自律神経失調症とのお付合い(その43)~「先生が代わってしまうよ」編
●リハビリ出社が始まって、最初の一週間が終わった。平和だった。コンディションは良好。感情的な問題は何もない。不安も憂鬱も何もない。カラダの調子もいい。右肩の痛みも随分和らいだ。歩行距離が伸びた分、弱った足に負担がかかり少々辛い。でも電車で座る席を見つけられればダイジョウブ。
●久しぶりに会社の近くにある新橋のそば屋で昼飯を食った。ふきのとうと菜の花の天ぷらをのせたソバ。ふきのとうの春らしい香りが口の中に広がる。ああ繊細な味覚が帰ってきたぞ。一時は自分が空腹か満腹かも分からなかったし、味覚も嗅覚も失った。大分フツウの人間になってきた。うれしい。

●木曜日は会社のカウンセラーと面談。経過は良好と感じてくれたようだ。看護師Nさんも優しくしてくれる。このNさんは「のび太のママ」そっくりのルックスで、ボクが変なコトをするとスゴい勢いで説教される。そうなるとメガネのボクは、自分が「野比のび太」になったような気がする。しかし今の所バッチリ優等生として振る舞えてる。説教されてない。
●この辺の人々が、ボクが回復したと信じてくれない限り、職場への完全復帰はありえない。だから、とにかく自然体で、焦る事なく、静かに過ごし、周囲に「コイツもうダイジョウブだな」と思わせないといけない。
●来週は、徐々に会社滞在時間を伸ばす。1時間を2時間に、2時間を3時間に。ゆっくりゆっくり。退屈しのぎの方法を考えよう。楽しく読める本を持って行こうか? 新聞を買って読もうか? ボクんちはもう10年近く新聞をとってないからな。

3月一杯を使って、10時~18時の会社滞在まで持って行けると最高だ。とにかく午前中のシンドさは依然として大きいので、コレを克服するのが大きなハードルだ。
●看護師Nさんに言わせると「社食で昼飯を食う」ってのも重要ポイントらしい。会社の中、不特定多数の人間の中でフツウにメシを食う、これが結構な心理的プレッシャーになるらしい。「そのうち一緒にお昼食べに行きましょう。初めてコレやる人には汗ダクになってドキドキ状態になる人もいるのよ」へえ、そんなもんなのか。 
●それではと思い、試しに社食フロアを歩いてみた。カフェテリアやコンビニがあるフロアも歩いてみた。残念ながら知ってる顔には会えなかった。が、そんなにビビるようなもんでもないなと思った。でもココロの奥底で不安がカチッと作動するかもしれない。会社の中は全部地雷原だ。一歩ずつ一歩ずつ慎重に歩いて、地雷がないコトを確かめよう。ぶっちゃけ、エラい人が大勢いる28階はまだ行きたくない(笑)。


今日は心療内科の診察。主治医のセンセイが変わってしまう。
●多分ほぼ同世代の女医さんYセンセイ。既婚で女の子が1人。第二子出産のため、今日限りで病院を退職する。ボクとしては本当に残念。
●癒し系キャラのこのセンセイとは、かなりウマがあっていたと思う。心療内科/精神科の治療は医師と患者の信頼感が大切だ。患者は全員ココロが物凄くササクレ立ってる状態。コレでウマが合わなきゃ最悪。飲まされるクスリさえにも不信感が芽生え、飲むのを止めてしまう人も多い。ボクはこのセンセイに出会って、そうならずに済んだ。同世代感覚や子供がいる事が、共通項になってスゴく打ち解ける事が出来た。それとボクがどんなに変なコトをしても、ソレをすぐさま否定するようなコトはしないでいてくれた。
●ボクは極端にデティールにコダワるタイプで、診察開始当初センセイはボクがスゴく細かいコトをたくさんしゃべる事に少々ビックリしたらしい。でもナニも言わずトコトンそれに付き合ってくれた。ボクは診察開始2回目で、自分が病気に至るまでの過程と不安なポイントをワード文書A4版20頁に書き連ねて持って行った。ボク「こんなコトやるヤツはいませんか?」センセイ、一瞬だけギョッとした表情を見せたけど「いやいや、コレはうれしいですね、しっかり読ませてもらいます」と静かに受け止めてくれた。次回の診察ではその膨大な文章を全部読んでくれていた。「こんな生活をしてたんですか!壮絶ですね!」
ボクのしでかす多少の奇行めいた極端な行動にも、笑って対応してくれた。突然サザンオールスターズのシングルを集めたくなって、テンパってしまった時(でも最終的にコンプリート)とか、地球儀にハマって切り取る角度を歪めたメルカトル図法世界地図をPCで作り出した時(結果これは挫折)とか、演劇にハマって精神安定剤を頬張りながら当日券の列に並びまくった時(今は週一で我慢)とか、地元シモキタザワの再開発問題にハマって市民ワークショップにまで参加してしまった時とか、最初はイイ顔で笑うんですよ(あきれ半分で)。そしてボクの細かくて長い話をよーく聞いたあとに「無茶はダメですよ」と言う。ボクもセンセイが笑うだろうな~と思って変なコトをやってたのかもしれない。そして最終的には「そうですよね、やっぱダメですよね」と納得するのだ。

●今日のセンセイ「一週間、全部キチンと会社に行けたんですね!よかった。最後の最後でギリギリ会社に送り出せたということで、ワタシも安心しました。unimogroove さんの会社はしっかりしたサポート体制が整ってますからね、あとはお任せできると思います」いやいやホントお世話になりました。ボク「ホント、チョー手前味噌で申し訳ないんですけど、これお子さんにどうぞ!」ボクの部署でプロデュースしたキャラクターぬいぐるみを二匹プレゼントした。3歳の女の子と、お腹の中の赤ちゃんの分。

●センセイに提案された通りに、サラ洗いもフロ磨きもほぼ毎日続けています。家事育児は100%ワイフ、ボクは100%仕事だけ。それが当たり前だったボクの常識をコペルニクス的にひっくり返してくれました。ありがとうございます。来週初めて会う新しい主治医のセンセイもイイ人だといいな。

●以前の「自律神経失調症とのお付合い」シリーズは下記の記事にまとめております。ご参考に。
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-223.html

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リハビリ出社3日目。
●今日もまたたったの1時間を静かな事務室に過ごす。ヒマなので、ここ二年ほどの勤務データをプリントアウトする。やっぱアホだな。一ヶ月で380時間以上働いてるぞ。やっぱ病気だよな、こんな生活をフツウと思ってたのは。
●あと、わりとドキッとする事実。実はボクの休職、今まで有給休暇の消化で賄われてたんです。確かに社会人になって有給使った事がない。そんな有給が10年以上も貯まり続けたおかげで、ボクはこの8ヶ月ずーっと給料をもらって過ごしてきたのだ。スゴいでしょ。でもね、とうとう今月でその有給を使い果たす事が判明。今まで担当の看護師Nさんは「unimogrooveさん、有給の残り日数を知ったら、ソレにあわせて無理して復帰したがるだろうから教えない」と言われてたんだけど、自分でPCにアクセスして確認しちゃいました。
でもさ、ソレ以前に、マジでどんだけ有給貯まってたんだっつーハナシだよね。100日以上あったみたいだよ。ホントにボクは恵まれてるよ。休職してる時は、いつ給料がなくなるか、振込がなくなるか、ドキドキしてたけど、毎月キチンとポコポコ入金されて来るからむしろ不気味になってたくらいだった。ま、給料なくなる覚悟と準備ははキチンとしてきたから、別に今さらビビリもしないけどね。


で夕方は、ノマドのバレエ教室に付き合う。
●幼稚園クラスのヒヨコと離れて、小学生クラスに通うようになったノマドは、ヒヨコのクラスが終わるまで一時間ほど待ち時間がある。ワイフはその一時間をノマドと共にファミレスで過ごさないといけない。今週はその役目をボクが担当した。ワイフはスーパーへ買い物に行き、ボクはサイゼリアのドリンクバーでノマドにジュースをつぎながら、ヤツに学習マンガを読み聴かせてやる。

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「学研マンガ 人物日本史 織田信長」
●最近、戦国武将が気になるノマド。アナーキーなダーティヒーロー織田信長の人生を堪能中。ヤツは織田信長が幼い頃「うつけもの」と呼ばれてたエピソードがダイスキ。でも、ホントは「サル」A.K.A.豊臣秀吉の方が気になってるようだ。信長秀吉と話すシーンは「サルだサルだ」と大喜び。秀吉が武功を挙げると「サルすごいね、ノマドにもサルがケライになってくれたらいいな」と感心する。信長読み終わったら、秀吉の本も買ってやろう。ちなみに家康のことは「タヌキ」と呼び習わしている。


ノマドのクラスが始まったら、ボクはお気に入りのカフェに移動する。

kate coffee

「KATE COFFEE」
●場所:茶沢通り沿い、DISC UNION 向かい、外資生保アフラックの事務所の2階。ライブハウス SHELTER もご近所。世田谷区北沢2ー7ー11コージー下北沢2F。
●ノマドがバレエをしている間は、ヤツがクラスを終えお迎えしてやるまでお気に入りのカフェで1人の時間を楽しむ。ここはそんなに広くないお店だけど、大きな窓が明るく開放的な雰囲気を作ってる。あまりコーヒーが好きじゃないボクは、ここの薄口のマイルドブレンドが丁度良い。カレーもオイシそうな匂いをさせてる。一番スキなポイントは窓際に並んだ本棚の蔵書。気の利いたマンガやアート本がたくさんある。それを読むのがスキ。マンガ喫茶行くより楽しい。

●で、最近この店で読んだマンガ。

コーヒーもう一杯(1)コーヒーもう一杯(1)
(2005/05/25)
山川 直人

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山川直人「コーヒーもう一杯」1巻。
●まさしくカフェに一番ふさわしいマンガ。コーヒーにまつわるいいハナシを、一昔前の少年漫画のような温もりあるタッチで、ほのぼのと綴る。そのカッチリ記号化された画風は西岸良平「三丁目の夕日」(映画じゃないよ原作だよ)の現代版って感じかな。タイトルはボブ・ディランの曲名から拝借。じゃあBGMはボブ・ディランでいかないとダメだね。

口笛小曲集口笛小曲集
(2005/07/25)
山川 直人

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山川直人「口笛小曲集」
●この人が1990年~2004年までに様々な場所で書いてきた短編をコンパイル。でもその画風は最初っから100%完成してて、ずーっとブレがない事が分かる。画がカワイいのに、お話はコーヒーのようにほろ苦く、まろやかで、奥深い。

生きるススメ生きるススメ
(2003/12)
戸田 誠二

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戸田誠二「生きるススメ」
●長くても8頁、短ければ1頁の短編をまとめた作品集。あとがきを読むと、ネットでひっそりと発表していたこれらの短編を、出版社の人が見つけてそのまま本に仕立てたらしい。へー、こういうケースもあるんだ。内容は、ほろ苦い人生に、ちょっぴりだけ差し込まれる少しイイ話を、簡潔に描き綴るモノ。地味だけど、暖かい。こういう人が評価されること自体がちょっとしたイイ話。

everybodyeverythingeverybodyeverything
(2005/02)
ワチラポーン リムビプーワッド、木村 和博 他

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ウィスット・ポンニミット「エブリバディ・エブリシング」
●タイ・バンコクの若手マンガ家さん。ロウファイってくらいにあどけない、コドモの落書きのような素朴なタッチがカワイい。それでいて、東京の都市感覚と変わらない感性がそこにはあって、南国タイとトウキョウが同世代同時代として地続きに繋がっている事に感動。作者さんはバンドもやってるみたいなので、ぜひそっちも聴いてみたいな。


今日の映画。マッドネス鈴木清順。

ピストルオペラピストルオペラ
(2002/04/26)
江角マキコ、山口小夜子 他

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「ピストルオペラ」2001年
●出演:江角マキコ/山口小夜子(R.I.P)/永瀬正敏/韓英恵。タイトル明けの2カットで、清順監督の異次元に持ってかれる。ビビるわ。殺し屋同士の死闘を描くはずが、そんなことはどうでもよくって、江角マキコの切れの良さキップの良さ、山口小夜子の妖しさ、異世界から忍び込んで来たような韓英恵の浮遊感、そしてなによりも、清順監督のメリハリある色彩感覚と、ビックリするような美術のトリック、セオリーを逸脱する編集感覚で、フワフワに酔っぱらってしまう。江角マキコの黒い着流しと尖った革ブーツ、最高にサディスティックでイイね。


このリハビリ生活。世間のスキマを漂流してる感じ、意外と心地いい。楽しいぞ。フフフ。

 
リハビリ出社、二日目。
●休職前の立て替え分領収書の精算作業をポチポチやった。それだけ。もうやることがない。明日から、会社行ってナニしよう?
●本人の自覚的には結構健康なんだけどなあ~。周囲の関係者が納得するまでどんくらい時間かかるんだろうなあ? まあ、限界までボンヤリし続けよう。

夕方には会社を出て、シモキタザワのカフェで読書して過ごす。
●すげえ昼行灯な暮らし。という状況が認識できるほど回復したってことかな。そんで読んでたのがこの本。

「THE DIG PRESENTS DISC GUIDE SERIES - HIP HOP」

「THE DIG PRESENTS DISC GUIDE SERIES - HIP HOP」
●とうとうこのシリーズで「ヒップホップ」が出てきた。2000年以前の20世紀ヒップホップを括るという大枠の中、500枚の音源をユニークな構成で紹介しててオモシロいです。ヒップホップって、時代とか東西南的エリアとかで括っちゃう傾向が強いけど、この本は「SMOKIN' BLUE」とか「FUTURE」といった質感の問題で盤を並べ直してるのが意欲的。監修者、ダースレイダーさんの意気込みが伝わります。
ここで見つけた新しい言葉に感動。「微妙スクール」だって。
●70年代末~80年代初頭をオールドスクール、80年代中盤をミドルスクール、80年代末~90年代初頭をニュースクールと呼び習わすのはヒップホップの定番史観。ここにプラスして96年前後の時期を「微妙スクール」と名付けてみてる。PUFF DADDY のようにドデカいビジネスを打ち上げたメジャー路線のヒップホップと、そんなセルアウト志向を嫌ってアンダーグラウンドに潜航した人々とへ、分化した瞬間の時期。ヒップホップが微妙な時代。その後、ヒップホップは多極化細分化して現在の拡散状況へとつながって行く。
●振り返れば確かに微妙だった。96年に 2PAC が、97年に BIGGIE が撃ち殺され、その事件をネタにしてCDを売る連中がドンドンビッグになる。えーヒップホップってなんかヘンになってないか? ついて行けねえ~的なモノを感じた。一方でスゴいコトやってる連中もいるんだけどさ。だから「微妙スクール」なんだな。


●そんで、ヒップホップが聴きたくなる。

ACEYALONE「MAGNIFICENT CITY」

ACEYALONE「MAGNIFICENT CITY」2006年。
●ごく最近の盤だけど、キャリアはニュースクール時代からのベテランMC。LAでフリースタイルの腕を競い合ってた4人MCユニット FREESTYLE FELLOWSHIP の中心人物。今回コイツとガブリ四つに組むのが白人トラックメイカー RJD2。DJ SHADOW ~ CAMPANY FLOW ~ PREFUSE 73 と続くアブストラクトな音像職人の系譜に繋がる重要人物。この2人の激突が興味深い。RJD2 のソロ音源に比べると難易度は低いが、ACEYALONE のどこかつかみ所のないフロウとの相性は抜群でスムースかつクリアに響く。コレ聴き飽きませんぜ、ダンナ。


市川崑監督追悼その2。

「黒い十人の女」

「黒い十人の女」1961年。
PIZZICATO FIVE 小西康陽さんの再評価でグッと注目を浴びた作品ですよね。白黒映画は久しぶりだ。照明のコンストラストをワザと強調して、左右に重心をふりながら画面を構成するテクニック。画面が黒い。スノッブでござんす。
●軽薄なテレビプロデューサーに、その愛人が9人。本妻も加わって10人の女がこのダメオトコの殺害を企む。飄々とした船越英二が色男すぎてビックリ。岸田今日子がクール、岸恵子もクール。そんで中村玉緒がチョッピリかわいい。玉緒のキャットファイトがカワイい。
 
 
自律神経失調症とのお付合い(その42)~「リハビリ出社スタート」編
●7月に休職して、約8ヶ月。やーっと会社に出てきていいコトになった。でも、厳重な条件付き。以前の職場復帰はまだダメ。元の現場の人間と会っちゃダメ。デスクにもどってもダメ。診療所の裏の事務室デスクを借りて時間をつぶす。
●最初の打合せでは、3時間メドの滞在時間で始めるとのことだったが、もーっとユルいルールでリハビリを始める事にした。基本は午後1時30分でイイ。来ても来なくてもイイ。無理なら休んでイイ。来ても30分程度で帰ってイイ。ユルい。ユル過ぎる。

つーことで、初日、ホントに30分で帰った。
●ま、鍼灸治療の予約があったんで。会社でやったコトと言えば、パソコンのパスワードを忘れてしまったので、そのパスワードの再発行。あとメールが溢れてメモリがパンクしてたので、800件ばかり削除。それだけ!
なんか、なんの感動も感傷もないぞ。オモシロくとも何ともない。事務室の女性保健士さんとちょっとおハナシしただけだ。元のスタッフルームに戻ってこそ、本当の復帰だ。これからも長い長い道程が続く訳だ。淡々と通過点を通り過ぎるだけ。

あ、あと、確定申告しないと!
●今年度の医療費ハンパじゃないッス。医療費控除還付金10万はイケる。ワイフがせっせと領収書マトメてくれてます。どっかで税務署行こう。
●膨大な領収書を見ていると、いかに病気が良くなったかがハッキリと分かる。休職初期は病院通うのにタクシー使ってた。タクシー代も医療費として計上できるから領収書もキープしてたのだ。7~8月はホントに歩けなかった~。そこから比べれば人間としての機能を立派に回復したもんだ。だって会社まで電車乗ってフツウに行けるんだぜ(でも電車ではなるたけ座りたい)。コレって当たり前のようで貴重な能力だったんだなー。

●以前の「自律神経失調症とのお付合い」シリーズは下記の記事にまとめております。ご参考に。
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-223.html
 

ねんきん特別便が来た。

ねんきん特別便

●なんとなくヤバいと思ってたが、ホントに年金記録間違ってんだけど。ニュースでどんなに見聞きしてても、リアルに自分の年金記録が間違ってるなるとムカツキ度が全然変わって来るね。社保庁マジおかしい。こりゃワイフの保険もヤバいな。
●会社員になって厚生年金に入ってからは、バッチリ記録されてる。でも、20歳から就職前の学生時代に払っていた国民年金は、バッチリ忘れられてる。すげーよ。「学生+社会人」という実にシンプルな構成なのに、この程度で記録ミスがあるようじゃ、転職重ねてる人とか絶対ボロボロになってるに違いない。
●なんとも絶妙なタイミングだが、ちょうど今週、十数年前の国民年金領収書がポロポロ発掘された。学生時代のタイムカプセル段ボール箱を整理してたら、たくさん出てきたのだ。さすがに全部は揃ってないんだけど。しかしラッキーだ。絶対完全になくしたと思ってたからね。手ぶらで行ったら簡単にハジキ返されたかも知れないが、これがありゃ平気だろう。週明け、速攻で電話しよう。「ねんきん特別便専用ダイヤル」とやらに。

辛坊治郎「誰も書けなかった年金の真実」

辛坊治郎「誰も書けなかった年金の真実」
●年金制度改革問題では、世代間でメリット/デメリットがハッキリしている。1965年生まれ以前と以後で、得をする人/損をする人が分かれてるという。高齢化社会の中、投票にマジメに行くのは年齢層高めの人、若者に不利な年金制度は改革しないとヤバいのは明白なのに、選挙を考えるとそんな主張を打てば負ける。誰も本腰入れたりしない訳だ。
●そんで、今の若年層フリーターやワーキングプアが社会の中心になり、少子化傾向が改善されないままでいけば、一気に年金財政は破綻し、今の若者はよっぽどの勝ち組に行けなければ老後全員生活保護水準まで追いつめられる。年金マジメに払っても、生活保護以下の金しか返ってこないんだもん。ま、それでヤケクソになってホントに年金払わないと100%生活保護行きらしいけど。
ボクら団塊ジュニア世代は、トコトンヒドい目に遭い通しだなあ。最後の偏差値偏重学歴社会で競争させられ、社会に出ようとすればバブル崩壊で就職氷河期に突入。勝手に90年代の「ロストジェネレーション」と呼ばれ、年金までもがオヤジ世代にオイシい所を全部持ってかれるっつーのかよ!
●結婚しない、子供を生まないとか言うヤツがいるが、結婚したり子供を生めば生活水準が絶対下がるような社会の仕組みになってる。知ってるか?これだけ商店街が賑わってる下北沢の街で赤ん坊のオムツを売ってるドラッグストアは一軒しかないんだぞ。若い世代に冷たすぎるんだよ。なんかすごくアッタマ来たぞ!ムカつく!


●ま、アタマに血が上ると病気に障るので、マンガでも読む。

五十嵐大介「海獣の子供」1

五十嵐大介「海獣の子供」1・2巻
●もう時代は、五十嵐大介です。「00年代には五十嵐がいた」と振り返る時が絶対クる。そんくらい圧倒的です。大自然や生命体が持つ不気味さ不可思議さに最大級の敬意を払って丁寧に描かれる彼のマンガ世界に向き合うと、人類に都合の良くない自然の厳しい掟に畏怖する感覚に襲われる。ジュゴンに育てられた少年を巡って、海の知られざる神秘へ主人公の少女・琉花はダイヴする!ムチャを承知で映像化を希望!沖縄美ら海水族館の大水槽でロケ!

五十嵐大介「そらトびタマシイ」

五十嵐大介「そらトびタマシイ」
●1998年~2002年に描かれた6篇の短編を集めた作品集。彼のストーリーテリングはスゴくユニークなんだけど、でもそれは彼の才能の半分で、彼の並々ならぬ画力が伴ってのハナシだと思う。特に彼の描く魅力的な主人公は、みな強い眼差しを持っている。意思の強さを瞳に漲らせている。この瞳に魔力が宿る。この魔性のチカラが地面に亀裂を作り、読む者を非現実な異次元に突き落とす。リアルに描き込まれる動物たちは、魔物の狂気をはらんでいて、猛獣のようにコチラの喉笛をかっ捌こうと狙っている。

高橋ヒロシ「WORST」19巻

高橋ヒロシ「WORST」19巻
「クローズ ZERO」がいつのまにか映画になっちゃって、小栗旬がブレイクしてますが、そんなコトと関係なくココの最低なガキどもはケンカに明け暮れています。最近チンタラしてた感があったこのシリーズ、久々の全面戦争突入&圧倒的な戦闘力で押しまくる鈴蘭軍団が痛快で楽しくなりました。毎度思うんだけど、たびたび登場人物の衣装の雰囲気が突然ガラリと変わったりして「コイツ誰だっけ」って毎回悩むんだよな~。「クローズ」の時だって、ゼットンの登場した時のヘタレ具合と、卒業する時の番格漂う貫禄は完全別人だったよ。

鬼頭莫宏「ぼくらの」8巻

鬼頭莫宏「ぼくらの」8巻
●別の並立世界から襲来する巨大戦闘メカと、知略を尽くして戦う少年少女。我らが巨大ロボ、ジアースのパイロットは勝っても負けても死ぬ。一人一人が見事な死に様を見せてきて、8巻終了時に残った子供たちはあと3人。でも誰かがジアースと契約をしていない。この戦いの結末はドコに行くのか?

井上三太「TOKYO GRAFFITI」2巻

井上三太「TOKYO GRAFFITI」2巻
●名作「TOKYO TRIBE」「TOKYO TRIBE 2」の外伝的存在だった本作に2巻が登場。ヒップホップをこよなく愛す著者が、グラフィティアートの世界をこのトウキョウにボムする。井上三太さんの作品は細かいデティール設定が特徴的で、今回も舞台設定のリアルな描き込みが相変わらず細かい。あココ吉祥寺駅前のアソコの場所だとか、このグラフィティは代々木上原のガード下にボムしてるんだ、とかがキチンと伝わる。今回は女子のライターとの出会いでちょっと胸キュン。

宇仁田ゆみ「うさぎドロップ」3巻

宇仁田ゆみ「うさぎドロップ」3巻
●この作家さん、実は単行本全部持ってる。密かにズーッと評価してて個人的にひっそり応援してきたつもりでした。でもとうとう今作品で「このマンガがすごい!第5位」「ダ・ヴィンチ読者が選ぶプラチナ本OF THE YEAR 第4位」とブレイクしてしまった。ああ、複雑な気分。みんなに知られてメジャーになるのはファンにとっては微妙な気持ち。ああボクだけの作家さんであって欲しかった(←アホ)。
●第一印象でこの人の事をスキになったのは、この人の描く女の子がチャーミングだったからだ。でもこの作品では、いつになくタフな問題を描いてる。身寄りのない6歳の少女と30独身男の奇妙な共同生活。育児と仕事と家族と将来と…そしてなんでこの娘がこんな境遇になってしまったのかという問題。でもあくまで目線はフラットで自然体。主人公の30オトコ、ダイキチは少々ガサツで、でも実はいいヤツ。宇仁田さんのオトコの趣味ってこんなヤツなのかな。残念ながらボクみたいなメガネで貧弱なオトコは宇仁田作品には出てこないのだ。ちょっとハートブレイク。
 
ノマドヒヨコの週末お子様映画劇場。
●最近の週末金曜日は、翌日幼稚園もお休みなので、ノマドヒヨコはちょっと夜更かししてレンタルビデオを観る。ボクがヤツらの興味にあいそうなヤツを借りてきて皆で観るのだ。病気で休職する前と言えば、週末は必ず飲み会で朝帰りばかり。これも会社を休んでからの新しい習慣だ。ノマドヒヨコのリアクションを見てるのは実にオモシロい。

西遊記

「西遊記」2006年
●出演:香取慎吾/深津絵里/内村光良/伊藤淳史。あのフジテレビドラマの映画版ですわ。まー豪華キャストで豪華ロケだけど、お話自体は東映アクションヒーローものとそんなに変わらん。しかしノマドヒヨコ、激ハマリで2回観た。サルブタカッパの3人組がドタバタ戦うのが痛快でたまんないみたい。悪者・金閣銀閣はメイクがコッテリ立派すぎて、鹿賀丈史&岸谷五朗だってことにエンドロールで気付いた。
●観終わった後、高校時代の世界史資料集を引っ張り出して、ノマドと一緒に玄奘(リアルの三蔵法師)のホンモノの冒険ルートを調べてみた。そしたらスゲエ。長安の都からシルクロードをへてタクラマカン砂漠の北を迂回。アラル海に続く流域地帯まで行って、アフガン/パキスタンからインド入り。そのままほぼグルリとインドを南の先っぽまで一周して行くんだよね。7世紀の唐王朝時代、コレはマジで妖怪3匹くらいのお供がいなきゃ無理だよってくらいの大冒険だわ。ノマドと一緒にスゲエスゲエと感心しまくった。

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

「ハリー・ポッター 不死鳥の騎士団」2007年
●分厚い上下巻の原作をよくぞ一本の映画に押し込んだなあーってほどの圧縮率で、原作を読んだモノとしてはチトせわしなかった。不死鳥の騎士団は、サミュエル・L・ジャクソン風のジェダイ騎士団くらいの存在感をイメージしてたのに、あっさり脇役扱いでガッカリ。ロンの双子のアニキが学校をドロップアウトするシーンも、もっと深堀して欲しかったな~。
●でもノマドは、敵の魔法使いたちとの戦闘シーンで完全にフリーズ状態。なぜかフラフープを握りしめ、最後はなぜか口にくわえてマバタキもせずに画面に釘付けにされてた。ノマドは、オデコにスッこけて作った4針の切り傷があり、なにげにハリーと同じだと誇らしげに思ってるようだ。

パイレーツ・オブ・カリビアン:ワールド・エンド

「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」2007年
●三部作の完結編。ジョニー・デップの狂いっぷりはいつも通りで最高だが、チョウ・ユンファがあんまし活躍しなかったので残念。デップジャック・スパロウの役作り/メイクスタイルで参考にしたという、ストーンズキース・リチャーズがチョイ役で登場するのがイカす。
●ヒヨコは、船上白兵戦の最中に、キーラ・ナイトレイオーランド・ブルームが戦いながら手を固く結び、結婚の誓いを立てるシーンがとてもスキみたい。「おテテつないでフタリでたたかったんだよね!」近日、ノマドヒヨコは東京ディズニーランド「カリブの海賊」に挑戦する予定。


●大人もそれなりにDVDを観る。

犬神家の一族

「犬神家の一族」2006年
市川崑監督追悼。松嶋菜々子のリメイク版。30年前の作品を30年前と同じ俳優(石坂浩二)で再演するっつーのは、ある意味巨匠だけが出来る老人力ってヤツかも。前作観てるはずだけど、完全にストーリー忘れてるから、素朴にハラハラしちゃった。ワイフ「なんだ、全然覚えてないの?」ボク「先にネタばらしたら殺すからね!」
●カマトトお嬢様、松嶋菜々子はさておいて、遺産を巡って対立する異母3姉妹、富司純子、松坂慶子、萬田久子のオーラのぶつけ合いは凄まじい。ある意味ケンシロウラオウが闘気をぶつけ合うかのような女の格闘。見応えありました。そんで、犬神家の顧問弁護士を飄々と演じた中村敦夫がイイ、チカラの抜き具合が絶妙っす。

しゃべれども しゃべれども

「しゃべれどもしゃべれども」2007年
●出演:国分太一/香里奈/松重豊など。無愛想で男運のナイ女子、いじめられッコの小学生、口べたの野球解説者。若手落語家の周りに集まった不器用な人々が語教室を通じてココロ通わせる物語。東京下町の瑞々しい風景が爽やかで、国分太一の落語が立派。現代日本映画の名脇役となった松重豊が、ここでもイイ味だしてる。「血と骨」あたりからこの人が気になってしょうがない。
●主題歌ゆず「明日天気になあれ」CDシングルには、特典として本編で重要な役割を果たす「火炎太鼓」という落語がプロの噺家さんによって全編演じられている。映画では断片的にしか出てこないからね。そんで早速聴いてみた。……うーん、あんまオモシロくなかった。やっぱ音だけじゃダメか。寄席で観なくちゃ雰囲気伝わらないね。

神童

「神童」2007年
●出演:松山ケンイチ/成海璃子。さそうあきらの原作マンガは大傑作。マンガ読んで生まれて初めて泣いた。ソレを映画にするってのは大変だろう。ことテーマは音楽。音大受験を目指すヘタレ松山ケンイチと、生意気なピアノの天才少女成海璃子は、ピアノの音を通して、不思議な感情を交感する。映像化は難易度高いです。
●しかし、松山ケンイチ/成海璃子は今の日本映画を背負う若き才能。そんな彼らに期待して観てみた。あれーこういうハナシだったっけ?という印象に終始してしまったが、2人のフレッシュさはキチンと伝わる仕上がり。そしてピアノの音がイイ。かなりのコダワリを込めて制作されてる。クラシック素人にも伝わる、感情のコモったピアノ。ダメなピアノ、素晴らしいピアノ、逞しいピアノ、優雅なピアノ。キチンと録り分けてる。立派です。

ジョゼと虎と魚たち

「ジョゼと虎と魚たち」2003年
●監督:犬童一心。出演:妻夫木聡/池脇千鶴/上野樹里。平凡な大学生・妻夫木聡は雀荘のバイト上がりで、足の不自由な少女に出会う。ジョゼと名乗るその娘は、障害を恥と感じる祖母によって世間から隔絶されて育ってきた。貧しい長屋暮らしのジョゼ、何弁というのだろう、池脇千鶴はキッツイ特別な関西弁で気性が荒い。孤独な世界を1人生きてきた彼女のケモノのような逞しさに、妻夫木はココロ魅かれて行く。
●観た動機は、話題になった池脇千鶴のベッドシーンと、彼女のつつましやかなオッパイです。確かにそのシーンも素晴らしかった。けど、ジョゼとの恋は決して甘くならず、乾かない生傷のようにジグジグ痛む。幸せになれない恋愛が尊く映る。妻夫木はイイヤツだ。上野樹里もフレッシュな演技でよかった。

ヒヨコがくれたプレゼント。

ヒヨコのヤキトリ

「パパ、ヤキトリあげる!」冬の公園にて制作とのこと。枯れ枝にたくさんの枯れ葉を突き刺してあります。


ヒヨコの名言。

ヒヨコ名言その1。
●ヒヨコ、ママにお弁当のデザートに1つ注文。「ママ、リンゴをウサギさんのカタチにきらないで。かわいそうでたべられない!」

ヒヨコ名言その2。
●コドモ部屋に出来たノマドヒヨコの二段ベッド。ノマドは1人で寝てるのに、ヒヨコはママのベッドでしか眠れない。最初は二段ベッドに寝ても夜のうちにママの隣に移動して来る。でも今朝はママの隣に来なかった。そして朝の目覚めの一言。「パパ、きょうはね、サイゴまでクリアしたよ!」それ、クリアってハナシなのか?!

ヒヨコ名言その3。
●ノマドの友達ユリエ<ちゃんの家にオヨバレしたコドモたち。ノマドがユリエちゃんを今度ウチに招こうと言い出したら、ヒヨコはすぐさまピシャリ。「ママ、ユリエちゃんよぶトキは、おウチをキレイにしてね!」これにノマドも追撃。「そうだよ、ユリエちゃんチ、センメンジョなんにもなかった。ウチはイロんなモノでイッパイだよ!」

ヒヨコ名言その4。
●最近我が家はことわざブーム。コドモたちにことわざを教えている。今日は「馬子にも衣装」ということわざを教えた。でヒヨコ覚えたてのことわざをメモに書き留める。しかしそのメモよーく見てみたら…「まごにもどれす」。気持ちは伝わるけどね…。

ヒヨコ、最近いいキャラたっぷり出し始めてオモシロい。
●幼稚園にカバン忘れて手ブラで平然と帰って来る。ボクが昼寝から目を覚ますといきなりビキニ水着を着てて「エビちゃんみたいでしょ」と自慢する。アホか。


さて本日、ノマドが4月に入学する小学校で「新一年生を迎える会」が行われた。
●ノマドは今日は幼稚園を早退して、この小学校に一緒に進学するトモダチたちとこの催しにやってきた。メンツは、親友ユウタくんと、同じクラスの女子2人、ユリエちゃんとアスミちゃんだ。ノマドのヤツ、ユリエちゃんとアスミちゃんの二人に両方から手をつないでもらって小学校にやってきた。両手に花じゃねえか。うらやましいぞ。
ユリエちゃんもアスミちゃんも、クラスで一番二番を争う利発な女の子で、スポーツも勉強もご立派、声も大きくてとても元気なコだ。二人ともお兄ちゃんがいて同じ小学校の先輩。そんな彼女たちがノマドのクラスメートになってくれることは、とても頼もしい。そして二人とも美少女系なのだ。ノマド、重ねて言うが、うらやましいぞ。

「新一年生を迎える会」。
●一年生の皆さん(つまり4月以降の2年生)がお出迎え。歌と宮沢賢治「雨ニモ負ケズ」の群読。その後は、6ブース設けられた手作りゲーム(ペットボトル・ボウリングとか、磁石のサカナ釣りなど)でみんなで遊ぶ。
ユリエちゃん&アスミちゃんに手を引かれて手作りゲームに向かったノマド。「ノマドはホントにヘタレでビビリだからな。ああ2人に導かれて、こうやって小学校をウマく馴染んでくれるとイイな…」…と思った矢先、ノマド戦線離脱!手作りゲームに殺到する子供たちに気圧されて、どこのゲームにも参加できない。体育館の隅っこの跳び箱を1人でイジくってる。ああ、やっぱヘタレだ。ビビリだ。ボクに似過ぎてしまった…。
●なんとか促して、ペットボトル・ボウリングの列に並ばせた。順番が回って来る間、ノマドと手をつないでた。世話が焼けるなあ、ホントに。


ビビリのノマドに、小学校へのモチベーションを前向きにしていくため、細かい演出をしている。
●小学校そのものを意識させず、小学校にまつわるデティールに触れさせることで、ジワジワイメージを育てていく。ノマドは、ボクと同じで細部にコダワるオトコだから、全体的なイメージよりも、細かいイメージの集積で物事を見るクセがある。

まずはランドセル。
●ランドセルをノマド自身とよーく打合せをして選んだ。女子=赤、男子=黒の時代に生きたオールドタイプのボク&ワイフにとって、素晴らしく豊富な色のバリエーションがある現代社会はビビりまくった。ピンクは定番、女子に人気は水色、ママ受けがイイのがベージュ、男はブラックに紺の2色使いを好むらしい。

ノマドのランドセル

●しかし、ノマドはオーソドクッスな黒を選んだ。ヤツがコダワッたのは「PUMA」だってコト。文房具一式も「PUMA」染め。スニーカーもカサも「PUMA」にしてくれだと。ある日、動物図鑑を二人で読んでた時、ピューマというアメリカに住むネコ科の猛獣のハナシをした。ボク「ノマド、このピューマのマークが付いているスニーカーがあるんだよ。そん時はプーマって呼ぶんだけどな」そっから、ヤツは「PUMA」 にハマった。ボクはこの十年以上スニーカーは全部 ADIDAS だ。でノマドは「PUMA」。ハマったら全部イク。親子はこんなトコまで似るのか、と思い知った。バカ親子だ。

ノマドのプーマ
(文房具も全部プーマ。)

コンビニにお遣い。
●ワイフの提案で、小学校の近くのコンビニにお遣いに行かせた。ヒヨコと二人で。このルートは小学校の通学路と完全にカブる。これを2回ほどやったら、ヤツは小学校までの地理感覚を身につけ、移動にも自信がついたようだ。

公文式教室も順調にステップアップ。
●突然の勉強にビビらないように、公文式に通わせて、ひらがなカタカナの読み書き、簡単な足し算までは出来るようになった。バレエ教室も妹ヒヨコと一緒だったベビークラスから進級して小学生クラスに入った。小学校中学年/高学年の娘とも一緒だ。一番チビでオトコ一匹。周囲全員女子の社会でかわいがってもらってるみたいだし、愛しのマリちゃんも一緒だから、コッチもステージアップ完了だ。

とにかく「もうすぐ小学生だね」というキーワードだけを避けまくる。
●イメージできないものにビビるのがノマドだ。自分の待ち受ける運命が見えないと不安に陥る。ボクもそう言うタイプだから、よーくわかる。ヤツは言わなくてもわかってるんだから「小学生になるんだから、しっかりしろよ」だけは絶対言わない事にしてる。自然と普通にすーっと入っていけばイイ。ヘンな気負いは不要。親友ユウタくんもいるし、お母さん同士の連携もキチンととれてる。周りはもう固めてある。
●新しい状況と格闘するのは、ノマド自身だ。後はオマエの勝負。アドバイスはしてやってもイイが、まずはモマれてみなさい。絶対ヘコむコトもあるけれど、少しでもワクワクを見つけて挑戦を楽しんで欲しい。


●ちなみにヒヨコは強い。「ヒヨコもショウガッコウにはやくいきたいなー」ヒヨコの幼稚園友達で同じ小学校に進学するのは1人しかいない。ちょっと寂しいねー。「へいきだよー。だってノマドがいるもん!」ヒヨコの向こう見ずなデタラメパワーは、ビビリタイプのボク&ワイフの性質とは明らかに異質だ。オマエの超楽天志向はドっからきたんだ?

下北沢再開発計画で、道路にされちゃう場所を検証。
●さて、先日「下北沢の再開発ってどーなってるの?」と銘打ち、素朴に個人的関心からちょっとしたリサーチを、北沢タウンホール「街づくり課」を訪ねて色々お話を聞いたと言う報告をしました。
今日から、実際に今回の再開発計画でこの下北沢の街のどの部分が道路にされてしまうのか、街を歩きイメージしていくという作業をしていこうと思います。
●最初にお断りをしますが、この問題には様々な意見や立場がありますので、ココで紹介する場所/施設/お店が、そのままスグに閉業/撤退/取壊しになってしまう訳ではありません。世田谷区は実際の買収活動に着手している段階でもありませんし、地主さん/テナントさんも立場を確定してるわけでもないでしょう。よしんば交渉が進んでいたとしても、それを知る由はボクにはありません。ボク個人には、撤退せずに根性で計画に反対してもらいたい気持ちでイッパイでありますけど。

一義的にボクの最大の狙いは、一般の皆さん、下北沢の街を愛する人々(近隣住民/外から遊びに来る人問わず)に、この再開発計画の具体的なイメージをつかんでもらうことです。様々な再開発反対運動が展開されながら、そのイメージはボクも今回勉強を始めなければ全く理解してませんでした。これは一般の皆さんにも言える事だと思ってます。まずは「知る事」。そこから始めましょう。


再開発計画の攻撃対象。東側エリア。
●正直、イッペンにはドコの場所がどうなってくのか、紹介するのは大変なので、ひとまず再開発エリアの東側部分だけを今日は説明します。まずは地図でおさらいです。

下北沢再開発事業中2

「補助54号線・世区街10号線ニュース NO.5」(BY 世田谷区 道路整備部 交通広場整備担当課 発行:平成19年1月25日)に掲載されている地図です。今日は青丸でマークした小田急線線路東側エリアがどんな場所なのか、写真で紹介していきます。

写真1。補助54号線の東側入り口。

シモキタザワ駐輪場

●下北沢地区で一番の広い幅を持つ茶沢通り。この道から枝分かれして補助54号線は商店街エリアに潜り込んでいきます。写真は、茶沢通り沿いからスズナリを背中にして撮影しました。
●写真右奥、自動車3台に遮られていますが、茶沢通り小田急線線路が交差する踏切が奥にあります。ま、コイツはワリと開かずの踏切なんで、これが地下化する事自体は歓迎です。交通がスムーズになる事でしょう。
●写真左側は、駐輪所です。ここが補助54号線の東側入口になります。前回の記事で触れた北沢タウンホールの付属施設的な位置づけだと思います。つまりは区の所有でその用途はどうとでもなるのでしょう。分かり易いやり方ですね。駐輪所の左隣は福原医院というシモキタ界隈じゃ一番デカイ病院です。ココにはダメージは与えず、北沢タウンホール本体も温存するカッコになってます。ただし駐輪所の右隣にある小さな建物はその半分がエグラれる図面となってます。


写真2。下北沢東会商店街の中。

シモキタ4東商店街南側

茶沢通り小田急線線路の踏切から西側に向けて下北沢東会という商店街が長く続いています。この商店街は、茶沢通り小田急線線路下北沢南口商店街の間を抜けるようなカタチで連なっており、個性的な中華料理、ラーメン屋、本多劇場を始めとするいくつかの劇場、ライブハウス屋根裏井の頭線をくぐり抜けて、中古CD/古本店 DORAMA の複数の店舗、レコード屋 FLASH DISC RANCH、気持ちのいいカフェ、などなどが面しています。イイ感じのエリアです。この北端が再開発の攻撃対象になってます。
●駐輪所エリアを潰してそのまま東会商店街に出るためには、いくつかの飲食店が邪魔になります。写真は図面上道路になってるポイントに立つお店たちです。ギョーザ屋さん、ラーメン屋さん、中華料理店、その上には焼き肉屋さんもあります。特に真ん中のラーメン屋さん「江戸っ子ラーメン 珉亭」はなにげに有名店で、ボクもよく食べてます。昔ながらの古典的ラーメンで奇をてらった所は何もない王道の味です。お店のキャッチフレーズは「世界で3番目にうまい」。お店の外にこんな気の利いた看板が小さくかかってます。カワイいお店です。

シモキタ3眠亭

●もちろん、この写真の対面側のお店も立ち退きを強いられるのでしょう。美容院、そして3階建てのテナントビル(弁護士事務所とかが入ってるみたい)が射程距離に入ってます。


写真3。小田急線線路南側に接するエリア。

シモキタ5本多スタジオ

小田急線線路の北側、ローソン。たこ焼き屋さんのある踏切から南側を撮影しました。下北沢を舞台にした映画「男はソレを我慢できない」の冒頭シーンで、この踏切を渡って主人公の竹中直人は登場します。映画制作サイドは、この風景が実に下北沢を象徴した風景だと意図して選んだんだと思います。
実に古びた建物ですが、ここは下北沢の文化を支えてきた場所です。二階は貸しスタジオ「本多スタジオ」。下北沢の演劇文化を支えてきた歴史あるスタジオです。現在も立派に稼働中で、下北沢で活動する演劇人に愛されています。一階部分は小さなバーがひしめき合ってます。酒を飲まないボクには無縁の場所ですが、軒先を少し観察するだけで「SINCE 197X」といった文字を見つける事ができます。味わい深い場所です。このたたずまいは、新しい下北沢にはそんなに邪魔な存在なのでしょうか。
●この「本多スタジオ」の右奥には広い有料駐車場があります。図面はこの駐車場を半分くらいえぐるツモリでいます。駐輪所から駐車場へ。えぐり易い場所を選んでその間にある店をどかすという意図が感じられます。


補助54号線は、茶沢通りからこうして小田急線線路跡地まで到達すると、二股に分かれて駅前ロータリーとなる「世田谷区街路第10号線」という道と、西方向へ進む補助54号線の続きへとつながります。次回は、「世田谷区街路第10号線」が形成する駅前ロータリーと、そのために失われるお店たちを紹介しようと思います。



「東北沢駅周辺を考える会」。
●今回の小田急線地下化工事は、下北沢駅だけではなく、その両隣、東北沢駅新代田駅も地下化します。当然、新しい街づくりは、それぞれの駅、地域で検討されているのです。工事はドンドン進み、東北沢駅の景色はドンドン変貌しています。これも気になってしまいます。

東北沢駅工事中

●ボクは下北沢駅東北沢駅の中間に住んでいますので、東北沢駅前再開発も他人事ではありません。先日北沢タウンホールで聞いた説明で「東北沢駅周辺を考える会」という市民ワークショップが動いているというハナシを知りました。誰でも気軽に参加自由。ということで、突然このワークショップの会議にカオを出してみてしまいました。

●駅から一番近所にある北沢小学校の一室を借りて、会議は行われていました。7~8回の会議を重ねたワークショップは、地元に長く住む方や商店街/町内会の幹部の方など、しっかり街に根を下ろした人々。しかも年齢層も50代以上の立派な大人で、意見1つ1つも地元振興であったり建設事情であったり専門的な知識を活かした発言で、ほーっとひたすら感心するばかりでした。
●そんな中、新参者のボクは年齢に於いても超最若年、地元に対する知識も、住んでる年数も浅く、「いやー、こりゃまたハイパー場違いなトコロに来ちゃったよ」とビクビクし通し。でも生意気にもちょっぴり発言させてもらったりして、なんかとても楽しかったのでした。街づくりってホント大変だし、お金も時間もかかるけど、それをプロデュースするってスゴくエキサイティングじゃないか!そう感じ入るのでした。
東北沢では、下北沢のようなゴチャゴチャした反対運動のような気配は感じません。むしろ気になるのは住民の無関心。住民メンバーは20人強で、ボク的にはもっと多くてもイイんじゃないかと思います。コドモたちが安心して暮らせる街をプロデュースする責任。最高にクールじゃないですか。

小田急電鉄のフシギ。
北沢タウンホール街づくり課の担当者と話した時や、ワークショップで話し合った時に強く感じたのは、東京都も世田谷区も、小田急電鉄が線路跡地をどのように利用するつもりなのかほとんど把握できてないという点です。
「一体、線路跡地は何になるんですか?」と聞くと、街づくり課ではこの様に説明されました。「具体的にまだ決まってないとのことなんです。そもそもは小田急電鉄の土地なので、区や都で借り上げて公園かするとなると莫大なお金がかかります。だから今は小田急さんの考え方を待ってる状況なのです」……。そんなモンなのか? だいたいこの工事、今話題の道路特定財源からお金出してる事業でしょ。税金使ってるんだから、小田急は自治体にもっと情報を公開すべきだし、都も区ももっとプレッシャーかけていいんじゃないですか?
●ワークショップでもこの点が話題になりました。最終的な工事完了は平成25年ですが、平成22年つまり再来年には一旦地下化は完了、ここで地上の線路は必要なくなるのです。再来年の話でコレだけの大規模工事、常識的に言ってプランがナニもナイ訳ないじゃん!しかも、駅舎の考え方や、関連設備の配置もほぼノーインフォメーション。トンネルはガンガン掘り始めてるのに、上モノ考えてない訳ないでしょ。なんじゃそら。
●ワークショップでは、駅前広場のグランドデザインを考えるのがお題なのですが「言いたい事を言うのはタダ」という発想で、駅周辺の設備や跡地利用にも積極的に発言していく様子です。



心療内科の診察で、センセイあきれる。
●…ということで、ワークショップに参加してきました、と診察で報告する。センセイ「……はああ。何時までやってたんですか?」終わって家着いたら夜9時だったスカね。「9時!」え、アウトですか?「…アウトです」
●センセイ「そもそも、元からそういう事に興味があったんですか?」ぜーんぜん。仕事してた時は、家にいる時間なんてホンの数時間でしたから。地域の活動なんて眼中になかったです。休職してからですよ、住んでる街の事が気になったなんて。センセイ「はああ」あきれてる。病人のやるコトじゃないよってカオしてる。ボク「あー、ウチの奥さんは、中途半端に元気になったらまたバカなことをおっぱじめた、って言ってました」センセイ「unimogrooveさんは、ホントスゴいですね。ホントにボンヤリ過ごしてられないんですね」いやー、そんな特別な事とは思ってないんですけど…。普通じゃないですかね?
つーか、そもそもいわゆる普通の生活って何なんでしょ? ボクはそれも分からなくって。学生時代もメチャメチャデタラメな生活してましたし、就職したらそっからずーっと一日16時間労働。それを十数年続けてきた。ボクはそれしか知らないんですよね…。他のやり方を知らないっつーか。
●センセイ「でも休職して、お子さんと触れ合って、良かったと思ってるんですよね?」そりゃそうです。ワイフのお手伝いで食器洗いもフロ磨きも三日坊主にならずちゃんとやってますし。コドモの将来を考えるって発想から、今回のワークショップ参加も動機付けされてますから。仕事一辺倒だったボクとしては、人生の価値観を多元的に出来たと思ってるんですけど…。
●センセイ「でも、あくまで無理なさらずに。生活ペースもお子さんと揃えて下さい。お子さんと一緒にゴハンを食べて、一緒に寝る。それが大事です」はい。わかりました。ほどほどの塩梅。これが一番難しい。

下北沢演劇祭開催中。
●ヒマ人であるボクは、自宅からテクテク下北沢駅前まで歩いては、劇場の前にチョビッと並び、キャンセル待ちのチケットを狙って芝居を見てます。先週今週も面白い舞台に出会ってウレシかった!基本的にボクは演劇素人、予備情報ゼロの体当たりで挑んでますが、全然ハズレがありません。これが下北沢の演劇文化の水準の高さってヤツ?

毛皮族

毛皮族「遺骨のトットさん、ドブに落ちる」
●もうコレは最高に笑いました!「毛皮族の社会派ピンキーバイオレンス」と副題が付いているんですけど、ドコが社会派か1ミリも分かりませんでした。しかし!ピンキーでバイオレンスである事は、上演後たった10分で骨の髄まで思い知らされました!慌ただしく働く殺気だったOLの集団が、ナニを思ったか突然オフィスを破壊し始め、そしてギラギラのゲイディスコでガンガンダンスし、あげく突然全員服を脱いじまうんですもん!スポーンと制服を脱ぎ捨て10人のOLさんがトップレスダーンス!微妙なトコロにはおホシ様シール!マジビビりました、あれーそういう劇団なの!そしてヘリコプターの激突テロでオフィスは崩壊し、そこから物語は始まるのです。
●総務部OLの主人公トットさん(当然タマネギ頭)と経理部部長の不倫カンケイが発覚、それをキッカケに総務部&経理部OLの派閥抗争が激化し武力闘争に発展。社内に弾けるマシンガン!一方、主婦ふれあいの会では、会長選挙を巡って醜い陰謀戦が進行中。10億円の現ナマを巡って詐欺師まで乱入!スキあらばオッパイが出てきて、下ネタが弾丸のように飛び交う。
基本的に作・演出・出演陣は基本的にみんな女性。劇団主宰で演出/女優を兼ねる江本純子さんの、パワフルで下世話で下ネタも辞さないストーリーテリングは、本来はお目にかかれない女子の醜悪さスケベさ卑猥さ凶暴さを武器のように振り回して、観るものをビビらせる。いやそれはボクが男子であるからで、劇場の半分以上を占める女子観衆には勇気を与えてるのかも? 最後には宝塚男役のトップのようなオーラすら感じました。この人オモシロい! 芝居に出て来るイカレタ女子群は全くありえなそうでいながら、でも一皮剥けば女のアタマん中なんてこんなモンだ、カマトトぶってんじゃねえ!江本さんが暴露してるって構図なのかな。最後はあの狭い駅前劇場で、どしゃ降りの雨までふらせてビックリ。いや痛快ですわ。
江本純子さん自身がバリバリのオーラを放つ女優さん(レズビアンでいうと完全にタチ)なんですが、他もクセのある人ばっか。トットさんを演じた羽鳥名美子さん。広島ヤクザ風OL高野ゆらこさん。対する関西ヤクザ(宮家出身)風OLは、超大天然的フシギ女優武田裕子さん、この人のマッドぶりは度肝抜かれました。他の若い女優さんたちもフツウにカワイいのに、あっけらかんとトップレス。スゴかったわ。毛皮族、今後注目します。


シンデレラ

パパ・タマフマラ「新パパ・タマフマラのシンデレラ」
●フライヤーに書いてあった文章「海外からは数多くの上演依頼が舞い込んで来る。海外、国内の比率は100:1。」というポイントが気になった。何で海外?どんな芝居してるの?そしてフライヤー裏面の写真。摩訶不思議。この奇妙さに魅かれてスズナリに足を運んだ。

パパシンデレラ

スズナリは仕事で2回ほど来ただけで、休職で沸き起こった演劇マイブームの中では初挑戦のハコ。席についてみたら、舞台が異常に広かった。あれこんなに広かったっけ?美術も最低限、限界まで空間を広く設定した演出。始まってみて息をのんだ。確かに海外で評価される訳だ。
●物語の骨子は「シンデレラ」。ストーリーはウチのコドモだって知ってる。それを前提にして、セリフは極小、あとは全部俳優の舞踏に語らせる。ギリギリまで広く確保した空間に、大勢の役者が縦横無尽に舞い踊る。バレエのようでもあり、パントマイムのようでもあり、動物の形態模写のようであり、カンフーアクションのようでもある。ありとあらゆる身体文法を取り込んで、躍動する舞台。確かに言語を超越してます。ちなみに演出家さんの名は、小池博史さんという人。
●でもただの「シンデレラ」にはならない。「新しいシンデレラを作ろう!」とスローガンのように叫んだ後に、白い布にくるまれ担がれてきた少女。最高に勿体ぶったシンデレラの登場。パッと布を取り払いそこに現れたのは、なーんとも微妙にカワイくないチンクシャの女の子。うわ感情移入しづれえ!脱臼! そこかしこに意地悪なイタヅラを仕掛けて観客をグラグラ揺さぶって来る。
●なにがなんだか分からないうちに、ガラスの靴は継母&意地悪姉さん全員の足にフィットし、でもなぜかシンデレラはサイボーグのようにマッチョに進化しちゃって、オノレのチカラで王子をつかみ取る。既存「シンデレラ」からの逸脱がド派手なのに言語で説明されないから、コッチは困惑しまくる。でも役者全員は終始ノンストップでガンガンに踊りまくってる。頭が混乱して来る。もう満腹。だからスゴく疲れた。


そんで今日は、幼稚園のコドモ発表会。
●ノマドヒヨコ兄妹は、それぞれのクラス/学年で、お芝居と合奏/合唱を披露した。ヒヨコはイッチョマエに緊張しているのか「オナカがイタイの」とか言ってた。単純に前日の夜、肉食い過ぎたのではないか?ノマドも明らかに情緒不安定で最近ワイフにすぐキレる。口答えする。両者、結構テンパってます。

ヒヨコの演目は「かみなりパン」。
●カミナリ様が、カミナリで作るおいしいパンを誤って地上に落としてしまった。それを森の動物たちが美味しく頂き、それぞれお礼を持って来る。パンと動物たちのお礼を手にしたカミナリ様も上機嫌、という話。ポピュラーな紙芝居らしい。

ヒヨコのモルモットちゃん

●ヒヨコは念願のモルモットちゃん役をジャンケン勝負で見事勝ち取ったらしく、非常にエキサイトしているのであった。写真右。チビ身長とか丸顔のイメージとしてもモルモットはナイスキャスティングだろう。でもセリフは一個。巨大な「かみなりパン」を発見し、「あっ!パンだ!」というだけ。でもモルモットちゃんは元気よく飛び跳ね、クルクル回って歌に合わせてダンスを踊るのであった。


ノマドの演目は「ききみみずきん」。
●それをかぶれば動物の言葉を理解する事が出来る「ききみみずきん」を手に入れた兄妹が、様々な動物と触れ合って人助けをする話。ノマドは、主人公の兄妹にずきんを授けるキツネさんの役。芝居の冒頭、キツネさんは人間の仕掛けた罠にハマってる。そこを救われてお礼にずきんを渡す。ノマドの演技のポイントは、本人曰く罠にハマって悶絶するサマだったようだ。

ノマドキツネ

●コレが悶絶中のノマド。一番左奥。彼なりのリアリズム。

●これでノマドは幼稚園での主だった行事を全て終了。後は卒園式のみ。好きな女の子もできたし、ケンカしあえるトモダチも出来た。楽しい幼稚園生活だったな。
今日は仲良しタッちゃんにオデコパンチを食らわした。先生にジックリお話しされた。タッちゃんは発表会の後オバアちゃんとドコかにお出かけする予定だったらしいのだが、ノマドが「ドコ行くの?」と質問しても答えなかったと言う。タッちゃんはマジでドコに行くのか知らなかっただけなのだが、自分の質問をシカトされたと勘違いしたノマドは、ムカッときてそのまま頭突きを食らわした。バカ。そんでタッちゃんがケロッと回復してニコニコしてるというのに、いつまでも引きずってメソメソ泣いてるノマド。どっちがヤラレタのか逆に見えるくらいだ。ま、「ゴメンナサイ」も言えた事だし、ケンカするほど仲がいい、つーことでパパは細かい事は何も言わんよ。
 
今日はバレンタインデー。

ひよこのチョコ

娘のヒヨコが、ボクにヒヨコ型チョコをプレゼントしてくれました。うれしい。
●息子ノマドは、5個チョコをゲットしたとな!ママと妹のヒヨコ、親友ユウタくんのママ、そしてヒヨコの友達ミユちゃん。でノマド大本命のマリちゃんからもゲット!ノマド感激!でもマリちゃん、クラス全員に配ってるみたいでした。ちゃんちゃん。

芸能人目撃情報。
●今日は用事で品川駅まで行ってたんだけど、駅のエスカレーターで片桐はいりさんとスレ違っちゃった。やっぱあのおカオは生で観るとインパクトありますね。あと、身長も結構あるんですね。ま、そんだけだけど。

 
洗い物が楽しいッス。
●心療内科で提案された通りに、食器洗いをやってます。3回全部とは行かないけど、最低1回、出来る日は2回やってます。最初はカッタルイと思ってたんだけど、ワイフの一言で発奮しました。「食洗機を使うメリットは、節水なのよ。だから機械に入れる前の手洗いをサラリと済ますのがポイントなの。チャッチャとね」
●そうか!この食器洗いという作業は、水資源の効率化を通じてエコ/地球環境保護へのフロントラインに直結しているのか!シャキーン!いきなりやる気湧いてきた!……しかし、こういう超遠回りな動機付けがなければ、食器洗いもできないのか…自分でもアホかと思う。
●でも皿洗いはココロも洗う。食器がキレイになるのは気持ちイイ。今日は失敗して、菜箸折っちゃったけど。


北沢タウンホール
 
唐突ですが、北沢タウンホール。
●下北沢の南口、茶沢通り沿いに立つ世田谷区役所の出張所。三軒茶屋方面へ向かうバス停の始発駅があり、ハローワークや芝居が打てるホールも備えてる。一階ロビーにはイスとテーブルがあって、お年寄りが自販機で買ったお茶を飲んで過ごしてる。そんな場所。

●ボクは先日、戸籍関係届出がらみでココに出向いた。届出自体はスムーズに済んで、さて帰ろうと思ったその時、フロアガイドからふと目に入ったモノが気になった。「区民相談室」。
●仕事のない超ヒマ人であるボクは、常々の疑問をここに相談してみようと思いついた。「シモキタザワの再開発ってどーなってるの?」今、下北沢から隣の東北沢駅では小田急線の地下化工事がスゴく活発化してきて日々ドンドン風景が変わってるからね、不安になりますよ。

「区民相談室」は人気のない部屋で薄暗ーい感じ。すいませーん。するとボクの背後からヌッとオバさんが出てきてボクをビックリさせた。あの、再開発計画について…、「あ、それならね、1つ下の階。街づくり課で聞いてみて下さい」ふーん。街づくり課ね…。
●で、街づくり課。「あの、下北沢再開発の事で聞きたい事が…」「あ。それはね、本庁で聞いて」は?「それはね、本庁で聞いて」若めの男性職員はつっけんどんに言い放つ。ココじゃダメなんですか。「そう、本庁で聞いて」……。ボク「あの、あの再開発プランだと、ボクんちのソバに道路が通るはずなんです。ボクの家が道路にならない事は分かってますが、どんくらい近くに道が通るか細かく知りたいんです」すると男性職員は、そこで初めてボクの顔をじぃーっと見て、フロアの奥にいる担当者に声をかけた。ふう、やっとマトモにハナシが出来る。

●代わって出てきた女性担当者は、色々な地図や資料を出してきて、結構細かくコトの進み具合を教えてくれた。以前このブログでも引用した地図よりもずっと細かい地図も入手できた。中にはそのままじゃ渡せない地図もあるとのことで、貸出請求書なるものに名前連絡先を記入して、コンビニでカラーコピーしたヤツもある。ふーん。なるほどね。


今日はココで知った下北沢再開発計画の事実を綴ってみます。
●まずは前回のおさらい。「小田急電鉄小田急線(代々木上原駅~梅が丘駅間)連続立体交差事業および複々線化事業の概要」から部分引用した下北沢再開発計画の大まかなプランだ。赤線が、現在地下化工事が進んでいる小田急線の線路。黄色線が、それにリンクするカタチで進められている新設道路のプランだ。青字は当然ながらボクの落書きだ。

シモキタザワ再開発
 
●とにかく問題は、新設道路である黄色線が既存の下北沢の素晴らしい商店街をモノの見事に踏みつぶそうとしている事。明らかにヤバいでしょ!ね!


●次、新しい地図。もっとデカい地図です。「世田谷区主要な生活道路網図」(部分)。この地図を使って、街づくり課の女性は下北沢のど真ん中を打ち抜く補助54号線という道路の考え方を説明した。「これは、渋谷区から調布市までを東西に貫く道路計画なのです」
●細かい地図で恐縮です。東西に伸びる道路をタテヨコに切り取ってみました。上下が東/西、左右が北/南です。黄色ラインが、問題の補助54号線を目立たすために描いたマーカーです。関連する主要道路もボクのキタナい字で書き込んでみました。下北沢駅、茶沢通り、などなど。

補助54号線のコピー

●この補助54号線というのは、世田谷区の東隣にある渋谷区/目黒区から西隣の調布市まで東西にビンと貫く道路として位置づけられてる。山手通り東大島交差点から東京大学駒場キャンパスの前を通る道から、新しい道を枝分かれさせて東北沢地域を貫き、下北沢へ到達。その後、井の頭線新代田駅付近で環状7号線に交差。まだまだ進んで環八まで行って、そして調布市・京王線仙川駅の近くまで道は続く。上の地図では環八あたりで切っちゃってますが、もうちょっと続いてます。スキャナーがちっこいから取り込めなかっただけです。
●地図をよーく見ると、その補助54号線は、赤くなったり青くなったり白くなったりしてますね。青が既存の道路、赤は工事中(事業中)、白は計画中(存在してません)。つーことは、この道路、仰々しい計画だけど、4分の1も出来ちゃいない全然中途半端な状況にあるワケです。


では、この地図を拡大して、下北沢エリアをじっくり見てみましょう。

補助54号線拡大図
 
補助54号線下北沢駅前が真っ赤です。そしてその左右はアミカケ白線。これ、どういう意味でしょうか。
●街づくり課の女性担当者「赤はすでに事業中の地域です」えっ?もう赤いエリアは土地買収が始まってるんですか?「いや、まだ測量段階じゃないでしょうかね。正確な測量が終わってから地主さんとの交渉が始まります」はー、リアルに進行してるんだ…。
●白いアミカケ部分は?「16年度から事業化計画として認可をとる予定ですが、まだそこまでは行ってない所です」あの、今おっしゃってる16年ってのは、西暦ですか?平成ですか?「平成です」……平成16年ってもう過去じゃん。なんで予定なんて言い方なんだ? とにかく要は、駅前部分とその両サイドは計画の進行具合が全然違う、左右部分はまだ全然手が付いてないっつーコトですね?「そうですね」
●ちなみに茶沢通りにも色が付いてますが?「コッチは既にキチンと通ってる道ですから、長い目で見て拡幅を検討して行くという考え方です」なるほど。都市計画は、結構バラバラに進行してて一斉に事が進む訳ではないらしい。


●さらに別の地図で、下北沢駅前周辺、目下一番の危機にさらされてる場所を確認してみた。「補助54号線・世区街10号線ニュース NO.5」という書類で、平成19年1月25日の発行、編集は「世田谷区 道路整備部 交通広場整備担当課」と書いてある。

下北沢再開発事業中
 
●現在の駅舎と線路を軸に駅前広場を作り、バス&タクシーが出入りできるロータリーを作りたいようだ。小田急線のなくなった跡でやってくれるのなら、そりゃ結構だ。でもそのドサクサで、長さ265メートル、幅22~25メートルの道路(歩道含む)が商店街の中心部を蹂躙する。ええーっ。街並の風景を根本から変貌させる工事になるぞ。ゾッとする。初めて怖いと感じた。戦慄。この街に降り掛かろうとしている事実をハッキリと認識した。


ボクは既にこの地図を片手に街を歩き、どのエリアが、どのお店が攻撃対象にされているのか少しずつ確かめている。今日はいったん筆を置きますが、近いウチに、破壊されるであろう街の風景を写真に撮り、この地図と照らし合わせて、ココにナニがある、ナニが潰されるのか、紹介していこうと思います。


●ボクはこの問題に取り組み始めたばかりの初心者。しかし、自分の住む街に何が起こるのか正確に知る権利と、それに対してどんなポジションに立つべきか、態度をキチンと整理する責任がある。ボクはこの街に憧れて移り住んできたのだし、この街で今後コドモ二人を育てていくのだ。我々の生活の場所、人生の場所に、何が行われるのか見定めなくてはならない。


自律神経失調症を患い長期休職する前は、会社で18時間以上仕事しまくってて、家は寝る場所だけだった。長い休職生活で、自分が暮らしているこの街の良さ、素晴らしさを初めてキッチリ感じる事が出来た。昔の自分にはあり得ない価値観だ。病気を抱えての新しい人生観ってこういう所から気付いていくのかなあ、と感じたりしてる。
娘ヒヨコ5歳は、工作が好き。

ひよこの折り紙ポッケ

●ヒヨコはハサミやテープで工作を作るのがダイスキ。幼稚園からもらってくる児童雑誌の紙工作も1人でチョキチョキ作業して動物とかお花とか勝手に作ってる。折り紙もダイスキ。別に込み入ったモノが作れる訳じゃないが、ノマドよりも丁寧に、そしてカラフルにモノを作るコトが出来る。画像は、ちっこいお財布を折り紙で大量生産してるトコロ。「カワイいポッケができるの!」

●そんなヒヨコに一冊の本を買ってみた。

TSUMORI CHISATO「KAWAII」

TSUMORI CHISATO「KAWAII」
●80年代から第一線で活躍するデザイナー TSUMORI CHISATO さんのデザインスケッチを集めた画集。色鉛筆でサラサラと描かれた、可愛らしい三編みの女の子や人魚姫、イヌイットの少女が絶対ヒヨコ好みと思った。案の定「カワイいー!ステキー!」と興奮してくれました。模写にもトライしてた。最後までやりきれなかったけど。ボクも乙女チック満載の夢世界に浸って気持ちイイ。この人、もう結構な年齢でしょうに、この乙女チカラはエバーグリーンだわ。
●サラサラっと軽く描かれた女の子たちの着てる服が、実際の服になるのかな~と思ってたら大間違いだった。サラサラっと描かれた女の子たち自体が、そのまま刺繍の原画として生地に縫い込まれるのだという。女の子を取り巻くお花や葉っぱ、キノコや星までもがそのままテキスタイルとしてプリントされちゃう。コリャスンゲえ派手で乙女チック過ぎる服になるのではないでしょーか。ビックリ。
●ワイフに聞く。「TSUMORI CHISATO の服って一体どんな人がどんな風に着るの?」ワイフ「結構フシギちゃん風になっちゃうかも。でも浴衣はカワイいから欲しいかも」浴衣!それは粋だね。
●将来はモデルさんかデザイナーさんになりたいというヒヨコ。それがもし無理でも TSUMORI CHISATO が着こなせる女の子になって欲しいな。


●アートはココロを癒す。自分のためにもアート本を眺める。

雑誌「PRINTS21」2008春号/特集:山口晃

●雑誌「PRINTS21」2008春号/特集:山口晃
●この作家さん気になっておりました。大和絵の絵巻物のような古典表現の手法を借りて、江戸風俗と現代習俗をハイブリット化する手腕。甲冑に身を包む武者がまたがるは半分馬/半分バイクのサイボーグ。大俯瞰から見下ろす街並は、現代都市と近世江戸の合体ヴァージョン。しかも描き込みがスゴい。その細かい筆致は、大友克洋が描いた「AKIRA」の荒廃した大東京帝国を連想してしまった。江戸~東京~サイバーパンク、過去現代未来まで貫通する迫力。
●日本の古典美術の解釈が、和柄ブームや和彫タトゥーと近い所でリンクしてると予想していたので、作家さん本人は絶対ヤンキーだと思ってた。でもインタビューを読むとそのイメージは大きく裏切られ、真面目で控えめな職人気質を感じました。ホントに画が好きな人。マンガ家で言うと寺田克也さんとも通じる感覚。なんかイイ人。

会田誠「MONUMENT FOR NOTHING」

会田誠「MONUMENT FOR NOTHING」
●この人も日本画の手法を作風に取り入れた現代作家さんですが、邪道非道反則技の連発。凶悪な悪ふざけが最高でいつも大爆笑させてもらってます。この人の存在を知ったのはもう十数年前、大学生の頃です。村上隆、奈良美智、小沢剛、大竹伸朗などが登場し、90年代日本の現代美術がガンガン熱くなる時、異様な存在感を放って登場したという印象を覚えています。
キングギドラにレイプされる科学特捜隊フジ子隊員とか、宇宙空間を漂う巨大なウンコとか、切腹して臓物をブチ撒く女子高生とか、フィギュア大のカワイイ女の子を天ぷらにして食べるとか、中学生の妄想に怨念を宿らせてミュータント化させたようなバカバカしさが最高。そんな彼の作品がドッサリ一冊の本にまとめられたのだから買わずにはいられない。
●ボクは大学生の頃、仲間を集めてバカTシャツを作って売るというサークルを組織してました。コンセプトは「着れるもんなら着てみろ」。そんくらいバカげた題材をセッセとTシャツにプリントしてました。一番の思い出はオウム真理教の指名手配写真。地下鉄の壁から剥がして盗み、それをTシャツにプリント。フリマのノリで道端で売ってたら、知らない人にマジ顔で説教されました。そんな活動は、実は会田誠のアナーキーな作品からインスパイアされていたというコトを、十数年経て初めてカミングアウトします。

佐藤雅彦「Fが通過します」

佐藤雅彦「Fが通過します」
ダンゴ三兄弟からピタゴラスイッチまで、不思議なクリエイティブをコンスタントに量産し続ける天才、佐藤雅彦慶大教授のヘンテコ本です。だって、幅2センチ、長さ21センチ。すんごく細長い。本としてこんな版型あり得ないでしょ。で、この細長い空間で、ハッと言わせるアイディアの断片をピカッと花開かせる。意味ないっちゃー意味ないし、しょーもないちゃーしょーもない。でも知性の光がキラキラっとして、それがコチラ読み手の脳ミソとフィットするととても気持ちよくなる。これ見てると、ホーッとか、ああ~なるほど~とか、1人でつぶやいたりしてしまいます。

MELISSA PAINTER  DAVID WEISMAN「EDIE - GIRL ON FIRE」

MELISSA PAINTER & DAVID WEISMAN「EDIE - GIRL ON FIRE」
●渋谷のある本屋さんが閉店セールで投げ打ってた洋書を購入。70%オフだったから超おトク。この本の主人公は、EDIE SEDGWICK。ポップアートの巨匠 ANDY WARHOL の彼女として、60~70年代のアートシーンでカリスマとして君臨した女神だ。彼女の波瀾万丈な伝記は日本語で別に読んでいたが、彼女のカラー写真やグラビアがこれだけ満載された本は日本にはない。
●学生時代のボクにとって ANDY WARHOL はヒーローだった。だから彼女はボクにとって女神だった。銀色に染めたショートカットにカリカリスレンダーのモデル体型、大きな瞳にタップリのマスカラ。最高にカワイい。ある意味で最高の女性像。その破滅的な人生は別にしてね。生き生きとした彼女の写真にドキドキします。
ANDY WARHOL の遺した名言の1つに「ボクの一晩は、キミの一週間より長い」ってのがある。ボクはこの言葉が最高にカッコいいと思ってた。フツウの人の一週間分よりもボクの一日の方がテンションが高い。不遜なほどの自信。確かに WARHOL は桁外れのワーカホリックで、さらに猛烈なパーティ一キチガイだった。WARHOL がドラッグをキメてたかどうかは定かじゃないが、何晩も眠らずにパーティと制作に没頭していたという。ボクもそんな熱いテンションで毎日が過ごせたらなーと本気で思ってた。コレが無理だったんだよね~。ある意味 WARHOL のマネをしようとして、ボクは自律神経失調症になったって訳。アホだね。

edie sedgwick

(一番可愛いくて一番有名な EDIE の写真。WARHOLとともに。)

下北沢演劇祭

●いつものようにシモキタザワの街は賑わってます。でもそこかしこにたくさんのポスターが。「下北沢演劇祭」。毎年恒例のフェスティバルのようです。ボクも演劇祭参加作品を早速観に行きました。

新しい橋

城山羊の会「新しい橋 ~ LE PONT NEUF ~」
●基本的に演劇素人であるボクは、普段から事前情報ゼロ(チラシのみ)で観る芝居を選んでるんだけど、コレだけは事前情報アリで観に行きました。演出・山内ケンジ。この人、有名CMディレクター、山内健司の変名なのです。
●この山内さん、記憶に残る傑作CMを数々残してます。ボクが印象深いのは「クォーク」のCM。少年クォークが誕生して小学生になるまでの連作シリーズ。クォークが何の会社だかさっぱり記憶に残ってないが、少年クォークのび太のメガネのようにクォーク社名ロゴを顔にくっつけてたのは印象的だ。
●あとは「トーソーシン」。女子高生の娘がギャル風のシリアガリ平板アクセントでダラダラしゃべる。それに父親がぶち切れる。「アクセントはアタマに付けるんだ!」そんで「トーソーシン」。外人ナレーションがアタマにアクセントつけて社名を告げる。トーソーシンが何の会社だったのかはやはり不明だが、インパクトはあった。
●一番の傑作はポータルサイト「goo」の1分間CM。4~5人の映像クリエイターが「検索」というお題で一分間の映像を作る競作キャンペーンで、テレビではほんの数回だけ、後はネットで見るという仕組みだった。他の人の作品も含め全部最高にオモシロかったが、彼のものは群を抜いてドラマチックだった。10年の昏睡状態からふと目覚めたオトコ。10年の歳月で世の中は様変わり。オトコは混乱「わからない、わからない、インターネットって?ブタ丼てナニ!?」看病を続けてきたイモウト「兄さん落ち着いて!」そして静かに一行のコピー。「生きることは知ること」最後に社名ロゴ。「goo」
●愉快なユーモアをベースにしながらも、映画のワンシーン、または短いドラマを感じさせる彼の作風。本来ならピカピカに照明を明るくするCMで、わざとやや暗め設定で撮ったのも彼が先駆だと思う。そんな彼がどんな舞台を作るのか。ワクワクするじゃん。

●お芝居の中身。思った事を直球でブチまける快活なイモウトと、それとは真逆な慇懃無礼な超遠回しザマス系しゃべりの姉。それぞれの夫は会社で部下/上司の関係。上司はクールを気取ってるけど、下に責任をなすり付けるイヤなヤツ。職場の若いコと不倫中。部下はバカで単純、上司に理不尽を強いられた先輩を慰めてる。「しょうがなイッスよ先輩!」
●そんな微妙な均衡でギリギリ成り立ってた人間関係が、キリキリと音をきしみ立てて傾き始める。セレブ妻であるはずのザマス系姉が熟女デリヘルのバイトをしていたことが発覚するのだ。それぞれの人物が抱える闇と病みがヌルヌル明らかになってく。オフトーンなクスクス笑いをちりばめながら、コトはドンドン険悪になってく。
●役者の演技はグッと抑え気味で、耳をそばだてないと聴こえない。でも細かく積み上げられたセリフは緻密で研ぎすまされてる。美術も最低限で椅子数脚の向きを変えるだけ。照明は暗く極力シンプルにされてる。

●CM仕事をしている山内健司の作品は、15秒に圧縮された固い結晶のようなもの。演劇を演出する山内ケンジの作品は、結晶を細かく打ち砕いてサラサラ光る砂にしたようなもの。前者は明快でシンプル。後者はシンプルだが構成要素同士にスキマがある。黒いビロードにサラリと撒かれた結晶の粒は、粒自身が光る事でそのビロードの暗黒をも美しく世界観に取り込む。
「トーソーシン!」というギュウ詰めお笑いテンションを期待すれば、大幅に肩すかしを食らう。でも、15秒にドラマを詰め込んできた手腕が枠の制約から自由になれば、こうした表現に落ち着くのは想像できる範囲。ボクは楽しみました。
●デリヘル発覚のセレブ妻を演じた深浦加奈子さんと、その夫でクールかつイヤミな上司を演じた古舘寛治さんが、もう最高。グッと抑えた自然体のテンションで、人間のオカシミとオロカサを繊細に演じてる。力みもせず、大げさにもならず、深刻ぶりもせず、どこか他人事のようで、でも事態は泥沼。オモロいわ。


脈絡は全然関係ないけど癒し系の写真。

ひよこのかめんぶとうかい

ヒヨコの「かめんぶとうかい」。
●…のつもりなんです、大目に見てやって下さい。映画「マリー・アントワネット」観て影響されたらしい。しかし、顔がムチムチで、折り紙で作ったマスクがヤブけそう。


自律神経失調症とのお付合い(その41)~「サラ洗いとフロ磨き」編
●いつもの心療内科。Yセンセイ「それじゃ、お家のお手伝いしましょう!お掃除とか、お洗濯とか!ねえ、奥さん!」ええっ!なんでそんなハナシに?

●ぶっちゃけ、この一週間は復職が一瞬白紙になってかなり落ち込んでました。フォースの暗黒面に落ちそうでした。声もぜんそくでダースベイダーみたいになったし。さすがにワイフも心配したらしく「ワタシも病院に付いてってイイ?」と言ってきた。心療内科、一回くらいワイフが見学するってのも悪くない。コドモをワイフのご両親に預かってもらって、一緒に診察を受ける事にした。ま、ボクはイツモ通りにセンセイと話してるから、後から聞きたい事とか言いたいことがあったら好きなようにいうとイイよ。

●で、診察。ボク「激しく落ち込みました。ガクーッと。半年も休んだのに治ってねーじゃん的なショックがありまして。もちろん前みたいに死ぬほど働くのはナイすよ、でも一日3時間なら出来ると思ってたモンですから…」今まではココの週に復帰したいんですとか、ボクは自分でセンセイに主張してきましたけど、もはやイツがその時なのかよく分かんなくなっちゃったみたいな…。
●センセイ「うーん、ハッキリ言ってイケなくはないと思うんですよ。現場でなく、あくまでリハビリ的出社ですからね。ただね、直前に症状が出るってコトは不安がまだドコかに隠れてると思いましてね」不安が隠れてる?もう何も隠してるつもりもないし、隠れてるんだったら誰か見つけてくれ、自分じゃもうわかんねーって気分。
●ワイフが口を挟んだ。「もう家にいるだけでダメになってくような感じだったので、ガラッと環境を変えるのがイイのかと思うんですけど…」家にいればDVDやPCばっかで明らかに不健全。センセイはワイフの意見を汲んでくれて復帰への新日程プランを提示してくれた。来週このプランを会社診療所に持っていこう。認められれば最低限復帰白紙はなくなる。ぼくはホッとした…。

しかしプラスαで突然の提案が。
●センセイ「お家のお手伝いはしないんですか?」へっ?家事っすか?……あの、ホントボクは100%仕事だけの人間だったので、ナニも出来ません。独身時代も時間がナイから何もしない。100%外食、月イチコインランドリー、掃除はほぼゼロの荒れ放題、ユニットバスはシャワーだけで湯船にお湯はったコトもない。結婚してからは専業主婦になったワイフに全てを委ねている。育児も全く協力しない。マジで無能です。
●センセイ「じゃあ、気分転換に、奥様のお手伝いをしましょう!ね、奥さん!」あれー、なんでセンセイ+ワイフ対ボクの構図になってるの?センセイ「今時何もしないダンナさんなんていませんですよ。ウチのダンナも食器洗いはやってますよ。掃除機とかはいい運動にもなりますしね」ああ、ボクは掃除機の音が世界で一番嫌いなんです。「えーっ、ボクは家事キライです…」
●センセイ「じゃあ、幼稚園のお迎えとか!」ああ、それもダメ!知らないトモダチママから見るとボクは不審者みたいな見え方するんですよ。ヒゲ面でアタマボサボサで昼間っから不埒なカッコして歩いてるなんて。おまけにぜんそくマスクとニットキャップにヘンテコ眼鏡。アヤシいでしょ。一度お迎えに行って、その疑ぐり深い視線を全身に浴びた時、死にそうになりました。

結局「サラ洗い」と「フロ磨き」はボクの仕事になった。
●子供のような言い訳で、ふにゃふにゃダダをこねた条件闘争で、着地したのがこの二つのお手伝い。病院帰りの100円ショップでボク用のスポンジを買いました。

●ワイフ「この素材のモノは食洗機に入れちゃダメ。コドモたちのおベント箱系ね」はい。「このテの素材はスポンジのザラザラ面だとフッ素コートが剥げちゃうから、柔らかい方でこすってね」区別付かないから全部ザラザラ面使わない。「食器を食洗機に入れたら洗剤を」ど、どんくらい入れんの?「ひっくり返すと一回分がザッと出る仕掛けなの、もうメンドクサイね、だから今まで頼まなかったのよ」すんません。ジャー。一通り洗ってみた。ボク「すんません、ワリと腰にクんだけど」ワイフ「家事はみんな腰にクルもんなのよ」
●フロの方は、間違えてシャツの染み抜き洗剤を使って磨いてしまった。人生一から勉強します。


この日は夫婦二人で焼き肉を食べました。
●休職前、レコード会社の人に教えてもらった小田急線東北沢の南口にあるお店。

炭火マルイチ

「炭火 マルイチ」
●場所:東北沢駅のすぐ隣にある踏切から南方向に徒歩一分。酒屋さん兼コンビニ的なお店の2階。世田谷区北沢1ー20ー18
●この店、ホルモン系がスゲえ美味いっす。店員さんが今日入ってるおススメのお肉を詳しく教えてくれるからウレシい。カイノミというお肉にも挑戦しました。カルビよりももっと背中側の部分とか言ってたっけ?しかしワイフは「内蔵苦手」とか言う。それ牛丼屋行って「牛丼苦手なんでそれ以外あります?」と一緒じゃん。シメに冷麺も食いました。ワイフは冷やし中華とイメージがダブってるらしく「何が違うの?」いや、大幅に違うと思う。うーうまく説明できないけど肉眼で見る限り明白に違うと思う。とにかく料理が出てくりゃわかるから。

●以前の「自律神経失調症とのお付合い」シリーズは下記の記事にまとめております。ご参考に。
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-223.html

 
今朝の悪夢はトビキリの傑作で、気分は最悪だった。
●いつものようにPCに向かって座っている自分。突然PCの画面から飛び出すダイオウイカの触手。無数の触手が顔カラダに絡み付いて息が出来ない。這いつくばって逃げるボク。イカの触手に足を掴まれて動けない。必死で廊下まで這い出して、ワイフの名前を何度も何度も叫ぶ。寝室で寝ているはずのワイフの名を叫ぶ。無数の雑然としたイメージが高速回転でアタマの中に注ぎ込まれる。マンガや映画の断片が1/10秒単位のスピードで紙芝居のようにパラパラ入れ替わり、アタマが破裂しそうになる。もれなく金縛りもオマケ付き。イカだけにマジイカレてる。
●朝、超最低な気分で朝食のテーブルにつくと、ワイフ「昨日はウルサかったわね~。スゴいうめき声だったわよ」そうだよ、アンタの名前を叫んでたんだ。「確かに言ってたけど、でもさ、ワタシもどうしようもナイじゃん。寝てるんだし。いわゆる寝言だし」金縛りだぜ。「外からは寝てるだけにしか見えないもん」ああ、ホントに最低だ。最近は悪夢も金縛りも連発だよ。いい加減慣れてもきたけど。

●ま、それはそれでおいといて。

●自律神経失調症とのお付合い(その39)~「病気発症から休職までの記録」編
●昨日の記事で予告したように、ボクがいかに自律神経失調症を発症し、休職に至ったかを、説明しようと思います。
●どのようにその過程を説明するか。それはボクの過去ログを見返してそこに書き込まれている小さなボヤキを整理する手法をとることにします。本来、音楽趣味の話題だけを扱ってきたこのブログ、でも丹念に読み直すと一行単位で業務の激しさに対するボヤキが混じっています。これを引用し繋ぎ合わせるだけで病状の進行を把握する事が出来ると思います。
●ボクはその再録引用(多少の加筆修正あり)を時系列で列挙し、最低限の注釈を付け加えます。では行きましょう。


時は2006年。一昨年の2月。このタイミングでボクは職場の中で立場がワンランク上がり、意気揚々としてその新しい仕事に取り組もうとしていた。やる気は満々だったのだ。しかし…。


2006年2月の日記から抜粋。
●今週から毎朝週5回3時30分出勤という生活が始まってます。で早く帰れるかというと決してそんなことはなく、今日も帰宅は夜9時30分。連続3時間以上寝られない。一応フトンに寝られることだけは確かに助かるが…。会社のデスクで仮眠すると腰を痛めるからね。ホント今後どうやって行こうか…。
●昨日から今日まで40時間連続稼働。昨日の朝3時出勤からそのまま深夜1時までノンストップで仕事して、で家に帰るのがバカバカしくなって、新橋のサウナで一風呂浴びてまた朝3時から働く。ちんたら残業していると次の1日が始まってしまう。新しい仕事のリズムがつかめない。いつ営業終了して家に帰ればいいのか。意地と根性とテンションだけ。どこに向かっているのか全然わからない。

2006年3月の日記から抜粋。
●一週間一回も起きてるコドモの顔を見ませんでした。ホントくたびれすきて、休日の今日は全く機能しない泥人形に。ただのダメ人間です。
●仕事上の食事の約束が多くて睡眠時間が激減。お付合いの席では「あと3時間で出勤時間になる」とか思っててもなかなか口には出せない。で、3日間連続で寝ずの飲食をしてたらキョーレツな睡魔に襲われる。終電で家に帰った記憶が途切れ途切れで気づいたらリビングの床の上に倒れてた。免許書の入ったパスケースまでなくした。一滴も酒を飲まずして泥酔してるかの状態。

2006年4月の日記から抜粋。
●猛烈に具合が悪くて、会社を早退して家で寝る。貧血なのかめまいがする。だるい。疲れてるなあ。

2006年6月の日記から抜粋。
●今週は、夜遅くまで仕事がらみの食事が多い。月曜日は新橋で寿司。水曜日は青山でフルコースメニュー。そして今日は白金台で焼肉。夜の会食は睡眠時間にも影響する。昨日は家に帰ったのが午前1時で、出勤時間が午前3時。眠れたのは1時間弱。むーこれはカラダにこたえるわ。
頭痛が止まない。左目の周りがピキピキキてます。肩もバキバキ。ということで新橋のタイ式マッサージ屋へ行く。

2006年7月の日記から抜粋。
●今週はぜんそく発作気味でホント苦しい。ケミカルめいっぱいほおばって、健康をつなぎ止めてる感じ。頭痛も止まらない。肩から左目にかけて極端な緊張。キーボード打つ指も心なしかプルプルしているのは、ぜんそくからくる酸素不足なのか、腕の筋肉がピキピキに緊張しているためなのか。金曜日もよっぽど会社を休もうかと思ったが、この5年間お世話になったボスが異動してしまう最終日なので、根性ふりしぼって出勤する。ぜんそく&頭痛をこらえながら会議&打合せをこなしきって、診療所で点滴を打つ。気づけば寝汗びっしょり。

2006年8月の日記から抜粋。
●クソみたいに忙しい。こなすべき仕事量が本格的にキャパオーバーしてもう臨界点を迎えつつある。ドキドキしてきて死にそうになる。つーか軽くパニック症候群ぽくなってくる。
●仕事の中身がとてもスリリング。9月以降への改革方針作りとその発表&人事、極秘作業で脳みそを使うのは非常に疲れる。新プランにはアタマをしぼったそれなりの根拠と勝算があるが、あくまで現場の今以上の頑張りが前提だ。ギリギリのシフトで動いているスタッフたちに、新しい負担が背負えるのか。ノドから心臓が出て来るような気分になる。
●最近は、週末から週末までの平日5日間を、25メートル息継ぎナシで潜りきるような気持ちで過ごしてる。朝3時に出勤、帰宅は夜9時。子供の頃「ナポレオンは3時間しか寝なかった」と聞いてスゴいなと思ってたが、睡眠時間だけなら今の僕はナポレオン級だ。夜明け前に会社に入って、夜が更けるまで会社を一歩もでない。太陽とか夏の気温とかは全く感じません。
●8月最終週、ワイフとコドモたちは、ジジババと共に館山に遊びに行った。ボクも先発した彼らを追って、土曜朝の特急に乗る予定だったのだが、クタクタでカラダが動かない。乳酸で手足が重たい。めまいが止まらない。先週の土日稼働が予想以上にカラダにコタえてる。明日日曜日も徹夜仕事を控えてることも考えると、かなりブルーな気持ちになる。結局夕方になっても回復しないので、館山行きを断念する。自己嫌悪で死にたくなる。


2006年10月から既存の仕事に加えて新プロジェクトの立ち上げに参加することになった。準備期間の9月もドタバタだ。プロジェクト参加の前フリをされた時は「キツいけど、気合いでなんとかなるだろ!」という気持ちだった。しかし、イザ仕事が始まってみるとホントにキツかったのだ。


2006年9月の日記から抜粋。
●今週は激務で一日一時間睡眠が連発。雑事に振り回されてドタバタ。10月アタマに向けての大きな宿題締切りが実は目前で愕然。休みの日は現実逃避でただひたすら寝る。そんな時のボクはワイフから見ると、無言で虚脱してて、全く言葉の通じない魂の抜け殻になってるらしい。「今日もロボットみたいになってるね」

2006年10月の日記から抜粋。
一日20時間も働くような日が続くとさすがにカラダにコタえる。新しいプロジェクトが本格稼働してホントに忙しい。そこで知りあう新しいチームのメンバーは、ボクが今までしてた仕事とはまるで違う畑の人々で、その一流の仕事ぶりに日々スゴく刺激をもらっている。
●ただ一点だけツライのはこの人達の仕事リズムが思いっきり夜型だってこと。普通に打合せ開始時間が21時とか22時とか23時だったりする。従来のボクの勤務シフトはこれまた常識はずれの朝3時出勤なので、両方こなすとホントに家に帰れない。布団で眠れない。食生活も乱れてまた体重が増えてきた。下痢と頭痛が止まらない。脳ミソに血が回らなくてめまいがする。アタマがおかしくなりそうだ。そしてこの先の土日も仕事が入って休めそうにない。貴重な休日はただひたすら眠る。

2006年11月の日記から抜粋。
●新しく抱えた仕事が本格化して、10月はホント忙しかった。総労働時間は380時間を超えて、ここ10年の最高記録を達成。会社に20時間いることも珍しくなくなった。家に帰れない時はサウナで寝たり、デスクで寝たり。フトンで寝るのはいいね。腰を痛めないから。家に帰っても休める時間は3時間ばかり。そんな日は酒を飲んでる訳でもないのに記憶が途切れてる。風呂に入った覚えがないのに、誰かがお湯を抜いてシャワーを浴びた痕跡が残ってるというありさま。

2006年12月の日記から抜粋。
3日間家に帰れなかった。赤坂アークヒルズとか太田区の流通センターとか浦安とか歌舞伎町とか麹町とかをさまよって過ごした。多摩センターでの仕事はとうとうすっぽかした。もうクタクタだ。
●年末最終週までよく働いたわ。24日に家でクリスマスのお祝いして、そのまま昨日の30日までコドモと顔を合わせることがなかった。サンタに何をもらったのかすらも話が出来なかった。一週間ぶっ通しで、夜23時過ぎ帰宅~朝3時出勤を繰り返した。さすがにズタボロで、へんな音の咳が止まらない。風邪をこじらせて気管支炎を起こしているようだ。


2007年年明け。とうとうカラダが動かなくなった。仕事始めは1月4日だったはずだが、すぐに早退。そこから一週間単位で休みを取るようになる。ただしボクはまだ自分の病気が、自律神経失調症という自覚はなく、過労と持病の気管支ぜんそくだと信じ切っていた。


2007年1月の日記から抜粋。
私は今週会社を休んでいます。ノロウィルスとおぼしき下痢症状と発熱、それに加えて年末から調子が悪かったぜんそく発作が重なってダウン。ぜんそく以外は大分落ち着いたのだが、ノロが故に二次感染の恐れで会社に出られない。フトンで寝てても悪夢しか観ないし、仕事はたまってるだろうし、ホント気が滅入る。
●年末から引きずっている喘息発作のおかげでカラダが弱り切っているので、週末の仕事も全部すっぽかしている。咳は止まらないしダルくて気分が悪い。とにかく今は極力活動をセーブして、体力を取り戻すしかない。今まではアクセルベタ踏みで取り組んだ仕事も、手加減してやってます。悔しいがホントにカラダがついてこない。
年明けてから二回目のドクターストップ。今度は一週間会社を休んで自宅療養をしろとのこと。年末から引っ張っているぜんそく発作が収まらない。黙っていれば大丈夫なのだが、声を出したりしゃべったりするとこっぴどく咳が出る。会議でひとしきり発言すればすぐに呼吸が苦しくなる。おまけに気管支炎症を止めるステロイド剤が超強力で、カラダはダルいしアタマも働かない。最悪。仕事全部をストップさせてひたすら自宅でおとなしく過ごすしかない。
●相変わらず体調がよくならない。血液検査では新たに尿酸値が高いことが判明。またクスリが増えた。あと中性脂肪が高いとか。肝臓関係も相変わらずよくない。
●ぜんそく改善せず。病院では「全然よくなってませんね」。気管支の細いトコロまで炎症が進んでうまく呼吸が出来てない。血中の酸素濃度が低下してて心拍数も上がってる。すでに一週間会社を休んでいるのに、もう一週間自宅療養をしろと。いい加減ホントにマズいぞ。イライラだけが募る。またまた新しいクスリが登場。一体どうなっちゃうのか?

2007年2月の日記から抜粋。
●ぜんそく全然よくならず、さらに一週間の自宅療養。さすがに仕事が滞る、ヤバい!ということで昨日はコソコソ会社に行ってしまった。はずせない打合せをこなし、当座の引継ぎもすました。しかし相変わらずヒソヒソ声しかでないし酸素が足らなくて指に力が入らなくなってる。しんどい。メインフロアでは物陰に隠れてたつもりだったが、結局上司に見つかって怒られた。
●今日は、呼吸器専門のクリニックに行った。やっと回復に向かいつつあるという状況だという。しっかり一時間点滴を打ち、リン酸コデイン(これも強力すぎるんだよな…)というクスリをもらってきた。早く健康を取り戻したいものだ。
●今日も病院。血中の酸素含有量も回復、肺機能もボチボチとのこと。条件付きで仕事に復帰してもよいとの診断。ただし一週間はならし運転ということで、3時間程度の勤務しかしちゃダメ。とにかくやっと社会復帰できる…。
●ぜんそく自宅療養から復帰し会社に頑張って出勤してます。まずは3時間程度の勤務で、っていわれてるのになんだかんだで9時間くらい仕事しちゃってる。セーブせにゃアカンと分かりながらもこの始末。ゆっくりゆっくり。
●幼稚園の発表会の後、家で会議資料を作っていると頭痛がしてくる…。ちょっと身体を動かすだけでぐったり疲れてしまう。どうしても本調子が取り戻せない。


年明け2度の休職。これを経てボクはやっと事の重大さに気付く。医者から初めて「自律神経失調症」と診断される。そして精神安定剤の服用を始めるのだ。バカげた長時間労働を短縮するためにアレコレ工夫を始める。しかし、周囲には「自律神経失調症」であるコトを隠し、ブログでも直接的表現は極力避けている。


2007年2月の日記から抜粋。続き。
自律神経が失調気味なのか、身体がヒドく疲れやすく具合が悪い。どうしてもコンディションが取り戻せない。まだ完全復帰にはずいぶん時間がかかりそうだ。
●普通のサラリーマンと同じ時間で勤務してます。残業は禁止、早朝勤務シフトも禁止。実際、夕方にはアタマがクラクラしてきて仕事できません。体力が全然回復してない。自律神経の調子もおかしい。しかしワイフによると「元々からおかしいと思ってたわよ」。
●昨日、おとといは最低だった体調、今日はかなりいいカンジの所まで持ち直した。それなりに最低限の打合せをこなすことが出来、止まってたプロジェクトもボチボチ進行した。でも8時間過ぎると頭痛が起きそうになってくるので、残業はやっぱりまだ無理だ。職場のチーム全員が調子悪そうで、病気気味のスタッフがかわいそう。お祓いが必要なのか、空気清浄機が必要なのか?


2007年3月。精神安定剤と平行して鍼灸治療を始める。肩コリ、背中の痛みなど、全身の筋肉が痛み出した。針灸師の先生は一瞬で「自律神経失調症」と見抜いた。


2007年3月の日記から抜粋。
●昨日も鍼灸治療へ。今回は肩、首、背中、腰まわりにとどまらず、顔面、頭、腕、手首、足の指の付け根と攻撃ポイントが広範囲に拡大。首の付け根への電撃はホントしんどくて、額に脂汗がダラダラとにじんでくる。なのに先生「あら汗かいてるわね、ちょっと暑いかしら」と空調を確認。
●夕方は、毎週の習慣となった鍼灸治療。ああ今日も強烈だった。ていうかどんどん刺激がエスカレートしていく。今回初めてお灸が出てきた。腰と左手への一撃(&電流)はホントに強烈で思わずうめき声が出る。そして画鋲のような鍼がバンソウコウと共に4カ所現在も刺しっぱなしになっている。
●施術終了時先生はいつも「さあスッキリしたでしょ」と言うのだが、いつも激しい虚脱でグウの音もでない。今日もあまりの虚脱で、鍼灸院で着替えさせられるトレパンをそのままジーパンの下にはいたまま家まで帰ってきてしまった。次回どんな顔してこのトレパンを返却したらよいのだろう。
●病気は確実に良くなってきてる気がするけど、完全復帰はまだちょっと時間が必要だ。神経のテンションを調節できない。まクスリ飲んでるかぎり見た目は普通にふるまえるけど、深夜~朝までの食事や飲み会はキツいな。元から体力ないので無理がきかない。早く治して周囲を安心させないと人事異動させられちまう。

2007年4月の日記から抜粋。
朝、目を覚ましたら声が全く出なくなってた。またノドやっちゃった。ふう。ホントは会社に電話かけて確認したい事があるんだけど、コミュニケーションが100%無理。
ノドにポリープの赤ん坊みたいなモンが出来た。…ゲンナリ。週末声が出なくなってノドに違和感が残ってたので病院に行った。するといきなり耳鼻科に案内され、鼻の穴に内視鏡をブチこまれ、モニターで自分のヒクヒク動くノド内部を見せつけられ、静止画で声帯の解説をされた。その結果がコレだ。
「ココが白くなってるでしょ。これがノドの違和感の元。こういうのを放っとくと、咽頭ガンとかになるのよ。」…女医先生、初対面なのにフランクすぎますね。「沈黙療法。とにかくしゃべんないで黙ってなさい」えー!しゃべるなって!仕事になんないじゃん。めんどくさい!
●昨日は、声が出なくて会社を休んだ。ふう。今日も午後出勤夕方帰り。ゲンナリする。仕事にカラダが追いつかない、気持ちだけが焦る。くそ。悔しい。ただしひとつ気づいた事がある。声は出なくても、口笛は吹ける。口笛か…。気楽に行くしかないな。
●1月に体調を壊して以来ほとんどこなせていなかった、早朝出勤シフトに不定期ながら復帰しつつある。レギュラー週5日は無理だが今週は既に2回出勤できた。遅々と歩みは遅いが回復はしている。これも鍼灸治療とクスリのおかげである。しかし相変わらずストレス要因はタップリで、仕事でのトラブル、納得のいかない事、ハラの立つ事、自分の力量が追いつかない事に、ジリジリさせられてる。


今振り返れば自爆行為だが、ボクは早朝出勤を復活させようとしていた。それでも朝3時出勤ではなく、6時出勤とソフトにしたつもりだった。そして5月。初めて心療内科に行く。今までは内科で精神安定剤を処方してもらってた。ここからは、本職に頼っていく事となる。


2007年5月の日記から抜粋。
●どうしようもなくカラダの調子が悪いっす。なので早朝シフトを休んでいるのだけど、でも自然と目は覚めてしまう。具合は悪いが眠れない。本当にクタビレている。また本格的に病院に行くしかないか…。
●具合がモーレツに悪い。また会社を休んでしまった。タダの風邪か過労か、持病の復活か。多分その両方のような気がする…。名古屋~神戸出張以降調子が悪かったのが、今週土曜日の休日出勤でトドメをさされた。午前11時に始まった会議が夜の12時まで続いたのである。これで具合が悪くなった。明日また新しい病院に行ってみる。今お世話になっている先生の紹介である。
●カラダがボロボロ。昨日、また会社を休んでしまった…。新しく飲み始めたクスリが合わなかったのか、悪寒と震え、激しい虚脱と筋肉の緊張。かかりつけの病院で点滴を受けて、このクスリの効果を洗い流してもらった。今日もいつもの鍼灸院でハリ治療。「なんでこんなになるまで放っておくの…」と先生もあきれ顔。思うように自分のカラダが動かない。
仕事を変えない限り、病気は絶対よくならないと、何人もの医者に言われている。少なくとも、仕事の仕方を変えなくてはならない。どうしたらいいのか、正解はまだ見つからないが…。

2007年6月の日記から抜粋。
●夕方、病院へ。「unimoさんの病気はクスリではもうよくならないんですよ。もう仕事の仕方を変えましょ。際限なく仕事にのめり込むタイプでしょうけど、メリハリつけましょ。」
●具合が悪くて会社を早退。週末しっかり休んだはずなのに、疲労と虚脱感、悪寒と震えが治まらない。一体どうしたらいいのか? いつもの病院へ行ってクスリを多めにもらったら、薬局での支払いが8000円!ボクはカラダを壊してから外食も飲み会もめっきり減らしたが、同じだけの医療費を使ってしまってる。
●テレビで映画を見た。「県庁の星」。民間との人事交流でスーパーに出向してきた県庁のエリート。しっかりもののパートリーダーと衝突しながら、いつしか役人根性を捨てスーパー再生のために尽力することに。ふと気付くと、寝てるはずの息子ノマドがボクのそばでテレビを見てた。「どうだノマド、みんな一生懸命お仕事してるだろ。ノマドも大きくなったら、お仕事一生懸命やるんだぞ」
「でもね、パパのおしごとがいちばんたいへんなんだよ」ノマドは一言だけ答えて、ストストとベッドに戻って行った。……そうか、コドモにも伝わってるんだな、自分の父親が仕事に対して全く余裕がないことが。病気になる前は早朝から深夜まで働き通しで、一週間に一度程度しかコドモと顔を合わせない。病気になった今では、休みの日でもボロボロでろくに遊んでやってもない。ヒヨコも今晩寝る前に一言。「パパ、はやくびょうきよくなってね。おやすみー!」ヒヨコも空気を読み取る。ことさら病気の話なんてしたこともないのに。
●今日また会社を休んでしまった。どんなにクスリを飲んでも良くならない。むしろ悪くなっているような気がする。でも仕方がない。3人の医者から「今の仕事を続ける限り、この病気は絶対良くならない」とハッキリ言われているのだから。この前もハッキリ言われた。「このままだともっとヒドい病気(うつ病)になります。」色々な本を読んで自分の病気について勉強も始めた。別に命に関わるような病気じゃないが、治療に数年かかっても不思議じゃないとわかった。とにかく、病気をごまかし続けるしかない。…体調が悪いと思考も悪い方向へ流れてく。
●ボクは相変わらず体調不良。今のボクは、自分が眠いのか眠くないのか、自分が空腹なのか満腹なのか、暑いのか寒いのか、実は分からなくなってる。これが神経が壊れるということなのか。


この頃には、ボクは信用できる上司や後輩に自分の病状を説明し、積極的に自分の仕事を分散する事に必死だった。いつブッ倒れてしまうかホントに自信がなかったからだ。そして7月第一週。ボクはギブアップした。上司に「お休みを下さい」と告げた。

●これがボクが崩壊に至るまでの全過程。人間の壊れ方サンプルその1です。それから7ヶ月以上が過ぎ、ボクはずっと休み続けている。コレ以降のお話は既にまとめてあるのでご参照下さい。

●あと、もう一つだけ。ボクはこのシリーズを「自律神経失調症とのお付合い」と名付けています。病気を克服とか、完治とか、回復とか、そういう言葉でなく、「お付き合い」と表現してます。なぜでしょう?
大ざっぱな意味で、この病気は治りません。程度の善し悪しあれど、根治は無理。だから病気とどう「お付き合い」するかを考えているのです。ボクは確かに一日20時間以上バリバリ働いていた。辛かった事も楽しかった事もあった。でももうあんな事はできません。あんな自滅的で無謀な働き方をしていた事自体が病気だからです。だから、そういう意味でボクは自分のカラダを以前の激務モードに戻す事など最初っから考えていないのです。その意味でこの病気を治すつもりはありません。この病気を前提に新しいライフスタイルを模索するのです。
●これは新しいチャレンジです。自律神経失調症を自分の個性として捉えて、その身の丈に応じた暮らしを探す冒険です。過去の自分と現在を比較して嘆くより、より前向きで価値があると思います。ま、この先どんな事が待ってるかは全然わかりませんですけど。

●以前の「自律神経失調症とのお付合い」シリーズは下記の記事にまとめております。ご参考に。
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-223.html


●娘ヒヨコがへんなウタを歌ってる。「おおだいこーと こだいこー どっちがつーよいのー?」ヒヨコ、なにそれ、ヒヨコが考えたのか?「うん」結局コドモが一番ボクを癒してくれる。

 
学生時代のサークル仲間だった女友達、イミズ(仮名)と食事をした。
●キッカケは、年賀状だ。彼女は大学卒業以降も毎年几帳面にボクに年賀状をくれる。和紙や染めた布をコラージュしたような趣味のイイ年賀状だ。ところがボクはこの十年彼女に年賀状を返した事がなかった。ま、彼女に限らず誰にも返してないんだけど。
●そこで今年は病気で暇もあったので、イミズに年賀状を書いた。彼女のオフィスはボクんちから自転車圏内の代々木上原にあるので、軽くメシでも食おうと提案したのだ。そしたら先方からメールが返ってきた。下北沢で会う事になった。5年ぶりの再会だ。

イミズは、和歌山県から出てきた同学年の女子で、親御さんが立派なのか、とても素直でおっとりとしたタイプのコだった。関東育ちのボクには関西弁をしゃべる女の子がとても珍しく思えた。大学一年生のボクにとって関西弁は明石家さんまさんやダウンタウンがしゃべるテレビの言語、「女の子がしゃべる関西弁はカワイいんだなあ」と思ったのが第一印象だった。大学生活四年間のボクとその悪友たちは、今から振り返るとどうしようもない変人/ヒネクレモノで、やるコトなすコトデタラメばかり。そんなボクらと4年間通じてツルミ続けた彼女は素晴らしく忍耐深く性格がイイと思う。

で、会ってみたら、全然変わってなかった。
「あんた、かわってないねえ~」「よくいわれる(笑)」「いや、イイ意味でよ。人間ぼちぼち痛んで来る頃。ボクはもうボロボロにぶっ壊れてるからね。」彼女自身は決して自覚がないだろうが、関西弁なまりのイントネーションまで変わってない。上京してきて15年以上、完璧な標準語をしゃってるとイミズ自身は確信してると思うが、ボクの耳には十分関西弁だ。
でも一点だけ大きな変化。イミズは結婚してた。ボクは今年の彼女からの年賀状でそれを知りビックリしたが、ボクと同い年、妙齢なお嬢さんですからフツウと言えばフツウ。お相手は同期入社の同僚だそうな。浅草に立派なマンションを借りて、ダンナさんと一緒に家を出て一緒に出勤する毎日。ラヴいじゃねえか。結婚おめでとう。
●ボクは昔のように仲良しのお姉さんと二人暮らししてると思ってた。イミズの家に電話かけるとソックリの声のお姉さんが出てくる。「もしもし」「イミズ?あのさ…」「ちょっと待ってね、イモウトに変わりますから」お姉さんとイミズを間違えた事もあった。ああ、あの学生の頃は携帯電話がなかったから、基本自宅電話連絡だったんだな。お姉さん、結局直接お会いした事はないんだけど、なんか勝手に親近感感じてた。お姉さんもご結婚なさったそうだ。

●ボクらは、この5年の間に起こった境遇の変化を話し合った。仕事人としての彼女はネットビジネスの最前線で新しい社会の動きにアプローチしている。へえオモシロいねえ。ネット上の著作権処理はボク自身もかなり手こずらされた。非常に興味深い。ボクだって自分の病気をカミングアウトした。「ボクね、うつ病! ふふん、リアクションとりづらいでしょ」
●さらにイミズは、ボクがプッツリと交友を絶ってしまったサークルの仲間/先輩たちと今だに連絡を取り合ってる。懐かしい名前がイッパイ出た。なんかスゴくうれしかった。ボクが自律神経失調症を患って気付いた事は、社会人になって十数年、そして特にこの3年間ばかりは、本当に全てを仕事最優先に考え、家族や友達との交友も、そして自分自身の健康すらもないがしろにしてしまっていた事だ。キャリアが高まれば高まるほど、非人間的な生活に埋没していった。ボクは、そんな自分がなし得た仕事を否定しないし、共に困難な仕事にトライした後輩先輩仲間たち誇りに思う。しかし「後悔はしないが反省はする」。今後は昔の仲間や家族、親戚、コドモとの時間をもっと大切にすることにする。
イミズのマンションからは、隅田川の花火大会が素晴らしくキレイに見えるらしい。今年の夏は、是非そのマンションのベランダから、ウチのコドモたちに花火を見させてやって欲しい。よろしくお願いします。


自律神経失調症とのお付合い(その39)~「ホワイトカラー・エクゼンプション」編
●ここ数日に何人もの方から、励ましのコメント、メールを頂きました。この場でお礼の気持ちを伝えたいと思います。本当にありがとうございます。
自律神経失調症。この病気に悩む人がその辛さや戸惑いをブログに綴っている文章は、ネットの中でたくさん見つかります。病状そのものだけでなく、周囲の無理解や誤解なども含めて、その苦しみは複雑でややこしく、読んでいるだけでコッチまで気分が悪くなることがあるくらいです。
●一般的に、どのブロガーの方も、自律神経失調症になってしまった原因について深く深く考え、その理由を突き止めたり、または探している途中であったりしています。しかし、ボクは自分がなぜこの病気になったのかということについては、ブログに細かく記載していません。
●ボクは、ボクがこの病気になった原因に無関心である訳でもなく、状況を把握していない訳でもありません。敢えて触れる事を避けていました。理由があるのですが、それはおいおい説明します。


ちょっと、旧友イミズの話に戻ります。
イミズと前回会った5年前。それはサークルの先輩のお葬式だったのだ。亡くなった2年上の先輩オタローさん(仮名)は大手広告代理店のマーケティングセクションで働いていた。ボクの就職活動の時は、一番最初のOB訪問に付き合ってくれた人だ。
●理系専攻でありながらマスコミ志望で職を探したオタローさんは、物腰は優しいがコツコツ努力を積み上げる頑固モノでもあった。バブル崩壊が明白になった時期で、就職に大変な苦労をしたはずだが、見事希望の職種に就き生き生きと仕事してた。OB訪問とは言いながら、ボクはバブル崩壊も就職活動もワケ分からないバカで、先輩オタローさんにはスンゲえ無礼な質問をしたもんだ。「スーツってどうやって買うんすか?」「広告代理店って何で『代理店』っていうんすか?」「すんません、なんでOB訪問ってするんすか?」OB訪問でOB訪問する意味を聞くなんぞ、今のボクだったらその学生の顔に水引っ掛けてやるだろう。でも優しいオタロー先輩は、懇切丁寧に色々教えてくれた。
そんなオタローさんが、死んだ。急性心不全。一人暮らしの自宅マンションで倒れていたのを発見されたのは死後3日後の事だったという。たしか32歳。今のボクより若い。死の直前はかなりの激務をこなしていたようだ。オタローさんの会社関係者が斎場に大勢集まっていた。「過労死じゃないか?」誰かが言っていた。コトの真相は知る由もない。


「ホワイトカラー・エクゼンプション」という言葉。
●最近2冊の本を読んだ。

水島宏明「ネットカフェ難民と貧困ニッポン」

水島宏明「ネットカフェ難民と貧困ニッポン」

雨宮処凛「生きさせろ!難民化する若者たち」

雨宮処凛「生きさせろ!難民化する若者たち」
●今年の流行語大賞に選ばれた「ネットカフェ難民」という言葉は、日本テレビの優れたドキュメンタリスト、水島宏明さんが自分の番組の中で使った造語だ。この言葉に代表される現代日本格差社会の現実と、ワリを食った若者たち(ニート、フリーター、ワーキングプア)の姿がこの2冊に克明に描かれている。
派遣社員/契約社員など、非正規採用中心の雇用体制が確立した今の労働市場。正社員として職を得る事が本当に困難になっている。保険制度や諸手当から切り離された不安定な暮らし。そしてアパートから追い出され、ネットカフェに流れ着く。
●だが一方で、正社員が果たして幸せかと言うと決してそうとも言い切れない。「ホワイトカラー・エクゼンプション」。一定額以上の収入がある労働者には、労働時間に縛られる事なく、自分の裁量で働いてもらうという仕組みだ。報酬は成果に応じて。短く働こうが長く働こうが結果を出した人が稼ぐ。分かり易い日本語では「裁量労働制」。出勤も退勤も自由。フリーでいいじゃん、ともとれる。でもウラを返せば、どんなにたくさん働いても残業代はでませんよ、という仕組みだ。
●最近のニュースでは「偽装管理職」という言葉が出てきた。日本マクドナルドの店長さんが「店長は管理職だから残業代は出さない」という会社の方針に異議を申し立て裁判に勝訴した。この人は、店長に昇進したとたんに残業代を失い年収が300万もダウンした。責任は重くなりギャラは安くなる。24時間営業だし、勤務時間も猛烈に長くなる。店長と言えど実質上勤務時間に裁量の余地はない。だから「偽装管理職」。企業はこうして人件費を削り取り、人の健康を損なう。病気になる人、心を病む人、死んでしまう人、自殺する人。ボクはオタロー先輩のように死にたくはない。


ボクが病気になった一番の原因は、勤務時間の長さだ。
●ボク自身の労働形態が「裁量労働制」である。そして成果を達成するためにベラボウに働いた。その一方で、ボクの職場は120名ほどのスタッフの内、正社員の比率はたったの約20%弱、残り80%近くが派遣/契約社員の若者たちという状況。つまり、ボクのいた場所は、現代日本の雇用事情をモロに反映してる最前線だったわけだ。本で得た知識が自分の実感と完全に符合したこの瞬間、自分の病気が個人的な問題ではなく、一般的な社会構造のユガミの一端である事に気付いた。
●ボクは、自分の会社を批判するつもりはないし、この病気を健康被害だ労災だと叫んで労組や労基署に飛び込むつもりはない。今の所、組織としての会社や、直接の上司、会社診療所の個人的なサポートに不満はない。前述のマクドナルドの店長さんと比べたら恐れ多いほど恵まれている。だから今後もこの会社で長く働きたいと素朴に思っている。
●しかし、勤務の仕方が自律神経失調症の原因なのは明白なのだ。ボクの仕事の仕方はホントにエゲツナイものだった。マジでイカレテた。色々な医者が何度も言った。「これじゃオカシくなるのは当たり前です」ただしコレを不用意に書き散らせば、へんなトコロでカドが立ってしまうかもしれない。ボクはやっぱり自分の仕事が大好きだ。元の職場に穏便に帰りたい。だから今まで触れなかった。

●でも、ちょっとだけ考え方を変えた。ボクの問題が何らかの社会性を帯びるとするならば、それはブログに書き綴る意味があるのかもしれない。だから、丁寧に気をつけてちょっとだけ書いてみよう。ある1つのケースとして。ボクはブログで自分の職業を明かしていないし、それは秘密のままにします。そしてこのお話はとても長くなるので、次回に持ち越します。

●以前の「自律神経失調症とのお付合い」シリーズは下記の記事にまとめております。ご参考に。
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-223.html

 
もう、最後の願掛けです。復帰するまでCD一枚も買わない。決めた。絶対買わない。だからカミサマ、早く病気治して下さい。お願いだから。

●ブログタイトル「音楽中毒生活」なのにどうしよう。とかいって、実は聴いてないCD、アナログが100枚くらいあるからいいんです。すでに6000枚コレクションがあるからいいんです。ブログのネタくらいは供給できます。とにかく決めた。もう買わない。


自律神経失調症とのお付合い(その38)~「でさ、そもそも鍼灸って?」編
●週一度の鍼灸治療に行く。今週から会社に出るつもりだったから、予約を午後から夕方にズラしてたんだけど、ムダになった。ドタンバで会社行けなくなったから。センセイ「焦る事ないわよ。暖かくなってからでいいんじゃなあい? 時間が経ったら死んじゃうような病気じゃないのよ。ゆっくり治せばいいの。」自律神経失調症ってホントにやっかいな病気だな。

そもそも鍼灸って?
●この鍼灸治療に通い出してもう一年が経とうというのに、ボクは鍼灸のナンたるかを全く知らない。東洋医学の理論とかナントカカントカ言われても全然わからない。一方でボクは現代西洋医学のナンたるかも全然理解してない訳で、とにかくドッチでも効き目があればイイ。西洋医学(ボクのケースでは心療内科や呼吸器科)から処方される薬にも重要な役割があり、東洋医学である鍼灸にも重要な役割がある。森光子がテレビで言ってた。80歳を超えて舞台に立つ健康の秘密は?「お医者さんの言う事をきちんと聞く事です」四の五の言わずにセッセと病院に通う。

●ボクのカラダはとにかくメチャメチャ痛む!自律神経が不具合を起こし、終始筋肉が緊張し激しく背中や肩が痛む。しかし、医者にハッキリ言われました。この痛みを取り除く手段は心療内科になし!鍼灸治療に関しては、とにかくこの目の前の痛みを除去するために通う。 

以下は鍼灸師の先生やアシスタントさんから聞いたお話。
●鍼灸師になるには、専門学校に3年間通って勉強し、国家試験をパスする必要があるという。勉強の中身は、運動生理学から解剖学的知識まで網羅するらしい。当然一番重要なのは「経絡」と呼ばれる数百個のツボを覚えること。北斗神拳で言うトコロの「経絡秘孔」ってヤツね。大まかに14の系統に分かれている。メジャーで実用的なツボから、試験でしか出てこないようなマイナーなツボまで色々あるらしい。
●フルタイムの学生として学校に通うだけでなく、夜間部や午前部のように社会人対応で通学できる所もあるらしい。スポーツインストラクターの人がキャリアアップのために資格を取るとか、介護医療に関わってる人とか、脱サラして開業を考えてるオジさんとかもいるという。

「あの、この鍼って実際カラダの中にどんくらい刺さってるんですか?」一度質問したことがある。「うーんとね、2~3センチくらい?」結構深く刺さってんなー!自分のカラダでありながら、その皮膚の下2~3センチの深さの地点が一体どんなコトになっているのか、全くイメージがつかない。「ただいまの地震、震源の深さは約70キロメートル」と同じくらいにイメージがつかない。しかし、針灸師は油田や温泉を掘り当てるかのように、ズドーンズドーンと「経絡秘孔」目がけてボーリング作業をする。そして何かを破壊し、何かを刺激するのだ。
●針灸師のセンセイは、この仕事に全くのストレスを感じないという。むしろ楽しんでいるようだ。毎日たくさんの人間のカラダを触り、その中に走る鉱脈や水脈を指先にイメージして、鍼でブチ抜く。筋肉が幾重にも折重なる地層の構造を見抜き、ソイツを鍼と電流で揺さぶり解体再構築する。うん、よーく考えると痛快な作業だ。不思議だけど楽しいかも。あ、不器用なボクには無理だけど。


●以前の「自律神経失調症とのお付合い」シリーズは下記の記事にまとめております。ご参考に。
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-223.html



今日も邦画の話。
●昨日の記事の「青い春」に出てた新井浩文つながりから、荒戸源一郎つながりへ。

ゲルマニウムの夜

「ゲルマニウムの夜」
●主演:新井浩文。監督:大森立嗣。この人、大森南朋のお兄さんで麿赤兒の息子。原作は花村萬月。ハードカバー版の表紙が、20世紀絵画のフランシス・ベーコンが描いた気色悪ーい絵でメチャ気になってた。でプロデューズが荒戸源一郎という人。

ゲルマニウムの夜 (単行本)

●舞台はとある北国のキリスト教修道院&孤児院。自給自足のような生活を営み、外界からはほぼ隔絶した小さな社会。新井浩文は、殺人を犯してこの孤児院に逃げ戻ってきた若者。まだ性も知らず暴力衝動を抑える術も知らない。無垢であるからこそ彼は自由で凶暴だ。懺悔の場で、殺人を告白し、シスターをレイプすると公言し「神様はこれで許してくれるんでしょ、誰もボクを罰せない」。一方で修道院の中にはこびる男色の習慣。まさに倫理と道徳の限界状態。孤立したこの世界では、伝統的価値観の機能不全が剥き出しの牙をさらして、人の命を喰う。
●ワンカットワンカットが重厚。本編冒頭10分セリフほとんどないのに、映像が雄弁とその世界観を語る。練り込んでかまえた構図をガッチリと動かさない。ノレなきゃ超退屈だが、一度ノレれば、その構築美が醸し出すヒリヒリした緊張感で、画面の前のアナタも金縛り。そしてジワーッとしたドリー&ズーム。動いている事に気付かせないスピードで、役者の芝居を濃密に捉える。真っ暗い倉庫で、主人公が女性と初めて肌を合わす長いシークエンス、このドリー、絶品っす。
●あと、タイトルの「ゲルマニウムの夜」ゲルマニウムラジオというものが出てくる。金属線をコイル状に巻いたものにイヤホンをつけてる。アレはどんな音がするのだろう。聴いてみたい。


●次は、プロデューサーである荒戸源一郎さんが監督を務めた作品。

赤目四十八瀧心中未遂

「赤目四十八瀧心中未遂」
●監督:荒戸源一郎、出演:大西滝治郎、寺島しのぶ、内田裕也、大楠道代、新井浩文。これまた重厚な作品だ。生きる事に絶望した青年(大西滝治郎)は、フラリと尼崎の街に流れ着いた。飲み屋の女主人(大楠道代)から与えられた仕事は、ぼろアパートの一室でひたすらモツの串刺しを作るコト。そんな生活の中で彼が見るのは、独特のキツい匂いを放つこの街に蠢く底暗い闇。金髪の彫師、醜い街娼、ビニール詰めの臓物、ヤクザ。そして、背全体に美しい入れ墨を持つ女性(寺島しのぶ)と出会う…。彼女は言う。「この世界の外につれていって…」ボクは寺島しのぶさんを美人だとは思わないが、破滅的な人間を演じるには最高の女優さんだと思う。
●印象的なのは、新人、大西滝治郎のイノセントな瞳だ。泥沼のような醜い人間模様を、目をそらさず眺め続ける。拒否もしなければ、解釈もしない。あるがままをそのまま見つめる。尼崎、通称「アマ」の街が、その曇り無き瞳でクッキリと照らし出される。
尼崎という場所の磁力に惹き付けられる。ゲットーだ。街全体が放つ荒っぽい生命力。そして街の磁力から一生抜け出せない人間の悲哀が描かれる。手強い街。
尼崎って? 一番メジャーな表現なら、ダウンタウンの出身地? 去年神戸で大きな仕事を一緒に手掛けた大阪のスタッフさんは「ワシャ、アマの出ですからね、神戸の街のドコがエエのかなんぞ、ホントはわかりゃしまへんのですわ」と吐き捨てるようにボヤイた。ボクの元上司はたまたまこの街と同じ名前の関西人で、電話に向かって「社長、コレでぎょうさん儲けてもらいますわ~」とドでかい声でガナってた。関東育ちのボクには「うわ、ホントにこんな言葉しゃべる人いるんだ、コントみたい」と思った。
●で、「この世界の外」に一番近いとおぼしき場所、赤目四十八瀧。三重県名張市にある美しい渓谷で、たくさんの滝がある。本編冒頭から四季折々の美しい風景が惜しげもなく披露される。時間かけて撮ってるなあ。

●あと、ワンポイントだけ。昨日の記事の「青い春」、そして今日の「ゲルマニウムの夜」「赤目四十八瀧心中未遂」の3作品に全部でてる脇役の俳優さんがいる。大楽(だいらく)源太さんという人だ。一度見たら忘れられないスゴい顔。とくに「ゲルマニウム」ではブチ切れてて凄まじい。気になってしょうがない。
 

朝起きたら、見事に積もってた。コドモは、マンションの外で雪ダルマ制作。

東京の雪

●ボクが昼風呂に浸かってたら、雪遊びで凍えたコドモたちが乱入してきた。実は滅多にコドモと風呂に入らないボク。ヤツらはすごく珍しがってる。ヒヨコ「まえ、いっかいだけ、ママがびょうきのときにパパとおフロにはいったよね」彼女の記憶では、父親と風呂に入った経験は生涯でたったの二回目らしい。ま、あながち間違ってもナイ。ボクの記憶でもその程度だ。あら不憫だね。

ボクは午後に外出。
●昨日観たマーガレット・レン・タンのDVDに入ってた特典映像から演奏音源をPC経由で iPod に入れる。雪の降る街並を、ジョン・ケージの静謐な音楽を聴きながら歩くってのは、かなり風雅なモノだ。
●そんでドコ行くのかって言うと、芝居だ。今日は下北沢 OFF•OFF シアター

経済とH

演劇ユニット 経済とH「ベゴニアと鈴らん ~夜のストレンジャー~」
●いつも通りだが、全く予備知識なしで当日券を買ってみた。「経済とH」ってフレーズが引っかかっただけだ。60億の地球人全員に「H」な欲望は搭載されてる訳で、その欲望が資本主義社会の大車輪を地球が回るスピードで無限駆動させている訳だ。「経済とH」。オモシロそうじゃん。

ところがだ、劇場入口に気になる人がいる。
●あれ、どっかで見た事あるオジさんだ……テレビに出てたような……役者さんだっけ……。写真貼りますよ。この人です。皆さんも考えて下さい。

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●ね、見た事あるでしょ。この人が「よろしくお願いします」とか言ってお客に缶コーヒーを配っているのです。???


正解は、経済評論家の佐藤治彦さん。
●よく情報番組で、経済問題とか家計の節約術とかのコメントをしてる人。なんと、この劇団は、この佐藤さんが立ち上げたモノで、脚本からプロデュース、演出補まで務めている。もち出演もある。えーっ!オドロキ!……っていうか、芝居見るまでコレに気付きたくなかった!だってワイドショーでマネー問題語ってる人がなんで芝居なの?って不安になるじゃないですか。しかも端役とかじゃなくて劇団主宰なんだから。

物語は、30代OLが歌舞伎町で拾っちゃったモノが騒ぎを起こすというもの。
●主人公は、空腹で失神してた正体不明の若者を拾っちゃったのだ。ぼちぼちイケメンの年下オトコに揺さぶられる30代OL。ああ、アナタ、それはヒモにブラ下がられてるっていうんだよ。ヤツは素直なナイスガイに見えて、実は街金からの追い込みでキュウキュウになってるダメ人間。さあどうする?
●正直、今まで見てきた芝居のような演劇的立体感はなかったなあ。日常と地続きになった中途半端なリアリズムが、テレビドラマみたいに平板に見えて退屈した。サクッと表現すれば、ありそうでありそうなハナシ。演劇には、なさそうでありそうなハナシ、または、なさそうでなさそうなハナシを取り扱ってもらいたい。だって舞台は異次元でしょ。異次元空間作ってくれよ~。
●まあ、そんなハズレに出会うのも勉強のうち。2月は「下北沢演劇祭」といってオモシロそうなのがたくさんラインナップされてる。どうせ病気で仕事できないんだから、芝居に浸って過ごそう。


邦画も最近たくさん観てる。

「恋の門」

「恋の門」
●監督:松尾スズキ。「イン・ザ・プール」の怪演ぶりで魅かれちゃました。原作は羽生生純の同名マンガ。この人もブチ切れたマンガばっか描いてる。出演は、松田龍平、酒井若菜。カメオ出演が超豪華だけど、コレはご自分で観てみてほくそ笑んで下さい。
●基本的には荒唐無稽なラブストーリー。普段は寡黙なイメージの松田龍平がメチャテンション上げて暴れているハチャメチャ映画。だけど、ココ数年で最高のキスシーンが観れた。龍平&若菜が、同じ紙にマンガを描く。そして自分たちが描く人物と同じように身体を寄り添い合わせ、いつしか心を通わせる。最後にキスに至る。マンガ家、クリエイターである彼らなりの愛情表現が、ぐるりと遠回りをしてやっとキスに至るこの距離感。清く美しくプラトニックに見えました。

「青い春」

「青い春」
●今度は松田龍平つながりで。原作は松本大洋の短編マンガ。松本大洋ダイスキ。脇を固めるは新井浩文。不良高校生たちの行き場のナイ鬱屈たる感情が、屋上の上に広がる青い空に吸い込まれていく。松田龍平、ここではカリッとしてます。
●冒頭シーン、不良高校生8人が、校舎屋上をゆったりと歩く様(ややスロー処理)は、タランティーノ「レザボアドッグズ」を連想させる。「レザボア」はブラックスーツ/ブラックタイだが、ココでは学ランだ。だらしなく緩めた襟周りと荒んだ面構え。ガッコウの中には何もない事がわかってるが、ガッコウの外にも何もない事がわかってしまっている。「絶望」とか言うセンチメンタルすら入り込めない殺伐した空気が、咲き乱れる桜の風景と相まって、時間が停止してしまったような弛緩状態を作り出す。
●高校の屋上ってのは、気持ちいいんだよね~。まわりに高い建物もない。真っ平らな関東平野、見渡す限り続く住宅街。数学と古文の時間が嫌いで、よく授業をサボって屋上に登ってた。図書室から盗んだ本を読んでる方がずっと価値があった。ボンヤリ空を眺めては、コバヤシとバカな話をしていたような気がする。自分の未来なんて1ミリもイメージできなくて、くるくるくるくる同じ場所をまわってるだけだった気がする。空回り。セイシュンって空回りすることなのかも知れない。

 
ハッキリ言って、落ち込んでいる。
●音楽聴いても全然オモシロくない。耳に入ってこない。ウルサいだけだ。文字通り、一日中ふて寝して過ごした。寝て、メシ喰って、寝て、メシ喰って。テレビも本も読まない。ただ黙ってクスリを飲む。胃腸薬、整腸剤、漢方の風邪クスリ、そしてイツモのワンセット。3種類の精神安定剤に抗うつ剤、睡眠薬に4種類の気管支ぜんそくのクスリ、おまけに尿酸値を下げるクスリまで。もう手に負えねえよ、自分のカラダが。復職が白紙になって、荒れてしまってる自分のココロが制御できない。なんのやる気も起きない。


でも、このDVDを見て、元気が出た。
●コドモが寝静まった静寂の中で、DVDを1人見るのが最近の習慣だ。ホントは観る気になれなかったのだが、返却日が迫ってるので、なんとなくデッキに乗せてみた。

アート・オブ・トイピアノ マーガレット・レン・タンの世界

「アート・オブ・トイピアノ マーガレット・レン・タンの世界」
マーガレット・レン・タンは、シンガポール系のピアニストだ。前髪パッツン、サイドも鋭角に切りそろえた漆黒のボブに、小柄な身体。現代風にアレンジされたチャイナドレスでピアノをプレイする。年齢は50歳くらい? 華麗で神秘的なオリエンタル美人を想像する?とんでもない。本編開始5分で度肝をヌカレた。
●本編冒頭から、ビックリするようなピアノ奏法を見せつけられる。鍵盤を使わないのだ!グランドピアノの中に頭を突っ込んで、内部の弦を直接叩き、弾き、爪弾く。そして巫女のようなうなり声を上げるのだ。まさにピアノと格闘する鬼ババア。恐ろしい。

●シンガポールの華僑の家に生まれた彼女は素晴らしいピアノの技術を見込まれて、単身16歳でジュリアード音楽院に入学、この音楽院で女性で初めての博士号を取得した才女だ。しかし彼女の大冒険はここから始まる。クラシックピアノの世界を捨て、アヴァンギャルドの前衛音楽に飛び込んでいくのだ。
●彼女の解説で、20世紀の現代音楽の進化が端的に説明される。今まで本で読んでた知識なんぞ何も役に立たない。そのプレイを眼前に見せつけられて、初めてその凄まじさを思い知らされる。あの手この手の卑怯な裏技で、ピアノの限界を追求するのだ。特に彼女の直接の師匠であるジョン・ケージ(20世紀現代音楽の超重要人物)との交流と技術の継承には伝説を観てるような気分になる。

●彼女が繰り出す荒技は、是非本編を見てビビってほしいと思うんだけど、バカなボクはちょっとだけネタアカシをしちゃいます(注意!)。彼女は鍵盤を叩くにも指だけじゃ足らない。ヒジ全部を使ってダーンとピアノを押しつぶす。曲によっては、ピアノのフタを開けずにフタをパタパタ叩いて演奏する。どの指でピアノのドコの部分を叩くのか全部楽譜で決まってるんだと。そして、かの有名なプリペアド・ピアノ。ピアノの弦にネジを挟み込んでしまう。スゴい音が出る。望ましい音を得るためにネジの大きさ選び、位置合わせに数時間もかける。ネジの設置で指はボロボロになり激痛に悩まされるらしい。さらには紙だ皿だ食器だをピアノの中に放り込んでかきむしる。本で知識を得ていても音は聴こえてこない。まさしく目からウロコ。

●タイトルの「トイピアノ」は彼女のキャリアのほんの一部だ。でもパワフルなパフォーマンスとは裏腹なカワイらしい音を出すトイピアノはとても魅力的だ。パリの街を、トイピアノを小脇に抱えて歩く彼女はとてもキュートだ。

●彼女は前人未到の領域に1人で突っ走ってる。そしてその演奏は美しい。彼女のドキュメンタリー、そして演奏を観て、ボクの中に勇気と冒険心が湧いてきた。また明日も戦える。何と戦うのかは、よくわかんないけど。
 
 
あさってから、半年ぶりに出社できるはずだった。ようやく、復帰へ第一歩が踏み出せるはずだった。でも、またしても、休職延長だ。本当に、本当に悔しい。


自律神経失調症とのお付合い(その37)~「復帰予定3日前にダメ出し」編
●いつもの心療内科。いつものY医師。キッパリ言われた。「うん、これは復帰を見送りましょう。ここまでハッキリと症状が出ているのに無視はできません。カラダは正直です。一旦スケジュールを全部見直しましょう。」
●はああ? マジですか先生。先週までは、会社行ってイイって言ってったのに。ショックですよ~。ホント悔しいですよ。はああ~。全身からチカラが抜けた。あまりの脱力で前屈みになったら、診察テーブルにゴン!とデコをぶつけた。もう一回言った。「マジ悔しいですよ~。」


確かに今週は、体調が最悪だった。
まずはヒドい下痢。消化器にクる風邪が流行ってるらしく、家族全員が下痢にヤラレた。まずはワイフから。失神寸前の腹痛に襲われたそうな。そしてコドモたち。ヒヨコ「ヒヨコのウンチ、とろとろ~」ノマド「オレなんて、ちょっぴりモレちゃったよ!」そしてその後にボクがヤラレた。週の前半は下痢、胃のムカつき、妙なガスたまり、吐き気に苦しめられた。
そしてぜんそく発作。キッカケはとあるカフェで喫煙席に座ってしまったコトだ。隣の会社員二人組がずっとチェーンスモーキングしているコトには気付いていた。でもコッチの具合が悪くなるほどじゃなかった。しかし、カフェを出て、CD屋に立ち寄った時に異変が起こった。突然ノドを締め上げられるような苦しみを感じ、店の中で座り込んでしまった。動悸が激しくなり息切れがヒドくなった。
●そして水曜日。ノマドと普通に将棋をやっていたら、突如声が出なくなった。息が苦しくてたまらない。カラカラしたシワガレ声しか出なくなり、しゃべる事が出来ない。水曜日、木曜日、全ての用事を止めて自宅に閉じこもった。
●葛根湯、胃腸薬、整腸剤を飲んだ。ぜんそくのクスリも毎日飲んでいるモノをキチンと飲んだ。おかげで今日金曜日には、声は復活した。

でも、ボクにはハッキリわかっていた。
●これらの症状は、ボクが病気で休職する前、カラダの不調をゴマかしながら働いていた時と全く同じモノだ。あの頃も、ノロウイルスかと思うほどの下痢や連日のぜんそく発作に苦しめられたり、突然声が出なくなったり、首を締め上げられるような息苦しさを感じていた。デジャヴのような気分だ。休みの間、しばらく落ち着いていたあの苦しみがハッキリと復活した。
ボクのカラダは、最後の最後のこの土壇場で、全力で復職を拒むつもりだ。最後の逆襲だ。


これらは自律神経失調症の典型的な症状だ。
●便秘・下痢・吐き気・ムカつきは、胃腸の働きを促す副交感神経がバランスを崩すと起きる。これがヒドくなると過敏性腸症候群という病気になる。今回は、家族全員が同じ下痢を発症してるから一義的には単なる感染症かも知れない。しかし、それがキッカケで自律神経のバランスがおかしくなったとも言える。
●ボクは2001年、28歳で気管支ぜんそくを発症した。成人になってからのぜんそく発症は自律神経のバランスの崩れから来ているという。このぜんそく発作、そしてノドへの違和感は自律神経失調症の代表的な症状だ。


●Y医師「コレらの症状をそのまま引っ張って復職すれば、また元に戻るだけです。カラダは正直です。気合いや気持ちだけでは復帰は出来ません。復職はやっぱり簡単な事じゃないんですよ」カラダは正直です、そのフレーズ、もう色んな人から100万回聞きました。もうわかってます、わかってますけど…。Y医師「ワタシも、この時期に主治医交替ということで少し復職を焦っていたかも知れません。(Y医師は2月イッパイでクリニックを退職してしまうのだ)でも今回は一度見送りましょう。まあ様子を見て、復帰は2月末かな…」2月末!そんな殺生な…。


●クリニックを出て夕暮れ。その場で会社の診療所とワイフに電話報告した。「週明けの出社ですが、一旦見送りということで…。はああ、悔しいです。」

●バスに乗り、下北沢に帰ってきた。直接家に帰る気にもなれず、お気に入りのカフェ「+ADD CAFE」に立ち寄った…。そしたら。


「+ADD CAFE」突然の閉店パーティ。
●ドアに見慣れぬ張り紙が。??「大変永い間お世話になりましたが、当店は1月31日をもって閉店させて頂くことになりました。今までのご愛顧誠にありがとうございました。」はああ? 1月31日って…昨日じゃん!
●中に入ると、いつもは無人だったDJブースでブンブン暑苦しいロックステディがプレイされてる。今までにないほどの盛況ぶり。女性の店長さんが「今日は閉店パーティなんです。ワンドリンクと軽食付きで1000円です」ええっ、お店閉めちゃうんですか?「そうなんですよ。6年くらいここでやらしてもらってたんですけどね」ボクの下北沢生活と同じ位だ。ボク、関係ない人ですけど、入ってもいいですか?「ええ、どうぞどうぞ」

●ホントは、ぼんやり読書するつもりだった。でも今日はワイワイガヤガヤ。壁面をギャラリーとして若いアーティストさんに貸してきたこのカフェが、そのアーティストさんたちに声をかけて大勢人が集まってるらしい。ボクは、かなりヤケクソな気持ちになっていた。もう読書どころじゃない。


占い師、ミカズキさん。
●ふと隣を見ると、「占い」という文字をまな板にコッテリとアート風に彫り込んだ立て札を立てたテーブルがあった。ちょっとヒトクセありそうな男性が1人。ボク「占い師さんなんですか?」ボクは、一つ占いをお願いする事にした。本来なら占いなんて興味ないんですよ。でもそんくらいヤケクソだったってコト。
●見かけはミュージシャンとも言えそうな年齢不詳の男性、ミカヅキさん(仮名)は絵本作家を目指してイラストやマンガの持ち込みをしつつ、シャツのデザインや演劇の制作の仕事などアレコレ色々な仕事をしてきた人みたいだ。グッと若く見えるけど多分ボクより年上。
●どーやって占うんですか?手相とか?ミカヅキさん「手相は難しいですよ、タロットです」そう言って黒いスカーフをテーブルの上に広げた。そのスカーフがなんとヘヴィメタルの超絶ギタリスト、イングヴェイ・マルムスティーンのロゴスカーフだったので、かなりビビった。絵本作家 - タロット占い - ヘヴィメタ。本来つながんないモンがつながってる不思議感。すかさず突っ込んだ。「いきなりイングヴェイって…」ミカヅキさん「YNGWIE MALMSTEEN 知ってるんですか!普通の人は読めもしませんよ」気に入った。オモシロい。
●そのスカーフの上でボクは丸いタロットカード(これまた初めて見た。タロットって全部トランプみたいに四角いモンだと思ってた)をモショモショシャッフルし、ミカヅキさんの言う通りに7枚のカードを選び出した。ミカヅキさんは丁寧にそのカードを順番に並べ、静かにめくり始めた。

タロット1

●まず出てきたのは「女教皇(THE HIGH PRIESTESS)」「隠者(THE MERMIT)」、そして「月(THE MOON)」。現在のボクの状況を暗示してるという。「女教皇」「隠者」もボクが内向的内省的な方向にある事を示しているらしい。内向的もナニも、今はヒキコモリも同然だ。仕事も何も出来やしない。その意味でこの占いは正解。「月」は、一つの光、目指すべき道しるべがあるコトを示す、と言ってたと思う。ま、今のボクに当てはめれば、とにかく病気を治す事か?

タロット2
 
●次のカードは「死(DEATH)」。ぎょっ!縁起でもない。しかしミカヅキさんによると「死は悪いカードではありません。死はそのまま再生を意味します。大きな転換が待っているということです。あなたのキャリアのこれからのためには大きな見直しが必要という訳です」いちいち図星をついてくる。病気のおかげでもう昔のようにバリバリ仕事はできません。だから、仕事の仕方、内容を全部見直せということでしょ。ご名答です。

タロット3

●さらに残りの三枚。「教皇(THE HIEROPHANT)」「吊られた男(THE HANGED MAN)」「星(THE STAR)」。「教皇」は来るべき大転換の際に協力者になってくれる上司なり目上の人の存在があるという示唆。はて?誰のことか?今の上司なのか、また別の誰かなのか…?「吊られた男」はその大転換には大変な忍耐が必要だというコト。ク~ッ!大変な忍耐ね…。一方「星」は希望。決して未来は暗いモノじゃない。前途多難だが頑張れよってコトですね。
ミカヅキさんとは、映画だデザインだと何かと話が合ったので陽気にトークしてしまった。ボクもおおらかに自分のコトしゃべってしまった。「ぶっちゃけちゃいますとね、ボク、たった今、病院でダメ出し食らってきたんですよ。半年も休んでイザやっと働けると思ったら、いきなりマダダメだって」するとミカヅキさんは「ボクもね、3年くらいプーしてました。そん時はね、金も何もナイからひたすら腹筋してました」はははは。


水森亜土チックな女の子。
●でも賑やかなパーティで野郎二人で語ってるヤツなんてボクらしかいない。アート系女子たちが周りにワンサといるのに。「女子いっぱいいますよね」「なんとなく混じりたいモンですよね」「やっぱそうですよね」野郎二人でニヤニヤ。
●今週のギャラリー展示は、まるで水森亜土ちゃんみたいなメルヘンチックなイラストレーションで、素直にカワイいと思った。あの作品の作家さんは、今ココにいるんですか? 店長さん「あの水色の服の女性ですよ」ボク「じゃあ、彼女に作品の感想を言ってきます」ホントにヤケクソだったのだ。普段は突然見ず知らずの女の子に声なんてかけたりしない。
「この絵、すっごくカワイいです。水森亜土ちゃん好きなんスカ?」えーありがとうございまーす!とかとか。アルコール一滴も入ってないのに、舌が回る回る。オマエぜんそくドコ行ったんだ。でもボクが水森亜土好きなのはリアルだからしょうがない。
あの人のスプレーさばきはヒップホップのグラフィティアーティストを何年も先行してたんだ。だって歌いながら左右両腕を使ってライブペインティングしていくんだぜ!音楽も最高!彼女が歌うアニメ「ひみつのアッコちゃん」「すきすきソング」はハモンドオルガンが炸裂するファンキージャズでクラブプレイにだって耐えるね。しかも作曲は小林亜星
水森亜土に関するアホトリビアを一区切り披露したら、気分がすーっとした。水森亜土的メルヘン作品を描いた女の子は、バカなボクの話に付き合ってくれた上に、ブログでも作品公開してるんで見て下さい、ということで名刺までくれた。気分がすーっとした。

すきすきソングス  (CCCD)すきすきソングス (CCCD)
(2004/01/28)
水森亜土

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●クラブ音量下でのトークは、ノドに負担をかけて声をよりガラガラにした。帰りの夜道は寒くてたまらない。二歩歩いて三歩下がる気分。しょうがない。とにかく焦るな。大転換へ向けての忍耐だ。占い通りだよ。わかってるさ。


●以前の「自律神経失調症とのお付合い」シリーズは下記の記事にまとめております。ご参考に。
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-223.html