で打ち鳴らして男女20人ほどが合唱するものなんだけど、このコーラス感覚がいい。ヤサワ諸島のメケ・グループのCDを買っちゃいました。またフィジー系の人はキリスト教徒が多いという ことで、フィジー語の賛美歌CDも購入。これまたユニークなコーラスでカッコよかったです。フィジーのポップミュージックも数枚購入。どれも夏のそよ風のようなコーラスが印象的。時にレゲエ風、時にウクレレでメチャ面白いです。


<2004/09/11 (SAT)>

●夏休みの内にたまりまくった仕事で、今週はズタボロ。2回徹夜してもまだ足りない。死ぬ。
●おまけにパソコンのハードディスクまで死んで、更新もできませんでした。これを契機にOSも新しくして、OS-X 10.3.5にしてみました。


<2004/09/15 (WED)>

●また新しい仕事に直面、ハードルが高い。今日も徹夜勤務明け。
「THE STONE ROSES DVD」を観る。90年代のUKロックにただならぬ影響を及ぼしたあのバンドの映像もの。BLACKPOOL でのライブとTV出演シーン、プロモ各種とインタビュー。心が疲弊しきっている時には、自分のルーツに立ち戻って懐かしい音に触れてたい。
●DVDもう一枚。THE WHO「LIVE IN BOSTON」。2002年全米ツアーのロックおやじ2人。オリジメンバーの JOHN ENTWISTLE 急死直後のライブ、還暦直前の PETE TOWNSHEND & ROGER DALTREY。すげえ密度の濃いロックに圧倒。ロジャーはウデ筋ムネ筋鍛え込んでるし、ピートはデコが無様にハゲ上がっても雷鳴のようなギタープレイ。あんな大人に僕はなれるのか?実に感動的な「THE KIDS ARE ALRIGHT」。40年たったキッズの熱情。
●そして最近聴いたのが、RED HOT CHILLI PEPPERS のギター JOHN FRUCIANTE のソロ「THE WILL TO DEATH」。ここ一年でソロ6枚リリースすると息巻いているレッチリのジョン、ちょっと前までジャンキーだったとは思えない働きぶり。作風は思い切りラフな録音のロウファイ。90年代育ちの僕にはかなり相性がいい。
●そして SONIC YOUTH の最新作「SONIC NURSE」。奇才 JIM O'ROURKE を5人目のメンバーにしてのアルバムは、一聴するとかなりキャッチー。とっつきづらいノイズインプロにハマってた最近のノリからは大分分かりやすくロックです。つまりカッコいい!
●70年代ジャズファンク MUNZEL。 職場の後輩君が作ったミックスMDですごく印象的だったファンクバンドを見つけました。ちと硬質で上質。
●もう一枚70年代初頭のジャズロック GINGER BAKER'S AIRFORCECREAM のドラム GINGER BAKER がバカ暴れライブ音源。黒いです。グルーヴがアフリカ。
●J-POP地獄巡り(業務)。MAMALARID RAG。九州のはっぴぃえんど。聴けます。スムルース「純愛サプリメン」。京都のギターロック。必ずライブで習字を披露する。THE PILLOWS へのトリビュートコンピ、Mr. Children「ストレンジカメレオン」がいい曲。原曲よりいい曲。鹿児島のスカバンド ARTSAUTHENTIC ROCKSTEADY & TRADITIONAL SKA の略。なるほど手堅いスカだ。基本に忠実。そしてコーヒーカラー。これは注目。どこまでマジかわからないが、すごい。形容する言葉がない。多分、大西ゆかりと新世界とかクレージーケンバンドみたいな場所にいく才能だと思うんだけど…。

THE WHO「LIVE IN BOSTON」


<2004/09/24 (FRI)>

●毎日ヘコヘコ。週二回の徹夜、連休もかまわず全出勤。
●映画「隠し剣鬼の爪」を観る。山田洋次監督&藤沢周平原作、つまり「たそがれ清兵衛2」みたいなモン。いい話だわ。時代劇だけどとてもリアリズム。下級藩士の会合が地方の町内会の寄合いに見える。景色がよかったのでロケ地を散策してみたいと思った。
●DVD「アダプテーション」も観る。監督:スパイク・ジョンズで脚本:チャールズ・カウフマン。つまり「マルコヴィッチの穴」チーム作品てこと。ニコラス・ケイジ「へたれ脚本家チャールズ・カウフマン」を演じる設定で、どこまで笑っていいのかマジなのか、奇妙なお話が迷走していく不思議な感触が個性的。
●DVD「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! 松本一人ぼっちの廃旅館1泊2日の旅!」を観る。爆笑。爆笑しすぎて持病のぜんそく発作が起こり30分観るのを中断した(マジ)。日頃バラエティ観ない僕にはメチャ新鮮ですわ。
長野陽一写真集「島々」を観る。日本の離島、北南を巡る写真群。僕の写真神経を復活させるために写真集を眺めることが増えた。あと川内倫子とか。
●昔は常にカメラを持ち歩き大量に写真を撮ることが習慣だった僕だが、子供が生まれてからどうにも写真が撮れなくなった。子供が面白すぎて子供以外撮れなくなってしまって、それが不本意でますます撮れない。新しいカメラを買えば気持ちが変わるかと思い、デジカメを購入したがこれまた難しい。撮った写真をすぐプレビューすると、とたんに撮った写真がつまらなくなる(液晶モニターがちゃちいのも一因)。撮ったものがどんな風に現像されるかという時間差のドキドキ感が大事だったと、デジカメに触れて初めて気づいた。
●しかし、この前のフィジー旅行でデジカメにマジでトライしてみてわかったこともある。フィルムを気にせずの無駄打ち感。7日間でノー充電のべ350枚以上の撮影、バッテリー能力の向上もあるよね。僕としては350枚も写真が撮れたことが(撮る意欲がでたことが)達成感でした。
赤瀬川原平「デジカメは水から豆腐をすくい上げる感覚。」というようなことを言っていた。目の前の現象をそっと生のまますくい上げ、移し替えるノリか。

DVD「アダプテーション」


<2004/09/29 (WED)>

●さすがに無理がたたって病気寸前。下痢と頭痛とめまいと微熱。でも止めません週二回徹夜。今週木金は2日連続徹夜か?でも今日仕事の大きなヤマを突破!デカイ達成感!やった!
●DVD「アイデン&ティティ」を観る。監督:田口トモロヲ、 原作:みうらじゅん、脚本:宮藤官九郎、でもとにかく主演の峯田和伸がグリグリ目ん玉の存在感でケモノ。珍しい生き物。彼女役の麻生久美子も原作イメージまんますぎてステキ。ラストテーマで BOB DYLAN「LIKE A ROLLING STONE」が流れた時に思わず目頭があつくなってしまったのは、ボクが堕落しきってしまったからか、まだ堕落していないからか?
●業務上の必要から60年代ファッション本とかデザイン本とか MOTOWN 風音楽とかを研究中。ヘンな仕事。

DVD「アイデン&ティティ」

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