12月9日。皆既月食。息子ノマド10歳が撮影。
●こんなの、ボクも生まれて初めて見た。

月食

月食2

●庭にコタツを出して、みんなでお月見。近所のエイトハヤト兄弟もやってきたよ。



「モーニング」の連載、サライネス「誰も寝てはならぬ」が終わっちゃった。
福満しげゆき「僕の小規模な生活」も、妻の第二子妊娠を報告して休載に入っちゃった。
●これ夫婦で楽しみにしてるマンガだったのにな。

「スピリッツ」の連載、ゴトウユキコ「ウシハル」も終わっちゃった。
●一方最近始まった「ヤンマガ」佐々木昇平「革命戦士犬童貞男」はかなりの怪作…。
●最近は、この手の童貞妄想をコジラセたアプローチのマンガ増えたよな。


坂本龍一の番組「スコラ 音楽の学校」ELVIS PRESLEY の回を録画で見てました。
この人さ、ドーナツの食べ過ぎで死んだんだよね~。そしたら娘ヒヨコ「え!そんなのシアワセすぎるじゃん!」…それシアワセなんだオマエにとって?どんなイメージだよ?無限のドーナツに囲まれて過ごすみたいな気分?ヒヨコ「あーでも毎日ドーナツだとちょっとあきるかなー?一週間に一回でいいかなー?」


ボクは声が小さい。
●こと、最近はドンドン小さくなってる気がする…。むーよくないと思ってます。
●そんなコトを考えてたら、今日仕事をご一緒した人にこう諭された。「ちがうわよ、それはアナタが息をするのを怠けているのよ」おおお。「空気はガソリンだから。キチンと吸わないとエンジンはふかせないわよ」あああ。


●なので、週末は、目一杯の空気と、目一杯の美音を吸い込んできました。
矢野顕子×上原ひろみ「今年は2人でさとがえるツアー ~Get Together~」@NHKホール

矢野顕子×上原ひろみ「今年は2人でさとがえるツアー ~Get Together~」

矢野顕子上原ひろみが1対1でピアノセッション。なんて贅沢な!これはたまらないと思い、行ってきましたNHKホール。ステージにはピアノが二台。ただそれだけ。なのに、二人のプレイヤーがそこから弾き出す音がまるでキラキラ光る宝石のように硬く眩しくて、その場の空気をキリリと澄まして、ボクの呼吸と聴覚に直接パワーを注ぎ込んでくれた…。ホールの高い天井を仰いで目一杯深呼吸。そして音に身を委ねる。
上原さんのピアノプレイは力強くも正確無比、そして女性的に優しい。更には、まるで聖なる巫女のように演奏の中でどんどんとテンションを上げていく。一方で矢野顕子さんはトビキリにチャーミングな魔女として、底抜けの包容力と遊び心満点のボーカルをフワフワと聴かせてくれる。ハイスピードな演奏は実に複雑でスリリング、なのにまるで二人はお手玉やあやとりを楽しむようにニコニコと振る舞っている。スゴく不思議で気持ちがイイ。ああコンサートで癒された、元気をもらえた。
●ツアーパンフレットを見ると、上原ひろみさんのアグレッシブなライフスタイルが垣間見える。世界中を日々移動、エアチケットの手配は全部自分とか。空港着いてから3時間後にライブ開演もあるとか。どんな国でも炭水化物をガツガツ摂るとか。だからアルバムリード曲が「ラーメンたべたい」だとか。しかしそんなタフな生活でも枯渇はないと言い切る。「やっぱり音楽ってすごく自分を満たしてくれるので。体力的にどんどん疲弊していっても、精神的には豊かになっていく感じですね」…ステキです。
●ホールの客席で、音楽プロデューサーそして東京事変亀田誠治さんを見かけた。もちろんその場では似た人かなと思ったけど、ツイッターでその後このコンサートのことツブヤいてた…。


グラミー賞級ジャズプレイヤー・上原ひろみから、「ラーメンたべたい」経由で担々麺へ。

最近よく行く、虎ノ門にある担々麺のお店が、脈絡なくジャズ。
●名前が「瀬佐味亭」という。漢字が中国由来?と一瞬思ったけど、よく考えたら「瀬佐味」=「セサミ」=ゴマのダジャレじゃないか。でも美味しいですよ。担々麺にニラタップリトッピングして、小松菜もトッピングして。
●ただね、この店が気に入ったのはラーメンの味だけじゃないんです。いつもBGMに優雅なジャズを流しているんです。店の片隅には気合いの入った真空管アンプがドンと置いてあり、スピーカーも結構なコダワリで選ばれた立派なモノがカベに仕込まれる。そんで大型モニターが天井から吊るされて、ジャズのライブが流されてるんです。この前は白人ピアノトリオ(ヨーロッパ系?)が ABBA「DANCING QUEEN」の華麗なカバーを鳴らしておりました。さらに前は渡辺貞男の80年代のライブだったっけ。スッゲーキレイな音。お店の人にナゼこんなにコダワリのシステムでジャズを流しているんですか?と尋ねたら「オーナーの趣味なんです…ワタシはあまりわからないんですけど」と謙虚に返された。うっとりジャズ聴きながらの、担々麺。
●あ、雑誌ラックには「CUT」の70年代映画特集が。「タクシードライバー」とか「地獄の黙示録」とか。でもね、そんな趣味のよさは1ミリも感じさせない「ディスイズただのラーメン屋」な佇まいに潔さも感じます。きっとジャズも映画もオシャレ要素だと思ってないんだろうね。ボクはそういう姿勢、好きです。

「瀬佐味亭」 


で、最近は個人的に MILES DAVIS ばっかり聴いてるんです。「マラソンセッション」。

THE MILES DAVIS QUINTET「WORKIN」

THE MILES DAVIS QUINTET「RELAXIN」

THE MILES DAVIS QUINTET「STEAMIN」

THE MILES DAVIS QUINTET「COOKIN」

THE MILES DAVIS QUINTET「WORKIN'」
THE MILES DAVIS QUINTET「RELAXIN'」
THE MILES DAVIS QUINTET「STEAMIN'」
THE MILES DAVIS QUINTET「COOKIN'」

●この四枚のアルバム。PRESTIGE というジャズレーベルより、1957年から1961年にかけてリリースされたモノですが、実は1956年の同じタイミングで収録されております。この1956年の5月11日&10月26日、この二日だけで一気に録音されたのです。二日間だけのレコーディングでアルバム4枚分を完成させちゃうってスゴくないですか!?この巨人の伝説的偉業をジャズの世界では「マラソンセッション」と呼んでおります。
●実はこの時期の MILES DAVIS はメジャーレーベル COLUMBIA への移籍時期でして、それまで在籍してたインディレーベル PRESTIGE との契約を早いトコロ始末したい段階にありました。ですのでほぼ全ての楽曲が一発録り。とはいえタダのヤッツケ仕事とは言えない。この時期の彼のバンドは「第一期黄金クインテット」と言われたメンバー。MILES の隣にはその才能をこれから開花させようとしてたサックス奏者 JOHN COLTRANE。彼は MILES の弟子みたいに思ってたけど実は同い年なのね。ピアノに RED GARLAND、ベースに PAUL CHAMBERS、ドラムに PHILLY JOE JONES。ココから数々の名演を生む布陣なのです。
●1955年に「バード」こと大先輩 CHARLIE PARKER は死んでしまっており、MILES はそのちょい前から既に独自路線の作風を模索してました。アルバム「BIRTH OF COOL」クールジャズというスタイルを打ち出しビバップとは別の美学を主張。「バード」死後のハードバップ時代といわれたこの時期も、単純にビバップをハードにしましたよーなんて感じにはおさまらない音楽を鳴らしてました。

●…とかなんとかイイながら、そんな予備知識などカンケイなくボクはこの4枚のCDをダラダラまとめ聴きしてます。タワーレコードのおトクボックスセットとしてコレがセットで1500円という廉価で売ってたので、ソイツをパコッと iPod に詰め込んでフラフラ聴いてるだけなのです。4枚まとめて二時間半の音楽。これを聴きながら通勤したり枕元で鳴らしたり資料作りのBGMにしたりしています。
●5人組バンドのフォワードが、トランペットの MILES とサックスの JOHN COLTRANE実はかなりオスマシ顔でキザなマイルスのプレイと、ワリと上下運動の激しい奔放さがとても勇ましいコルトレーンの対比が、とても痛快で気持ちよく聴けてしまう。何度聴いても把握し切れないプレイがいつも新鮮に耳に放り込まれてくる。そう思うとついついすぐに iPod を操作してこの4枚のアルバムを鳴らしてしまうのです。

●あ、もう一枚あったんだ。

MILES DAVIS ALL STARS「WALKIN」

MILES DAVIS ALL STARS「WALKIN'」1954年
●似たようなタイトルなので、同じ「マラソンセッション」の作品と思いきや、それよりチョイ前の録音。バンドのメンツも違います。「オールスターズ」なんて言われてますねえ。個人的にはピアノの HORACE SILVER、トロンボーンの J. J. JOHNSON が注目。コチラはコチラでかなり粋な気分もありますなー。

スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://unimogroove.blog4.fc2.com/tb.php/1309-7d0e28ce