ジブリ「海がきこえる」ってこんな話だったんだ。

「海がきこえる」

●昨日の金曜ロードショーでやってたジブリアニメ「海がきこえる」。…初めて見た…そもそもコレ劇場用作品じゃなかったのね、よくわかってなかった。
●冒頭と結末の場面は、主人公たちが大学一年生になった1992年の吉祥寺駅。92年に大学一年生なら、彼らはボクやワイフと同い年である。そしてあの吉祥寺駅のホームの様子は、ボクやワイフにとってはとても懐かしい風景。今は亡き「ロンロンヤング館出口」とか。北口方面に見える「TAKA-Q」の看板とか。南口側の映画館の看板とか。ワイフはあの頃トナリの三鷹駅在住だったし、ボクも1991年は吉祥寺の予備校に通ってた。あの頃はシッカリとシャツをズボンにインしてたんだっけ?まん中ワケのサラサラヘアだったっけ?ワイフは淡いパステルカラーのピンクを着てた。それは覚えてる。確かあの頃は吉祥寺のペニーレインにアナログレコードの店があって(名前忘れた)、レンガ館のレコファンはもっと大きなお店で、ディスクユニオンも別の場所にあったはず。ロンロンヤング館一階にあったCD屋さんはなんて名前だったっけ?新星堂だったかな。南口駅前にワルシャワがあったんだよね今は下北沢に移転したけど。……そして劇中に出てくる、カセットテープのCM、机の上のCDラジカセ、主人公が無造作にカオに乗せてたのはFM雑誌。映画本編で回想される中学高校生活はザクリとボクの胸に刺さる80年代の風景で、ネットも携帯電話もない時代。

「ムカシは普通に原作を読めてたはずなのに、今はこのコにすっごくムカムカする」とヒロイン・リカコのワガママぶりに腹を立てるワイフ。その一方で、この才色兼備のワケアリ転校生にニマニマしてしまってる息子ノマド小学4年生。メンドクサイ状況に巻き込まれつつも微妙にワルい気してない主人公男子・杜崎の詰めの甘さはタダのマヌケ&お人好しにも見えるんですが、ノマド&ボクはそのマヌケな男子ゴコロに妙に共感してしまって「キツいコと分かってても、やっぱカワイイ女子とは絡みたいよねえーヌフフフ!」と笑ってしまうのでした。ノマドも一回はこういうコにアタックしてみたら?「高知弁を話す男子なんてゾッとする!」なんて最悪なフラレ方するかもしれないけど。ノマド「オレ、東京弁だから一応ダイジョウブ」全然ダイジョウブじゃないぞーオマエ大変だなこのテのコトこれから全部やらないといけないんだからなー。

ノマドはクラスの「お楽しみ会」でトランプマジックを披露する。
●実はヤツは「この中からカードを一枚引いて下さい」好きな女子にやってもらうためには、どういうトークの流れにしたらイイのか必死に思案してるのです。そんなのは、イキナリそのコを指名しちゃえばイイだろ?「ダメだよ、仕込みがあるって思われちゃうだろ!」じゃあ「この手品には魔女のチカラが必要です。誰か魔女のチカラに自身がある人はいませんか」ってのは?コレで男子は出てこないよ何しろ「魔女」だから。ほほーんいいアイデアだと思ったのかノマドまたニマニマし始めました。


●それでは1992年頃の音楽を。

ST. ETIENNE「FOXBASE ALPHA」

ST. ETIENNE「FOXBASE ALPHA」1991年
●このCDは、ぼくにとってはかなり甘酸っぱい、実に1992年的な一枚です。大学1年生のボクが、サークルで知り合ったキレイな女の先輩に貸してもらったCD。この先輩には BLUR のファーストも貸してもらったね。THE MONOCHROME SET EVERYTHING BUT THE GIRL も貸してもらったね。あ、それとフリッパーズギターも。渋谷系の時代だから。
●フランス語の古いラジオ番組のサンプル(サッカー中継?)をオシャレに切り取ってスタートするこのアルバム。60年代のガールズポップみたいなキュートなアートワークと、90年代初頭のクラブミュージックを前提としたドリーミーなトラック、女性ボーカルのアンニュイな空気感、そしてホンノリのサイケな味付けがとてもオシャレさん。ロンドンの女の子ってみんなこんなにオシャレなのかなと、1人夢想に耽ったのを覚えています。
●アルバム二曲目「ONLY LOVE CAN BREAK YOUR HEART」は、実は NEIL YOUNG のカバーなんだけど、ナニも知らなければ同じ曲とは思えないホド気分が違います。やや倦怠感漂うグラウンドビートなトラックが無限にループしていく感じ。実際、NEIL YOUNG のバージョン聴いたのはスゴく後のことだったなあ。

ST. ETIENNE「YOU NEED A MESS OF HELP TO STAND ALONE」

ST. ETIENNE「YOU NEED A MESS OF HELP TO STAND ALONE」1993年
●なぜかジャケが毛沢東。セカンドアルバム「SO TOUGH」が出た頃にリリースされたアルバム未収録シングル&B-SIDE トラック集。ドリーミーでふわりとサイケなシンセポップ。そうそう彼らが所属してたレーベル HEAVENLY も実に渋谷系的なオシャレ存在でしたね。CREATION の関係者がノレン分けのように設立したインディレーベル。あ、今でも ST. ETIENNEHEAVENLY なんだね。


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