2006.09.03 2006/09/ 03(SUN)
 
●8月〜今週のBGM。
●90年代以降の MADONNA をまとめて一気聴き。「EROTICA」(92)「BEDTIME STORIES」(94)「EVITA - ORIGINAL SOUNDTRACK」(96)「RAY OF LIGHT」(98)「MUSIC」(00)「AMERICAN LIFE」(03)。

●92年「EROTICA」の頃のマドンナは、衝撃のヌード写真集「SEX」を発売したばかり。内容はありとあらゆる種類の性倒錯オンパレード。だから冷静に音楽を聴く余裕がなかった。今聴けばわりと普通のダンスミュージック。

●94年の「BEDTIME STORIES」は MADONNA が一番R&Bに接近した頃かな。BABYFACE や DALLAS AUSTIN、NELLEE HOOPER が制作に入ってる。

●96年の映画「エビータ」はまだ観てないんだな。アルゼンチン大統領夫人の波乱に満ちた33年の生涯。

●98年「RAY OF LIGHT」はリアルタイムでよく聴いた。制作で参加したWILLIAM ORBIT が気になって。彼は遅れてきた80年代ニューウェーバー。クラブミュージックの文法の中に溶け込むことのない、シンセサイザーへのフェティシズムが音作りにハッキリ見えている。

●00年の「MUSIC」は在フランス亡命アフガン貴族の子弟 MIRWAIS AHMADZAI が制作に入る。これまた個性的なクリエイター、野太いエレクトロ感覚がセクシー。これ聴いてソッコーで MIRWAIS のソロを探しに行った覚えがある。しかし03年「AMERICAN LIFE」も MIRWAIS なんだけど、コレはイマイチだった。

●BEYONCE「B'DAY」。デスチャを卒業し、シンガー/女優/デザイナー/会社経営とさらなる辣腕ぶりを見せつける最強セレブが二枚目ソロを発表。RODNEY 'DARKCHILD' JERKINS、SWIZZ BEATZ、RICH HARRISON といった超一流プロデューサーを同じスタジオにいっぺんに集め「アンタはAスタ、アンタはBスタ、アンタは一階下のCスタでやって」とその場でカン詰め監禁にしたという豪気っぷり。そんな彼女は今週日本に来日中。で9月4日は彼女の25歳の誕生日。さらにちなみにボクの誕生日は9月6日。

●BEYONCE の公然たるパートナー JAY-Z も聴く。「THE BLACK ALBUM」(03)。少し前の韓国出張でソウルの地下鉄に乗ってた時、大学生くらいの女の子がCDプレイヤーにこのCDをセットして、友達とヘッドフォンをシェアしながら聴いてたのを見た。なんかとっても楽しそうだった。

●BEYONCE が以前ネタで使った70年代のグループ、THE CHI-LITES もチェックした。ベストを二枚。「SWEET SOUL MUSIC」「THE BEST OF THE CHI-LITES」。「CRAZY IN LOVE」のネタは「ARE YOU MY WOMAN ? (TELL ME SO)」という曲です。

●JACKSON SISTERS「I BELIEVE IN MIRACLES : THE COLLECTION」。JACKSON SISTERS の超名盤「JACKSON SISTERS」と曲目がほぼ重複するんだけど、実は全部微妙にバージョン違いなような気がする。ボク的には表題曲「I BELIEVE〜」の EXTENDED バージョンが欲しくて。

●DENIECE WILLIAMS「THIS IS NIECY」(76)も超定番だね。あの名曲「FREE」を収録。I JUST GOT TO BE FREE, FREE, FREE…。伸びやかな高音。

●BILL WITHERS「BILL WITHERS' GREATEST HITS」も定番曲いっぱい。GROVER WASHINGTON JR. と演った「JUST THE TWO OF US」はいい曲だ。「LOVERY DAY」も大好きだ。72〜80年の奥ゆかしいソウルの珠玉。

●BOBBY WOMACK「THE ESSENTIAL BOBBY WOMACK」。エモーショナルだなこの人の声は。特にこの「MASTERCUTS」シリーズではそういう意図で編集されてる。「I CAN UNDERSTAND IT」のロングバージョン初めて聴いた。

●70年代ものとしてはあと二枚、フォークロックバンド BREADの71年作品「MANNA」とフォークの姫 JOAN BAEZ「THE BEST OF JOAN BAEZ」。
フォーキーな質感は、心がササクレだった時に必要になる。

●ダンスホールレゲエ。LUKIE D「DELIVER ME」。爽やかなハイトーンシンガー。ルーキーといっても芸歴は既に10年超。今後注目。

●ダンスホールの古典リディム「SLENG TENG」のワンウェイアルバムも購入。「RIDDIM DRIVEN / SLENG TENG EXTRAVAGANZA」。85年に大ヒットしたビートで15アーティストが競演。ブヨブヨブヨブヨしたシンセベースで腰が動く。

●お次はレゲエでなく、トリニダード・トバゴの音楽ソカのコンピ「LIF UP YUH LEG AN TRAMPLE」。ソカはダンスホールレゲエをアゲアゲに高速化した音楽。BLUR の DAMON ALBARN が関わっている HONEST JONS というレーベルが編んでます。このレーベル、アフリカとかカリブとかの音源発掘にスゴく前のめり。面白そう。

●そしてハワイ。JAKE SHIMABUKURO「フラガール オリジナルサウンドトラック」。常磐ハワイアンセンターが出来るまでの悲喜こもごもを映画化。南海キャンディーズしずちゃんが映画初出演。

●映画つながりで、スキマスイッチ「ガラナ」。これは長澤まさみ主演「ラフ」の主題歌。元気なスキマスイッチは大好きだ。この映画は観たい。長澤まさみチャンの競泳水着が観たい。

●スガシカオの新アルバム「PARADE」には、映画「デスノート」の挿入歌「真夏の夜のユメ」が入っている。変態曲から明るい曲まで入ってました。

●サンボマスター「愛しさと心の壁」は映画「花田少年史」の主題歌。カップリングの「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ(ライブバージョン)」も高テンションでかなり愛聴してます。

●お面ロックバンド BEAT CRUSADERS「TONIGHT, TONIGHT, TONIGHT」も痛快。最近はこうした中堅ロックバンドが手堅く活躍してるね。

●CORNELIUS 5年ぶりのシングル「MUSIC」。相変わらずといえば相変わらず。

●N.G.THREE「DR. NG3 AND MR. HYDE」。94年渋谷系時代にリリースされたギターポップ。下北レコファンで52円で購入。懐かしいなあ。この後このバンドは 改組して NORTHERN BRIGHT へ続いてく。

●aiko「彼女」。血中恋愛濃度が相変わらず高い。デビューから全くイメージの変わらないオシャレブスっぷり。あ、オシャレブスはボクにとっては褒め言葉ですから。

●aika「ai wo」。aiko(アイコ)じゃありませんaika(アイカ)です。平原綾香の実姉がなんとアメリカでアルバムデビュー。実は妹のツアーにコーラスなどで参加していたお姉さん、バークレー音楽院卒業と妹に負けない才媛ぶり。ジャケ写でみると妹より美人さんかも。音楽は NORAH JONES 風かな。

●COCCO「ザンサイアン」。野生の歌姫復帰作。実はこの人の音楽はまじめに聴いたことがなかった。「音速パンチ」はピンとくるものを感じた。

●UA × 菊地成孔「CURE JAZZ」。おおキュアジャズとか言って全然癒されなかった。面白そうな取り合わせのタッグ企画だけど、2人が向き合う緊張感が強すぎてリラックスできない。濃い。

●ROCO「カラフルファンファーレ」。これまた個性的なお姉さんだ。オモチャジャズと銘打たれた音楽は遊びゴコロいっぱいで、スゴく楽しい。

●PE'Z「日本のジャズ - SAMURAI SPIRIT」。5人のジャズ侍が日本の古典名曲をカバー。「銀座カンカン娘」、「雪国」(BY吉幾三)、「用心棒」(BYクロサワ)など。一番気に入ったのは、八神純子「みずいろの雨」。

●PE'Z が初めてボーカリストとコラボした企画 PE'Z × NATE JAMES「LIVE FOR THE GROOVE」も最高にカッコいい。企画主旨だけ聞いた時は男臭く汗臭いディープファンクに仕上がるかと思ったら、意外なほど絶妙なオシャレチューンに仕上がった。NATE JAMES は見事なアフロが特徴のUKのシンガー。いいヤツらしい。