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2007.01.05
2007/01/05(FRI)
●「ぱぱ、きょうなんじにかえってくる?」と突然娘ヒヨコから電話。今日はヒヨコの4歳の誕生日。昨日から「はやくかえってきてね」とずいぶん念を押されていたのだ。「パパまだ仕事だけどあとちょっとで終わらせるからね」「えー」ボクが帰宅するまでヒヨコはケーキもプレゼントもおアズケ。ああソッコーで帰らないと。
●「7時半に帰るからねヒヨコ」「ぱぱCDやさんにいるの?」何を言ってるのこの娘は。「違うよ!会社でホントにお仕事なの!しーでぃーやさん、じゃなくて、しーちーじはん、7時30分のこと!」ああ確かに駅前へヒヨコとお遣いに行く度に、CD屋への寄り道に付き合わせてきたのは事実だ。「ヒヨコちょっと待ってね、オウチ帰る前にパパの好きなCD屋さんに行こう」でもさすがに娘の誕生日にCD屋で道草食ったりはしないよ。父は信用ないんだなあ。(ヒヨコのこの邪推は、あとでアニキノマドの入れ知恵と発覚した。「パパどこにいるのかな、CDやさんじゃないかな?」ノマド5歳、悪知恵がついてきたな。)
●結局、予告の5分遅れにパパ帰宅。待ちに待ったケーキ入刀&プレゼント贈呈セレモニー。朝から「はやくたべたいはやくたべたい」と無意味に冷蔵庫を何回も開閉するヒヨコ、期待のいちごたっぷりケーキにご満悦。兄ノマドは自発的にお祝いのお手紙を作成、A4紙に女の子うさぎをドローイング(パッチリまつげがポイント)する。プレゼントの「しずくちゃん」セットも開封。「しずくちゃん」のガールフレンドは「うるおいちゃん」という名前であることが判明した。
![]() | 鉄コン筋クリート (通常版) 二宮和也、蒼井優 他 (2007/06/27) アニプレックス この商品の詳細を見る |
●今週の映画。年始一週目、まだ仕事が本調子で始まらないので、今週は映画を観る余裕もあった。松本大洋原作「鉄コン筋クリート」。大好きなあの作家の大好きなあの傑作!が、二宮”ニノ”和也(「硫黄島」)&蒼井優(「フラガール」)でアニメ化!って震えるでしょ。で実際観て震えました。架空の街「宝町」という圧倒的な世界観、躍動する戦闘シーン、人間臭いキャラクター。気づけばまた泣いてました(最近ホント涙腺ユルい)。
●この映画の舞台「宝町」は時代設定すら不確定なほど無秩序で雑多に混乱した怪しい街だけど、でも実は僕らが見知った都会の人間臭い風景の集積なんだと最後に合点。下北沢、高円寺、新宿、池袋、西船橋…こうした(汚い)街で暮らしてきた僕には、あの猥雑な風俗街のテンションこそ無性に郷愁をかき立てるモノなんだと思いつつ、ハラハラ泣きました。(一方田舎の山河とか日本の原風景ってヤツには僕は一ミリも感じるコトはありません)
●あと音楽がUKテクノの重鎮 PLAID。元 BLACK DOG といって分かる人も少なくなったかもだが、よかったっす。
![]() | 竹光侍 1 (1) 松本 大洋、永福 一成 他 (2006/12) 小学館 この商品の詳細を見る |
●今週は松本大洋祭り。彼の新作マンガ「竹光侍」1巻(作:永福一成)を読む。今度の大洋は時代劇。飄々と、でもやや妖しい素浪人・瀬能宗一郎。またここに松本大洋流のアウトサイダーな美学が鈍色に光っている。ズバ抜けた能力や研ぎすまされた感性を持つが故に、孤高を強いられる男達が観る絶望とか諦観とか無垢とか光悦とか臨界点の先とか。これ全ての大洋作品に一貫するテーマだと思う。
![]() | 機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (14) 安彦 良和、矢立 肇 他 (2006/12/22) 角川書店 この商品の詳細を見る |
●その他のマンガ生活。安彦良和「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」14巻。ルウム戦役の全貌が明らかに。雑誌連載で読んでるのに単行本で買い直すのは、ガンダムと松本大洋だけだなあ。
![]() | シュガシュガルーン 7 (7) 安野 モヨコ (2006/12/28) 講談社 この商品の詳細を見る |
●安野モヨコ「シュガシュガルーン」7巻。これオモロくなってきたぞ!「なかよし」読者にはもったいないぞ! 魔法社会の負の矛盾の核心へ近づく少女たち。「ハッピーマニア」以来のビッグなテンションだぜ!
![]() | かみさまお願い (祥伝社コミック文庫―南Q太傑作選) 南 Q太 (2005/04) 祥伝社 この商品の詳細を見る |
●南Q太「かみさまお願い」。ちょっとエッチな話をまとめた短編集。女の子も大変だ。
![]() | るきさん 高野 文子 (1996/12) 筑摩書房 この商品の詳細を見る |
●高野文子「るきさん」。バブル全盛期89〜91年の「an an」に連載されていた見開き2ページの短編マンガ。主人公るきさんはいつもニコニコ、贅沢はしないが楽しく暮らす独身女性。慎ましくシンプルに、気取らずにマイペースに、常に飄々と自然体で、それがとってもチャーミング。バブル吹き荒れる中にロハスともとれるスタンスを軽やかに提案してた高野文子サンはなんてオシャレな人なのだろう。

●古雑誌「プリンツ21」2003年秋号:特集・山本寛斎。70年代の寛斎さんはスゴいな。ヒップすぎる。グラムスターだ。インタビュー読むとちょっとツイテケないテンションは今も健在とはっきりわかる。
●今週のBGM。JANET JACKSON「WE LOVE JANET - RADIO SAMPLER」。非売品サンプル入手で93年〜06年のジャネットのキャリアをおさらい。実は JAM & LEWIS 制作による高性能ポップス「RHYTHM NATION 1814」(1989年)が一番ちゃんと聴いたアルバムで、それ以降はただのヒット曲としてしか聴いてなかった。でもまとめて聴くとそれなりに思い出もあったり。「DOESN'T REALLY MATTER」2000年(a.k.a.島谷パピヨンの元曲)は仕事で何回も聴く必要があった。やはり JAM & LEWIS 制作のこのトラックの、綿菓子のようにフワフワした不思議な質感に妙にハマった覚えがある。
![]() | Rhythm Nation 1814 Janet Jackson (1989/08/24) A&M この商品の詳細を見る |
![]() | オール・フォー・ユー ジャネット・ジャクソン (2004/03/31) EMIミュージック・ジャパン この商品の詳細を見る |
●4人デスチャの「JUMPIN' JUMPIN'」や故 AALIYAH & TIMBALAND「TRY AGAIN」といっしょに聴きながら、R&Bヒットチャート世界がニュー・ビートの先鋭的な実験場になってる!とか思ってた。当時よく仕事してたゲイのプロデューサーと一緒に来日公演を観に行ったのもいい思い出。ゲイの人はジャネット大好きみたい。
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