ハロウィンのお祭りだ!
代々木上原の大山エリアや井の頭線池ノ上駅南側の代沢エリアには、アグレッシブにハロウィンを楽しむ習わしがある。それこそ何百人という子供たちが思い思いの仮装で練り歩き、たくさんの気のイイおウチがお菓子をタップリ用意して待っててくれる。我が子ノマド&ヒヨコもコレを毎年のお楽しみにしており、彼らのコスプレを用意するワイフにとっても一大イベントである。

●そんでヒヨコご希望のコスプレ。ホーンテッド・マンションのメイドさん。
ディズニー系ゴシックキャラとして根強い人気者。カチューシャにはコウモリが。

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●さて…一方のノマドは。

●ん、ハコがあるぞ?

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パカッ!ガオーッ!キャー!
●ドラクエに登場するモンスター「ひとくいばこ」だったのだ!つうこんのいちげき!

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●ノマド本人の強い希望で、クロネコヤマトのダンボールから制作されました。長くて赤いシタはフェルト製。実は発光ダイオードの電飾も搭載しています。…しかし、もっとカッコイイキャラクターはドラクエにイッパイ登場するだろうに、ナゼ「ひとくいばこ」なのだろうか?「最初はタダのハコと見せかけて、ビックリさせたいから」…道端にタダのハコがあるシチュエーションが、この東京ではありえないだろう…。ちなみにタダのハコ形態の時も、カギ穴から外を見ることができる仕組みを採用しているとか。

ひとくいばこ(ちなみにコレがホンモノの「ひとくいばこ」)

●結果的には、ストリートにおいて、大評判だったそうです。一緒に写真撮ってください的な人気者。「あ、ミミックだ!」子供はすぐに食いついてくる。お母さんたちは「ハコなのね?」的なリアクション。
●なお、コレらの作品は全てワイフのフルスクラッチであります。ココしばらく徹夜仕事連投でした。おつかれさま。


●さて、音楽のハナシ。


ちょい前(去年くらい)から、GORILLAZ が楽しく聴けるようになったのよ。
●裏テーマは、イギリス人が持つブラックミュージックへのコンプレックス。ヒップホップをカッコよくヤリ切れないなら、徹底したパチモン戦略で別の次元で勝負する。結果2次元へ。

GORILLAZ「GORILLAZ」
GORILLAZ「GORILLAZ」2001年
●ご存知の通り、このユニットは元 BLUR のシンガー/ソングライターの DAMON ALBERN がバンド末期に作ったソロプロジェクト。しかしヘンなギミックが設定されてまして。2次元のアニメキャラ4匹による架空のロックバンドという体なのよね。まー実にコザカシイねー。ライブでもプロジェクターでアニメを上映してそのウラでリアルバンドが演奏してるみたいなコトする。さらにコレが感情移入しにくいブサイクなキャラ。ことギタリストという設定の、記憶喪失日本人少女 NOODLE ちゃん(10歳)があまりにブサイクで、東洋人のステロタイプを悪意をもってコジ広げたみたいな表現。結果ボクはほぼ完全にスルーしてきたのです。

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●左→右:ベース MURDOC MICALS、ボーカル 2D、ギター NOODLE、ドラム RUSSEL HOBBS

●オマケに、露悪的かと思うほどペラペラで奥行きのナイグルーヴが実に退屈で。ヒップホップのツモリにしては最低だけど、そのワリにはラップとか堂々と差し込んじゃって、イケテル風に作ってる雰囲気が実に納得がいかなかったわけです。ブリットポップの貴公子と言われてた DAMON が、ずいぶんとイイ加減なコトをやるもんだなあ、ナメテンのか?……以上、コレ2001年のリアルタイムの感覚においてのボクの感想。


GORILLAZ「DAMON DAYS」

GORILLAZ「DAMON DAYS」2005年
●でもこのアルバムに収録されてる「DARE」って曲を聴いた時(といってもソレが去年くらいのことなんですけど)、なんか DAMON ALBERN の狙いとするトコロがやっと理解できたというか、スッと腑に落ちる瞬間がありました。
●例によってあまり深みのナイトラックなんだけど普段よりテンポが早く、艶っぽい女性コーラス(ブサイク少女 NOODLE ちゃんという設定なのか)がワリとキラキラしててイイ感じ。さらにもう一人ボーカリストがいて。これが HAPPY MONDAYSSHAUN RYDER。80年代末~90年代初頭マッドチェスターのドマンナカ、ヤケクソなヤク中キャラでブイブイ言わしてきたこの人が、やはり実にナゲヤリなボーカルを聴かせてくれる。あーなんとなく納得できた。コレは敢えてヘナヘナなサウンドデザインを仕掛けて、脱臼感覚のダンスミュージックを提案してるのね。マッドチェスターってダンスミュージックとして実に奇形的で、その失敗感覚がそのままオモシロさに繋がってた。特に HAPPY MONDAYS の音楽はね。GORILLAZ というユニットの狙いもソコにあるのでは?
ブリットポップの世界で天下を取った DAMON ALBERN。英国的ロック表現はお手のモノ。しかしそのバンドキャリアには限界が来て、ダンスミュージックへとシフトしていこうとしてみたら、自力ではウマいコトいかないコトが判明。そこで考えた。「ホンモノのヒップホップはとてもジブンじゃ作れない」という前提を逆手にとって、「パチモンのオカシミを追求してみよう。加えて2次元キャラというギミックでパチモン度をさらに増量してみよう。」こんな戦略があると想定して今一度音に向き合うと聞こえ方が全然変わってくる。
●ジャスト過ぎて退屈なキックやスネアが、妙にファットに聴こえてくる。スクエア過ぎてファンキーになれないベースもキチンとハラに響いてくる(実はベーシスト二人でプレイしてた)。DAMON 自身のやる気レスヘナヘナボーカルが、一流のアイロニーに聴こえてくる。2次元キャラのボーカリスト 2D は目玉をドコかで落としてきたかのような真っ黒い瞳が印象的だが、このポッカリ空洞の気分は「ゼンブ分かった上で敢えてやってますけど、コレしか出来ないんです」な皮肉を象徴してるみたいで、クールに見えてくる。
●実はプロデュースに DJ DANGER MOUSE が入ってたり、ラッパーに ROOTS MANUVA「ALL ALONE」) や DE LA SOUL「FEEL GOOD INC.」) がフィーチャーされたり、DENNIS HOPPER がリーディングで出てきたりと、ゲスト布陣はスゴく豪華だったり。「O GREEN WORLD」「DIRTY HARRY」「FEEL GOOD INC.」の流れは実にパチモン臭くて、実にファットな疑似ヒップホップとして楽しい。

逆噴射でファースト「GORILLAZ」の聴こえ方も変わってくる。
●コチラはプロデュースが DAN THE AUTOMATOR。日本人キャラNOODLE ちゃんの「中の人」として CIBO MATTO羽鳥美保「19-2000」などでポップなコーラスを聴かせてます。ラッパーでは西海岸アンダーグラウンド系のMC、DEL THA FUNKYHOMOSAPIEN が参加してる。
トリップホップ/UKダブもパロディ化しようとしてたのでしょうか。タイトでジャストなリズム感覚、無愛想な高圧ベース、脱力ボーカルの煙たいエコー具合、フワフワしたピアニカなどなど、実は的確にダブ気分。「5/4」「TOMMORROW COMES TODAY」「SOUND CHECK」「DRACULA」と聴き所は多いのでした。シングル「CLINT EASTWOOD」も今となっては、実に高度なパチモノ処理でカッコイイ。

GORILLAZ「PLASTIC BEACH」
GORILLAZ「PLASTIC BEACH」2010年
●ボクの GORILLAZ パチモン的再評価の中、リリースされた新作。……これがある意味でパチモンとは言えないほどの直球本気度で制作されてて、ぶっちゃけ評価に戸惑った。だってゲストが今までにも増して豪華すぎるんだもん。イントロトラックにいきなり SNOOP DOGG が登場。さらにUKグライムシーンから BASHY、KANO が参戦。NY からは DE LA SOUL とともに MOS DEF も見参。BOBBY WOMACK の激ソウル声までを召喚。THE CLASH MICK JONES & POUL SIMONON、御大 LOU REED、頑固パンク親父 MARK E. SMITHTHE FALL)などなどロックの伝説超人を数々巻き込んでしまってる。本格派のホンモノでパチモンを作るって、あり得る戦略なのだろうか?つーかボクの買った盤はメイキングDVD収録で、ヒゲ面の DAMON が真剣に打ち合わせ&レコーディングしてる様子がバッチリ公開されてまして、既に2次元バーチャルバンドという体裁も完全に破れちゃってるじゃん。
●でもでも、ゲストは豪華でも、露悪的にペッタリしたトラック感覚は健在。「WHITE FLAG」「STYLO」とか、上モノが凝ってるだけに実にバランスが悪く、ソレがまた特殊なグルーヴを生み出すケミストリーになる。「SWEEPSTAKES」はマヌケかつトリッキーなトラックを MOS DEF が器用に乗りこなしてくれて、UKグライムのスリルを備えるに至ってしまった。ただし、この化学反応がスベリ気味だと正直マヌケに聴こえる。渋味がキツい LOU REED のボーカルをこんなノドカなトラックに乗せて楽しいだろうか?うーむ微妙だ。一方で、DAMON の鬱々としたウタゴコロでイク曲も増えた。つまりは、パチモンを突き詰めて本格派に到達した境地…でしょうか。
●一応、2次元キャラの物語は続いていて、我が愛しの NOODLE ちゃんは前作「DAMON DAYS」のプロモで戦闘ヘリの強襲攻撃に遭い行方不明、代わりに彼女のサイボーグクローンがシレッとバンドに加入してる。なんだそりゃ?


DAMON ALBARN、GORILLAZ 以外のオシゴト。

MONKEY「JOURNEY TO THE WEST」
MONKEY「JOURNEY TO THE WEST」2008年
「JOURNEY TO THE WEST」ってのは、ズバリ「西遊記」のコト。2007年にイギリスで公演された演劇「MONKEY: JOURNEY TO THE WEST」。このサントラを、DAMON ALBERN が担当したのです。GORILLAZ(ゴリラ)が MONKEY(サル)になりましたってコト。
●サウンドトラックとあって、部品のような位置づけの楽曲群はチト退屈。なんちゃってオリエンタル風味をシンセでフワフワと再現しました程度の仕上がり。サスガにコレ単体で楽しむのは根性がいるなあ。当時は確かに北京五輪直前モードで中国文化が盛り上がってる気分だったのかも知れないけど、今となってはもうどうでもイイかも。「西への旅」を突き抜けて、ユーラシア大陸西端の島国に到達した孫悟空が、DAMON の耳の中に忍び込んでイタズラしたって程度かな。


BLUR「THINK TANK」

BLUR「THINK TANK」2003年
●最後の BLURDAMON ALBERNGORILLAZ のプロジェクトを既にスタートしており、長年の相棒であった GRAHAM COXON もソロワークに没入。アルバム制作のために集結したもののメンバーの統率はとれず、とうとう GRAHAM がバンド脱退。残された三人だけで作られた BLUR の、今のトコロ最後のオリジナルアルバム
●この時期に DAMON ALBERN がハマってたであろうダンスミュージック志向を反映しているのか、ギターバンド BLUR の面影は後退して(そりゃそうだ、ギタリストが脱退しちゃったんだもん)、エレクトロな実験的要素が強くなってます。一番のロックビートを備えた「CRAZY BEAT」だって、NORMAN COOK A.K.A. FATBOY SLIM のプロデュースだし。MADONNA を手掛けた WILLIAM ORBIT も一曲をプロデュース。
●その一方で、モロッコの民族音楽をアレコレとフィーチャー。枯れ寂びたフォーキーテイストと、モロッコ音楽の素朴な佇まいが意外にマッチしている。ボーッと聴いてると全く気にならないほど、舞台装置としてシックリ収まってしまうほど、モロッコ旅情が自然と溶け込んでる。
●ただしメロディの根幹は、後期 BLUR が接近してたUSロウファイの気分を色濃く反映して、実はとっても辛気くさい。もう DAMON ALBERN は能天気なポップスターを気取るのにも疲れてたし、ライバル OASIS のようにワンパターンなロックをガリガリ鳴らす気力もなくなってた……という風に考えてよいでしょうか?


BLUR「THE GREAT ESCAPE」

BLUR「THE GREAT ESCAPE」1995年
●うってかわって、BLUR が一番調子に乗ってた時代の音源も聴いてみた。マッドチェスターの影響下、ロンドンのアートスクールからやってきた4人組は、利口なイケメンキャラでたちまち人気者に。セカンドはブリットポップを準備した傑作で、サードアルバム「PARKLIFE」ブリットポップの象徴みたいな存在になった。
●かたやマンチェスターからは OASIS が襲来。ヒステリックなメディアは、高偏差値ミドルクラスの BLUR と、この労働者階級のチンピラバンドを好対照なライバル関係として描き、シングルのセールス合戦という状況を作ってしまった。それがこのアルバムからの先行シングル「COUNTRY HOUSE」OASIS「ROLL WITH IT」を準備。二枚は同日発売でガチンコ勝負をする。

blur+vs+oasis.jpeg(当時の様子を伝える「NME」誌)

●結果として発売週のチャートを競り勝ったのは BLUR。ただしその後リリースされた OASIS「(WHAT'S THE STORY) MORNING GLORY ?」がバカ売れ。イギリス史上最も売れたアルバムになる。……実は当時のボクも OASIS に肩入れしちゃってた……そりゃそうだインテリのイケメンよりイナカモンの成り上がりの方が感情移入できるでしょ……だから、BLUR「THE GREAT ESCAPE」は最近まで聴いたことがなかったのです。
●まー2010年の今から、1995年のあの熱狂を思い返すってのは微妙な感覚…。一口に言えば、ブリットポップはその名の通りロックじゃなくてポップスのムーブメントだったので、ココに鳴ってる音楽にロックのカタルシスを要求してもダメなのよね。結果、ツヤツヤしたチャーミングさはあるけど、その愛嬌にウッカリだまされる。ドコかシニカルな諧謔が漂ってて肩スカシを喰らう。そんな印象。
●この後、BLUR浮かれ気分の陽気なブリットポップ路線を放棄して、USグランジ~ロウファイに接近する。タフなリフロック「SONG 2」のようなヒットも飛ばすが、内省的な音楽世界を徐々に切り拓き、メランコリックな侘び寂び領域に到達する。セルフタイトル「BLUR」そしてその後の「13」は、個人的には思い切り愛聴したアルバムだった。そして2003年「THINK TANK」発表後、バンドは活動休止に……2009年再結成ライブが行われるも、その後のコトはよくわからない。


THE GOOD, THE BAD  THE QUEEN「THE GOOD, THE BAD  THE QUEEN」

THE GOOD, THE BAD & THE QUEEN「THE GOOD, THE BAD & THE QUEEN」2007年
GORILLAZ の作業に専念してた DAMON ALBERN が久しぶりにバンドっぽいプロジェクトに手をつけた、のがこのアルバム。GORILLAZ でギターを引いていた SIMON TONG(元 THE VERVE)、その後「PLASTIC BEACH」に参加するベーシスト PAUL SIMONON(元 THE CLASH)、FELA KUTI などと仕事をしてきたアフロビートのベテランドラマー TONY ALLEN。こんな強面が結集したスーパーバンド。当然 BLUR っぽいモンを期待するよね。ジャケだけ見たら実に英国っぽいもんね。
●結果として、ロンドンの冷たい霧を連想させる煙たいエコーに、メランコリックなメロディがとっぷり沈んだ感じと、センチメンタルなギター&ピアノがなんとも優しいアルバムに仕上がっています。これがことのほか聴き飽きない。トリッキーなコトはナニもしてないけど、正統派の英国ポップスの姿がある。DAMON にはこっちの芸風ももっと突き詰めて欲しいなあ。



●GORILLAZ 関連動画。



●GORILLAZ「DARE」。NOODLE ちゃんのセクシーなダンスに萌え。マッドチェスター風グルーヴ。



●GORILLAZ「CLINT EASTWOOD」。巨大モニターを駆使したバーチャルバンドのパフォーマンス。パチモン・ヒップホップの愉しみ。

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●昼はコドモたちとダイアモンドゲームをして遊んでた。
●ドラマ「スペック」はワイフと一緒に見るが、「Q10」はヒヨコと一緒に見る。
高橋優の主題歌「ほんとのきもち」が気になる。彼はホンモノだと思う。


 





●寒くなったので、ワイフがデロンギのストーブを引っ張りだしてきた。
●そしたらノマド小学三年生が食ってかかる!「まだ10月なのにストーブつけたらエコじゃねえ!」今から暖房を使ってたらホントの冬はどれだけ電力を消費する事になるのか、と彼は主張しているのである。今週は本当の冬と同じくらい寒いのよ、と説明するも、家中の照明をオフして対抗するノマド。ある意味でシーシェパードっぽい頑迷さ。
●ノマドは理科教室で、炭酸カルシウム&希塩酸の二酸化炭素発生実験をした時も「ヤベエ…CO2をいっぱい排出してしまった」と妙な罪悪感に打ちひしがれて帰宅、必死に節電に勤しんだオトコである。ヘンな部分で実に几帳面なのだ。


●台風でザーザーぶりなのに、代々木上原のラーメン屋さんに行ってしまった。
●ボクの好きなブロガーさんがツイッターで賞賛してたから。へー近所においしいラーメンがあるのか…なんて気分で。「千里眼」というお店。
●しかし失敗した。このラーメン屋さんは、いわゆる「ラーメン二郎」型のハイパーボリュームこってりストロングスタイルだったのだ。好きな人は好きなんでしょうが(ボクの友人きむおとか。彼はこれでヘビー級のウエイトを手に入れた)、ボクはハイパー苦手だ。

千里眼

●これで標準ラーメン。もやしの山が標高10センチ超。ニンニクてんこもり。厚さ1センチの豚肉。USBケーブルより太いメンの量は300グラム。「通常のお店の二倍ですからご注意を」って親切に張り紙が。女性のお客さんは「メン半分で」ってちゃんと申告してる。コレで680円。ボリュームからみると明らかに安いと思う。サントリー黒烏龍茶を一緒に頼むとイイらしい。147円。
●結果、ハラの形が変わるほど満腹になりました。うわー胃もたれが。これでしばらくラーメンは見たくない。


中森明菜さん、活動休止。
●ウワサによると、重たい帯状疱疹になっちゃったという。帯状疱疹って雅子さまもかかってしまったヤツだよね。
●タイムリーなことに仕事場のセンパイ50歳が今週いきなりこの帯状疱疹になってしまった。カオ左半分が真っ赤に腫れ上がって四谷怪談のようになってる。一方、右半分は何ともなってない。そのアシンメトリー、人造人間キカイダーを連想させます。どうしたんスかそのカオ!大ケガしたみたいに見えますよ!「免疫力が低下してるという話だよ…チクチクするんだよね」中森明菜さんみたいに長期で休まないとダメなんですか?「まあ、こんなカオになれば活動休止したくもなるだろうよ。オレは別に休まないけど」女性でコレは確かにそういう意味でキツいね…完全に回復するまで人前に出られないよね。
●だから、今日は中森明菜を聴いてます。

中森明菜「歌姫BEST」

中森明菜「歌姫BEST」2007年
●ややスモーキー過ぎる彼女の声で、井上陽水とかをカバーしてます。矢沢永吉「チャイナタウン」が意外にハマっててよかったです。あとはワリとまんまなのです。「桃色吐息」とか「異邦人」とか「いい日旅立ち」とか。予想の範囲というか。
●このテのカバー企画は、どういうシガラミで成立してるんだろう?最近あまりにも多過ぎるよね。

中森明菜「フォーク・ソング~歌姫抒情歌」

中森明菜「フォーク・ソング~歌姫抒情歌」2008年
●ジャケがアンディ・ウォーホル風。ウォーホルがテキトーな肖像画を書いてアッケラカンにセレブになってた70年代の、しかしウォーホルの世界観とは微塵も接点がないジクジクに湿っぽい日本フォークをカバーしてます。りりィ「私は泣いています」バンバン「『いちご白書』をもう一度」ビリーバンバン「さよならをするために」(バンバンとビリーバンバンって関係ないユニットなんだね!)小坂恭子「想い出まくら」風「22才の別れ」紙ふうせん「冬が来る前に」グレープ「無縁坂」…。なんともシミッタレタ悲しい曲ばかりです。どこか幸薄イメージの漂う明菜さんのキャラを、さらに強化するような選曲はアリなのかナシなのかマジで微妙。
●実は原曲のほとんどを聴いた事がありません。が、あまり聴きたいと思うタイプの音楽でもない。なんだか悲しい感情ばかりが歌われてて、結果として全然楽しくないからです。


●マンガ寸評。

宇仁田ゆみ「うさぎドロップ」8

宇仁田ゆみ「うさぎドロップ」8巻。
●映画化はウレシいが、芦田愛菜ちゃんってのはちょっと。マンガではりんちゃんがドンドンキレイになってしまい、うあ娘のヒヨコがこんなに美人に育ったらどうしよう、って1人妄想してオタオタしてしまった。ヒヨコー、パパとずっとトモダチでいてくれよー。

楽園Le Paradis3

「楽園 LE PARADIS」3号
●女性作家が数々そろって読み切りの恋愛コミックを掲載する新しい雑誌みたい。もちろん宇仁田さんも寄稿。根本的に宇仁田さんの描くオンナノコがカワイいってのがボクにとって重要です。中村明日美子さんの画も好き。彼女がモーニングに掲載してた相撲マンガはどうなっちゃったんだっけ?

黒田硫黄「あたらしい朝」1

黒田硫黄「あたらしい朝」1巻
●来月やっと第二巻が出るんだって。この一巻が出たの一昨年だよ。もう途中で終わっちゃったのかと思ってた。黒田硫黄は大好きな作家です。松本大洋五十嵐大介と同じ最高級ランクです。筆でペッタリ描くスタイルがチャーミングでさ。でも寡作…。
●第二次世界大戦。ノンキなチンピラ兄さんが、訳あってドイツ海軍に志願して、そんで大西洋インド洋まで巡ってたどり着いたヨコスカ。悲壮感が1ミリもない巡洋艦生活はいったいドコに行き着くんだろう?

黒田硫黄「大金星」

黒田硫黄「大金星」
●こちらも一昨年発表の短編集。得意の自転車モノも収録されてます。この人が描く女性もボクは大好き。まるい顔が広末涼子を連想させるんです。あ、広末さんがどんな変人と結婚しようと、ボクにとっては女神ですから。

小畑健/大場つぐみ「バクマン」

小畑健/大場つぐみ「バクマン」9~10巻
「あんなによく働く編集ばっかりの現場なんて、ありえないでしょ~!全員が仕事に真剣すぎるでしょ~!」と大手出版社の女性誌編集長にガッツリ突っ込まれた(←トモダチの奥さんなんです)。そういうもんなんですかボクはよく知らないけど。「マンガ家になりたい、って言えばチャンスはイロイロあるのに、今の若い人はジャンプじゃなきゃダメだって思い込んでるからダメだよね」とボクのトモダチ(トモダチもマンガ雑誌編集者なのです)。そんなコト言いながら、この二人メチャ「バクマン」好きなんだよね。そして自分の仕事にも真剣。立派なプロの編集人です。

西炯子「娚の一生」3

西炯子「娚の一生」1~3巻
●男50歳と女35歳の恋愛ストーリー。ふーん!ちょっとトキメイちゃった。オッサンになるのも悪くないモンかな?って本気で思っちゃってたのに、前述女性誌編集長は「unimogrooveくん、カレ専はあくまで幻想で、リアルはないから!」とバッサリ。いやガンバってよい50歳を目指そう!


オノナツメ「リストランテ・パラディーゾ」
●これも完全にカレ専マンガだねえ。妄想度高いわ。イタリアの初老紳士がたくさん登場、そして全員メガネ。メガネが支持されるのはウレシいなあ。ボク自身が見事にメガネ野郎だから。


●今週の仕事は、ちょっとドキドキして、なんか楽しかった。
●来週もこんな感じでありたいな。

ヒートテックを引っ張りだして、秋気分。
●新橋駅ビル地下で、まいたけ天そば450円を食べて、とってもシアワセ。
●でもペプシのモンブラン味はダメだ。昔あんな匂いの消しゴムがあった気がする。無理して飲むなんてヤメりゃよかった。


●話題の高額シャンプー、スカルプD4800円もするのだ!コレを2本もタダで頂いたので、おフロでアタマゴシゴシ、せっせと薄毛対策しています。効き目があるかどうかはハテナ。

スカルプD(アマゾンでも売切れなんだね!)

●つーかですね、たまたま仕事でマワしたビデオにボク自身が写り込んでまして……。ソコで知ってしまったのです、ジブンでは見られない頭頂部が、思った以上にヤバいコトになってる!特殊な照明の下であったのを割り引いても、ビックリするほど地肌が見える!ショック!
●帰宅後、ワイフに相談。ねえねえココらへん見て!どうなってる?「つむじが少し大きいような気がする…というか、これがつむじじゃなかったらヤバいかも」どんくらいやバイの?!「まー微妙だねえ…アナタ元から髪の毛少ないじゃん」あややや。くっそーアタマのテッペンにオゾンホールを抱えちまったような気分だ。見えないバショで、気づかないうちに、でも確実に拡大していくオゾンホール。
●そんな会話に娘ヒヨコがカットイン。「え!パパ、ハゲなの?」コラコラコラコラそんなデカイ声で!キミ言葉をもうちょっと選んでくれる?「(こしょこしょ声で)パパ、つけ毛しちゃうの?」つけ毛…エクステ風だな…。かつらはヤバいだろう一気にフサフサになってもさ。「(こしょこしょ声で)毎日3本つづつければ大丈夫だよ」3本ってオバQかよ…。そもそも、ナイショ話っぽく言われると、ホントに笑えなくなるから普通に言ってよ。

●そんな貴重な貴重なスカルプDを、息子ノマドが勝手に使ってたという。娘ヒヨコと違ってノマドの好奇心はカワイゲのない形で発動する。感想は「なんかクサい」

●それと先日のノマドが言い放った名言が楽しかった。我が家のテレビ台にひっそり置きっ放しのプレステ2を見て「そんなテレビにからみついたゲームなんてヤッテラレルかよ!」DS世代のニュータイプは、ケーブルという名の重力から解き放たれてるのね。でもオマエ Wii はテレビの前でフツウに遊んでるじゃん……あ、Wii のコントローラもワイヤレスなのか。


●これからヨガに行って、ちょっと散歩して、近所のカフェでマンガと本を読んで、夜は録り貯めたテレビドラマを見るのだ。「スペック」はワイフと二人仲良く見る。どちらかが先に見ちゃうのはナシってコトになぜかなってる。
●それがボクの最近の休日の過ごし方。

先日の土曜は友人の結婚式でありました。

先日の土曜は友人の結婚式でありました。

同期入社でボクと同じようなキャリアを15年間歩んできた親友のような存在。でも女子にはトンと縁がなく、一生を1人マンガ読んで終えるコトをマジで覚悟してたようなオトコ。そんな彼に、遅い遅い春がとうとうやってきた。いやー人間マジメに生きてりゃホントにイイコトがあるもんだとしみじみ思った。
●新郎は、はにかんでニヤニヤしてると思えば、そのまま感極まってメソメソするなど、もう前例のナイほどのフニャフニャのグダグダで、それに列席者全員が爆笑し感涙してしまった。深刻なヘタレだけどウラオモテのナイ純真なオトコだと、誰もが知っている。その上でみんなが温かく見守ってる。ガンバレガンバレ。微笑ましい応援ムード。よかったなあ、人に恵まれて。オヨヨヨ~。ボク結婚式で泣いたの初めてだよ。自分のでも家族のでもウルっとしたコトないのに。

●娘ヒヨコもセレモニーに出席しました。

娘ヒヨコもセレモニーに出席しました。

「ウェディングドレスがみたいー!」「ケッコンシキがみたいー!」という強い希望により、ヒヨコ一人をセレモニーに出席させるコトにしました。薄いグラスでウーロン茶飲んで、もうステキなパーティ気分、お姫様気分に浸ってます。



●今日のBGM。
クラムボン「3 PEACE ~LIVE AT 百年蔵~」
クラムボン「3 PEACE ~LIVE AT 百年蔵~」2006年
クラムボンのライブ実況アルバム2枚組。「百年蔵」ってのは福岡/博多にある造り酒屋「石蔵酒造」さんの酒造場で、明治初頭に作られた古い建物のコト。ココの一部がイベントスペース(キャパ150人)として活用されてて、実にいい感じのトコロであるらしい。そんな小箱でクラムボンがシズル感タップリのライブを展開する。ふわー原田郁子さんの声に癒される。あ、彼女自身も福岡出身なんだって。
●カバー曲がボクのツボを的確に狙撃ズキュン。フィッシュマンズ「ナイトクルージング」、岡村靖幸「カルアミルク」、真心ブラザース「サマーヌード」。うっひょー90年代。とくに「カルアミルク」はマジ懐かしいねえ。「がんばってみるよ優勝できなかったスポーツマンみたいにちっちゃな根性身につけたい……電話なんてやめてさ六本木で会おうよ今すぐおいでよ仲直りしたいんだもう一度カルアミルクで」


●そしてクラムボンと同じくらいキラキラなジャズファンク。

LONNIE LISTON SMITH「ASTRAL TRAVELLING」

LONNIE LISTON SMITH「ASTRAL TRAVELLING」1974年
●このピアノ/キーボード奏者の音楽は、手っ取り早く言うと「スピリチュアルジャズ」ってカテゴリーに入るらしい。どのヘンがスピリチュアルかどうかはよくワカラン。ただし圧倒的に華麗だ。サックスのロングトーンが大きく突き抜けていく様子に、深いエコーを揺らめくキーボードが優しく寄添う。緻密で豊穣なリズムの揺さぶりが沸き立つ生命力を連想させる。高度に洗練されながら、聴き飽きない複雑さと豊かさを備えてる。疲れたカラダに沁み入るような音楽だ。
●70年代初頭の MILES DAVIS グループに加入。エレクトリックファンク時代のマイルスから新時代ジャズの薫陶を受けた高弟の一人。同時期そして前後のマイルスグループには CHICK COREA、HARBIE HANCOCK、JOE ZAWINUL、KEITH JARRETT がおった……すげえビックネームたちだ。でも LONNIE LISTON SMITH も負けない。黒人音楽は70年代に入り、抽象的な精神世界を描く深みを備えるに至った。スペーシーな奥行きを持つ LONNIE の音楽はそんな状況を代表してる。このアルバムはそんな彼の初リーダー作。


LONNIE LISTON SMITH  THE COSMIC ECHOES「COSMIC FUNK」

LONNIE LISTON SMITH & THE COSMIC ECHOES「COSMIC FUNK」1974年
THE COSMIC ECHOES ってナイスなバンド名だね。彼の音楽には「銀河」が見えるからねえ。そして「COSMIC FUNK」。前作よりも足腰が逞しくなって見事にファンク駆動しています。絶叫コミのボーカルも熱いです。ジャズよりもファンク、という人にはこちらの方が圧倒的に聴きやすいでしょう。
●しかしこの人の、ニットキャップの被りコナシたるや一流だね。どのジャケでも基本このニットキャップだもんね。


●本日は久しぶりの鍼灸院へ。ここのセンセイは素晴らしく美人さんなんです、アラフィフなのに!バツイチ・シングルマザーだけど経営者だし!今日はボクが最後の患者さんだったので、お会計の時にはセンセイも私服になってました…これがオシャレでさ…思わずオトナの色香によろめきそうになるほどでした。
●そんで現在ボクの背中には29カ所に長さ2ミリの鍼が刺しっ放し。これ「置き鍼」って言うんです、ちいさなガビョウみたいな感じね。ワイフにそんなハリだらけの背中を見せたら「北斗神拳みたい」って言われました。


すげえすげえ。タモさんのいきなりジャズセッション。



●YOU TUBE で発見。タモリさん早稲田学祭でジャズセッション。10月20日。
●投稿者コメント『今日はやめときましょう』というタモリに無理やり勧めて、突然始まった打ち合わせなしのセッション。2010年 早稲田大学稲門祭 大隈講堂前特設ステージ。iPhone4で撮影。」やっぱタモリさんはカッコいいなあ。


ビートルズ、「赤盤」&「青盤」デジタルリマスター。
THE BEATLES「1962-1966」
THE BEATLES「1962-1966」
THE BEATLES「1967-1970」
THE BEATLES「1967-1970」

●言わずと知れた、THE BEATLES の最強ベスト、通称「赤盤」「青盤」がデジタルリマスターで再発された。この二つのアイテムは、バンドが解散した三年後の1973年にリリースされたモノ。リアルタイムのバンドを知らない世代にとっての最高の入門盤として長らく支持されてきた物件だ。普段はこのテの再発に手を出さないボクなのですが、思わずコレに関しては2枚揃えてゲットしてしまった。
●そんでさ、なんかマジで印象が違って聴こえるのです。これがデジタルリマスターの威力なの?それともボクが不用心だったのか?よくワカランけど新しい発見があってワリと感動。あーここはこんなベースが鳴ってたんだ…この曲はジョンの声に意外なほどリバーブがベッタリかかってる…タンバリンをこんなに真剣に叩いてたとは知らなかった…。
●やっぱ THE BEATLES は古典の基本ですから、ボクは全てのアルバムを当然のように持ってるのです。そんで当然アホのように聴きまくった時期があるのですよ。スゲエ昔の話ですけど。こと「赤盤」「青盤」となると、今から20年も前、16~17歳の高校時代を思い出してしまうのです。

ボクは高校生活3年間を、放送部というマニアックな文化系活動に捧げていたのです。
●捧げているってのはオオゲサだけど、毎日の放課後を放送室で音楽聴いて過ごしていたのは事実。この放送室ってのは実に居心地がよくて、どんなに大爆音で音楽をプレイしようと外には全く音が漏れない。それこそ運動会用大型スピーカーをフル出力でブチ鳴らしても平気なのだ。しかも防音の配慮から床はジュウタンだったのでゴロ寝も自由。4チャンネルのマルチトラックレコーダー(カセットテープね)で友達のバンドのデモテープを収録したりしてた。
●我が高校の放送部はボチボチの伝統があるらしく、放送室のドマンナカに居座っていたボロボロの木製テーブルは、学生紛争時代にはバリゲード封鎖に使われたという伝説があった。ボクは素朴にそのウワサを信じた。誰もいじらないロッカーや戸棚の中には、生々しく60~70年代の遺物がいっぱいあったからだ。70年代のマニアが読んでたオーディオ雑誌とかはスゴかったなあ。「デンスケ」と呼ばれるカセットテープレコーダーを使ってフィールドレコーディングをしよう、なんてコトが書いてあった。そんなコトがクールだった時代があったのか…。何を録音するのかって?小鳥の声とか電車の音とか。
さらに放送室の中を掘り込むと、古いLPレコードの束が出てきた。コレはヒドかった。「レコードにカビが生える」という現象をホントに目撃する人は21世紀の今にはほとんどいないと思うが、ボクはその迫力をティーンエイジの頃に味わった。ジャケの内側が「腐海」に呑み込まれてドロドロになってる様子はえも言われぬ感覚だ。ところがだ、濡れタオルを駆使して盤面を丁寧に拭くとレコードは意外なほどキチンと回復する(ジャケは回復しないけど)。コレでボクはリアルタイムに購入されたであろう QUEEN のアルバムなどを愛聴するコトが出来た。

実はボクが今も大切に我が家で保管しているアナログ盤「赤盤」「青盤」は、ココで発掘し、散々に愛聴し、そんで卒業する時にパチったモノだ。奇跡的にカビの侵食を免れていたが、ジャケはアチコチが破れセロテープでベタベタに補強されてた…盤質も全然よくない。でもでも、青春の思い出としては重要なアイテムだ。あんなにたくさん聴いたんだから。ボクの THE BEATLES 体験の起点となったアイテムだし、60年代音楽世界への扉になってくれた大事な音源だ。ボロボロだったけど、この困難な音質が若いボクに古臭い音楽&劣悪な録音への耐性を植え付けた。…じゃなきゃボクは今のように多様な音楽に寛容になってない。このボロボロをくぐり抜けてこそ、様々な音楽をありのままに味わえるようになった。今でもマジメに思ってます。
●だから、ボクにとってボロボロの音質こそが THE BEATLES だった。一方今回ゲットしたデジタルリマスターはツヤツヤのピカピカだ。だから正直戸惑ってしまう。イロイロなモノが聴こえ過ぎて困っちゃう。……とは言いつつも、20年前のボクはそのボロボロに新鮮な刺激をバリバリ受容していたんだと思うと、その意味ではデジタルリマスター以上にピカピカ光って見えていたんだろうな。

●もう1つ余談を付け加えると、結婚12年目になる我がワイフとボクが初めて出会ったのもこの放送室であった。その瞬間を思い出しちゃったよ。お互いが15歳の時。その時は、まさか結婚するとは思ってなかったなあ。なんかスゴいね。

●秋だ。ノドがイタい。季節の変わり目にやってくるぜんそくモードが作動した。


東村アキコ「海月姫」1

東村アキコ「海月姫」はマンガで十分だな。大好きな作品だけど、アニメはいいや…。



GAL COSTA  CAETANO VELLOSO「DOMINGO」

GAL COSTA & CAETANO VELLOSO「DOMINGO」1967年
●アルバムタイトルが「日曜日」ダウナーでローテンションでやる気レスな、ダラダラふとんに潜り続ける無為な休日にはピッタリのボサノバアルバム。一曲目の「CORACAO VAGABUNDO」(= VAGABOND HEART = 放浪者の心)が実にメランコリックで、怠惰な自分を全肯定してしまいたくなる。
●ブラジルに軍事政権が成立し、ボサノヴァの輝かしい季節が終わる頃に録音された、CAETANO VELLOSO & GAL COSTA の一番最初のアルバム。70年代以降のブラジル音楽をグイグイと牽引し、「トロピカリズモ」運動の旗頭として社会に激しく異議申し立てをする彼らの戦闘的な姿勢は、まだココにはナイ。静かで奥ゆかしい音楽たち。目の前に近づきつつある波乱を予感しているのか…ひっそりと息を潜めているよう。

MILTON NASCIMENTO「MIRAGRE DOS PEIXES」

MILTON NASCIMENTO「MIRAGRE DOS PEIXES」1973年
●奇妙なジャケだよ……ブラジルの川にはこんなサカナが住んでいるのか?MILTON NASCIMENTO の他のアルバムジャケットは、アフロ系である彼の凛々しい顔を切り取るようなヤツなのに、コレだけ不気味な水生生物が描かれてる。でも、ジャケの気分そのままに、奇妙なサイケデリック表現と呪術的なリズムが絡み合った音楽が、このアルバムの中に展開しまくってる。幽玄の境地を描くような彼の声は、ココではシャーマンの祈祷のような様相を帯びてて、底知れぬジャングルの深い闇を象徴してる。
●時代は1973年。彼のここでの音楽は、まさしく「トロピカリズモ」以降の、サイケデリックロックとブラジル固有の表現を合体させたスタイル。しかし同時代に活躍した CAETANO VELLOSO 他ブラジル北東部バイーア出身の純正トロピカリスタと、MILTON の音楽は別系統のモノに聴こえる。もっと内省的で抽象的。アグレッシブなロックの刺々しさはないが、神々しいほどのワン&オンリーな世界観がある。


●今季の新ドラマ「Q10」。今録画で見たけど、あれ?なんか気持ちイイ話だな。
●脚本が、木皿泉。彼らの脚本って不思議な空気感があるよね。
●それと、主題歌が高橋優。これも注目だ。


ふと気づけば、競争原理のど真ん中にいる。
●……あれ?最近仕事ばかりしているぞ……体力がついてきて、残業も自由にできるようになったのはウレシい……けど、あんなにヒドい目にあって、心身共にボロボロになって、ワーカホリック生活には散々懲りたはずなのに、またその激しい荒波に徐々に吸い寄せられてる自分がいる。しかもコレは新しい仕事へのワクワク感じゃない。周囲の視線が妙に気になる。ジリジリとした焦りを感じる。くそー。なんか柄でもない妙な感情がムクムクと起き上がる。ヤバいヤバい気を付けなければ。

●結果、少々不安になり、15年来のトモダチに相談をする。
●金曜日の夜トモダチと2人で夕飯を食った。中野のドイツ料理屋、ソーセージをカジリながらのサシ飲み。なんか最近アレコレで混乱気味でさ、新しい仕事がシックリこないんだよ。「オマエは根がマジメだから、テキトーにやるのがホントに苦手だよねえ」この友人は歯に衣着せない物言いで人の事をザクザク斬る。がゆえに信用できる。そんでメチャ突っ込まれる。「そもそもがさ、オマエはツカミドコロがナイ人間なんだから、まわりもどう接したらイイのかよく分かんないんだよ」え?ボクはツカミドコロがナイの?「アルと思ってたの?初めて会った15年前からツカミドコロがナイヤツだと思ってたよ」マジで?ショック!いまさらソレ言われたって。もうチョイ早く言ってくんない?「いやソコがオモロいからオレはオマエとつるんでるんだけど。でも一般的に言えば圧倒的にツカミドコロがナイうわ…コッチの身としては大々的にツカマレ希望なのに。すげえシンプルな、アホのお人好しなんですけど。
「確かにオマエはウソはつかない。でもホントのことも言わないでしょ」えー別にそんなつもりはないけど。「バーベキューとかでオレンジジュースが配られたら、そのまま飲んでるでしょ。でもホントはサイダーが飲みたいと思ってる」あー正確に言うとボクは炭酸飲料を一滴も飲まないコトにしてる。「じゃなくて!したくもない仕事でも、喜んでやります!なコトすぐ言うでしょ。理不尽とわかってても。」…それはその通り。「ホントは全然チガウ事をしたがってるのに」そうかも……いやちょっとチガウなあ……最近は自分のしたい事がワカラナイ。ホントに真っ白なんだよね。うーん、もっと突き詰めて言えば…ホントの本音は「今は、なんにもやりたくない」かもしれない。


ツカミドコロのナイ少年、我が息子ノマド。
●最近、ちゃぶ台でイロイロな図形を紙に描いていたノマド。アレコレメモまで書いてある。「正方形/辺の数:4/対角線の数:2」「五角形/辺の数:5/対角線の数:5」などなど。いったい何を考えているのでしょう。ツカミドコロがありません。
●そんで突然の質問。「10000角形の対角線の数はいくつ?」一万角形ねえ。うわいきなり奇妙なコト聞くのねキミ。ノマドはアレコレ意味の分からない数をいっぱいメモし、電卓を駆使した結果、ジブンなりの解答を導いたらしい。うーあーパパが考えるにはね、(10000-3)×10000÷2で、49985000本だと思う。アイツはジブンの答えをボクに教えてくれなかったが、×10000 や ÷2 のあたりはスグに思いついたらしい。「高校生クイズに似た問題が出てた」ホントかよ。
●今日は今日で、二段ベットの上でことわざ辞典を一人読んでたという。そんでどんなことわざが書いてあったんだノマド?「自業自得」……なんか微妙だな。オマエ気の毒だけどボクの遺伝を引き継いで、見事にツカミドコロのナイ男に育ってしまうようだなあ。


●しんみりした秋の気分と、侘び寂びたウクレレの調べ。
●自分がブレそうな時は、己の世界をひたすら掘り込むような演奏を聴いていたい。

JAKE SHIMABUKURO「LIVE」

JAKE SHIMABUKURO「LIVE」2009年
ウクレレ侍ジェイク・シマブクロがウクレレ一本だけで世界中を旅した様子をドキュメント。収録されてる演奏は、シカゴやサンフランシスコ、コロラドみたいな場所で行われたライブから、横浜、新潟、大分のような場所の公演まで網羅している。世界中をさすらってウクレレ一本の奥行きを伝導していく求道者。
●ボクはハワイのCD屋でローカルのCDをかなりの枚数で買った結果、彼のような演奏家は他にいない、むしろ異端だというコトに気づいた。ジェイクのウクレレからは、ハワイのローカル音楽から遠くへ遠くへと脱出しようとする強靭な意志を感じる。音の粒立ちがハッキリしてて、実にしなやかな強さがある。トボケてないし、甘くないんだ。ウクレレでこんなコトを狙っているヤツは他にいない。
●結果バッハのようなクラシックから、CHICK COREA のようなジャズ、フラメンコ、日本の童謡、MICHAEL JACKSON「THRILLER」までをカバーしてしまう。なんという好奇心と冒険心。しかもソレが直接の演奏戦闘力に反映されてて、ライブの中でビックリするような音響となる。そんなカレの演奏は聴き飽きる事がない。シンプルなようで、噛めば噛むほどホド味が出る。華奢な優男に見えて、実はスゴいヤツ。

JAKE SHIMABUKURO「ACROSS THE UNIVERSE」

JAKE SHIMABUKURO「ACROSS THE UNIVERSE」2009年
ジェイクによる、THE BEATLES カバー集。やはり基本ウクレレ一本勝負で、名曲をしっとりとつま弾く。楽曲が持つ瑞々しさを、シズル感タップリのエコーにそっと浮かべるような質感。ソレでいて、冷たく乾いた緊張感が一音一音に込められてる。メロディの本質をえぐり出す、限界まで研ぎ澄まされたアレンジ。ボクはジョージの傑作「SOMETHING」のカバーが一番好きだ。
●ゲストがイイ味を添える。表題曲「ACROSS THE UNIVERSE」では CYNDI LAUPER のボーカルをフィーチャー。ハスキーボイスのザラツキが剥き身のリアルを感じさせる。JOHN LENNON ソロの「HAPPY XMAS (WAR IS OVER)」ではチェロ奏者 YO-YO MA と共演。4本の弦と4本の弦が厳かに共振する。

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●最近、総武線で千葉方面に行く事が度々あって、そんで窓からスカイツリーを眺めてました。…テレビのお天気カメラでよく見るけど、肉眼でシゲシゲ見るのって初めてかも。
「ALWAYS 三丁目の夕日」の東京タワーみたいに、この建築中の様子が大事な風景になるのかもね。と思って撮影しました。


●チリ落盤事故の救出カプセルを、無意識に「エントリープラグ」と呼んでしまうのは、21世紀を生きる日本人にとっては自然過ぎるコトらしい。職場もワイフもみんなフツウにそう呼んでる。

チリ落盤事故


ミクシイのアプリゲーム「サンシャイン牧場」…もうやめてイイですか…?惰性で続けてきたけど、ソーシャルゲームなのにまったくソーシャルな接点ないし。キノコ育てるのに飽きてきたし。ワイフの畑にムシ入れても全然オモシロくないし。
●とうとう SNS から脱落するボク…。


●息子ノマドは手塚治虫ブーム。

息子ノマドは手塚治虫ブーム

「火の鳥」で巨匠の作品に引っかかったノマド小学三年生。そこから「ブラックジャック」をバカ読み。ピノコの生い立ちに慄然!そのまま「どろろ」にもアタック。百鬼丸の改造人間ぶりに驚愕!そして渋いトコロで「ザ・クレーター」…そんな短編集があるんです。

手塚治虫「ザ・クレーター」(味わい深く辛気くさい短編集)

●今読み返すと、ブラックジャックってムチャしまくってるね。患者の脳みそを他人の死体にポイッと移植するような手術をフツウにこなすね。自分で自分のハラ開けて手術するとかしょっちゅうやるね。ムチャだね。


●ボクはボクで、なぜか風間ゆみえさんのホンを。

風間ゆみえ「LIKE A PRETTY WOMAN」

風間ゆみえ「LIKE A PRETTY WOMAN」
「大人カワイイ」というスタイルを確立したカリスマスタイリスト、そんで強烈なハードワーカー。風間ゆみえさんのスタイルブック。「神は細部に宿る」といったのは誰だったか?でも「女子魂も細部に宿る」のね。なぜハイヒールを履くのか、なぜハットを被るのか、ホントはノーブラ主義なのにランジェリーになぜこだわるのか、パンツをはく理由、コートを選ぶ理由、コスメを選ぶ理由……。細かいトコロを完璧に作り込む根性と、自分のセンスへのブレない自信が大切って思い知らされた……けど、なんか、この感性は、オトコにはマネできないなーとも思ったのでした。



●つーか、音楽のハナシしてないなあ。聴いてない訳じゃないんだけどなあ。


 ドモンカッシュ(ドモン・カッシュ)

●今イチバン気になるマンガ連載は、島本和彦「超級!機動武闘伝Gガンダム」
「月刊ガンダムエース」9月号での連載開始以降、もはや釘付けです。実はアニメ版知らないんだけど、多分アニメよりも数倍バカバカしく仕上がってるような気がする。島本作品のムダにハイカロリーなテンションと「ガンダムファイト」という荒唐無稽な設定が、実にウマく相まって油田が爆発燃焼するような大惨事ケミストリーを起こしております。是非ご注目を。
●昨日もシモキタザワのカフェで「ガンダムエース」を楽しく読んでました。そしたらワイフ「アナタ、それ人前で読んでて恥ずかしくナイの?とってもオタクなマンガなんでしょ?」……え?ガンダムはオタクなの?…ボクはこの雑誌、創刊号から一回も欠かしたコトないんだけど。今さらそんなコト言われたって。

島本和彦「燃えよペン」

島本和彦さんといえば、「燃えよペン」「吼えよペン」「逆境ナイン」「炎の転校生」などなどを楽しみました。「アオキホノオ」はまだチェックしてない…。

●その他もろもろのマンガ読書。
内田春菊「24000回の肘鉄」。初出1991~92年。男女カンケイがバブルっぽい。
多田乃伸明「70億の針」1~4巻。タフなSFだけど、主人公の女子高生がイケテナイ所がイイ。
カサハラテツロー「ライドバック」1~10巻。ロボットとオートバイを合体させたライドバックというマシンがクールで、バレエを舞うように華麗にライドバックを操縦する少女がこれまたイカす。ナイス!
末次由紀「ちはやぶる」10巻。文化系のはずが泣けるスポ根になってきた!
柴田ヨクサル「ハチワンダイバー」16~17巻。単行本2冊同時発売の暴挙!そしてヤンジャンの最新連載もかなりメチャクチャな展開に!つーか将棋じゃなくて殴り合いの殺し合いになっちゃった!
奥浩哉「GANTZ」29巻。マジで映画が待ち遠しい。
堀尾省太「刻刻」。1~3巻。コレは絶対読んでください。時間を止めるというアイディアをここまでスリリングに突き詰めるアプローチは、他に例がありません。

堀尾省太「刻刻」jpg


●……ほー。今週も忙しかったなあ。ドタバタの10月アタマ一週間をようやく乗り越えて、一息つく土曜日。ピース。
●コドモたちは PASMO 握ってジジババのおうちに遊びに行った。ワイフは PTA の催し&懇親会で朝からいない。静かだ…。一人ってイイね実にピースだ。雨すら心地よく感じる。……ボクは根本的に一人が好きなんだよなあ。


●PTA 活動、大変そうだなあ。少子化や共働き家庭の増加で、PTA 活動の担い手が圧倒的に不足してるケースっていっぱいあると思う。マンション管理会社が管理組合の運営を請け負うみたいなカッコで、「PTA活動を全部代行するビジネス」ってのを立ち上げたら儲かるんじゃないかなー?、とワイフに相談してみたら「モンスターペアレンツと、ママさん間の派閥抗争と、非協力的なガッコウに板挟まって、地獄を見るわよ」と一笑に付された。


●あ、ツイッター、新しくなって、雰囲気よくなったね。


●先週今週は、期末期首のテレビ特番ウィーク。2時間特番パッケージから3時間パッケージへの移行は近年のトレンドだったけど、今回は4時間特番パッケージも乱発だったよね。あんなに1つの番組が長いと時間感覚がマヒするね。まだ20時前か…と思うと、いつの間にか22時になってる。
●昨日は「ザックジャパン、アルゼンチンに勝利」でもなく「カリオストロの城」でもなく、TBSの新ドラマ「SPEC 警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿」を見てしまいました…カイシャでね。たまたま点いてたテレビに釘付けにされちゃって。おかげで残業全然はかどらなかった。
●演出は、やっぱやっぱの堤幸彦さんなんだ…。ヘンな切れ目の編集タイミングで、テンポと脱臼感を作る感覚、否応なく「トリック」を連想させますねえ。「トリック」は映画も観に行っちゃったモンね。「ケイゾク」の方はボク見たコトないからワカンナいけど。戸田恵梨香を見事グズグズに崩してるトコロ、最高。「ライアーゲーム」のカマトトちゃんをズタズタにして下さい。

「SPEC 警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿」


ワーナーミュージックジャパンの社長、吉田敬さん48歳が首つり自殺。
●マジ!ワーナーは音楽不況の中でもかなり頑張ってる会社であり、イケテル会社であったはず。その若き辣腕社長がなんで?……うつ病だったとの報道。
●ボクね、ワーナー好きなんです。外資だから洋楽のカタログが分厚い。ソウルの名門 ATLANTIC をガッツリ握ってる。ここに RAY CHARLES から B.B. KING、ARETHA FRANKLIN の名作がたっぷりある。今のアーティストでも大物がいる。MADONNA とかね。
●その一方で、良質なジェイポップアーティストをたくさん揃えている。コブクロ。山下達郎。竹内まりや。SUPERFLY。RIP SLYME。トータス松本。活動休止しちゃったけど絢香。新垣由衣も、女優の余芸に見えて、プロダクションがすごくシッカリしてて無視できない。このしっかりした邦楽部門こそ、吉田社長の直接の業績だったと思う。
●確かに今期は、たまたまの葉境期だったのか大作のリリースはなかったような気がする。山下達郎&竹内まりや夫妻は元から寡作な人たちだし、コブクロもペースを緩めてカバー盤だけのリリース。RIP SLYME もベスト盤だけ。でもねえ、自殺するほど危機的な状況じゃないと思った。実に残念です。


●こんなキッカケで聴くのもナンなんだけど、ワーナー音源聴くのです。

コブクロ「ALL COVER BEST」

コブクロ「ALL COVER BEST」2010年
コブクロは、アルバム「CALLING」を去年8月に発売してから、オリジナル楽曲はまったく出してません。つまり仕事してませんね……別にサボってるんじゃなくて、戦略的にファンに乾きを与えるとか、そういう意味かと。来月発売のシングルは今期のフジ月9の主題歌でしょ。実に戦略的です。
●実際、ファンは乾いていたのでしょう。PEPSI のCMでコブクロDEREK & THE DOMINOS「LAYLA」のカバーをしたら、娘のおトモダチママさんから「あの曲の元バージョンがあったら貸して欲しい」とのお問い合わせを受けました。ウチの「LAYLA」はアナログLPだから普通のご家庭では再生不可なので、代わりに90年代のクラプトンのライブDVDをお貸ししました。…あ、ERIC CLAPTONワーナー所属じゃん。
●そんな敢えてお休みモードのコブクロが、洋楽邦楽取り混ぜてのカバーアルバムを出したのでした。2枚組25曲の大ボリューム。レコーディングに800時間。セルフプロデュースでセルフアレンジ。全然休んでないじゃんむしろタイヘンじゃん。前述の「LAYLA」カバーも収録されてます。
●かつて(コチラの記事)で、コブクロは「明白な音楽的ルーツがよく見えない」みたいなこと書かせてもらったんですけど、その疑問に応える内容が詰まってます。特に80年代~90年代のジェイポップからの選曲は渋過ぎるイヤ苦過ぎるとしか言えない選曲。織田哲郎、T-BOLAN、浜田省吾、渡辺美里、槇原敬之、玉置浩二。このヘン今再評価してカッコいい物件じゃないよね。玉置浩二とか今タダの変人じゃん。ただ彼らはマニア主義で音楽を掘り込んでいったんじゃなく、リアルに街場で鳴っていたポップスに感化されてた、ってコトが分かる。ただし、シンガーソングライターという職能にコダワってたコトは、この選曲から明白になったね。
●80年代末バンドブーム系からユニコーン、BOOWY、THE BOOM、ってのは、彼らの世代から見ればある意味直球だな。そして尾崎豊「I LOVE YOU」。テッパン過ぎる。オモシロいと思ったのは、ザ・コブラツイスターズ「運命船サラバ号出発」。うわーこのバンド懐かしい!この曲のシングルボクも持ってるはず!路上時代のコブクロにとって重要なレパートリーだったらしい。結構マニアックなバンドだったのに、コブクロは引っかかったんだー!フシギだ。
●洋楽カバーはビックリするほど雑食性な選曲。B.B. KING、BRYAN ADAMS、EAGLES、SHERYL SROW。RAMONES までやってんだよね。パンクなコブクロって…。いや結局はそんなにイメージを崩さない仕上がりになってます。STEVIE WONDER「SUPERSTITION」の斬新なアレンジがカッコいいです。


●カバー集つながりで。ワーナー音源。

SUPERFLY「WILD FLOWER  COVER SONGS

SUPERFLY「WILD FLOWER & COVER SONGS : COMPLETE BEST ’TRACK 3’」2010年
SUPERFLY のニューシングル、と今までのシングルの3曲目に収録されてた60~70年代ロックのカバーを15曲全部まとめました的な特別企画。わお!ボク的にはW杯にかかりまくってた「タマシイレボリューション」よりカバー集の方が重要。スゴいねえ、1984年生まれなのにこんな古い曲をイッパイ聴いてるんだね。HUMBLE PIE、FLEETWOOD MAC、NEIL YOUNG、JACKSON BROWNE、JIM CROCE、EAGLES、FREE などなど。英米ロックをバランスよく配置してます。THE ROLLING STIONE「BITCH」とかがカッコいいね!「STICKY FINGERS」収録のガッツなロックだよね!JANIS JOPLIN「PIECE OF MY HEART」なんて直球過ぎる挑戦までして、実に潔い!


●惜しまれつつ引退の、ワーナー音源。

絢香「SING TO THE SKY」

絢香「SING TO THE SKY」2008年
コブクロの盟友でもあった絢香ちゃんのラストアルバム。福岡にスゴい女の子がいる!というウワサを聴いたのは2006年のアタマだったのかなあ?福岡の音楽スクールにいる女子高校生をレコード会社が奪い合ったという話題。そんな天才少女として絢香は一部の注目を集めてた。当時は福岡の路上から YUI が登場した頃だったので、福岡出身の早熟なシンガーソングライターとして絢香YUI はセットのように見えた。二人は同じ1987年生まれ。音楽のスタイルは違うけど瑞々しい才能として二人は似た光を放ってた。確かボクは横浜ブリッツに彼女のライブを観に行ってる。
YUI のヒリヒリした刺々しさとは正反対で、絢香の音楽は、ポジティブな生命力があふれてる。ソレを支えるのがファンキーな力強さを持つサウンドデザイン。彼女はR&B娘ではないけど、ちっこいカラダにファンクパワーを備えてる。高性能ジェイポップに包まれてるけど、もっと粘っこいモンをボクは感じてました。特にこのセカンドアルバムにはね。……だから病気を理由にした活動休止は残念でした。
●さらに夫の水嶋ヒロまでが、主演映画「BECK」の公開中にも関わらず事務所解雇/活動休止になってしまったのは、ヤヤコシイ事情が一杯ありそうでなんだか気の毒。だけどこの早熟なソングライターの印税収入はかなり立派みたいだから、今は夫婦二人で世間を離れ静かに過ごすのがイイんじゃないでしょうか。


●まだまだイっちゃいます。ワーナー産ジェイポップ。

YA-KYIM「HAPPY ! ENJOY ! FRESH !」

YA-KYIM「HAPPY ! ENJOY ! FRESH !」2009年
●2008年に放送されてた貫地谷しほり主演のドラマ「キミ犯人じゃないよね?」がボクは大好きでした。実は貫地谷しほりのファンなんです。だから大河「龍馬伝」千葉佐那 A.K.A. 千葉道場の鬼小町も注目でした。
●あーいきなり脱線したけど、この「キミ犯」の主題歌が三人組R&Bユニット YA-KYIM「SUPER★LOOPER」。スクウェアな四ツ打ちスネアがなんだかクセになる……タダのR&Bっぽく聴こえないんだよなあ…もっとこうエレクトロな感じがする。そんな単純なR&Bと処理できないエレクトロな意匠が、このアルバム全体にホンノリ漂ってる。ソコが聴き所。ボクが引っかかったトラックを作ってるのはカミカオルという人。どんな人かは分からないんだけど、確実に引っかかる。バウンスビート寸前のトコロまで行くのもあるし。あなどれない。
●今年リリースされたミニアルバム「HIP ! UP ! POP !」は、「魔法の天使クリィミーマミ」にインスパイアされたスタジオぴえろ書き下ろしのアニメジャケが目を引くけど、音楽はなぜか大幅にチャラくなった。ムムム。

YA-KYIM「HIP ! UP ! POP !」(オシリ出てます…。)


高橋優「素晴らしき日常」

高橋優「素晴らしき日常」2010年
●なんかまだ価値を見定められないんだけど、メラメラとロックが燃焼する音が聴こえる気がする。このカッコ悪さは、アコギを握った一人サンボマスター、って感じ。コレくると思う。一瞬ヤンジャン掲載マンガ「日々ロック」を連想しました。箭内道彦さんプロデュース。


あれ? 1ドル=82円台?
●またアメリカからCDを買えと?
●でも今はイギリスものが欲しいんよ。しかし、ポンドはそんなに安くない。



●娘ヒヨコ小学二年生。「あたし、空気ヨメナイみたい」
●なにそれ。ダレカに言われたの?「ううん。なんとなく」
●絶対ダレカに言われたに違いない。
●しかしヒヨコは他人の悪口を絶対に言わない。…コレは人格が出来てるとかじゃなくて、ヒヨコなりの処世術なのだ。チンチクリンのおチビさんでしかない非力なヒヨコは、残酷な女子社会をこうしてサヴァイブしているのだ。

●で、なに?空気読みたいの?「うーん、わかんない」

●空気読むのがウマい人は、ソレナリにイイ感じだと思います。ただし。
パパが思うに一番エラいのは「空気を読ませる人」。あーこの人の空気をうまく読まないとヤバいなあー、って周囲に思わせた人が、その場を支配します。空気を作る人です。具体的に言うと声デカイ人。なんか知らないけどエラそうな人。多分そっち狙った方が手っ取り早い気もする。つーかパパのカイシャそういう人がイッパイいてスゴいコトになってる。
●と娘に語ってたら、ワイフに怒られた。「おトモダチの気持ちを慮るココロが大切なの!空気のヤリトリじゃなくて!」はいそりゃそうです。でもボクは自分の基礎体質が「空気読ませる」側だったらどんだけ毎日が楽だったろうと、マジで考えるよ。



三浦建太郎「ベルゼルク」35

三浦建太郎「ベルゼルク」35巻
●ワイフ「案の定、なんか戦って、それだけで終わったよ」…ミもフタもない感想だな。でもマジで収拾つかない展開ですねえ。永久に終わらない気がするね。もう一生を懸けてこの作品を描きつづけるってココロに固く決めちゃってるんでしょうね、この作家さんは。
●マンガ家って、この一作品だけ、って人、たくさんいるもんね。ゆでたまご=「キン肉マン」。高橋陽一=「キャプテン翼」。唯一の傑作のバリエーションをアレコレ手を替え品を替え描き続けてるだけだもんね。そう思うと、三浦さんの「ベルゼルク」描くのに一生を捧げます、って姿勢は潔いんだと思う。そしてそんな仕事を見つけたコトが、ちょっぴりうらやましい。…板金工で40年食ってます、みたいな感覚と一緒。



STING「SYNPHONICITIES」

STING「SYMPHONICITIES」2010年
STING って、今はクラシックのレーベル、GRAMMOPHON の所属なのね! そんでジブンの過去の楽曲をクラシックアレンジにしてアルバム出してんのね。POLICE の楽曲もやってるよ。でもね、代表曲「ENGLISHMAN IN NEW YORK」「EVERY LITTLE THING SHE DOES IS MAGIC」も、思ったよりフツウでした。モトからジャズ志向な人だもんね、非ロックアプローチに相性がイイのかも。「ROXANNE」は大袈裟になってました。でも90年代以降のソロ曲が多くて、元アレンジを知りませんでした。


東京都現代美術館「アリエッティと種田陽平展」に行ってきました。

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つーか、チケット買うのに20分、入場に40分。大行列。ビビった。
●みんながそこまで「アリエッティ」好きだって知らなかったよ。

●我が家はタップリ楽しみました。
●展覧会としてはイレギュラー、展示物に「優しく触って」イイ、という状況がボクには新鮮。映画美術の第一人者・種田陽平さんが人間サイズに再現立体化したアリエッティのおうちは、メチャデティールに凝ってて、デパートの包装紙やダンボール、英字新聞に古布、タイル、レンガ剥き出しなどなどカベの素材が多種多彩。そしてそのツギハギ感が実にリアルというか、生活感が漂うというか、様々な材料が建て増しの時期ごとに継ぎ足された感じに仕上がっている。そんでソレを遠慮なく手のひらでナデルと、触感質感がホントに楽しくてテンションが上がってしまうのです。
●ノマドは大変な混雑の中、チビ体格を生かしてスキマをかいくぐり展示を目一杯堪能。「おークリップとガビョウだぜ!」「野球とゴルフのボールがある!」「アリエッティが書いたテントウムシのラクガキ!」「これデカい灰皿じゃネエの!」「バッタだ!触角が動いてる!」と様々な仕掛けにイチイチ引っかかって喜んでました。カベに飾られていた古切手には三鷹とか小金井の消印まで。ワイフ「もういっかい映画観て、背景を確認しないとね」

ヒヨコは、アリエッティコスプレ。

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●朱色のワンピースに、ポニーテール。そして特製の洗濯バサミ型髪留め。
●もう十数人に指差されてました。「あらあらアリエッティだわ!」的な。ヒヨコ本人も楽しんでました。「あたし、アリエッティって呼ばれたの!」

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●美術館併設のベトナミーズカフェでデザートをうれしそうに食べる我が家のアリエッティ。



レトロ気分のUKソウル女子。モータウン・スローバックの2008年近辺。


AMY WINEHOUSE「BACK TO BLACK」1

AMY WINEHOUSE「BACK TO BLACK」2006年
●このアルバムのブレイクを受けて、UKソウルのトレンドは、洗練されたフォームから一気にオールドタイミーな60年代R&Bへ先祖帰りする方向へ流れた、瞬間があったはずなのよボクの記憶によると。60年代のノーザンソウル、つまりモータウンレコード黄金期のようなビート気分が盛り込まれたトラック。この潮流を、確か「モータウン・スローバック」と呼んだ音楽誌があったような気がするが、検索してもこのコトバにヒッカカルものはナニもないので気のせいかも知れない。でも、彼女のフォロワーはその後続々と現れ、オモシロいCDを作った。だいたい2008年あたりの出来事。今日はその辺の音源を聴いているのです。


DUFFY「ROCKFERRY」

DUFFY「ROCKFERRY」2008年
●シンガー自身のハスッパでガラッパチなキャラと、気合いの入ったレトロ趣味のギャップが実にオモシロかった、のが AMY WINEHOUSE の新しいトコロだったと思う。一方でモノクロジャケの伏し目がちな彼女 DUFFYAMY とは正反対のキャラだ。18歳までウェールズのド田舎(人口2000人の村!)で暮らし、CD屋もMTVもない環境で育った超純朴ムスメ。幼い頃から60年代の音楽番組のビデオを見ていたという。ぶっちゃけ骨が太くて垢抜けない印象。味わい深いブサイクさも含め、60年代のシンガー DUSTY SPRINGFIELD を連想させるよね。でも天から授かった声がスゴかった。AMY に負けないスモーキー&スパイシーな存在感。
●オルガンファンクと女子コーラスを従えて DUFFY が唸る「MERCY」や華麗なストリングスやエコー感が PHIL SPECTER のウォール・オブ・サウンドを連想させる「DISTANT DREAMER」が実に気分だねえ。60年代へスローバック(投げ返し)される気分。
●彼女をこのデビュー盤でプロデュースしているのが、90年代のブリットポップバンド SUEDE のギタリストであった BERNARD BUTLER。彼のギター一本をバックにして DUFFY が歌うブルース「SYRUP & HONEY」が塩辛くてナイス。


ADELE「19」

ADELE「19」2008年
DUFFY と同じ年にデビューした女性シンガー。アルバムタイトルが示す通り、リリース時はまだ19歳。でもそうとは思えない貫禄ある声。DUFFY のスモーキーな声にザラリとヤスリにかけたようなハスキーさがクール。なんでこんなに若いのにレトロな音楽にハマったか?新しい髪型の参考にしようとCD屋さんでジャケをチェックしてて、ETTA JAMES ELLA FITZGERALD の音楽に出会ったんだって。ジャケじゃ分かりませんが、大変ふくよかなポッチャリちゃんでございます。やっぱこんな気合いの入った声は、気合いの入った体格から生まれるのね。
●ソウルフルな声を前提にしつつも、彼女の音楽はギターで弾き語るようなフォーキーさも兼ね揃えている。BOB DYLAN のカバーをピアノと一緒に歌ったり。扇情的なダンスビートではなく、ジックリ聴かせるタイプの音楽。
●ここまでチェックしててお気づきでしょうが、実は2008年のUKソウル/モータウン・スローバックは基本的にブルーアイドソウルなのです。DUFFY は純血ウェールズ人。ADELE もブロンドと青い瞳の白人女性。AMY WINEHOUSE は黒髪が印象深いけど実はユダヤ系。白人によるソウルミュージック。


AMY WINEHOUSE「FRANK」

AMY WINEHOUSE「FRANK」2003年
AMY のデビュー盤。既に独特のボーカルスタイルは健在で、一回聴いたら忘れられないスパイシーな声が存分に楽しめる。ここで彼女をプロデュースするは、NAS との仕事で知られる NY のトラックメイカー SALAAM REMIジャズクラブの生々しくレイドバックした空気感が周到に準備されてて、そのクールさ加減と彼女のアクの強い声が、強烈なギャップとなって緊張感を持続させる。ジャズスタンダードのカバーでも、彼女はその腕力でねじ伏せるように歌いこなしてしまう。モータウン/60年代R&Bへの限定攻撃みたいな戦略はこの時点ではないんだけど、エッジーな00年代ソウルが似合わないコトは最初からわかってたみたい。オーガニック~ネオソウル気分濃厚。


MUTYA BUENA「REAL GIRL」

MUTYA BUENA「REAL GIRL」2007年
●リードシングル「REAL GIRL」 LENNY KRAVITZ のヒット曲「IT AIN'T OVER ’TIL IT'S OVER」を思い切りサンプルして、結果タップリ60年代ソウル。2曲目「B BOY BABY」 THE RONNETTS「BE MY BABY」の替えウタ、ソコにコーラスでフィーチャーされてるのが AMY WINEHOUSE。しかもトラックプロデュースは前述の SALAAM REMI。という意味でモータウン・スローバックっぽい…けど、まあその2曲以外は折り目正しくUK産00年代型R&B。
GROOVE ARMADA のようなクラブライクなプロデュースチームと組んだり、GEORGE MICHAEL と組んだり。モダーンなダンストラックもあれば、スムースなスロウモノもある。アイドルグループ SUGARBABES の一員だったけど妊娠出産をキッカケに脱退。復帰ソロ作がコチラというワケ。エキゾチックな容姿はイギリス人とフィリピン人のハーフだから。今日の音楽は全部ソウルミュージックかもしれないが、ブラックミュージックではありません。…そのくせして、ジャケの背景がみんな黒いってのもヘンだねえ。



●今日の動画。



●AMY WINEHOUSE「REHAB」。ディスイズ・モータウン・スローバック。




●DUFFY「MERCY」。ダンサーがカッコいいよね。




●ADELE「CHASING PAVEMENTS」。プロモビデオもユニークなのでチェックしてください。




●MUTYA BUENA「B BOY BABY」。CDだとコーラスが AMY WINEHOUSE になってる。


異動して一ヶ月が経っちゃった。
●でもナンも分かった感じがしないのよねー。システムの全容がわからん。
●……とは言いつつも、実はチーム全体で誰も分かって仕事してないような気もする…ので、ココの文化はそういうモノか?と納得するべきなのかなあ。


で、ヘトヘトになって家帰る、その電車の中。
●比較的早い時間、20時頃。隣に立ってた女子高生が、なんかスゴくかわいいコトに気づいてしまった。真っ黒い髪、スッピンの白い肌、キレイな二重と長いまつげ。身長は160センチ超えてるな。細身なんだけど、軸がしっかりしてて平べったくなってない。うん、キレイな娘だ。……年齢問わず、あこの人キレイだなと思うと、ガン見してしまうボクの悪いクセ。
●その彼女は、キレイな iPhone 4 でツイッターを眺めてるようで、液晶モニターの白いヒカリが、ウマいコト彼女の顔を白く照らして、アラアラ画になる娘だねえ、と感心してたのです。
●…指で画面をなでていた彼女。…ふと画面を静かに見つめ。そして静かに目を閉じた。……。そして数秒後。彼女、静かに iPhone 4 にキスをした。……!
●え?ナニナニ?ナニしてんの?わ、スゴくビックリ!ちょっとちょっと?
●その後、ナニゴトもなかったかのごとく。当然ボクの視線など気づくコトもなく。彼女はミクシイを開き、サササとコメントのチェックを始めた。細い指でフワフワと画面をなぞる。
●不意打ちのように意外な場面を目の当たりにして、ちょっぴりドキドキしちゃったよ。あらら。これは萌え?このボクのオドロキは萌え?ヤバいヤバい。
●そんでこの光景を、ボク以外の誰かは見ていたのか?と周囲を見回した…のだが。ボクの隣に立つサラリーマンは、小型液晶モニターでアニメ「けいおん!」を一生懸命見てた。……ああ「けいおん!」かよ。「けいおん!」もキライじゃないけどさ、目の前にいるオンナノコの価値、見落としてると人生損するような気がするよ。


●ボクなりの萌えマンガ。

今日マチ子「100番めの羊」

今日マチ子「100番めの羊」
●修道院で暮らす女子高生ナオミ、の淡々たる日常。なんとなく気になる金髪オトコ・ハヤシ、はウソツキのダメ人間。一緒に住んでるイトコのお姉さんと紹介された典子さん、はホントにイトコであるはずがない。「入学してからずーっと先輩のコト見てました!」とナオミにつきまとう後輩マナちゃん、は結構腹黒い。
●ホソイ線と、スキマの多い画が、カタチの定まらない思春期のフワフワ加減を清々しく描いてて。ホントはドコにも繋がらないかもしれない、若い感情を静かに綴ってくれる。その気分が少しだけチクチクして、少しだけ癒される。

吉田秋生「海街DIARY 3 陽のあたる坂道」

吉田秋生「海街DIARY 3 陽のあたる坂道」
●…鎌倉に行きたくなるんだよね、このシリーズを読んでると。アラサーでも、中学生でも、女性は女性で、そんでシリアスよね。

結城浩/日坂水柯「数学ガール」jpg

結城浩/日坂水柯「数学ガール」
●図書室でひたすら数式とたわむれる「僕」とミルカさんの不思議な関係。数学はことのほかキレイに見えて、オンナノコは数学以上に難しい。






●ジョンウン氏。27歳であのデブっぷりって…。ボク、アレがジブンならヤダな。
●後継者として、オヤジのルックスに合わせてウエイトつけなきゃいけない、みたいなキャラ演出が必要だったりしたら、やっぱあの国ヤダな。