自律神経失調症とのお付合い(その50)〜「『整膚』というモノを見つける」編
●まずはいつもの鍼灸治療だ。
●センセイ「あーもうヒドいわ。こりゃヒドいわ。連休旅行行けばオカシくなるって言ったでしょ。案の定コレだ。ありゃりゃりゃ」センセイボクの背中を撫でるだけで、ボクのボロボロさ加減をキチンと見破る。確かにセンセイ連休前に予言しとった。「あーこりゃダメ。でもしょうがないわ。ツラくなったらまた来なさいな。ソレしかないわよ」ボクの鍼灸のセンセイの治療は、気を読むとか、精神状態を探るだとかは関係ない。完全に筋肉の緊張と弛緩だけを観察して、患者のコンディションを診る。手法は東洋医学かも知れないけど、感覚はスポーツ医学だ。クライアントにスポーツ選手が多いのもそういう事情からか?今日もプロゴルファーさんが飛び込みで来るからと言って忙しそうだった。こんなノリで、野球選手からバレリーナ、格闘家、女優や歌手、ミュージシャン、アナウンサーまで面倒を診ている。
●かといって、精神医学のハナシをしないわけでもない。専門家として話すわけじゃないすよ。たまたま身内に精神科医さんがいるから、事情をよく知ってるという程度だ。雑談の中でボクがぼやいた。なんか今の病院の先生、ウマが合わないんですよね〜。相談してもなんか的外れな感じで…。センセイ「あら〜。そしたらすぐ変えた方がいいわよ。あのテのお医者には色々なタイプがいて、敢えて患者の突っ込んだハナシに乗らないというスタイルの人もいるの。のめり込み過ぎると医者の自分もオカシくなっちゃうからなんですって」センセイ曰く、精神科の医者は半分近くがウツ気質の人だという。これまた極端なハナシ。「患者を診ててウツになるのか、ウツっぽいタイプだから精神科医なんて職業を選ぶのか、ドッチが先かわかんないけどね」でも医者自身がうつ病なのはいいコトだとも。患者のコンディションにより敏感になってクスリの配分やアプローチがきめ細かくなるという。でも月に一回は自分もダメになるから、病院の周囲は大変らしい。
●結局今日はあまりにもヒドいから、応急処置的なレベルまでしか筋肉の緊張を抜けなかった。来週月曜日にまた予約をとって治療を受ける。置き鍼(画鋲の四分の一くらいの鍼を刺しっぱなしにしておくこと)を施してもらったが、コレが最多記録更新。今ボクの背中&肩&首には27本の鍼が刺しっ放しになってる。もうズタズタです。会社にも行くつもりナイからお昼のヒマな時間に予約しちゃった。これでゆっくり治療してもらえるぞ。


あ、あと先日の記事で一個訂正。
●CDのバカ買い、64枚購入って書いたけど、間違えた。74枚だった。総額39854円、一枚平均単価は538.5円。コストパフォーマンスはイイでしょ。……はい、そういう問題ではありませんです。


さて先日、北沢タウンホールの地下一階にへんなモノを発見した。

健康まあじゃん

「健康まあじゃん シャングリラ」
●ボクはここのバス停から心療内科に通院してるんだけど、イマイチこの建物の全容が掴めない。ホールって言っても面白い催しも滅多にないし、後はハローワークとかそんなのばっかし。したら、この店の看板に目が止まった。区の施設に雀荘!好奇心で近寄ってみるとオバちゃん達が真っ昼間からマジでマージャン打ってる。リタイヤ世代の社交場としてオジイちゃん世代も結構混じってる。どこが健康なのか?店のヒト曰く「ウチは、禁煙、禁酒、お金も賭けない。健康的なイメージでやってるんです。夜も週一回しか営業しないで、通常は夕方4時に閉めてしまいます」……健康ではなく、健康的なイメージでやってるのね。

●と思ったら、なにやらマッサージ系のサービスもやってるという。5分500円。その名も「整膚」。初めて聞く言葉だ。雀荘とマッサージという違和感丸出しのチグハグ感に抱いた好奇心と、ホントに我慢が出来ない全身の激痛で、うっかりこの「整膚」にチャレンジしてしまった。
●雀荘の奥に、パーテーションで仕切った空間がある。ソコに白衣を着たオバちゃんが一名。あの〜15分くらいでお願いできます? 「全然問題ないですよ、さあそこの椅子に座って」とオバちゃん。「整膚」とは、「皮膚を整える」という字のごとく、ひたすら皮膚を優しくつまみ上げることで、皮膚と筋肉の間に分布する血管やリンパ節を活性化し、老廃物の代謝を促すという考え方らしい。これがホントに煮え切らないマッサージで、ビキビキの筋肉には触れず、ひたすら皮膚をつまんだりさすったりするだけ。一瞬はモノ足りねええ〜!と思ったが、悔しいコトにモノの五分で確かにカラダの表面がポカポカ温かくなってきて汗までジンワリニジんできた。
●侮れねえ、「整膚」。オバちゃんはTシャツの中に手を突っ込んでひたすらボクの背中、肩甲骨周辺をモミモミしまくる。肩から脇の下までまんべんなく擦る。そんで顔も。目の周辺、眉毛、眉間の中心、頭皮、耳の裏、アゴの付け根までつままれた。「顔もシッカリやると、カオのむくみが取れて美顔効果もありますよ」美顔は…どうでもイイんですけど。そんなたいした顔じゃないし。しかし、オバちゃん、子細に「整膚」のシステムや技術をしゃべりまくって施術してくれちゃうから、ノウハウが全部伝わっちゃうんだよね。技術は経験の分だけオバちゃんに利があるけど、コレ即日から自分で実践できるよ。つーかそんくらい丁寧に教えてくれる。オバちゃん、スキルをネタバラし過ぎるとリピーター来ないよ。最初の一回で十分になっちゃうよ。

最後に最大の謎について質問した。なんで雀荘の中で「整膚」やってんですか。「ここのお客さん、みんなマージャンに夢中で肩凝りする人多いからね、間借りさせてもらってるの」うわ、ユルいコンセプト。衝撃。
●その夜、オバちゃんにつままれた手の甲に、ワリと大きな水ぶくれができていた。ぬー。水ぶくれっちゅーコトは、それだけボクの代謝が滞ってるってコトだよね。つまんだだけで早速そこまで目に見えて影響するほどのカラダなんだ。なんかショックというかビックリというか、複雑な心境だ。


●以前の「自律神経失調症とのお付合い」シリーズは下記の記事にまとめております。ご参考に。
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