ノマドが塾に対して、前ノメリ過ぎてビックリしてる。
●今日は理科の授業だったらしい。昆虫の生態について勉強したという。ノマドによると、カブトムシやチョウのようにサナギの段階を経て成虫になるのを「完全変態」といい、バッタやセミのようにサナギにならない場合は「不完全変態」というらしい。なんでバッタ達は「不完全」呼ばわりされるんだ?サナギになるムシは、一度カラダが全部溶け切ってしまってから新しいカタチに変化するから「完全」なのだそうな。へええ…知らなかった。「オレ、塾、意外と楽しい!チョー楽しい!」そうか、それはよかったなあ。
●ノマドが寝た後に、ワイフと話した。なんかガッコウの先生って悲しいな。たった一週間の塾なのに「大爆笑!」とか「チョー楽しい!」とか言って宿題までガンバルっていうんだよ。ガッコウの先生、もう抜かされちゃったよ。「ガッコウの先生には創意工夫が足りないかもね」いやいや指導要綱とかに「コレ以上教えちゃダメ」とかのシバリがあるんじゃない?完全変態&不完全変態だなんてボクも小学校で習った覚えがないぜ。「でも子どもの関心をつなぎ止める工夫はもっとできると思うけどね。実際ガッコウは退屈だと思うもん。」PTAで頻繁にガッコウへ行ってるワイフがいうならそういうモンかも知れない。


●今月はなんだか仕事がキツくて。
だから実は安定剤の量を二倍に増やしている。
●なんだかワカラナイ、どん詰まり感を感じてる。
だから DAVID BOWIE を聴く。

DAVID BOWIE「ZIGGY STARDUST」

DAVID BOWIE「ZIGGY STARDUST」1972年
●70年代初頭のグラムロック時代な DAVID BOWIE は少々ヤリ過ぎで、過剰に芝居ガカってるので本来は苦手だ。でもたまたまこのアルバムの一曲目が最近の気分に合ってて、今はよく聞いている。この一曲目ってのが「FIVE YEARS」といって「あと五年でこの地球は滅びてしまう」ってウタなんです。「たった今、ニュースが飛び込んだ。ボクらに残された時間は5年しかないと。キャスターは泣きながら、地球は本当に死につつあると言った。顔を濡らしながら大声で叫んだ。彼がウソを言ってる訳じゃない。それはわかってる」ああなんてドン詰まりな世界。悲痛な叫びがサビで響く。「FIVE YEARS!WE GOT FIVE YEARS!」5年で全てが終わってしまう。
●そんなヤバい地球に、宇宙からジギー・スターダストというトンチンカンな男がやってくる。ヒップな女装をバッチリ極めてしまうほどの宇宙人がナゼかロックスターになってこのドン詰まりな地球をガリガリ言わすというのが、このコンセプトアルバムの骨子なんです。まーそんなお騒がせ宇宙人も最後にロックンロールな自殺を遂げるので、冷静に考えると「結局地球は救われてねーじゃん!」なオチでビックリ。風呂敷広げて回収できてません。この投げっ放しが、世にも有名な傑作の世界にボクをうまくハマらせてくれない。
●だけど「STARMAN」「LADY STARDUST」(←ジギーが女装してるウタ)は、ドン詰まりな気分を一瞬だけ吹き払ってくれるドラマチックなメロディが響いて好き。グラムのドタバタ感じゃなくてミドルバラードなんですけどね。以前、池尻大橋のカフェで「STARMAN」のスペイン語カバーを聴いたんです。アレは誰がやってるカバーだったんだろう?すぐお店の人に聞けばよかった。

DAVID BOWIE「THE MAN WHO SOLD THE WORLD」

DAVID BOWIE「THE MAN WHO SOLD THE WORLD」1971年
「ZIGGY STARDUST」の二枚手前にリリースされたアルバム。BOWIE、ロングドレスの完全女装バージョンです。実は個人的に BOWIE 再評価がグンと進んだキッカケはこのアルバムの収録曲「BLACK COUNTRY ROCK」があまりにもカッコよかったからです。太くドライブするベースとタフなギターリフに載せて、MARC BOLAN 風に BOWIE が声を微妙に震わせるんですよん!グラムロックの雄として知られる T.REX DAVID BOWIE って、実は音楽スタイルで明確にカブル状況がほとんどなくて、ボランブギーを期待して BOWIE を聴くとスベリます。でもコレはガッチリ噛み合ってる!
●なぜならプロデューサーに T.REX のグラムロック名盤名曲を数々手掛けた TONY VISCONTI が参加。その後 BOWIE のバンドで大活躍するギタリスト MICK RONSON も初めてココで登場する。正統派グラムロックをブチ鳴らす布陣が集合したカタチになる。……BOWIE のナルシスティックで芝居がかったテンションはナイわけではナイですが、「BLACK COUNTRY ROCK」「THE WIDTH OF A CIRCLE」の本格グラムチューンは胸躍るパワーに満ちあふれてシビレマス。
●ちなみにアルバム表題曲「THE MAN WHO SOLD THE WORLD」 NIRVANA もカバーした有名曲でもあります。アレンジ次第で確かに内省的に響く曲で NIRVANA っぽくもあるんです。




「STARMAN」スットンキョウな衣装はサスガ。グラムロックは音楽スタイルじゃなくてファッション風俗だったと捉えてもイイんじゃないでしょうか? BOWIE が腕組みするギタリストが MICK RONSON です。



NIRVANA「THE MAN WHO SOLD THE WORLD」。MTV UNPLUGGED LIVE 1994年より。

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