2006.08.05 2006/08/05 (SAT)
 
●昨日は汐留・日本テレビ元ちとせさんのパフォーマンスを観る。岡本太郎の巨大壁画「明日の神話」の前で、反戦歌「死んだ女の子」を唄うという主旨のフリーライブイベントだ。

「明日の神話」岡本が69年に描いた縦5m横30mという巨大壁画。メキシコシティのホテルのロビーに飾られるはずだったが、発注者が破産して作品が行方不明になっていた。しかし03年になってメキシコの資材置き場で発見され、修復を経てこの度日本テレビ広場に公開されることになった。原始爆弾が炸裂する瞬間を描いたという大作で、画面の中央には炎に巻かれるガイコツの姿が見える。

元ちとせ「死んだ女の子」は、やはり原子爆弾で命を落とした女の子を題材にした楽曲だ。「あたしは死んだの あのヒロシマで あのヒロシマで 夏の朝に」トルコの反戦詩人が書いた詞を坂本龍一がプロデュース。神経質なストリングスが緊張感を煽る。

●日本人にとって戦争と平和を思い出す季節8月、原子爆弾というテーマで、元ちとせ岡本太郎がコラボレーション。最新シングル「青のレクイエム」「死んだ女の子」の2曲だけのバフォーマンスではあったが、実に感動的なイベントになった。たった2曲なのに聴衆が次々に涙をこぼしていた。声一つでなぜここまで心がゆさぶられるのか。さんの唄の持つパワーの大きさを思い知らされた。

さんは曲も詞も書かない。純然たる「唄い手」だ。だがその他人の詞曲を完全に自分の表現として昇華する。たった4分の歌唱で聴くものを号泣させる。そこが彼女の天才。だから僕は強く彼女の音楽に惹きつけられる。

●このイベントは、珍しくワイフにも見せてみた。客席で半ベソかいているワイフ。イベントのあとは、銀座のスペイン料理屋で夫婦2人の食事をした。そして渋谷のタワーレコードで本を買った。コドモなしで過ごすのは久しぶりだな。

●今日は仕事も休み。下北沢を散歩する。ディスクユニオンの前を通ったら SHEENA & THE ROKKETS の鮎川誠がいた。ビックリ。たまたまサイン会があったらしい。そして駅前の三省堂にいったら今度は石田衣良のサイン会が。新刊「下北サンデーズ」のキャンペーンらしい。ワイフは「下北サンデーズ」のドラマが好きでビデオに撮って見てる。確かに上戸彩はカワイイ。

下北サンデーズ下北サンデーズ
(2006/07)
石田 衣良

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