●音楽映画を2本。

「スウィングガールズ」

「スウィングガールズ」監督:矢口史靖
「ウォーターボーイズ」女の子版。ジャズします。山形の女子高生一夏の青春をスウィングに懸けます。脳みそ使わないイイ映画。さわやかだねー。かわいいねー、上野樹里ちゃん。こういうフレッシュな女の子と仕事したいねー。

「ゲロッパ !」

「ゲロッパ !」監督:井筒和幸
/音楽映画なのか? そうです。JBじゃないですか。この前「パッチギ!」観て泣いたので、もう一本井筒作品をと思って。収監直前の親分のためにへっぽこチンピラがジェームス・ブラウンを誘拐する?!西田敏行セックスマシーンはそこそこのモンでした。

●ついでに試写会も一本。

「フライト・オブ・フェニックス」

「フライト・オブ・フェニックス」監督:ジョン・ムーア
/来月アタマに公開の映画です。ゴヒ砂漠に飛行機が墜落、生き残った乗組員たちは、壊れた残骸からなんと小さい飛行機を組み立て脱出しようとする。水が足らない、時速160キロの砂嵐、砂漠ゲリラが攻めてくる!ムチャ!絶対助からない!というサバイバル映画です。主人公デニス・クエイドいい味でてますなあ。ヨッ!味オヤジ!味オヤジ王者暫定一位!えっメグ・ライアンのダンナさんだったの?

●今日もトラブル処理キツかったなあ…。メゲる…。仕事減らしたい…。

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●今日は、サッカーワールドカップ最終予選日本対イラン戦。柄にもなく、会社の近所のスポーツバーで、職場のみんなとともに試合観戦。結果はご存知の通りですが、なんとなく楽しかったです。

●さて近頃のマイブームはヨーロッパの歴史。「ダ・ヴィンチ・コード」を去年の夏休みに読んでから、イタリアの歴史とかすんごく気になっちゃって、モリモリ本を読んでます。まず塩野七生「ローマ人の物語」シリーズが文庫本になったので、そいつを16巻分読破。ルーブル美術館の図説本シリーズを入手して全5巻読破。そんで今週は、以下の2冊を読みました。

ミシェル・カプラン「黄金のビザンティン帝国 文明の十字路の1100年」

ミシェル・カプラン著「黄金のビザンティン帝国 文明の十字路の1100年」
/ローマ帝国の残りかすといえばビザンティン帝国。いわゆる東ローマ帝国。周りの国からいじめられてどんなにチッポケな国になっても、この国の人たちは自分たちを世界の支配者と思ってました。ローマの後継者でありキリストの代理人だと思ってました。権威主義で保守的で官僚的で頑迷でハッキリいってイヤな奴ら。そんな連中の実像を観たくて。ダメ人間こそどうしても気になってしまうのがボクの性分。イスタンブル(コンスタンチノープル)には昔行ったことがあるが、人なつこいトルコの人、風物に、もうビザンツ帝国の匂いはありませんでした。

「ローマ教皇 キリストの代理者・二千年の系譜」

「ローマ教皇 キリストの代理者・二千年の系譜」フランチェスコ・シオヴァロ/ジェラール・ベシエール著
/ローマ教会、カトリック教会ってヤツも、ローマ帝国の残滓といえるでしょ。帝国から現在までの西欧史を貫く背骨。権威権力を維持増幅するための巨大機械、理論と実力で世界を牛耳ってます!ボクの通った大学はカトリック系だったのですが、当時は1ミリも興味がなくて毛嫌いしてました。でもこの巨大機械が現代社会で居場所を見失いかけてるってことはスリリングで面白いね。根っこが2000年前なのに無理が生じない訳がない。さあどうする21世紀。面白いね。

●でもこの映画はあんまり楽しめなかったね。

「パッション」監督:メル・ギブソン

「パッション」監督:メル・ギブソン
イエス・キリストがユダヤ人にとっ捕まって、たっぷり拷問された後に十字架にかけられちゃうイヤーな1日をしっかり描写。でもこれはキリスト教徒の人じゃないと説明が足らないです。キリスト教はローマ時代の大事件だったと思ってこの映画を観ようと思ったのだけど、あんま勉強にはなりませんでした。エグさはそれなりに迫力ありますよ。思わず息子に「これコワいから観ちゃダメ。寝なさい。」って言っちゃったもん。もう血まみれ!
●マンガも豊作。いいモノ見つけてます。

吾妻ひでお「失踪日記」

吾妻 ひでお「失踪日記」
/この人、ダメだね。ホントにいいダメっぷりだね。ダメすぎてコワいね。吾妻ひでおさんといえば「ななこSOS」「ふたりと5人」で知られるギャグマンガ家。かわいい女の子が得意でおたくカルチャーの元祖と崇められる存在。ボクはリアルタイムでは全然かぶってないので名前しかしらんけど。でもこのダメ人間ぶりはタマらん。締切り踏み倒してそのまま失踪。山にこもって凍死寸前。ゴミ捨て場で拾い喰いのホームレス生活。復帰してもまた失踪。今度はなぜか住み込みで配管工になっちゃう。最後はアルコール中毒で幻覚症状。精神病院で保護入院。全部実話。そんなタフな人生を、実に淡々と描いている。全然シャレになってないのに、キャラクターがかわいいので緊張感まるでなし。笑えないはずなのにすごく笑える。

さそうあきら「コドモのコドモ」1

さそうあきら「コドモのコドモ」第1巻
さそう作品は間違いない。間違いない。地味だけどのほほんとした笑いがあって、時にグッとくる感動がある。そんなさそうさんの「アクション」での連載がやっと単行本になりました。イマドキな小学5年の春菜ちゃんが妊娠?コドモ丸出しバカ丸出しなのにどうなるんでしょお?始まったばかりなのでよくわかりませんが今後注目です。

やまだ ないと「西荻夫婦」

やまだ ないと「西荻夫婦」
/今日はひらがなな名前ばっかだな。この人はオシャレさんなので普段はあまり読まないマンガ家です。ただタイトルに惹かれたね。だって「西荻」だもん。ボクは元来JR中央線テリトリーな人間。実家は国立、高校も国立、予備校は吉祥寺、奥さんの実家が三鷹、結婚してすぐ住んだのが高円寺。あっウチ「高円寺夫婦」だったのか。でもマンガの中では西荻窪に大きな意味はなし。ただ漠然とオシャレ夫婦でした。


●今週の土曜日に、ボクの妹とその彼氏ケンゴくんが我が家を訪れた。就職が決まって名古屋の寮に引っ越すということで、持っていけないCDをボクがもらいことになった。でもその枚数が予想よりずっと多くて240枚。えー!こんなにもらっていいの!?聞けば、近所のヘビメタ雑誌編集部から譲ってもらったものだという。確かにヘビメタ多し。これはボクの趣味ではない。でも掘出し物もたくさんある!聞いてみたかったヤツとか、こんなのがあったんだという発見に感動です。

●主だった注目ものは以下の通り。
SAHARA HOTNIGHTS、THE DIRTBOMBS、BEN KWELLER、THE ANIMALHOUSE、TOKYO SEX DESTRUCTION、PREFAB SPROUT、DEATH IN VEGAS、THE THE、LIVING COLOUR、JOHNNEY THUNDERS、THE CURE、ERASURE、TOOTS & THE MAYTALS、QUAD CITY DJ'S、裸のラリーズ。
●ああなんて豊作。うっとり。

●そんで、これとは別に聴き続けてる新着音源の数々。

GEORGE CLINTON「GOMPUTER GAME」

GEORGE CLINTON「GOMPUTER GAME」(1982)
/P-FUNKの総大将ジョージ・クリントン、80年代、テクノに決めるどころかキチンとファンクです。これしか出来ません。

JOHN MAYALL & THE BLUESBREAKERS「PRIMAL SOLOS」(1966-68)
/ブルースロック!音がどでかいブルース!ストーンズ以前の MICK TAYLOR や CREAM 以前の ERIC CLAPTON、JACK BRUCE と演ってます。ホーンも絡んで大サワギ。

東京スカパラダイスオーケストラ「さらば友よ」(2004)
/このシングルのフューチャリングボーカリストは吾妻光良さん。この人は80年代に吾妻光良 & THE SWINGING BOPPERS の名前で活躍したジャンプブルースの第一人者。さらに実は日本テレビの音声さんとして数々の音楽番組を手がけてきた人でもあるんです。とにかく大爆発ブルース。声が大爆発。

●VARIOUS ARTISTS「STUDIO ONE FUNK」
●VARIOUS ARTISTS「STUDIO ONE DISCO MIX」
/SOUL JAZZ RECORDSから出てるコンピ、「STUDIO ONE」シリーズ。レゲエの歴史を体現してる名門スタジオ「STUDIO ONE」で録音された音源をせっせとテーマごとにコンパイル。「FUNK」にはホントに全然レゲエじゃないファンクチューンが。うれしい!「DISCO MIX」は名の通りディスコ用のEXTENDED MIXが収録。激レア品とはいうが、普通バージョンとダブバージョンをムリヤリつなげましたという強引ミックスが、ざっくり過ぎて微笑ましい。継ぎ目がスゲえハッキリ。

PE'Z「COLOR VOL.1」(2004)
/ご存知侍ジャズ PE'Z のリミックスアルバム。事務所の社長さんいわく、90年代初めのクラブジャズよもう一度!というつもりだったけど、全然売れんかったそうです。でも別にノスタルジックな感じなんて全然しない、生きのイイトラックいっぱいっす。最後のヒイズミマサユ機本人のリミックスとか凶暴でよし!ちなみに PE'Z のメンバーの皆さんは、アシッドジャズは一ミリも通ってないんですって。

QUEEN「JEWELS II」
/去年一番売れた洋楽って QUEEN なんだって。キムタクの「HERO」のおかげだね。そんでそのバカ売れベストの続編。二匹目のドジョウ。でも前作ほどのキャッチーな曲はありません。ボク的には「MIRACLES」(1989)に入ってた「I WANT IT ALL」かな。リアルタイムだったから。今週末、南アフリカ共和国で行われたチャリティイベント(ネルソン・マンデラが主催した「46664」ってイベント)で再結成ライブを行った。新ボーカル PAUL RODGERS (EX. FREE, BAD COMPANY)が登場したんだって。ニュース映像で観たんだけど、やっぱり違和感否めないよね。しょうがないか。


●激しく忙しかった一週間が終わり、昨日は淡島通りのおいしい焼き肉屋さんでごちそうをハラ一杯食べました。

●今日は子供たちと「しながわ水族館」に行った。息子ノマドがことのほか水族館に感動。「あー!エイせんせえだー!」「ドリーいっぱいいる!」どの子供よりもでかい声で「ニモ」に登場したサカナを発見&報告する。特にサメ(初めノマドは「ワルいクジラ」と呼んでた)には「コワーい」といいつつ水槽の前からはなれない。「カニちくちくのアシだよ。」「オジさんみたい。おヒゲあるよ。」とか素朴な感動リアクションに父として非常に満足。その後、恵比寿ガーデンプレイスの三越に行って、サカナの図鑑買ってあげてしまった。娘ヒヨコはイマイチ怖がってるばかり。どうも女の子のココロはつかみきれない。

●しながわ水族館 http://www.aquarium.gr.jp/

●さあ今日も新しい音楽を聴いた。キーワードは「グライム」

VARIOUS ARTISTS「GRIME 2」

Various Artists「GRIME 2」
「GRIME(グライム)」ってのは2004年に生まれた注目の音楽スタイル。2ステップ、ブロークンビーツ、UKガラージとかいったイギリスのダンスミュージックの諸潮流が寄り集まった音楽みたい。アメリカのヒップホップみたいに、クルーを組織してチーム単位で活動してる所がストリートっぽいのです。高速ながらミョーにヒネクレたリズムが新しい。ぼよんぼよんと跳ね回るベースに速いラップがからむ。さてしかし、この「GRIME 2」ってコンピが単純にグライムを紹介してるかってと全然違う。APHEX TWIN が主宰するレーベル「REPHLEX」がリリースしたこのCD、歌詞ないしドス黒いしよりマニアック。ただひたすら暗黒のビート、そして中近東風の妖しいフレーズがさまよい込む。本来R&Bのテイストも引きずってるグライム、ここでは闇の中へより研ぎすまされてる。そもそもこのレーベルは超マニアックなテクノだけをリリースする所で、そこがグライムを扱うってだけですでにニュース。さすが REPHLEX。やはりあなどれないっす。


FANFARE CIOCARLIA「GILI GARABDI」
FANFARE CIOCARLIA「GILI GARABDI」(2004)
/ジプシーの音楽です。ソ連の旧共和国で今はルーマニアになったモルドバという土地からやって来たブラスバンド。ファンファーレ・チョカリーアって読むってやっと最近わかった。たくさんのラッパがブガブガブガブガブガブガブガもうホントに騒がしい!キミらうるさいよ!って感じ。とにかく速い!速さと音の分厚さがスゴい。差別と弾圧の歴史とか吹き飛ばすエネルギーです。この連中のCDは4枚くらい持ってるんだけど、初めて聴いた頃はどこにバンド名が書いてあるのか分からなかったほど。長くナゾの存在だったんだけと、エミール・クストリッツァ監督の映画「アンダーグラウンド」に登場するヘンなブラスバンドがコイツらだったと、恥ずかしながら先々月に知りました。この「アンダーグラウンド」って映画、ダマされたと思って観て下さい。3回観て3回泣いたよ。ユーゴスラビアの近現代をありえねーってほど不思議なトーンで描いたお話で、とても悲しいのになぜか底抜けに明るいのよ!このたくましい明るさがまた泣けるのよ!そんな映画に色添えるのが、やはり底抜けに陽気なこのバンド。いい味出したオヤジがラッパを吹きまくる。池の中でもラッパ吹く!さて、この音楽のルーツはトルコ帝国の軍楽隊の音楽。トルコ支配下のバルカン半島で西洋楽器と出会いジプシー文化に浸透したという。19世紀末のルーマニアで奴隷制度が終わった時、アメリカ南部に移ったジプシーがいたそうな。その後ジャズが原型を形作っていく中で、彼ら移民ジプシーの影響はかなりのモノだったともいいます。どうりでファンキーに聴こえるわけだ。

●その他にも新着してます。数々の音源。今日は国際的なナラビですね。

FILLIPA GIORDANO「FILIPPA GIORDANO」(1999)
/イタリア人のきれいなお姉さん。オペラ直系のソプラノ歌手。当然クラシックは全然知らないボクですが、この人が美人さんだってことは分かる。まずはそこから入って勉強を始めます。アベマリアなどドメジャーな有名曲ばっか。

1TYM「ONCE N 4 ALL」(2003)
/韓流ヒップホップの4人組。ワンタイムって読むんです。コザカしい当て字が好きなのって日本人だけじゃないんだね。以前紹介したYGレーベルのイチオシさんなんだって。アイドルちっくなとこもあるけど。最後の曲がちょっとだけRUFF RYDERSの全盛期のように聴こえた。

なんか猛烈にマニアックだね最近。だってAMAZON WEBにジャケも情報もない音源ばっかなんだもの、今後はジャケを自分でスキャンして貼付けないといけませんか…。


WILLIAM ORBIT「STRANGE CARGO 2」

WILLIAM ORBIT「STRANGE CARGO 2」(1990)

WILLIAM ORBIT「STRANGE CARGO 3」

WILLIAM ORBIT「STRANGE CARGO 3」(1993)

●このウィリアム・オービットって人は、マドンナのアルバム「RAY OF LIGHT」(1998)でプロデューサーに抜擢されたサウンドクリエーター。これ以降のマドンナ作品にも度々オ呼バレして、セッセと特徴ある音作りをしてる職人でございます。80年代には TORCH SONG というバンドをやってたニュー・ウェーバー。その音のウリは、ちと硬めのリズム&シンセ芸術。深く鳴り響くダブ効果。基本は裏方さんなのですが、自分の名前でソロ出すときには、ひねくれたインスト楽曲を披露。90年代初めのこのソロでも、遅めのビートに抽象的なシンセ音、そして時に不定形な長尺アンビエント音響を鳴らしております。この前シモキタユニオンの一枚500円コーナーから2枚まとめて発見。タイトルがカッコいいのが買った決メ手でした。「ストレンジカーゴ」!ガンダム世代のボクにとって「カーゴ」といえば、ランバ・ラル隊の陸戦艇ギャロップが引っ張って走ってた、仙台名菓「萩の月」みたいに丸くて黄色いヤツですわ。ラル大尉戦死後は、爆薬詰めて木馬に突進する自爆武器になったアレね。リュウハモンさんが死んだ回よ。ああカーゴ…地味な裏方職人ウィリアムとイメージダブるね…。ちなみに MEN AT WORK の82年のアルバムも「CARGO」っていいます。これもスゴく地味ながらイイ作品です。たぶん500円くらいで買えます。

MEN AT WORK「CARGO」

MEN AT WORK「CARGO」


●昨日今日とハードな徹夜作業でただでさえ忙しいのに、年度の切れ目でエクストラの仕事が猛烈に増えて死にそうになる。マジで一瞬パニック症候群になるかと思った。とどめにトラブル発生。ぶっちゃけ仕事の精度が落ちてるのよね…。ホントに今週を乗り越えられるのか、よくわからない。

●そんな中、今日は作曲家、はい島邦明(「はい」って字は「配」にくさかんむり)さんとの打合せ。ちょっとドキドキ。作曲家さんとの直接の仕事なんてメッタにないのでそれだけで楽しみだが、ボクは素朴にはい島さんのファンでもあるのでキンチョーでした。この打合せの準備も、今週のボクをテンパらせる要因でもありましたが。
「MONSTER」オリジナルサウンドトラック2
「MONSTER」オリジナルサウンドトラック2
はい島邦明さんは、最近では日本テレビの深夜アニメ「MONSTER」浦沢直樹原作)のサントラで、あの世界的ピアニスト・フジ子ヘミングに初めてボーカルをさせた人。この「MAKE IT HOME」って曲、一度聴くと耳から離れない。フジ子さんアンタ歌う人じゃないよ!ムチャだよ!って声なのに、そこであえて歌わせるというセンスが驚愕。あと元 JAPANDAVID SYLVIAN とも仕事してるんす。


SPRIGGAN ― オリジナル・モーション・ピクチャー・サウンドトラック

「SPRIGGAN」サウンドトラック
●そして、ボクが一発でこのはい島さんのファンになってしまったキッカケがアニメ映画「スプリガン」(1998)のサントラ。大友克洋総監修で話題になった(かな?)この映画、内容はほとんど忘れたがとにかく主題歌がスゴかった。SAJU という中国人女性に歌わせた「JING LING」という曲で、奇妙なブレイクビーツテクノと心臓がバクバクするようなストリングスアレンジが強烈な印象なんです。中国語のメロディに時に男性の英詞がからんでカッコいい。これを聴いた6年前からこの「はい島邦明」という名前がビシッとインプットされていたんです。もち SAJU のアルバムも後に発見。

●で今回、ひょんなことから仕事できることとなりメチャ感動。こっちもがんばります!


●VARIOUS ARTISTS「YG FAMILY 2 - 97-02」
/ヒップホップは国境を越える。先日に続いて韓国のヒップホップを聴く。これは「YG」っていう彼の国のヒップホップレーベルのコンピ。このYGってレーベルは韓国ヒップホップの開祖ソテジワアイドル(英語で SEO TAIJI AND BOYS)のメンバーが興したもので、そのメンバーさんの頭文字からとられた名前なんだそう。これを発見したのは赤坂の韓流専門ショップ「KAVE」。ここの韓国人の店員さんはとっても親切で「すんません、韓国のヒップホップが聴きたいんですけど」と尋ねたボクの質問に、細かく対応、解説してくれました。イケメン俳優の韓流ドラマDVDばかりの品揃え、そして奥様方がメインの客層であるこのお店に、突然ヒップホップのCDを探しにくるのは、とてもトンチンカンであること明白で、そんな珍客のボクに対して誠実に接してくれたのがとてもうれしかったです。さて中身というと、ちょっとバタ臭くあまり洗練されてはいない印象。しかし TOM PETTY「FREE FALLIN'」という名曲を韓国語ヒップホップにアレンジしているモノがあって、突然耳慣れたフレーズの登場にとても新鮮な気持ちになれました。それだけで聴いた価値、買った価値ありです。


Def Tech「Def Tech」

Def Tech「Def Tech」
/今日は横浜ビブレのHMVにて、今話題のユニット DEF TECH のインストアイベントを観て来た。東京生まれのサーファー MICRO とオワフ生まれのアメリカン SHEN が、レゲエを通過した高速ビートにのせてラップする。時にユニゾン、時にハモって聴かせるフロウはとってもメロディアスで、スゴくキャッチー。さわやかで印象的なサビがとってもピースな雰囲気を醸し出してる。特にヒットチューン「MY WAY」は素晴らしいです。アコギが優しく響いて二人のハーモニーを包んでいる。ライブで見せてくれた人懐っこいMCにも大好感。サーフカルチャー発のピースミュージックをこの日本に広めてくれる存在になるでしょう。


「パッチギ!」

「パッチギ!」
/映画「パッチギ!」を観た。井筒カントクの新作ですね。1968年京都、ギター少年、在日の美少女にフォーリンラブ。そんでケンカ&ケンカ&ケンカ。在日を巡る問題は重いけど、笑って泣いてブン殴り合うテンションの熱さが痛快。フォーククルセダーズ「イムジン河」が感動的に鳴り響きます。韓流ブームに浮かれる現代日本ではピンとこないが、放送禁止のこの曲を歌い電波にのせることがどれだけ過激な行為だったか、想像すればまた泣けてくる…。レベルミュージック!


●その他の新着音源。

JOOSUC「SUPERIOR VOL.1 - THIS IZ MY LIFE」

JOOSUC「SUPERIOR VOL.1 - THIS IZ MY LIFE」
/ヒップホップは国境を越える。これは純度100%のコリアン・ヒップホップですわ。何回目かの韓国出張の時にソウルのレコ屋で買って来たのが彼のセカンドアルバム。でこれはこの前赤坂の韓流ショップで発見したサード。この完成度の高さはナニ?日本のヒップホップよりよく出来てます。よく出来すぎて退屈に聴こえるくらい。韓国語のラップも成熟してて違和感なし。英語も流暢っす。実は日本語もペラペラらしいよ。韓流ブームはメロドラマだけじゃなくって、コアなストリートカルチャーも一緒に紹介してくれるといいのにな。そしたらもっと面白いことになるのに。

2005.03.05 侍ジャズ PE'Z

●せっせとウザい打合せをこなし、夜は竹芝・DASH-G にて侍ジャズバンド PE'Z の新譜発表ライブを観に行く。初めての生 PE'Z。キーボードヒイズミマサユ機の奇妙な動きに感動。よくあんな動きで弾けるもんだな…。

●新着音源の数々。

PE'Z「くがつのそら」/ファーストアルバムです。サックス&ペットが描く輪郭の太いメロディは、よく聴けば全然ジャズじゃない。もっとさわやかで風通しがいいんだよねえ。
PE'Z「つくしんぼ」/今月発売のニューアルバムです。オランダのヘヴィロックなレーベル ROAD RUNNERSLIP KNOTとか所属)から世界デビュー。ジャズにとらわれないおおらかなポップ性が、ロックな分野から評価されてるんでしょね。
SOIL & "PIMP" SESSIONS「"PIMP" MASTER」/これも新しいジャズバンド。カッコいいけど、ある意味普通にジャズでした。比較して聴くと、PE'Z がいかにユニークで分かりやすいのか分かっちゃいました。
SPEECH「LOVE LIFE MUSIC」ARRESTED DEVELOPMENT のリーダー、ソロデビュー10年記念ベスト。歌ってます。じわりと泣ける歌を。
FULL FORCE「SUGAR ON TOP」/オールド~ミドルスクール期のPROD.チーム、95年作。ほんのりニュージャックスウィング風味が懐かしい。


●マンガヘッド生活。Wアンノ。

安野モヨコ「監督不行届」

安野モヨコ「監督不行届」
「ハッピーマニア」「働きマン」で知られる安野モヨコさんのダンナさんは、「エヴァンゲリオン」「ラブ&ポップ」庵野秀明監督。安野庵野。この二人の超オタク生活を拝見エッセイマンガ。庵野カントク予想以上にダメ人間。

●昨日おとといは、会社の人事研修で一泊二日の缶詰め拘束。エラい人のお話とかでツカレました。会社の中にはマダマダ知らない人がイッパイ。そして、終了後は赤坂で仕事ガラミの食事会。なぜか90年代初めのクラブシーン話で意気投合しちゃいました。

●マンガヘッド生活。三浦建太郎「ベルセルク」28巻。新米魔女シールケちゃんの活躍。松本大洋「ナンバーファイブ」8巻完結編。


●読書。山田昌弘「希望格差社会」。

山田 昌弘「希望格差社会―「負け組」の絶望感が日本を引き裂く」

山田昌弘「希望格差社会―「負け組」の絶望感が日本を引き裂く」
●パラサイトシングルというコトバを作った著者が、日本社会を引き裂く格差を解く。もう「勝ち組/負け組」とかノーテンキになれなくなりました。未来に対する「希望」をどう持ち続けるか。カネなしコネなし仕事なし。オンナなしクルマなしビジョンもなし。でも一番キツいのはヤバいと知りながら逆転のチャンスがもう一生ないってこと。ガンバれば変われる!という「希望」を、持てる人と持てない人に二極化してきた今の社会。もう絶対勝てないという閉塞感と絶望が、人を自殺や無理心中や無差別殺人や通り魔にさせるのでしょう。宅間守だって小林薫だって、最近の猟奇殺人者はどうみても超「お先真っ暗」人間だもの。ウチの子供がそんな人間にならないように、そんな人間に殺されないように、この「希望格差社会」をサヴァイブする強さをボクにください。


●新着音源音源音源。ヒップホップ一枚。

LIL JON  THE EAST SIDE BOYZ「CRUNK JUICE」

LIL JON & THE EAST SIDE BOYZ「CRUNK JUICE」
●リルジョン流行ってます。サザンヒップホップの一番キワキワキャラとして客演打席最多記録な印象で活躍してるガナリ職人。「いぃぇぁああ!」とか「うぅぉぁああ!」とかアゲアゲのガナリぶりで男をアゲてると思ったら、いつの間にか敏腕売れっ子プロデューサーになっておりました。彼の打ち出す「クランクミュージック」アダ花感バリバリ。トラックだけだとスゲえチープだよね…。でもその音空間の密度を埋めていくのが一流のガナリ。ナニしてるかわからん THE EAST SIDE BOYZ の皆さん方の存在も、そのガナリ密度を上げるための戦略なんでしょうか。とにかく結果としてオオサワギ。今後もひたすらバカ騒ぎしてください。


●仕事をせっせとこなす。3月ナニをやらなくちゃいけないかアタマの中で整理する。トラブルにも誠実に取り組む。サラリーマン、サラリーマン…。

DREAMWORKS の新作アニメ映画「シャーク・テイル」を観る。有楽町・よみうりホールの試写会。サカナキャラたちがカワイクてたまらない。顔や仕草が声優さんたち本人にそっくりなんだもの。WILL SMITHRENEE ZELLWEGER とかホントにチャーミングですわ。


●さて本日の新着音源レポート、お題は BJORK

「BJORK - MAKING OF MEDULLA - THE INNER OR DEEP PART OF AN ANIMAL OR PLANT STRUCTURE」

DVD「BJORK - MAKING OF MEDULLA - THE INNER OR DEEP PART OF AN ANIMAL OR PLANT STRUCTURE」
BJORK の最新アルバム「MEDULLA」の制作風景をつづったメイキングドキュメンタリー。この「MEDULLA」という作品は人間の声だけで全楽曲を構成するというルールのアルバムで、RAHZEL のような超一流のHUMAN BEATBOXER から、オルタナ界の異端児 MIKE PATTON、ナゾの日本人ボーカルパフォーマー DOKAKA など、各界の声の達人が一堂に会す問題作でした。その舞台裏が観られるってのがかなりうれしいわけ。我らが BJORK の歌唱シーンはホンのちょっとだけ。ひたすらゲストパフォーマーの妙技とそれに感心する BJORK ちゃんのやりとりが中心。子供のようにも老成しているようにも見える彼女の表情、真剣な眼差しが黒く光る宝石のようにクールで油断ならない。現代に生きる「音楽の妖精」。しかも私服がとてもヒップでオシャレ。この人しか着こなせないスタイルにさらに感激。


●アイスランドが生んだ史上最強フシギちゃんシンガー BJORK は、僕にとって永遠のアイドル。ここでちょっと脱線して、彼女のソロキャリアとそれにからんだ僕の個人史的思い出を振り返っちゃいます。

BJORK「DEBUT」

「DEBUT」(1993)
/北極圏スレスレの北国アイスランドからロンドンにやってきてソロデビュー!当時のクラブシーンに新世代のアイドルとして迎えられた BJORK。僕は大学2年の19歳。このCDに収録されてる「THERE'S MORE TO LIFE THAN THIS」という曲を、仲間内でのクラブパーティでかけてた女の子にホレそうになった。この曲はミルクバーのトイレで演ってるって設定のカワイイ小品。カワイイ女の子がカワイイ曲をかけるのは最高。

BJORK「POST」

「POST」(1995)
/感涙の名曲「HYPER-BALLAD」、狂騒のブレイクビーツ「I MISS YOU」、キュートなビッグバンドジャズ「IT'S OH SO QUIET」など、アルバム収録曲ほとんど全部がシングルカットされた捨て曲なしの名盤。全方位型ポップが爆発。 当時の僕は大学4年の22歳。卒業旅行で訪れた台北のレコード屋でわざわざ台湾版を購入した。アジアツアー記念エディション2枚組。中語で「亜州巡回限量版隻CD」。台湾では BJORK「碧玉」とつづるんです。「POST」「家書」

BJORK「HOMOGENIC」

「HOMOGENIC」(1997)
/メロディもビートも抽象度を増し、唯一無比の存在感を放ち始めた3作目。「JOGA」「ALL IS FULL OF LOVE」といった荘厳な曲が彼女の世界をどんどん膨らませる。僕は社会人2年生の24歳。翌98年2回目のフジロック(豊洲!)にてとうとう生 BJORK を観る。東京湾の美しい風景に舞い歌うBJORK。一緒に観に来てた女の子は感極まって号泣してた。この人は今後一生歌い続けるだろうが、この時のこの人を観られたことがとてもうれしかった。

BJORK「SELMASONGS」

「SELMASONGS」(2000)
/女優 BJORK。なんと世界一性格の悪い監督 LARS VON TRIER の映画に出るという。タイトルは「DANCER IN THE DARK」。このアルバムはそのサントラだ。当時の僕は結婚一年目。マイワイフと一緒に新宿の映画館に行った。入場の行列に並んでた時に、フジロックで一緒に BJORK を観た女の子から電話がかかって来た。「私、できちゃった結婚することになったの。」あらそう!おめでとう!そんな思い出。ちなみにこの前年、ワイフと二人でアイスランドを一週間旅行する。もちろん BJORK の育った国が見たかったから。9月だったが、メチャ寒かった。

BJORK「VESPERTINE」

「VESPERTINE」(2001)
/より内省的になっていく BJORK の世界。クリックテクノを通過したエレクトロニカがやさしく彼女の旋律を包む。社会人6年目の僕は、用もないのに無理矢理この時の来日記者会見に忍び込んだ。彼女の肉声は少女のようにか細く、でもとても真摯に質問に答えようとする様子がとても愛おしく思えた。その時、無粋に鳴り響く携帯着信音。ムカッ!会見の途中だろ、誰だよ! ピッ。「ハロー?」BJORK 本人だった。「今会見の途中だからあとでね」とアイスランド語でささやいている様子もなんともイイ感じ。バツの悪そうな顔をしながら「何の質問でしたっけ?」ととりつくろうのもイイ感じ。

BJORK「MEDULLA」

「MEDULLA」(2004)
/そして最新作。「人間の声だけで全曲構成」というコンセプトで仕上げられたこの作品は、無駄なものを一切省いた純度の高い楽曲ばかり。それでいてふくよかな音の厚みを感じさせるのは、声素材を音の結晶に昇華させるテクノロジーを、彼女が完全にモノにしたからなのでしょう。この前年には、僕に二人目の子供が生まれた。この女の子には、BJORK にちなんだ名前をつけようと心に決めていたのだが、なかなかいいアイディアが浮かばない。ビョークをもじって「びょーこ」。キツいよな…。ん、でも濁点とるとイイ感じじゃないか!「ひょーこ」転じて「ひよこ」。別のインパクトが備わった!結果、ウチの娘の名前は「ヒヨコ」になりました。これ実話。


●会社の診療所で診てもらってインフルエンザじゃないことは判明したけど、そのまま一時間点滴を受ける。奇しくも先日の血液検査の結果も判明。中性脂肪、コレステロール、ガンマGTP、いずれもかなり高め。肝臓悪いってのが納得いかない。だって僕は一滴もアルコールは飲まない主義だから。タバコだって吸わないのに。しかも、今朝会社の先輩が一人突然亡くなったという。クモ膜下出血。42歳。やっぱこの仕事長生きできないのね…。でも、どんなにカラダが痛んでいようと、耳がツブれるまでは音楽を聴く…。

●ココロが弱っているのか、この映画を観て、号泣した。ナミダが溢れ出て止まらない。奥さんに笑われてもナミダが止まらない。

「永遠のモータウン STANDING IN THE SHADOW OF MOTOWN」

DVD「永遠のモータウン STANDING IN THE SHADOW OF MOTOWN」

「エルヴィス、ビーチボーイズ、ストーンズ、そしてビートルズ。全てのNO.1ヒットを足しても”彼ら”にはかなわない。しかし”彼ら”を知るものはいない。」DIANA ROSS & THE SUPREMES、THE TEMPTATIONS、THE FOUR TOPS、MARVIN GAYE、STEVIE WONDER…。60年代のアメリカを数々のヒット曲で彩った黒人音楽レーベル「モータウン」。枚挙に暇がない無数の花形シンガーたちの影には、彼らのバックトラックを全て手がけた超強力ミュージシャン集団がいた。その名は THE FUNK BROTHERS。彼らこそが本当のヒットマシーン。しかし、彼らの功績は歴史の中で黙殺されてしまった。ヒット曲のクレジットに名前すら記されなかった。二束三文のギャラでピンハネされて、70年代に入ると予告もなく解雇された…。そんな不遇の天才たちの足跡をドキュメンタリーで綴るのがこの映画。年老いたメンバーの中には、失意のうちに酒やクスリで命を落とすものも…。そんな彼らを再結成させ、新世代のシンガーとともにギグをさせる。その時鳴らされる往年のヒット曲、あんなに何回も聴いてきた名曲が、こんなに鮮やかで感動的に聴こえるなんて…。GERALD LEVERT が歌う THE FOUR TOPS「REACH OUT I'LL BE THERE」、JOAN OSBOURNE が歌う MARTHA REEVES & THE VANDELLAS「HEAT WAVE」、CHAKA KAHN が歌う MARVIN GAYE「WHAT'S GOING ON」 THE SUPREMES「AIN'T NO MOUNTAIN HIGH ENOUGH」。40年近く経っても古びないこの曲たちにその奇跡の力を吹き込んだ知られざる天才たちが、世紀をまたいでやっと評価されたことに、 ナミダが溢れて止まらない。