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2007.03.27 2007/03/27(TUE)


●息子ノマドは、インフルエンザを通り越して別の感染症にかかってるようだ。5日間も高熱が治まらないのはおかしい。完全に幼児退行してフガフガ不機嫌で常にメソメソしている。ワイフも看病の過労が祟ったか熱を出してダウン。ボクも行きつけの呼吸器科へ通院。しかし娘ヒヨコだけは楽々とインフルエンザを克服、春休みのプール教室に堂々参加してその逞しさを見せつけた。

NHKのドキュメンタリー「プロフェッショナル 仕事の流儀 スペシャル」を観てショックを受ける。今回の取材対象は、スタジオジブリ・宮崎駿。去年の「ゲド戦記」公開前から、監督にNHKのディレクターがびったり密着取材をしているという噂は聞いていた。その取材の成果がとうとう放送されたのだ。来年夏公開といわれる彼の新作「崖の上のポニョ」の制作に取りかからんとする宮崎監督の生活。取材嫌いどころか、自らの映像すら使用されることを厭うほどの監督が、アトリエで絵を描き葛藤する様子をカメラの前に見せる。新作の構想にのめり込むほどに不機嫌になっていく監督に、怒鳴られながらも食い入るディレクター氏の努力根性を素朴に尊敬する。というか悔しいほどだ。
NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」http://www.nhk.or.jp/professional/

宮崎駿氏の作品作りとして挙げられたフレーズ。「風呂敷を広げること」。この程度なら風呂敷も包み易かろうと物事をまとめてしまう誘惑、妥協と戦う! 限界まで大風呂敷を広げて、スケールをどんどんデカくする。66歳にして全力で前人未到領域へ飛ぼうとする気概。驚異的です。時間、効率、カネ、ヒト、そしてなによりも自分の力量を「この辺でよかろう」と区切る瞬間。そんな妥協に甘んじてきた自分の仕事ぶりが恥ずかしい。しかもカラダを壊して足踏みしているこの体たらく。くそったれ! 本当にショックを受ける。
スタジオジブリhttp://www.ghibli.jp/

読書。

森井ユカ「ポストオフィスマニア」

森井ユカ「ポストオフィスマニア」。世界中のスーパーマーケットを巡って、安価だけどカラフルでチャーミングな雑貨を探して集めた本「スーパーマーケットマニア」が猛烈に可愛らしくて感動しまくってたので、そのシリーズの続編は本屋で見つけて即買いしてしまった。今度はヨーロッパの郵便局を巡ってカワイい雑貨を探してます。とるに足らない些細なモノへの愛のこもった眼差し。価値の新しい読込みで新しい美学の体系を見出す。こういう冒険旅行、憧れます。

今日のソウルミュージック。

DON COVAY「SEE-SAW」

DON COVAY「SEE-SAW」1966年。シンガーとしては声に太さはないけど、チャーミングで覚えやすいR&Bが陽気。「スキスキスキスキスキスキスキスー!」とか「ライカシーソー!」とか、コンパクトに大ハシャギできる楽しいフレーズがイイね!

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