loureed死去

●LOU REED が亡くなりました。71歳。
●こういうオッサンになりたかった。



●彼の遺した作品で、好きな曲はたくさんあるけれども。
●今夜は、ダークさと奇妙な軽やかさが同居する、この曲を聴いていたい。
●「POWER AND GLORY」FROM「MAGIC AND LOSS」1992年



●彼のダンディとセクシーさが、乾いた闇と入り交じる感覚。

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いつのまにかすんごく忙しくなってるんだけど。
11月真ん中と、12月真ん中、それと年末年始に2件、デカイ案件がブチ込まれた。たぶん年越しは会社で迎えるだろう。正月も2日までは1ミリも休めない。この大型案件4発の準備を速攻で組立てている。くー。そんで2月に新規モノを4発、レギュラーモノを1発。新年度4月に間に合わせたい案件があと二つある。過去実績で読めるモノもあるが、未知の領域に突っ込むモノが半分以上。相変わらずヒリヒリする。
●ココで倒れたくないという気持ちが先走って、風邪薬を毎日飲んでる。実際ノドもコエも痛んでおり、セキやハナミズも止まらない。疲れてる…。
●ていうか、寒いよ!11月になっちゃうからしょうがないけど、気温が下がると一気にテンション下がる。それと台風!気圧の変化で体調が悪くなる。ボクの不安定な自律神経に障る。


●つーことで、ブログ更新の頻度も落ちるのです。



「半沢直樹」の原作本、読んじゃったよ。
「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」なんていうタイトルじゃ絶対に手にとれない、と思った「バブル崩壊組」のボクでありますが、ドラマの意外な結末とその先が気になって原作シリーズを一気読みしてしまった。ドラマの筋を知りながらもナカナカに楽しい「バブル組」2冊、金融庁検査官・黒崎氏はマジで原作からオネエ設定なんだーとか、壇蜜演じた女性は小説ではサッパリしすぎてるなーとか。出向組の近藤くんは統合失調症を発症して一年休職してんだ他人事じゃねーなー。

ロスジェネの逆襲

池井戸潤「ロスジェネの逆襲」
●で、まだドラマで描かれていない、その後の半沢がココで活躍している。ドラマの最後で頭取から言い渡された意外な出向辞令で、系列子会社の証券会社の部長職に収まった半沢直樹。そこにいたのは1994年以降に到来した就職氷河期で辛酸を舐め、バブル入社組を恨めしく思う若い部下たちだった。キーパーソンになる部下・森山は平成元年に中学三年生だったようで、つまりボクと同い年か一年下。彼もボクもずっぽり「ロスジェネ」である。
●一方で新世代の経営者も登場する。今回半沢が立ち向かうのは、IT企業同士の買収抗争だ。その中で若き「ロスジェネ」経営者も登場する。これも納得出来る設定だ。ホリエモンこと堀江貴文氏はボクの一年上だし、サイバーエージェントの藤田晋社長はボクと同い年。これがバブル世代の経営者と対決するという構造も小説の中には仕込まれている。バブル世代の半沢がサラリーマン社会のさらなる上位と対峙対決する「バブル組」2作と違って、親近感を感じる余地はこちらの方が大きいかも。企業の敵対的買収のリアルなんてボクには1ミリも知識はないが、半沢のアクロバチックな勝ち上がり方はやっぱり痛快で、出勤の電車の中で終盤部分を夢中で読んでたボクは地下鉄の乗換えに二回失敗して会議に遅刻しそうになったほどだ。
●ただし、この「ロスジェネ」は舞台設定が2004年だ。2005年にホリエモン vs. フジサンケイグループ、楽天 vs. TBS の買収抗争があったと思えば、このストーリーはリアルな時流を捉えているが、東日本大震災はおろかリーマンショックすら通過していない。ゆーたら、まだ牧歌的だった時代の日本だ。今や「失われた10年」「失われた20年」になっていて、ロスジェネのボクらが小説世界の半沢直樹と同年代になりつつある。だって半沢を演じた堺雅人さんがボクと同い年だもんね。ロスジェネ世代は、世間や会社に不満タラタラだけ言ってられない段階にさしかかっている。オマケにボクの後輩たちはバブル時代を1ミリも知らない連中。新人として90年代生まれが入社してくる。ボクらがバブルにルサンチマンを抱いているのは、少年時代にバブルの喧噪を知っているからであって、実人生でバブルを知らなければそれはタダの大過去、この不満は実は今の若い世代と共有出来ない。その意味で今の20歳代は「失われていない」。最初からナニも持たされていないからだ。そしてその若い世代から新しいベンチャー経営者も出現している。新しいクリエーターも登場している。徒手空拳から戦うコトを知っている新しい世代。別な意味で強い。
半沢直樹は1989年/平成元年に社会人になった。そんな半沢が、自分が成人してから生まれた世代とどう向き合うのか。そんなことを考えている。実は半沢直樹シリーズは現在も進行中で、「銀翼のイカロス」という名で雑誌連載されているという。それも本になったら読むんだろうな。で、最近のボクは厳しい仕事にブチ当たった時「半沢ならココでナンて言うかな?」なんて考えてしまっているのだ。
でもね、半沢のマネはしないよ。あれだけ周囲に敵作るのってやっぱヘンだから。会社の中にはヤなヤツもいるが、あんだけの悪意の塊みたいな敵役はいないよ。そんなヤツがいたらキチンと自然淘汰される。バブル組の人数が多いのはウチの会社も同じ。でも激しい淘汰で本当の前線に立っているのは優秀な人物だけだ。窓際に追いやられたバブル組は痛ましい。肩書きがあっても仕事がナイ。一方ロスジェネは数が少ないので、窓際に追いやるほどのダブツキがない。全員が毎日を総力戦で働いている。

TBS「SPEC〜零〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿」も放送したね。レギュラードラマ以前の逸話を説明する物語。そんで11月に映画「SPEC〜結〜」で全てが決着する。前後編2本あるというのがメンドクサイ。戸田恵梨香はもうこの役のイメージでしか見られない。



●明日への活力にパンクロック。

GREEN DAY「21ST CENTURY BREAKDOWN」

GREEN DAY「21ST CENTURY BREAKDOWN」2009年
●アメリカのパンクロックトリオ、GREEN DAY のメンバーもボクと同い年だ。ギターボーカルの BILLY JOE ARMSTRONG とドラムの TRE COOL は1973年生まれでピッタリ同じ。ベースの BIKE DIRNT も1972年で一年年長なだけだ。90年代のクソガキとして登場したこの連中もつまりは40歳を迎えたわけだ。そんな彼らが「21世紀」を描く。911テロに始まり、アフガニスタンとイラクでの戦争を通り抜けて、2008年のリーマンショック、そしてオバマ政権成立まで辿り着いた時点の21世紀だ。時代の混乱と不条理とヒステリーがパンクロックの弾丸となって発射される。1966年に「19TH NERVOUS BREAKDOWN」(19回目の神経衰弱)を歌ったのは THE ROLLING STONES だが、21世紀の崩壊を描くのは彼らだ。
一貫したモチーフで三部構成で描くコンセプトアルバム。グロリアクリスチャンという若い二人が対峙するアメリカ社会の矛盾と絶望と狂気。頑迷な狂信者と利己的搾取に暴走する巨大企業。目の前に広がるのは荒廃した都市と最低賃金労働。ノイローゼと臆病。忘却はロボトミー。この国に希望はどこにある?
「THE LAST OF THE AMERICAN GIRL」という曲が印象深い。アメリカ中西部、国土のど真ん中に横たわる野生野蛮のアメリカに、着の身着のままの自由を謳歌して独立独歩を目指すたった一人の少女がいる。ハリケーンのように猛々しい生命力をもってして、現代西洋文明の終焉に一番最初に手をかける。それが最後のアメリカンガール。アメリカには巨大な野生と野蛮がある。東京では忘れられた…いやニューヨークでもロサンゼルスでも忘れられているかもしれない…人智の及ばない巨大な自然がある。豊穣の実りを与えながらも、容赦なく人間の命を奪う巨大な存在。いかに大きな悪意が企てられようとも、その力が及ばない大きなナニかがアメリカにはある。キリスト教の道徳すらを併呑してしまうほどの大きな空白がある。最後のアメリカンガールはそこに直結する。そしてアメリカの価値を再生する。

GREEN DAY「AMERICAN IDIOT」

GREEN DAY「AMERICAN IDIOT」2004年
GREEN DAY がコンセプトアルバムに挑んだのは、「21ST CENTURY BREAKDOWN」の一作前である、このアルバムからだ。5部構成の組曲形式の楽曲を2曲も仕込み、アメリカの病巣へ深く切り込む内容。人々はこの作品を「パンクオペラ」と絶賛。全世界で1200万枚をセールスした。名実共にこのアルバムは傑作で、ポップパンクのクソガキという彼らを評価を一変させた。この名盤の後でナニができるのか?次作にあたる「21ST〜」のリリースまで5年のブランクがあるのは、彼ら本人の中でもこの作品が巨大なプレッシャーになっていた証拠だ。ボク自身はアルバムだけに留まらず、このアルバムツアーを収録したDVD「BULLET IN A BIBLE」を見てしまったものだ。
●作品がリリースされた2004年は、半沢直樹でいえば小説「ロスジェネの逆襲」の舞台になった時代だが、アメリカにとっては、アホのドラ息子・ジョージ.W.ブッシュ大統領が再選を果たした年だ。ヒステリックにテロ戦争を推進するこの指導者を失脚させるために、数々のミュージシャンが反対運動を起こした。このアルバムも狙い澄ました投票2か月前にリリースされた。しかし結果は再選二期目突入&戦争路線継続。「アホのアメリカ人にはなりたくねえ!」と叫ぶタイトル曲は超高性能なポップソングだったのに、予想以上に多かったアホたちに飲み込まれた…。
●しかし、このアルバムで見せた彼らの多様な音楽性は、勢い任せのポップパンク一芸勝負と思われていた彼らのイメージを一変させた。5部構成9分の大曲「JESUS OF SUBURBIA」の小気味よい転換と展開。パンクロックのフォーマットを軸足に起きながら、様々なポップスを援用して見事な成熟を果たしている。「郊外のイエス」で描かれる風景は、のっぺりと広がる東京郊外〜関東平野の抱える均一化された憂鬱と同質。そして「BOULEVARD OF BROKEN DREAMS」はそんな無慈悲な都会に夢破れた男の孤独を、スローテンポで描く。若くして死別した父親の思い出をやはりスローで切々と歌い上げる「WAKE ME UP WHEN SEPTEMBER」の切なさよ。
●それまでの彼らがレッテルされていた「ポップパンク」という言葉は、ハッキリ言って蔑称だった。本来の出自であったはずのハードコアパンクの連中からはセルアウトと罵られ、一般シーンのアイドルと祭り上げられたとしてもソレは意にそぐわないポップスターの立場だった。ポップであるコトそのものは、ソングライター BILLY JOE ARMSTRONG の見事な才能の発現であったが、パンクというフォーマットがソレを美徳としなかった。しかし、この作品でこのバンドはポップパンクであるが故の広い表現に到達し、パンクという武器に奥行きと深みをもたらした。ポップスでありながらエッジーでありうるという絶妙なバランス地点へ見事に着地したのだ。

GREEN DAY「DOOKIE」

GREEN DAY「DOOKIE」1994年
「AMERICAN IDIOT」から遡る事10年。このパンクトリオのメジャーデビューアルバムであり、全世界で1200万枚売れた出世作だ。1994年は NIRVANA KURT COBAIN が自殺した年。80年代末からうごめきつつあったアングラ発のグランジ/オルタナティヴシーンは、その陰鬱なイメージを彼の自殺で決定的にした上で、徐々にメジャーに馴染みのイイカラリとしたロックへ軸足を動かしつつあった。そんなタイミングでカリフォルニア州バークレーから登場したのが彼ら GREEN DAY だ。タイトでソリッドなパンクロックが3分かけずにカッチリ終わるという、あっけらかんとした彼らの音楽には、ボク自身においては当時まったく関心を持てなかった。「単純なパンクは様式に押し込められてて退屈」という偏見がハタチ過ぎたばかりのボクにはあったわけで。初めて彼らの音楽を聴いたのは、何度目かのアメリカ旅行で見た MTV の放送。初期の代表曲「BASKET CASE」「LONGVIEW」がかかってた。精神病棟の患者を気取ったバカサワギや、退屈すぎて家のソファを切り刻むワルフザケがビデオの中にはあったのだけど、なんだかスケールの小さい小僧のわめき声にしか聴こえなかった。
●だから、実際にこの音源を買ったのもだいぶ後になってからだ。2004年「AMERICAN IDIOT」で彼らを見直してからだったと思う。それでも買っただけでマトモに聴いていなかった。今月「21ST〜」を久しぶりに聴いて、その流れでプレイヤーに入れてみただけのことだった。そしたら、そこにあったパンクは「AMERICAN IDIOT」「21ST〜」全く同質の優れたポップネスを備えていた。初心の段階から彼らは誠実にソングライティングに取り組んでいたというわけだ。リリース以来20年近くの時間が経って、ボクは初めてフラットにこの作品に触れるコトが出来た。始まったばかりなのにフラフラしてままならない自分の人生を、マイナーコードで、足下に転がる言葉だけを使って歌っている。躁状態のイメージが強い彼らのキャラとはウラハラな、冷めたトーンさえ感じさせる世間への諦観すらが、小気味よいメロディの運びのスキマに聴こえてくる。

GREEN DAY「DOS」

GREEN DAY「DOS !」2012年
GREEN DAY「21ST〜」の後に繰り出してきたのは3枚のアルバムの連続リリースだ。「UNO !」「DOS !」「TRE !」の三枚を2か月づつ空けて連投。たっぷり作り貯めたなと思いながら、さすがに三枚全部をチェックするのはコッチの財布がついてこない。だから中途半端にも2枚目だけをゲットしてしまった。三枚通じてのコンセプトがあるのかどうかわからないが、とにかくこの2枚目にはバラエティ豊かなポップパンクがテンコモリだ。今やポップパンクこそが標準的ロックであるかのような気配すら漂う昨今、王道といえば王道のワザを繰り出している。正直全貌がワカランから、ナニが狙いなんだか全然ワカンナいんだけどね。
●ちなみに、今作のプロデューサーには ROB CAVALLO という人物が関わっている。彼は1994年の「DOOKIE」にも「AMERICAN IDIOT」にも関わった GREEN DAY の重要な後見人。「21ST〜」 SONIC YOUTH NIRVENA の作品に関わった BUTCH VIG がプロデュースを担当した。

OFFSPRING「SMASH」

OFFSPRING「SMASH」1994年
ポップパンクという言葉が一般的になる前は「メロコア」という言葉が流行っていた。和製英語なのでアメリカのレコ屋に行っても通じない言葉だが、メロディックコアって意味だろう。ハードコアパンクはホントにガムシャラなのでメロディもクソもない。(いつかブログに書きたいと思って80年代前半のハードコアを聴いているんだけど、ホント疲れる)その後継シーン・メロコアの中心を担っていたのが彼ら OFFSPRING だと思う。年齢で言うと GREEN DAY とは10歳近く離れている。GREEN DAY がロスジェネとすれば、OFFSPRING半沢直樹の世代だ。だけど実はブレイクの時期はかなり近い。だって「SMASH」「DOOKIE」は同じ年のリリース。ただし「DOOKIE」はメジャー流通で、「SMASH」はハードコアの名門インディ EPITAPH からのリリース。この世代差がメロコアとポップパンクの差なのか?実際、彼らがココで鳴らしているのは、アグレッシブで一本調子の怒号ロック。パンクの精神と美徳に忠実だ。それはそれで潔い。実際、リアルタイムのボクは彼らの方に親近感を感じてたからね。
●しかしその後メジャー進出した彼らは、元々の持ち味だったのか?コミカルでキャッチーなシングルを出してヒットを勝ち得ている。特に印象深いのは「PRETTY FLY (FOR A WHITE GUY)」1998年と「ORIGINAL PRANKSTER」2000年。あまりにキャッチーなんでシングルは買ってしまったが、アルバムを買う気にまではならなかった。ポップパンクが全てを塗りつぶしたのがこの頃なのだろう。このアルバムのシングル曲もシリアスでカッコいいのにね。「SELF ESTEEM」とか。そして次のアルバムにあたる「IXNAY ON THE HOMBLE」1997年に収録されてる「ALL I WANT」。これ、ボクの中でのパンクの傑作として五指に入る名曲。




●GREEN DAY「BOULEVARD OF BROKEN DREAMS」



●GREEN DAY「THE LAST OF THE AMERICAN GIRL」



●GREEN DAY「BASKET CASE」



●OFFSPRING「SELF ESTEEM」



●OFFSPRING「ALL I WANT」


●最近の下北沢情報。

CUNE新店舗

「CUNE」が新店舗を構えました。
●うさぎマークがかわいいと見せかけて毒のあるグラフィックで人気のブランド「CUNE」が下北沢の中で店舗の位置を変えました。北口商店街のテナントビルの一階から、一番街商店街の一戸建てへ。写真はオープン当日の様子で行列ができてしまい、中身はまだ見られなかった。ヨガで知り合ったデザイナーのユキさんは新店舗のオープンレセプションに遊びに行ってたらしい。
「CUNE」をボクが初めて認知したのはたしか10年くらい前で、その時もお店は一番街にあった。しかし面積で言えば比喩でなくたった6畳程度の狭いお店で、お客が3人入ればもう限界という場所だったと思う。その時に買ったTシャツを今でもボクは大事に着てるけど、会社にそのシャツを着ていくと「なんじゃそのシャツは」と絶対上司にツッコまれる。
http://www.cune.jp/

トトロシュークリーム

こちらはトトロのシュークリーム。
「白髭のシュークリーム工房」というお店が高井戸から、下北沢のトナリの駅・世田谷代田の駅前に移転してきた。トトロのシュークリームしか作ってないという一徹したスタイルがスゴい。ワイフがかねてより注目していたのだが、アクセスがややこしかったので到達できなかったトコロ、いきなり近所に引っ越してきてくれたので早速ご賞味。とにかく完成度の高いかわいらしさ!そしておいしい!秋仕様のマロンクリームが絶品。
http://www.shiro-hige.com/move.html

●一方で。
ヴィレッジヴァンガードの近所でひっそり営業していたベトナム風カフェ「カラテチョップ」が長崎に移転。下北沢での12年の営業の歴史に幕を下ろした。あそこのベトナムコーヒーは個性的で美味しかったなあ…残念。次に出来るお店もカフェらしいので、楽しみにしておこう。
●同じくヴィレッジヴァンガードの斜向いにある北海道ラーメンのお店は、いつのまにか沖縄そばのお店に南北逆転しておりビックリ。かくも新陳代謝が激しい下北沢の街。常に動き続けている。


ボクに「あまロス」はない。
「あまちゃん」が終わってノビノビと寝坊が出来るようになった。アレはあくまで甘い夢。「あまちゃん」だし。夢はいつか終わる、目が覚める。ピエール瀧能年玲奈ちゃんを評して「アニメ監督の細田守さんの作品に出てくるようなヒロインが、現実としてこの世にいるんだなって。生身の人間として、この世にいることに衝撃を受けました。」と語ったが、そんな能年ちゃんが他局のバラエティでオドオドしているのを観て、ややテンションが下がってきた。
●ワイフはさん主演の「ごちそうさん」を楽しんでいる。密度が薄くてテンポがゆったりしてて安心出来るという。ボクはと言えばノレテナイ。時代は明治。うわまたか!また時代を遡るのか!「カーネーション」で朝ドラにハマり「梅ちゃん先生」まで見てきて、また過去にトリップするのか。永劫回帰のタイムリープ。日本の近現代史をまた巻き戻しか、シンドイわ!と思った。

あまちゃんメモリアルブック NHKウイークリーステラ臨時増刊10月30日号

●とは言いながら、こんな本買ってるけど。「あまちゃんメモリアルブック NHKウイークリーステラ臨時増刊10月30日号」



NHKBSプレミアムで、ドラマ「ラジオ」という作品を観た。
シリアスでタフな震災後の東北の現状を切り取ったドラマだった。

NHK「ラジオ」

宮城県女川町。あの震災の直後に地元の人々によって作られた臨時災害ラジオ放送局がある。「女川さいがいFM」プレハプのスタジオから発信するこの小さなラジオ局を舞台に、高校生の少女が震災以降の故郷を、社会を、家族を考える。その様子が実直な視点から描かれる。主人公、ニックネーム某ちゃんは、仮設住宅の自室で引きこもりがち。そんな彼女の様子を心配した周囲は、地元の高校生がパーソナリティを務める番組に引き込む。ラジオという媒体を介して自分が発したメッセージに反応が寄せられることに強い衝撃を受け、徐々に心を開いていく某ちゃん。一方で、某ちゃんが一人で綴っていたブログが炎上する。ガレキ処理問題について言及した文章がネットの辛辣な批判を浴びたのだ。苦悩する某ちゃん。そして彼女を見つめる女川の人々。
ラジオ局だから、そこには音楽が流れる。高校生たちが担当する番組のジングルはフリッパーズギター。高校生らしく無邪気で他愛もないトークを交わす仲間にまだ馴染めない某ちゃんは、イキナリ「ワタシがリクエストしてもイイんですか」と言ってザ・スターリン「負け犬」を鳴らす!「負け犬 負け犬 掟はいつもリンチだ 負け犬 負け犬 乾いた夜に吠え出す」…周囲はドン引き。
●そんなヤケクソな感情は、電波に乗ってインターネットに乗って、東京に避難した初老の男の耳に。「あの曲がかかっていた3分間だけ、タイムマシンに乗って昔の仲間に会うことができた。泣いた」津波で家族を全て失ったこの男がメッセージを返してきた。思わず感情が高まる某ちゃん。「このCD、流された家の瓦礫から取り戻したものでした。父から貰ってパンクロックが好きになった1枚で、私にとってもタイムマシンです。音楽の間だけあの頃に戻れるんです。このマイクの向こうに誰か居て、通じ合えるなんて考えもしなかった。こんにちは。伝わるんですね、凄いな」…つーか、ボクも泣いた。

●ちなみに、この「女川さいがいFM」の放送は、ネットを介してサイマル放送で全国に流れている。「サイマルラジオ」というサイトで聞くことができる。(http://www.simulradio.info/)このドラマは、脚本家・一色伸幸さんがこの放送をネット経由で聴き、そして某ちゃんの存在を知るコトが制作のキッカケになった。なんと某ちゃんは実在する少女で、その炎上したブログも実在する(現在は非公開)。断片的に読める記事からみると、ドラマに使われている文章は、そのまま某ちゃん本人のモノだ。なんと美しい言葉だろう。一色さんは、某ちゃん自宅に一週間滞在して、地元の人たちと触れ合いながら脚本を書き上げたという。某ちゃんは原作者としてクレジットされている。ドラマの最後に某ちゃんは東京へ向かって旅立つ。実在の少女・某ちゃんも匿名の存在として都会に潜り込み、そしてたった今も戦っているだろう。

●某ちゃんのブログが炎上した時、ラジオディレクターを務める青年が彼女の部屋を訪ねた。「ごめん。あのブログ、俺たち大人がラジオで言うべきだった。ホントにごめんなさい。」大人がウヤムヤにした言葉を、子どもが代弁して、その子どもを大勢が打ち叩いた。大人の責任とはなんなのか。大人の事情とはなんなのか。言いづらい言葉を避けて通るのが大人の知恵なのか。詫びるべきはボク自身だった。泣けた。震災直後のソーシャルのタイムラインは、敵意と独善の大行進だった。必死に理論武装してるように見えながら、ただパニックに怯えた感情が黒い濁流のように押し寄せていた。あの津波のような感情の濁流を見た瞬間、怯えてしまった自分をボクは知っている。ボクはつぶやくのをヤメた。あの濁流に不用意にナニかを投じれば、ドコかの誰かを傷つける。あの濁流を眺めるだけで、ボクの心が摩滅する。ボクは口を閉じた。卑怯者だ。泣けた。

THE イナズマ戦隊「俺達の応援歌」

THE イナズマ戦隊「俺達の応援歌」2009年
●このラジオ局には THE ROOSTERZ がかかるし、阪神淡路大震災の時に書かれた SOUL FLOWER UNION「満月の夕」もかかる。「満月の夕」…95年の1月、神戸へボランティアに向かった経験は、クソ甘ったれたバカ学生だったボクにピリリとした緊張感を与えてくれた。フザケ半分冷やかし半分で一泊ニ日で帰ろうと思ってたボクは、結局二週間もワゴン車の運転手としてペシャンコに潰された街を走り回った。「キミ、免許ある?」「ありますけど、道がわかりませんよ」「ダイジョウブ、もう地図は役に立たないから」
●ブログ炎上、コメント欄にバラまかれた無数の汚らしい悪意に打ち拉がれて、ラジオからも離れてしまった某ちゃんが笑顔を取り戻すキッカケとなるのが、このバンドの楽曲「応援歌」だ。スターリンの選曲に共鳴した東京の男・飛松が某ちゃんに向けてリクエストしたのだ。某ちゃん、オンエアでこの曲を聴いて、思わず吹き出す。笑顔を取り戻す。そう、この曲、このバンドにはそんな笑いの生命力がある。
「応援歌」は古い曲だ。バンド結成1997年、メジャーデビューは2003年。セカンドシングルがこの曲。つまり10年前。ただ、バンドはこの曲に強い思い入れがある。メジャー以前の自主制作でもこの曲を演り、1枚目アルバム/2枚目アルバムのニ連発で「応援歌」を収録している。そしてこれはデビュー6年目のコンセプトアルバム。ズバリテーマは「応援歌」。またしても「応援歌」を収録し、「応援歌」を軸にしたアルバムを作った。
RCサクセションから怒髪天、エレファントカシマシ、ウルフルズ、フラワーカンパニーズといった、カッコつけきれない日本語ロックの系譜にある彼らの音楽は、暑苦しいほどバタ臭くて、そのテンションの高さがもはや笑うしかない奇妙な滑稽さまで到達している。ナンにつけて直球熱唱で、ど真ん中勝負しかデキナイ不器用さは、そのまま信頼感に繋がる。「オイ!オマエ!がんばれや!俺がそばで見ててやるから!オイ!オマエ!がんばれや!俺がそばで見ててやるから!」血管ブチ切れる思いで繰り返すシャウト。「俺オマエの事はずっと前からずっと前から見てきたから がんばって夢見てるオマエの事が俺大好きだ!」この応援の対象が女の子だったら、死ぬほど不器用なラブソングだ。女の子からしてみれば、結局こいつは見てるだけ、なのにこんなに押しつけがましく「見ててやるからがんばれや!」とはだめんずの匂いタップリ。実際見てクレも貧乏っぽいし。でも、本気でコイツは応援しているのだ。正直に邪念なく応援しているのだ。某ちゃんが笑う意味が分かる。そんでそんな真摯さは今の時代に希有で、ボクは思わずこの曲を聴いて涙した事もある。こんなに気持ちよく笑い泣きさせる曲は他にナイ。
●実在する某ちゃんのブログにも「尊敬する人:上中丈弥」という言葉が記載されている。このバンドのボーカリストだ。

THE イナズマ戦隊「恋のドッキドキ大作戦」

THE イナズマ戦隊「恋のドッキドキ大作戦 FEAT.渡瀬マキ FROM LINDBERG」2009年
●このシングルのカップリングにも「応援歌」が収録されている。再レコーディング版で「応援歌〜友へ〜」と改題されている。歌詞は変わっていないけどね。ドラマ中に聴こえてくるイイリリック…「だから俺オマエがもう一度夢に向かって走る事決めた時 俺うれしくてうれしくてその日は眠れなかった」「この先オマエに穏やかな日々ばかりつづくとは限らないけど そりゃ誰にだって生きてりゃあるさ 俺も同じさ オイ!オマエ!がんばれや!」
●タイトル曲「恋のドッキドキ大作戦」「今すぐKISSME」LINDBERG渡瀬マキをワザワザフィーチャーしてるのは、ハズシを面白がるべきかマジなのか、全然読めない。

THE イナズマ戦隊 OH スザンヌ

THE イナズマ戦隊「OH!スザンヌ」2008年
●このジャケでブザマな顔を晒しているのが、バンドのフロントマン上中丈弥である。カッコ悪いでしょ。カッコ悪いことはなんてかっこいいんだろう。
「OH!スザンヌ」はオバカタレントで名を馳せたスザンヌのスットンキョウな立ち振る舞いにインスパイアされた楽曲。フォスター作曲のアメリカ民謡「おおスザンナ」のパロディのツモリなんだろうけど、オバカタレント人気のシリウマにわざわざ乗ろうとしているトコロが、これまたマジなのかハズシを狙ったネタなのか区別がつかずヤヤコシイ。ナニゲにこのバンド、イナ戦は、売れたい、ビッグになりたい志向を生々しく抱いており、虎視眈々とそのチャンスを狙っているかのようだ。しかし、スザンヌでビッグになるのは不可能な事で、これがマジなら彼らは心底不器用な男たちということだ。

THE イナズマ戦隊「ジタバタ大作戦」

THE イナズマ戦隊「ジタバタ大作戦」2009年
●このアルバムでも一つデカイ失敗をしている。なぜか1曲でヒップホップユニット韻踏合組合をフィーチャーしている。渡瀬マキはネタになるけど、コッチはネタにならない。スカしてるだけ。ホントに不器用なバンドだイナ戦は。彼らの音楽にラップはあまり似合わない。彼らは実はタイトなモッズロックだから。
●彼らのデビューは2003年で「青春パンク」の時代だった。しかし彼らはパンクじゃない。ドライブするギターは緻密に制御されててムダな音がナイ。ドラムとベースのリズム隊は高速テンポを滑らせているようで実直なファンクネスがある。そしてアジテーションの天才、上中丈哉が君臨する。ボクはかつて長崎のライブハウスで彼らのライブを見た。生き様で不器用だとしても、彼らは音楽で不器用ではない。若さと勢いで全てを蹴散らしてしまうような雑な音楽を鳴らしていない。ポップとしてロックとして、固く密度濃くゴロリとした存在感をキチンとグリップしている。そのスタンスは、なぜがボクに THE WHO を連想させる。キープオンロックンロール!

THE イナズマ戦隊「パーダラ・ブギ〜後悔するにゃ若すぎる〜」

THE イナズマ戦隊「パーダラ・ブギ〜後悔するにゃ若すぎる〜」2004年
イナ戦のお気に入りの曲を紹介していく。「応援歌」の次の年にリリースされたシングル。スーダラスイスイとは生きていけなくなった00年代日本をカラ元気で笑い飛ばす軽快なロック。アレコレあるけど「これでいいのだ」と言い切る覚悟をしろと、明るい顔で背中をケリ飛ばしてくれる。カップリング「雨上がり」も佳曲。


●ああ、言い忘れてた。THE イナズマ戦隊は、関ジャニ∞の代表曲「ズッコケ男道」「無責任ヒーロー」の詞曲を提供している。メジャー仕事もやってるわけですよ。


●「応援歌」。





「iTUNE FESTIVAL」の動画がリッチ過ぎる。
●2007年からやっているという「iTUNE FESTIVAL」。これがタダのフェスと別格なのは、世界中にそのライブがネット動画配信されるということだ。しかもリアルタイムだけじゃない、そのパフォーマンスはアーカイブされてしばらくタダで見放題という仕掛け。大盤振る舞いも甚だしい!だから結局毎年チェックすることになる。

ladygagaitune.png

LADY GAGA のステージはやっぱり凝ってます。
●新アルバム「ARTPOP」を引っさげてのステージは、潔く過去曲を一切プレイせず新曲を連発するスタイル。まだ新譜は聴けないからあまりピンと来ないのであります。ただ、衣装の転換を演出の一部に組み込んで、ステージ上にてみんなの面前で着替えちゃうってアイディアは実に GAGA らしいと思った!ダンサーがクツを履かせたりしてると思ったら、そのウチ姿見が現れてメーキャップのスタッフがウィッグの付け替えとかやっちゃって。その間本人は悠然とMCトーク。下々の者に着替えを任せる様子が貴族風。うまいこと見えないようにやるんだけど、ブラジャーまで外して付け替えるのは度胸がスゴいな。で振返ってみたらホタテの貝殻ブラ。武田久美子か!

LADY GAGA「APPLAUSE」

LADY GAGA「APPLAUSE」2013年
●まだアルバムは出てないので、先行シングルのコレを聞いてる。「APPLAUSE」=「拍手/喝采」。この人の、セレブ自意識強迫観念、注目を浴びたくてショウガナイ中毒はハンパないですね。

「I LIVE FOR THE APPLAUSE, APPLAUSE, APPLAUSE
 I LIVE FOR THE APPLAUSE-PLAUSE, LIVE FOR THE APPLAUSE-PLAUSE
 LIVE FOR THE WAY THAT CHEER AND SCREAM FOR ME
 THE APPLAUSE, APPLAUSE, APPLAUSE」


 わたしは拍手のために生きている わたしへの応援や叫び、拍手のために生きている!

今日は、「ジャッカス」見てる。

ジャッカス vol2

DVD「ジャッカス vol.2」
●以前、「電波少年」土屋敏男さんとユーチューバー MEGWIN さんとの対談で「ジャッカス」の話題になったのを見たもんで。世界中で分かりやすく伝わるお笑いって、結局カラダを張るってコトか?って文脈。で、この「ジャッカス」を見ることにした。アメリカ MTV でこのテレビシリーズが放送されていたのは、2000〜2002年のこと。今となっては結構前だな。

ウワサに聴いてはいたけど、マジでカラダを張っての悪フザケだわ。
●サンフランシスコの急坂でいきなりスノボを始めるとか。ミミズを鼻から吸い込んで口から吐き出すとか。ウシの肛門に手を突っ込むとか。全裸で道端でウンコするとか。左右のオシリをピアスで繋ぎ止めて塞いじゃうとか。消防車の強烈な放水を浴びるとか(「水圧でチンポがちぎれたかと思った」)。ペイントガンの銃撃浴びて、ホントに生々しいアザを無数に作ったりとか。クラゲを頭にかぶせて刺されまくるとか(アンモニアが効くからと聞いて自分のオシッコを浴びるとか)。なんか確かに笑えるんだけど、基本出オチ。持続する笑いじゃないっていうか。ひたすらチンピラの悪フザケです。あー笑った!

ジャッカス Vol1

DVD「ジャッカス VOL.1」
●なぜか、「VOL.2」「VOL.3」よりもアトからDVDリリースされた初期作品。つーか悪趣味度がこっちの方が激しい?ウンコの海にダイビングとか、タマゴを何個食えるかでゲロ吐きまくるとか。ゾウのウンコで遊ぶとかもあるけど、フツウに人糞も出てくるもんね。ウンコはキツいね。日本のテレビじゃウンコやオシッコやゲロは絶対そのまま映さないね。動物での悪フザケはかつて80年代「元気がでるテレビ」で猛獣と芸人のバトルとかがあって、ちょっと既視感感じるけど、さすがの昭和日本のテレビでもウンコは扱わなかった。

●悪巧みの中心人物でジャケのお兄さん、ジョニー・ノックスビルはボチボチの色男、スケボー雑誌におフザケビデオを投稿したことがキッカケとなって、このテレビシリーズそして映画にまでコンテンツを発展させる。仲間たちはみんなスケーターたち。ケガを顧みない向こう見ずな挑戦は、生傷耐えないスケーター根性か。テレビシリーズの総監督にはジョニーの高校の先輩、スパイク・ジョンズが関わってるという。



●ロックンロール。

AEROSMITH「ROCKS」

AEROSMITH「ROCKS」1976年
●昨日、THE ROLLING STONES の王道ロックを聴いちゃったもんだから、さらに王道感タップリな音楽を探しちゃったよ。このアルバム、70年代 AEROSMITH の大名盤と絶賛の高評価と知りながらも、元からハードロックが得意でナイボクには縁が今までなかった。で、いざ聴いてみると確かにカッコイイ。いやスゴくカッコイイ。予想以上にモダンなのだ。パンク以前のロックンロール、しかもドコもカシコも典型的なアメリカンハードロックだが、なぜか古くささを感じさせない。これは JOE PERRY のギターの仕業なのか?密度濃くザクザクとグルーヴを刻むドライブ感覚がワイルドながら、全くスキを見せずルーズにならない。性急なテンポ感が小気味イイ緊張を生んでアルバム最後までダレるコトがナイ。スゲエ。
●70年代のバンドの全盛期は、このアルバム前後とのことだが、1979年に STEVEN TYLER との不和が理由で JOE PERRY が脱退してしまう。この二人がまた合体するのは1984年の RUN DMC「WALK THIS WAY」カバーブレイクのコトだ。その後の80年代アルバム、とくに「PUMP」1989年はよく聴いた…リアルタイムでね。

KISS「PSYCHO CIRCUS」

KISS「PSYCHO CIRCUS」1998年
KISS って AEROSMITH とアレコレがカブっているんだよね。同じアメリカのハードロックバンドとして登場して、デビューこそ華々しいモノじゃなかったけど、1976年「ROCKS」と同時期のアルバム「DESTROYER」(代表曲「DETROIT ROCK CITY」「BETH」を収録)でブレイク。その後バンド内部のイザコザを起こしたりしながら、今でも活動している。
●とはいえ、AEROSMITH のように90年代で二回目の黄金期を迎えるというトコロまではうまく行かなかった。AEROSMITH が映画「アルマゲドン」主題歌「I DON'T WANT TO MISS A THING」でその評価を決定的にしたのと、ちょうど同じ1998年の KISS のアルバムがコレだ。…ぶっちゃけ、コレはフツウかな。そんなに特筆すべきポイントがあまり見つからない…。


●さて、マンガ読んで寝ようか。


ロック雑誌が滅びました。ロックは滅びるのか?

CROSSBEAT (クロスビート) 2013年 11月号

「CROSSBEAT」2013年11月号、この号をもって休刊。25年の歴史に幕を閉じる。
●25年ってのは、やっぱ長い年月です。そんでこの25年はボクの音楽人生とほぼ重なり合ってて。当然、若い頃はそれなりに読ませてもらってました。勉強もさせてもらった。だから今日はこの雑誌の話を。
25年前のボクは中学生で、意識的に音楽を聴き始めた頃だった。時代は1988年、昭和最後の年。BOOWY が解散。THE BLUE HEARTS「TRAIN TRAIN」を叫んでいた。まだボクはロックに目覚めたばかりで、洋楽に到達していなかった。翌年1989年に高校へ進学すると、徐々に関心が広がって THE BEATLES に接触。一方で THE STONE ROSES がファーストアルバムをリリース。THE BEATLES の遺伝子を濃厚に組み込んだ THE STONE ROSES の登場は、ボクの中で大過去であった1960年代と目の前で幕明けようとしていた1990年代を太く繋ぐリンクになって、ロックを歴史で捉える感覚を植えつけてくれた。1990年には THE ROLLING STONES 初来日/東京ドーム公演。1960年代の生けるレジェンドの降臨に戦慄。1991年に NIRVANA「NEVERMIND」をリリース。グランジ旋風が巻き起こる。英米両極で新型の90年代ロックが動き出す。1989年、ベルリンの壁崩壊。1990年、東西ドイツの統一。1991年、ソビエト連邦崩壊。第二次大戦終結から続いた米ソ二大超大国の冷戦構造が瓦解して世界史が大きく更新される。新しい時代の風が吹き込んでくる気配をボクは感じていた。
洋楽雑誌「CROSSBEAT」を手に取るようになったのはこの頃だった。フツウの高校生だったボクが海外の音楽事情を知るのは雑誌しか手段がなかった。むさぼるように情報を吸い取っていた。もちろん「ロッキンオン」も読んでた。邦楽事情を知るためにソニーマガジン「ワッツイン」も読んでた…なにしろこの時代は日本でもバンドブームが巻き起こっていたし、その後にすぐ渋谷系の時代が到来する。音楽雑誌は結果としてたくさんあった。「PATI PATI」「FOOLS' MATE」「MUSIC LIFE」「ARENA 37℃」「DOLL」「バンドやろうぜ」「BURRN!」「MUSIC MAGAZINE」「INROCK」…もっとあったようが気がするけど思い出せない。バブル経済は本当は破綻していたはずなのだが、音楽業界はジェイポップのメガヒット時代をこれから謳歌しようとする段階で、実はかなり羽振りがよかったのだ。全部を自由に読めた訳じゃないけどセッセと立ち読みしたものだ。インターネット?まるで普及してなかった。マスメディアの時代だった。ということで、90年代前半までは、だいぶお世話になった。ホントありがとう!

●しかし、1996年以降となると、実は雑誌「CROSSBEAT」の情報ではまったく物足りなくなってきた。テクノ/ハウス、ヒップホップ、レゲエなどなどのジャンルミュージックが日本市場の中でも成熟してきて十分な奥行きを持つようになった。つまり、ロックを軸足に音楽シーン全体を俯瞰する時代が終わってしまったのだ。1992年に大学へ進学するとボクは都内のクラブに遊びに行くようになり、クラブミュージックに特化した情報が欲しくなっていた。その分野では「REMIX」「ELE-KING」、「GROOVE」といったクラブミュージック専門誌の方が格別にレベルが上だった。純度の高いロック評論で確固たる立場を作っていた「ロッキンオン」と比べて、そもそもの立ち位置が初心者向けだった「CROSSBEAT」は他のジャンルにも目配せする姿勢があって柔軟な姿勢を見せていたんだけど、それでももう時代遅れな雰囲気が漂っていて、さすがに卒業せねばならんなあと思うようになった。2000年代に入ると、「SNOOZER」「COOKIE SCENE」などなどロック誌の中でも細分化が始まって競争が激しくなったように思えた。
●そもそもで言えば、本当にエッジーな情報はカルチャー誌「STUDIO VOICE」の方がシッカリしていた。サブカル誌としては「QUICK JAPAN」も外せなかった。フラットな新譜情報ならタワーレコードのフリーペーパー「BOUNCE」の方が全ジャンルを網羅していて効率的だった。結局「CROSSBEAT」はお子さま向けに見えたのだ。結局買うのは年一回の「今年のベストアルバム」特集だけ。買い逃し買い忘れはないかチェックするためだった。でも「ロッキンオン」「BOUNCE」「ミュージックマガジン」も同じようなことやるもんね。どれでもよかった。

いつしか、ボクはすっかり雑誌を買わなくなっていた。インターネット時代の到来だ。独特過ぎるヴァイブを放ったカルチャー誌、マガジンハウス「RELAX」が休刊して以降、新しい号が待ち遠しい雑誌はこの地球から消え去った。「雑誌は人にモノを買わせる機械だ」そんな風に思うようになった。結局「今の流行りはコレだから買え!」というメッセージしかないじゃないか。…雑誌に関わっている人には申し訳ないけど。
●2009年に「STUDIO VOICE」が休刊した時、実はだいぶ悲しくなった…それこそ、今のボクのサブカル体質を育ててくれたのは「STUDIO VOICE」だっただろうと。しかし、ホントに永い間買っていなかったから、残念というのも申し訳ないほどと思った…雑誌を休刊に追い込んだのは、読者として雑誌を見限ったボク自身じゃないか。そんな負い目を感じながら、申し訳気分で買った最後の号を読んだ。そしたら…寄稿者が十数年前からちっとも変わってないコトに気付いた。野田努さんとか宇川直宏さんとか。むー。彼らは結局、新陳代謝しなかったんだな。細胞が入れ替わらないなら、むー、生き物としては死ぬしかない…そう思ったのを覚えている。むー。

●で、今日、最後の「CROSSBEAT」を読んでいる。特集は「ロックンロールに明日はあるのか?」
●むー。微妙だ。ロックンロールに明日は…ないんじゃないでしょうか。明日はない気配が濃厚。明日はないよコレじゃ。明日どころか、今すぐ死ぬ。特集を読んでそう思った。
「ロックンロールアイコン100の肖像」という最初の記事。100組のロックスターが紹介されます。そのナンバーワンが、THE ROLLINNG STONES。次が THE WHO。そんで T.REX、RAMONES、LED ZEPPELIN、BRUCE SPRINGSTEEN、LOU REED、ELVIS PRESLEY、THE CLASH、DAVID BOWIE。おい!100組のウチ最初の10組は全員70年代以前のアーティストじゃないか!25年の歴史に幕を閉じるのに、25年で取材した同時代アーティストは評価しないのか!16番目に NIRVANA、26番目に THE WHITE STRIPES、31番目に OASIS、34番目に ARCTIC MONKEYS、38番目に QUEEN OF THE STONE AGE。前半50番目の中で「CROSSBEAT」創刊1988年以降のデビュー組は以上この5組だけ!おいおいおいおい!いつの間にかモノスゴイほどのオッサン雑誌になってたのかい!ボク自身が40歳のオッサンなのに、ソコから見てもコレはオッサン、またはジーサン志向が強すぎる。これで「明日があるか?」と聴かれたら「伝統芸能として生き残ってください」と返したくなる。
●あれれ。せっかく最後なんだからさ、もっと前を向こうよ。ボク、結構ロックが好きなツモリだったのにさ、ガッカリするほどロックがカッコ悪く見えたよ。そりゃストーンズはカッコいいけどさ、好きだけどさ、あのベテランに全部を背負わしてたら、ソレはやっぱ滅びるよ。次々に時代の中で変貌するのがロックと思ってたよ。なのに様式の中で矮小化されてるように見えたよ。これじゃ「CROSSBEAT」は滅びるしかなかったね。



●ボクの中で、大きくロックへの信頼感が揺らいだので、ロックな音源を聴いてバランスを取る。

THE ROLLONG STONES「STILL LIFE」

THE ROLLING STONES「STILL LIFE」1982年
●そりゃ、ストーンズがキライとは言えないけど。でも神様みたいに扱うようなコトじゃないと思う。彼らのスゴさは、神業とか神演奏とか神作曲とかではないと思う。どんなにカッコ悪くても、どんなにダメダメになっても、粘り強くロックンロールし続けたコトがスゴいのではないだろうか。
●たぶん、このライブ盤の時期は彼らにとって微妙な時期だったはず。1978年パンク/ニューウェーブ革命以来、ストーンズは時代遅れの恐竜のような存在として批判にさらされていた。そんな攻撃を打ち返すべく、1978年「SOME GIRLS」1979年「EMOTIONAL RESCUE」といったジャンル越境の実験冒険を彼らはカマす。なんとディスコファンクを斬新な解釈でストーンズが自分たちの血肉に組み込んだのですよ。ある意味でスリリング。ある意味で不気味。この二枚のアルバムは個人的に楽しく聴けるようになるには、結構時間がかかったなあ。10代20代ではうまく聴けなかった。30歳代に入ってやっと楽しめるようになった。それに続くアルバムが「TATTOO YOU」。1990年の初来日公演で第一曲目に選ばれた「START ME UP」が収められてるロックアルバム。これは10代にして比較的スッと入ってきた。
●さて、この「STILL LIFE」「TATTOO YOU」を受けての1981年ツアーを収録したライブ盤。60年代から盤石たる不動の基盤を積み上げてきた彼らが、若い世代から下克上を挑まれたパンクの季節をなんとか通り抜けた後でのライブ実況。この内容が、これまた意外。この時代に放った変化球な楽曲たち、不穏なディスコファンク「MISS YOU」やウラ声コーラス「EMOTIONAL RESCUE」が披露されると思いきや、なんと60年代のレパートリーがメイン。一曲目が「UNDER MY THUMB」。続いて「LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER」。B面では「TIME IS ON MY SIDE」、シメに「SATISFACTION」が披露される。EDDIE COCHRAN SMOKEY ROBINSON & THE MIRACLES のカバーまでヤる。リアルタイムな曲は前述「START ME UP」「SOME GIRLS」収録の「SHATTERD」だけ。このタイミングで、あえて60年代限定シバリを自らに課して「オレたちのマナー」をハッキリと打ち出し、ワカイモンにケジメをつけたってコトなのかな。やろうと思えば新しいコトだってやれるけど、オレのロックはコレなんだよ!で、2013年の今でも現役続行中。
●ただ、ジャケの軽薄さがそのまま録音にも反映されてるのか、アッサリとしたミキシングでドカドカとした重みがない…尺も短いしね。そんなわけでそんな評価がお値段にも反映されたか、下北沢 YELLOW POP にて100円で購入出来ました。あ!このジャケ、日本人のイラストなんだって!英語のウィキに書いてある…KAZUHIDE YAMAZAKI…誰だ?

THE ROLLING STONES「GRRR !」

THE ROLLING STONES「GRRR !」1962-2012年
キーピン・オン・ロックンロールで50年経ってしまいました…継続は力なり。そんな彼らの3枚組ベストです。アルバムほとんど持ってるのに、それでもこういうの買っちゃうのってバカだよね。でも古くから聴いてるヤツがアナログLPなのでCDにしておきたいってのもあって。
●ボクが生まれて初めてストーンズを意識したキッカケを今の瞬間思い出した!1988年の映画「花のあすか組」「SATISFACTION」が主題歌に使われていたんだ。同名の少女マンガを、つみきみほというショートカットの女優さんを主演にした映画だった。当時中学生だったボクはショートカットの女子が好きだったし、そんな彼女が敵と戦う勇ましさとこの曲の暑苦しいサックスリフがイメージとして絡まってよく覚えてる。ウィキ見たら監督は崔洋一さんだった。本来の目当ては同時上映だった「ぼくらの七日間戦争」だったんだけどね…こっちは当時15歳だった宮沢りえが映画初主演。彼女はボクと同い年で親近感タップリだったんです。そんな甘酸っぱい思い出。
●まーどの時代を輪切りにしても、様々な思いが湧き上がる。鉄板の60年代〜70年代はもうキリがないので手のつけようがない。前述「STILL LIFE」の延長で言えば、そのまま80年代に言及すべきか。「TATTOO YOU」の次は1983年の「UNDERCOVER」。一曲目の「UNDERCOVER OF THE NIGHT」が好きなんだよなー。ダンサブルなビートに KEITH のザックリとしたギターストロークが絡まってグルーヴしまくる。一旦終わると見せかけてもう一回盛り返して MICK が極めるアウトロが10代のボクには分かりやすくて良かったんだよなー。バンド内の人間関係が最悪だった1986年「DIRTY WORKS」においても、リード曲になった「HARLEM SHUFFLE」は大好きだった。ルーズなファンクと不良感たっぷりのボーカルが10代のボクには響いたね。BOBBY WOMACK のコーラスが黒い。確かナニかのCMソングに使われていて、コレ聴いた事あるなーという印象を抱いたのを覚えている。古典R&Bのカバーだったコトは随分アトで知ったっけ。
●1989年「STEEL WHEELS」は、MICK & KEITH が友情を修復した結果の作品。「MIXED EMOTION」はそんな二人の新しい絆を感じさせるリリックで、思わず感涙してしまう。「YOU'RE NOT THE ONLY ONE WITH MIXED EMOTION, YOU'RE NOT THE ONLY SHIP ADRIFT ON THIS OCEAN ! YOU'RE NOT THE ONLY ONE, YOU'RE NOT THE ONLY ONE !」複雑な思いを抱えているのはオマエ一人じゃない、この海を漂っているのはオマエ一人じゃない、オマエは一人じゃない!オマエは一人じゃない!リアルタイムなアルバムリリース体験はこの時代からだよ…だからイッパイ聴いたね。「A ROCK AND A HARD PLACE」も切れのイイギターがリフをカッコよく刻む熱い曲だった。…ということで、思い出は尽きない。



つーか、結局、ボクはロックが好きだな。


スマホで、ゲームしてんですよ。しょーもないんだけど。

ガールフレンド(仮)

「ガールフレンド(仮)」ってゲーム。アメーバ/サイバーエージェントが提供する、ブラウザでできるヤツ。
●ホントは話題の「艦隊これくしょん」がやりたいんだけど、いつもサーバーがイッパイ。アカウントは作れたんだけど、全然プレイ出来ない。だから、なんとなく話題になってるらしいと小耳に挟んだコレを始めた。
●とにかく女の子がイッパイ出てくるので、それを進化させたりしてたくさんコレクションすればいいらしい。レベルが上がるとレアな女の子が出てくるという。なにげに中毒性があって、ルールもよくワカランのに、すでに一週間ヤリ込んでしまい、出会った女の子130名余。アホか。でもゲームが用意している女の子は全部で1300人以上らしい。無間地獄。

「パズドラ」以来、時間のムダだからスマホゲームは絶対関わらないようにしてたんだけどな。でも課金はしないよ。



●結構前に観た映画なんだけど。女の子がハシャギ過ぎる映画。

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「スプリングブレイカーズ」
「スプリングブレイク」という言葉は、学生が春休みの旅行でハメ外す行為を意味してるそうで。退屈な日常にウンザリしているフツウの大学生4人組は、オカネを貯めてフロリダを目指そうとする。でもオカネなんて全然ないので、しょうがないからダイナーで強盗!この時点ですでに十分ワイルド過ぎるんですけど、夢の土地フロリダでも乱痴気騒ぎな狼藉しまくって、ギャングスタに絡まれて、アブナい目にあって、それでもヤブレカブレで突き進むビッチ道!という、ある意味ミもフタもない映画でございます。最後はギャングとの銃撃戦も辞さないほどよ。あ、でも2012年のヴェネチア映画祭のコンペ部門で金獅子賞を獲ってた。
●監督はハーモニー・コリンラリー・クラーク監督の「KIDS」1995年で脚本を務めている人物。ボクにとって「KIDS」はリアルタイムだったね…クロエ・セヴィニーが初めて映画に登場したヤツだよ。
キャストの女子たち4人が、それぞれ粒立った存在でマブシカッタ。フロリダの享楽的な雰囲気を貪欲に味わう彼女たち、終始露出の激しいビキニでストリートを闊歩する。でもココにチョイとヒネった視点を交えるとより味わいが増す。メインを担うこの若い女優さん達は、品行方正なディズニー映画でキャリアを積み上げた人たちなのです。4人の中では一番マトモな少女を演じる黒髪セレーナ・ゴメスは、子役としてディズニーチャンネルに見出され、ティーン映画で育てられた娘だ。一番ワイルドな女の子を演じたヴァネッサ・ハジェンズ(画像一番右。ブロンドだけど地毛はブラック)は、ザック・エフロン主演「ハイスクール・ミュージカル」シリーズで純真なヒロインを務めた娘。コレ、ピッカピカの青春映画ね。笑えるほど清潔な青春を描くので逆にハマる。やはりワイルド路線を演じたアシュレイ・ベンソンも、ディズニーのお膝元アナハイムで育った子役上がりでドラマの常連。赤いネットを身にまとうブロンド、レイチェル・コリンは、監督ハーモニーの奥さんね。劇中では髪をピンクにしてたよ。とにかく品行方正なカワイ子ちゃんにデタラメなコトをさせるのがこの映画のサディスティックなコンセプト。「DISNEY GIRLS GONE WILD」なんてフレーズも見つけたよ。ギャングのボスを演じるジェームス・ブランコだって、「スパイダーマン」シリーズで主人公のナイーブな親友を務めた好青年だったのに、コレじゃ見る影ないよ。

「MUSIC FROM THE MOTION PICTURE SPRING BREAKERS」

「MUSIC FROM THE MOTION PICTURE SPRING BREAKERS」2013年
●享楽のフロリダ、狂気のフロリダを音楽で彩るのは、ブロステップ侍、SKRILLEX。イギリスの地下音楽ダブステップアメリカ的/ヘヴィメタル的な解釈で更新してダイナミックなアリーナサウンド=ブロステップに拡張した彼の手際は見事。鬱屈とした不完全燃焼で窒息しそうになるダブステップの閉塞感を、無軌道な暴発とセクシーな享楽感覚でカラフルな花火のようにしてしまった。サントラという目的でアレンジされたこの盤の収録曲は決して典型的なブロステップとは言えないが、ムチャし過ぎてセンチメンタルな気分に陥る少女の不安や動揺はよく伝わる。
●他のトラック提供者は、RED HOT CHILLI PEPPERS の初期ドラマー CLIFF MARTINEZ、フロリダ・マイアミ出身のラッパー GUCCI MANE、イギリスのシンガー ELLIE GOULDING など。

SKRILLEX「BANGARANG」

SKRILLEX「BANGARANG」2010年
SKRILLEX の本気が見てみたい、と思って購入した彼の2枚目のEP。安易にビートを滑らせず強くキックを踏みしめる四ツ打ちに、思いきりメリハリ緩急をつけて高圧抑制と解放爆発を繰り返す展開。まるでジェットコースターのよう。ダブステップとはまるで別の領域に到達してますわ。ド派手で大味なこのアプローチ、これぞロサンゼルスのスタイル。あ、ここにもイギリスの女性シンガー ELLIE GOULDING が参加している…なんだ、この2人、交際中らしいね。


「ガールフレンド(仮)」みたいな女の子より「スプリングブレイカーズ」の方がいいかも。
アシュレイ・ベンソン、セレーナ・ゴメス、ヴァネッサ・ハジェンズ、レイチェル・コリン。

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