レイザーラモンRGのツイッターが、奇妙な「洋楽あるある」で盛り上がっててヘン。
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2010.07.27


●山本真純さん、転落死。に、ビックリした。

●自殺せずに、今まで生きて来れた事が、とても貴重に思えた。

●自殺は、できるだけしたくない、と思った。


●…昨日のプールで、案の定、全身筋肉痛だ。一日中身動きできませんでした。

●うだるような暑さの昼寝。
ロシアマフィアの首領とロシアンルーレットをする夢を見た。しかもマフィアのドン、4発連続で実弾引き当てて、頭蓋にバキバキ弾丸ブチ込んでるのに、腐ったスイカみたいに血を噴いてるのに、ケタケタ笑ってウォッカを上手そうに飲むのだ。コイツ死なねえ!絶対イカサマしてやがる!見破らないとコッチが殺される!……あーなんでボクは殺し合いの夢ばかりヨク見るのだろう?


先日、異業種交流会に参加した。26歳女性/メーカー広報さんと会話。
「ムカシは「結婚したら仕事ヤメて家庭に入ってくれ」だなんて言う男の人は絶対アウトだったじゃないですか。今そんなセリフ言える人がいるとしたら、むしろスゴいですよ激レアですよ大募集ですよ!」確かに、女性の方が年収高い夫婦だっているよな。20歳代の時期って、むしろ女性の方が高機能だったりするもんな、今の時代。
●ボクの後輩の「ダンナより年収高い女子」29歳は「ウチらに子供できたらどうやって面倒見る?ワタシ仕事ヤメられないよね?」とダンナに言ったら、躊躇ないテンポで「じゃあオレが仕事ヤメよっか?マジでヤメてイイ?」と返されたそうな。コイツ男としてどうなの?と一瞬イラッとしたらしいが、こういうノンビリ男だから好きになってケッコンしたんだっけ、と思い直し「ソレもアリかも」と考えるようになったと真顔で言ってた。
●よくよく話を聞いてたら、このメーカー広報さんの元カレが、ボクの部下の親友だった。世間はセマイ!



●アレコレジェイポップ。エレポップ風味っぽく。

MOUMOON「SPARK」

MOUMOON「SPARK」2010年
声が甘いなあ。イイなあ、フワフワ綿菓子のようだ。以前聞いたシングルはもっとわかりやすくハウシーなエレクトロに尖ってたイメージがあったけど、このミニアルバムははんなりと洗練されたジェイポップになってて、ボーカル女子の線の細い声をどれだけカワイく響かせるコトができるか、って挑戦になってる。そんで結果超高機能にフワフワ。
●資生堂のCMソング「SUNSHINE GIRL」はライトにロックステディで、でもそんな匂いを完全脱臭して軽やかでチャーミングなポップスになってる。ウィスパーボーカルの弱さがカワイい。その巧妙さがズルいと思うくらいに。夏の資生堂CMは、BONNIE PINK「A PERFECT SKY」をブレイクさせたのを覚えてる。コレもソコまでイクかな?
●その他の注目曲。「DREAMING DRIVING」はワザとベースを限界まで薄くした超軽量級エレクトロで、華奢な女子ボーカルがイイ味だしてる。さらに「SWALLOWTAIL BUTTERFLY」のカバー。電子音の震えの中をウィスパーする声。サスガにコレは無理か?結構がんばってますけどね。

佐々木希 FEAT. ASTRO「噛むとフニャン」

佐々木希 FEAT. ASTRO「噛むとフニャン」2010年
佐藤健&佐々木希&渡辺直子「ロッテ・フィッツ」CMソングがリリースされてしまいました。ASTRO ってのはエレクトロ度の高いトラックが特徴的なヒップホップユニット。そんでココでもテンポの速いエレクトロトラックがテコテコ駆動してまして、しかもソコでなんと佐々木希ちゃんはラップをしちゃってます。そのラップの拙さたるやまるで EAST END x YURI YURI ちゃんを連想するほどです。でもイイんです、声を聞けば、ウタを歌う方がヤバいコトが一瞬で理解できますから。
●しかし、バカバカしいノベルティソングだってのに、ムダに露出の多いジャケですね。気合いの入れどころが違うような気がする。

SWEET VACATION「POP SAVE THE WORLD !!」

SWEET VACATION「POP SAVE THE WORLD !!」2009年
●エレクトロ系女子ボーカルユニット。カバーセンスが良いのが特徴で、BOOWY からマドンナ、BLUR などのカバーを収録した2007年頃のインディ盤をよく聞いてました。コレは去年リリースのオリジナル楽曲100%アルバム。今聴けば中田ヤスタカ/PERFUME旋風の影響下にあるのがハッキリわかる。去年段階でもにまだこのヘンの表現が有効だったんだね。こっちの方が明るくて前向きですが。中田ヤスタカのトラックはもっと意地が悪いし、女の子ボーカルに対してサディスティック。冷酷な「調教」に躊躇がない。このユニットのサウンドメーカー早川大地は、人がイイんだろうな。
●ん?ココでの女子ボーカルはタイ人の娘だったんだ。タイ限定盤もリリースしてるとな。むしろタイ語バージョンを聴いてみたい。

自律神経失調症とのお付合い(その118)~「プールに行ったのです」編

プールに行ったのです。自分でもビックリ。
●ボクは基本的に運動キライですから、水泳も滅多にしません。マトモに泳いだのは高校卒業してからたったの二回。18歳以来で3回目の水泳経験が、今日の出来事でありました。
●毎週土曜のヨガ教室が、センセイの都合でたまたまお休みだったのです。うーむ、ヨガ休みとはいえちょっとはカラダを動かさないと体調を崩すかも…心配。するとコドモたちが「プールいきたい!プールいきたい!」…プールか。行けるかな。不安だな。ボクのカラダには危険じゃなかろか。前回のプールはビョウキになりたての4年前頃。体力作りのツモリでジムのプールに入ったら、15mクロールした時点で上半身の筋肉が同時多発でツってしまった。ありゃりゃコレ無理と瞬時撤収したね。しかしそんなボクでもコドモがぱちゃぱちゃ遊んでるのに付合う程度ならこなせるかも知れない。意を決してカゾク四人で近所の中学校のプールに行ったのでした。

渋谷区は金持ち。
●10分ほど歩くと区境を超えて、我が家が暮らす世田谷区から渋谷区へ入るコトができる。そんな渋谷区立の中学校が温水プールを一般に開放してるんです。設備に期待はしてませんでしたよ。トコロがドッコイ渋谷区は金持ちだ!中学校だってのに25m×7レーンの広い室内プールがある!更衣室にはシャワーもコインロッカーもドライヤーも水着の脱水機もある!プールサイドにはジャグジーとサウナがある!バリアフリーなエレベータがある!どういうコト?中学校の水泳の授業にジャグジーが登場する瞬間があるのか?コレがゆとりなのか?ビビったね。大人400円。もう巷のジムには行けないわ。つーか住民票を渋谷区に移したい。めっちゃイロイロなメリット得られそう。つか世田谷区ダメ。ノマドですら「オレこの中学校に行きてえ!オレの小学校プールに屋根ねーもん!」パパも人生一貫してプールに屋根はなかったよ。
●しかし中学校がゆえに、ちと水深があってノマドヒヨコ背が届きません。泳いでるんだか溺れてるんだか区別がつきません。チキンなノマドは慎重にビート板を使って泳ぎますが、アホヒヨコは向こう見ずに深みへキックして、ジタバタして、そして沈みます。その度につかみ上げなければなりません。「ぷはーっ!えへへ!」そして懲りません。

●ちなみにボクは意外とイケてですね、結局75mくらいサラッと泳いでみせました。20年以上の付合いがあるワイフですら「アナタがクロールしてるトコロ生まれて初めて見た。ホントに泳げたんだ」小学校の頃はスイミングスクール通ってたからね、忘れないモンだねこーゆーのは。それと医者にアドバイスをもらってました。「自分でもビックリするほどユックリな動きでやるのがちょうどイイから。お年寄りはそうやって泳いでるでしょ」確かに死ぬほどユックリ動くコトで筋も痛めずにやり過ごしました。もうちょっと泳ぐか、と思ったけど「もうキケン!明日きっと大変なコトになるからもうヤメて」とワイフのストップが入りました。
●ヨガ教室も通い始めて一年経過。ちょっとづつカラダは良くなってるのかな。今度から週末の習慣にプールも組み込もうか。

●以前の「自律神経失調症とのお付合い」シリーズは下記の記事にまとめております。ご参考に。
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-date-20100126.html



ダンスロック、ニューレイブ再訪。
●先日、THE GO! TEAM というUKのロックバンドを紹介しました。コレをキッカケに、00年代のUKダンスロックへの関心がボクの中で湧き上がっております。00年代の重要なタームですわ、ダンスロックって。そしてニューレイヴも。今日はこのポイントに迫ります。
「ニューレイブ」ってマチガイなく死語だよね。2006~2007年のコトバだった…。しかし、この時期に巻き起こったダンスロックな表現、2010年の今から見ると「うおー止まると死ぬぜ」的なヤケクソ衝動に突き動かされてたのだろうか、実はモウレツにザックリなクリエイティブになってたコトにハタと気づく。バカ騒ぎ路線のバンドもクールに決める路線のバンドも、実はワキが甘くてザックリ。しかしその大味感覚がウラにハマって逆にツボ。若くて乱暴な愛すべきパンクスたち。短命なムーブメントだったと納得できる未熟さと、未熟が故のキラメキ感、手触り感バリバリのパンクスピリッツがイイね。今日はガッツリいきたいと思います。
●2005年から2010年にかけてのダンスロック/ニューレイヴのポイントをまとめておきましょう。

1、00年代初頭のガレージリバイバルの延長にあるロックバンドのムーブメント。
2、ボーカルを軸にするロックバンド編成だが、ダンスミュージックとの親和性は強い。
3、共振するのは、主だって、NYのエレクトロクラッシュ、フレンチエレクトロ。
4、80年代ポストパンク/ニューウェイヴ、そして90年代テクノ/ビッグビートの影響。
5、これ見よがしなシンセアレンジ、痙攣的なギター。
5、女子の存在感が強いシーン。強烈な原色使いのキッチュなファッション。

●ジャケもファッションも、目がチカチカするような色彩感覚で実に特徴的。コレがニューレイヴだ!00年代のスタンスだ!って勢いがある。だから今回はアー写もチェックしてみるのだ。


NEW YOUNG PONY CLUB「FANTASTIC PLAYROOM」

NEW YOUNG PONY CLUB「FANTASTIC PLAYROOM」2007年
●ロンドンを拠点にした男女混合5人組ロックバンド。ボーカル TAHITA 嬢のダルな歌唱スタイルが思い切り80年代ポストパンクっぽいです。チャチなピコピコシンセもニューオーダーっぽいアレンジもザックリなグルーヴも、スキマが多くて最初は馴染めなかったんだけど、聴き込むにつれて「ああコレはルーズなディスコを志向してるんだ」と着地&納得。編成は確かにロックバンドで、アレンジは確かに80年代エレポップなのに、ダンス感覚としては確信的に70年代ディスコ、決してムダに走らせないディスコサウンドを狙ってるのだ。近い感覚でいうと TALKING HEADS ~ TOM TOM CLUB 系統なのかもしれない。
●ただ1つ、シングル曲「THE BOMB」だけがワイルドに響いた。疾走するビート感、弾むベース、タイトなドラム、キラキラシンセ、普段はダルなハスッパ女子ボーカルも少々気合いが入ってる。後半のシンセは直球でニューオーダーだわ。日本盤ボーナストラックで収録されたリミックスは、完全に00年代型エレクトロに変換されてて、シンセフェティシズム全開&アシィィィッドな四つ打ち攻勢、実にクールです。
●彼らが所属する MODULAR RECORDINGS はオーストラリアのレーベル。ココには他にもオモシロいアーティストがいるので注目です。

NEW YOUNG PONY CLUB

NEW YOUNG PONY CLUB の面々。うーんムダにカラフル。ど真ん中でニューレイヴファッション、ど真ん中で80年代リバイバル。左端がボーカル TAHITA BULMER、カリブ系の流れを汲んでます。ワイルドちっくな女子だ。


THE WHIP「X MARKS DESTINATION」

THE WHIP「X MARKS DESTINATION」2008年
●あージャケが既にニューレイヴカラーでマブしい。コイツらはイギリス・ダンスカルチャーの聖地マンチェスターのダンスロックバンド。80年代にはニューオーダーを輩出し、90年代にはマッドチェスター/インディダンスの激震地であった彼の地は00年代においても注目。
●00年代型だけあって、バンド形態でありながらテクノ/エレクトロの血中濃度は激高。ジャストに駆動するビート感覚とドライブするベース、シンセの色添えがダンスフロアで高機能。ココにポストパンクなギターサウンドがリフを刻むと、実に00年代っぽくもあり、80年代ニューオーダーっぽくもなる。フレンチエレクトロを牽引するレーベル KITSUNE も注目したシングル「FRUSTRATION」「TRASH」なんてダルでツタないボーカルも含めて完全にニューオーダーだもんね。めまいがする程のエレクトロビートに合わせて「アイワナビートラッシュ!」と吐き捨てる感覚もダルで、実にポストパンクが匂う。

THE WHIP

THE WHIP。ニューレイヴのバンドは男女混合が多いよね。ココではドラムが女子だ。エナメル素材コーディネートは必須だ。そしてミラーボール。パンクかつダンス、ディスコのタダレ感も重要。


SHITDISCO「KINGDOM OF FEAR」

SHITDISCO「KINGDOM OF FEAR」2007年
●ディスコつながりで、ディスコをバンド名に組み込んだ連中へ。でも名前が「クソディスコ」だからね…。ホントにクソ価格、アマゾンマーケットプレイスで1円+送料で購入しました。実際かなりヤケクソなダンスパンクをやっております。前述2バンドがダルでクールめなら、コイツらはバカでアゲアゲです。一曲目が「I KNOW KUNG FU」だもんね。アイノウカンフ~!あちょ~!と絶叫。
ビッグビートやNYのエレクトロクラッシュの成果を取り込んで、そこにロックバンドのダイナミズムをふんだんに投入、結果ノリと勢いだけは圧倒的です。しかし深みは全然ありません。性急で痙攣的なビート感覚はアッパーな薬物でハイになってるキッズには最高かも。実際地元グラスゴーでは、レコード契約をゲットするまで、廃屋や廃線のトンネル、船のコンテナの中でフリーギグを仕掛けてたというから、リアルな現場叩き上げ野郎、本来の意味でレイブ育ちと言ってもいいでしょう。

shitdisco1.jpg

SHITDISCO。キタねえ野郎四人組。ダサカッコいいを狙って失敗したTシャツの着こなしが実にニューレイヴですね。ジャケのネオン管含め、ヤサぐれたダンスフロア感覚が絶妙に象徴されております。


HADOUKEN !「MUSIC FOR AN ACCELERATED CULTURE」

HADOUKEN !「MUSIC FOR AN ACCELERATED CULTURE」2008年
●コイツらも大分アホな感じがします。マンガチックなジャケ。そして「波動拳!」でしょ。ストリートファイターでしょ。イギリス人には「波動拳!」ってどんな風に聞こえるんだろう?クールに響くのか?やっぱアタマ悪そうだよね?「昇龍拳!」ならどうなの?
●で音楽もキワキワなダンスロック。キュンキュン言わした耳障りなシンセは、90年代レイヴすらを通り越して、ジュリアナ東京ハイエナジー/ハードテクノすら連想するね。ココにワイルドなギターリフがからむと THE PRODIGY にも聴こえる。本人たちは同時代のダンスシーン UK グライムも意識してるだろうな。ただしド真ん中にはパンク魂全開のド根性ハードコアボーカルが居座っており、ドラマチックに展開するメロディがある。その意味では見事にロックバンド。つまりダンスパンク。野放図なヤケクソさは元祖ニューレイヴの ENTER SHIKARI 直系だが、サウンドは雑食性ハイブリットに進化。ぶっちゃけ経年劣化は免れないタイプだと思うけど、アルミニウムのように一瞬だけ激しく燃え輝く「時代の徒花」としては存在感満点。

HADOUKEN !

HADOUKEN ! 。うわークソガキ度高め!色キチガイな着こなしが実にニューレイヴ。またしても女子メンバーいるし。1人ゲームしてるヤツいるな…マジでゲーム好きだから「ハドウケン」なのか。


DOES IT OFFEND YOU, YEAH ?「YOU HAVE NO IDEA WHAT YOURE GETTING YOURSELF INTO」

DOES IT OFFEND YOU, YEAH ?「YOU HAVE NO IDEA WHAT YOU'RE GETTING YOURSELF INTO」2008年
●うぉームダにマブしいジャケ!クソみたいなネオングリーン。そして小賢しいバンド名。「オマエを怒らせてやろうかイェ~?」実に愛すべきクソッタレたち。ボクはキミらが大好きだよ、ボクのソバにいない限り。
●一応バンド形態なんだけど、エレクトロ度はモウレツに高い。DAFT PUNK、DIGITALISM、JUSTICE といったフレンチエレクトロのゴツいヤツらに匹敵する野蛮なエレクトロ。軋み上げるビートにギターがヒッ絡まって、エフェクターに握りつぶされたボーカルがワメイテル。そんなスサみ切ったエレクトロがあったと思えば、生ドラムとガレージギターが力強いキャッチーなロックチューンも鳴らす。シーンの徒花的なバカと見せかけて実は芸達者のような気がする。

DOES IT OFFEND YOU, YEAH ?

DOES IT OFFEND YOU, YEAH ? の皆さん。あら、黒人さんもメンバーにいたんだ。なんかイイ味だしてるね。


YOU SAY PARTY ! WE SAY DIE !「HIT THE FLOOR !」

YOU SAY PARTY ! WE SAY DIE !「HIT THE FLOOR !」2005年
●今日はUKバンドだけで、と思ってたけどコレはカナダの5人組。つーか、たった今調べて非UKと気づく。しかし小賢しいバンド名は前出 DOES IT OFEND YOU, YEAH ? と同じくらいでしょ。女子メンバーのヘタッピなツインボーカルが実にインディ体質な人力駆動のダンスロック。チープなキーボード使いと手作り感重視のバンドサウンドがカナダの気分なんだろうか。時期的にはニューレイヴより先行メなんだけど、性急なグルーヴは十分そのテのバンドに遜色しない。…サスガにウザカッタのか、今はバンド名を縮めて YOU SAY PARTY ! と名乗ってるらしい。

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YOU SAY PARTY ! WE SAY DIE ! 。ツインボーカルを務める女子、別の時期だとダサダサメガネでブサイクさんでした。この写真はニューレイヴ風だけど、本来はカナダの地味なコミューン的大所帯ロックバンドの気分もあるんだろうね。BROKEN SOCIAL SCENE とか THE DEARS とか。


THE TING TINGS「WE STARTED NOTHING」

THE TING TINGS「WE STARTED NOTHING」2008年
●マンチェスター出身の男女デュオである彼らは厳密にはニューレイヴとは言えないかも。ダンスフロアを熱狂させる疾走グルーヴ感はナイからね。でも今日のアーティストの中で一番ポップだと思う。女子ボーカル KATIE WHITE は強い存在感でクセになるメロディを生意気に歌うし、メリハリあるビートとベースが実は的確にニューウェーヴ・ファンクで、結果楽曲は実にキャッチーで耳に残る。代表曲「GREAT DJ」暎太&上野樹里のドラマ「素直になれなくて」の挿入歌だったのか知らなかった。でもボクは同じくらい「SHUT UP AND LET ME GO」のタイトなファンクが好き。

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KATIE WHITE のハスッパなパンク娘ぶりがナイス。彼女「チンチン」の日本語の意味を知って思い切り愉快がってたらしいよ。WIKI をよく読んでたら、へんなエピソードが。彼女のオジイさんが宝くじで約9億円をゲット、それを軍資金に彼女は14歳から音楽活動を開始、ガールズパンクをやってたそうで、今の相方はその時の楽曲ライターだったらしい。ボクが9億ゲットしたらヒヨコに投資するだろうか?ヒヨコパンク?


ENTER SHIKARI「COMMON DREADS」

ENTER SHIKARI「COMMON DREADS」2009年
●さてニューレイブ・シーンのド真ん中にいたこのバンドのセカンドがこちら。ダンスロックのブームを乗り越えられた連中は2009から今年にかけて二巡目に突入、サウンドをアップデートしてきてる。やはりニューレイブの旗手 KLAXONS もセカンドはこれからリリースだもんね。
●とは言いながら、コイツらの遺伝子にしぶとく根付いているのはヘヴィメタル根性なのです。ダンスロックの機能を備えながらも、やってるコトは21世紀版スラッシュメタル。シンセの味付けも大味でギラギラ、絶叫系ボーカルはスクリーモの領域へ突入。ただアメリカ型のラウドロックの手法に呑み込まれるコトなく、独自のメタル文法を開発したのはやっぱエラい!

Enter Shikari

ENTER SHIKARI。ニューレイブのバカ面を代表し切って余りあるクソガキバンドですね。キーボードの上で器用に跳ね回るボーカル野郎は、ライブ映像見るとホントがんばってるのがわかりますよ。


THE SUNSHINE UNDERGROUND「RAISE THE ALARM」

THE SUNSHINE UNDERGROUND「RAISE THE ALARM」2005年
●多分今日の音源の中では、一番ロックバンドなサウンドをならしてる。野太いベースとグルーヴ感覚が、THE MUSICKASABIAN と同じタイプに聴こえる。実際、KLAXONS の連中が「ニューレイヴ」というタームを生み出す前にこの音源がリリースされてるワケで、コイツらをニューレイヴに組み込むのは無理があるかな。しかしロックグルーヴを前提としたダンス衝動はパワフルで、オサル顔のボーカルも伸びのあるシャウトが熱いんですわ。バンド名ロゴをネオン管で作った感覚だけがニューレイヴなのかも。

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THE SUNSHINE UNDERGROUND。む、フツウのUKインディバンドなルックスだね。でも音楽はカッコいいんだから。それはマチガイナイ。


ATMIC HOOLIGAN「YOU ARE HERE」

ATMIC HOOLIGAN「YOU ARE HERE」2005年
●コイツらは二人組のプロデューサーチーム。打ち込み前提のダンスユニットでロックバンドではない、から今日のカテゴリーにはハマらないはずなんだけど。しかしボーカリストを軸に据えたサウンドデザインは実にロックバンド的。UK ガラージ/グライムに由来するブリブリのビートマナーを加速して野生化。楽曲ごとにフィーチャーするシンガーを変える感覚はプロデューサー的ですが、全員実にガラの悪いボーカルですから十分聴き堪えがあります。前述した HADOUKEN ! とエンジニア/ミキサーが重複、バカっぽさは共有されております。実はコレも380円で購入。しめしめ。

Atomic-Hooligan.jpg

●つーかコイツらプロデューサーチームだから、ルックスとなるとこういうコトだよね。ファッションとかじゃなくてさ。でもキャップの彼のタトゥー見てくださいよ。ターンテーブルのアームが彫り込んである。コレ斬新じゃないか?


●さて、今度は「ニューレイヴ」というタームに限られない00年代のダンスアクトに突っ込んでいこうと思ってます。まだまだオモシロい音楽がイッパイある!よろしくお願いします。

●過去の「ニューレイヴ」に関する記事はコチラ。
 「ニューレイヴ」。21世紀のシャーマニズムと野蛮と逆ピラミッドの神官たち。
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-602.html


●ついでに関連動画も貼っておきます。

NEW YOUNG PONY CLUB「THE BOMB」
●ボーカル TAHITA BULMAR 嬢のフェロモンが、ダルな気分にディスコのタダレ感を宿らせてる。バンドの音はニューオーダーちっくと思うけど、彼女の存在感で表現としてはニューレイヴ/00年代型。イイね!



THE WHIP「TRASH」
●エレクトロ濃度高い!これもニューオーダー風だと思うんです。ニューヨークでのライブの様子みたい。個人的にはドラムの子のショートパンツをもっと見せてくれるといいんですけど…。



HADOUKEN ! 「CRANK IT UP」
●ニューレイブのギラギラ感が伝わる動画。THE PRODIGY から UKグライムまで呑み込むハイテンションなビート感覚がタマラン。



DOES IT OFFEND YOU, YEAH ? 「WE ARE ROCKSTARS」
●凶悪エレクトロで「SMELLS LIKE TEEN SPIRIT」を演ってるみたいだよ!ナニがなんだかワカンナいけど。



YOU SAY PARTY ! WE SAY DIE ! 「THE GAP (BETWEEN THE RICH AND THE POOR」
●OLさんが突然ワイルドに変身してしまいます。世の女性は日々ウップンを溜めて生きてるんですね。



THE TING TINGS「GREAT DJ」
●色彩感覚がニューレイヴ。でもポップでチャーミングでしょ。ザドラムス、ザドラムス、ザドラムス、ザドラムス、ザドラムス、ザドラムス……。



THE TING TINGS「SHUT UP AND LET ME GO」
●コレが妙にファンクなんだな。バスドラの四ツ打ちが実にニューウェーヴ・ファンク。この時点でこの娘がスゴくカワイく見えてしまってます。ヘイ!



ENTER SHIKARI「NO SLEEP TONIGHT」
●ワルガキによるワルガキのためのワルガキの音楽として、実に折り目正しいです。ボーカルは完璧なスクリーモですし。



●ついでにもう1曲。ENTER SHIKARI「SORRY YOU'RE NOT A WINNER」
●パフォーマンスをはじめる前に、ドラムンベースではしゃぎまくるメンバーがバカっぽくてイイ。連中のダンス観がメタル感覚に直結してるのが明確に分かります。



THE SUNSHINE UNDERGROUND「PUT YOU IN YOUR PLACE」
●かつて90年代ブリットポップ期に REEF ってバンドがいて、そのファンキーさにダブル印象があるんです。そいつらには「PUT YOUR HANDS ON」って名曲があって。なんか奇縁。



開幕!2010年、夏休み!
●我が家のコドモたちが待ちに待った夏休みが到来しました。なんかウキウキ。休みでもナンでもないボクまでウキウキ。ナゼか「この夏の目標設定」までしてカベに貼ってみました。

「この夏の目標設定」

●ヒヨコ小学二年生の目標。
「九九を毎日やる。九九を毎日書く。さいごぜんぶおぼえる。
 一年せいのかん字のふくしゅうをする。2年生のかん字をれんしゅうする。さん年生のかん字をおぼえる。」

●ノマド小学三年生の目標。
 「毎日日記を書く。本をよんで感そう文を書く。プールに休まずいく。九九かけ算をおしえる。」

●なぜこんなにマジメな目標設定を、連中が自発的に作ったのでしょうか?
●実は夏のポケモン映画「ダイヤモンド&パール 幻影の覇者 ゾロアーク」を観に行く代わりの交換条件なのです。「ポケモン観に行ってもイイけど、諸君はナニかをがんばらなくてはイケナイ!ナニをやる?」と提案して、返ってきた答えがコレでございます。ちゃんとヤリ切れるかどうかはワカラナイケド。


●でも読書は本気です。

海底二万マイル_

ジュール・ベルヌ「海底二万マイル」
●ノマドのこの夏の一冊は、古典SFへの挑戦です。実はベルヌはノマドの側にあったのです。キッカケはディズニーシーのアトラクション「センター・オブ・ジ・アース」。コレベルヌ原作「地底旅行」が元ネタですね。やはりディズニーが公開した同名映画をDVDで観たノマドは大興奮。やはりノマドがダイスキな映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー3」にもベルヌ「月世界旅行」に言及するセリフが出てきます。そして「海底二万マイル」には、やっぱりノマド大好き映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」の巨大タコモンスタークラーケンが登場するのです。ココ細かいけどクラーケンのコトノマドめっちゃ楽しみにしてます。コレに乗じてボクはノマドの中でベルヌ・ブームを点火させたろうと思ってるのです。「十五少年漂流記」「八十日間世界一周」このヘンも読ませてやるぞ!
●ちなみに「海底二万マイル」の冒頭一行目は「一八六六年は、奇妙な事件があった年だった…」。ムムム。ノマドヒヨコと一緒に見てる「龍馬伝」の今週分は一八六五年のコトを描いてるんですよ。ベルヌ龍馬は完全に同時代人か…。ベルヌ龍馬も自分の成したことが、150年後を生きる21世紀少年に同時に楽しまれるだなんて予想しなかっただろうな。きっとウレシいと思ってくれるだろう。



デジタルな腕時計が自慢のノマド小学三年生。

デジタルな腕時計が自慢のノマド小学三年生。

●幼稚園の頃から続けている公文教室で、ボチボチ貯まったナンタラポイントをノマドは景品と引き換えました。結果、ゲットしたのがこの腕時計。Gショックっぽいデザインですが、別に立派なブランドというワケでもありません。しかし本人メチャテンション上がってて、ムダに腕にまき続けてます!
「よし!この宿題クリアする時間を正確に測ろう!」ピッ!ストップウォッチ作動!「ヒヨコがバレエの準備をはじめる時間をオレが教えてやるぜ!」ピッ!3時30分にアラームをセット!「パパの部屋の時計は3分くるってるぜ!オレの時計は、さっき電波時計とピッタリ合わせたから、一秒もくるってない!」スゴいなあノマドの時計は。よかったなあノマド。


サナギとノマドと20分休み。
●そんなノマドは、先日、チョウのサナギを発見したのだそうだ。「リュウくんと遊んでたらね、エダにサナギがついてたのを発見した!」へえーサナギね。でどうしたの?「他のヤツに見つからないように、エダごとチガウ場所に隠した!」…隠す必要性があるのか?なんかムチャな隠し方をしてサナギを痛めちゃうようで危ないなあ…そんで?「毎日チェックした、朝ガッコウ行った時に」へえ。「そしたらこの前、サナギの背中がパカーッって割れてた!」それチョウが出てくるんじゃネエの?「だからオレ、20分休みにもサナギ見に行ったの。そしたら、アゲハチョウがそのサナギにのっかってた」それ、チョウがサナギから出てきた所だったんじゃネエの?「多分そう!でもオレが見てたらアゲハ飛んでっちゃった」
●ボクはワイフに言ったよ。20分休みって、午前中の、2時間目と3時間目の間だよね。そんな中途半端な20分で、コドモにとっては大事件が起こるんだね。ボクなんてカイシャ入って午前中の会議アレコレをすましたらもう昼メシドキ越えてるもんね。オトナはなんでこんなに時間が早く過ぎるんだろうね。こんなんじゃコドモの夏休みは果てしなく長いね。



赤ちゃんの絶妙な描写に感動。
●先週の「週刊モーニング」、福満しげゆき「僕の小規模な生活」がナイスだった!とうとう「僕」の育児生活がスタート。生まれたてホヤホヤの長男くんの描写が絶妙!

僕の小規模な生活

「さっすん さっすん せっせっ テケッ ふにーー」…こんな描写で赤ちゃんの泣き声を表現できるってイイ。リアル!コレをワイフと二人で見て、いい気持ちになった。ワイフ「この人よく赤ちゃんをみてるねー。もう一人赤ちゃんが欲しくなっちゃうねえ」

僕の小規模な生活2

「赤ちゃんて思ってたよりちょろいよねー/でもこれは「サービス期間」というか「慣らし運転期間」というか親たちの練習用に過度に手がかからないように初期の赤ちゃんは「イージーモード」に設定されているだけなのです」コレも慧眼!洋なしみたいなフニャフニャ加減も絶妙にカワイい!ヒナヒナの赤ちゃんってこうだよね!もうノマドヒヨコは生意気で小賢しいクソガキ…ああこんなヒナヒナな頃が懐かしいなあ。


見てきました。アリエッティ。

「借りぐらしのアリエッティ」

「借りぐらしのアリエッティ」
●やっぱジブリはイイです。実に丁寧に作られた工芸品です。おススメです。前作「ポニョ」がスゴすぎるので(アレはボクのジブリランキングでは最高峰)、ちと地味に見えてしまうかも。でも宮崎駿以外の作品の中では「最高」って言っちゃいます。「ゲド戦記」よりはズッとイイ。とにかく画が圧倒的にキレイ。風にそよぐ枝葉の動き、日光が透ける葉脈の一本一本、瑞々しく光るしずくの玉、身長10cmの小人視点から描かれる自然の美しさ。舞台は現代日本の住宅街、古いお屋敷の庭だけ。ごくフツウ当たり前の風景をココまでステキに描く職人根性がスゴい。
●ストーリーは明快でシンプル。「ボーイ・ミーツ・ガール」。少年は病弱で、少女は小人でした。二人の出会いは掟に反することで、そして二人は別れていく。たった4日間チョイの出来事。それでもローティーンの彼らにはあまりに刺激的だった濃密な心の交流。その儚さがジンワリ響くのです……実はコドモよりもワイフの方がハマってました…終盤ハンカチが手放せなくなってる。
●ヒヨコは、ドールハウスがウレシかったみたい。「シルバニアみたい!」立派なシルバニアコレクションが彼女の自慢なのです。彼女の感想「ヒヨコね、小人さんこの家にすんでイイですよ、ってカンバンつくろうと思うの」


「借りぐらし」ってナニ?
アリエッティや小人たちは、自分たちを「借りぐらし」と呼びます。人間たちの生活から自分たちに必要な物資を拝借して暮らすイキモノなのです。ぶっちゃけドロボウです。「盗みぐらし」でもイイかもしれません。人間に寄生してるんです。
「借りぐらし」の生活は採集活動です。縄文人が採集/狩猟活動で生活を成り立たせてたのを連想させます。彼らは物資をゲットする行為を「狩り」ではなく「借り」と呼びます。しかし「借り」は最低限の量に留めおかれます。ハーブの葉一枚を一年間かけて使うほどの消費量です。彼らの最大の禁忌は自分たちの存在を宿主に知られること。絶対に気づかれぬよう、わずかな量を謙虚に「借りる」、そしてソレを工夫して長く使う。コレが「借りぐらし」の美学です。
●そんな「借りぐらし」を少年は「滅びゆく種族」と言い放ちます。この世界には67億の人間がいる。キミたちはわずかな数しかいない。その言葉にアリエッティは涙ながらに抗議します。「私たちは滅びたりなんてしない!」

その67億もの人間たちは、この地球環境に寄生して暮らしております。地球環境から独立して暮らすコトはまだ出来ません。しかしこの人間たちに「借りぐらし」のような謙虚な美学があるか? 宿主/地球環境をおびただしく破壊して際限ない搾取を我が物顔に続けております。「借りぐらし」は小さなコミュニティで生活する種族ですから交換経済も貨幣経済もありません。しかし67億の人間社会は、環境からの無限搾取を前提とした経済の永久駆動がなければ生きて行けないのです。冷静に考えれば、人間こそが「呪われた種族」です。そして「滅びゆく種族」なのかもしれません。
ジブリ鈴木敏夫プロデューサーはインタビューで「現代日本人は多くを買い過ぎてしまった」というようなコトを言っていました。2010年の日本にこの作品を投下する意味は、失われた10年~リーマンズショック以降を立ち直れずにいる閉塞感へのメッセージだ、という文脈だったと思います。高度資本主義社会の黄昏れ時に、原点へ回帰せよ、と主張しているように思えます。
ジブリのメッセージは、往々にして「旧世代のウルトラノスタルジー」にしか響かない場面もあります。単純な反動に意味はあるのか?しかしそもそも宮崎駿鈴木Pがウルトラ頑固親父なのです。彼らには iPad ですら小賢しいオモチャにしか見えない。近所の死ぬほど怖いカミナリ親父ポジションなのです。しかしジブリウルトラ頑固がゆえのウルトラ職人主義でクオリティが保持されているのです。単なる回顧主義と時代錯誤だ、と批判するには相手がデカ過ぎる。21世紀の世代は、エンピツ一本で勝負する親父を、今だ駆逐できないでいるのです。

●しかし、今回のカントクは37歳の新人。実はこの米林宏昌カントクに文明批判の視点は全然ありません。企画/脚本を手掛けた宮崎駿さんや鈴木Pは「借りぐらし」に批評的意味を盛り込みたかったのかもしれませんが、仕上がった映像の中でその文脈はまるっきり薄まってしまってます。もっと無邪気でもっと繊細で。ヘリクツなど必要としていない。コレが新世代の感覚?コレがイイコトなのかワルいコトなのか?……それでも宮崎駿さんは最初の試写で、一番に立ちあがって拍手をしたと言われています。

床下の小人たち

メアリー・ノートン「床下の小人たち」「アリエッティ」の原作本です。1950年代のイギリスで書かれたモノですから、映画とは大分おもむきが違いました…。さすがジブリ、映画「アリエッティ」は絶妙なアレンジが施されています。今回登場するアリエッティのお母さんはピーピーサワガしいヘタレさんです。「ポニョ」に登場する母親は圧倒的な母性パワーで世界を救う勢いでしたが、今回のヘタレ母さんは原作に大きく引っ張られた設定になってます。原作は大幅にイケテナイお母さんなのです。
Kari-gurashi~借りぐらし~(借りぐらしのアリエッティ・イメージ歌集アルバム)
CECILE CORBEL「KARI-GURACHI(借りぐらしのアリエッティ・イメージ歌集アルバム)」2010年
●映画を見る時には、効果音に注意を払ってみてください。身長10cmの小人から見たら、夕立は洪水に、ドラネコが猛獣になります。効果音はその感覚の差を細かく計算して作っています。映画館ならではの音響システムで聴くと実に気持ちイイ。
●そして音楽。快活な少女アリエッティの瑞々しい生命力を象徴するように、可憐な音楽が響きます。今回抜擢されたのはフランス人女性ハーピスト。エキゾチックな楽器と長い赤毛。セシルさんのその佇まいはまるで魔女のよう。「ハリー・ポッター」に登場しても不思議じゃないような存在感です。フィドルとハープが織りなす音楽は、非キリスト教由来の、因習深い古ヨーロッパ文化を連想させます。パッと聴いた印象は、アイルランドのケルト音楽。でもセシルさんはフランス人だから違う系統なのかな…と思ったのですが、彼女はフランスの中でも独自のケルト文化が残るブルターニュ地方の出身だったのでした。ケルト文化にはレプラコーンという小人伝承が残っています。

●本人がツイッターで宣伝してたから「カンブリア宮殿」孫正義特集を見ちゃったよ。
●あのヒトはアタマを使い過ぎたのかな…24歳の段階でオデコが広くなってた。



●さて今日の一枚。

THE GO! TEAM「THUNDER, LIGHTNING, STRIKE」

THE GO! TEAM「THUNDER, LIGHTNING, STRIKE」2004年
●むはー!スゴいぞーコレは!ロービットのサンプリングとロウファイなバンドサウンドが境界線なく組み合わさって、アゲアゲ躁状態のポップ空間を織りなしてる。ヒップホップを通過した編集センスとチャーミングなビート感覚は完全にダンスフロア仕様。でもドラムはドタバタ、ワザとベースが弱くって、その腰の弱さがサイケガレージな60年代ポップスを聴いてるかのような錯覚を生み出す。アレンジがムダに陽気でカラフルで、露悪的なまでに騒がしい。ラリッテルんじゃないでしょうか?ジャケがコレですからね。
●イギリス・ロンドンを拠点にする男女半々の6人組らしいです。フロントに立つボーカル女子は「NINJA」と名乗る黒人さん。ヤケクソなコーラスがアホ楽しそうでイイ。日系女子もメンバーにいるという。
●似た音楽をやってる連中として、オーストラリアのエレクトロユニット THE AVALANCHES ってヤツらを思い出した。このキラキラのポップ感、多幸感はクセになる。




THE GO! TEAM「LADYFLASH」。うーん、映像もラリッテル。



THE GO! TEAM「JUNIOR KICKSTART」。誰がどういうつもりで作ったのかワカラナイケド、実にバカバカしく実に愛くるしい動画です。ニューヨークをノビノビと楽しんでるよ。パワーの素がないので、オチもないんですけどね。

●選挙特番で「龍馬伝」の時間がズレテた。ショック!見逃した!武市さんがハラ切る回だったのに!

●そんでその選挙特番たちはタレント候補ばっか中継しやがる。池谷幸雄がバク転披露するのはいくらナンでもヘンだろう。

●…枝野幹事長って、スゴい福耳だな。

ソフトバンクのお父さん犬も当確だってさ。



●うーむ、ここのところアタマが痛くてカナワンのよね。具合ワルい…。

そんなボクは、今日マンガ喫茶に籠ってました。
●ちょっと前の「アメトーーク」「グラップラー刃牙芸人」というムチャなテーマを放送してました。そんでコリャ「刃牙」読まなきゃアカンなと思ったワケですよ。体調も悪いから、最高にオス臭い格闘マンガで気合い入れるって意味も込めて。
●しかし昨今のマンガ喫茶は、PCだのネットゲームだのばっかり投資して本道であるはずのマンガの品揃えがなってない。今日のマンガ喫茶はなんと「刃牙」の在庫がなかった!ナンセンス!ありえない!
●ココで代わりに読むべきは、猿渡哲也「高校鉄拳伝タフ」か、木多康昭「喧嘩商売」か、…深く悩んだあげくボクが選んだのは…迫稔雄「嘘喰い」なのでした。

迫稔雄「嘘喰い」16

迫稔雄「嘘喰い」1~17巻
●体調不良でやさぐれたボクの今週の気分に、最高にマッチしたピカレスクサスペンスだね。比類なき権力と暴力に裏打ちされた地下賭博組織「賭郎」の立会いの元に、命を賭けたギャンブルを戦う主人公・班目貘「この人は悪人じゃないが、善人でもない。」イカサマ上等/暴力上等の凶悪なゲームを舞台に、大胆不敵な駆引きと緻密な権謀術数で敵を血祭りに上げる。イカサマのトリックや周囲を出し抜くアイディア、非常識にもほどがある殺人ゲームのシステムは、甲斐谷忍「ライアーゲーム」福本伸行「賭博堕天録カイジ」と同じくらい入り組んでてメチャアタマを使う。でもソコを全部読み跳ばしたとしても、破滅を目の前にして恐怖に歪む敵の顔(または断末魔)を眺めるだけで最高に愉快だ。
●加えて色を添えてくれるのが、特殊な格闘シーン。元から非合法非常識の殺人ゲーム、少々の逸脱は当たり前のコト。ソコで活躍するのが極秘組織「賭郎」から派遣される「立会人」。ブラックスーツに全身を包んだ彼らは、圧倒的な格闘能力でゲームの秩序を乱したものに制裁を加える。時には死を。このブラックスーツってのがミソ。「男たちの挽歌」「レザボアドッグス」を連想させるクールさを以て、あり得ない角度からの打撃蹴撃、あり得ない姿勢と身のこなし、あり得ない破壊力(耳を削ぎ落とすとか髪の毛ごと頭皮をひん剥くとか)を発揮するワケですよ。うーん、実にシビレル。現在連載中のヤンジャン誌上では立会人同士の格闘戦が繰り広げられてる。ああブラックスーツはクールだわ。



●ヤサグレ気分には、北極ザルがよく似合う。

ARCTIC MONKEYS「WHATEVER POEPLE SAY I AM, THATS WHAT IM NOT」

ARCTIC MONKEYS「WHATEVER POEPLE SAY I AM, THATS WHAT IM NOT」2006年

ARCTIC MONKEYS「FAVOURITE WORST NIGHTMARE」

ARCTIC MONKEYS「FAVOURITE WORST NIGHTMARE」2007年

ARCTIC MONKEYS「HUMBUG」

ARCTIC MONKEYS「HUMBUG」2009年
●ここのトコロ、毎日聴いてます、もうクセになるほどに。ヒリヒリするようなギターサウンドと手数の多いドラムが神経質に暴力衝動煽りまくる場面で、クソ生意気なチンピラ声がツンノメるように密度濃く言葉をバラまく。ああマジで聴き飽きないなあ。FRANZ FERDINAND と同じ DOMINO RECORDS の所属だけど、アートスクール出身のイケメンだった FRANZ に比べてクソガキ度が高い。でもコイツら実に利口だ。聴く者の耳を引っ張りつづける起伏あるメロディラインが実にスリリングで、疾走感を常に持続させてる。ギミックなしの00年代型ガレージギターが巧妙にツボを狙い射ってて、ロックンロールのど真ん中をタフに暴れまわってる。キャリアを進めるごとに芸風をちょっとづつ膨らませてるのもワザアリ。

●ともかくこの曲が好き。「I BET YOU LOOK GOOD ON THE DANCEFLOOR」。まだニキビ面のボーカル、ALEX TURNER のキモの座ったフテブテしい目つきと痙攣的なビートがタマラン。リリックの押韻感覚もクール。



「きっとキミはダンスフロアで素敵に見えるだろうぜ
 キミがロマンスを探してるのか、ナニを探してるのか、オレの知ったことじゃないが
 でもきっとキミはダンスフロアで素敵に見えるだろうぜ
 1984年のエレポップでロボットダンスを踊ったらね、1984年のね!

 ココには愛なんてない、ロミオとジュリエットもいない
 あるのは、バカげた音楽とDJセット、キタねえダンスフロアと、チンピラの夢!」


コレはデカイ!最高にバカバカしい!ナイス!

巨大スケートボード




ある意味で、アリエッティみたいだ。
●最近気になったこと。


選挙公報が郵便受けに入ってたので、シゲシゲ眺めてみたのだが…。
●信用できるヤツが一人もいない…。どないしよう。それと、政党の名前が陳腐になったなあ。バックボーンになる政治思想がまったく盛り込まれてナイじゃん。「みんな」とか「立ちあがれ」ってイキオイだけじゃん。新商品のネーミングと変わらないじゃん。とは言いつつも、「自」とか「民」とか「社」とか「新」とかも、すでに意味が蒸発してて記号以上の存在感はとっくになくなってるけどね。


「ドラッカーには愛はない」
「R25」の連載エッセイ、高橋秀実さん「結論はまた来週」にそう書いてあった。ドラッカー読んだコトない後ろめたさから、解放されてホッとした。高校野球のマネジャーをボクがやる場面は、今後まずあり得ないからスルーってコトでよろしくです。「R25」はこのページと、石田衣良さん「空は、今日も、青いか?」しか読む所がない。


「ハラへったハラへった おーカップヌードル 5つ食べられる!他のじゃヤーよ~ 他のじゃヤーよ~ カップヌードルがいいよ~」
日清カップヌードルのCM。JAMIROQUAI 本人が「VIRTUAL INSANITY」を替えウタで歌うヤツ。アレ気になる。既存のPVを空耳風に替えウタと差し替えたのかなー。でもアレは本人の声だよな。口の動きだけCGで加工したのかな?しかし見事に合わせたよな。ご立派。



キムタクのCM「ギャツビー」 THE STYLISTICS「CAN'T GIVE YOU ANYTHING」替えウタは、他人さまによる新録だったけど、アレも気になったね。


もいっこ気になるCM、AKB48 板野友美。
●いいかげん、AKB48 のメンバーを覚えていかないと、サスガに仕事に支障をきたす恐れが。と考えてた時に、一番最初にカオとフルネームが一致したオンナノコが板野友美チャンです。だってさ、イトーヨーカドーのCMのくせしてさ、必要以上に脱ぎっぷりがヨイでしょう。そんでロッコツ出ちゃうほどスレンダーでしょう。八重歯もヨイね。こんなに八重歯を効果的な武器にしてる娘は最近珍しいね。「いってみヨーカドー!」



●ということで、ツタヤさんからこのベストアルバムを借りている。AKB48「神曲たち」2010年

AKB48「神曲たち」

●そっか、センターがまだあっちゃんのままなんだ…。


ヨガメイトのユキさんは高尾山へ。
●ヨガに通い始めてから一年以上の時間がたった。「unimogrooveさんは最近皆勤賞ですよ!スゴいですね」とセンセイにもホメラレタ。
●ココで知り合ったユキさんはアパレルのデザイナーで、いつもニコニコの陽気な女性だ。オマケにアニメ声である。時々お茶を飲んだりしてる。そのユキさんが登山にチャレンジするという。最終目標は富士山制覇。シューズ選びに数週間かけて、スポーツショップの店員さんとマブダチになったそうだ。そんでユキさんその店員さんに「ついでだから、一緒に山登ろうよ、その方が助かる!」そこまで言うのかスゲエなユキさん。で、先週は高尾山にアタック。シューズならし。
「ソフトクリームが激ウマだった!あとラーメン!なぜかゴマをかけて食べるの!」そんなもんがあるのか高尾山。でもボクにはまだムリだわ~。高尾山口駅まで行った段階でバッテリーが上がるわ。「unimogrooveさんもそのウチ行けるようになるよ。ケーブルカーもあるしね」ゴマをかけるラーメン、という点がココロに引っかかった。いつか行ってみよう。ノマドヒヨコを連れて。


テレ東の番組「空から日本を見てみよう」がイイ。
GOOGLE MAP/GOOGLO EARTH 世代のノマドヒヨコならきっと楽しむであろうと思って見せてるテレビ東京のユルい番組。ヘリ空撮の気持ちイイ画で一時間全部を押し通し、その画にカーナビのようにアレコレの地図情報を盛り込む画面構成が新しい。ユルキャラ「くもじい」「くもみ」含め演出はあくまでユルいが、テレビ東京のナカじゃ結構なヒット番組だと思うぞ。

空から日本を見てみよう

●この前の「京王線」特集では、新宿から出発して高尾山まで線路をなぞり倒してた。是非チェックを。

「空から日本を見てみよう」http://www.tv-tokyo.co.jp/sorakara/index.html


初回限定CD+DVD盤は、アマゾンで買え。
●レコード会社お勤めのご近所さんに聞いた。最近はCD+DVDのセットで初回限定盤に付加価値をつける商売が当たり前ですよね。ソレをおトクに購入したいならアマゾンがよいんですって。アマゾンはCD+DVDを思い切りディスカウントしますから。
●国内新品CDは日本中どこでも価格が一緒です。コレは「再販価格維持制度」という仕組みがあって「書籍、雑誌、新聞、CD、レコード、カセット」の6品目は、定価販売を義務づけられてるからなんです。本屋さんでセール50%引きなんて聞いたコトないでしょ、アメリカじゃワリと当たり前の風景なんだけどさ。あ、インポート系の洋書は制度適応外なのでディスカウント可能。同じ理屈で輸入盤CDも価格は自由設定できる。
●しかしですね、この制度は古いから「ビデオ、DVD」が適応外になってる。映像ソフトは基本的にディスカウント可能なのです。アマゾンはココを突いて、CD+DVD抱き合わせセットは映像ソフトと解釈して、新品国内盤でも思い切りディスカウントするのです。スゴい理屈でしょ。
●実は、タワー/TSUTAYA/新星堂みたいなリアル店舗でも、このテのディスカウントをしようと思えばやれないコトもない。しかしヤラナイ。メーカーとの向き合いを含めて流通を混乱させたくない、初回こそ稼ぎ時だから価格を下げたくない、市場競争が激化するのを避けたい、などなどの思惑があるようです。
●しかしアマゾンは違う。CDの小売りシェアはすでにアマゾンがダントツのトップなんだそうです。少なくともご近所さんのお勤めするレコード会社では。だからその立場を存分に生かして買い手側がデカイ顔をしてるという仕組み。メーカー営業さんは苦しい思いをしつつもアマゾンにはアタマが上がらないという構造。
●結果として、DVDがオマケについたらまずはアマゾンをチェックしましょう。00%OFF って赤字で書いてありますから。


ノマド、歯の矯正を始める。
●ノマド小学3年生、ヤバいほど出っ歯なんだよなあ。実際食事にも不便する程で、前歯が全く使えない。肉を小さく噛みちぎるコトができないので、食べるのが異常に遅い。本人も自分の容姿を気にするようになってきた。お年頃だから。
●ボクも実は矯正経験者だ。子供の頃は出っ歯だった。前歯がデカすぎるのだ。それがノマドにも遺伝したんだな。と思ったらソレに加えてアゴが異常に小さいらしい。コレは顎関節症気味のワイフの遺伝らしい。この辺の事情を、歯医者さんに詳しく解説してもらった。ノマドオマエ二重苦だったのね。しかしノマド自身は、自分の頭蓋骨が写ったレントゲン写真を夢中で眺めてた。「オレの骨…」
問題はお値段だ…数年かけての分割だが太いぞマジで。ノマド、オマエの歯にガッツリ投資するからな、途中でイヤとか絶対ナシだぞ。

ノマド、歯の矯正を始める。

●差し当たりは、就寝時に矯正器具をカポッと口の中にハメルだけでイイらしい。まだ永久歯が生え揃ってるワケでもないからな。「キョウセイ、わるくないね!」ノマド、鏡でジブンの前歯をチェック。まんざらでもない様子。


おとなになりたいノマドと「おとなのふりかけ」
●ノマドは最近、永谷園の「おとなのふりかけ」に凝っている。「おとなの」というフレーズが嬉しいのだ。この前までアンパンマンふりかけだったくせして。

おとなになりたいノマドと「おとなのふりかけ」

●ウチで買ってる「おとなのふりかけ」は五種類のふりかけがパックになってるヤツ。「焼鮭」「青じそひじき」「おかかごぼう」「すきやき」「海苔わさび」。この五つの味。「オレはもう4つクリアしたね!」自慢げに語るノマド小学三年生。なんだよじゃあコレ全部食べたらオマエはおとなってことか?かつてコイツは「コドモは早く寝なさい」とママにたしなめられて逆ギレ、「オレはもうコドモじゃねえ!」と叫んだコトがある。同学年の中でもチビのくせして自意識だけは一人前なのだ。
「でも、コレだけがマズい!おえーってなる!」ん?「海苔わさび」が苦手なのか?どんな味かな…ふーんフツウにおいしいじゃないか。わさびもそんなに強くないし。「すげえーパパはオトナだぜ!」最初から大幅にオトナだよ!今さら認識するなよ。「じゃあオレももう一度チョウセン!……むおー!ハナにナニかがくるー!いてえよー!」わさびが全然だめなのね。妹ヒヨコ「ハナつまんで食べたら?」「バカ!ハナつまんでもウラ側からくるんだよー(半ベソ)」まだまだオトナにはなれないなノマドは。


一方ヒヨコ小学二年生は赤ちゃんから進歩しない。
●ババのおうちに遊びに行って、マカロンの形をしたアクセサリーを作ってきた。こういうのが作れるキットがあるのね。手先が器用なヒヨコが好きそうなオモチャだ。色もキレイでたしかにカワイい。ラインストーンまで入っててよく出来てる。

マカロンの形をしたアクセサリー

●コレをシゲシゲと眺めながら、ヒヨコは一人ごとをブツブツ言ってる。「うわーカワイイー!スゴくおいしそう!マカロン食べたくなっちゃう!おいしそうだなー!」また食べ物のコトで勝手にテンションが上がってるな。「コレおもちゃなんだよなーでもちょっとだけ食べちゃおうかなーちょっとだけならイイかなー」ちょっとだけでもダメだろヒヨコ!「だってスゴくオイシそうなんだもん!食べるマネだけならイイでしょ。パク!パク!」うわーホントに食べるマネだけで至福の表情。コイツスゴいなあ。
「そっかー8歳の子からって書いてあったのは、まちがってちっちゃい子が食べちゃうからなんだー!ヒヨコは7歳だからどうしても食べたくなっちゃうー!」このマカロンキットは対象年齢8歳以上だという。そこまで1人冷静に分析できてるのに、目の前の食欲は制御できないってキミはスゴいね。



●でね、そんな今日はボサノヴァを聴くんです。

Something Jazzy 女子のための新しいジャズ・ガイド

島田奈央子「SOMETHING JAZZY 女子のための新しいジャズ・ガイド」をまたまた読んでます。ボクの音楽趣味が非モテであると指摘するショッキングな内容、じっくり研究せねばと思ったのです(いやフツウに読めばそんな心配はしないでイイ内容です)。
●この本は、「女子のため」非ジャズ領域へジャズ解釈を拡大するのが目的であります。タイトルだって「SOMETHING JAZZY = ジャズっぽいナニか」とヤワーく構えてます。古典的ジャズ観を自由に逸脱する軽やかさがあります。結果としてジャズに混じってボサノヴァもどんどん紹介されてるのです。「ボサノヴァはジャズじゃなくね?」とボクは一瞬戸惑うのですが、まーそんなカタい発想が既に非モテであると考えるのであります。


STAN GETZ  JOAO GILBERTO「GETZ : GILBERTO」

STAN GETZ & JOAO GILBERTO「GETZ / GILBERTO」1964年
●コレは「女子ジャズ」以前に、歴史的名盤としてテッパンで定着してる物件ですからボクも持ってます。「女子ジャズ」としては一曲目に収録されてる「THE GIRL FROM IPANEMA(イパネマの娘)」に注目。この曲がアメリカで大ヒット、ブラジルのローカル音楽であったボサノヴァを一気に世界市場に知らしめるコトになりました。このアルバムはこの年のグラミー賞までゲットしてしまうのですから、ものすごいインパクトだったと言えるでしょう。実際、このアルバムは「これぞボサノヴァ」的な気分が濃厚に漂っております。しかし本質的には、ココで鳴っている音楽はジャズとボサノヴァのミクスチャーで、ジャズが外部の異文化を受容していく瞬間が見えてる、とボクは思ってます。
●さて、このアルバムの関係者をご紹介。アルバムタイトルに仲良く並んでるお二人から。STAN GETZ。ユダヤ系のサックス奏者。ビバップを通過して洗練美を目指すに至ったクールジャズの流れにある人で、ブラジル音楽に早くから注目していました。JOAO GILBERTO。ギタリストでボサノヴァのオリジネイター。独自に編み出したバチータ奏法を駆使し、ボサノヴァという演奏様式を確立させた男でございます。このアルバムは、南北アメリカをまたいだコラボレーションということなのです。
●ところがだ、コレ有名なハナシですが、このアルバムの制作過程はかなりの難産で、仲良くコラボするはずの二人がイチイチ対立してケンカばっかだったと言います。JOAO GILBERTO「アイツはボサノヴァを1ミリもわかっちゃいない」と不満タラタラでありました。実際、ヘッドフォンなどで冷静にこのアルバムを聴いてると、STAN GETZ のサックスが異様に浮いてるのがわかります。ボサノヴァは演奏のボリュームを極限まで抑えて、その繊細で奥ゆかしいタッチを味わうモノと思うのですが、そしてギターもピアノもボーカルも折り目正しくテンションを抑えて謙虚な佇まいを見せてるのですが、サックスだけが空気の読めない闖入者のように「ボヘエエエエ!」と強い自己主張をするのです。…ボクは STAN GETZ の他の時代の超アグレッシブな演奏も聴いたことがあるので、ソコから比べれば大分抑え目に吹いてる気持ちも分かるんですけど、やっぱ空気が読み切れてない、吹き過ぎなのです。結果、ジャズとボサノヴァが違う場所に由来してるんだなーと強く感じてしまうのです。
●そんなケンカばかりのコラボをうまく調整成立させたのが、ホンモノのボサノヴァ・オリジネイター、ANTONIO CARLOS JOBIM であります。演奏技術とパフォーマンス能力でボサノヴァを確立させたのが JOAO GILBERTO であれば、作曲/アレンジ能力でボサノヴァを確立させたのが JOBIM であります。彼こそがボサノヴァの頭脳であります。高度に複雑なハーモニーを駆使しながら実にポップに着地するボサノヴァの美学は彼に由来します。「THE GIRL FROM IPANEMA(イパネマの娘)」を始め数々のクラシックを生み出し、全世界でカバーされる大作曲家になりました。「GETZ / GILBERTO」ではピアノとして参加、8曲中6曲が彼の楽曲です。
●そしてもう一人の重要人物。ASTRUD GILBERTO。JOAO の奥さんです。このアルバムの二曲でボーカルを担当しています。実は彼女は完全な素人。コレ以前に自分のボーカルを録音したことなんてありませんでした。しかし「THE GIRL FROM IPANEMA(イパネマの娘)」のボーカルをダンナの JOAO と分担し、英語のパートを担当して運命が激変。彼女のマッタリとしたボーカル、なんとなくタドタドしい英語が新味を放って全米で大ブレイク。その可憐な容姿も含めてたちまちボサノヴァのミューズとして崇拝されるようになるのです。


STAN GETZ  CHARLIE BYRD「JAZZ SAMBA」

STAN GETZ & CHARLIE BYRD「JAZZ SAMBA」1963年
STAN GETZ のブラジル音楽への憧れは、ヤリきれているかどうかは別にしてホンモノではありました。コチラは「GETZ / GILBERTO」の前年に発表されたアルバム。アメリカにブラジル音楽が移入される露払いを担った作品ですわ。アルバムタイトルを直球で反映して、モダンジャズのアプローチからサンバの軽快なビートを奥ゆかしく組み入れています。ココでの GETZ の相方は、CHARLIE BYRD という白人ギタリスト。「GETZ / GILBERTO」と比較してしまうと、ギターが全くボサノヴァしていないのが笑えます。実に真っ当にジャズギターで、ソロパートもガッツリ担ってしまうのです。
●しかし「JAZZ SAMBA」&「GETZ / GILBERTO」の功績は大きいモノでした。ボサノヴァ/ブラジル音楽をアメリカに紹介し、ジャズ表現に組み込む最初のアプローチになっただけではなく、ブラジル人ミュージシャンがアメリカで活躍する素地を準備することにもなりました。この後、SERGIO MENDES がアメリカのポップ市場で大活躍しますが、彼はブラジル本国というよりもアメリカでブレイクしアメリカを拠点にしたアメリカのアーティストといってもイイかもしれません。


ASTRUD GILBERTO「BEACH SAMBA」

ASTRUD GILBERTO「BEACH SAMBA」1967年
●さて素人芸のボーカルでブレイクしてしまった ASTRUD ちゃんはどうなったでしょう?アメリカでたちまちソロデビュー決定、映画にも出演し一躍人気スターになってしまいました。「THE GIRL FROM IPANEMA(イパネマの娘)」はゴールドディスクになりましたが結局イチバン得をしたのは ASTRUD ちゃんだったようです。ダンナの JOAO とは60年代中盤に離婚、アメリカの華やかなセレブ生活を謳歌します。トホホ、JOAO がなんとなくカワイソウ。
●アメリカにおけるボサノヴァブームがイチバン加熱してたのがこの時期。相変わらず ASTRUD ちゃんのボーカルはヘタウマの雰囲気勝負なウィスパーテイストなのですが、トラックはストリングオーケストラまで導入して実に豪華。シンプルこそ身上だったはずのボサノヴァでしたが、アメリカナイズされた結果、キラキラのポップスとしてデコラティブになってしまいました。ボサノヴァどころかジャズであるかどうかも微妙なライン。まーコレはコレで60年代ポップスファンとしては甘い甘い傑作に聴こえるような気がします。こんなですから、ASTRUD ちゃんの仕事はブラジル本国ではあまり評価されてません。


ANTONIO CARLOS JOBIM「WAVE」

ANTONIO CARLOS JOBIM「WAVE」1967年
●前述の ASTRUD ちゃんのアルバムと同時期にリリースされましたJOBIM のアルバムです。長ーい彼のキャリアの中で1つの頂点と言われる傑作でございます。ボーカル曲は1つだけ、インスト基調の高性能イージーリスニングです。正確なリズムとゴージャスなのに派手過ぎないアレンジが、気品の高さを感じさせます。絹のように肌触りのイイ質感、クールで劣化しない輝きをまとっております。
実は今まで紹介したボサノヴァアルバムは全部プロデューサーが同じ人物です。CREED TAYLOR というオトコ。コイツはジャズの歴史において結構な仕掛人として活躍しております。JOHN COLTRANE がフリー路線を爆発させる舞台を準備したレーベル IMPULSE! の創設者であり、70年代には CTI RECORDS を立ち上げフュージョンブームを準備します。ズバリかなりの目利きです。ブラジルに鉱脈アリと睨んだのも彼のアンテナとセンスであり、素人だった ASTRUD ちゃんをマイクの前に立たせたのも彼の仕業でした。
●そんな CREED TAYLOR JOBIM に仕掛けたケミストリーは、ドイツ人アレンジャー CLAUS OGERMAN を引き合わせたコトでした。JOBIM は、JOAO GILBERTSTAN GETZ のコラボがしんどかったコトを覚えていたので、ドイツ人となんか組めるのだろうか?と半信半疑だったよう。しかしイザ仕事に入れば素晴らしい相性の良さに感動。このペアはその後1980年までコラボを繰り返します。「WAVE」JOBIMOGERMAN の二回目のコラボ。CREED は他にも生きのいいジャズメンを送り込んでますが、優雅なオーケストラアレンジが一番クールに光っています。

自律神経失調症とのお付合い(その117)~「制限勤務解除と人事異動」編

●久しぶりに、ボクの持病であります、自律神経失調症のオハナシをします。ここのところしばらくは、ビョウキのコトアレコレ書くのがオックウになってたんですけど、最近は一気にアレコレ出来事が起きたもんですから。


むー。病状といえば、ボチボチ。
●相変わらず、毎晩、睡眠薬が手放せません。相変わらず、毎朝、精神安定剤を飲んでます。気分が悪いと、朝起きれません。カイシャに行ける気がしねえ~って身悶えます。でマジで遅刻します。それでも仕事はシレッとします。してるフリだけでもします。で家に帰って倒れます。ガマンしてたカラダ中のキシミに存分に身悶えます。いてててて。アタマいてえ肩いてえ腰いてえ背中いてえ眼球のウラいてえ各所もろもろがいてえ。総合的に言いますと、実に余裕がありません。シンドイ。


そんな状況ですが、先月で復職から一年が経過したコトになります。
●5月の連休明けの頃かな…隔週で続けてるカウンセリングで相談を1つしてみました。「別に急ぎたいつもりはないのですが、制限勤務の解除の相談を初めてみてもイイですかね?」「制限勤務」ってのは、つまり残業禁止措置というコトでして、病人のボクをかばう意図でカイシャが働かせないようにしてる状態なのです。ソレが解除になったらイイなーというつもりの相談をアレコレで始めたいというコトなのです。
●オマエ残業する余裕なんてあるの?「制限勤務」のママのほうが無難じゃないの?という声もあるでしょう。しかしですね、実質上すでにボチボチ残業しちゃってるんですわ。古来ハイパー長時間残業体質の我がカイシャの企業カルチャーにおいて、完全なる残業なしはあり得ない状態。「制限勤務」があってもなくても残業するなら、そんなモン取っ払ってちゃんと残業手当がもらいたい、とボクは考えたのでした。「まー時期を定めずというコトなら、主治医に相談してみたらいいでしょう」カウンセラーの先生はそう答えました。そして、この時点ではボクもそんなに速攻でコトを進めるつもりはなかったのです。


そして、赤坂の主治医と話す。「いいでしょう、診断書書きます」
●ぶっちゃけ、ボクはこの赤坂のクリニックの先生を信用していない。カイシャに近い、すいている、ってメリットがなければ速攻で別の病院に移りたい。なんか繊細さに欠けるんだよな。「頭痛や節々の痛みが我慢できないんです」とボクが訴えると、堂々と「根性で乗り越えて下さい」と言う。根性でどうかなるなら病院なんか来ないしクスリも飲まねえよ!
●そんな先生に「制限勤務」の相談をしたら、瞬間的に「あー!もう平気ですよ、制限勤務、解除しましょう」とリアクションした。判断に2秒とかかってない。うわあ相変わらず大味な診断だな…そんな簡単に解除しちゃっていいんですか?「もうダイジョウブでしょう?」ダイジョウブかどうかは常に微妙ですよ毎日しんどいですし。「でもここらで状況を変えた方がいいでしょう」…変えた方がイイですかね?「イイですよ。早速診断書を書きましょう」

診断:うつ病(寛解) 
内容:上記診断で就業時間制限が必要であったが、2月上旬より寛解状態であるため、今後は就業上の措置は不要であるものとする。以下余白。

●アッケラカンと診断書はゲットできてしまった。この三行の文字の為に保険の利かない3000円がかかると思うと少々悔しい。
●この日を境に、この先生の診察は「はい今週も特に変わりありませんね」とヒトコト言って、クスリだけを出すだけのモノになってしまった。薬局と変わらないよもう。まー割り切った関係というコトで。


さて5月第三週。再びカウンセリング。診断書もらって来ちゃいました。
●カウンセラーの先生、こんなに早く診断書が出るとは予想してなかった、という表情を見せつつも、あくまで冷静に振る舞う。「……主治医の判断は尊重しないといけないし、診断書も寝かせてしまったらムダになってしまうからね」はい。「それでは産業医の先生と話して、人事部に制限勤務解除の手続きをしてもらうよう動きましょう」そんでまた一枚診断書が出来た。カイシャの産業医の先生が書いたものだ。コレが会社の中を巡って行く。

病名:うつ病 上記診断で加療中であるが症状軽快安定のため、制限勤務を解除する。


結果として、6月1日。制限勤務が解除された。
●復職からちょうど一年目。これで晴れて残業をしていい身分となった。5月最終週、人事部のエラい人と面談して、今後のボクの待遇、手当の内容が説明された。
●しかし。ココで知ったのだが、ボクはまだ健康上の要注意人物なので、残業をしても手当の額は正規の水準ではもらえないという。うーん。正直ちょっと凹んだ。ボクが今だカタワモノ扱いなのは変わらないってコトが、微妙な具合にアタマにこびり付いた。
●しかし、ビョウキは相変わらずボクの体に巣食っているのはマチガイナイ事実だし、かつてのように一日20時間労働とか二晩徹夜のような自殺行為的残業はするつもりは毛頭ないので、「わかりました、それでイイです」的な返事をした。ボクってつくづく中途半端な人間になっちゃったなあ。


●6月。今までと特に変わらず働いた。ほどほどなノリで。残業もゼロにはできないが、特別増やしもしなかった。一方、ちょいちょい新しい仕事も作ったし、ソレがちょいちょい楽しめたらイイなと思ってた。


で、先週。突然ボスに呼び出された。
「unimogroove、時間ある?」ケイタイにボスの声。えーと、ちょうど今から○○さんの会議に出るのでソレ終わりでしたら…「その会議出ないでイイわ。ひとまずコッチ来て」はあ。そんで小部屋に連れてかれて…そしてイキナリ。「unimogroove、キミね、異動!」あー!マジですか!異動ですか!「うん、ある意味でイイ節目でしょ」あー…節目ですか…そうかなあ…そうかもしれないなあ…でも本質的にはあまりカンケイないような気がするなあ…。
復職明けの病人は、基本的に人事異動させないというルールがあったはずだ。しかし、ボクは人事異動となった。ああつまりボクは「復職明け」カテゴリーから外れたというコトだな。「制限勤務解除」ってそんな意味まであったのか。そこまでは考えてなかった。ボクは浅はかだったのか?


人事異動は9年ぶりなんです。でも周囲はそれなりのケアをしてくれてる。
●ボクの異動先は、ある意味では今の仕事とそんなに変わらないようなプロジェクトである。しかしその業績たるや、危機的なピンチをなんとかくぐり抜けたが依然として旗色が悪く、より積極的な体質改善が必要とされてるとのウワサ。ボクだけじゃない、5~6人の社員が今回の異動で追加投入されるコトになってた。うわ~物騒だなキナ臭いなあ。ダイジョウブかなあ。
●ただし今のボスもそれなりに配慮はしてくれた。ボクがスムーズに引継ぎできるよう、深いオーバーラップ期間を設けてくれた。本来なら7月1日付けで完全スイッチだが、一ヶ月以上の移行期間を設けてくれた。実際にデスクの引越をして新しい仕事に取りかかるはまだ先だ。新しいボスも「カラダのコトは聞いてるから。イキナリギア4速から入るのはタイヘンだろうから、慣れるまではユックリしてもらうつもり。むしろヒマと思うかも知れない」と言ってくれた。なんかスイマセンあれこれ気をつかってくれまして。
●今週は、異動先のプロジェクトに関わってる後輩のオンナノコがボクのデスクを珍しく訪ねてきてくれた。「unimogrooveさん、聞きましたよ、異動でコッチくるんですってね」うんそうなの。今度よく聞かせてまだ全然わかってないから。「unimogrooveさん、ダイジョウブですよ!正直言ってちょっと前まではホント大変でした。でもね今はグッと落ち着いてきたんで、もう平気です。安心して異動してきてください」ナニナニ?もしかしてボクが不安がってると思って、わざわざ安心させる為に来てくれたの?「ホントダイジョウブですからね!」わーありがとねーソコまで気をつかってくれて。彼女はボクが体調を崩す直接のキッカケになったプロジェクトで一緒に組んだ仲間でありました。それはそれは血みどろの死闘でした。誰が敵だかわからない、つーか前に出ると背中から射たれるような戦いでした。彼女はボクが壊れる瞬間を見てるからな。だから心配してくれたんだろうな。


とはいえ、不安はないとは言えない。一気に不眠が進む。
●理屈とアタマでは受け止めたとはいえ、「異動」はやっぱ大きな心理的プレッシャーになってる。ここのトコロ睡眠が浅い。簡単な事で目が覚める。朝起きても寝た気がしない。くそーコレはやっぱりココロの部分でショックを受けてるってコトだろうな。
●今のプロジェクトは、2001年の立上げの瞬間から一貫して関わってきたモノだから思い入れは実に深い。周りのスタッフも一人一人に思い入れがあるし、数々の思い出もある。別にボク一人が抜けたトコロでなんか不便も不都合も起こらないだろうし、そもそもビョウキになった段階で一人分の働きも出来てないんだから、お払い箱になって当然とも思うんだけど……どうしてもね、やっぱりね、ワリと寂しいね。


そして7月スタート。やり残した仕事、後始末や引継ぎの仕事を淡々とこなす。
●まだ異動の実感が湧いてこない。当のボクがそうだから周囲のスタッフもなおさらだ。関係者の人たちにも異動のアイサツしてるが、何分まだ時間は余ってるから実に中途半端だ。着手したばかりの仕事もあるからソレもこなさなくては。10月に仕掛けるつもりだった構想は後輩に受け継いでもらわないと。そして体調管理。不安でモノが手につかなくなる瞬間がある。冷静に冷静に。慎重に慎重に。
●そして新しいプロジェクトのコトは、まだ考えない。今のボクのキャパでは、イッペンにはコナせない。実際に異動の瞬間が来れば、また特別な感情が湧き起こるだろう。でも、それはその時に考える事にしよう。


●以前の「自律神経失調症とのお付合い」シリーズは下記の記事にまとめております。ご参考に。
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-date-20100126.html



●今日は、ブレイクまでに6年間かかったレコードを聴く。

CHARLENE「IVE NEVER BEEN TO ME」

CHARLENE「I'VE NEVER BEEN TO ME」1976年
●このレコードは、リリースされてから世間に評価されるまで6年もかかったというエピソードがある。多分、ボクも完全にビョウキを克服してノビノビと働けるようになるには、6年くらいかかるんだろうなーと思いながら、コレを聴いてる。
●彼女は、ブラックミュージックの王道レーベル MOTOWN が敢えてフックアップした白人シンガー。少々ハスキーで落ち着きあるボーカルに、シックで都会的なバラードを歌わせたのでした。それが1976年のコト。でもって1977年のチャートアクションではビルボードで97位という成績。簡単に言えばサッパリな売上げでした。
●ところが、6年という時間が経過した1982年。フロリダのラジオ局が表題曲「I'VE NEVER BEEN TO ME」をスピン。コレが意外な再評価を呼んで、たちまち大ヒット。アメリカで最高三位、イギリスでは一位を獲得。当の本人は音楽業界から足を洗って、ロンドンのお菓子屋さんに勤めてた時のことでした。…結局は実質上この一発ヒットに終わってしまうコトになるのですが、それでも十分に彼女の苦労は報われたことでしょう。
●彼女は結構な苦労人。幼少の頃から思い持病を抱えてた彼女は孤独な少女時代を送り、16歳には学校をドロップアウト。17歳で結婚&出産。しかしドラッグに溺れ離婚もし生活はボロボロ。歌手になりたいというユメも崩壊寸前でした。MOTOWN の幹部にフックアップされたのは24歳の時。26歳でこの作品をリリースしたのです。さっぱリな売上げに凹んだ時期もありましたが、ブレイク時には敬虔なクリスチャンに成長していたといいます。コツコツと地道にジブンの人生を積み上げて行くコトの大切さが、この曲から伝わってきます。



「ジョージアからカルフォルニアまで、行ける所はドコにでも行ったわ
 心優しい男性と出会って、恋をしたこともあったわ
 だけど、結局はその愛しい人々や場所から逃げてしまうの
 なぜなら、いつも自由でいたかったから
 天国のような幸せを味わってみても
 私は結局、私というものをつかむことができなかったの」