●今日は体調が悪い日だった。
今月から、クスリを少し減らしている。その副作用だろう。減薬のキッカケは、持病がよくなってるのではなく、クスリの飲み過ぎで肝臓に負担がかかっているという理由だ。来週は血液検査で経過を調べる。ボクのカラダがポンコツなのは、今に始まったコトではないが、やっぱり気分がいいモノではない。

そんな気分のまま古本屋に立ち寄ってみた。そしたら。

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●なんとなく手に取った「サウンドエシックス これからの「音楽文化論」入門」という本。これをペラペラめくってみたら、かつての持ち主がカラフルな付箋を至る所に貼ったままにしてあるコトを発見!どのページにも2〜3枚、多ければ6〜7枚もペタペタと。そのカラフルっぷりがむしろ面白くなってしまい、そのまま購入してしまった。どうせ100円だし。
●どんな内容かよくわからんけど、この付箋を貼ったかつての読者と併走するように本を読むってのは、オツな読書だと思うよ。この本のおかげで、少しブルーだった一日が有意義に思えてきて、よかったよ。


●そして、CDも100円で買った。

tracy chapman crossroads 

TRACY CHAPMAN「CROSSROADS」1989年
●このCD、ずっと探してたんだよ。リアルタイムの高校時代にカセットテープで聴いてた作品。ふとしたコトでこのシンガーのことを思い出して、それから中古CDで探すようになったんだけど、なかなか見つからなくて。ファーストアルバム「TRACY CHAPMAN」1988年はよく見つかるし、今やLPもCDも持ってるくらいなのに、このセカンドはセールスが不振だったのか、あまり出回ってないんだ。
●前にもこのシンガーを紹介した時に書いたけど、当時はガチで男性だと思ってたのですよ。若い少年をイメージしてた。声も低くてまろやかだから。実は女性でしたって知ったのは10年くらい経った後だった。それでなおのこと好きになったっけ。アコギベースのふくよかなフォークソングは、女性の感性だったのかと合点が行ったから。アコースティックテイストが強かったファーストに比べると、モダンなアレンジが加わったこのセカンドは、それはそれで気持ちの良い落ち着きが伴ってる。表題曲でアルバム一曲目の「CROSSROADS」のキーボードを駆使したアフリカンなグルーヴが特に好き。奇をてらったコトもしていないので、全く古びてもいない。30年近く前の音源なのにね。
●ブラックミュージックでクロスロード=「四つ辻」といえば、伝説のブルースマン ROBERT JOHNSON がギターの腕と引き換えに「四つ辻」の悪魔に魂を売ったという故事が連想される。今日の「CROSSROADS」にも悪魔が登場するのだけど、彼女の歌は悪魔の誘惑をしなやかに避けていく
●あ、最後の曲で NEIL YOUNG がゲストでピアノとアコギを弾いてるってことは今回初めて知った。「ALL THAT YOU HAVE IS YOUR SOUL」って曲。静かでシンプル。

TRACY CHAPMAN「COLLECTION」 

TRACY CHAPMAN「COLLECTION」2001年
●セカンドが見つからないから、こんなベストを代わりにして聴いてたんだ。1988年のファーストから1999年の五枚目のアルバムまで網羅したベスト盤。基本的に芸風は変わらない彼女の音楽は、いつも奥ゆかしくて優しくて。でも四枚目に収録された「GIVE ME ONE REASON」は1997年のグラミー賞を獲ったりもしてて。この曲は見事に黒いモダンブルースだね。別の場面じゃこの曲で ERIC CLAPTON とデュエットしたそうだよ。キャリアが進むにつれて、どんどん声が優しくなっていく。




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