週刊朝日2012年10月26日号

話題になってる、橋下徹大阪市長に関する記事。
●立ち読みしようと思ったら売り切れてるのね。わざわざマンガ喫茶まで行って読んでみたけど…実に下品な記事だと思った。



今週も学校見学に行った。
●当事者であるはずの息子ノマドは家でドラクエ。ボクとワイフと娘ヒヨコの三人で行った。今まで男子校ばっかだったけど、今日は男女共学。女の子がいる方がやっぱ自然なコトだと思う。でもねー。名門有名校と聞いてたけど、ボクの目からは完全にフツウの中学校にしか見えなかった…。
「中学受験」ってなんなんだ?ボクなりに納得するために、当事者放っといてまでして学校見学してるのに、見れば見るほど意味がワカンナクなってきた。

カイシャの同僚にも、それとなく聞いてみた。学歴と人生ってナンダロね?
●ちょっぴり変わり者のトナリ女子は「ワタシは中学高校共に私立の女子校でした。よかったですよ、女の子だけで、ノンビリしてて。平和でよかったです」…そうだよねー。平和ってダイジだよねー。キミの不思議な個性はそんな平和で培われたのね。5カ国語を駆使し、結果どこか日本人とは思えない発想で周囲をハッとさせるセンスは、中高一貫女子校で育成されてました。そーだよねームダにワイルドな環境に子供を放り込むのって意味ないよね。
●転職を繰り返しヘッドハンティングでウチのカイシャにやってきた先輩は「オレは群馬の県立高校中退だから。大検受けて上京して大学になんとか入ったクチ。まーひどかったねー。イジメもケンカも毎日のコトだったから」でもでも、この先輩がベンチャービジネスをいくつも手掛けて成功させてきた超アグレッシブなビジネスマンになったのは、あの思春期のワイルドな経験と、そこで育てられたタフさが土台になってるのはマチガイナイ。
●というコトで、ナニがなんだか全然わからん。

ボクは千葉の公立中学だったけど、冷静に考えると全然平和じゃなかった。ヤンキーもイジメも器物損壊も万引きも体罰も偏差値競争も全部フルセットでそろってたなあ。それでも自分が育った環境を基準で考えちゃうから、その程度はフツウだって思っちゃう。この程度のワイルドさ加減は世間を生き抜くために一度経験しといた方がイイと、実はアタマのスミッコで感じてる。
●一方で、進学してみた東京の都立高校は死ぬほどリベラルだった。校則どころか制服もなかったし、原付バイクで通学してもことさら問題になりもしなかった。友人はみな素直で純朴。中学の頃にはゴロゴロいた、他人をいじめたり陥れたりして自分の立場を守ろうとするようなヤツはいなかった。この世界で味わったリベラリズムはナニゲにボクの世界観人生観に大きく影響している。
●ボクの中学/高校、2カ所の地理関係は都心から東西真逆でありながらほぼ同じ距離感。なぜ都心を挟んで東西でこんなに文化が違うのか?二つの世界観のギャップに戸惑ったほど。中学時代では当たり前だった意地悪い感情とヒリヒリした緊張を孕む人間関係は、決して人間社会全部に適応されるモノではないと知ったのは、のどかな都立高校ののほほんとした級友に会ってからだった。一方でなんだか生温いなーぬるま湯だよなーと感じてたのも事実。授業中に居眠りしてても、サボって屋上で昼寝してても、誰もナニも咎めたりしないし。

●むむむ。難しい。中高6年間の多感な時期、コドモたちの大切な思春期をデザインする。これが学校選びってことなんだな。



●さて、極端な学校で起きた極端な事件。
●1999年4月20日。アメリカ・コロラド州ジェファーソン郡。
コロンバイン高校銃乱射事件。
こんな本を読んだから、なんだかアレコレ心配になっちゃうのだ。

ブルックス・ブラウン/ロブ・メリット著「コロンバイン・ハイスクール・ダイアリー」

ブルックス・ブラウン/ロブ・メリット著「コロンバイン・ハイスクール・ダイアリー」
●下北沢の古本屋さんにて840円で採取。著者の青年ブルックスは、事件当時コロンバイン高校の生徒であり、乱射犯であるエリック・ハリスとディラン・クレボルドの友人であった。彼は事件当日、乱射を始める直前のエリックにバッタリ出会い「お前のコトは嫌いじゃない、ここから離れろ、家に帰れ」と言われた人物だ。当然彼は、自分の友人が大殺戮を始めるだなんて知らなかった。むしろエリックとは一年前にトラブルを起こしてたくらいの関係だった。なのに、事件後に警察から共謀者呼ばわりされる目にあう。ディベートに長けた生徒だった彼は、実直な筆致で、あの事件の前後、まだ普通の少年でしかなかったディランと過ごした小学生時代から、エリックが仄めかしていた犯行へのシグナル、そして事件後の混乱や、いわれなき疑い、両親や被害者遺族との関わりなどを記している。彼は特にコロンバイン高校の中での階級差別の様子を説明して、その歪みが乱射犯二人を生み出したと考えている。
アメリカの高校生活は厳しい…。スポーツ選手ばかりが優遇されて先生にかわいがられる、そしてその立場を存分に誇示して、そうでないモノを虐げる、いじめる、露骨にバカにする、という気風が厳然と支配しているという。そんな下品なスポーツバカをジョックス(JOCKS)と呼ぶらしい。殺戮を仕出かしたエリックとディラン、そして彼らの友人だったブルックスは、日本でいうトコロのオタク、ナード(NERD)でありギーク(GEAK)だった。パソコンオタクで、陰気なロックが好きで、内気なタイプだった。つまりは高校社会の中での最下層カーストで、露骨ないじめの対象となってた。課外活動で演劇に関わればホモ呼ばわりされるし、女子と会話するとその女子がスポーツ選手たちに絡まれて突き飛ばされたりする。ランチタイムになればトレーを叩き落とされ食べ物を投げつけられる。特にコロンバイン高校はキツい学校だった。事件後にブルックスは「人殺し」「地獄の火に焼かれろ」と罵られるようになる。犯人の友人だった者は学校から「単位をやるから、卒業までクラスには戻るな」と通達を受ける。十把一絡げでオタクたちは追放されてしまったのだ。一定の価値観にそぐわない者を徹底的に排除する雰囲気。これが学校を支配していた。
●そんな環境にいたからこそ、二人の少年は自分たち以外の全世界を憎むに至ってしまった。彼ら2人が13人を殺したが、彼らを虐げたスポーツバカを狙って殺したワケじゃない。むしろ自分と近い立場の弱き者を殺してしまったのではないか?無差別で無分別だ。どんなコトがあっても許されない。友人であったブルックスも何度もソレを繰り返す。しかし、彼らを生んだのは彼らを囲んでいた環境だった事は忘れてはならない。子供にとって学校は全世界だ。ソレ以外の世界がその外に広がっている事は、オトナになってみないとなかなか理解できない。

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犯行後、自殺したエリック・ハリスとディラン・クレボルドの写真。ネットを検索していると、彼らを英雄視したりアイドル視したりしている人々がいるのがわかる。一元的な価値観から弾き出された者が、こんな殺人者に近づいてしまうのはよい事ではない。多様性を許す寛容な社会。全ての子供たちに可能性と希望を持たせる社会。そんな世界をボクは望む。



で、ボクが毎週見ているアメリカの学園ドラマ「GLEE」。

「GLEE」

「GLEE シーズン2」ETV 土曜日22:55〜
●このドラマの世界でも、スポーツ選手、特にアメフト選手が幅を利かせている。そしてチアリーダー。これが学生カーストの頂点。一方我らがグリークラブは、やっぱりいじめられッコグループになってる。廊下ですれ違いさまにジュースを顔に浴びせられる。大きなゴミ収集ボックスにカラダごと持ち上げられて放り込まれてる。スポーツバカ・ジョックスと、ナード&ギークの階級差別がココにもある。
●ぶっちゃけ「GLEE」は、こんなイジメ表現やドキツいセクシャルな話題がガンガン出てきて、小学生の我がコドモたちには見せづらい。この毒の部分を敢えてアケスケに描くのが「GLEE」のオモシロさの1つなのだけど、これをただ軽く笑い飛ばすのはボクにとっては少々シンドイ。このドラマの制作者たちは少々露悪的過ぎてる、悪フザケが過ぎるのでは?

でも、シーズン1を見終えて、シーズン2に入った今では、その意見は徐々に変わりつつある。
ザック・エフロンが主演を務めた学園ドラマ「ハイスクールミュージカル」は爽やかで楽しくて安心してコドモに見せられる作品だった。しかしそこにはメンドクサイものが描かれてなかった。一方「GLEE」は、学校の中にいるマイノリティをしっかりカッチリ描いていく。オシャレで華奢な美少年カートはゲイで、彼のセクシャリティにまつわる葛藤や苦しみはこの作品の中で大きなテーマになってる。事故で半身不随になった車椅子のアーティは見た目は完全なギークのメガネくんだが、実はダンサーになりたいと夢見ている。人種的マイノリティも登場する。東洋系の女子ティナは吃音気味でシャイだがホントはノビノビとゴスロリファッションを楽しみたいと思ってる。ティナのボーイフレンドになった中国系のマイク・チャウは一流のブレイクダンサーだが、グリーに入るまでは仲間がいなくてたった一人で踊っていた。ヒロイン役であるはずのレイチェルも、チビでチンクシャでファッションも野暮ったく、金髪慧眼の理想的アメリカ美女からは程遠いユダヤ系。おまけに自意識過剰で自己中心的で性格が悪いのが玉にキズ。しかし、そんなイビツさがいつしか愛おしさになってくる。イジメのキッカケになる弱点を、このドラマでは大切な個性として描いているからだ。
●学校内のカースト制度は依然健在で、相変わらずグリークラブのメンバーは差別や偏見に晒されてる。だが物語が進む中で、グリーにはチアリーダーやフットボール選手が加わった。結果として、この主流派/体制派とマイノリティは新しい友情を紡ぎ上げていくのだ。このドラマは、カーストの摩擦を悪趣味に描くのではなく、高校生のリアルな現実をキチンと描いた上で、階級価値観の相対化と融和を描いている。その意味でこのドラマには価値がある。

●ちなみに、このドラマを手掛けているプロデューサーの RYAN MURPHY という人物は、実際に高校時代にグリークラブの活動をしていた人らしい。そしてゲイである事をカミングアウトしてる。


●そもそもボクのワイフが学園ドラマ好きで、それで見始めた「GLEE」だったけど。
ボクはココで登場する音楽が楽しみ。数々のヒット曲をグリー風に料理する、そのやり方がタマラン。このシーンでこの曲が登場するのか!という楽しさ。今まで知らなかった歌詞の意味。今ではCDショップで原曲を探したりしちゃってる。サントラももちろん買ってるね。

Glee The Music, Volume 1

「GLEE: THE MUSIC, VOLUME 1」2009年
●正直なトコロ、モチロン最初はサントラ集めるつもりなんてなかったのですよ。でもね。新橋 TSUTAYA をフラフラしてたら、これがレンタル落ちで300円で売ってた。そんな値段なら買っちゃうじゃないですか。ソコからハマっちゃった。これは9話くらいまでのトコロで登場する曲が収録されてます。
●第一回で登場して以降、このグリークラブの大事なレパートリーになる JOURNEY「DON'T STOP BELIEVIN'」が実に印象深くて。これまた正直、いままで JOURNEY なんて聴いたことがなかったのですよボクは。むしろ軽蔑してた。いわゆる80年代「産業ロック」の代表格と思い、完全にスルーしてた。ただ、この曲が劇中においては特別な響き方をする。紋切り型のカースト社会に堅苦しい閉塞感を感じているのは、いじめられっ子のナード&ギークもスポーツバカのジョックスも実はみな同じ。主人公のフィンが言う。「この学校の連中は卒業しても7割がこの街から出られない。州をまたいで出てくヤツなんて一年に2〜3人だ」他愛もなく不毛なイジメに興じるのは卒業したらスグにドン詰まりに突き当たる自分の将来を知っているからだ。それでも、どこかでこの日常が変わる瞬間が来るのを信じていたい。これはそんなウタだった。歌詞を敢えてご紹介する。

「DON'T STOP BELIEVIN'」

JUST A SMALL TOWN GIRL, LIVIN' IN A LONELY WORLD
SHE TOOK THE MIDNIGHT TRAIN GOIN’ ANYWHERE
JUST A CITY BOY, BORN AND RAISED IN SOUTH DETROIT
HE TOOK THE MIDNIGHT TRAIN GOIN’ ANYWHERE

小さな町の女の子…孤独な世界に住んでいた。
彼女は夜行列車に乗ってどこかへ旅立った…。
ある都会の男の子…サウスデトロイトで生まれ育った。
彼は夜行列車に乗ってどこかへ旅立った…。

A SINGER IN A SMOKEY ROOM
A SMELL OF WINE AND CHEAP PERFUME
FOR A SMILE, THEY CAN SHARE THE NIGHT
IT GOES ON AND ON AND ON AND ON

STRANGERS WAITING, UP AND DOWN THE BOULEVARD
THEIR SHADOWS SEARCHING IN THE NIGHT
STREETLIGHT PEOPLE, LIVING JUST TO FIND EMOTION
HIDING, SOMEWHERE IN THE NIGHT

タバコが煙る部屋のシンガー…ワインの匂いと安い香水
笑顔1つで一夜を共にする…そんなコトを繰り返して
旅人は待っている…通りをうろつきながら 彼らの影が何かを探して夜をさまよう
街の灯の下…ただ情熱を求めて生きる人々 夜のどこかに隠れている

WORKING HARD TO GET MY FILL,
EVERYBODY WANTS A THRILL
PAYIN' ANYTHING TO ROLL THE DICE,
JUST ONE MORE TIME

SOME WILL WIN, SOME WILL LOSE
SOME WERE BORN TO SING THE BLUES
OH, THE MOVIE NEVER ENDS
IT GOES ON AND ON AND ON AND ON

食べるために一生懸命働きながら 誰もがスリルを求めている
今度こそはと思いながら、サイコロの目にナニかを賭ける
誰かが勝てば、誰かが負ける 誰かがブルースを歌うために生まれてくる
この映画は決して終わらない そんなコトを繰り返して


DON'T STOP BELIEVIN' HOLD ON THE FEELIN'
STREETLIGHT PEOPLE DON'T STOP

信じることをあきらめないで この思いを手放さないで
街の灯の人々よ 止まらないで…。



●報いの薄いドン詰まりの生活で、希望を見失わないように。
●未来も可能性もタップリある青少年だけじゃない、シミッたれたオトナのボクにも十分このウタは響いてしまったのですよ。



JOURNEY「GREATEST HITS」

JOURNEY「GREATEST HITS」1978〜1986年
●ちゃんと本家のCDも買ったよ。日テレのワイドショー「スッキリ」のオープニングテーマが彼らの楽曲「ANY WAY YOU WANT IT」だったってコトはこのCD聴いて初めて知った!そしてこの曲もグリークラブのレパートリーになる。

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LINE から、きゃりーの口笛が聴こえてくる。

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●カイシャのオフィスで、きゃりーぱみゅぱみゅの新曲「ファッションモンスター」のサビを口笛で吹く者がいる…。どこから聴こえてくるのだろう?トナリ女子に聞く…ファッションモンスターの口笛が聴こえるよね?「ですよね?というか、スゴく上手ですよね?」遠くのデスクから部長が「おーい、口笛やめろー」
●そしたらソバのデスクの同僚が「あ、すいません、オレです!」あら?口笛ウマいね。「いやオレが口笛吹いたんじゃなくて!きゃりーぱみゅぱみゅ LINE 公式アカウントから、音声が送られてきたんです。本人のコメントと口笛です」

きゃりーぱみゅぱみゅ「みなさーんこんにちは!きゃりーぱみゅぱみゅです!なんか LINE を見てたら、音声が送れるということで、初めてしゃべって伝えたいなと思います。なんとあさって「ファッションモンスター」が発売されます!ぜひぜひCD買って聴いて下さい、という宣伝です!じゃ〜ねー」

LINE って画像だけじゃなくて、音声も送れるのね。初めて知った。センスのいいプロモーションじゃないか。しかも口笛ってトコロがナイス!まー他愛もないコトかも知れないけど、本人の肉声はイイ感じだよ。


きゃりーぱみゅぱみゅ「ファッションモンスター」

きゃりーぱみゅぱみゅ「ファッションモンスター」2012年。
●で、マジでCD買うわけよ。この LINE を駆使したプロモーションに敬意を表して。発売日にシングル買うなんてマジレアですよ。…いやいやそれだけじゃない、実は娘ヒヨコが YOU TUBE で予習してサビを歌いまくってるから、彼女にプレゼントしたいのです。今日はカイシャ帰りが遅かったから、明日のアサゴハンの時にあげよう。
●プロデューサー中田ヤスタカ先生は、鋼鉄エレクトロ仕様の PERFUME と差別化して、ボーカリストとして格段にトボケてるきゃりぱみゅを甘口ダンスビートにクルんで仕上げてる。もはやリアルな地名という意味が剥げ落ちて「ジャパニーズ・カワイイ」の幻想桃源郷となってしまった「ハラジュク」。ソコに生息する小さな怪物として、この娘はヘンテコな衣装をクルクルと着替えていく。ファッションモンスター。
●カップリングで収録されてる「つけまつける」EXTENDED MIX もマジでうれしい。実にスイートな四ツ打ち。


LINE 公式アカウントといえば…。
LINE は動画もイケルんだなー。「ワールドビジネスサテライト」のアカウントが短いレポートVTRを送って来てる。
●なぜか、首相官邸が公式アカウント作ったよね。アイコンがチト偉そう。
●コンビニ・ローソンのスタンプキャラクター「ローソンクルー♪あきこちゃん」実在のモデルがいるとな。広告販促企画部・白井明子さん。ググッて下さい。
ワタナベエンタ系のタレントがいきなり大挙してアカウントを作ってきたよね。ふかわりょう、ビビる大木、ハライチ、ロッチ、我が家。
ワタナベエンタLINE にガッツリシフトしたのは、やはり同社の所属である中川翔子さんの成功があるからじゃなかろうか?彼女のアカウントには約70万人のともだちがいるもんね。公式アカウント設置の初期からオリジナルな情報発信してるもんね。奇妙なイラストとかめちゃめちゃイッパイ発信してるもんね。

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●つーか、こんな絵描く女の子って、やっぱシビレルでしょ。ボクは大好き。


●結果として、ボクは彼女の音楽も聴くのです。

中川翔子「BIG ☆ BANG !!!」

中川翔子「BIG ☆ BANG !!!」2008年
●そもそもで、ボクは彼女が好き。LINE なんか置いといて、キャリアの初期からブログその多のメディアを駆使し、ネットスラングに由来する独特の造語やボキャブラリーを世間に認知させ、通常のアイドルとしてはアゲインストなはずだった自分のアニメ/マンガ/サブカル趣味をストレートに披露して、オタクカルチャーの大衆化を推進した。彼女は00年代カルチャーの重要人物なのだ。もっと評価されなくちゃならない。彼女がいなくちゃ、アニソンシーンもここまでメジャーにならなかった。PERFUMEももいろクローバーZ も、周辺がコンテクストを編んだタレントだけど、彼女はコンテクストを自身で完全にグリップし、自分でプロモートしてる。そして、シーンに対して真摯にリスペクトを表明してる。
●そんな彼女は、歌手デビュー以前からアニソン好きを公言してた。忠実再現をマジメに目指したなアニソンカバーアルバムまでリリースしてた(で、このカバーアルバムをボクは傑作だと思ってる。コチラを参照→http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-1233.html)。そんなステップを前提に繰り出したファーストフルアルバムがこちら。紅白初出場で披露したドラマチックなロック「空色デイズ」は痛快すぎてもはやエモに聴こえる。しかもこの曲アニメ「天元突破グレンラガン」主題歌に採用される。アニソン歌手を夢見てたのに、自分のオリジナル楽曲がアニソンに採用されるという、一枚上のレベルで自己実現した彼女。素晴らしい。そんでどの曲もアニソンを連想させる起伏ある展開を備えていて、彼女の嗜好をキチンと反映しようとしている。

●ボク自身はアニソンのよきリスナーではないけど、アニソンが目指す美学はポップスとして高機能だと思ってる。テレビアニメのオープニングやエンディングは基本的に90秒程度。その中で起伏ある展開とキャッチーなサビ、印象的なリリックを詰め込まないとイケナイ。優れたアニソンは優れたポップスだと素朴に思う。結果、今のキッズが自分の感情をアニソンやアニソン的ポップスに乗っけていく気持ちは理解できなくもない。ボカロモノもアニソンコンテクストの延長でしょう。でもでも90年代育ちのボクは、崩れたデザインの音楽への耐久力をムダに備えてしまったので、アニソン美学だけがポップスの美学ではないコトを知ってしまってるけど。

●ちなみに、もうチョイボクの意見を添えると…ファーストシングル「BRILLIANT DREAM」はアルバムバージョンよりもシングル版の方がトランシーなアレンジでクール。このアルバムに収録されてない5枚目のシングル「SHINY GATE」もアニソン風ポップスで痛快だけど、実はカップリングの山下久美子「赤道小町ドキッ」カバーがナニゲにカッチリ決まってて注目。6枚目シングル「続く世界」もロックだなー。7枚目「綺麗ア・ラ・モード」松本隆/筒美京平コンビのシックな80年代風アイドルポップス。

●実は、中川翔子だけでココまでアレコレ書ける自分に、実はボク自身がワリとビックリしてる…。

●蛇足をもう一つだけ…。彼女がMCをしてた「世界弾丸トラベラー」、好きな番組だったのに9月で終わっちゃった…残念。

また行ってしまった。「リアル脱出ゲーム」。

「夜の遊園地からの脱出 at よみうりランド vol.2」

「夜の遊園地からの脱出 at よみうりランド vol.2」
●今度は家族での挑戦ではなく、カイシャの同僚たちとの共闘。脱出ゲーム参加10回以上の猛者複数名を含む8人組で挑みました。いつもはピンヒールの女子もさくっとペッタンコ靴に履き替えて参戦。いやーよみうりランドなんて人生で2回目くらいで土地勘ないし地面の起伏激しくて坂も階段も多いし、結果本日足が筋肉痛。
●バラバラに散って多方面同時調査、そしてスマホと LINE を駆使しての情報共有とかなりイイテンポで謎解きを薦めましたが…最後のナゾが解けずに敗北。うわーくやしい!(ネタバレ禁止だからこれ以上言及しません)
●ということで、歩き回ってオナカペコペコ、稲田堤駅前の渋い居酒屋さんでモリモリ串焼きや唐揚げ食って帰りました。



最近 FACEBOOK で友達承認した同じカイシャの女の子。
●タイムラインにハードなコスプレ写真を乗っけててビビった。フツウに青いウィッグ被って綾波レイになってるぞ。その他ボクの知らないキャラになりきりまくってる。わー。フツウに仕事トークしかしたコトなかったのに、SNS経由でイキナリ趣味の濃ユイ部分を見せつけられると微妙。事前に「わたしコスプレ趣味なんですー」って口頭マエフリしてくれればよかったのに。次カオ合わせた時にフツウにリアクションしてイイのか?「初めて知ったけど、コスプレ大好きなのね?」って?
●でも、これだけ本気のコスプレイヤーの人と知合いになったの初めてだから、ちょいと楽しい。フツウに話してイイなら、コスプレトーク聞かせてもらいたい。



「リアル江南スタイル」。

カンナムスタイル

●先週韓国に遊びに行ってた友達が、ソウル江南区の新沙洞で目撃した「江南スタイルを踊るおばちゃん達」。なんのこっちゃ?新沙洞のアタリはホントにソウルのおしゃれエリアだって話だけど。
●あ、ITMS にて無事 PSY「GANGNAM STYLE」はダウンロード購入できました。
「GANGNAM STYLE」から転じて「GANDAM STYLE」なる動画が出回ってます。プロモに登場するダンサーの顔が全員ガンプラに変わってます。作ったのがフランス人ってトコロもオモシロい。
 http://www.nicovideo.jp/watch/sm18629159


●だから韓流カンケイ。

C.J. LEWIS「GENIE - COVER HITS」

C.J. LEWIS「GENIE - COVER HITS」2011年
●90年代のダンスホール系レゲエシンガー…一発屋なのか?実はその一発が思い出せない微妙な存在…の彼が、なんと少女時代「GENIE」のカバーをしとる。うわーフツウにダンスポップになってます。ダンスポップという意味ではキチンと「江南スタイル」と同じ洗練さがあるんだけど…C.J. LEWIS ってあくまでレゲエの人だったよね?なのにレゲエって気分はまるで残ってない。BOB MARLEY「COULD YOU BE LOVED」のカバーも高速エレクトロダンスにしてますね。他には RIP SLYME「楽園ベイベー」、THE BOOM「島唄」などのカバーを収録。
●あーこの人2008年にも GReeeeN「キセキ」カバーなんてしてるのね。日本のレコード会社(UNIVERSAL JAPAN)の企画をまんま受けてるのね。日本のレコード会社もイロイロ考えてるよねー。UNIVERSAL JAPAN は、イギリスの結構硬派なグライム系クルー ROLL DEEP(リーダーはあの WILEY ですよ)にあやまん JAPAN「ぽいぽいぽいぽぽいぽいぽぴー」をカバーさせてたはず。アレ聴いた時はかなり爆笑した。ちなみにもうイッコ言い足せば、あやまん JAPAN ファンタジスタさくらだはフツウにカワイイと思う。


●流れで、カバーアルバムの話。

山崎まさよし「COVER ALL YO !」
山崎まさよし「COVER ALL YO !」2007年
山崎まさよし洋楽の名曲をいかに料理するか?というテーマのカバー集。半年前?テレビのトーク番組「先輩 ROCK YOU」でのゲスト出演時、山崎サンが即興で STING「ENGLISHMAN IN NEW YORK」をさくっと演奏してみせたのです。フレーズサンプラー(BOOMERANG ってヤツ)を足下でカチカチ操作して自分のアコギでボサノバ風ループをその場で組み、そこに乗っかって演奏しちゃうの。コレが実にクールで。ほんで、その「ENGLISHMAN IN NEW YORK」カバーを収録してるこのCDをすぐ入手したわけです。
●アコースティックベースのプロダクションだけど、STEVIE WONDER「SUPERSTISION」 ARETHA FRANKLIN「RESPECT」そして JAMIROQUAI の最初のシングル「WHERE YOU GONNA LEARN」が見事なグルーヴチューンで気分がアガル。BILL WITHERS「JUST THE TWO OF US」はラテン風味で。
●同じ企画で「COVER ALL HO !」もあるけどそっちは未聴。洋楽の「YO !」に対して邦楽カバーの「HO !」の意味ね。

八代亜紀「夜のアルバム」

八代亜紀「夜のアルバム」2012年
「わたしがナイトクラブで歌い始めた頃を思い出して作りました」…あの八代亜紀が本格的なジャズアルバムをリリース。50〜60年代の定番ジャズナンバーを歌唱。これを元 PIZZICATO V 小西康陽がプロデュース。モノクロモダーンなジャズは十分にシック。だけど、肝心の八代亜紀サンのボーカルは怨念込めてローアングルからセリ上がるような、モダーンとは違う昭和リアルがタバコの煙のようにジワリしっかり染み込んでて、非ジャズの違和感となりフックとして機能してる。

SENOR COCONUT AND HIS ORCHESTRA「FIESTA SONGS」
SENOR COCONUT AND HIS ORCHESTRA「FIESTA SONGS」2003年
●90年代初頭から活躍してるドイツ人のテクノ系アーティスト ATOM HEART こと UWE SCHMIDT の変名ユニット。この人、変名ユニットの数、主だったモノだけでも15個以上ある変人さんですがその雰囲気はもうジャケで伝わってますね…。これはロック/ポップスの名曲を、ラテン風味にアレンジするというコンセプトのユニット。ラテン風味に夢中になり過ぎて、この人フランクフルトからチリの首都サンチアゴまでわざわざ移住したというからスゴいよね。
●アルバムの冒頭から DEEP PURPLE「SMOKE ON THE WATER」が脱力チャチャチャにアレンジされてます。すぽこんすぽこんと鳴るボンゴのリズムにのって、ホーンがあのヘヴィなリフをなぞり、ビブラフォンと3声コーラスがラウンジーに決めてくれてます。他にも THE DOORS「RIDERS ON THE STORM」、SADE「SMOOTH OPERATOR」、そして MICHAEL JACKSON「BEAT IT」まで脱臼ラテンラウンジに仕上げます。
●ただし、この人あくまで本来はミニマルアシッドとかの硬派なテクノを鳴らす職人なので、ラテン気分なザックリテイストではなくて実はカッチリサウンドデザインされまくって意外なほど音響がしっかりしてます。リミックスにはグリッジテクノ風味も出てくるし、オリジナル曲もラテンとテクノの高性能なハイブリットを目指してます…ラテン9割テクノ1割だけど。

SENOR COCONUT Y SU CONJUNTO「EL BAILE ALEMAN」

SENOR COCONUT Y SU CONJUNTO「EL BAILE ALEMAN」2000年
●より激しくバカバカしいジャケになってますね。コチラは KRAFTWERK の曲をラテンカバーしましたよ、というコンセプトのアルバム。収録曲9曲&ボーナス3曲が全部 FRAFTWERK。やっぱドイツ人ですからね。先達に敬意を表してます。KRAFTWERK が本来持つクールな質感をキチンと尊重して、その上でのラテン風味が盛り込まれた華麗なアレンジに変換。微妙にハウシーな感覚も残ってる…おフザケなんだけど、完成度が高くてホレボレしちゃう。「TRANCE EUROPE EXPRESS」「AUTOBAHN」もコロンビアのリズム・クンビアに衣替え。「TOUR DE FRANCE」のメレンゲキラキラ疾走感に感動。バタ臭くチャチャチャで駆動する「THE ROBOTS」もよいね。そしてマンボ風味の「EXPO2000」
●このコンセプトを押し進めて、この人は YELLOW MAGIC ORCHESTRA のラテンカバーでも一枚アルバムを作ってます。これも聴いてみたい…ちょいちょいお店で見かけるけどチト高いんだよね。細野晴臣さんとのコラボもやってて、それは HAT という名義でリリースされてるそうです。


すっかり秋…。出勤時に見上げる青空も青すぎて。カオに当たる風も涼しすぎて。
●カイシャの女性陣もみんなシックな秋ファッションにシフト。エンジ色や深いグリーンを着こなしてます。しかし、ちょっと変わり者のトナリ女子は、紅白ストライプのタイトなワンピースとエメラルドグリーンのタイツ、そして寝坊理由のスッピンを隠すアラレちゃん風セルフレームデカメガネレンズなしをビシッと決めてて、いつも通りで頼もしかったけど。



そんな時には、秋にピッタリなブリットポップ。

TRAVIS「THE MAN WHO」

TRAVIS「THE MAN WHO」1999年
●センチメンタルになる秋の夜に、ユックリ聴いてるのは90年代ブリットポップバンド TRAVIS。メランコリックなメロディと繊細なギターサウンド、細く響くボーカル。地味でこじんまりした感じもあるけど、ひたむきに音と声に向き合うストイックな姿勢が潔い。アコギをストロークする音にきめ細やかなコダワリ。この芸風はネオアコ~ギターポップの伝統が根付くスコットランド・グラスゴー出身ってのも関係あるのかな?そんな感傷的なサウンドをボクは勝手にメソメソロックと読んでます。ちなみにメソメソロックの大家はあの COLDPLAYTRAVIS は彼らの先輩といってよいと勝手に思ってます。
●今作のプロデューサーは NIGEL GODRICH。あの RADIOHEAD の音楽を長く手掛けてきた名参謀。デビュー当初は元 OASIS NOEL GALLAGHER に気に入られるようなドカドカしたロックを鳴らしていたのに、セカンドアルバムである本作で芸風を一気に裏返すようにメソメソ化したのでした。

THE TROUBADOURS「THE TROUBADOURS」

THE TROUBADOURS「THE TROUBADOURS」2008年
●コチラのバンドも絶妙なコーラスワークと、ギターの甘美な響き、繊細なバンドアンサンブルで実にシックな印象を放っている。90年代育ちのボクの耳には、コレが THE STONE ROSESTHE LA'S のような60年代を経由した音楽を鳴らしたマッドチェスターのバンドを連想させてタマラナイ気持ちになる。メソメソという表現に留まらない瑞々しさが耳にキラキラと甘い。プロデューサーを見るとその THE STONE ROSES を手掛けた JOHN LECKIE。敏腕プロデューサーである彼がこのバンドのソングライティングに惚れ込んだという。これはマチガイナイ。
しかし、バンドの境遇がメソメソだった。実はこのアルバム、日本でしか発売されなかったという。日本のレーベル BMG JAPAN(現 ARIORA JAPAN)は直接契約でリリースを敢行したが、本国イギリスでは「今どきの時流に合ってないね」という判断でせっかくの本作は発売をダラダラ延期してそのままお蔵入り。そんな中バンドメンバーが途中脱退するなどのスッタモンダで2009年には解散に追い込まれてしまう…。確かに2008年段階といえばダンスロックニューレイヴの時代。60年代直結のハーモニーは確かにズレてたかも知れないけど、ちょっと残念だなあ。聴けば聴くほど味が出るのに。
●ちなみに「THE TROUBADOURS」とは日本語に訳すと「吟遊詩人」の意。ボクにとっては、今でも存在するロサンゼルスのライブハウス「THE TROUBADOUR」を連想させる。1960〜70年代にウエストコーストサウンドを形作った数々のミュージシャンがプレイした場所。EAGLES、JAMES TAYLOR、CAROLE KING…。ま、この不幸なバンドとは関係ないけどね。

CAJUN DANCE PARTY「THE COLOURFUL LIFE」

CAJUN DANCE PARTY「THE COLOURFUL LIFE」2008年
ダンスロック、ガレージリバイバルポストパンクと、勢い任せの音楽が流行ったこの2008年の時期において、ギミックなしの正統派ギターポップを奏でながらも THE TROUBADOURS とはウラハラに、イイ感じのポジションをキチンと構えて世間の注目をうまく集めたバンド。当時まだ16〜17歳だったメンバーが放射する音楽は、ハツラツとしたギターサウンドと、キラキラアレンジがもうはち切れそうな若さピンピンでマブしい。プロデューサーは元 SUEDE のギタリスト BERNARD BUTLER …つまりは超正統派のブリットポップ。でも!10代でイキナリ世間に揉まれ過ぎるのもヨクないね、翌年にはバンドが分裂してしまいました。残念。

BOMBAY BICYCLE CLUB「A DIFFERENT KIND OF FIX」

BOMBAY BICYCLE CLUB「A DIFFERENT KIND OF FIX」2011年
●前述の THE TROUBADOURS CAJUN DANCE PARTY (←実は同じ学校の友達らしい)が解散してしまった2009年にアルバムデビューした四人組、その三枚目のアルバムであります。ポストロックの質感で作られたファースト、打って変わってアコースティックな触感で作られたセカンドを経て、優しさ柔らかさを前提にしたハーモニーと繊細なバンドサウンド、そしてループの快楽をハイブリットさせた芸風を確立させてる。
●ボーカルとそれぞれの楽器が輪郭が淡くボヤケているデザインがドコかチルウェーヴ風味で、結果同時に甘くサイケデリックでもある。美しいメロディとダンスミュージック由来の構造を見事に共存させてる。今日紹介したオーセンティックなバンドと同じ美学を共有し、落ち着いたキャッチーさもしっかり持っているのに、実はアバンギャルドな挑戦がいっぱい仕込まれてる。何回も聴きたいアルバムだし、これから彼らが生み出す音楽をもっと聴きたいと思わせる。
●あ…プロデューサーは BEN H. ALLEN という人物で、WASHED OUT ANIMAL COLLECTIVE、DEERHUNTER を仕掛けてる。もう1人のプロデューサーは JIM ABBISS という人で DJ SHADOW から KASABIAN まで関わってるとな。なるほどーそれでこんな仕上がりか。日本版ボーナストラックに完全なニューウェーブレゲエが収録されてるトコロも好き。

●秋は、いいねえ。音楽の聴こえ方が変わっていく…。


羽根木公園で、オソトヨガ。

おそとよが

●春と秋に、オソトでヨガをするのが、ボクの通ってるヨガ教室の習わし。
●環境が変わるのは楽しいね。今回は、最近体重が気になるワイフと好奇心マンマンの娘ヒヨコも一緒に連れてった。
もう秋だね。風がちょっと涼し過ぎると思った。



●ヨガ教室で知り合った女性マンガ家の作品が「YOU」で連載されてるコトがわかった。

月刊「YOU」

●へー。こんなお仕事してるんだ…感心しちゃった。話してる分にはただ楽しいお姉さんなんだけどな…画も丁寧で落ち着いたおハナシを描く人だったんだ。名前バレしちゃうとよくないので、その女性マンガ家の作品には触れないけど。
●さて、この「YOU」萩尾望都の新連載が始まってたのね。「王妃マルゴ」。まだ連載第二回。今なら連載第一回がウェブで読める。16世紀フランスでの旧教新教対立で悲劇に巻き込まれる女性。90年代にイザベル・アジャーニ主演で映画にもなったお話だな。これ楽しみ。チェックしないと。
●知人が描いてると知って初めて買った「YOU」。読んでみると、イケテル作家さんがいっぱい描いてるのね。二ノ宮知子さん(「のだめカンタービレ」)、山下和美さん(「天才柳沢教授の日常」)とか。日テレがドラマ化した「デカワンコ」「トッカン 特別国税徴収官」もココの連載だったのね。


●ですので、今日はマンガの話ばかりで。
まずは、シンプルで淡々とした描写が味わい深いと思った三冊。

益田ミリ「オレの宇宙はまだまだ遠い」

益田ミリ「オレの宇宙はまだまだ遠い」
●この人も月刊「YOU」で連載のある作家さん。規則的な四コマ定型と、スゲえシンプルな画で淡い日常をふんわりと描いてる。高野文子さんのスタイルをもっとシンプルに削ぎ落としちゃった感じ?ここで描かれるのは、超平凡な書店員である土田クンの、悩みがあると言えるホドでもない、ボンヤリとした日々。でも結局コレがボクらにとっても本当の、前にも後ろにも進まない/進んでいるように思えないリアルかも。この人の本、他のアイテムも一気に読みたくなった。「すーちゃん」シリーズってのがあるらしい。「YOU」連載は「泣き虫チエ子さん」という作品。

冬川智子「マスタード・チョコレート」

冬川智子「マスタード・チョコレート」
●こちらもケータイコンテンツとしての定型四コマで、淡々とした女子高生の日々を綴ってる。自意識過剰で変わり者の主人公つぐみちゃんが、美大受験を通して知り合う様々な人々と少しづつココロ通わせていく様子が、起伏の少ないストーリーの中でとても丁寧にそして大切に描かれてて。イイな。若いってイイな。

能町みね子「ときめかない日記」

能町みね子「ときめかない日記」
●これで淡々スタイル3册目、だけどネガティヴ。26歳処女の男っ気ゼロの生活に一人焦りながらも、目の前にあるのはとっても地味な日々。これまたシンプルな画風で、でもそれを生活の粗末さと哀愁に結びつけるカチカチにサムいスキマの描写に溜息。コレが福満しげゆき「僕の小規模な生活」みたいなスタイルならそのまま自虐の笑いに持ってイケルけど、笑いに持ってイケナイドン詰まり感。
●作者の能町みね子さんは、性同一性障害から性転換した女性で、そのリアルライフをマンガにした「オカマだけどOLやってます。」で世間に出た人。つまり、ときめかない生活は、オカマだろうがストレートだろうが関係がないのですよ。

●ここからフツウにマンガトーク。

西炯子「姉の結婚」

西炯子「姉の結婚」2〜3巻
●アラフォーに差し掛かった女性が故郷に帰って静かに一人暮らすつもりが、かつての同級生がイケメン精神科医になってて再会。なんて設定展開は、前述「ときめかない日記」から見ると恐ろしくリア充願望ムキダシすぎてビビる。そんで割り切ったセフレ関係を微熱ハラミで運行中…って、あまりにマンガチックでリアリティないよー。でも、そんな潤いが市場には需要として存在してるコトに感心してるボクがいる。

中村珍「羣青」上中下巻

中村珍「羣青」上中下巻
●地獄のDVを受けてた女性が、その女性を恋慕するレズビアンの友人に夫を殺させる、という強烈な前提から出発して、ひたすらデストロイな逃避行を描くタフで重厚なストーリー。デストロイなのは彼女たちの逃走劇ではなくて、共に逃走する二人の感情の激しい摩擦。読むコチラにも覚悟と体力を要求する。

末次由紀「ちはやふる」18

末次由紀「ちはやふる」16〜18巻
●競技かるたで青春を描いてたはずが、競技かるたで完全なスポ根モードに入ってしまった気配。少女マンガのはずがラブい要素がほとんどなくなっちゃったよ。

日本橋ヨヲコ「少女ファイト」9

日本橋ヨヲコ「少女ファイト」9巻
●この人の画のウマさはドンドンスゴくなってるぞ。メリハリが異常にクッキリとした輪郭線やトーン使いは結果として高性能にポップ。だけどストーリーは最高にウエット。こちらもラブい展開は今回抑えめで、新たな敵キャラで不穏な気配。

久保ミツロウ「アゲイン !!」5

久保ミツロウ「アゲイン !!」5巻
●この作家はそのオモロいストーリー展開とダメ男描写に評判が高いけど、やっぱり基本的に画力の高い人だよね。そこもっと評価されないとダメよね。それと、人物の性格描写が複眼的で、主人公一人称みたいな単純な読み方が出来ない。登場人物それぞれ主観の多元的な感情がすごく丁寧に描き込まれてて、とっても女性らしい表現だと思う。いつも感心しちゃう。あ、それとコチラはラブ度圧力が徐々に増しつつある。

わらいなく「KEYMAN」1

わらいなく「KEYMAN」1巻
ちょいゴシックな画風はアメコミテイストでポップだけど、魔法も怪物もイッパイ出てくるぞ。ヴィレッジヴァンガードは奇妙な在庫でイッパイで、こんなアイテムも勢いでゲットしてしまう。

諫山創「進撃の巨人」8

諫山創「進撃の巨人」7~8巻
「巨人が人間を食らう」というトリッキーな世界観設定が、人間の派閥間闘争も巻き込んで妙に生々しくなってく展開にワザアリ!ますますノメり込める。そんで、この世界の仕掛けがさらにもっと不気味に出来てる気配を漂わせて…次巻を待て。

山口貴由「エクゾスカル零」3

山口貴由「エクゾスカル零」3巻
「グラップラー刃牙」亡き後の、エクストリームな暴力/格闘マンガの極北はココにあるんじゃないか?未来世界の荒野に抽象化された限界状態を描いて、主義と思想の葛藤を鉄のぶつかり合いで比喩する特殊表現。もう誰も追いつけない気がします。まずは「覚悟のススメ」「シグルイ」全巻読んでトライして下さい。

苺野しずく「開花のススメ」

原案・山口貴由/作画・苺野しずく「開花のススメ」1巻
「エクゾスカル零」の前作にあたる「覚悟のススメ」から少女バージョンの外伝がスピンオフ。ちょっと軟弱な仕上がりだけど、この特殊な山口貴由世界にわざわざ足を踏み入れた作画の女性作家・苺野しずくさんの勇気に拍手。元々は成人向けマンガの描き手だったみたいだけど、著者近景の影ある表情がタダモノではない気配を感じさせます。

佐藤秀峰「特攻の島」5

佐藤秀峰「特攻の島」5巻
「海猿」の映画大ヒットで大注目作家になってる佐藤秀峰さん、約70年前の海の男、人間魚雷を重厚に描く。この佐藤さん、自ら展開する電子書籍サービス「漫画 on web」でも注目されてるし、さらには自身の代表作「ブラックジャックによろしく」2次利用フリーにして、商用・非商用問わず自由に利用可能にすると宣言。イロイロな意味で骨太なチャレンジに挑んでいる。
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1208/20/news098.html

中沢啓治「はだしのゲン」10

中沢啓治「はだしのゲン」5〜10巻
●日本の戦中戦後史をマンガで伝えるのは意味のあるコトだと思う。コレは夏休みの広島ツアーでマトメ買いした物件。原爆投下直後のインパクトが強力な前半4巻までの流れと違い、物語後半はゲン少年がいかにして終戦直後の混乱した社会をサヴァイブするか、まさにストリートハスリングの世界を描いている。品のイイ「梅ちゃん先生」のような穏当な復興はココにはなくて、原爆孤児のコミューンが闇市でヤクザとシノギを削るようなギャングスタライフが描かれてる。つまり「はだしのゲン」ボクはヒップホップの世界を見ちゃった。

石井あゆみ「信長協奏曲」7

石井あゆみ「信長協奏曲」6〜7巻
●新感覚で描く織田信長像として話題になったこの作品、ちょい中ダルミ気味?歴史の流れを淡々とナゾっちゃって解釈の新しさが冴えてないな…。同じ織田信長を描く宮下英樹「センゴク天正記」がかなりタフなコトになってるから見比べちゃうな。

もりもと崇「難波鉦異本」

もりもと崇「難波鉦異本」上中下巻
●時は江戸元禄年間。実在した大阪新町の遊郭を舞台に、女郎ライフをしたたかに生き抜く女性の生き様を緻密な史料分析で描く。江戸は政治都市だったが、大阪は完全な経済都市。恋愛感情とゼニ勘定が同じ天秤にかかる街。そんな生命力が漲る快作。

荒木飛呂彦「ジョジョリオン」3

荒木飛呂彦「ジョジョリオン」3巻
「ジョジョの奇妙な冒険」連載25周年!そしてその冒険は今だに進行中。第四部の舞台になった杜王町で展開する奇妙な不安がツーンと継続中。画力のテンションもより一層高まっていく。ちなみに、マンガ文庫で「ジョジョ」シリーズ第六部「ストーンオーシャン」までをコンプリート&読破。さあ、今度は第七部「スティールボールラン」に着手するぞ。


●昨日に引き続き、気分が JOHN LENNON なので、この写真を撮った人物の展覧会に行った。
JOHN LENNON 生前最後の作品「DOUBLE FANTASY」1980年のジャケね。

JOHN LENNON「DOUBLE FANTASY」

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●これ、篠山紀信さんの写真です。
「篠山紀信展 写真力 THE PEOPLE BY KISHIN」@東京オペラシティ。

篠山紀信展 写真力 THE PEOPLE BY KISHIN

●我が家のある下北沢から初台の東京オペラシティまで自転車でチャリチャリ。そんでこのドメジャー写真家の代表作を眺めに行ったのだ。テレビでこの展覧会の紹介を見た時、とにかくドデカくプリントされた写真が気になった。このフライヤーに掲載されてる山口百恵さんの写真も幅5メートル強までドデカくプリントされてるという。それが見たかった。
紀信×百恵さんの写真には神がかったパワーがある。活動期間1973〜1980年の山口百恵さんは、1973年生まれのボクにとってはリアルタイム経験ゼロで思い入れもゼロである。でも篠山紀信の写真集「百恵」1980年を古本屋で立ち読みしただけで、その強力な存在感に感電してしまった。
●ボートに寝そべる黒ビキニの百恵さん写真は1977年撮影で彼女は18歳。今のグラビアと比較すれば、貧乳&くびれゼロで大失敗な感じもする。でも、その謎めいた表情は写真を眺めるコチラにその距離感を戸惑わせる。無力無防備なようで、広大な包容力でコチラの視線の欲望をどこまでも飲み込み続ける…なぜか観音様を連想させるのだ。ただただスゴいと思う。

●展覧会では、そんな山口百恵さんからAKB48まで、1969年代から2010年代までの写真が完全に併置されてる。これが不思議なタイプトリップ感覚。1978年の加賀まりこ、2011年の、1969年のカルメンマキ、1997年の安室奈美恵、1988年の後藤久美子、1980年の宮崎美子…。1991年「サンタフェ」宮沢りえは衝撃だった!当時まだ高校生だったボクと彼女は同い年、まるでクラスメートのヌードを見てるような気分だった…。

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篠山紀信撮影、1980年の宮崎美子さん…当時熊本大学の現役学生。この写真が週刊朝日の表紙になって、彼女は芸能界入り&「♪いまのキミはピカピカに光って」ミノルタCMで見事なビキニを披露することになる。それから30年後、クイズ番組の常連になるなんて、この時点じゃ誰も予想してなかったろうな。

●結果、タンブラーで、篠山紀信の写真を集めてしまってる…。
 http://unimogroove.tumblr.com/




●コドモとアニメ。

「交響詩篇エウレカセブン」

「交響詩篇エウレカセブン」
●これをDVDで最初からコドモたちと一緒にみてます。「エヴァンゲリオン」と違って、登場人物たちがスゴく前向きで、見てて明るい気持ちになれる。天然少年レントンと不思議少女エウレカ「ボーイミーツガール」な物語は、碇シンジ&綾波レイの関係と相似形な気がしたけど、ヌケヌケと「オレ、エウレカを守るよ!」「ワタシ、レントンを信じてる!」と直球のメッセージを臆面なくヤリトリするトコロが底抜けに明るい。21世紀青少年のノマドヒヨコたちも、ニマニマしながら見ちゃってるもんね。
●各話ごとのサブタイトルが、ことごとく90年代音楽ファンを刺激する固有名詞に由来してるのがニクいね。15 話「ヒューマン・ビヘイヴュア」BJORK の一番最初のソロシングルだし、18話「イルコミュニケーション」BEASTIE BOYS の傑作アルバム、26話「モーニング・グローリー」はあの OASIS のセカンドアルバムだよね。10話「ハイヤー・ザン・ザ・サン」もイイ曲だわ…PRIMAL SCREAM「SCREAMADELICA」に収録されてる。33話「パシフィック・ステイト」も懐かしい!808 STATE のアシッドハウス名盤。ソプラノサックスのフレーズがたまらんね。他にもイロイロなトコロにニクい演出が仕込まれてるのでチェックするのが楽しい。ロボットの名前の「LFO」「KLF」も90年代テクノに由来してるもんね。
●サントラも気になるなあ。一昨年亡くなってしまったジャパニーズテクノの気鋭 KAGAMI さんが手掛けたトラックがカッコイイ。最終回の挿入歌に電気 GROOVE「虹」が登場。最後のOPテーマ、ニルギルズ「SAKURA」はリアルタイムリリース当時から大好きな曲だった。
●さて、地上波放送は終わったばかりの「エウレカセブンAO」を、これからチェックするとしますか。

今週は、またまた息子ノマドの中学進学を考えるための、学校説明会に行ったのです。
●学校見学は、もう3つ目だねー。今回は文化祭見学じゃなくて、説明会だけどね。

●校長先生はじめ、各教科の先生たちが特色を語ってくれる。
…しかし。息子ノマドが校長先生の段階で早速飽きた。まー予想通りだ、この前古本屋で買った白土三平の短編集をカバンに入れといたので「こっそりコレ読んでろ」と渡した。
…しかし。さらに残念な事に。4人目の先生の段階で、ボクが飽きた。まー薄々は予感してたが、最後の教頭先生まであと5人、半分持たなかったのはオトナとして大分ダメな気がする。

●で、ワイフに押し付けて、5人目の先生が終わったタイミングでノマドと二人、外に出てしまった。校舎の中をブラブラしてた方が見学としては意味があるような気もするし。ヘルシア緑茶飲みながら併設大学の女子大生たちがストリートダンスの練習を一生懸命してるのをボケーっと眺めてた。ノマドはボクのスマホでゲームしてた。ボクが解けない謎解きゲームを10分で全面クリアしやがった。
●バツが悪い事に、そんなタイミングで、ノマドのクラスメートのお母さんに出くわしてしまった。「あらーノマドくん!コンニチハ!」ノマド、誰この人?○○のママだよ。お、クラスで一番アタマのイイ男子だな。「まだウチの息子にはナイショで、ワタシだけ見学に来たんです」「そーですか、ウチは息子に見せようと思ったんですけど、コイツもう飽きちゃったみたいで。でも話ムダにながいですよねー」「あらら、そんなコト大きな声でおっしゃっては。オホホホ!」ヤベ、話ムダに長いとか言っちゃイケナイんだ。

●結局、ワイフを一人残し、ノマドとボクは先に帰るコトにした。ワイフもメールで「長くてツライ、二度と来たくない」と返事をよこしてきた。…どうよノマド。この学校行けそう?「んー微妙ー。ムリじゃね?」学力的にもムリめだしな。

やべーな。根本的に、我が家は中学受験に向かない気がしてきた。あと一年でテンションが整うのかな?
●そもそもで言えば、ただ、地元の区立中学がホントにダメだってだけなんだけどな。

●あ、あとこの手の中学校は、ナゼか鉄道研究部が目立つ。3つの学校でとても目立つ。なぜ男子中学生は鉄道を研究しなくちゃ気がすまないのだろう?とある学校の生徒が「東日本大震災以後の時刻表」というテーマでボリューム満点のレポートを仕上げてたのを見て、マジで舌をまいた。




金曜日の夜は、関連会社の社長と、直属の部長にメシに誘われてしまって。
●ふー。奇妙な気疲れでヘンな酔っぱらい方をしてしまった。
●社長と部長を送り出して、ボクも電車に乗ったんだけど何回も降りる駅を間違えて、気付いたら新宿三丁目
●うわ、けっこう酔っぱらってるぞボク。コレこのまま帰れないな。
あ、ココにカッコイイロックバーがあるんだっけ、と思い出してフラフラと歩き。
そんで一人カウンターでジントニック。実は一人で酒飲むなんて初めて。そもそもお酒ニガテだし。

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●デカイ音で THE BEATLES がかかる。オニイさんに聞くと「今日はビートルズデビュー50周年の日ですよ!」1962年の10月5日に「LOVE ME DO」はリリースされたんだって。へえそうなの!ボクの大好きな「SGT. PEPPERS LONELY HEARTS CLUB BAND」「ABBY ROAD」のB面、そして PAUL MCCARTNEY「BAND ON THE RUN」をプレイしてくれた。
●あとは、カウンターでロック談義。それで十分楽しい。


家に帰っても THE BEATLES 関係。

JOHN LENNON「WALL AND BRIDGE」

JOHN LENNON「WALL AND BRIDGE」1974年
●実は、恥ずかしいコトに最近までこのアルバムの存在を知らなかった…生きてるウチの JOHN LENNON のソロは全部持ってるツモリでいたのに錯覚でした。ジャケが地味だから見落としてたのかな。で、7月頃に下北沢ディスクユニオンで600円にて採取。
●でもね、JOHN LENNON がシングル全米一位を初めて獲ったのはこのアルバム収録曲なんだって。「WHATEVER GETS YOU THRU THE NIGHT」。この曲はベスト盤でも聴けるしホーンがファンキーだから好き。ELTON JOHN とのコラボなのね。「#9 DREAM」も収録されてる。
●このアルバムの制作時期、JOHN LENNON ONO YOKO と別れて他の女性とロサンゼルスに逃げちゃってたとのこと。この一年半の別居を「THE LOST WEEKEND(失われた週末)」と呼んだりするそうです。前妻 CYNTHIA から ONO YOKO に切り替えた時も少々乱暴だった JOHN ですが、そういうコトを他にもやってるわけですな。で、お相手の女性は当時の個人秘書だった MAY PANG という人。名前から分かるように中国系です。JOHN はアジア系の女性がお好みだったんだろうか?

MAY PANG
MAY PANG2

うーむ、かなり微妙なメガネッ子だな…。
●彼女 MAY PANG は、JOHN の死後、グラムロックのプロデューサーとして有名な TONY VISTONTI と結婚してる。そんで JOHN との関係を綴った2册の暴露本を書いてる。

●今日、超有名な小売り大手の方々と仕事の打合せをしてた。
そこで、ビックリするような名言を聞いた。

「ウチの仕事では、出来は6割7割でイイから、スピードだけは120%でお願いします」

●なー!? スゴい割り切り。コレが全国流通に覇をなす企業のスタイル。
●速やかな情報収集と速やかな判断があれば、末端がバカでも中央が制御しきるという自信?

●で、明日まで見積書たっぷり作ってね、とお願いされた。120%のスピードで。
●でも言葉通りに6割程度のお返事はできないけどねー。





アメリカ/イギリスで大ヒットしてる KPOP、PSY「江南スタイル」が気になる!



PSY「GANGNAM STYLE」
ダンスのユカイなおデブ!これ、笑ってイイんだよね!?楽しいわー。シンプルなダンスエレクトロがキャッチーだし、「オッパアカンナムスタイル!」ってかけ声もわっかりやすいもんね。このキッチュさって、ある意味、中田ヤスタカヒャダインの悪ノリの延長の気分に似てるような。iTMS でダウンロードしたいけどまだ入ってないー!残念。
●時々クルんだよねこんなタイプの曲。ルーマニアから登場したO-ZONE「恋のマイアヒ」のヒットとか、ロシアからお騒がせレズ女子デュオ T.A.T.U.が来襲するとか、ビックリするようなトコロからビックリするようなヒットが生まれるのはよくある事だし、とってもオモシロいことだよね。

●ただし、この PSY って人、立派な人みたい…。ボストン大学バークリー音楽院を卒業した音楽エリートだし、大手芸能事務所 YG ENTERTAINMENT の所属で BIGBANG 2NE1 のファミリー筋に当たるし、国内じゃアルバム6枚も出してるベテランさんなのだ。一応ヒップホップのアーティストってコトらしい…この曲はそんな風にはあまり聴こえないけど。アマゾンで旧譜をチェックすると、以前韓国のレコ屋でチェックした覚えのあるジャケもあるなと思った。

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「彼の言ってるコトは9割ワカンナイけど、JUSTIN BIEBER よりはイイ」

●あはは。JUSTIN BIEBER も最初は「ベイビーベイビーベイビーおーベイビー」しか歌ってなかったもんね。


●何回も動画みてると、スギちゃんに見えてくる。カンニング竹山さん?ザキヤマ
●つーか、そもそもソウルの江南エリアって、こんなヘンなスタイルがあるの?



「シモチカナビ」vol26

「シモチカナビ」vol.26 を入手。
●三か月おきに配付される「下北沢周辺の線路地下化工事」情報フリーペーパーの最新号が今日出ました。チェック!
●着工から9年目に入ってますこの工事。今回の記事で「来年はいよいよ在来線の地下化」という表現が出てきました。おー!とうとう地下化だ!地下化のための仮駅舎にまつわる工事もどんどん進んでる。
●問題は、地下化が行われてからの、線路跡地利用問題だ。小田急が発信するこのフリーペーパーでは仮駅舎&新駅舎までしか言及はなされず、跡地利用についてはノーインフォ。さーどーなることやら。勝負は来年以降。



●脈絡ないけど。
フジテレビのホームページで見かけた言葉が、ちょっとよかった。
 「どーでもいい事ほどおもしろい」

●ただし、昨日フジテレビニコファーレで発表した新人デジタル女子アナ「杏梨ルネ」は、なんだかデザインがとても安易に見える…。リアルの人間と並べたワリには異常に安っぽいし、アニメキャラ風にまとめたワリには萌え切れもしない中途半端さ。残念な気がする。それでも、うまくハジケルのかな?

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rune.jpeg(実は、江川達也さんのデザイン…。)




●さて、ボクも先日、ニコファーレに行きました。ライブを観たんです。

UNIST「無限フライト」

UNIST「無限フライト」2012年
●今どきのジェイポップ感覚として高機能にキャッチーなメロディと、アコギギター三人組のコーラスワークが楽しいこのユニットがエイベックスからこのシングルでメジャーデビュー。そのリリースイベントがニコファーレで行われたのです。9月12日のコトです。いやー、素朴に360°のLEDモニターでのCG演出はライブをゴージャスにするし、コメントの弾幕でコール&レスポンス的なコトをするのもオモシロいと思ったのでした。このライブのニコ生配信視聴者は2万人を超えてました。

UNIST「WHO ARE U ?」

UNIST「WHO ARE U ?」2011年
●ボクはこのユニットに関しては、インディーズの段階から注目してました。TSUTAYA 限定で即完売した一番最初の音源「キエナイ花火/U.N.I.S.T.」も、アマゾンで在庫切れになってるセカンドシングル「あしあと/SUMMER DAYS」も聴いてます。もちろん、去年の年末にリリースされたこのインディミニアルバムも。ライブも今回で四回目ですね。

●実は、ボクが彼らに強く弾かれるのには理由があります。彼らはルックスだけで見れば完全に今ドキの若者でありまして、チャラい連中にも見えます。しかし、ここまでに至るまでに随分と苦労を重ねてきてるのです。3人のメンバーのウチ2人がコレ以前に別のバンドやソロ名義でメジャーデビューをしており、ソコで挫折を経験しているのです。メジャーデビューこそがアーティストとしてのゴールのように見えていた時代は実はとっくの大昔に終わっており、そこから始まるサバイバルゲームが、猛烈な地盤沈下に苦しむ音楽業界全体の問題になってるのが今日の状況。メジャーと組む事自体がハテナ?とされるような気分さえある…七尾旅人さんの活躍や津田大介さんの「未来型サバイバル音楽論」とか。

●そして、メンバー最年少の上間善一郎クン。今年27歳の彼はメジャーデビューはしていない。でも彼はテレビを介してお茶の間に5か月間登場していた時期があった。当時18歳だった彼は日テレ系の朝番組「ズームイン」自転車で全国縦断をしながらギター弾き語りの旅をしていたのだ。「ズーム」の後継番組「ZIP」ダイスケくんが白犬兄弟ジッペイくん(R.I.P.)を連れて旅してたのとちょっと相似してるんですけどね。大阪からアテもなく上京してハチ公前で一人ギターを鳴らしてたトコロをひょんなキッカケでフックアップされたただのティーンネイジャーだったはずなのに、この企画で上間クンが歌ってたオリジナル楽曲「大切な詩」ホントに天才肌の瑞々しさを放っていて、完全にボクは心奪われたのです。その後、インディーズから2枚のミニアルバムをリリース。路上スタイルを直球に再現したファーストもよかったし、実にワイルドなジャズベーシスト日野賢ニさん(日野皓正の息子)をプロデューサーに迎えたセカンドも独特のファンクネスをバンドサウンドに取り込んだ野心作でオモシロかった。…ただ、ココから彼は一旦シーンを去ってしまうのだけど。

音楽の道の半ばで挫折した3人。それぞれ知人の間柄だったらしいけど、敢えてこのメンツでバンドを組んでみようと決意したのは、誰もいない深夜の路上セッションだったという。本当にゼロ、いやマイナスの中からもう一度立ちあがろうとしている彼ら。2010年に路上活動開始。徐々に評判を集めるも、震災状況でまたお客さんはゼロに。それでも彼らは諦めずに活動を続けた。その物語に惚れた、ってのが正直な気持ち。
ニコファーレのライブのシメで、リーダー格の GAKU(彼はえちうらという名前のバンドでドラマーを務めてた。今はギターボーカルでセンター)が語ったMCが印象的だった。
「みんなうっすらと知ってると思うけど、オレらメジャーデビューは初めてじゃない。以前はいつも誰かのせいにしてた。なんとなく音楽をしてた時もあった。でも契約が切れてしまった時、もっとやれる事があったはずだったと思った。もうそんな思いはしたくない。毎日を真剣に生きる。音楽がやれる事を大切に思ってこれからをガンバル!」
●この言葉、心に染みた。ぶっちゃけ、ボクは今なんとなく仕事をしてる。流してる場面がある。そんな自分を恥じた。

もちろん、彼らの音楽も好きだ。別に彼らの境遇に同情とか共感とかをしてるだけってワケじゃない。実は、彼らの魅力はライブこそにある。CDはバンドサウンドになってるし、ジェイポップとして高機能なアレンジが施されている。でも彼らは路上育ち。実は三人の声とアコギだけで完全に世界を作り上げるコトができる。そのシンプルな構造の中で豊かな奥行きを作ることができる。それが最高の魅力だし、すっかり書斎派となってライブ頻度が低下しきったボクにわざわざライブハウスまで足を運ばせる動機になってる。ゆずコブクロ路上出身のデュオとしてビッグになったけど、実は路上出身のアコギトリオはいそうでいないニッチになってる。ココにボクは彼らの勝ち目があると思ってる。
「ONE DAY」って曲のリリックも好きなんだ…ボク自身が病気やアレコレで予定よりかなり遅れてる当事者だからかな。

 「365の坂道だって 限界振り切って駆け抜けてく
  いつかもっと遠く いつかもっと遠くいける
  予定よりかなり遅れた電車から ちょうど見える夕陽があるらしい
  そんな偶然に きっとココロオドル ONE DAY
  もっと超気ままに きっとずっと明るい ONE DAY」



●ムリヤリの連想かもしれないけど。ボクにとってはこういうこと。

CROSBY, STILLS, NASH  YOUNG「DEJA VU」

CROSBY, STILLS, NASH & YOUNG「DEJA VU」1970年
●完全にジェイポップ志向の UNIST と70年代フォークロックのこのバンドでは全然接点ないでしょ?と皆さん思うでしょ。ただし、上間善一郎クンが既にキャリアのあるミュージシャンと三人アコギ&ハーモニーで音楽をやるという情報を聞いた瞬間に連想したのは、すでにソレゾレが十分なキャリアを積み重ねた才能が4人も合体したこのスーパーバンドだったのです。そんでアコギでしょ。フォークアプローチでしょ。お互いの個性を出すトコロは出す、メンバー全体でまとまるトコロはまとまる。やっぱ接点あるでしょ、同じでしょ。
●そもそもで、このアルバムが好きなんです。聴き所がイッパイ。NEIL YOUNG が切々と歌う「HELPLESS」の侘しさ。コーラスの美しさと躍動するファンクネスが同居する STEPHEN STILLS「CARRY ON」GRAHAM NASH が当時付き合ってた JONI MITCHELL のペンによる「WOODSTOCK」もグルーヴィー。このアルバムに収録されてないけど、同時期にリリースされたシングル曲「OHIO」も忘れちゃならない。ベトナム反戦デモをしていた学生に州兵が発砲、4人の若者が殺された事件を歌ってる。
NEIL YOUNG が好きなので、このブログでも音源を紹介したコトがありますが、決して彼だけヒイキじゃないですよ。STEPHEN STILLS のソロも、DAVID CROSBY が所属してた THE BYRDS もかなり好きです。そのうちちゃんとご紹介したいです。




●さて、UNIST の動画を貼っておきます。キチンとしたジェイポップ。メジャー仕事。



関ジャニ∞に楽曲提供もしてるんだった。映画「エイトレンジャー」主題歌は彼らのペンによる楽曲。