ロンドンオリンピックの開会式。家族でテレビを見るよ。

The Olympic Games

イギリスの牧歌的な農村風景が、産業革命をキッカケにいきなり工業地帯に変貌する演出。美しい緑の芝生をめくり上げて撤収、殺伐とした工場の煙突がニョキニョキと生えてきて、シルクハット紳士の資本家集団がニヤニヤする。まーこの大英帝国はこうして一時期全世界を支配しましたからね。ある意味でコレ皮肉なんでしょうか。娘ヒヨコは美しい村と動物たちが消えてガッカリ。
●演出を「トレインスポッティング」「スラムドッグ$ミリオネア」ダニー・ボイル監督が務めてるという。そんでそのご縁で音楽監修を UNDERWORLD がやってるんだそうで。
●選手入場行進の BGM に UNDERWORLD の名曲「REZ」がかかってた。PET SHOP BOYS U2、BEE GEES、ADELE、そして DAVID BOWIE「HEROES」がかかってた。

●で、最後は PAUL MCCARTNEY「HEY JUDE」。うーん。なんかフツウ。
「LIVE AND LET DIE」とかで闘争心煽ってもらった方が笑えたかも。「死ぬのは奴らだ!」ってノリで。



●ほら、花火とか特効とかが映える曲じゃん。
「007」シリーズが観たくなってきた。コドモに観せてあげよう。




●この前、「館長庵野秀明 特撮博物館」に行ったもんだから、やや頭が特撮モード
●で、我がコドモたちにウルトラマンを見せてやった。

ウルトラマン Vol.4

●DVD「ウルトラマン VOL.4」
●これがコドモにバカ受け!「うわー模型!模型すぎる!バレバレじゃん!チャちい!」CG技術が成熟した現代の映像に慣れた21世紀少年少女に、このズルムケすぎる昭和ローテクが逆に斬新だった模様。「なんだか、意外とリアルだなあー」「へーよくできてるなあー」ストーリーとかには全然関心がなくて、やや上から目線のナマイキ批評っぷりが、なんだかオモシロい。
●息子ノマド「そうか…これが『特撮』っていうんだ。これ見てから、この前の展覧会行けばよかったなー」そうか…パパはオマエたちがそこまで「特撮」を知らなかったってコトに気付いてなかったわ。せっかく連れていったのに、全然楽しんでもらえなかったから、ちょっとショックだったよね。「特撮博物館」で展示されてたモノがどうやってアウトプットされるのか、全く知らなければ確かに楽しめないのは当然だよな。

Pen+(ペン・プラス) 円谷プロの魅力を探る。 ウルトラマン大研究! 2012年 4:13号 別冊

「Pen+ 円谷プロの魅力を探る。ウルトラマン大研究! 2012年4/13号 別冊」
●これも読んじゃった。初代「ウルトラマン」の登場がいかに巨大なインパクトだったか実感。なんと最高視聴率42.8%を記録したという。スゲエ。ウルトラシリーズの最新作「ウルトラマンサーガ」では、主人公が DAIGO、科学特捜隊のポジションである「チームU」が秋元才加、宮澤佐江他全員 AKB48 というのが今っぽいなと。



秋元才加、いい仕事してる模様。ボク、彼女のこと基本好きです。



●ああそうそう、娘ヒヨコと毎週楽しみに見ていたアニメ「AKB0048」が甚だ中途半端なカタチで最終回を迎えてしまった。これ伏線が全然解決されてねえ!ヒヨコぷんぷん。シーズン2は来年放送らしい。


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●夏だ。クソ暑い。


●ワイフ「ワタシのともだち、みんなFacebook書かなくなったね」
●夏休みのママは、どこもみんな忙しいらしい。コドモが休みだとママは大変。

●かといって、コドモがヒマかというと、そうではない。
塾の夏期講習で週6日5時間授業だ。課題だって、学校の宿題の10倍くらい大変そう。
「コドモが夏休みに遊ばないのはオカシイだろう!」と激しく思ったのですが、ふと気付くと、塾に通わせてるのはボクでした。
「ノマド〜、もう塾の宿題はソコソコでいいよ」といって、勉強するムスコの目の前で楽しいテレビをワザと見始める、ダメな父親がこのボクです。

●ボクもセッセと勉強中。
●Power Point のハンドブック買ったよ。今まで Word だけしか使ってなかった…。でも慣れるとパワポの方が楽しくなるね。近く、Final Cut Pro X も買おうかと考えてます。…ん、なんかたいしたコトないな。



大河ドラマ「平清盛」にハマってます。

平清盛ツイッター

NHK 大河ドラマとしては、記録的な低視聴率らしいけど、平安時代末期というワリとよくわかってない時代を子細に描いてくれていて、我が家はとっても楽しんでます。
●一方で興味深いのは、NHKスタッフ陣が twitter を用いて様々な仕掛けをしているコト。ドラマ本編放送中にプロデューサーが内容補足のツイートをしたり。ドラマとしては今までやられてこなかった手法ですよね。
●そして今日は、時代考証の本郷和人さん(東京大学教授)が【本郷ぷにょ盛です。】と名乗って、平安時代について歴史講義をしています。フォロワーからの質問にも端的に答えてくれてます。こんな感じ。

「【本郷ぷにょ盛です。】普通のことでした。娯楽が少なかったですものね。あと、仏教世界の影響かも。RT @nhk_kiyomori 藤原頼長の男色家としての顔もドラマではちゃんと描いていましたが、当時の貴族の間で男色は普通の事だったのですか?」


●まー、ツイッターでどんなに盛り上がっても、なかなか視聴率を上げるトコロまではいかないようですけどね…。でも、新しいチャレンジは大歓迎であります。


吉松隆「タルカス クラシック meets ロック」

吉松隆/東京フィルハーモニー交響楽団「タルカス クラシック meets ロック」2010年
吉松隆さんは、ドラマ「平清盛」のサウンドトラックを担当しているクラシック畑の作曲家。そんで実はプログレッシヴロックの超マニア。このアルバムでは、オーケストラを用いて EMERSON, LAKE & PALMER「TARKUS」を完全カバー。この作品が NHK のプロデューサーに響いて今回の起用に繋がっただけでなく、この「TARKUS」そのまま挿入歌としてドラマの中に用いられているのです。ELP の原盤は持ってましたが、とうとうこの吉松隆さんバージョンも買ってしまった。娘ヒヨコに聴かせると「あ、清盛の曲だー!」いいねーいいリアクションだねー。確かにオーケストラなんだけど、ライブレコーディングの躍動感から伝わるパワフルさはキチンとロックなのです。
●他にも、ドヴォルザーク「アメリカ」の編曲バージョン、黛敏郎のドローン×オリエンタル風現代音楽「BUGAKU」PINK FLOYD などからインスパイアされた組曲「アトムハーツクラブ」を収録してます。

●コレ、原盤 EMAERSON, LAKE & PALMER「TARKUS」 のジャケを完全にパクってます。
●イラストレーションの原盤に対して、吉松盤はフィギュアなのよね。なんだかカワイイ。

EMERSON, LAKE  PALMER「TARKUS」(こっち、本家ね。)

●でも、もっと前から感じてたコトが。この怪獣タルカス「ウルトラセブン」に登場した「恐竜戦車」にソックリなんだよね。これは偶然かな。セブンの放映が1967年、ELP「TARKUS」が1971年。実はセブンの方が古い。

恐竜戦車(似てるでしょ?)

●ところで。「平清盛」では「あそびをせんとや生まれけむ」というフレーズの曲が頻出しますよね。あれ、ホントに平安時代にあった歌だったのね。
●娘ヒヨコが、ボクの歴史の教科書から発見したよ。ふせんで「きよもりソング」と命名してた。平安末期に流行した「今様」の一編だったそうです。

遊びをせむとや生まれけむ

「遊びをせむとや生まれけむ 戯れせむとや生まれけむ
 遊ぶ子供の声聞けば 我が身さへこそ動がるれ」


●NHKネタ、もう一つ。朝の連続ドラマ「梅ちゃん先生」
●アレはスゴい高視聴率みたいだね。連日20%超え。ボンヤリフンワリしたジェイポップのテーマソング SMAP「さかさまの空」は、前作「カーネーション」椎名林檎のようなビターな味わいの後に続くと実に陳腐に聴こえて非常にガックリくる。一方、劇伴音楽は、川井憲次さん。「リング」をはじめとしたジャパニーズホラー、そして大量のアニメを手掛ける職人音楽家で、一部で超人気。

●先日発表された「ソーシャルテレビ・アワード」では、TBSドラマ「SPEC~翔」が受賞。
●twitter や facebook、その他 SNS でいろんなコトやってたんだって。すっげー真剣に見てたのに、そんな施策には全く気付かずじまい。劇場版「SPEC〜天」も、息子ノマドと二人で見に行ったよ。



小学校は夏休みに突入!我が家のノマドヒヨコにでっかい夏がやってきた。


●そんで検索少年ノマド
●ボクのおさがり Mac でエヴァンゲリオン関係の動画を見てる。

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●つーか、まず、ラーメンくえよ。のびるから。



●昨日は芝居を見てた。会社の同僚に誘われて。

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「新・幕末純情伝」シアターコクーン
●作:つかこうへい/演出:岡村俊一/主演:桐谷美玲

ORG_20120711000702.jpeg(沖田総司:桐谷美玲)

●故・つかこうへいの名作に、女優・桐谷美玲が挑戦。新撰組・沖田総司は女だった…。幕臣・勝海舟や長州・桂小五郎の陰謀、新撰組の面々との友情、そして坂本龍馬とのラブロマンス!労咳を病む美少女剣士を革命と動乱の時代が飲み込む。桐谷美玲ちゃんの華奢で頼りないカラダが、過酷な運命に翻弄されてポキリと折れてしまいそう。

ORG_20120711000701.jpeg(坂本龍馬:神尾佑)

●ギッシリ詰め込まれた要素タップリのセリフが機関銃のようにのべつまくなし連射され続けるスピード感覚にビックリ。大道具も衣装もなくてビックリ。幕末の志士たちは全員ジャージ。沖田総司は赤ジャージ。ネットで事前にみてた画像は稽古風景と思い込んでたけど、実はコレが最終形だったのね。ジャージのカッコよさを今一度思い知る。
●密度の濃い連射セリフについて行けなくて、同僚たちは実はもう集中力が途中で切れちゃって。「実は、ワタシ幕末って言われても誰が誰だがわかんないんです」でもでも最後の方はもう史実なんて関係なくなってるというか…ディデールじゃなくてテンションで理解せよ。武士も百姓も関係ないという人/それでも貧しさで泥を噛んで生きてきた人。新しい時代に向かって生き残る人/生き残れない人。殺す人/殺される人。坂本龍馬は沖田総司をただただ愛す。実はシンプル。それだけ。衣装も舞台もシンプルなので、人間関係もなんだか抽象化、純化されていくようで。数奇な運命を経て殺人マシーンとして育てられた沖田総司は、坂本龍馬との交流の中で運命を自分の元に取り戻す。それが龍馬を殺す瞬間なのだけれども。

「国とは、女のことぜよ。日本とは、おまんの美しさのことぜよ。明日とは、男と女が見つめ合う、熱い眼差しのことぜよ。国とは、男と女が愛おしく思い合う意思のことぜよ。その強い意思があるかぎり、国は滅びん!」

●新しい時代に生き残れなかった、純粋な魂たちの叫び。


<資料編> 歴代の沖田総司
・一代目 平栗あつみ(1989年、1990年公演)
・二代目 牧瀬里穂 (1991年 映画「幕末純情伝 ~沖田総司はBカップ~』)
・三代目 広末涼子 (2003年公演)
・四代目 小野妃香里(2007年公演)
・五代目 石原さとみ(2008年公演)
・六代目 鈴木杏  (2011年公演)
・七代目 桐谷美玲 (2012年公演)



●そんでそのあと、みんなで渋谷のタイ料理屋でメシ食いました。おいしかった。




海外ドラマ「glee」に、ジャージのベストドレッサーがいるんです。

悪役のスー・シルベスター先生悪役のスー・シルベスター先生

悪役のスー・シルベスター先生。
●我らがグリークラブを目の敵にして、何かにつけてイチャモンやイヤガラセを仕掛けてくる陰険なハイミス自称29歳。アメリカの高校生活にアリガチな、「アメフト体育会系&チアリーダーが頂点」→「オタクは最下層」、というカースト制度を、チアリーディング部顧問(というか女帝)という立場から専制支配したくてしょうがない。教育者にあるまじきマイノリティ差別発言をバキバキ飛ばして、あきれるのすら通り越してもはや笑える領域に到達した愛すべき敵役。最近は、実はダウン症を患う姉の看病をしているという隠された素性も見えてきて、単純な悪役じゃなくなってきてる…。
●そんな彼女、100%体育会系人間として衣装は終始上下ジャージ。基本はアディダス。ボク個人はスニーカーだけでなくジャージも愛するアディダスファンなので(だって RUN DMC とかクールだったじゃん)、彼女のスタイリングは常に注目の的。今、桐谷美玲の次にジャージが似合う女でありましょう。

「GLEE THE MUSIC THE POWER OF MADONNA」

「GLEE: THE MUSIC, THE POWER OF MADONNA」2010年
「glee シーズン1/15話」の副題はその名も「マドンナパワー」。圧倒的に強い者が好きなスー・シルベスター先生が、尊敬してやまないのは80年代から君臨し続けるポップミュージックの女王 MADONNA「マドンナ様」って呼びながら、校長にMADONNA のCDを校内に鳴らし続けろってムチャを直訴したりする。「耳につく音楽は勉強のジャマになるのでは?」常識ある切り返しに「マドンナさまは高校中退だ。田舎から35ドルだけを握りしめてニューヨークに行った。ニューヨークに送り込むべき生徒のリストを作ろうか?」マドンナ原理主義。グリークラブの面々もマドンナさまの名曲をカバーする。ゲイのカートおデブのメルセデスがプロデュースしたスー先生の「VOGUE」プロモビデオが完全パクリオマージュで爆笑。
●そのマドンナさまカバー6曲をまとめたサントラがわざわざ発売されてる。これを TSUTAYA 新橋店にて300円でゲットしちゃった。「EXPRESS YOURSELF」「BORDERLINE / OPEN YOUR HEART」「VOGUE」「LIKE A VIRGIN」「4 MINUTES」「WHAT IT FEELS LIKE FOR A GIRL」「LIKE A PRAYER」。新旧の名曲がタップリ。鼓笛隊とチアリーダーをバックにパフォームする「4 MINUTES」はクールだったなあ。とにかく娘ヒヨコが盛り上がってました。


●本物のマドンナ様は、最近は何をやってるのか?

MADONNA「MDNA」

MADONNA「MDNA」2012
●女帝は現在御年53歳。「これで50歳なの?!」YOU TUBE でビデオを観るヒヨコもビックリだよ。「glee」本編では熟女呼ばわりされてたが、やっぱスゴいよ。そんな彼女はワーナー傘下で自分が主宰していたレーベル MAVERICK からユニバーサル系 INTERSCOPE に移籍、このアルバムが新居からの初めてのリリースとなる。
●前作「HARD CANDY」 TIMBALAND THE NEPTUNES というトップクリエーターの完全プロデュース体制だったため、それこそテッパンの仕上がり&そしてボクの超愛聴盤として大活躍したものの、MADONNA 本来の必殺技はソコにはあまり見えませんでした。彼女の必殺技は、これから伸びるであろうユニークなトラックメイカーを発掘すること。1998年「RAY OF LIGHT」で英国ニューウェーブ職人 WILLIAN ORBIT を、2000年「MUSIC」で亡命アフガン系エレクトロファンカー MILWAYS AHMADZAI を、2005年「CONFESSIONS ON A DANCE FLOOR」ではフレンチハウスプロデューサー STUART PRICE(A.K.A. LES RYTHMES DIGITALES) を抜擢。MADONNA のアルバムは、フレッシュな才能から引き出した未開拓ゾーンから得られる新らしさこそが醍醐味。
●今回の抜擢プロデューサーは、MARTIN SOLVEIG。パリで活躍するハウス/ユーロダンス系のDJ/プロデューサーだ。ぶっちゃけ初耳。BLOC PARTY のボーカリスト KELE OKEREKE や、日本の女子グループアイドリングと仕事してるらしい。パーティ感覚あふれるアゲアゲテイストが持ち味らしい彼の担当トラックは、黒いガガとも言われる NICKI MINAJ やスリランカ系の女性闘士 M.I.A. がフィーチャーされてる。「GIVE ME ALL YOUR LOVIN」のチアリーダー調ノーテンキダンスポップは53歳に相応しいか甚だ微妙だけど、今回の MADONNA は若手女性アーティストをも組み込んで回春するのが目的みたい。
WILLIAM ORBIT もかなりの比率でこのニューアルバムに関わっている。MADONNA のお気に入りだった彼も最近は少々ご無沙汰だったはず。コチラでは落ち着きと少々の影を感じさせるテックポップを鳴らしている。




●毎週木曜日のライブ配信。

AZUMA HITOMI のじっけんじゅんびしつ

「AZUMA HITOMI のじっけんじゅんびしつ」
●フジテレビの深夜アニメ「フラクタル」の主題歌「ハリネズミ」でデビューを果たした宅録系女性シンガー AZUMA HITOMI さん。彼女が自分の自宅からユーストリームで作曲作業の様子をライブ配信しているモノでございます。メディアに顔出ししない、ライブもめったにしない、完全にナゾめいた存在の彼女。そんな彼女が自らをプロモーションするのが、おそらく一番生き生きしているであろうこの機材だらけの真っ暗なオヘヤという状況が既にオモシロ過ぎる。
●実年齢24歳という AZUMA さんは素っ気なさ過ぎの長袖ルームウエアを着てるってコトだけが認識できるけど、モニターの明かりだけで得られる情報はそれだけで、もちろん顔は全く分かりません。しかし素のしゃべり声は、楽曲の中での超然とした雰囲気からはワリと印象がズレるフツウ女子な気分タップリで、宅録系イメージに相応しい地味地味トーンの訥々とした一人語りが、この夜23時のチルアウトな状況に実にマッチするのであります。「みなさん、波形って好きですか?…おいしいのにな」「あ、黙々と作業してしまいました…」えーどうぞお仕事続けて下さい。ちょいと浮世から遊離したピントボケ加減が、個人的には大好物です。シンセの音にフィルターかけたりなどなどの様子がチクチク進んでいきます。
●でもサスガにそれだけじゃアレなので、オリジナル楽曲やカバー曲を演奏してくれる場面もありました。この日は八神純子「みずいろの雨」カバーを歌唱。「アコースティックピアノの音でやってみます…」そんで演奏&歌唱。そんで急停止。「ちょっとタイム。生ピアノが生すぎますね。ディストーションかけてみます」そんでまた歌唱。歌うまい。
●演奏してる時は、シンセのペダルを踏む動作で、ハダシの両足がちょこんと画面のはしっこに出てきます。やっぱ生身の人間なんだ。地味地味トーンが機械っぽいから錯覚しちゃいそうだった。あ、上原ひろみさんのブルーノートのライブのことしゃべってる。そう昨日だったんだよボク会社中抜けして行こうと思ったくらいだったんだよねー。



●そんな流れで、エレクトロニカを2枚。

MATTHEW DEAR「ASA BREED」

MATTHEW DEAR「ASA BREED」2007年
●アメリカ・デトロイトのゲットーテック・シーンから登場したDJ兼プロデューサー。WIKI の略歴を見ると完全にミニマルテクノ出身という感じなのですが、その来歴をベースにしつつも、ココでは落ち着いたウタモノエレクトロポップを聴かせてくれます。佇まいは JOY DIVISION NEW ORDER、または YELLOW MAGIC ORCHESTRA 的なんですが、より地味に、より辛気くさく、でも音響はきめ細かく、そして奥ゆかしく、スキマも含めてシットリと鳴る、といった感じ。ウタモノとはいえボーカルの果たす役割はかなり薄め、どこかに解決や到達点があるかというとそんなモノドコにもない密室感が、まるで MACBOOK の筐体のツヤをぽーっと眺めてるような自己完結閉鎖系の落ち着きになってしまってます。そしてキックの丸く硬い響きが仄かに仄かに甘く、モダンでしっかり00年代してます。

FOUR TET「ROUNDS」

FOUR TET「ROUNDS」2003年
●エレクトロニカ系という前提を知りつつ、所属レーベルがガレージロックで名を馳せる DOMINO なので多少はロック要素あるんじゃね?と思って買ったけど。やっぱりしっかりエレクトロニカでした。つーか、ダブステップでした。前述 MATTHEW DEAR の日本盤ボーナストラックでこの人がリミックスを手掛けてるつながりでプレイ。
●ポストロックバンド FRIDGE のメンバーであり、あまた多くのアーティストのリミックスを手掛けるプロデューサーでもある KIERAN HEBDEN のソロプロジェクト。リミックス物件として、APHEX TWIN のようなテクノの大物から、BATTLES、THE XX、FOALS といった個性派ロックバンド、BURIAL = ダブステップ、MADVILLIAN = オルタナティヴヒップホップまでカバーする芸の広さ。
●そんな彼の三枚目のアルバムがこちら。下北沢レコファンで480円で採取。イギリスのアーティストらしくスモーキンなエコー処理のスローテンポが夜の霧を連想させる。打ち込みエレクトロニカとはいえ、スネアの一打、ベルの一鳴り、それぞれ個々の音響は基本生楽器由来のサンプルで、結果その響きはいわゆるフォークトロニカ。憂いのこもったメロディが微妙にオリエンタル風味で日本人の侘び寂び美観にちょいちょいフィットするのは、彼がインド系のハーフだからかな?






「館長庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」
●@東京都現代美術館、に行ってきました。

「館長庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」2

●なんもない連休に、やっと最後で家族らしいイベントを入れたよ。まーテンション上がってたのはボクだけかもしれませんけど。
●この展覧会のキャッチがとにかくスゴかった。「エヴァの原点は、ウルトラマンと巨神兵。」ズルいわ。衝撃的だけどこの造形がソレを納得させちゃうもんね。
●そして短編映画「巨神兵 東京に現る」。企画:庵野秀明/巨神兵:宮崎駿/監督:樋口真嗣。ココだけでしか見られない!これが見たい!会場入って、全てをすっ飛ばして即座にこの上映スペースに行っちゃったもんね。
●…突如として東京上空に現れる巨神兵。その巨大さと禍々しい造形に圧倒される。そしてゆっくりと大地にそそり立つ。何が起こるのか?大きく開かれた巨神兵の口の中からあのビーム発射装置が現れて…そして圧倒的で絶望的な破壊!破壊!破壊!「ナウシカ」本編では描かれなかった「炎の七日間」の様子が描かれる。徹底的なカタストロフィ。まさにエヴァンゲリオンのセカンドインパクトを連想させる。
「特撮博物館」というコンセプトのもと3DCGは使用不可。その他の展示やメイキング映像で明らかになる、コダワリと職人技の数々にひたすらビックリする。え、そこまで手作業で撮影してるんだ?これホンモノの街を撮影してたんじゃないんだ?本編を観た後に、もう一度巻き起こる興奮。実際にメイキング映像のユカイな事!素晴らしい大人たちが大勢集まって、破壊破壊破壊の有様を爆笑しながら組み上げているのだから。

●ぶっちゃけ、「モスラ」「ゴジラ」「ウルトラマン」と続く日本の優れた伝統の特撮文化は、21世紀生まれの我が子にはあまりにもアナクロに見えたようで、全然楽しんでませんでした。息子ノマド「なんか古くさいよー」いやいや庵野秀明監督がコレを子供の頃に見て、今ノマドが見てるアニメとかを作ってるんだぞ!この「海底軍艦」轟天号なんて「ふしぎの海のナディア」のノーチラス号そっくりだろう!…全然食いついてきません。

「巨神兵東京に現る」の撮影に使われたミニチュアセットがドデカく展開してるスペースでは、娘ヒヨコが盛り上がってました。

特撮博物館4

●ガレキ積み重なる街を踏み荒らす怪獣ヒヨコ。東京タワーも崩壊。ビルの広告看板まで細部の作り込みがスゴいんです。

特撮博物館1

●ヒヨコの足下にある戦車隊の様子。リアルでしょ。戦車1つ1つは30センチほどもあるんです。

特撮博物館5

●崩壊した東京タワーを撮影するお客さんたち。客層のコアはボクより年上のオジサン層です。そうだよね〜特撮世代ってそういうことだよねー。

特撮博物館2

●パッと見においては、マジでフツウの街並を高い建物から撮ったように見えますが、全てがミニチュアです。このヘンの瓦屋根な木造家屋を見ると娘ヒヨコは「カミナリさんの家だね」と言います。必ず野球のボールが庭に飛び込んで、窓ガラスか盆栽が粉砕される家です。反対に、こんな木造家屋はヒヨコの周囲ではすでにレアなのです。

特撮博物館3

●ミニチュアで再現されたアパートの一室の窓越しに、巨神兵が歩くシーンを撮影したセットです。畳の上には初代プレイステーションが!別の場所には初代ファミコンのディスクシステムが置いてありました。何が狙いの作り込み?!

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●会場で見つけたフォトボード。巨神兵に命令するクシャナ殿下のノリで。「焼き払え!どうした、それでも世界で最も邪悪な一族の末えいか!」…腐ってやがる…早すぎたんだ。


●個人的には、ウルトラマンタロウに登場する戦闘機の模型を見られたのは感動でした。
「コンドル1」という飛行機。リアルタイム当時の子供心でもアリエネエ造形と思ってました…これサスガに飛ばねえだろって。コレはサイケ造形なんだ、と勝手に納得してました。タロウのメカ造形はドレもコレも飛び抜けてサイケでヒップです。

con_fry1.jpeg(画像はヨソから拝借しました)





●音楽の話。

TOKYO POLICE CLUB「A LESSON IN CRIME」

TOKYO POLICE CLUB「ELEPHANT SHELL」

TOKYO POLICE CLUB「A LESSON IN CRIME」2006年
TOKYO POLICE CLUB「ELEPHANT SHELL」2008年
●カナダ・オンタリオ出身の、ガレージロックバンド。THE STROKES 以降の00年代ガレージ/ポストパンクリバイバルの系譜にあるバンドですわ。出世作にあたる「A LESSON IN CRIME」は8曲収録ながら全部で16分強の内容、1曲2分と潔い勝負で完結にシンプルなバンドサウンドを鳴らし切る度胸は若気の至りか本物の大胆さか。そしてファーストアルバム「ELEPHANT SHELL」においても3分いく曲はほとんどないシンプルさ。いやー痛快です。暑苦しい日にはこのアタリがちょうどイイ。弾けるギターに跳ねるベース、ココに少々甘めのボーカルが乗っかって実にキュート。エコーにじわり滲むキーボードがアオくさいトキメキを音楽に乗っけてくれるので、結果的に実にポップ。
「ELEPHANT SHELL」は日本盤で購入したので(代々木の BANANA RECORDS にて800円!)ディスク2にボーナストラックがたくさん。LOS CAMPESINOS ! DNTEL が手掛けたリミックスもいいんですけど、個人的な注目は「FRIENDS OF P」WEEZER のベーシストが作った別ユニット THE RENTALS のカバー。これキュートなポップで大好きな曲だったんですよ、めっちゃマイナーな音源だと思うけど。


00年代ガレージ/ポストパンクリバイバル、もうちょっと行ってみます。

THE FUTUREHEADS「THE FURUREHEADS」

THE FUTUREHEADS「THE FURUREHEADS」2004年
●ガリガリしたギターサウンドは実に00年代的なんだけど、それ以上にキョーレツな個性があるUKバンド。変則的な楽曲展開が XTC とか DEVO を連想させるのです。ギターリフもメロディも奇妙なクセがあってヤミツキ。GANG OF FOUR の頭脳 ANDY GILL が半分プロデュースを手掛けてるってのも納得できる話。80年代ポストパンクリバイバルってのは、ホントに人脈的交流があるのね。残り半分のプロデュースを手掛けているのは、PAUL EPWORTH。この時期に A BLOC PARTY.「SILENT ALARM」 BABY SHAMBLES「KILLAMANGIRO」を手掛けてその後のシーンで大活躍する人物。この盤は今は亡き下北沢レコファンで480円でゲット。

THE LONG BLONDES「SOMEONE TO DRIVE YOU HOME」

THE LONG BLONDES「SOMEONE TO DRIVE YOU HOME」2006年
●所属レーベルは ROUGH TRADE、出身はシェフィールド。ポストパンクリバイバルに特徴的なカリカリしたギターでドライブするグルーヴが実にクールな女子主体バンド。クールな佇まいはマチガイナイのだがサビに突入するとどこかキャッチーな気分も出てくる案配が絶妙。どこかシニカルだけど、どこかポップなバランス感覚は、プロデューサーが元 PLUP のベーシスト STEVE MACKEY だからだろうか。

THE LONG BLONDES「COUPLES」

THE LONG BLONDES「COUPLES」2008年
ギター主体のサウンドから、一気にダンスオリエンテッドなアプローチに方向転換した意欲作。BLONDIE みたいな妖しい浮遊感が漂うようになりました。DJ として活躍しつつ様々なエレクトロアクトのリミックスを手掛ける EROL ALKAN がプロデュースを担当。このバンド、女子3人&男子2人という構成なんだけど、メンバー同士で付き合っちゃってるんだって。つまり二組のカップルがいるわけ。だからアルバムタイトルが「カップルズ」

THE LONGCUT「A CALL AND RESPONSE」

THE LONGCUT「A CALL AND RESPONSE」2006年
●マンチェスター出身のロックトリオ。ポストパンクの気配だけでなく、シューゲイザーの気分さえ漂わせる印象的なギターサウンド。メロディやサビなどのポップソングの構造を放棄して、グルーヴが立ちあがるコトに全てをフォーカスした姿勢がちょっとプログレッシブ。淡く滲んで深くエコーする音響と、細く切ないボーカルが、ダイナミックに暴れていくデザインがスケールの大きさを感じさせる。リズムはワリとチープなはずなのに、聴く者のダンス感覚をキチンと狙撃するセンスのよさ。

CAZALS「WHAT OF OUR FUTURE」

CAZALS「WHAT OF OUR FUTURE」2008年
●ロンドン出身の6人組ロックバンド。フランスのエレクトロレーベル KITSUNE からのアルバムリリースというトコロでダンスミュージックに近いバンドと思いきや、性急なビート感覚でドライブするキチンとしたガレージ/ポストパンクサウンドを鳴らしてます。まーシンセの味付けはキチンとついていますが。この手の分野に意外といない、男臭いボーカルが個性的。ただし、結局このアルバム一枚で解散しちゃいました。

MAXIMO PARK「OUR EARTHLY PLEASURES」

MAXIMO PARK「OUR EARTHLY PLEASURES」2007年
●コチラもテクノの名門 WARP からのリリースということで一体どんなサウンドだろうと注目を集めたバンド。しかしその正体はことのほか骨太なガレージロック。それでも少々スクエアな印象があったファーストアルバムを乗り越えて、より一層生命力溢れるギターロックを鳴らすに至った感じ。メロディ展開がユニークで実にキャッチー。



●2006年から2008年あたりにはもっとたくさんの名盤があるはず。それをもっと紹介したいと思ってます。


●ひー。仕事が大変。つーかアタマが疲れる。慣れない新しい仕事が多いから。
●いかに今まで「手グセだけ」で仕事してきたかってコトだね。アタマを使ってなかったのだ。
●コレからは、勉強で知恵を吸収しつつ、必死にアタマを使っていかないと。



●昨日は新宿二丁目のバーで、会社の友達たちと飲んでたのです。
●名付けて、「文系の会」
「虚弱な文系」として、文学やマンガ、音楽の趣味を語り合う会、という目的。
●話題は内田百閒赤瀬川原平、トマス・ピンチョン、立川志らく、杉浦日向子、日渡早紀、岡野玲子、山岸凉子、細野晴臣、ジョニ・ミッチェル、ビートルズ、ブライアンイーノ、などなどなどなど…午前3時まで語ってました。
●バーがとってもイイ所だった。新宿二丁目の「ROSIE BAR」。70年代のシンガーソングライター系を中心に古典ロックをメロウに鳴らしてくれてる。JACKSON BROWNE SANTANA、YOUNG RASCALS とかが優雅にかかってた。それとタップリのアナログ盤。一枚一枚が溜息が出るほどの美品。キレイ…。
●カウンター腰にカクテルと選曲のリクエストを注文。TODD RUNDGREN をお願いできますか?「HELLO, IT'S ME」あたりから…NEIL YOUNG はありますか?「HEART OF GOLD」みたいな感じで…この曲はなんですか?あ、SLY 「FRESH」にこんな曲入ってるんですね…日本の曲もあります?大瀧詠一から鈴木茂へなんて雰囲気で…」もうウキウキだよ!

「ROSIE BAR」http://www.martha-records.com/rosie/index.html




最近の下北沢情勢。下北沢駅前再開発問題も踏まえて。


レコファン跡地

●ああ、レコファン下北沢店がなくなってしまった…。
●30年以上もあったお店だったそうですよ。ボクも大分お世話になりました。渋谷BEAMS店に統合されるとのことで。ボクはあの渋谷の店、ちょいと駅から遠くて好きじゃないんだよね。3月頃から大きく告知されてたんだけど…本当になくなっちゃうと寂しいな。
●これをキッカケに、ちょいと下北沢の現在の状況をレポート。



下北沢周辺の小田急線地下化工事も、着実に進行しております。
●毎四半期ごとに発行される「シモチカナビ」というお知らせチラシが駅のホームに置かれるんです。そこで毎度毎度の小路進捗をチェックするのがボクの習慣。
●その「シモチカナビ」最新版25号によると、地下化第一段階のトンネル本体工事はほぼほぼ完成しまして、そのトンネルの中に線路や設備を作る作業が進んでるとのこと。ホームのカタチもハッキリわかる程度のレベルまで、各駅の設備も工事が進んでるそうです。地下化、ナマナマしくなってきました。
地上部分の駅舎建築も始まってます。まだフツウの視点ではそれがどうなってるかよくわかんないけど。「シモキタナビ」によると下北沢駅はこんな感じ。

シモキタナビ1

●詳しくは「シモチカナビ」WEB : http://www.shimochika-navi.com/No25/index.html


●小田急線地下化そのものに対して、ボクはネガはないのです。ただし問題は地上部分の変化。
下北沢駅北口「駅前市場」は、数ヶ月前の段階にしてその半分以上が完全に営業をやめまして、タダの暗いトンネルになってしまっています。ボクがCD-Rを買ってたお店もなくなっちゃったし、個性的なエスニックカレーのお店も移転してった。今は立ち飲み風のお店がいくつかと、昔ながらの魚屋さん、ドラッグストア程度かな。
●そんで、建物の取壊しも一部始まりました。この写真は実は今年3月のモノ。重機を入れての整地作業をしている所を撮影しました。今はキレイにアスファルト舗装されて金網に囲まれた、行儀の良い工事用地になってます。アーケードもこの建物の部分は破れたワケで、そのお隣のお店は日光に晒されるようになってます。

駅前市場解体開始


あとね、井の頭線も工事が発生するのよ。つーか始まってるのよ。
●これね、あまり問題になるポイントもない気がするので心配はしてないんだけど、あまりにもシレッと始まってて、しかも細かく説明されてないからちょっと微妙で不気味なのです。小田急線はアチコチで説明しているんだけど、京王線は公式HPでも全然言及してないし、ボク自身も街のスミッコにある立て看板以上の工事情報を、どこからも取れないでいます。

井の頭線工事。

●看板、撮影失敗気味でごめんなさい。工事の主旨をかいつまみますと。

 1、小田急線地下化に伴い、井の頭線駅舎もチョイチョイ改築します。
 2、小田急線ホーム(地下化)と井の頭線ホーム(地上2階レベル)の乗換え導線をうまくやるために、
   ホームの半分を改築します。一方、西出口(鎌倉通り方面)は全然変わりません。

 ココまでは良い。

 3、茶沢通りから下北沢駅までの167メートルの線路区間を高架化し、その下にアクセス道路を作ります。

●なぬ!また道路が出てきたぞ!下北沢再開発問題は、どう見てもムダにみえる道路の建築が争点になってるのに、ココでまた道路がでてくるのか?!
●でもさ。順調に工事は進んでいるのさ。

井の頭線工事2

茶沢通りのバス停「下北沢駅入口」前から撮影。井の頭線の線路が上を通ってますよね。その左側が工事現場になってます。この地点から下北沢駅まで、井の頭線は土手というか盛土の上を通ってるんですね。この土手部分を全部とっぱらって高架線路にするのが工事の目的です。すると、今まで土に埋まってた部分が有効に使えるわけです。工事現場の中をのぞくと、もうガリガリモリモリ盛土を掘り進んでます。
●ちょっとソースの記憶が微妙で申し訳ないんですけど、ココに京王電鉄はテナント施設を作ったりするツモリという話とか、歩行者主体の道を作るツモリとか、というカタチでボクには伝わってます。少なくとも自動車がワサワサ通る道ではない。まークルマがワサワサ通る道がココにできるなら、別途問題になっている「補助54号線」という大分オオゲサな新設道路工事(&その道路のために立ち退きを迫られる個性的なお店たちの問題)の必要性も変わってくるかもしれません。
●テナントが出来るのもチョイチョイ微妙。最近の下北沢南口は以前はなかった高層テナントビルもいくつか登場しています。他の街ならあまり気にもならない5階〜10階程度の建物。そこで大幅に街の雰囲気が損なわれるとは、ボクはあまり感じてなかったんですけどー、いざいざそんな建物が出来てみて入ってくるお店は、ツマラナイ居酒屋チェーンだったりダイソーやユニクロやカラオケだったりで、まーオモシロくないです。別に便利にもならないです。ちゃーんとした個性的なマネジメントやブランディングで、街の価値向上に貢献するテナント運営をお願いしたいです。


●大分古い話になりますが、去年の八月にこんなイベントが。行ってきました。

 『SHIMOKITA VOICE 2011 シモキタ再生』
 シンポジウム「区長とともに考える シモキタらしい駅前広場と街づくり」
 2011年8月28日(日)14:30~17:30
 出演:保坂展人(世田谷区長)
    大友良英(ミュージシャン)
    柏雅康(しもきた商店街振興組合理事長)
    服部圭郎(明治学院大学経済学部教授)

「SHIMOKITA VOICE」はこの下北沢再開発に対して大反対のポジションにある団体/運動の1つであります。毎年1回、アレイホールというスペースでイベントを催すのです。ボクはこの時で二回目でしたね。
今回の注目は、保坂展人区長本人が登場する!というポイントでありました。社会党系のキャリアで国会議員として活躍してきた人で、テレビにもよく出てたからボクも顔を知ってた。そんな人が世田谷区長になったのは震災直後の去年4月。なんで国会議員から世田谷区なの?のワケは今だに知りませんけど、下北沢再開発問題の見直しを主張してた部分でボクは彼を支持。世田谷区民/下北沢エリア住民として、一体どんなことしてくれるの?という期待を持ってました。
●去年段階でこのイベントにこのブログでなんら言及してないのは、まーあんまり身のある内容をこのイベントから嗅ぎ取れなかったからです。区長自らがこんなイベントにわざわざ出て来る根性は買うけど、結局つっこんだ発言はなかったでしたし、「既に地権者との話し合いが進んでる部分もあるんでね…」と既にゼロまでおハナシはもう巻き戻せないモードの雰囲気を出してたし。そんでド派手なアクションがその後の区政で結局あったのかなかったのか微妙だし。
●ただ、下北沢問題は非常に利害の整理が難しくて、当事者や関係者がその主張を集約できない状況にある、という空気は嗅ぎ取れた。柏雅康(しもきた商店街振興組合理事長)さんの出席も今回の大きなトピックだったらしい。「しもきた商店街」は今回の再開発で一番大きな立ち退きを強いられる北口エリアの商店街組合。組合の公式な立場は「完全中立」。なぜなら、商店街内部でも立ち退きに対しての温度差がありすぎて、つまり実際の立ち退き当事者とそうではないお店との間に差がありすぎて、これは組合としての方針や立場は出さない方がよいだろう、という状況だからだ。イベント主宰の「SHIMOKITA VOICE」は言うなればこの問題の過激派セクトですから、当事者の商店街がそんなことじゃ困るよ的空気を出しまくってまして…ただ、そんな両者が同じ場面で公式に会話するというコトすらが意味のあるコトだったらしい。あ、前提として下北沢にはたくさんの商店街組織があって、南口や一番街や東通りなどなどに別個の組合があり、その組織間のヨコ連携がこの問題に対してあるかというと、まるでなさそうな感じでした。

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保坂展人・世田谷区長。

このシンポジウム、なぜかミュージシャンの大友良英さんも参加してまして。
●彼はミュージシャンとしてこの下北沢を舞台に活動してきた縁もあって…なんて建前じゃなくて、「SHIMOKITA VOICE」の中心人物とおぼしき大木雄高さんというかなり味出てるオジサンにヒキコマレました的な雰囲気でした。ただし、福島県出身の大友良英さんはこの震災モードの中で自らフクシマ支援の運動を立ち上げている段階でしたし、その観点から地域問題を冷静に、かつ温かい愛情をにじませつつ、場の空気をうまく和ませながら、語らってくれていました。素敵な人柄。
●もちろんその後に行われた、大友良英+テニスコーツのライブパフォーマンスもしっかり堪能しました。段取りがあまり決まってない模様で、床一面に撒いた楽譜をその場で拾い上げて一曲を丁寧に演奏する雰囲気がとてもピースフル。ギターの音がキレイだった。

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大友良英さんと、テニスコーツの2人。床に楽譜が散らばってるでしょ。


●参考文献。このシンポに出席した明治学院大学の先生の本。

道路整備事業の大罪 ~道路は地方を救えない

服部圭郎「道路整備事業の大罪 ~道路は地方を救えない」
●道路工事は一時的に地元建築産業にお金を落とすが、近隣の大型商圏に地域経済を組み込んで地元商店街を滅ぼすとか、若者を地域から都会へ吸い出してしまう大きな要因になったりとか、結果的に地域の活力を削いでしまうという主張が書いてあります。下北沢の道路開発にどれだけ当てはまるかどうかは微妙だがアレコレ勉強にはなりました。






●音楽の話。

東京スカパラダイスオーケストラ「WALKIN」

東京スカパラダイスオーケストラ「WALKIN'」2012年
●先日、ライブを見てきたスカパラの最新盤を買ってきました。先日遊びに行ったライブ@代々木第二体育館の興奮が蘇る!DEEP PURPLE JON LORD ばりのハードなキーボードプレイが炸裂する「RETURN TO SUPERCHARGER」、ライブでメチャピースなヴァイブを放った「BRAZIL」など聴き所満載。ゲストもロスのミクスチャーバンド FISHBONE のボーカリスト ANGELO MOORE から、先日のライブでも活躍した EGO-WRAPPIN'中納良恵、そして菊池成孔、上原ひろみなどなど豪華なメンツで素敵。
●DVDの海外ツアー映像が迫力満点。スタジアムを埋めるメキシコ人の前でプレイするバンド。カッコイイ。「トウキョウ!トウキョウ!」オーディエンスから自発的に上がるコールに、思わず感じ入る谷中敦さん。彼は返す。「日本のために祈って欲しい!」すると「ハポン!ハポン!ハポン!(日本)」メキシコツアーは、震災直後の4月だったのです。ちょっと胸が熱くなりました。
●DVDにスカパラファンの知人が映ってるって話だけど見つからなかった。残念。


FISHBONE「FISHBONE」

FISHBONE「FISHBONE」1985年
●黒人メンバーによる、スカミクスチャーロックの先駆的存在ですね。ボーカル ANGELO MOORE スカパラの前述アルバムにゲストしてたので、このレコードに針を落します。ファンクやR&B、ハードロックやメタルまで貪欲に吸収するスタイルは、ロスの同郷バンド、RED HOT CHILLI PEPPERS にも通じる逞しさを感じさせます。このファーストアルバムに収録されてる「PARTY AT GROUND ZERO」12インチはよく聴いたモンです。
●かつて雑誌で読んだインタビューの記憶。このバンドの音楽は当時のアメリカ市場では微妙な位置にあって結果突き抜けるセールスを得る事ができなかった…黒人バンドとしてはあまりに音楽が白人ロックに近い、しかし白人が聴くには音楽がブラック過ぎる。そのジレンマにリーダー ANGELO MOORE は悩んでたようだ。そもそもで黒人でありながらロスの白人コミュニティに育った彼は、このジレンマに直面した時にアイデンティティクライシスに陥ってしまったという。無意識に自分のルーツを奪われていたような気持ちになった…本当は黒人なのに白人のモノを刷り込まれて育ってしまったと。微妙…白人が黒人の音楽を鳴らすと受けるが、その反対は受けない…。ELVIS PRESLEY EMINEM RED HOT CHILLI PEPPERS もこの構造に乗っている。ここに政治的なコンテキストがあることをリスナーは知っておかないといけない。しかしその特殊な立場が彼の音楽を独特なモノにしているのはマチガイナイ。



●政党の名前が、「国民の生活が第一」ってさ…いくらなんでも雑すぎるでしょ。



●まあ、いいやそんなことは。




勝手に惚れ込んでいる女性がおります。ALICE GLASS。CRYSTAL CASTLES の女性ボーカル。

●70年代パンクの PATTI SMITH。90年代グランジの KIM GORDON。00年代ダンスパンクの KAREN O。彼女、ALICE GLASS は、このパンククイーンの系譜に繋がる逸材だと思うのです。クールでいながら危険なほど凶暴。少年のようで少女のようで。もうゾッコンです。

sharkheadednonsense:Alice Glass is probably the one and only trashy girl I will ever find attractive

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alice-fucking-glass:To anon who wanted a picture of Alice’s belly button and all of its glory

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●ココまで彼女の画像を見ちゃったら、もうアナタも彼女の魅力に取り付かれているはず。


もちろん、まずは音楽がスゴかったのですよ。CRYSTAL CASTLES。

CRYSTAL CASTLES「CRYSTAL CASTLES」2008

CRYSTAL CASTLES「CRYSTAL CASTLES」2010

CRYSTAL CASTLES「CRYSTAL CASTLES」2008年
CRYSTAL CASTLES「CRYSTAL CASTLES」2010年
●欧米でエレクトロダンスが吹き荒れる00年代後半…それこそホント沢山のエレクトロ表現が登場して、そのシンセの質感が様々に解釈される様がスリリングだった場面がありました…フランスには KITSUNE がいて、ソコとシンクロするイギリス人がいて、ダンスロック〜ニューレイヴがあって、ニューヨークにはエレクトロクラッシュがあって、ポストパンク〜ダンスパンクが盛り上がってて。そんで日本には中田ヤスタカが活躍し、そんで前山田健二 A.K.A. ヒャダインが登場して。
●そんな中で、このカナダ・トロント出身のエレクトロデュオを見つけました。ぶっきらぼうなゴス風味がジャケにあるけど、それ以上にぶっきらぼうなシンセサウンド。鳴らしっ放しブリは、ある意味でゲームボーイやニンテンドー級のピコピコと錯覚するほどで、無駄に驚かしたり無駄に揺さぶったりしない作為の薄さが、時に無垢に響くし、一方で不気味に響く。シンセ奏者兼プロデューサーの ETHAN KATH が主導権を握るサウンドデザインは、彼の底抜けの性格の悪さを反映してか、凍てつく黒いダイヤのように音が結晶しているように聴こえる。

●そんなシンセ主体の音楽の中で、実はボーカリスト ALICE GLASS の存在感は大きくはないのです。彼女の声は徹底的に加工され、音響のパーツの一カケラまでに分解されてしまってる。その意味では中田ヤスタカPERFUME の声を無個性に取り扱うやり方に似てるように見えるけど、ETHAN KATH の手法は徹底し過ぎてて、もう人間の声に聴こえないのですよ。シンセ音響として完全にデザインされきってる。

しかし!TUMBLR で発見してしまった。この ALICE GLASS の迫力ある面構えを。コレに吸い付けられてしまった。
●彼女は1988年生まれ。15歳で家出をして、廃ビルを不法占拠するパンクスとつるんで音楽活動を始める。90年代末から音楽業界で生きる ETHAN KATH に出会って収録したデモが、MYSPACE で大好評。そしてトントン拍子でデビューに至る。そこで二十歳そこそこ。これらの写真が撮られた頃も彼女はまだ20〜23歳程度それでこの引力。このカリスマ。ステージで破壊力を持つ存在感。少年のように無邪気で、娼婦のように妖しくて、動物のように野蛮で、堕天使のようにくそったれ。

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ETHAN KATH と、ALICE GLASS

●動画でも ALICE は妖しい。



「CRIMEWAVE」。ファーストアルバムより。



●おしとやかな ALICE。「CELESTICA」。セカンドアルバムより。



●ボクが最初にハマった楽曲。「UNTRUST US」。アンオフィシャルのビデオで素人さんのダンスで構成されている。日本人のように見えても、撮影はロサンゼルスらしい。





●アルバムタイトルが、ファーストとセカンドでまったく一緒だと、iPod の中で二枚が入り交じっちゃうんだよ。メンドクサイ。そのへんもぶっきらぼう。今年、サードをリリース予定とのこと。





●あ、今気付いた。ALICE GLASS は、後藤まり子に似ている。存在感がね。



●ふー。毎日慣れないアタマを使って、毎日疲れてる。

●新しい iMac、ワイヤレスキーボートの接続がすぐに外れて実に気になる。


「LINE 小説」って知ってる?

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「LINE トークノベル/リフレイン」
●一気に国内1800万人、世界4000万人ものユーザーを獲得した急成長 SNS、LINE。公式企業アカウントとか、クーポンとか、音楽やゲームの有料配信とか、様々な取り組みを仕掛けようとしてるらしい。
●で、まず無料で発信されたのが、この「LINE トークノベル/リフレイン」トークのやりとりみたいな短文で小説が語られる。数個分のトークを受け取ったら、コチラからテキトーな文字を入力。すると続きのトーク=文章がまた送られてくる。時々、ストーリー展開に対して二つの選択肢を迫られる。Aを選ぶか?Bを選ぶか?うん、システムとしては興味深い。
●でも、この「リフレイン」というおハナシ自体は、全然オモシロくなかったです。むしろイライラした。しょうがないか、ボクにとってはケータイ小説ってヤツが初めての遭遇でしたから。



●シリアスにポップな日本の音楽を聴こうとしている。


土岐麻子「TOUCH」

土岐麻子「TOUCH」2009年
●元 CYMBALS のボーカルってコトもみんな忘れたくらい、ソロシンガーとして定着した土岐麻子さん。80年代のシティポップスを彷彿とさせるキラキラ感がタマランですわ。大貫妙子矢野顕子?ニューミュージックなデジャヴが頭を通り抜けていく。BILL EVANS「WALTZ FOR DEBBY」に日本語詩をつけて優雅にカバー、キリンジ堀込泰行とのデュエットなど、聴き所はアレコレと一杯なのです。

クラムボン「2010」

クラムボン「2010」2010年
土岐麻子さんの最後の曲「ふたりのゆくえ」の、キュートな彼女の声から、ジックリと編み上げたホーン/ストリングスアレンジにキューッとフォーカスがスライドしていく様子が、なぜかボクの中でクラムボンの音楽を連想させたので、そのまま繋ぐように聴いてみた一枚です。
●でもでも、このアルバムはドラム&ベースが荒く激しく駆動するファンクネスこそが真骨頂で、そんな虚飾を排したグルーヴに重ねてピアノがさらに強く弾むのです。ワイルドがゆえに美しい躍動感の中で、原田郁子の声がイノセントに響く。多幸感。深い森を力一杯駆けて、そして枝葉の間からこぼれる日光が眩しい。そんな音楽体験。

クラムボン feat. THA BLUE HERB「あかり from HERE 〜NO MUSIC, NO LIFE〜」

クラムボン feat. THA BLUE HERB「あかり from HERE 〜NO MUSIC, NO LIFE〜」2009年
タワーレコードの例のコラボシリーズで実現した異色タッグ。札幌を拠点に活動するヒップホップユニット THA BLUE HERB のハードコアでシリアスなリリックが、アブストラクトなクラムボンのグルーヴの中で躍動する。アルバム「2010」にはこの楽曲のラップレスバージョンが収録されているが、ソコでの静謐なイメージを覆すタフな表情は聴き応え満載。タワレコ限定物件がゆえにアマゾンではレア版扱いだけど、ボク自身は知人からタダでもらっちゃったのよね。

mito「DAWNS」

mito「DAWNS」2011年
クラムボンのベーシスト、mito の初めてのソロアルバム。バンドサウンドとそれを自由に拡張するシンセアプローチ、瑞々しいピアノの跳躍が、オーガニックに溶け合って甘美なグルーヴと淡い色彩が耳と目に広がる印象。mito 個人のボーカルは聴き馴染まないけど、原田郁子嬢のような強烈な個性がないだけに、淡い色彩に溶き消えていく儚さが美しく感じられる。そんで時に音響派。エレクトロニカ。




東京スカパラダイスオーケストラのライブに行ってきました。

東京スカパラダイスオーケストラのライブ

東京スカパラダイスオーケストラ 2012 ツアー「WALKIN'」@代々木第二体育館 7/5

「戦うように、楽しんでおくれよ!」

●バリトンサックスの谷中敦さんが、ライブの序盤でMCするキメフレーズ。素敵な言葉だ。

スカパラはカッコいい。9人のメンバーは40歳から50歳。いい年こいた大人の男が、真剣に、純粋に、グルーヴとダンスを楽しむ様子は、とても素敵でカッコいい。ビシッと決めたモッズスーツを汗だくにしながら手足を振り回しジャンプする様子。足をガバッと開いて腰を入れて、演奏とグルーヴに集中する様子。モンキーダンスをユーモラスに踊ってお客を煽る様子。9人のメンバーが激しく動き、そのツドにエナメルのシューズ、サングラス、金管楽器がキラリと光る。少年のような音楽への誠実さがそのままライブの熱量に直結してるけど、大人の男の余裕が音楽をすごくピースフルに響かせてる。結果、とても楽しい。こんなにワクワクしてニコニコできるライブは貴重だ!
●メンバー最年少、ギター加藤隆志さんのパンキッシュなギターパフォーマンス。テナーサックス GAMO さんのどこかユーモラスな立ち振る舞い。沖祐市さんの熱く弾けるファンキーキーボード。NARGO さんのトランペットが空を切り裂く感じ。メンバーそれぞれに見せ場があって、ステージのドコかで常に事件が起こってる。ひとときたりとも見逃せない。そしてゲストは EGO-WRAPPIN'中納良恵さんのスパイシーなボーカルもよかったが、アンコールで登場したギター森雅樹さんのプレイが楽しい!BO DIDDLEY モデル、真四角で真っ赤なギターを携えての登場がとてもイカす。
スカパラ独特の高速スカビートは、タテノリ/ヨコノリ/ナナメノリと、お客さんに対して多様なダンス解釈を許すグルーヴだから、アリーナや会場のお客さんをみても楽しい。みんながそれぞれの受け止め方、楽しみ方を見つけてて、思うがママに振る舞う様子がとても感動的。往々にして画一的なノリにカタマリがちな日本人のリアクションが、ココではその多様性を容認してくれるヤワラかい気分がある。それもとっても楽しかった。



というコトで、最近のスカパラのCDを聴く。

東京スカパラダイスオーケストラ「PARADISE BLUE」

東京スカパラダイスオーケストラ「PARADISE BLUE」2009年
●最近でもないか…。でも20年以上の歴史を持つ彼らのキャリアから見ればごく最近ってコトで。今までボクはスカパラの魅力を超高速スカビートの疾走感と、パワフルなホーンアンサンブルだと思ってたのです。そしてその魅力は確かにCDにキチンと着地してるのですが。でもライブを見て印象が変わっちゃった。高速ビートの中で炸裂するアドリブプレイ、遊び心タップリの即興プレイが次から次へと連鎖するのが本当に楽しいのですね。そういう意味では、CDとして凍結しちゃった音楽には少々の物足りなさを感じてしまって。

東京スカパラダイスオーケストラ「HEROES」

東京スカパラダイスオーケストラ「HEROES」2011年
スカパラが、「少年ジャンプ」の人気連載マンガ「ワンピース」「トリコ」の劇場版アニメ主題歌を担当した時のマキシシングル。「ワンピース」は大好きで我が子ノマドヒヨコと楽しく回し読みしてますが、島袋光年「トリコ」のグルメアドベンチャーという世界観はサスガについて行けなかったです。極上の味を食べるために、秘境に住む凶暴な希少動物をカラダ1つで狩猟&料理する、って大分ムチャな設定でしょう。まーマンガの内容に関係なく、スカパラはイツモ通りにファンキーでシャープであります。

川上つよしと彼のムードメイカーズ「ムードメイカーズ・ムード」

川上つよしと彼のムードメイカーズ「ムードメイカーズ・ムード」2003年
スカパラのリズム隊の要、ベーシスト川上つよしさんがリーダーを務める別ユニット。スカパラのメンバーも交えつつ、LITTLE TEMPOREGGAE DISCO ROCKERS などなどの日本レゲエ人脈が集まっている。ロックステディを軸にして、スカパラよりもレイドバックしリラックスしたグルーヴを転がす気分。夏の夕暮れ、楽しいゴハンを気の置けないトモダチと一緒に食べる時に聴いていたい音楽。古内東子がゲストボーカルを務める荒井由美「きっと言える」ジャマイカ風味仕上げが美味…。高橋幸宏さんが歌う THE BEATLES「SOMETHING」もイイネ。BART BACHARACH をダブワイズしてる曲がキレイ…。
●かつて下北沢にはレゲエレコード専門店「RAKSTONE RECORDS」というお店がありまして。そこで COUNT OSSIE のナイヤビンギなLPとかをボクは買ってました。5年ほど前に閉店してしまったんですけど。そこの店長・山口 Gucci 佳宏さんがこのバンドのプロデュースを手掛けております。




2トーンスカ。パンク革命に活力を与えた異文化コミュニケーション。

「THE 2 TONE STORY」

「THE 2 TONE STORY」1979〜1983年
●日テレのトーク番組「先輩ROCKYOU」スカパラがゲストで出演してたんですよ。その時、端的にメンバーが彼らの歴史観を説明してたのです。「60年代のジャマイカにオーセンティックスカがあって、その後80年代にイギリスでスカリバイバルがあって。それを2トーンスカっていうんですよ。そしてボクらは『東京スカ』っていってる。東京から発信するスカ。だからテンポもスゴく速いんです」コレがスカの歴史。
60年代ロックがブルースやR&Bといったブラックミュージックから活力を得たように、70年代末のパンク革命はレゲエ/スカから活力やインスピレーションを得た。2トーンスカはその象徴。その爆心地となったレーベル 2 TONE RECORDS の名前は、ブラック&ホワイト〜人種間の融和を願って命名されたという。このコンピレーションは、その 2 TONE の代表的音源をまとめたモノであります。ポップカルチャーが異文化を取り込んで新しい表現を生み出す瞬間のドキュメンタリーがココにあります。
2 TONE の看板バンドは THE SPECIALS。シーンの中核を担った THE SELECTER、MADNESS、THE BEAT も収録されている。女性トリオ BODYSNATCHERS、THE SPECIALS の後継バンドTHE SPECIAL AKA も登場、アパルトヘイト政策に反対する「FREE NELSON MANDELA」が素敵。鋭い政治的主張とエレガントなポップ性が同居した傑作。ジャマイカ出身のトロンボーン奏者 RICO RODRIGUEZ の楽曲もイイ感じ。
スカパラ川上つよしさんが、前述のトーク番組でスカがジャマイカ本国ですぐに廃れてしまった理由を説明してた。スカはすぐにロックステディに取って代わり、そしてレゲエに移行してしまう。なんでスグに廃れたのか?「ある年の夏が暑かったんです。スカはテンポが速いでしょ。これじゃ暑いのでもうちょっと遅くしようかということになって。これジャマイカのエラいミュージシャンに聴いたんですよホントですよ!」ホントかよ?

THE SPECIALS「MORE SPECIALS」

THE SPECIALS「MORE SPECIALS」 1980年
THE SPECIALS はパンク革命の最中、1977年に白人黒人混合バンドとして誕生しました。最初は THE AUTOMATICS、THE COVENTRY AUTOMATICS、THE SPECIAL AKA と名乗り、最終的に THE SPECIALS に着地。THE CLASH のオープニングアクトなどを務めつつ、音楽的支柱であった JERRY DAMMERS2 TONE RECORDS を設立し、ここからレコードデビューを果たすのです。ジャマイカのビートとパンクアティチュードの合体という音楽的実験だけでなく、社会/政治問題、特に人種問題や反右翼運動に意識的なバンドとして活動するのであります。
●で、このアルバムは彼らのセカンドアルバム。スカだけに捕らわれず、R&B やファンクも取り込んで熱いダンスビートを刻んでおります。「SOCK IT TO 'EM J.B.」が見事なファンクで楽しいのですが、ここでいう「J.B.」 JAMES BROWN と見せかけて、実は JAMES BOND だというのがイギリス風で笑っちゃいます。そんな名譜ですが、下北沢レコファンにて480円で購入。「THE 2 TONE STORY」もアマゾンではレア扱いですが同じ店で600円で買っちゃった。
●その後の THE SPECIALS。ボーカルの TERRY HALL と 音楽的リーダー JERRY DAMMERS の不和が決定的なものとなり、バンドは分裂。JERRY DAMMERS THE SPECIAL AKA 名義で活動を継続。よりモッズテイストを深めたモダンな音楽を発信していきます。一方、TERRY HALL はアフリカンビートを取り入れた奇妙なニューウェーブバンド FUN BOY THREE を結成。FUN BOY THREE は大分ヘンテコな音楽なのですが、あの80年代の空気の中では十分に個性的でオモシロいのであります。あ、THE SPECIALS は2008年に JERRY DAMMERS 不在のまま TERRY HALL 中心メンバーで再結成してるわ。




ロサンゼルスにスゴいバンドがいる。THE AGGROLITES。

THE AGGROLITES「DIRTY REGGAE」

THE AGGROLITES「THE AGGROLITES」

THE AGGROLITES「REGGAE HITS L.A.」

THE AGGROLITES「DIRTY REGGAE」2003年
THE AGGROLITES「THE AGGROLITES」2006年
THE AGGROLITES「REGGAE HITS L.A.」2007年
●ロサンゼルスのパンクシーンの中から、猛烈に泥臭く、汗臭く、ファンキーな、レゲエサウンドが登場。ロックステディのタフなビートが、炎に吹子で空気を吹き込むように、グルーヴを熱く熱く燃焼させる。敢えて走らせないリズムの着実さが感情をより高まらせる。タマランですね。このバンドの存在を知って、すぐにアメリカのアマゾンに発注しましたよ。是非とも多くの人に聴いてもらいたい音楽。上記3枚は順番に彼らのファースト、セカンド、サードアルバムになってます。セカンドとサードは、HELLCAT RECORDS からリリース。ハードコアの名門 EPITAPH の系列で、RANCID の中心人物 TIM ARMSTRONG が主宰する、ハードコア/オイ!/ロカビリー系のレーベルであります。
●ロサンゼルスといえば、レゲエとパンクの90年代以降のミクスチャーとして、SUBLIME LONG BEACH DUB ALLSTARS といったバンドがおりました。底抜けに明るく、気持ちのイイフランクさが独特のレゲエ解釈でとてもユニーク。その一方で、ハードコアとスカの折衷様式、スカコアがある。しかし THE AGGROLITES はそのスタイルとも全くカブラナイ独自の音楽を鳴らしている。そのユニークさがたまらない。

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THE AGGROLITES のメンバー。この面構え!この気合いの入ったパンクアティチュードの延長にレゲエが熱く弾けている。なぜかバットを肩に担ぐ感覚がハードコアだね。




日本のレゲエミクスチャーロック。ROCK 'A' TRENCH。

ROCK A TRENCH「ACTION !」

ROCK 'A' TRENCH「ACTION !」2009年
●バンドの名前から、レゲエ由来の気分が伝わりますね。BOB MARLEY の名曲「TRENCH TOWN ROCK」が瞬間的に連想されます。シングル「HIGHER」をはじめ、いくつかの曲は明確にレゲエミクスチャーとして成熟してて、その新しい感覚に感動したものであります。…でもそのウチ、フツウのロックばっかになってしまって徐々に関心が薄れちゃった。去年活動停止。あ、今ウィキを見て、JACKSON VIBE と分派した関係のバンドだったコトを知るのでした。


●今週末は青山と旧友に会う。焼肉。
●彼らはボクのこのブログの存在を知ってまして。
このブログを評して「全てを吐き出さなくては気が済まない衝動だよね」だって。
●ですので。今日も吐き出します全てを。



昨日は、娘ヒヨコと二人で渋谷デート。お買い物。
●我が家に暮らすウサギもなかのために、小屋の床に敷くスノコと、おやつに与える乾燥パパイヤ(超大好物!)を買うのです。

うさぎのしっぽ 恵比寿店

「うさぎのしっぽ 恵比寿店」http://www.rabbittail.com/shop/ebisu.asp
●ヒヨコはもう何回も行ってるので、省略して「うさっぽ」って呼んでる。かわいいウサギの赤ちゃんや、様々なグッズが売ってます。ウサギ専門店とあって、ハードコアなうさぎへの思い入れがヒシヒシと滲み出るお店でございます。ボク自身も、スノコを買いにもう二度目の来店。スノコは消耗品。げっ歯類であるウサギは、このスノコをバリバリとカジリ割ってしまうのです。バリバリに噛み砕いた後のもなかの達成感あふれるドヤ顔はナカナカの見物であります。

(我が家のウサギ、もなか。)

●生後6か月を過ぎた、我が家の第三子、もなかさんです。
●ウサギの6か月は、すでにティーンネイジャーくらいの位置づけです。今日はちょいムシ暑いので、ヒンヤリするアルミ板の上で涼んでおります。

さて、ヒヨコとのデート、ランチは「富士そば」で。
●しゃれたカフェに行けばイイのに、なぜか労働者の御用達「富士そば」で、もりそばを食べるヒヨコ。「冷たぬき」「つめたぬき」と読むヒヨコ。なるほど。そんでそば湯を飲む。ヒヨコ人生で初めてのそば湯。
●ヒヨコのクラスメート・ゲンのおウチはおそば屋さん。ボクも行ったことがある…鍋焼きうどんが美味しかった。「ゲンのおばあちゃんは、三角巾とベージュのエプロンでそのへんあるいてるの」ほう。ヒヨコもおばあちゃんに会うのか?「そのカッコのままで授業参観きたよ!おばあちゃん来るとすぐワカルよ、だってゲンすごく静かになるもん、おばあちゃんすごくコワいから」で、おじいちゃんが出前担当らしい。

そんで、ビックカメラ。ここがボクのホントの目的地ね。大きな買い物をしました。

じゃーん。iMac と MacBookPro 、買っちゃったよ。

じゃーん。iMacMacBookPro 、買っちゃったよ。
●本来のお目当ては、今月発表された「MacBookPro 15インチRetinaディスプレイモデル/2.6GHzクアッドコアIntel Core i7/512GBフラッシュストレージ」だったのです。でもコレが24万円。だけどCD/DVDドライブが付いてないなどなどちょっと気になるトコロがあって。さらに、冷静に考えてみると、おウチ用の iMac を新調した上で別の MacBookPro を買っても同じ程度の出費じゃん!と思い至ってしまいまして。結果、異例の二台買いとなったのでありました。「MacBookPro 15インチ/2.3GHzクアッドコアIntel Core i7/500GB」「iMac 21.5 インチ/2.5GHz Intel Core i5/500GB」、しめて26万円のお買い物。加えて先日買った「AirMac Extremeベースステーション」。一気にアップデートでございます。
●今まで頑張ってくれた iMac 2007年式は、そのまま我が子ノマドヒヨコのモノとなり、連中のヤフーきっず的な検索を担うマシンとなるのです。

新旧の iMac。

●新旧の iMac。データ移行中。古い愛機はペアレンタルコントロールとかを設定された上で、ノマドのモノに。ヤツはドラクエのレアアイテムのゲットの仕方などを検索する予定です。



●そんな IT 生活に色添えるため「Google +」のアカウントを作ってみました。
AKB48 の書き込みを見るくらいしか、やるコトないけど。
「hulu+」の無料アカウントも作ってみました。
●とりあえずテレビ東京の深夜ドラマだった「勇者ヨシヒコと魔王の城」を第一話から見ます。出演:山田孝之/木南晴夏/ムロツヨシ/宅麻伸、演出&脚本:福田雄一。ドラクエをパクった脱臼系の笑い。「予算の少ない冒険活劇」って銘打つその開き直りっぷりが最高。コドモでも分かる笑いのセンス、iPad を囲んでみんなで爆笑。

「勇者ヨシヒコと魔王の城」

●スライムと対峙する勇者ヨシヒコ。いやー作りが雑で最高!



●マンガ読書

島本和彦「アオイホノオ」1

島本和彦「アオイホノオ」1巻
「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」が完結してから月刊「ガンダムエース」を読むのをヤメたけど、唯一の心残りは島本和彦「超級!機動武闘伝Gガンダム」が読めなくなった事。そんな中でやっと手をつけたその島本先生の半自伝的青春マンガ。時代は80年代初頭。大阪芸術大学ならぬ、「大作家芸術大学」に通う主人公が、己のマンガ道をもがき進む姿を、イツモ通りの島本節全開で暑苦しく描く。
オモロいコトに、この時代のマンガ界やアニメ界の重要人物の名前がバキバキ実名で紹介される。あだち充、高橋留美子、安彦良和、細野不二彦…。庵野秀明が大学の同級生として登場して、あの有名な「庵野ウルトラ」庵野さん本人が全くのノーメイクでウルトラマンを演じてる自主制作フィルム。ノーメイクなのに動きだけでナゼか完璧なウルトラマンに見えるという伝説の作品)のエピソードが登場する。当時の大阪芸術大学には、「オネアミスの翼」の監督で後のガイナックス社長・山賀博之や、アニメ制作会社ボンズ社長になる南雅彦、「ふたりエッチ」克・亜樹などが在籍してて、なかなかスゴかった事がわかるのです。

小玉ユキ「坂道のアポロン」9

小玉ユキ「坂道のアポロン」9巻・完結
●長崎の田舎を舞台に描いた60年代の青春マンガ、完結。モダンジャズをBGMにしてキラキラ綴られた高校生活はとうとう終わってしまい、その美しさがその後ホロ苦く感じられてしまうセツナさよ。とりあえず ART BLAKEY & THE JAZZ MESSENGERS「MOANIN'」が聴きたくなる。
●高校生の頃の出会いって大事ね。なにせボクとワイフが初めて出会ったのは高校一年生15歳のコトだからね。そのことを今のボスにこの前言ったらビビられた、オマエスゲエなって。

高橋ヒロシ「WORST」28〜29

高橋ヒロシ「WORST」28〜29巻
●東京・町田を拠点に関東地方で最大勢力をほこる組織・萬侍帝国が、我らが武装戦線〜E.M.O.D連合軍と全面戦争に突入。そして「WORST」世界のオールスターメンバーがこの巨大な外来勢力と激突する。抗争激化にドキドキ。ケンカしかない青春もある意味アリよね。大勢登場する個性的な不良どもの一人一人が、三国志の武将のように見える。

八木教之「クレイモア」20〜22

八木教之「クレイモア」20〜22巻
●半人半妖の女性剣士たちが戦い合うダークファンタジー。何十人も登場する女性剣士たちと、その戦闘能力の高さに応じてナンバーが与えられる仕組みが、「アレ?意外なほど AKB48 の世界観とシンクロしてる」と今日初めて気付いてしまった。そんなカワイイモンじゃないけど。ひたすら殺し合いだし。

森薫「乙嫁語り」4

森薫「乙嫁語り」4巻
「19世紀の中央アジア」という激しくニッチな世界を、たっぷりの萌えを込めて描く、エッジーなマーケティングにまんまとハマって熟読。アラル海のほとりに暮らす双子の少女の嫁入り。この作家の出世作「エマ」ビクトリア朝時代のメイドを描いて今のシーンのど真ん中を射抜いたように見えたけど、連載を始めた02年当初はこの中央アジアくらいエッジーなニッチだったのかも知れないね…。どうだろう?

久保ミツロウ「アゲイン !!」3〜4

久保ミツロウ「アゲイン !!」3〜4巻
「応援団」なんぞを題材にしてこれまたヘンテコと思わせながら、キチンと思春期のモヤモヤをギリギリねじって読者の太古のトラウマを見事刺激するテクニックがスゴい。笑っていても、しっかり心がイタいよ。タイムスリップで高校生活最初からリカバリーと見せかけて、4巻において元の時代に逆戻り展開をブチカマして、トラウマも失敗も安易に巻き戻せねーよ的幻想破壊を突きつける演出に、折目正しく死にそうになる。
●ちなみに、ナニゲなポジションの地味ワキ役女子リオちゃんが、イイ味出してて惚れそうになる。彼女、非常識で自己主張の強い登場人物の中で、常識人が故にひたすら翻弄されてる。
「hulu+」ではドラマ「モテキ」も見られるのよね。これも全部観ないとね。

松本大洋「SUNNY」2

松本大洋「SUNNY」2巻
松本大洋世界のダンディズムは、いつでもボクのような文系オタクには憧れの場所だけど、今回の作品はそのダンディズムがヒリヒリする場所までまだ到達してない感じ。でもボクはゆっくり待ちますよ、熟成するまで。

山口貴由「エクゾスカル零」

山口貴由「エクゾスカル零」2巻
山口貴由世界のダンディズムは、正気じゃない領域に常にあるので、その美学が常規を逸していくのを傍観者としてひたすら眺めるしかない。「シグルイ」や震災モードを通過したこの作品は、近年の作品の中でもブッチギリの世紀末テンション。でも、この2巻、徹底的イノセントのヒロインが登場。極端に荒廃した暴力支配の世界の中で、極端なイノセントはどのように作用するのか、見物であります。




●新しい iMac、モニターが眩し過ぎる…。