自律神経失調症とのお付合い(その19)~「復職プログラムって何?」
●今週は、約2か月ぶりに会社の診療所を訪ねた。今までは、会社の同僚と会うなどはもってのほか、会社の建物に近づくことすら禁じられていた。しかし9月に入って回復傾向になったのを受け、やっと会社の診療所へ行くことが許されたのであった。
●それでも会社とはいえ行くのは診療所のみ。デスクや職場フロアに行くのはダメ。とにかく、カウンセラーと看護師の人に会って状況を説明する。「病院の主治医には、会社に近づいてイイって判断が出ました…。食事は規則正しく食べてます…。睡眠は前に比べたらずっとよく眠れるようになりました、前は3時間以上眠れませんでしたから…。クスリはコレコレとアレアレを飲んでいます、種類も量も前回のカウンセリングからは結構増えてますね…。歩くのがシンドイので、外出は慎重にしています、でも、前は駅前商店街で遭難しそうになりましたが、今は比較的歩けるようになってきました…。特に今日は調子がイイです…。」
●カウンセラー「うん!いいんじゃないですか。そのまま焦らずに過ごして下さい。」……?それだけかよ!?他に何かないの?やっと会社まで来たのに。

●これで終わって拍子抜け?それじゃ困るので、たまらず質問をするボク。あの…、それでコレからボクはどうして行けば復帰ってことになるんですか?
●カウンセラー「まずは、主治医から「復帰していいですよ」という診断書が出てからです。診断書が出たら「復職プログラム」というものを考えて行きます。」
●ほう、復職プログラムとは?!カウンセラー「心療内科、精神科の医者は病気のことは分かってても、ウチの会社の特殊性、業務の特殊性について理解をしているとはいえません。普通のサラリーマンの感覚で「大丈夫」だとしても、ウチの会社の仕事内容じゃムリだって状況は大いにあるでしょう。」ふむふむ。
●カウンセラー「ですので、会社に復帰するとしてどんなペースで仕事に戻るのかを丁寧に考えます。いきなり8時間勤務は無理だから、まずは午前中だけの制限勤務から始めるとか。人によっては、電車に乗る練習から始めます。会社に来てそのまま帰る、それだけを2週間くらいしてもらいます。」へー!
●カウンセラー「普通の8時間勤務に戻るまでは3か月くらいかかるでしょう。もちろん残業はムリです。現場の最前線に、本当の意味で完全復帰するには、まあ2年くらいはかかるかなあ」うーん、これからの道のりは長いなあ…。
●カウンセラー「とにかく、まずは主治医の診断書です。そこから始まります。それまでは十分休むこと。」わかりました。


診療所の待合室には、お久しぶりの顔が。
●系列会社のプロデューサーAさん。去年くらいから一緒に仕事していたのだけれども、この人もボクと同じような事情で休職中。ボクよりも早く4月から休んでるのに、まだ復帰できないんだ…。
●Aさん「おお、お久しぶりです、どうですか体調は?」ボク「いやいや、というか、Aさん、なんかすっごく日焼けしてませんか?」南国長期バカンスなのかってくらいに真っ黒になってる。スーツに身を固めたマジメな管理職だったのに、今ではアロハが最高によく似合う。
●Aさん「実はね、「ハタケ」を始めましてね。近所に畑を借りまして色々作ってるんですよ。今はね、ハクサイとダイコンです!」いやー元気そうだなあ。仕事してた頃よりも生き生きしてみえる。でも、こんなに元気そうなのに、復帰はできないのか…。人間のココロは難しく出来てるんだな。


●以前の「自律神経失調症とのお付合い」シリーズは下記の記事にまとめております。ご参考に。
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-223.html


今週はさらに7~8年前に一緒に仕事してた後輩の女の子に会った。
●初めて会ったのは彼女が新卒だった22歳の頃。そんな彼女も30歳、大人になりました。すでにボクらの業界からはアシ抜けして、現在は大学院修士課程の学生さんだ。数年ぶりの再会で、午後の原宿にてお茶を飲みながら近況を語らった。
●本来は「同僚にも友人にも会うな」と言われている立場。家族と医者としか全くしゃべってない。だから「普通」の会話にチョー飢えてました。もう目一杯しゃべりまくった。気分がスカっとしました。7~8年前の自分のコトをイロイロ思い出せたし、有意義だった。本当にありがとう。
●22歳だった頃の彼女は、職場に馴染みもせず、周囲の気配りも顧みず、スパンと一年ほどでウチの現場を辞めていった。でも大人になった彼女は、スパンスパンと状況を簡単に変えられるほど周囲の状況がシンプルではなくなり、一方で、状況を変えるにあたっての慎重さをわきまえる思慮と分別を備え、グッと落ち着いていた。ま、本質的には進化してないトコロも一杯ありましたけど。ともかく、修士論文と就職活動とその他モロモロの重要案件、ココ半年の勝負ドキ、がんばって下さい。


今週のBGM。流行りのエレクトロ系。

VARIOUS ARTISTS「KITSUNE FUR」

VARIOUS ARTISTS「KITSUNE FUR」2003~05年
●今雑誌などで一番ハイブロウとされてるクリエイター集団「KITSUNE」。グラフィックデザインチームであり、音楽レーベルであり、DJ/パーティオーガナイザーであり、ファッションブランドでもある組織で、構成員は日本~フランス~イギリスを拠点を分散して活動してる。DAFT PUNKAIR といったフレンチシーンのアーティストとも日々 iChat してるほどのマブダチだそうです。
●一昔前で言うと、テクノアクト UNDERWORLD「BORN SLIPPY」!)&グラフィックチーム TOMATOテレビ朝日のロゴCG…直方体がゆらゆらするヤツ) の一派を連想するけど、それよりもダイナミックでトランスコンチネンタルな感じ?
●そんな彼らが03年から毎年リリースしてた初期3枚のコンピを編集した日本盤がコレ。調布で500円で購入。今一番のオシャレアイテムじゃないですか。ふふふん、得した気分。オシャレレコ屋で新譜買えば3000円近くするんだろうから。
●05年までの音源でありながら、DIGITALISM、BLACK STROBE、SIMIAN MOBILE DISCO などを収録。全部今大注目のアーティストばっかじゃん。耳早いわ。MONDO GROSSO大沢伸一)とフレンチハウスのマッシュアップとかにも取り組んでる。
●イメージとしては、狙いのシンセ・フェティシズム。シンセサイザーのいかにもシンセっぽい部分を、剥き出しにしたブッキラボウなスネア&ハイハット主体のリズム組み。打ち込み感強調し過ぎのジャスト感グルーヴ。ブリブリ腹に響くシンセベースがもうちょっと欲しいけど、その代わりに得た、軽やかな疾走感が今の時代感なのか。
●オシャレ人間ではないボクは、あまりにハイブロウなオシャレ物件に対して、一歩引いてしまうタイプ。クソ価格の駄盤好きに、オシャレアイテムは価格が高くてね。でもこの「KITSUNE」、一気に親近感でてきた。

BLACK STROBE「BURN YOUR OWN CHURCH」

BLACK STROBE「BURN YOUR OWN CHURCH」2007年
●その「KITSUNE」コンピに収録されていたフレンチ・エレクトロのフルアルバム。キャッチフレーズは「パリ発・新世紀ゴス・ビート!!」またまたゴスがでてきた…。たしかにロック濃度はグッと上がって、ギターまでがガーッと鳴ってきます。陰気なボーカルに立ちこめる不穏な空気と野蛮なダンス衝動。ポケモンのパカパカ演出で全国のチビッコがてんかん発作起こした時くらいの、激しいストロボ照明の明滅でフロアが焼き尽くされる光景が見えますわ。御大 DAFT PUNK の活躍に始まり、JUSTICE、DIGITALISM とフレンチシーンはどんどん活況になってるのかな。
 
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我が家のコドモたち、公文式の宿題、見事習慣づきました。
●8月から始めた公文式の宿題ドリル、簡単なプリント5枚裏表を算数&国語の2教科分、毎日やる。最初はヤダヤダいうかな~と思ってたら、ワリとスムーズに習慣がついてきた。特にヒヨコなんて朝一番に起きてきて、一人で公文やってることもある。

のまどの公文

●こちら息子ノマド5歳、ゲキレンジャーパジャマ、バトルモード全開で宿題に取り組んでおります。50までの数字の書き取りみたいなことしてます。

ひよこのぬりえ

●そんで娘ヒヨコ4歳、エンピツ操作能力が向上して、ぬりえが上手になりました。「あいうえお」は一通り理解できるようになったけど、まだ字は書けません。

●そんなコドモ達、先日公文の音読宿題で「かさじぞう」のお話を読みました。「あ!ノマドのウチのちかくにも、おジゾウさま、あるよ!」確かに近所の道端に、丁寧にお奉りされているお地蔵さまがおりました。大人なら見落とすようなポイント。さすがコドモは見えてるトコロが違う。ヤツらは、お地蔵さまの何たるかも知らずに、そのままこの由来不明の物体を認知するのか…。

地蔵さま

●しかもノマドが気になってたのは、お地蔵さま本体ではなかった。「そのヨコに、ウデが6つあるカミサマがいるんだよ!」何?コイツ何のこと言ってんの?

地蔵さまの横

●……確かにいた。ウデ6本。えーと、阿修羅観音さまとか言うのかな、ボクにも分かりません。
●しかし、日本の宗教文化のカッコよさを理解させるべく、マイ本棚から「日本美術全集 第6巻 密教の美術」をコイツらにすかさず見せつけてやりました。スンマセン、ボクも知識ないからワケ分かんないけど、国宝級の仏像や曼荼羅絵画には、強烈なインパクトあるからココでブチカマしておかないと。「いいかノマド、どの仏サマもパワーがみなぎってて背中から火が出ているんだ。スゴいだろ!ゲキレンジャーよりもスゴいパワーだぞ(正確には「後光が差す」とか言うトコなんすか?よく知りません)

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「日本美術全集 全25巻」

観心寺如意輪観音坐像

●ちなみに、マイフェイバリット仏像は、コチラ京都・観心寺如意輪観音坐像です。なんかモチモチっとしたクビ周りのたるみ加減が、妙にセクシー。そして片膝を立てて重心を傾け、手をほおに当てるアンニュイな感じ、6本の腕に持つのは数珠と花と桃(多分)。男女の境目があやふやな中性美が最高です。国宝です。

●CDの値付けがメチャクチャなブックオフが基本的に大嫌いな僕ですが、大判の古典美術図版に関しては、ブックオフ、最高にクソみたいな値段でたたき売ってくれているので頻繁に使っています。日本の古美術図版が200円とかで売ってます。これはアリです。部屋の中でかさばるのでワイフがいやがりますが。


最近、音楽の話題全然書いてないので、いくつか報告します。
●今日はソフトロックです。癒しが必要なのです。切望しているのです。

Harpers Bizarre 4Harpers Bizarre 4
(2001/11/06)
Harpers Bizarre

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HARPERS BIZARRE「4」1969年
●60年代カリフォルニアのバンド。一曲目が「SOFT SOUNDIN' MUSIC」ですから。それはそれはソフトロックですわ。メンバー5人のコーラスワークが絶品。オリジナル曲よりもカバーが多いが他人の曲でも仕上げはバッチリ。EDDIE FLOYD「KNOCK ON WOOD」から OTIS REDDING「HARD TO HANDLE」ときて、 BEATLES「BLACKBIRD」、そして JOAN BAEZ で有名な「LEAVING ON A JET PLANE」。大好きな曲が甘く優しくまろやかに料理されてます。うーん堪能。でもバンドはこれを最後に解散。69年前後に起こるロック/ソウルの地殻大変動の中、この甘さは生ヌルく見えたのでしょうか。ちなみにお値段780円でした。

THE ASSOCIATION

THE ASSOCIATION「FROM THE ORIGINAL MASTER TAPES」1966~1981年
●やはり60年代カリフォルニアのソフトロック代表選手。これもコーラスワークがたまらんわ。HARPERS に比べるとコッチにはロックとしての気骨が、多少感じられるかな。ときどき入ってくるフルートが綺麗。ベストじゃなくてオリジナルが聴きたくなった。72年にメンバーがドラッグで死ぬなどして翌73年には活動休止。その後の再結成曲も収録している。これも780円だったな。

サンバ’68サンバ’68
(2006/04/05)
マルコス・ヴァーリ、アナマリア・ヴァーリ 他

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MARCOS VALLE「SAMBA '68」1968年
●てか、ボサノヴァの古典です。レーベルは VERVE。奥さんであるアナマリアとの夫婦デュエットコーラスが優しい。ダメダメなカラダにすこーしずつ元気を吹き込んでくれる楽しさがある。数々のアーティストにカバーされた有名曲満載。「BATUCADA」bird がカバーしたばっかだよね。「SO NICE (SUMMER SAMBA)」も誰もが絶対聞いたことある曲だし。紙ジャケが1200円で売ってた。

Tower of LoveTower of Love
(2005/12/05)
Jim Noir

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JIM NOIR「TOWER OF LOVE」2006年
●これだけ、最近モノです。マンチェスター出身の23歳、新進気鋭シンガーソングライターっす。しかしその甘くて粒立ちのイイ音選びと、多重録音のコーラスワークが、完全に60’Sサイケデリック。甘美でキラキラのポップです。癒されるわ。680円でした。


体調が悪いです…。
●今日も午後三時まで全く動けなかった。風呂にも入らず、クスリだけ飲んで、ただひたすらフトンに潜って身悶えていた。
「うーむ、ナニもできん…」と唸ってると、ワイフがピシャリと「ナニもしないでいいの。病気なんだから。だから休んでるんでしょ!具合悪い日だってあるわよ。」まさしくその通り。ボクにしなくちゃいけないことなどない。ただ、社会復帰を焦ってしまっているだけなのだ。
●今週末は、大切な友人の結婚式がある。これは絶対に出席したい。ここまでにはなんとか普通の時間にコンディションが整うようにしたい!

結婚式を控えているということで、先週体調の落ち着いた午後に散髪に行った。
●10年行きつけの表参道の美容院は、今の体力では遠すぎてムリ!ということで、ノマドやヒヨコがお世話になってる下北沢の美容院に行った。「ノマド君のお父さんですね?よろしくお願いします」親子でお世話になります。
●おそらく6ヶ月ほど手を入れていないボクのアタマは、超ダラシないロン毛になっており、ヒゲもそらずに歩けば不審者寸前。実際、お巡りさんに「カバンの中を見せろ」と職務質問されたことも。カバンには精神安定剤がワンサと入っていて猛烈にバツが悪かった。幼稚園のお迎えなんてトンデモない!普通のお母さん達からの疑惑の視線が刺さるようにキビシい。あの視線を思い出すだけでパニック発作が起きそうになる。
●口を通り過ぎてアゴまで達した前髪は、ノマドの好きな「ゲゲゲの鬼太郎」コスプレがそのまま出来るくらいになっていた。ラーメンを食べる時に、髪の毛が口の中に入ってくる。オダギリジョー木村拓哉は、どのようなオペレーションでラーメンを食べているのだろうか。
「どのようにしましょうか?」と言われても、ボクは髪型としては注文しない。「おそらく次回髪切るのは3~4か月後なので、そこまでほっといてもナントカなるカタチで。あと、整髪料も全くつけないので、そういうのナシでまとまるようにして下さい。あとはオマカセです。」

翌日首筋の筋肉に強烈な痛みを感じ、行きつけの鍼灸院へ行くハメに。
●女性美容師さんとアレコレ会話したせいだ。長時間しゃべると喉の周りの筋肉がコリコリになってしまうのだ。でもたかが2時間程度なのになあ。
●全身まんべんなく鍼の山にされたあげく、新ワザも炸裂した。首筋に四本の鍼を刺し立てて、そのまま首をグイッと横に倒すというモノだ。コレ痛いっす。だって首の筋肉を動かす中で、鍼も肉の中で動いていくのが感じられるんですもん。
●その上で強烈なモミモミマッサージ。痛てえ…。ホント痛てえ。鍼灸師の先生は女性だが、今まで受けてきたマッサージの中で一番強烈だ。握力が物凄いのか、的確に痛いポジションを狙ってくるのか。多分その両方だ。「普通ならこれでナントカなるんだけどねえ、これはシツコイわ…。」さらに鍼12本くらい首筋に立てられて電流を流し込まれた。ここの治療直後はもう声も出ないほどの虚脱感で息も絶え絶えになる。


最近我が家ではジブリが流行ってます。

紅の豚 [DVD]

「紅の豚」
●先日ワイフがバザーにて100円で購入してきたモノが、ノマドに大ヒット。水上から離着陸する飛行機「飛行艇」はノマドには新鮮なマシンに映ったようだ。何回も繰り返し見て、何回も同じトコロで大爆笑する。
●この映画にはヒロインが二人登場する。飛行機工場の孫娘で勝ち気な17歳のエンジニアのフィオ。そしてホテル・アドリアーノの女主人で飛行艇乗りたちのマドンナ、ジーナさん。ノマド、どっちの女の人が好き?「ノマドは、フィオが好き~!」若いね~。「パパも昔はそうだったが、今はジーナさんの方がいいな。」そこにワイフが「オバさんじゃないの。」イヤイヤもう17歳なんて暑苦しくて相手に出来ません。

魔女の宅急便 [DVD]

「魔女の宅急便」
●これはヒヨコが喜ぶだろうと思って中古DVDを買ってきた。「魔女は13歳になったら一人修行の旅に出る。」その掟に従って満月の夜に旅立つ主人公キキ。突然の出発に戸惑うキキの父の表情に、共感を感じてしまうボク。ヒヨコもあと9年でどっか行っちゃうのかな~。
●舞台は、美しい海とその海沿いに広がるにぎやかな街。晴れた空をホウキで飛行するキキをカモメが出迎える。彼女の中で目一杯膨らむ、未知の世界へ踏み込むドキドキと希望が画面いっぱいに瑞々しく描かれている。ジブリ作品の中でも格別に大好きなシーンだ。なんか涙が出てくる。
●ヒヨコがキチンと食いついてリピート視聴してくれた。「パパ、ホウキつくった!」割り箸を数本継ぎ足して、折り紙でフサフサをつけている。そして我が家の短い廊下で飛行訓練。ボタボタ、ボタボタ。でかい足音を立てて何回も往復してる。そしてママに報告。「とばなかった…。」

ホーホケキョ となりの山田くん [DVD]

「ホーホケキョ となりの山田くん」
●常勝軍団ジブリの歴史の中において、唯一の大空振り不発弾となったこの作品。全然興味なかったんだけど、このたびついでにレンタルしてみた。
●この作品には一つ思い出がある。ボクはこの映画の制作発表記者会見に取材で出席していた。壇上はジブリ幹部から出資者の偉い人が勢揃い。「最新のCG技術を駆使した映像にご期待ください」との前フリで数分のトレーラーが流された。…で、あの例のノドカな「山田くん」の世界観。質疑応答の最初の質問が「あの…、今の映像のドコらへんがCGだったんですかね?」ボクは会場の隅っこで爆笑。「水彩画のような彩色をCGで表現したのが、今回の目玉なんですが…」と苦しい説明。
●でも、偏見なく観てみたら結構面白かった。とりとめのない平凡な家庭の生活と風景なのだけど、今やその平凡な家庭を自分で構えたボクには、ジンワリ共感できるモノがあった。末娘ののちゃんが迷子になったクダリを観ながら「ノマドはすぐ迷子になるけど、パパたちもこんなに心配するんだぞ」とか言ったりして。
●原作者いしいひさいちのタッチを発展させ、あえてシンプルで素朴な輪郭線を狙った手法も味がある。自慢のCGによる淡い色彩もよかった。矢野顕子の主題歌「ひとりぼっちはやめた」も大好きだ。

おもひでぽろぽろ [DVD]

「おもひでぽろぽろ」
●今回の休職で、色々な人から度々励ましのメールやコメントを頂いているが、ある日この「おもひでぽろぽろ」の絵ハガキを送ってきてくれた人がいた。美しい紅花畑の風景に「私はワタシと旅に出る」と書き添えて。この映画のキャッチフレーズだ。
●主人公・たえ子は東京で働く27歳のOL。子供の頃から都会で育った彼女にとって田舎暮らしは憧れ。一週間の休暇を使って、山形の親戚を訪ね農作業を手伝う。この旅の中で彼女は自分の小学校時代を思い返し、自分の生き方を見つめ直す。
●この映画を見てて、少なからずショックを受けた。ボクは自分の少年時代を思い出すことが出来ないコトに気づいた。全てなんかボンヤリしていて、キチンとした像を結ばないというか…。実家に帰ったり昔の友達に会ったりすると「そんなコトあったっけ?」というコトが一杯出てくる。全然覚えていない。
●ボクは基本的に過去を振り返るのが嫌いだ。「今現在が最高と思えるよう、前を向いて努力しよう、居心地のイイ過去を懐古するのはカッコ悪い」と考えている。でもこれは建前で本音は「失敗や挫折、苦い思い出を消し去りたい、より遠くに逃げたい」と思ってた。過去を振り返るのが怖くて強迫観念のように「何かしなくちゃ」と常に焦っている。この発想が病気の一因になっているコトも、先日の心理テストの結果でも明らかになった。
●楽しかった思い出も、美しい記憶もあったはず。でもそれも全部封印してしまったようだ。思い出がないっていうのは結構悲しいなあ。思い出を掘り起こす作業を少しずつ始めてみようか。ナニが出てくるか分からないけど。ワイフとはお互いが15歳の頃に出会った仲だ。手伝ってもらいながら、昔を見つめ直そう。
 

自律神経失調症とのお付合い(その18)~「いったんまとめ編」
●最近は「自律神経失調症」の検索でこのブログを訪れる人が増えてきたので、今までの関連記事をリンクでまとめようと思います。同じ病気で苦しむ方々、あくまで極私的な経験談ではありますが、ご参考にしていただければ幸いです。

まずは近況。
●今週はホントにカラダがツライ。症状が逆行して7月アタマの状態に戻ってしまったようだ。回復基調と思っていたのに、逆戻りとはホントに凹む。

とにかく朝がツライ…。何時に眠っても朝5時に起きてしまう。カラダの強烈なコワバリと筋肉痛で目が覚める。全身が軋み上げるような辛さだ。目が覚めてもカラダが動くとは限らない。体中の筋肉が砂袋に詰め替えられたように手足が重い。トイレに立つのも苦しい。結局、フトンの中でひたすら身もだえている。
●しかし2時間ほど身もだえた上で、無理矢理でも朝のルーチンをこなすために立ち上がる。朝のクスリ、朝風呂、ストレッチだ。これをしなければ結局カラダは動かない。ほんのちょっとでも楽になるために、チカラを振り絞って動き始める。
●スキマスキマで休憩を入れて、自律訓練法を試みる。先週まではリラックスに大変有効だったこの手段も、今週はうまく作用しない。前提である精神統一ができない。よしんば訓練法モードに入ったとしても、影響が腕程度でとどまり全身に行き渡らない。まあ仕方がない。自律訓練法自律神経の調整が目的であって、目の前の筋肉のコワバリを解消する手段にはならない。アゴがガクガク震えて止まらない。湯たんぽで肩/首筋を温めると少し気休めになる。
自律神経失調症は、朝から昼、夜にかけて症状が弱まっていく傾向があるという。朝のルーチンをこなし食事をとって一休みしたら、もう午後三時すぎ。ここらへんでやっと人間らしく動けるようになる。先週は十二時頃には動けるようになっていたのに。凹む。朝のツラさを思うと、夜眠るのも憂鬱になる。社会復帰は遠い。

今週の診療で、先日採血した血液検査の結果が出た。
CK(CPK) の値が高い。筋肉細胞が壊れる時にでる酵素の量であり、筋肉の炎症の度合いを示す数字だ。標準値57~197に対して277。やはりボクのカラダに不自然な負担がかかっていることが分かる。さらに高いのが、肝臓系の状態を示す γ-GTP、尿酸、総コレステロール、中性脂肪中性脂肪にいたっては正常な上限値の4倍。なんで~?! 毎食規則正しくワイフの手料理だけを食べてるのに。間食も3日に一度のガリガリ君程度なのに…。「先生ナンでですか? 落ち込みますわ…。とってもヘルシーな生活してるつもりなんですよ…。」……結局、今週からさらに抗うつ剤の量を増やすことにした。筋弛緩剤も再び飲むことにした。

自律神経失調症との付き合いはまだまだ長く続く模様。ここで一旦、ブログに書き連ねてきた文章をリンクでまとめておきます。ホントは音楽趣味のブログ、病気の話がメインという訳じゃありませんが、ご参考にしてください。

※7月9日「会社、2ヶ月休みます。自律神経失調症なのです。」
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-86.html
※7月10日自律神経失調症とのお付合い(その1)~「睡眠」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-88.html
※7月11日自律神経失調症とのお付合い(その2)~「体温調節」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-89.html
※7月12日自律神経失調症とのお付合い(その3)~「カウンセリング」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-93.html
※7月14日自律神経失調症とのお付合い(その4)~「心療内科」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-94.html
※7月14日自律神経失調症とのお付合い(その5)~「食生活関係」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-95.html
※7月16日自律神経失調症とのお付合い(その6)~「精神安定剤」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-97.html
※7月23日自律神経失調症とのお付合い(その7)~「ストレッチ」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-109.html
※7月24日自律神経失調症とのお付合い(その8)~「冷房」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-110.html
※7月28日自律神経失調症とのお付合い(その9)~「心理テスト」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-130.html
※7月31日自律神経失調症とのお付合い(その10)~「感情/精神への影響」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-142.html
※8月9日自律神経失調症とのお付合い(その11)~「同僚/友達に会っちゃダメ」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-175.html
※8月19日自律神経失調症とのお付合い(その12)~「またまた新しいクスリ登場」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-188.html
※8月26日自立神経失調症とのお付合い(その13)~「クスリを飲み忘れると大変」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-199.html
※8月27日自立神経失調症とのお付合い(その14)~「休職延長」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-200.html
※8月31日自立神経失調症とのお付合い(その15)~「自律訓練法の講習」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-203.html
※9月14日自律神経失調症とのお付合い(その16)~「自律訓練法が効いている!」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-212.html
※9月15日自律神経失調症とのお付合い(その17)~「心理テストの結果発表」 編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-213.html

●ふう。ホントこの先どうなっちゃうんだろう…。


P.S. 今後このページに「自律神経失調症」のリンクを束ねる役割を持たせようと思います。
   新規の記事も、ここにリンクを張っていきます。

※9月29日自律神経失調症とのお付合い(その19)~「復職プログラムって何?」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-226.html
※10月8日自律神経失調症とのお付合い(その20)~「パニック発作」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-229.html
※10月11日自律神経失調症とのお付合い(その21)~「カラダがダルすぎる」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-231.html
※10月11日自律神経失調症とのお付合い(その22)~「季節の変わり目がキツい」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-232.html
※10月15日自律神経失調症とのお付合い(その23)~「今度は尿酸値が…」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-235.html
※10月19日自律神経失調症とのお付合い(その24)~「さらに休職延長です…」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-237.html
※11月1日自律神経失調症とのお付合い(その25)~「痛い!ので鍼灸治療」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-249.html
※11月6日自律神経失調症とのお付合い(その26)~「厳しい発作で余裕なし」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-253.html
※11月7日自律神経失調症とのお付合い(その27)~「吐き気/下痢」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-254.html
※11月16日自律神経失調症とのお付合い(その28)~「極端な行動をセーブする感覚」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-262.html
※11月22日自律神経失調症とのお付合い(その29)~「職場復帰へ手応え」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-269.html
※12月7日自律神経失調症とのお付合い(その30)~「順調に推移、でも油断は禁物」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-date-20071207.html
※12月12日自律神経失調症とのお付合い(その31)~「発狂寸前の健康診断」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-date-20071212.html
※12月20日自律神経失調症とのお付合い(その32)~「愛車を手放す」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-date-20071220.html
※12月23日自律神経失調症とのお付合い(その33)~「躁状態が止まらない」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-date-20071223.html
※1月5日自律神経失調症とのお付合い(その34)~「念願の診断書」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-date-20080105.html
※1月12日自律神経失調症とのお付合い(その35)~「会社に戻るのちょっと保留」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-date-20080112.html
※1月25日自律神経失調症とのお付合い(その36)~「制限つき復職スケジュール確定」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-340.html
※2月1日自律神経失調症とのお付合い(その37)~「復帰予定3日前にダメ出し」編 
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-date-20080201.html
※2月4日自律神経失調症とのお付合い(その38)~「でさ、そもそも鍼灸って?」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-date-20080204.html  
※2月6日自律神経失調症とのお付合い(その39)~「ホワイトカラーエクゼンプション」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-date-20080206.html
※2月7日自律神経失調症とのお付合い(その40)~「病気発症から休職までの記録」編 
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-date-20080207.html
※2月10日自律神経失調症とのお付合い(その41)~「サラ洗いとフロ磨き」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-date-20080210.html 
※2月25日自律神経失調症とのお付合い(その42)~「リハビリ出社スタート」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-date-20080225.html
※2月29日自律神経失調症とのお付合い(その43)~「先生が代わってしまうよ」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-date-20080229.html
※3月6日自律神経失調症とのお付合い(その44)~「会社はシンドい」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-386.html
※3月15日自律神経失調症とのお付合い(その45)~「傷病欠勤だとさ」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-date-20080315.html
※3月26日自律神経失調症とのお付合い(その46)~「後任のセンセイは美人」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-403.html
※4月2日自律神経失調症とのお付合い(その47)~「会社滞在時間を伸ばす」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-date-20080402.html
※4月18日自律神経失調症とのお付合い(その48)~「通常業務内なら就労可能」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-date-20080418.html
※5月8日自律神経失調症とのお付合い(その49)~「GW旅行で失敗!撃沈」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-date-20080508.html
※5月9日自律神経失調症とのお付合い(その50)~「『整膚』というモノを見つける」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-date-20080509.html
※5月14日自律神経失調症とのお付合い(その51)~「センセイ、チェンジで!」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-435.html
※5月19日自律神経失調症とのお付合い(その52)~「リバビリ出社、微妙に再出発」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-439.html
※5月21日自律神経失調症とのお付合い(その53)~「心療内科、隔週通院に」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-441.html
※5月31日自律神経失調症とのお付合い(その54)~「ぜんそく治療費タダになる!」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-date-20080531.html
※6月4日自律神経失調症とのお付合い(その55)~「突然ですが減薬作戦」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-date-20080604.html
※6月15日自律神経失調症とのお付合い(その56)~「減薬パニック&その他もろもろ」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-date-20080615.html
※6月17日自律神経失調症とのお付合い(その57)~「リワークプログラム始めの一歩」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-date-20080617.html
※7月1日自律神経失調症とのお付合い(その58)~「横浜の精神病院でカウンセリング」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-date-20080701.html
※7月11日自律神経失調症とのお付合い(その59)~「クワイエットルームにようこそ」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-482.html
※7月20日自律神経失調症とのお付合い(その60)~「リワークプログラム本格稼働」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-date-20080720.html
※7月22日自律神経失調症とのお付合い(その61)~「デイケア/創作活動&カラオケ」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-date-20080722.html
※7月27日自律神経失調症とのお付合い(その62)~「デイケア/調理実習」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-date-20080727.html
※7月28日自律神経失調症とのお付合い(その63)~「デイケア/ツエさんの生き様」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-date-20080728.html
※8月9日自律神経失調症とのお付合い(その64)~「デイケア/健康体操」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-497.html
※8月14日自律神経失調症とのお付合い(その65)~「デイケア/無理しない奥義」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-500.html
※8月23日自律神経失調症とのお付合い(その66)~「分析的心理療法、開始」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-502.html
※9月20日自律神経失調症とのお付合い(その67)~「デイケア/小旅行でボウリング」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-515.html
※9月26日自律神経失調症とのお付合い(その68)~「分析的心理療法ってまるでナゾ」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-517.html
※9月27日自律神経失調症とのお付合い(その69)~「映画、障害者作業所に住民反対」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-518.html
※10月4日自律神経失調症とのお付合い(その70)~「突然会社への通勤訓練開始通達」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-521.html
※10月6日自律神経失調症とのお付合い(その71)~「通勤訓練/会社に行ってみた」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-date-20081006.html
※10月14日自律神経失調症とのお付合い(その72)~「通勤訓練/ルームメイト登場」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-date-20081014.html
※10月19日自律神経失調症とのお付合い(その73)~「通勤訓練/順調だったのに風邪ひいた」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-date-20081019.html
※10月27日自律神経失調症とのお付合い(その74)~「また復帰は遠のき年内はナシ」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-date-20081027.html
※10月29日自律神経失調症とのお付合い(その75)~「カプセルでアシッドテスト」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-date-20081029.html
※11月13日自律神経失調症とのお付合い(その76)~「睡眠に異常アリ、居眠り注意」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-537.html
※11月28日自律神経失調症とのお付合い(その77)~「プレゼン勝負のカウンセリング」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-541.html
※12月11日自律神経失調症とのお付合い(その78)~「オーダーメイド・リハビリ」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-547.html
※12月14日自律神経失調症とのお付合い(その79)~「新ステップは最速で年内」編
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-548.html




昨日から軽いパニック発作が起こってる。
●肩関節がずっと痛くて、今朝も激しい腰痛で目が覚めた。悪寒も激しい。ドテラを着て過ごす。筋弛緩剤や精神安定剤も増やしてる。ちょっと病気が回復したと思ったら、すぐこのザマだ。いやむしろ回復したからこそ、「体力をつけなければ」とかいろんなコトを考えてしまったのが、プレッシャーになったような気がする。「焦りは禁物」だってワカッテルだろ!

パニック発作~パニック障害についても、自律神経失調症患者として語るべきコトがありますが、今はその余裕がありません…。また別の機会に。


息子ノマド、「ゲゲゲの鬼太郎」に夢中です。

のまど33(きたろうとなかまたち)

「きたろうとなかまたち」
●一応解説しますと、中央におりますが主人公鬼太郎です。黄色と黒のシマシマちゃんちゃんこ、ソレをあわせる真ん中の赤いヒモまで描いています。分かりづらいですが、ちゃんと片目が髪の毛で隠されてます。遠隔操作可能の武器となる「リモコンゲタ」も、赤い鼻緒まで含めて描き込まれています。
●画面右側は、皆さんお分かりですね、ヌリカベ一反もめんです。コドモとしては超描き易いキャラですな。そこまでマーケティングして主要キャラに組み込まれてるなら、番組製作陣はかなりの知略家です。
●画面左側には、女の子がいます。ねこ娘です。現行アニメの中でのねこ娘は、とてもカワいく設定されており、ボーイッシュで勝ち気だけど、クールな鬼太郎が気になるローティーンの少女になってます。先日の放送ではタンキニ風の水着姿を披露、ノマドはちょっぴりニヤニヤしながら見てるのでありました。

●でもノマド、予告編でチラリと出てくる妖怪がコワ過ぎると、「こんどのゲゲゲはみない!」と半ベソでママに抱きつくヘタレでもあります。「きたろうがステーキにされてたべられちゃうよー」


●さて、ボクはヨーロッパの歴史の本を、いまだコツコツ読んでいます。

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大津留厚「ハプスブルク帝国」
●中世東ヨーロッパ世界の成立について先日本を読んだので、その後この地域で大きな権勢を持つことになるハプスブルク家のコトを勉強しようと思いました。今までは中世史ばかり読んでたのですが、今度は近代史ですわ。
●国民国家としてヨーロッパ各国が成熟していく中で、ハプスブルク家は東欧に大きな版図を持つオーストリア=ハンガリー二重帝国を構えます。現在のオーストリア/ハンガリー/チェコ/スロバキア/クロアチア/スロベニア/ボスニア?ヘルツェゴビナ、そしてルーマニア/ポーランド/ウクライナ/イタリアの一部まで支配してます。つまりはスゲエ広い。
●さらに言えることは、この地域は激しく国境線が変わっていること。20世紀の間で、どんだけ変わったか。二つの世界大戦に冷戦後の変革、ユーゴ解体からコソボ紛争。入り組んだ民族問題がゴチャゴチャして不安定極まりない。現在も荒れているこの地域を、なんとか一つの国家に結集させていたハプスブルク帝国は、実はかなりのグッジョブをこなしていたのではと思えてくる。
●この本は、フランスが民族意識の統一に成功する一方で、多民族モザイク共存国家を模索したこの帝国の努力をなぞる内容。広大な国土をパッカリ2つに分けて、二つの政府に君臨するという政体(だから二重帝国って言うのか)で、帝国議会の議席を各民族に人口比率に応じて均等に割り当てたり、地域に応じて官僚機構の使用言語を変えたり、様々な工夫をしていた。ま、結局ムリが生じて崩壊するんだけど。
●様々な民族や宗教が平和に共存する社会のカタチこそ、21世紀の現代社会に要求されてるコトでしょう。グローバリズムという名前の新しい帝国主義と、すぐにテロへと先鋭化する民族ナショナリズムを克服する手段はないでしょうか。

立石博高ほか「スペインの歴史」
 
立石博高ほか「スペインの歴史」
●東ヨーロッパを俯瞰した後は、一気に西側へワープ。スペインを勉強します。ラテンで陽気なイメージを抱いて入ると、意外なほどにダークな出来事が多くて戸惑う。ここでも宗教が絡んで、色々なコトが起こる。古代から現代まで一気読み。
●古代ローマ帝国においては優等生な属州だったスペイン。属州なのに何人もの優秀な皇帝を輩出。帝国が滅ぶとゲルマン人の一派がやってきて西ゴート王国を作る。蛮族というイメージとは裏腹にキチンとローマ化されてて法律とかもキチンと作っちゃう。8世紀には北アフリカ経由でイスラム勢力が侵入、半島全域が支配される。しかしイスラム政権は信仰の自由を認め、キリスト教徒、イスラム教徒、ユダヤ教徒と、様々な文化が共存する社会が出来た。
●しかし、キリスト教勢力によるレコンキスタ(国土回復運動)でスペインが統一されると、異教徒は弾圧の対象になり最終的にはキリスト教徒以外は財産没収の上追放。宗教改革の中でも頑迷に旧教会を支持し異端審問をしまくる。
●同時期にコロンブスが新大陸を発見、スペイン軍はたちまち彼の地の文明(アステカ/インカ)を滅亡、金銀財宝を略奪する。先住民の人口は持ち込まれた伝染病で10分の1まで減り、アフリカ人を拉致連行する奴隷貿易が始まる。ポルトガルをも併合したこの時期の繁栄を「日の沈まぬ王国」と喧伝する。ダークな歴史だよ。ダークすぎるよ。悪趣味だわ。
●市民革命、産業革命で近代化する列強諸国に圧迫されて、いつしか二流国に転落してからはひたすら迷走。20世紀には第二次大戦よりも一足早く内戦に突入。自国民同士が血を血で洗う死闘を続け、結局権力を掌握したのはフランコ軍事独裁政権。「カトリック的スペイン」を国家アイデンティティに掲げ(日本の皇国思想みたいなモン?)、他文化を容認しない閉鎖的な社会を作る…。フランコが死ぬ1975年までこの調子でした、スペインは。はあ、ため息がでる。
フランコ死後、見事民主化を果たして今では立派にEUの一員を担うこの国は、カトリック世界観に偏った歴史観を大きく改めて、多様で自由な視点から多くの読替えが進んでいる。この本自体がそうした成果を取り込んで書かれている。
●歴史はその時々の時代の要請によって自在に読み替えられ、政治的に利用される。みんなが好き勝手に自分の立場に都合がイイ事実を拾い集めて「物語」を作る。日本を取り巻く東アジアの近現代史だってそういうモンだ。大事なことは、その「物語」に呑まれずに、ナナメ読みする余裕だ。歴史はナナメに読んで初めて面白くなる。

レジーヌ・ペリヌー「テンプル騎士団の謎」

レジーヌ・ペリヌー「テンプル騎士団の謎」
●中世において、西欧文明とイスラム世界の接点は、スペイン方面の征服/再征服だけじゃない。「十字軍」運動という事件がありました。イエスキリスト生誕の聖地を異教徒から奪回せんと、大軍をセッセと送り込むのだ。これも大分ヘンテコな珍事に見えるポイントがある。大暴走して味方であるはずの東ローマ帝国の都コンスタンチノープルを征服しちゃったり。コレは面白い掘りドコロ素材だ。この本の主役「テンプル騎士団」「十字軍」に絡んで理不尽な悲劇に巻き込まれた人々だ。
●中東パレスチナの十字軍国家を防衛し、巡礼に来る人々を守った騎士集団。その中の一つが「テンプル騎士団」だ。修道院の生活を謙虚に過ごしながら、神の敵に対しては武器を持つ。鉄の結束と規律を持つこの騎士団は、その武名が世に知れるや、西欧各国の諸候がこぞって自分の土地を寄進するようになった。中東の最前線に拠点を置きつつ、全ヨーロッパに支部を持つ一大組織に成長するのだ。
●しかし、十字軍国家はイスラム勢力によって次々と落城。結局は全撤退を強いられる。その後の騎士団の行く末は、それはそれは悲惨なもの。
●諸候から寄進されたヨーロッパ本土の土地経営は、修道士らしい勤勉さで立派に開発され、結果巨額の収益を上げるようになっていた。これを妬んだのが当時のフランス王権。難癖イチャモンをムリにつけられ、騎士団は異端として非合法化&財産没収。構成員は片っ端から逮捕&異端審問(もれなく拷問付き)、無茶な自白で火あぶりの刑。根絶されてしまった。ヒドいもんだ。
●悲劇のヒーローとして度々注目される「テンプル騎士団」は欧州では映画やドラマの題材によくなる(日本で言う「白虎隊」みたいなモン?)らしいが、勝手に後継者を自称する怪しいオカルト集団もいるという。


●ワイフが近所の幼稚園で行われたバザーにて、100円で「紅の豚」を買ってきた。


紅の豚 [DVD]

●うまく眠れない夜に、一人「豚」を見る。劇場でもビデオでもテレビでも見てるが、何度見ても気持ちのイイ作品だ。脇役の一人一人が生き生きしてて楽しい。でも改めてよく見ると、この映画の時代背景は決して明るくない。歴史本ばっかり読んでて小賢しい知恵がついたおかげかな。
●1920年代のアドリア海が舞台という設定。二つの世界大戦の間。第一次大戦は初めて飛行機が戦争に使用された戦争だ。つまり主人公たちが駆る飛行艇は当時の最新鋭兵器なのだ。
●当時のイタリアはムッソリーニ率いるファシスト党が一党独裁を確立、街ではトレードカラーの青と黒の旗を振って軍事パレードをしている。きっとナチスドイツも活動を始めている時期だ。主人公ポルコ?ロッソは一言「陸(おか)は騒がしいな」。かつての戦友にもサラリと言ってのける。「オレはファシストのためには飛ばねえ。自分の稼ぎで飛ぶ。」
●ミラノの工場に愛機の修理を発注する時、カバン一杯の札束を山積みにするポルコ。不景気をぼやく工場のオヤジ。山積みの札束はマンガ的誇張表現じゃない。この頃のイタリアは超インフレで紙幣価値が暴落。札束を積木代わりに遊ぶ子供の写真を見たことがある。
宮崎駿作品は、細かい時代設定などどうでもいいほどの説得力がある。「もののけ姫」が日本史においてドコの時代の出来事なのか考えてみる意味がある?「トトロ」が戦前の設定か戦後の設定か知ってます?<「千と千尋」が一応現代の話だって気に留めて誰が見てるかな?
「紅の豚」も理屈抜きで痛快な作品だ。だが、破滅に向かう時代に超然として振る舞う生き方が、今日のポルコをよりクールに見せた。世間や周囲をキョロキョロして生きる暮らしはセセコマしいだろう。だから糸井重里が考えたキャッチコピーは、「カッコイイとは、こういうことさ」



●娘ヒヨコ、脳ミソの中身が自然とこぼれ出てしまうようで、今日もヘンテコなアドリブソングを口ずさんでる。「ナンコツ、こんにゃく、ナンコツ、こんにゃく~!」完全に意味不明。「ふんふんふん、フンコロガシ~!」女子としてはNGなウタですよ。しかもヒヨコ、フンコロガシになるつもりが、ウンチ玉のポーズをとってしまい、兄ノマドにキックされる。フンコロガシは後ろ足でウンチ玉を蹴り転がすからね。
●そんなヒヨコの今朝の夢。「ヒヨコ、プリンのせかいのゆめをみたの。トランポリンがゼリーでできていたんだよ!」オマエはいつも楽しそうだなあ。


最近は、めいっぱいマンガ読んでおります。
●なにしろマンガ喫茶行くことが増えましたので。昨今マンガ喫茶は、空間快適度こそハイクオリティになってますが、そのためにマンガ在庫がナイガシロになってる店が増えている(怒!)。「アレ?こんな定番もないのかよ!」とか。マンガヘッドとしてのボクは、そんな店は堕落者だとして避けてます。やっぱマンガ喫茶はマンガで勝負しましょうよ。

●あと、この前「当店は今月から会員制になりました。身分を証明するものを提示して、この用紙に住所を記入してください」などという店に出くわした。……コレって今話題の「ネットカフェ難民」をハジく方便じゃないか? つまりは住所ないと利用できないんでしょ? ネットカフェ難民はある意味店にとって大口顧客じゃないの?? 納得いかないなあ。

さらに興味深い発見が一つ。「貸本屋」さんです。

ゆたか書房

●お店の名前は「会員制読書倶楽部 ゆたか書房」。毎週通院している病院の近所、池尻大橋の商店街の隅っこにありました。速攻会員になりました。
「貸本屋」は文字通りマンガや書籍をレンタルビデオがごとく貸す商売で、終戦復興期に栄え、戦後マンガ家第一世代に活躍の舞台を与えた重要なメディア産業。水木しげる「墓場の鬼太郎」(その後「ゲゲゲの鬼太郎」に改称)は貸本時代の作品ですからね。全盛期は東京だけで3000軒もあったとか。そんな昭和の遺物が健在していたのです。衝撃。

●キップのいい元気なおばあさん(70歳くらい?)がいうには「もうここで50年この商売やってるからね」スゲエ、半世紀。「最近は、本やマンガが増えすぎて家に置ききれないから、借りて読む方がイイという人がいるのよ」確かに、我が家もマンガ所蔵量は限界を超えてる。
「年寄り二人でやってるからね、若い人には新しい本を教えてもらいたいもんだよ」と謙遜なさるが、在庫のラインナップは結構なセンスでアップデートされてて、最新鋭のマンガが並んでおります。むしろ手塚治虫のような古典系はゼロ。「よく言われるんだけど、古いのはウチは扱わないよ。もうそういうのはとうの昔にしまっちまったよ」現在進行形の最前線にコダワる姿勢が素晴らしい。


そんな発見もあった今週の注目作。
●はじめの二冊はワイフのおすすめ作品です。

海街diary 1 蝉時雨のやむ頃海街diary 1 蝉時雨のやむ頃
(2007/04/26)
吉田 秋生

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吉田秋生「海街diary1 蝉時雨のやむ頃」
「バナナフィッシュ」「吉祥天女」など数々の名作で知られる女流マンガの大家が、鎌倉の美しい町並みを背景に4人姉妹の悲喜こもごもを描く。
●看護師のしっかり者長女、オトコにだらしない信金OLの次女、マイペースなフリーター三女。そんな彼女たちが、父の死をキッカケに異母妹の四女に出会う。利発な中学生である彼女を温かく迎える姉妹。新たな家族が始める暮らし。四者四様の瑞々しい生活が描かれる。なんだか気持ちがスッキリする作品。

後宮 1 (1)後宮 1 (1)
(2006/05/12)
海野 つなみ

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海野つなみ「後宮」1~4巻
●舞台は13世紀、鎌倉時代の京都。政治の実権は武家政権に握られていても、朝廷周辺では古式ゆかしい宮廷社会が営まれていた…。原典は後深草院二条という女性が自分の生涯を思い綴った日記文学「とはずがたり」。鎌倉時代の古典文学を現代にマンガとしてリメイクしようとはスゴい挑戦だ!
●時代は八代執権時宗、2回の元寇を迎えた頃。主人公二条が、14歳で後深草上皇の後宮に召される。一夫多妻の社会、彼女の立場は第6夫人。しかしワケあって上皇は彼女に特別な思い入れを持っていた…。
●娘ヒヨコが「おひなさまのおはなしなの?」と楽しそうに興味を示すようなかわいいタッチの画なのに、内容はハンパな昼ドラよりドロドロスリリング。後宮内の女の戦い、夫後深草院に忍んでの浮気不倫。前の天皇の嫁にコナかけるとは大胆不敵なオトコたち。為す術無く様々なオトコたちの感情に翻弄される若き姫。
●作中は原典から沢山の和歌が引用される。忍ぶ恋心を手紙の和歌に託す感覚は、現代の携帯メール感覚につながる。交わす文の駆け引きで、男女がオトしオトされ。夜中突然部屋に忍び込んで来て、散々悪いコトした後に、男は必ずフォローの手紙を送ってくる。やっぱマメなメールが大事なのね。


●ココからはボクの趣味。

シグルイ 9 (9) (チャンピオンREDコミックス)シグルイ 9 (9) (チャンピオンREDコミックス)
(2007/08/21)
南條 範夫

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山口貴由「シグルイ」9巻
●コレは江戸時代モノ。原典は南條範夫「駿河城御前試合」。因縁の剣士二人の死闘をハイボルテージ&大量出血&臓物ぶちまけ&残酷描写満載で描く。まさしく「死狂い」。主人公藤木源之助、左腕切断される!兄弟子権左衛門が暴走&殺戮!「ヴァカボンド」よりもズーッと面白いんだけどね。でもコドモには見せられません。人が死にすぎる。臓物がはじけ飛びすぎる。

あずみ (40)あずみ (40)
(2006/12/26)
小山 ゆう

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小山ゆう「あずみ」28~40巻
上戸彩主演の映画化も記憶に新しい、超長期連載となった刺客少女の戦い。初期徳川幕府のフィクサー天海僧正の直属隠密部隊に編入されたあずみは、各地でわき起こる幕府転覆の動きを察知し、超人的な戦闘能力で敵を倒す。美しい容姿につりあわない瞬殺技術はますます研ぎすまされていくが、殺人を生業とする自分に苦悩する。最新巻は42巻まで出てるけど、1日2日のマンガ喫茶じゃ読みきれない!

新世紀エヴァンゲリオン (11)新世紀エヴァンゲリオン (11)
(2007/06/18)
貞本 義行、GAINAX 他

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貞本義行「新世紀エヴァンゲリオン」1~11巻
●テレビ放送時は、トッ散らかっててワケ分からん所もいっぱいだった原作も、10年かけて丁寧にマンガにすると、とても分かり易くスッキリとしたお話になる。人を煙に巻くような思わせぶりの言葉の羅列は陰を潜めて、登場人物それぞれの苦悩/葛藤をキチンと整理してる。アニメ制作は大テンパリ状態で、シリーズ中盤には「作画スケジュールから言って、エヴァの戦闘シーンはあと2回しか描けませーん」とかいってたらしい。今あの伝説の最終回見直すと、カットは速いが動いている画はちょっとしかない。よっぽどギリギリだったのでしょう。

ぼくらの 7 (7) (IKKI COMICS)ぼくらの 7 (7) (IKKI COMICS)
(2007/07/30)
鬼頭 莫宏

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鬼頭莫宏「ぼくらの」1~7巻
●全長500メートルの巨大ロボットに15人の少年少女が乗り込み、地球の存亡をかけてナゾの敵と戦う。舞台装置は「エヴァ」風だけど、チト違う。質の違う価値に注目。
●夏の臨海学校で居合わせた少年少女15人は、浜の洞窟で出会った謎の男と、訳も分からず、悪夢のようなゲームに参加する契約を結んでしまう。…謎の巨大ロボットジアースに乗り込んで、襲来する巨大怪物と戦う。勝負に負ければ地球は木っ端みじん。そして、戦いに臨む操縦者は、勝負に関わりなく戦闘終了とともに死ぬ。
●15人それぞれの事情があり家族があり夢があり守りたいモノがある。勝っても負けても自分にとっては結末は同じ、この戦いをどう捉え、どう死ぬのか。その生き様死に様をクールに描く。そして徐々に明らかになっていくゲームの真の意味。過酷な運命に彼らは立ち向かえるのか?

イキガミ 4―魂揺さぶる究極極限ドラマ (4) (ヤングサンデーコミックス)イキガミ 4―魂揺さぶる究極極限ドラマ (4) (ヤングサンデーコミックス)
(2007/09/05)
間瀬 元朗

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間瀬元朗「イキガミ」4巻
「区役所戸籍課の者です。あなたの死亡予告書をお届けに参りました。今から24時間以内にあなたは死亡します。」通称「逝紙(イキガミ)」。1000人に1人の確率で埋め込まれるカプセルがある日破裂する。残された24時間で、人には何が出来るのか。今回の対象者は、若く理想に燃える中学教師。上司同僚生徒との理不尽な摩擦の中で、最期に彼は何を遺す? どっかの局が深夜ドラマ化するような気がする。

ドロヘドロ 10 (10) (BIC COMICS IKKI)ドロヘドロ 10 (10) (BIC COMICS IKKI)
(2007/07/30)
林田 球

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林田球「ドロへドロ」9~10巻
●魔法使いの社会と、彼らに虐げられる人間社会。そして魔法使いの中でも上級魔法使いと、魔法が使えない者たちの階級格差がある。荒んだサイバーパンク&グロテスクな風景の中に奇妙に構築された不気味な魔法社会。
●主人公は、アタマをトカゲに変化されられ記憶まで奪われた男カイマン。魔法社会に深く忍び込み自分にかけられた魔法の謎を解こうとする。徐々に核心に近づくカイマンの、衝撃的な過去が朧げながらに見えてきた……。

シュガシュガルーン 8 特装版 (8) (プレミアムKC)シュガシュガルーン 8 特装版 (8) (プレミアムKC)
(2007/09)
安野 モヨコ

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安野モヨコ「シュガシュガルーン」8巻
●甘く愉快な魔女ッ子系学園ファンタジーものだったはずのこの作品、いつしか闇の眷属オグルと魔法王国の激しい抗争に展開してしまった。自分がオグルの魔王の娘と知った主人公ショコラは最後の決戦を父に挑む。堂々完結!
●殺伐とした「働きマン」よりも、少女趣味モリモリで元気娘が大活躍するファンタジーの方が、カラリと陽気で楽しかった。安野さんには、もう一回「ハッピーマニア」のようにノー天気に笑わせてほしいんだけど。

NANA 18 (18) (りぼんマスコットコミックス クッキー)NANA 18 (18) (りぼんマスコットコミックス クッキー)
(2007/09/14)
矢沢 あい

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矢沢あい「NANA」18巻
●どこの本屋でもコンビニでも大量平積みだよ。ちょっとやり過ぎじゃないですか。たくさん売れるんだなあ。
●ところでお話はというと、とうとう破滅の序章に差しかかる? これから絶頂というタイミングでナナのバンドブラストは活動休止。その訳は読んで知ってください。今まで思わせぶりな独白だけだった破滅後の様子が、カットバック風にストーリーに組み込まれてきた。さあさあどんだけムゴい出来事が待ち受けているんだい?

キャンディーの色は赤。 (Feelコミックス)キャンディーの色は赤。 (Feelコミックス)
(2007/07/25)
魚喃 キリコ

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魚喃キリコ「キャンディーの色は赤。」
魚喃キリコの単行本発売って一体何年ぶり? 3~4年くらい? 待ち望んだよ。彼女の存在感は圧倒的だからシーンから遠ざかっても不在感はなかった。ヴィレッジヴァンガードは過去作をずーっと平積みっぱなしだったし。描かれる風景がボクの生きてる場所に似てるんです。下北沢、中野、高円寺…。年齢もほぼ同世代のはず。
●恋愛にまつわる男女のココロの移ろいを独白的に描くのが彼女のスタイル。もとからシンプルで白黒のコントラストが特徴だった画風はさらに純化されて、背景なしの白い空間を大きくとることで、メッセージをより鋭く研ぎすました。結果その恋愛電圧は感電すれば大ヤケドの高テンション、恋愛に淡白なボクから見れば恐ろしいほどの高カロリーな恋愛エネルギーが痛々しいほどで、ページをめくる指が切れそうだ。表紙もそういうデザインでしょ。作家ご本人も凄まじい恋愛ジャンキーなんでしょうね。

イナンナimage_41

岡野玲子「イナンナ」
「陰陽師」岡野玲子が、週刊「モーニング」で新連載開始。これまた不思議な神秘世界。ベリーダンスを踊る異教の神。まだその全貌は見えず。「これは『陰陽師』の後継作です」とのコメントに期待も膨らむが、「陰陽師」の結末があまりな抽象表現に肥大化して、マンガ的クライマックスとしては霧散してしまったという印象を抱いているボクには、ちょっとこの大風呂敷が不安。さあどうなる?


●今気づいたけど、ボクのマンガ趣味は男性向けと女性向け、きれいに半分半分なんだな。ここらへんが心理テストが言う「女性的アプローチを好む」というヤツなのか。


インドネシア・バリ島ツアー報告(ボク自身は不参加)。
●9月第一週はワイフのお義父さん還暦祝いという主旨で、インドネシアバリ島へワイフとコドモはジジババ共々バカンスへ出かけた。病気を抱えての参加はムリということで、ボクは不参加。自分の実家に引き取られた。コドモたちは大変楽しんだようで、その様子を彼らからの伝聞で報告します。

バリ島4泊6日の南国ツアー。インドネシアは世界最大のイスラム教徒人口を抱える国だけど、このバリ島だけが古来からヒンズー教を崇める特殊な文化スポットになってる。今回はしかも INTER-CONTINENTAL のロフトスイートに宿泊。素晴らしいじゃないですか。以前ボクが行ったバリ旅行は、水にアタって腹がピーピー、とても楽しむ余裕がなかった。

ひよこ14(バリ)

上の作品は、ヒヨコ作。バリの海。
●ボクの両親(ヒヨコのもう一組のジジババ)への絵手紙です。ビーチは大人の背丈を超える波で、コドモが海に入るには危ないレベル。ビキニのヒヨコがそんな大波を砂浜から眺めております。水性クレヨンをウマく滲ませた色彩にアジを感じます。以下の文章はパパがヒヨコの言葉を口述筆記しました。
「ばりとうにいってきました。うみのなみがたかかったです。けちゃだんすおもしろかった。けちゃけちゃ おどりがたのしかった。ほてる2かいだった。うえのべっどがひろくて おひめさまみたいだった。ぷーるいっぱいおよいだ。ひよこ」


「ガルーダ」と「がるるーだ」。
●ノマドの創作戦隊「とりれんじゃー」のリーダーであり、ノマドのアルターエゴでもある「とりれっど」は、普段地球人として世を忍ぶ際には「がるるーだ」という名を名乗っている。コレが偶然にも、ヒンズー教「神の鳥・ガルーダ」と名前が似ているのだ。
!ガルーダ(タイ王室の紋章)
(ガルーダ/タイ王室の紋章)

ガルーダヒンズー教圏ではポピュラーな存在らしく、最高神ヴィシュヌの乗り物として彼の神を背負っている画がよく見られる。これに由来してインドネシアの航空会社は「ガルーダ・インドネシア航空」という。インドネシアを舞台にした深田祐介の経済小説にも「神鷲(ガルーダ)商人」という作品がある。

神鷲(ガルーダ)商人〈上〉神鷲(ガルーダ)商人〈上〉
(2001/05)
深田 祐介

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●これを、ノマドに入れ知恵しておいた。「ノマド、インドネシアには『がるるーだ』にそっくりの名前の神様がいる。しかも鳥の神様だ。とりれんじゃーと同じだろ。ケチャダンスというスゴい踊りにガルーダが登場するはずだから、よーく見て来い!」


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ノマドヒヨコ、ケチャダンスに興奮!
●オプショナルツアーで案内されたのは、ウルワトゥ寺院という野生のおサルがいっぱい住んでいるお寺。ここに数十人のダンサーが集まってダンスを披露する。円陣を組んだ男たちが「ケチャケチャケチャ」と連呼するイメージが強いが、古代インドの長編叙事詩「ラーマーナヤ」を原典とした音楽劇である。円陣の中央に神話の主人公たちが入れ替わり立ち代わり舞い踊るのである。
ヴィシュヌ神の化身ラーマ王子が、ヒロインのシータ王女他様々な神様と協力して、魔神ラーヴァナを倒すのが大まかなストーリー。芝居の冒頭からノマド注目のガルーダが登場する!

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●…が、ガルーダはあっという間にラーヴァナに殺されてしまったとか。「ガルーダ、よわかった……。」ノマドがっかり。

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●しかし、その後出てきた、猿の将軍ハノマンが大活躍。火あぶりにされようとするも…。

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!shirosaru2.jpg

●…見事脱出!ノマド「しろいサルがつよかったよ!ホンモノのひをけっとばしたんだよ!」
●ヒヨコはコワい場面になるとママにしがみついて顔を覆い、そうじゃない場面ではひたすらケチャのグルーヴに身を任せ、ダンスしまくっていた。周囲の外国人観光客に大ウケ。ヒヨコ、ワイキキビーチのフライベントでも適当に踊ってみせて周囲の注目を集めてたっけ。


●ワイフは妹クミちゃんとともにボロブドゥール寺院へオプション観光。

その他12(ボロブドゥール)

ボロブドゥール寺院は、バリの隣、首都ジャカルタを擁するジャワ島にある世界遺産。8世紀頃に作られた大きな仏教遺跡である。大きさは120m四方。そのピラミッドのような伽藍そのものが曼荼羅(マンダラ)を象徴しており、壁面にはお釈迦様の生涯がレリーフとして彫り込まれているという。ワイフ曰く「お釈迦サマが生まれる前から始まって、いつまでたってもコドモの頃から進まないから途中で見るの止めた。」

!ボロブ2

●てっぺんにある沢山のドームには、それぞれ1基に1体つづ仏像が入っている。小窓から手を突っ込んで仏サマにタッチ出来たら願い事が叶うという。一基だけわざとらしくドームが剥がされてる仏サマがいる。

!Borobodur1

●でも観光客の皆さんに、必要以上にナレナレしくされ過ぎてて可哀想だった。

!ボロブ3


ボクとしては当然おミヤゲにCDをリクエストしておいた。
●しかしワイフのセンスではやはり無理だった。店員さんの言われるがママに買ってきたらしいが納得がいかない。当地の民俗芸能ガムラン音楽を買ってくれって言ったのに…。

!relax lounge

SEE NEW PROJECT「BALI - RELAXATION LOUNGE PART 2」
●地元バリのミュージシャンによる、ガムラン風ラウンジミュージック。確かにバリちっくな感じはする。が、本当にラウンジ過ぎて、ガルーダ航空の非常口案内VTRのBGMみたいな安っぽさが惜しい。真っ当なガムランを聴きたかったのですよ。

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SEE NEW PROJECT/OKID「BALI ETHNIC TRIBAL-HOUSE-TRANCE」
●タイトルだけ見た瞬間はゴアトランス風かしら!とチョッピリ期待した。でもやっぱりヌルい!クーッ!トライバルかもしれないが、ハウスでもトランスでもなく、時代錯誤なピコピコテクノだった…。それにしてもバリのポップスはみんな同じヒトが作ってるのか?

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BUNGA C.LESTARI「CINTA PERTAMA」2006年
インドネシアで人気のポップスシンガーらしい。ワイフ曰く「インドネシアの宇多田ヒカル」とな。英詞曲も歌ってるが、実に普通で、聴き心地はなめらかだが、特徴もない。安いジェイポップにも韓流映画のBGMにも聴こえる。ジャケは目を閉じてますが、内ジャケでは大きな瞳が印象的な南方美人さんです。

!no1hits

●コンピ「NO.1 HITS VOLUME 6」2007年
●ま、ありがちなヒット曲コンピです。前述の「インドネシアの宇多田」BUNGAちゃんも収録されてました。うーん、感じるコトはナニもない…。かつてインドネシアには「ダンドゥット」という独自のポピュラー音楽(歌謡曲)があると久保田真琴さんの本とかで読んだ事があるが、それらしいモノはもうなくなっちゃったのかな?

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DEWI DEWI「RECYCLE +」2007年
●トロピカル&エキゾチックなジャケとは裏腹に、中身はビターなダンスポップでした。ジャケはモノクロイラストですが、内ジャケの写真では紫のウィッグや深紅に染めた髪、ニューハーフ寸前のヤバいメイク。狙いなのか無自覚なのか、トラックも時にブッキラボウで粗末な作りが見えて、それがかえってブーティな野趣としていいカンジに聴こえます。3人は全員 DEWI 姓を名乗ってるから姉妹ユニットなのかな?(またはラモーンズみたいなわざわざ名字揃える作戦?)。本邦芸能界の毒舌家で元インドネシア大統領夫人のデヴィさんも、英語で綴れば DEWI になるはず。インドネシアじゃたくさんいる名前なのかな。


自律神経失調症とのお付き合い(その17)~「心理テストの結果発表」
●7月末に受けた心理テスト(ロールシャッハテストなど)の診断結果がまとまって、その内容を文書にまとめてもらった上で、臨床心理士の先生の面談を受けた。
●このテストの内容自体も、興味深い体験だったので、その日のブログ記事もご参照ください。

※自律神経失調症とのお付き合い(その9)~「心理テスト」編: http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-130.html

●心理テストは3種類ほど。へんな模様を見せられて「何に見えますか」と聞かれたり、絵を描かされたり、60問にも及ぶ文章作成プリントをやったりというモノだった。担当してくれた臨床心理士の先生は、ぼくのとりとめのなーいリアクションを、機関銃のように詳細にメモをとる。ボクはその驚異的なスピードに感心した覚えがある。

●ある日の診察で「徐々にテストの結果がまとまってます」と主治医の先生に言われた時、カルテの中身をチラリとみて驚いた。分析結果は、エクセル文書の表で棒グラフにまとまっており、数式なのか記号なのか、見たこともないような文字数字の羅列が2ページのA4用紙を埋めていた。先生「スゴいでしょう、unimogrooveさんの反応を全部数値化しちゃうんです」へーえ。
●そして、さらにA4用紙5~6枚の量で、テスト時の会話のヤリトリを克明に注釈づけて文章でまとめている。絵を描いてくれと言われた時に「なんかさみしいから、もうちょっと書き足した方がいいんですかね~?」とボクがつぶやいたことについて、アレコレコメントがなされている。見てるトコロが絵だけじゃない、絵を描いているボクの一挙一投足が観察分析されている。
●カルテのレポートは医学用語のオンパレードで素人には難しいとのこと。これを平易な文章に書き換えてボクにフィードバックする、という仕組みという。

さて、昨日の面談。
●テストを担当した若い女性心理士の先生がA4用紙一枚のレジュメを出してきた。端的でわかりやすい表現。ポイントは3点。

ポイント1。「外界を、現実に基づいて歪みなく知覚し捉えています。状況に対して機敏に反応することが出来ます。様々な刺激を積極的に取り入れる活発さがあり、常識的、適応的に振る舞えるでしょう。」
●……つまり、この文章が言わんとしていることは…、ボク「先生、つまりコレが意味するのは、ボクのアタマは狂ってないってことですね?」先生「そうです」やった、ボクは正気だ!狂ってない!狂ってない!

ポイント2。「自己表現、自己実現に対する意欲があり、向上心を強くお持ちのようです。自分をよく見せる手段としては、力強さや権威といった男性的側面よりも、華やかさ美しさを強調する女性的アプローチを用いるようです。また、不満や怒りを表すことにはためらいが強いようです。」
●先生「何か思うことはありますか?」……確かにボクは自分のことを、オトコっぽい男と考えたことはありません。あとは、確かに多少の理不尽は黙って飲み込んじゃうトコロはありますよねえ。

ポイント3。ココが最大の致命的一撃でした。著しい自己評価の低さ。「内面に自信のなさがあり、そこから不安が生じるようです、周囲の要求が多くガムシャラに取り組める状況では、元々持っている積極性で活発に振る舞うことが出来ます。しかしゆとりのある状況では、ホッとする気持ちよりも”スキマ感”に心細い気持ちが湧き上がるようです。さらにその心細さや休みたいという気持ち自体が、自分の弱さの証明になってしまうようです。そのため”スキマ”を埋めようと躍起になったり、追い立てられるように感じるようです。」
●………見事、ご名答です。…そこまで見抜かれますか。

「自信のなさ」。そこはボクの根本の問題です。これは少年時代、幼稚園や小学生時代にまでさかのぼってボクのアタマにこびり付いて離れない認識です。ボクは「ダメ人間/最低人間」です。そのコンプレックスから逃れられたことはありません。学生時代には、そのルサンチマンこそが生きる衝動になっていた時期もありました。30年以上にわたってずーっと「ダメ人間」のままです。
●その「ダメ人間」から脱却するために、ずーっと走ってきた、ムキになって色々なコトに挑戦してきた。これも事実です。でも表現が微妙に違います。ボクの感覚では、「ダメ人間」である自分から「一歩でも遠くに逃げる」という言い方になるでしょう。全力疾走で逃げてきたのです。
「ガムシャラ」という表現がありましたが、ボクは仕事でも趣味でもハマり方が極端なのも自覚してます。体力の限界まで仕事を続けますし、全部チェックしないと気が済みません。好きなモノ、気になるモノが見つかると、全部コンプリートしてしまいます。それはもはや強迫観念のようなもの。一歩でも遠くへ遠くへと走るため。
●さらに、ボクは過去を振り返るのが大嫌いです。今現在とその先にしか興味がありません。終わった仕事はその瞬間で忘れます。「一歩でも遠くに逃げる」ことが大事なのです。昔手がけた仕事を資料やビデオで直視することが出来ません。怖いのです。昔の友人に会う頻度も非常に希です。呼ばれたら必ず会いにいきます。しかし自分から声をかける勇気はありません。実家を十数年も避けていたのも、偶然ではありません。

●仕事の仕方を改善したり、生活習慣を改めるヒントになると思って、受けた心理テストでした。しかしその内容は、30年来ガン細胞のように巣食っているココロの根本に、ブスリとナイフを突き立てるようなモノでした。そこまで根本的すぎると、一体どうしていいのやら…。

●先生は言います。「unimogrooveさんは、実際に努力されてキチンと自己実現に成功したタイプの方でしょう。決して今までやってきたことが間違っていたわけではないし、無駄だったわけでもありません。今までのコトは全て意味のあることだったはずじゃないですか?」……ボクはそれでもまだ「出来損ないのダメ人間」なんです。昔を思い出すと、イイ思い出が出てこないのです。むしろ失敗や悔いを残したコト、辛かったコト、苦しかったコトしか出てこないのです。「イイ思い出がないっていうのは寂しいことですね…」

●この件は主治医の先生から、それとなく前フリされてた。だから実家に帰った時には両親にこのことを話してみた。そしたら大幅に見え方が違うことに驚いた。両親はボクが自分を「ダメ人間」だと思ってるなんて露も感じてなかったようだ。父なぞ「むしろプライドが高いタイプと思ってた」。ああ、ボクにとっては当然すぎるコンプレックスの葛藤は、周囲には伝わってないものなのか。
●両親の見え方とボクの認識にズレがあるのは、あったはずなのに忘れてしまった「イイ思い出」がボクにもある可能性があるコトを示唆してるということだ。実家滞在した一週間は、あえて意図して自分のルーツに触れるような場所を歩いて過ごした。そこから甦る記憶をジックリ見据えて「イイ思い出」を回復すべきなのか?それで「ダメ人間」という認識を変質させることができるのだろうか…?

●先生「ここからは、定期的なカウンセリングで、他人を介在させながら考えていくのも一つの方法でしょう。一方で、あえて今はこのパンドラの匣を開けないでおくことも選択の一つです。ともかくコレは時間のかかる問題です。最低限言えるのは、心理学の本をドッサリ買ってきて読みまくる、ということだけは絶対止めた方がいいです。」今日が二回目の顔合わせなのに、そこまでボクの性質を読んでるのかよ。確かにボクそれ超ヤリガチっす。
●でも今後の具体的方策を、病院/医師/心理士は結局はっきりと示してない。アドバイスはできるが、解決するのはボク自身ということか。自分の過去に手をつけるかつけないか、ソレもボク次第。難しすぎるよ、そりゃホントに。


●この「自律神経失調症とのお付合い」シリーズは下記の記事にまとめております。ご参考に。
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-223.html


●この日、病院に出発する時、娘ヒヨコが玄関まで見送りにきてムギュー(ハグ)をしてくれた。「パパ、びょういんにおクスリもらいにいくの?」ああそうだよ。「おいしゃさんに、ちょっとゲンキになってきました、っていうの?」ヒヨコ、パパが元気になってきたってオマエにわかるのか? 病気の話なんてコドモとしたことなぞほとんどないのに。ヒヨコって明白にオトボケさんだけど、人間に対しては希に妙な観察力を発揮する。ヒヨコがいうならパパはきっとホントに元気になってるんだ。パパがんばるぞ。ムギュー。



自律神経失調症とのお付き合い(その16)~「自立訓練法が効いている!」
●国立での実家療養以降、体調が良くなってきている!具体的な実感を得た瞬間がここ数日でたくさんあった!

●まずは、新しいPCとオーディオの配線を完全に自分で組み上げられたこと。そして「エヴァンゲリオン」のプラモデルを作り上げることができたこと。
●些細なコトとお思いでしょうが、7月前半のボクは手が震えて文字すら書くのがシンドイほどだったのですよ。そんなボクが、数ミリの部品をいじくることができるなんて!
●さらにもう一点。以前は神経や意識を長時間じーっと集中させると、必ず激しい頭痛と肩コリ、筋肉痛が後から起こって身動きもできなくなってたのに、それが今回起こらなかった。もちろん「無理せずに無理せずに」とペース配分は意識しましたけど。

そして今日。我が家の扇風機が長時間運用のし過ぎで、コンセントが焼け焦げてしまった。
●火事になっては大変と、マンション管理会社や扇風機メーカーなどに方々電話をした。そしたら管理会社の対応が中途半端でヌルい。ムカッときたボクは猛然と抗議をぶちかまし「この件は区の消費者相談センターや国民生活センターとも連絡取り合ってます、こうした対応のあり方も含めて報告をさせてもらいますよ!(←完全にタダのハッタリです)」と言ってやった。
●今まで幼稚園やバレエ教室などの公的場面では、全部ワイフに仕切ってもらっていた。社会的な会話が全然こなせなくなってしまっていたからだ。先生やワイフのママ友達とろくに挨拶も出来なくなってた。そんなボクがキチンと理路整然と扇風機の不都合を説明し、先方の不手際にはキチンとクレームまで入れることが出来た。自分でも脳ミソの回転スピードが正常になってると感じた。

実はクスリも減らしている。3種の精神安定剤、睡眠薬、抗うつ剤、気管支ぜんそく系のラインナップは変わらないが、頭痛薬と筋弛緩剤はやめても大丈夫になった。アゴの震えはまだ止まらないが、手は震えなくなった。
睡眠もよくとれている。一番ヒドい時期は連続して3時間以上眠れなかったボクが、今は普通に7時間ほど眠ることが出来る。もちろんクスリあっての話ですが。
体温調節も比較的順調だ。今年の猛暑の中、悪寒がヒドくてドテラを着て過ごした時期もあった。しかし今週は普通の服装でいられる。相変わらず冷房はツライが、普通に暑い日は暑いと感じられるようになった。

●休職して2ヶ月。やっと症状が軽くなってきた!一番の底をとうとう通過した!あとはジワジワと回復していけるだろう!確たる根拠はないけど、自信を感じた!

そんな中、体調コントロールに大いに役立ったのが「自立訓練法」である。
●以前このブログで紹介した治療法の一つだが、ザクッと要約すると「自己暗示」で自律神経の調整を目指す方法だ。ボクにとっては最高に相性がイイらしい。下に初回講習の記事をリンクしましたのでご参照ください。

?「自立訓練法」についての以前の記事「自立訓練法の講習」編: http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-203.html

●この訓練法を身につけるために今日までに3回の講習を受けた。「自律訓練法」は第1段階から第6段階までのステップがあるが、今日その全段階を教えてもらった。

第一段階は、「重感の認識」。四肢から完全にチカラを抜ききって緊張を解きほぐす。そして両手/両足の重さにじっくり意識を集中させるのだ。最初は戸惑ったが、数日で感触をつかんだ。先生に言わせれば「かなりスジがいい」とのこと。この感覚をつかむのに半年かかる人もいるという。
●部屋を真っ暗にして、ベッドに横になる。アタマをリラックスさせ、全身の筋肉を動かそうとする意思を「全部吸い取る」。すると手足が自分の体から分離したタダの「肉の塊」のように感じられてくる。これが気持ちイイ。この「肉の塊」がカラダにぶら下がってて「重たいなあ」と感じるのだ。
●さらにその「肉の塊」たちの内側へと感覚を研ぎすます。すると、意思とは関係ない筋肉の細かい震え、血管の動き、心臓とリンクする血流のウネリが感じられる。気持ちイイ。

第二段階は、「温感の認識」。心理士の先生に初めて言われたときには戸惑った。ボク「え、手足があったかくなるんですか!」先生「サーモグラフィーでも体温が上昇するのが確認できるんです」へーえ。でもどのくらい暖かくなるんだろう。先生「ボクの場合、風呂に入ったという感じですかね」えーー!そんなに熱いの!?先生「実際、汗もジンワリかいてきます」さすが達人……。
●でも、これも早々会得した。確かに温かくなる。「肉の塊」となった四肢に、温かい血流がドンドン送り込まれているイメージをする。既に四肢の血流は感じ取れるから、その感覚を増幅すればいい。
●さすがに「風呂に入った感じ」は無理だろう、と思ってたらホントにそうなった!「自律訓練法」は10分程度で区切りをつけるモノだが、ボクの場合リラックスしすぎてそのまま爆睡するケースが頻発。ある日そのまま昼寝して一時間後目を覚ましたら、腕がガンガンに熱くなってる。うはあビックリ!しかも目を覚ましても「肉の塊」感覚が抜けなくてチカラが入らない。身動きできない。
●先生曰く「自律訓練法は、自律神経をONからOFFへ強制終了させようとするものですから、ONに回復しない時もあります。そのために必ず最後に『消去動作』というものをやるのです(手をグーパーグーパーして体を思いっきり伸ばすという動作)。急に立ち上がってそのまま倒れちゃうなんてこともあります。」

●第三段階から第六段階は、今日教わったばかりだからまだ実践で生かせてはいない。でも多分比較的簡単だ。
第三段階は、「心臓の動きを静かに意識する」。全身の血流を意識できるボクには容易いことだ。
第四段階は、「自然な呼吸を意識する」。全身に新鮮な空気を送り込むイメージを持つこと。「自律訓練法」は顔の筋肉からも「意思を吸い取る」。だからアゴがダラリとして口も半開き、ヨダレをたらしてもアリと言われた。そこからすーっと深呼吸していくのだ。
第五段階は、「下腹部が温かくなる」。これが難しい。下腹部ってドコ?先生「おヘソの下、10センチのトコロです」微妙な場所ですな…。うーん、四肢から「意思を吸い取る」のは容易だが、胴体から「意思を吸い取り」「肉の塊」にするのは難しい。ナゼかというと「呼吸」をしているからだ。どうしても呼吸に関わる腹筋などは「呼吸」を続ける以上、意思から切り離せない。ただし先生が言っているのは、骨盤の内側の筋肉を弛緩しろと言っているっぽい(ちと自信なし)。
●第六段階は、「額が涼しくなる」。オデコ? オデコ涼しくするって? 先生「これはボクもならないコトがあります」結果として、全ての段階をクリアすると、アタマがシャキッと冴えてくるらしい。

●最終的には、第一段階から第六段階のステップを5分程度でストーンとこなせるようにして、職場でテンパッて混乱しても、便所の個室で「自律訓練法」を行い、リカバリー&クールダウンができるようにするのが理想という。
●患者によっては立った姿勢で「自律訓練法」をさせるという。立ってちゃサスガにムリっしょ!先生「いや、会社が恐くて電車に乗れなくなってしまった人には、やってもらうんですよ」奥深いわ…。

●しかし結果的にボクは、先生が驚くほどのスピードでこのスキルのキモを会得したようで、生活の区切れ目で度々これを行っている。5分でシャキっと体調を回復させたり、1時間昼寝をタップリとったり。
●最近外出時の休憩にマンガ喫茶をよく使うのも、あそこの個室ブースとリクライニングチェアが「自律訓練法」をやるのに適したシチュエーションだからだ。例えばコレをスターバックスドトールでやったらかなりヤバい。手足を投げ出して、ヨダレ垂らして寝てるように見えるんだから。「お客様大丈夫ですか?酔っぱらってますか?」

●明日の診察では、以前受けた心理テストの結果をキチンと説明してもらう予定だ。なんとなくの前フリでは、結構微妙な感触。少しドキドキする。でも今ボクのカラダは回復しようとしてる。今はそれを信じる。


●この「自律神経失調症とのお付合い」シリーズは下記の記事にまとめております。ご参考に。
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-223.html


新マシン、買ってしまいました。

その他13(新マック)

「iMac 20inch 2.4GHz Intel Core 2 Duo」というマシンです。モニター一体型で、デカくマブしいっす。デスクトップはもちろんコドモの写真っす。さらには旧マシンの時に使ってたモニタも接続してモニター2面使いにしてみました。広い!広すぎる!
●そしてスピードがチョッ速です。前のマシン G4 では、大量の写真をいじくる iPhoto とか立ち上げるだけで数分かかる勢いでしたが、今回はサクサクです。技術革新素晴らしい! もちろんオーディオシステムにも合体させて快適音楽ライフも回復。言うことなしですわ。
●それでいてスキャナもプリンタも全部インテルCPUに対応してくれて、これらも買い替えの心配なし。
●アプリケーションなどの再設定や配線の仕直しににまる一日かかりましたが、これで一通りセッティング終了です。我が家のPCライフ、完全復旧しました。ここまでの作業をこなせたボクの健康もリッパなもんです。とうとう病気もやっと回復傾向に転じるか?

●今後は、旧マシンは下取りに出して、それを元手に動画系にも手を出してみようかと夢は広がるのでした。

●あ、今日は「ホタルノヒカリ」最終回だ。忘れてた。ビデオで見ないと。


パソコン復活!
●ワイフが電源ケーブルをいじった瞬間に火花が散り、見事ウンともスンとも言わなくなった我がマックちゃん。サービスセンターに電話したら無下に「もうダメですね、手の施しようがありません」とケンもホロロ。POWER MAC G4 867MHz、買って6年、結構長い付き合いだったなあ。ということで渋谷の APPLE STORE に度々通い、次世代機を物色していたのですが…。
●2階の修理カウンター「GENIUS BAR」に壊れたマイMACを一応持っていってみたら、日本語ペラペラの外人スタッフさんがコトもなげに治してくれちゃいました。正味10分弱。「ナンチャラカンチャラをリセットすれば回復します(説明意味分からず)」はあ。ハッキリ言って拍子抜け。さすが APPLE STORE、さすが「GENIUS BAR」、あなた方は天才です。晴れてワイフは無罪放免となりました。

●ただし、帰宅後ボクのMACとオーディオシステムをつなぐ USB DIGITAL AUDIO PROCESSOR という装置が電撃ショックで破壊されていたことが判明。この装置は、MAC側の音をアナログ音源としてステレオに出力したり、レコードなどのアナログ音源をMP3化して iPod に入れたりと、ボクの音楽ライフを支えてくれた重要な機械。ショーック!
●結局ケチはついたので、もうニューマシン買う覚悟も出来てた事だし、敢えてココで抜本的買替えを自発的にしようと思います。新しいマックは AUDIO PROCESSOR なんか必要ないって言うし。


数日パソコンなしで暮らしてみると、なんだか手持ち無沙汰でヘンな感覚です。
●我が家は新聞も取らなければテレビも極力見ない(ズームインだけを見てます)ライフスタイルなので、ネットがなければニュースも天気もよくわかりません。今や我々の生活のかなり根深い所までPC/ネットは巣食ってしまっているのです。
●ワイフの発言が象徴的でした。パソコンを壊されてボクがムカッとした瞬間、「ビックカメラのネットショップで注文すれば3日で新しいのが来るわよ」 だーかーらー、そのネットショップに繋がんなくなったんだよ!

そこでボクはナニをしていたかといいますと……プラモデル作ってました!

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「人造人間エヴァンゲリオン初号機輸送台仕様」!カッコいい!昔自分でブラモ買ったのについぞ作り忘れて幾数年。新作映画公開記念で作ってみました。エヴァにはハマったねえ…。ビデオも全部ダビングしたし…。あの衝撃から既に10年か。
中川翔子(A.K.A.しょこたん)のアニソンカバー「残酷な天使のテーゼ」をノマドヒヨコに聴かせたら連中いたく気に入った模様。そこで「あのウタは、このロボットの主題歌だったのだよ」とコレを作ってみせたのです。ノマド、お前が知ってるロボットとはヒト味もフタ味も違うぜ。なんてったって人造人間だからな。

しょこたん☆かばー~アニソンに恋をして~(DVD付) しょこたん☆かばー~アニソンに恋をして~(DVD付)
中川翔子 (2007/05/02)
ソニーミュージックエンタテインメント

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●マンガ喫茶でも貞本義行版マンガ「新世紀エヴァンゲリオン」読んでます。正直細かいトコロ忘れてるし。全部復習したら新作観よっと。

新世紀エヴァンゲリオン (1) 新世紀エヴァンゲリオン (1)
貞本 義行、Gainax 他 (1995/09)
角川書店

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実家から帰ってきて体調がよくなりました。
●十数年ぶりの実家滞在に「もう一週間で限界」と逃げ帰ってきた状況の中、今までワイフがいかにボクに気を使ってくれていたか、イタいほど身に沁みました。ワイフよありがとう。ワイフのゴハンが恋しかったよ!……一週間ぶりの感動の再会は、パソコン破壊事件で台無しになりましたけど。
●一方で、ボクの病気とはナンの関係もなく過ごしていた実家の両親のペースに呑まれたのか、シモキタに帰ってきても体調は良好。ワイフも「実家で元気になったみたい」と感心。体力は長期の療養でメッキリ低下し、外出は未だホントにシンドイが、クスリの副作用にも大分慣れてきた。実家で多少ムリをしたのがイイ効果を生んだようだ。

●我が両親は来年還暦、団塊の世代のド真ん中。この人たちはパワフルだ。テンション高い。ボクが自律神経失調症の解説書を読ませて、母が放った言葉は「で、結局ワタシたちにはどーもこーもナニも出来ないじゃない」。ズルッ!そんで「原宿サンプルラボ」の会員登録を携帯サイトからやらされた。「ボクはドコモだからソフトバンクの使い方はわかんないよ」「ワタシはナンにもワカンナいわよ。やってよ!」父は父で、なぜか水虫のクスリや歯槽膿漏のクスリをいっぱいくれた。微妙にいや大幅にポイントがずれているような…。
●ワイフに相談した。「久しぶりに実家に帰ったら、親が夫婦でビリーズブートキャンプやって『グッジョブ!』とか言い合ってるんだよ。ボクらもグッジョブって言うか? そうすれば元気になれるみたいだ」ワイフ「うーん、ワタシにはちょっと…」夫婦には百者百様のあり方があるようだ。勉強になった。

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Billy Blanks (2005/09/06)


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一週間の実家療養を終え、やっと我が家に帰ってくることができました。
●ワイフやコドモたちも、バリ島のバカンスを十分満喫して来た模様。
しかし!大変なトラブルが発生! ワイフが勝手にボクのマックの電源系統をいじくり(旅行前に待機電源をオフしようとしたのでしょう)、その影響で見事マシンはクラッシュ、オシャカになりました。ああなんて余計なことを!パソコンぶっ壊しおって!

●このブログ入力も、病院に行くついでに寄ったネットカフェから打ってます。しばらく、更新もむずかしくなりそうです。
●先週はボクの誕生日。「高額な誕生日プレゼントになるけど、ニューマシン買わせてもらうからね!あと、あんたはしばらくPCいじるの禁止!ヤフオクも禁止!」ワイフにこう宣言しました。ワイフ、しゅんとしてます。

●ただし、今の病気にイライラは禁物。クールにクールに振舞うよう静かにグッとこらえるのでした。


実家・国立市での休養生活五日目。
●雨も降ってることだし、今日もナニもしない。本読んでCD聴く。

中世ヨーロッパ史にはまってます。
●以前、北欧ヴァイキングが東方進出した事実を本で読んだので、お次は東ヨーロッパの勉強をしてみようかと。

細川滋「東欧世界の成立」

細川滋「東欧世界の成立」
●ゲルマン民族の大移動、という名前でヨーロッパにドンドコ蛮族が流入したおかげで古代ローマ帝国は滅びてしまったのは有名だけど、ユーラシア大陸はどこまでも奥深く、後から後からウジャウジャとさまざまな民族がヨーロッパにやってきた。東ヨーロッパの中世はそんな民族流入のダイナミズムで大騒ぎだ。
●現在の東欧世界の多数派スラブ人がロシアの奥地からやってきた。アジア系のアヴァール人、マジャール人がやってきてハンガリーに居座った。トドメにモンゴル帝国が攻めて来て暴れ回っていった。南からはオスマントルコ帝国が攻めてくる。国境線は不安定で栄枯盛衰、様々な国が入れ替わり立ち代りで膨張収縮する。現在も存在する国名が一杯出てくるがイメージが全然違う。バルト海に並ぶ三つ子ちゃんの一人リトアニアも全盛期はバルト海から黒海沿岸までを支配した大国だったというし、ブルガリアも帝国を名乗ってバルカン半島のほぼ全域を支配してたりしたらしい。ふーん。
●そして中世も後半となると、ハプスブルグ家が歴史に登場してくる。一時はスペイン、オランダ、オーストリア、ハンガリーなどなどを支配、全ヨーロッパに一大覇権を築き、20世紀までその影響力をもっていたこの一族を、次は勉強しよう。


SOUL JAZZ RECORDS をまとめ聴き。
●大好きなイギリスのレーベル SOUL JAZZ RECORDS の今まで持っていなかった古いタイトルや買いこぼしていたモノを、直接レーベルサイトから注文。まとめて聴いている。

THE SISTERS LOVE「GIVE ME YOUR LOVE」

THE SISTERS LOVE「GIVE ME YOUR LOVE」1967~73年。
モータウン型のガールズグループ4人組。RAY CHARLES お付きの女性コーラスグループ THE RAELETS のメンバーの誰かが独立して出来たグループらしい。A&MMOWESTMOTOWNの西海岸支部)でシングルを多数出したが世間の評価が追いつかず解散。その音源が後代のディスコ~レアグルーヴDJたちに発掘・再評価された。ワイルドなリードボーカルがスパイシーな、ググッとくるR&Bだ。BEATLES のカバー「BLACKBIRD」を演っててイイ感じ。オリジナルは当然激レアで、まとまったCD化は初めて。SOUL JAZZ ならではのコンピ仕事だね。

TRAVIS BIGGS「CHALLENGE」

TRAVIS BIGGS「CHALLENGE」1976年
●これまたユニークで激レアなファンクアルバムだ。SOUL JAZZ のサブレーベル UNIVERSAL SOUND から完全再発されてる。TRAVIS BIGGS は多芸なマルチプレイヤー兼アレンジャーで、ここではエレクトリックバイオリンなどの弦楽器からシンセ、フェンダーローズピアノ、マンドリンやハープまで弾きこなしている。バラエティに富んだアレンジが素晴らしい。STEVE MILLER の名曲「FLY LIKE AN EAGLE」を見事クールなファンクに落とし込んでて最高。バイオリンのソロも満載だし。
●本人としては、自分のアレンジャーとしてのスキルを雇い主に示すサンプルとして録ったつもりで、商品化の意図はなかったらしい。そこを友人が説得してマイナーなレーベルからわずかにリリースされた。これを UNIVERSAL SOUND が完全再発CD化したというわけだ。

MAULAWI「MAULAWI」

MAULAWI「MAULAWI」1974年
●シカゴのサックスプレイヤー MAULAWI NURURDIN の唯一のリーダー作を完全復刻。「王道か前衛か」という当時のジャズ界で、ラテン風味やファンク感覚に富んだ彼の感覚は理解されず、埋もれた一枚となったモノだ。今の耳に刺激的なのは、一曲目の「STREET RAP」だ。黒人街の雑踏音をそのまますくい上げたような空気感とともに、メリハリの利いたジャズファンクが展開する。

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STEVE REID「RHYTHMATISM」1975年
●60年代から活躍しているジャズドラマーのリーダー作。ORNETTE COLEMAN JOHN COLTRANE が切り拓いたフリージャズの影響を強く受け、同世代のフリージャズプレイヤー(LESTER BOWIE、ARCHIE SHEPP)と共演する一方で、セッションミュージシャンとして彼は JAMES BROWN MOTOWN のガールズグループのバックでもドラムを叩いている。
●彼の音楽に SOUL JAZZ はだいぶ入れ込んでいるのか、この他にも70年代の彼の作品を再発したり、00年代に新作(!)をリリースしたりしている。フリーとファンクの両輪が彼の持ち味ですが、この一枚は結構フリー気味です。

OCHO「TORNADO」

OCHO「TORNADO」1976年
CHICO MENDOZA という男を中心としたラテンロックバンド。ジャズ、ファンク、サルサの要素を併呑してダンサブルなグルーヴを展開する。分厚いホーンアンサンブルが暑苦しいほどの密度感で押し寄せる。これは彼らのファーストアルバム。SOUL JAZZ は彼らのアルバムを3枚も再発してる。レーベルにとっても立上げ最初期のリリースだった。

TOM MOULTON「A TOM MOULTON MIX」
TOM MOULTON「A TOM MOULTON MIX」1972~2005年
●この人物は、初めて「12インチシングル」という形態を発明した、ダンスミュージック史の重要人物。ディスコ黎明期は、7インチのドーナツ盤シングルでプレイがなされていたが、曲の尺が短いのが難点だった。彼はそれを効果的にリミックス(リエディット)して曲尺を延長するアイディアに思い至る。最初は7インチの中で限界まで延ばしていたが、とうとうそれでは飽き足らなくなって、10インチシングル、12インチシングルに収録、音圧も分厚くすることに成功したのだ。
●基本的に彼は特定のレーベルやアーティストに関わらず、一曲単位で受注を受け、曲尺延長(つまり “EXTENDED MIX”)を請け負うリミックス職人だ(一時期自らレーベルを構えたこともあるが)。そしてそのシングルにはトレードマークのように「A TOM MOULTON MIX」という文字が刻印される。
●そんな彼のリミックス楽曲を2ディスクに収めたのがこのコンピだ。MFSB「LOVE IS THE MESSAGE」EDDIE KENDRICKS「KEEP ON TRUCKIN’」のような有名曲が10分超まで延ばされてる。ゴージャズな間奏パートがスリリングでたまらない。ダンスフロアの熱気がぐんぐん上昇していく気分が伝わる。



●ふー、もう自分のウチが恋しいよ。早くワイフのゴハンが食べたいよ~。



実家・国立市での休養生活四日目。
●今日は一日中家にコモって何もしない。数日歩き回って少々くたびれた。
●最近いろいろ行動しているように見えて、実は連続して歩いていられるのは2時間弱。それだけ活動すれば動悸・息切れで苦しくなり、喫茶店で30分以上休憩を取らなくてはならない。極端な時は200メートルの移動でギブアップして喫茶店に逃げ込んだ。これは病気というより、休養生活で体力・持久力が極端に落ちている証拠だと思う。だから今日は休憩。ひたすら昼寝。

一方で、この実家の中でも自分のルーツを新発見することに。
●ボクの母方の祖父(88年に死去)に今も健在の弟(つまりボクから見ると大叔父)がおり、母の姉(つまりボクの伯母)と活発にメール交換をしているという。CCで転送された二人の往復メールを母に見せてもらった。これがオモシロイ!
●70歳を超えて活発にPCを操る大叔父の文章は、ユーモアに富み含蓄にあふれとても面白い。そこには母方一族にまつわる大昔の由来や、戦時下の様子、祖父祖母の知られざる側面がつづられていて非常に興味深い。詳細は言えないが声上げて笑ってしまったエピソードも。「アハハハ!おじいちゃんもオトコだったんだねえ!」母は「全く冗談じゃないわよ!」とプリプリ。

●88年(ボクが14歳の時)に死んだ母方の祖父は、ボクにとっては尊敬する大きな存在だった。カッコいい!こういう大人になりたい!と思ってた。
●最盛期にはテレビにCM出稿していた北海道のとある企業の三代目辣腕経営者で、孫から見ればちょっと怖いトコロもあった。「コラ!うるさいぞ!」とか。
●しかし一方で、猛烈な多趣味で、無類の新しモノ好き。カメラが趣味で、高級一眼レフや膨大な数のレンズを持っていた。珍しい切手や世界各国のコイン収集も、子供のボクには宝の山に見えてた。自分で油絵を書き、部屋には近代絵画の大判図版本が一杯あった。古いレコードコレクションもあったし、劇画ブームの巨匠、白土三平の名作マンガ「カムイ伝」もあった。祖父の書斎は、ボクにとっては垂涎の宝物殿だった。
●母の実家・函館へ帰省するたびに、大きな屋敷は増改築されてて、暗室やコレクションの収蔵部屋がドンドン増えていった。新しい部屋を作った時は祖父も自慢げに孫に見せてくれる。「ほら、実はここがドアになってるんだぞ、スゴイだろう!」隠し扉風のつくりは、子供にすれば完全に秘密基地で、探検するのが楽しかった。
●しかし、普段は気さくに書斎の中をいじらせてくれるわけじゃない。大事なコレクションを小学生に壊されても困るだろう。だから祖父の不在時にドキドキしながら忍びこんで、ホンのちょっとだけ物色した。書斎中央にあるフカフカのソファに座って、写真集や印象派の画集を眺めた。小学生に芸術ヌード写真や裸婦画は、かなり刺激的だった。劇画「カムイ伝」も夢中で読んだ。色々な本があって最高に楽しかった。

白土三平「カムイ伝全集―決定版 (第1部1)」白土三平「カムイ伝全集―決定版 (第1部1)」

そんな祖父と会話したエピソードの一つを今でもよーく覚えている。
●当時小学生に流行していたミニカー「チョロQ」とその改造マニュアル「チョロQ空を飛ぶ」という本をボクが持っていて、祖父の前で遊んでいたら、祖父は「おまえ、それはナンだ?」と真剣に聞いてくる。
●小学生なりに面白いトコロを一生懸命説明したら、祖父は大真面目な顔して「なあ、コレをオレに売ってくれ!」 親戚の大人にオモチャを買ってもらったコトはあっても、売ってくれといわれたコトは、人生でこの一回限りだ。ボクは多少ビックリしながらも、定価で3台のチョロQと本を祖父に売った。「おじいちゃんはやっぱりオモシロイ!」

祖父が亡くなり、葬式で一族が函館に集合した。
●ボクは中学生で、音楽に夢中になり始めていた時期だった。主がいなくなった秘密基地に入って、戸棚を開けてみたら、大量のLPコレクションが出てきた。ビックリだ! BEATLES STONES、KING CRIMSON といった60年代物から、VAN HALEN、ROXY MUSIC、TOTO など当時リアルタイムの80年代物まで網羅してた。この人スゴイ、病気を患った最晩年まで新しい知識と情報を追いかけてたんだ…。周りの大人に断って、形見分けとしてこのLPを数枚譲ってもらった。

KING CRIMSON「THE COURT OF CRIMSON KING」 KING CRIMSON「クリムゾンキングの宮殿」

●世田谷区にあった別邸(これも秘密基地みたいな屋敷だった)に訪れた時にもハッとする発見があった。すでに主はいない部屋の本棚に、ボクが売ったチョロQが丁寧に陳列されていたのだ。自分で買い足したのか、台数は随分増えていた。

●経営者としての祖父の辣腕は、ボクにはまるで遺伝していない。が、「ハマるとトコトンまで突き詰める凝り性な気質」「アート志向の性質」は濃厚に受け継いでいる。大きなロールモデルとして祖父の存在は、ボクの性格に強く影響している。小学生の頃、一度だけ祖父が「オレの孫の中じゃ、きっとオマエが一番大物になるぞ」と言ってくれたことがあった。今まで誰にも言ったことはなかったが、最高に嬉しかったので痛烈に覚えている。しかしボクは祖父の死後20年近く経っても小物のままで、祖父の予言を実現できていないのが残念だ。


実家にいると、不思議と色々なことを思い出す。普段は全く振り返ることのない記憶と向き合う奇妙な時間だ。反対に、仕事に没頭していた頃の自分は完全に無我夢中で、そうしたものから自分を100%引き剥がして、前だけを見ていた。「終わったコトはそれでオシマイ、次へ、もっと先へ、もっと遠くへ!」 そういう思考と生活がボクを病気にしたのでしょうね。



●あとはバカな趣味のお話。DVDを二枚観る。
マーダーボール [DVD]
●DVD「マーダーボール」
●障害者のスポーツ、車椅子ラグビー。一つのボールを奪い合って敵軍陣地の奥まで運んだものが点数を得る。通称「MURDERBALL」。殺人ボールと呼ばれるだけあって、この競技は激しく危険。クルマ同士の激突で転倒続出。戦車のように武装されたクルマが猛スピードでコートを疾走し、ぶつかり合う。そんな競技に燃える選手達のドキュメンタリー。
●肩と足に彫り込まれた大きなタトゥー、挑発的に刈り込まれた金髪と尖った顎鬚、闘志剥き出しの鋭い目。アメリカ代表選手マーク・ズパンは、車椅子に関係なく、関わりたくないヤバいタイプ。「車椅子だからヒくのか?かかって来い、殴り返してやるから!」
●一方、彼の強敵カナダ代表チームには、因縁の監督がいる。ジョー・ソアーズ。アメリカ代表として世界大会3連覇の偉業をなした重要選手でありながら、年齢から代表を外された彼は、祖国を裏切り宿敵チームの監督に就任した。カナダ対アメリカ、この勝負の行方は…?アテネ・パラリンピックを舞台に試合は燃え上がる。
●選手それぞれに、障害を負った事情がある。その障害に悩み苦しめられた過去がある。誰もがその苦い経験を通過して、このコートの上に集まる。そこで生まれるチームの絆と誇り。障害を克服した強さが彼らを「殺人ボール」へ奮い立たせる。
●一度失われたモノはもう帰ってこない。残された自分の力の範囲で一体ナニができるのか。考えろ。アタマを切り替えろ。ボクの病気は命に関わるモンではないが、根治には数年単位の時間がかかる。十数年クスリを飲み続けている人だって知ってる。オマエのカラダは既にポンコツだ、ポンコツなりに何が出来るか考えろ!


ブロック・パーティー [DVD]

●DVD「ブロック・パーティー」
●アメリカの人気コメディアン DAVE CHAPELL がブルックリンの街角でフリーのシークレットライブを企画した。出演者は豪華!KANYE WEST、ERYKAH BADU、JILL SCOTT、MOS DEF、COMMON、バックバンドは THE ROOTS。そして最大の目玉は再結成 THE FUGEES!良心的なヒップホップアーティストが結集しピースフルなパフォーマンスを繰り広げる。
●そんな豪華なステージとカットバックしながら描き出されるのは、コメディアン DAVE CHAPELL がイベントを作り上げていくまでの人々との出会い。リラックスしたリハ風景、会場を提供するヒッピーの老夫婦。即興でラップを始めるレストランのウェイター、地元オハイオの大学マーチングバンドを誘ってNYにバスでご招待。
●なんてチャーミングで愉快なイベントだろう。DAVE CHAPELL のフランクな人柄が観る者を陽気にさせるが、仕掛け人はもう一人。監督 MICHEL GONDRY!子供心溢れる映像センスでミュージックビデオを数多く手がけ、映画界に進出した俊英だ。彼にとっても筋書きのないドキュメンタリーは初めてだったが、ただのライブ映像では伝わらない温もりが心に残る作品になってた。


実家・国立市での休養生活三日目。
●今日は、自動車免許の更新手続きで、府中の自動車試験場まで行った。つまらない違反が一個あって、2時間の講習付き。しかも有効期限がたった3年だけになってるぞ。交通法規もどんどん変わってる。免許書もICカードになって「暗証番号決めてください」なんて言われる。ふーん。
●でも自動車の運転は、もうしばらくしません。今のボクが事故を起こせば「抗精神剤常習、薬物依存の男、心身衰弱状態にて子供をひき飛ばす。事故当時の精神状態を鑑定に…」なんて話になる。マジでヤバイ。運転ムリムリ。愛車ビートルは放って置かれてバッテリー上がっちゃうだろうな。

免許更新作業の後、バスで調布駅前に行く。
●ココは、ボクが高校生活三年間(89~92年)を暮らした街だ。今週のテーマは僕自身のルーツ巡りだ。また思い出に浸りながら駅前を歩く。忘れてた記憶がよみがえる。
●調布駅北口にはパルコ調布店がある。パルコ系列店で一番所帯じみた店舗じゃなかろうか。あんまオシャレな記憶がない。調布じゃオシャレにしてもねえ…。
●当時はココのパルコブックセンターでバイトをしてた。でもレジ打ちができなくて直ぐクビ。本の分類を数字で入力する作業が出来なかった…。マンガは○○番、教育書は××番とかが覚えられなくて。マンガのビニール包みを何百冊もやらされた。現在はリブロブックスと名を変えて存続してた。

パルコの向かいにはかつてダンキンドーナツがあって、やはりバイトしてた。やっぱり出来の悪いバイトだった。
●お客はドーナツの名前を言って注文してくるが、カウンターの内側、店員側にはドーナツの名前がラベルされてるわけじゃない。ボクはドーナツの名前を覚えてないから、お客の注文がどのドーナツを差してるかワカラナイ。しょうがないからデタラメなドーナツを箱詰めにして、テキトーにレジ打って対応してた。箱詰めされてるからお客は自分のドーナツが間違ってると気づかない。お家に帰ってから初めて気づくのでしょう。サイテーだね。あ、指差して注文してくれれば大丈夫でしたよ。
●現在ダンキンは日本で絶滅してしまいましたので、その場所には吉野家が入ってました。ダンキン吉野家は、元から経営母体が一緒の会社なんだよね。

●駅前北口ロータリーをさらに北へ歩くと、「天神通り商店街」というチンケなチンケな商店街がある。この頼りない横丁を毎日歩いて高校に通ってたのだ。ココのコンビニで毎日マンガ雑誌を立ち読みしてた。あの頃はマンガ雑誌9誌、最盛期は16誌くらい毎週チェックしてた(←アホ。読み過ぎ)。でも買った記憶はあんまりない。金ないんだもん。ひたすら立ち読み。足が痛くなるほどに。

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●そんな「天神通り商店街」に奇妙な変化が!なぜか至る所に「ゲゲゲの鬼太郎」の人形がいるのだ。ネズミ男までいた!

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●調布市に作者水木しげるさんが在住しているのは以前から周知の事実だが、なぜ今更「鬼太郎」押しなのか?しかもピンポイントにこのチンケな「天神通り商店街」だけで?ナゾだ!しかし鬼太郎好きの息子ノマドのために、速やかに写メし、バカンス先のインドネシアへ送信した。

!kitaro.jpg

●そんなマヌケな「天神通り商店街」だが、わざわざ行くのは理由がある。この商店街と甲州街道が接する交差点に、中古レコードショップ「タイムマシーン」があるのだ!調布に来たからにはチェックせねば。(←ボクは土地の記憶とレコード屋が必ず結びついてるなあ。バカじゃなかろうか)
●この店は、レコード・CDだけじゃなく、古雑誌やマンガ、変なグッズなどとヘンテコな品揃えが特徴。高校生当時はこの店で T.REX「CHILDREN OF THE REVOLUTION」の12インチ TONY VISCONTI EXTENDED MIX やU2 の初期名曲「TWO HEARTS BEAT AS ONE」の12インチ CLUB REMIX などを買ってた(←ホントによく覚えてるなと自分でも感心する)。
●あの頃はオープンしたばかりで品数も頼りなかったが、甲州街道で調布通過すると絶対目に入ってくるので、ずーっと一度チェックしに行きたいと十数年間思い続けてたのだ。
●実際に行ってみたら、狭い店内に限界まで詰め込まれた膨大な在庫量に衝撃。洋楽だけじゃなく、歌謡曲のドーナツ盤シングルや8cmCDシングルまで大量にある。マンガも古雑誌もクセの強いのばかり。メチャメチャ掘り甲斐があるというもの。この店面白い!しかも割と安め。結局12枚を約5000円で買った。

・「タイムマシーン」:調布市布田1-1-3調布安田ビル2F
           0424-89-1577

●さらに歩を進めて「天神通り商店街」の名の由来である、布田天神社に行った。ボクはこの神社の裏手のマンションに住んでいたのだ。境内の雑木林が懐かしい。当時は気にもとめなかったが、起源は10世紀前半までさかのぼる立派な古社で、毎月骨董市が立つという。初めて知った。
●普段は神仏など興味もないボクだが、今回ばかりはマジメにお祈りしようと思った。財布の中のジャリ銭を全部出したが97円だった…。とにかく全部賽銭箱にブチまけて、手をパンパンと打った。「早く病気が治って、以前のように楽しく仕事ができますように。」




実家・国立市での休養生活二日目。
●父親の提案で、実家周辺のドライブに。近年宅地開発や国道20号線・日野バイパス開通などでずいぶん雰囲気が変わったらしい。ボクが国立を離れてから、多摩川を渡る新しい橋が2つも作られ、立派なモノレールも開通したという。

●ボクがこの国立という街と関わりを持っていたのは、1989年から1996年、15歳から22歳の7年間だ。前半3年間は、この街にある都立高校の生徒として。住まいは調布市にあった。後半4年は、両親がココに一軒家を購入し引っ越してきて生活した時期。ボクは大学に進学し4年間この家から通学した。
●最後の二年間は、父親がロサンゼルスへ赴任するためボク以外の家族は渡米。2階建ての一軒家で一人暮らしをした。父親のロス駐在が終わるとともに、ボクは就職を決め、都心のアパートに移った。国立で家族と暮らしたのは2年だけ。いわゆる「実家」「故郷」としての愛着はあまりない。引越しが多かったボクの人生で「故郷」といえる土地はどこにもないけどね。

●それでも一人国立駅前を歩くと、今まで忘れていた記憶がよみがえってくる。駅舎が改装されるなど、いろいろと変わったようだが、大事なトコロはそんなに変わらない。この本屋にはよく通ったなとか、「中古CDの値札を気合で貼り替えて、1000円も安い値段で買う」とかしてたなとか。そんな思い出がフワフワと。

●行きつけだったレコード屋にも行った。駅舎のすぐ隣、「ディスクユニオン国立店」。ここには随分通った。週2、3回は行ってた。金がないから見てるだけだけど。CDやレコードの知識・情報を知るには、結局「お店に通うこと」が一番大事だ。中古値段の相場感覚、店員さんやメーカーが添付するポップメッセージ、チラシやフリーペーパー。金のない高校生は貪欲にそこからスポンジのように情報を吸い上げた。インターネットがまだ有効に機能してない時代だった。
NIRVANA のボーカル KURT COBAIN がライフル自殺したことも、この店で知った。店員さんがCD棚に貼った小さい短冊。「カートコバーンさんが亡くなりました。合掌…」…英雄視してたカリスマの突然の死に心底ショックを受けた。
●そんな時代から10年以上経た今、多少金のあるバカ社会人になったボク。本日CD13枚、DVD1枚購入。17000円也。

●もう一軒のレコード屋にも訪れた。大学通りに面した雑居ビルの3階。かつては「GABBY」という名だったはずだが、オーナーが変わったと見えて店名が変わってた。現在の名前は「RARE 国立店」「RARE」は中野・高円寺を拠点にしてる中古レコード店だが、最近伸張して支店を増やしている。先日吉祥寺で買物した「RARE 吉祥寺店」もかつては「GEORGE」(?)という名前だった。単体では中古レコード屋も成り立たない時代なのかな。
●十数年前の「GABBY」では、FLYING LIZARDS のLP を1000円で買った。ボクはCDやレコードの買った場所をなぜかしっかり記憶している。人の出会いと同じように。自分でも不思議だが。

・RARE: http://www.rare-records.co.jp/rare-shop.html

●この雑居ビルの二階には新しいお店が入っていた。>ファイヤーキングパイレックスなどのブランド名でヒトくくりにされる、70年代ヴィンテージのマグカップ専門店「BEANS」だ。新品かと思うような美品ぞろいだが、最新でも1974年のもの、古いものは40年代に作られたという。一見ただのマグカップだが、一個4000円から10000円以上する代物だ。こういうモノに大枚ハタく好事家がこの世にはいるのだ。ボクはこれを神戸で幸運にも1000円×2個を購入し、そこからこの世界の本当の深さを思い知った。どこか人懐こい味わいと、素朴なデザインと質感。イインですよ。
●店主と少々会話する。「これ、本当にヴィンテージなんですか?新品みたいですね」あまりにもきれいすぎる…。「ええ、ファイヤーキングもパイレックスも、70年代で生産中止になってますからね」でも、どうしたらこんな美品がこんなにたくさん…?「本国アメリカでも今じゃ入手困難ですよ。ボクはね、デッドストックを探すんです。相手は業者じゃなく一般人。日本でこんな価値で販売されますよとメールで丁寧に説明して、物置に死蔵されているものを譲ってもらうんです。ちょうど明日から買い付けですよ!」へええ、面白い。奥深いねえ。

・AMERICAN COLLECTIBLE - BEANS: http://www.collectible-beans.com/

●この雑居ビルの裏手に、高校時代よく通った喫茶店「ロージナ茶房」がある。ジャズがかかっててアンティークに囲まれた味わいのある店。高校生の頃はココで友達とずーっとダベッてた。昔と全く変わってない。今日は静かに紅茶を一杯飲んだ。ここの料理は一皿の量がバカみたいに多くて、食べ盛りの高校生でももてあました。隣のテーブルを見ると今でもバカみたいに大量だった。ありゃ一皿を二人で分けて食うべきなんだな。

・ロージナ茶房: http://homepage2.nifty.com/rozina/

●この「ロージナ茶房」の隣には「邪宗門」という小さな喫茶店がある。より古めかしく、より味わい深い店だ。シャンソンとかジャズかかかってて、店内で小僧がバカ話など出来ないオーラが立ち込めてた。いずれこの店にも行ってみよう。

・国立邪宗門: http://www.jashumon.com/kunitachi/index.htm

●今日買ったCDから一枚。

Vol. II: 1990 - A New Decade Vol. II: 1990 - A New Decade
Soul II Soul (1992/06/29)
Virgin

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SOUL II SOUL「VOL.II - 1990 - A NEW DACADE」1990年
●80年代末、クラブミュージックが時代の中心になりつつある中で、「グラウンドビート」なるスタイルを開発し一斉を風靡したイギリスのDJ、JAZZIE B.。彼のユニット SOUL II SOUL のセカンドアルバムがコレだ。当時は金がなく買うことが出来ず、レンタルCDをカセットにダビングして聴いてた。そんな懐かしの一枚を、今日は激安ワゴンの中、158円で見つけた。今の耳に新鮮味はなく、「グラウンドビート」とはこんな音楽なんだ、という程度の意味しかない。
●しかし、ボク個人には、80年代が終わり90年代という新しい時代が到来するんだ、という当時の新鮮な息吹を思い出させる。「90年代!ボクらの時代がやってきた!ボクらの世代が、時代を切り開くんだ!」というワクワクする期待感。国立に関わって過ごした7年間(89~96年、15歳~22歳)は、ボクにとってそういう時期だったと、今感じ入る。
●現在となっては、バブル景気の衰退と日本経済の低迷で「失われた10年」と呼ばれている90年代。その90年代の本当の豊かさは、まだ正当評価されてないと、当事者だったボクは一人思うのでした。




国立市の実家で療養しております。
●20歳で一人暮らしを始めてから、実家で一週間を過ごすなんてことは初めて。十数年ぶりのことであります。加えて、いつも実家にいたイモウトが結婚して独立。親子三人だけモードなど、イモウトが生まれて以来ほぼ初めてのシチュエーションでしょう。一体どうなることやら。
●今まで何回か僕の自律神経失調症について両親に説明してきたが、まるで理解しているように見えないので、今回は病気についての本を持ってきて「読んでくれ!」と頼んだ。


専門医が治す!自律神経失調症―ストレスに強い心身をつくる、効果的な療法日常のケア

「専門医が治す!自律神経失調症―ストレスに強い心身をつくる、効果的な療法日常のケア」


●しかし、両親二人ともケロリと意に介さず、完全に自分らのペースで僕に話しかけてくる。長時間しゃべると後でグッタリダメージが出てくるんだって説明したばかりなのに、全くお構いなしだ。ボク「本、読んでくれた?」「ああ、読もうと思ったらウッカリ昼寝しちゃったよ」
●しかも十数年ぶりに3人で一日を過ごして驚いたのは、この夫婦、終始二人でしゃべり続けている。ほぼノンストップだ。普段からこうなのか?!はっきり言ってウルサイ。ウチのコドモのノマドヒヨコよりもウルサイ。コドモはただウルサイだけだが、親はその会話にボクを巻き込んでくるからよりタチが悪い。そのままの感想を本人達にも言ってやった。「あんたがた、ウルサイです!あまりボクにしゃべらせないでチョウダイ!」 しかし母「病気でもねナンデモね、楽しく過ごすのが一番なのよ!」 あげくは、「言うほどたいしたことないじゃない。普通じゃないの。」そこまでキッパリ言われるとコッチが呑まれる。

●十数年ぶりに間近に見るこの両親夫婦の生態は衝撃だ。実家が近いくせに普段は没交渉なので(多分ワイフの方がボクの両親とよく話しているだろう)、情報が何もなかったからかなりビックリした。ボクが朝風呂から上がったら、いきなりリビングで二人して「ビリーズ・ブート・キャンプ」真剣にやってるし。「ビリー」マジでやってる人、肉眼で初めて見た。
●そして趣味の社交ダンス(映画「シャル・ウイ・ダンス?」でハマッたのだ)のレッスンに出て行く。しかも昼の個人レッスンと夜の全体レッスンの二回だ。週末は午前中を入れて三回レッスンすることもしばしばだと言う。でその三回のレッスンは場所が全部違ってて、その都度家とスタジオを往復する。そこまでムキになって燃えてるの?
●で深夜は韓流ドラマが楽しみ。父が「今日は最終回だ」と息巻いている。……もう一緒に生活してた頃なんてよく覚えてないけど、こんな人たちだったっけ、ウチの両親は。不思議な感覚だ。ちなみに二人とも来年還暦ですよ。

●しかし母の言うとおり、確かに今日のコンディションは良好だ。環境の変化がいい向きに結果したか。「自律訓練法」も役に立ってるような気がする。夜寝るときに「訓練法」の練習しようかな、と思ったらそのまま朝まで爆睡。朝になってもう一度練習したらそのまま11時まで爆睡。休職生活に入ってからの睡眠時間最長記録だ。この一週間が回復のいいキッカケになってくれるとうれしい。