●うー。最近はマジで仕事が忙しいなー。
朝9時に出て終電まで働いてるー。ブログも週末しかいじれないです。
●むー。

●あ、TUMBLR だけはイジくってる。
TUMBLR 見てると、ミンナなんでこんなにムキになって、カワイい女の子画像をシェアしまくっているのだろう?と思ってしまう。特にアイドルの画像がスゴいね。
●とりわけ目立つのは、小池里奈ちゃん。深夜のゲーム番組「夜遊び三姉妹」でヘンなコントしてる小さくてスレンダーな女の子。そして篠崎愛ちゃん。小池里奈ちゃんと同じくらいのロリータフェイスだが、スゴく巨乳なのでマンガ誌のグラビアで話題になってる。奥仲麻琴ちゃんは、新進写真家・川島小鳥が撮影した写真集「RUN RUN まこと」が気になる。元々はアイドルグループぱすぽの一員とのことだが、知識がない…。乃木坂46のフロントメンバー生駒里奈ちゃんも気になる。



この前、後輩の結婚式に行ったのです。R&B が大好きな後輩ちゃん。
●かつての部下でありました新婦フユミは、その後音楽ライターやレコード会社のアーティストマネジメントに転身していくほどの音楽好き。根本の部分で一番好きなのは、アメリカの男性 R&B の世界なのであります。なので、挙式から披露宴まで全てのBGMが R&B に染められており、しかもそれらが完璧に本人の手によって1000枚以上の本人所蔵音源から選曲され、オマケにその100曲以上にも及ぶ選曲表が列席者のテーブルに配られるほどのコダワリぶり。スゲエ。引き出物にまでもCDがありました。
●故郷・山口県岩国市の米軍ベースから漏れるラジオでアメリカ文化に目覚め、英語と音楽を完全に自分のモノにしたフユミ。絶対音感を持つ彼女は、地元の仲間とともに「NHKのど自慢」に3回もエントリーしてたというエピソードもこの時知りました。初めてお会いするフユミのお父さんにも納得。彼女のファザコンの気配は感じてましたが、実は ALLMAN BROTHERS BAND などをこよなく愛す見事なロックオヤジでギターを何本も持ってるカッコイイお父さんでありました。ダンナも実は元ボクの部下。30歳手前なのにツルピカハゲチャビンのちょいヘタレな男。しかし頭髪がない弱点が逆にマスキュリンな魅力と迫力にフユミには映ったようで。まー顔がバタ臭いからチカーノ系のギャングスタに見える気もする。
フユミ R&B 世界へのトッカカリは、1990年チョイ前のニュージャックスイングであります。彼女のリアルタイムとしては幼稚園~小学校低学年の頃。まあ早熟!特に夢中だったのは BOYZ II MEN。ここをキッカケにボーイスグループの魅力に取り付かれる。そこから様々な R&B、フィリーソウル、モータウン、ディスコなどなどブラックミュージック全体にへ興味が拡散していったと言う訳です。

「A JOURNEY THROUGH HITSVILLE JAPAN」

●これ、会場でいただいたCDね。トモダチに本職のデザイナーさんがいるとのことで、異常にデキがイイです。内ジャケに列席者全員一人一人へ直筆メッセージが書いてあった。「A JOURNEY THROUGH HITSVILLE JAPAN」というフレーズは、BOYZ II MEN のアルバム「MOTOWN: A JOURNEY THROUGH HITSVILLE USA」に由来してるんだな。黄金のモータウン産ヒット曲をカバーした内容のアルバム…彼ら自身は MOTOWN を離脱して久しいのにね。


そんな新婦フユミが愛する、R&B の世界を、今日はたっぷり漂ってみようと思うのです。
実はボクにとって、R&B は馴染み深い分野ではありません。オンチなので本来のコーラスワークやウタのスゴミってのは、あまり理解できないのです。そんで英語もワカラナイので歌詞の意味も理解できない。絶対音感と英語を解するフユミのアプローチとは聴き方が必然的に違うような気がする。でもでも、彼女の R&B 愛はボクには大変刺激的で、彼女に初めて出会った6年ほど前から結構な分量の R&B アルバムを買って聴くように務めてきました…。まー上手く行くか分かりませんけど、この世界をボクなりのやり方で探ってみようと思います。
●基本的に、今日取り上げるCDたちは、フユミが自分の結婚式で選曲したアーティストの関連物件です。自分のCD棚を見回して、彼女の選曲表と付き合わせた結果出てきたCDたち。


ニュージャックスウィングから成熟を果たした特濃 R&B 世界。
●80年代末に登場したニュージャックスウィングは既存の80年代R&B、特にブラックコンテンポラリーと呼ばれてたシーンに対して、新しいストリート感覚とダンサブルなポップセンスを投入しました。しかしそのシーンから出発したシンガーたちも今や立派な成熟を果たして、90年代末から00年代にかけては実にオーセンティックでコッテリ濃い味の R&B を描くに至っております。そのヘンのCDがコレ。

LSG「LEVERT, SWEAT, GILL」

LSG「LEVERT, SWEAT, GILL」1997年
●70年代フィリーソウルの代表的グループ THE O'JAYS のメンバーを父に持つ2世シンガー、そして80年代のボーカルグループ LEVERT の中心人物だった GERALD LEVERT。70年代から活動、80年代末以降のニュージャックスウィング期にブレイクを果たしたソロシンガー KEITH SWEAT。やはりニュージャックスウィング期に活躍した R&B グループ NEW EDITION のリードシンガー JOHNNY GILL。3人の頭文字を並べて LSG。既にキャリアをそれぞれに確立したシンガーが結集した、R&B 界のスーパーグループですね。
●自作自演自己プロデュース能力を持つ GERALD LEVERT、KEITH SWEAT が実に骨太でオーセンティックな R&B を描きます。スローなバラードがビシャビシャのシズル感。濃厚な果肉入りフレッシュジュースを冷やして一気飲みみたいな感じ。客演プロデューサーには SEAN "PUFFY" COMBS、JERMAINE DUPRI、JAZZE PHA。その後売れっ子に成長する JAZZE PHA にとっては、このアルバムが初めてのプロデュース仕事であったという。ゲストシンガー/ラッパーには、FAITH EVANS、MISSY ELLIOTT、L.L.COOL J、BUSTA RHYMES、THE LOX など。
●ちなみに、このアルバム自体は下北沢レコファンにて100円でゲットしました。R&B は旬を過ぎるとすぐに安くなっちゃうのが切ない。

LSG「LSG2」

LSG「LSG2」2003年
●しばらく時間を空けてのセカンドアルバム。クレジットを見る限り GERALD LEVERT のイニシャティブで作られてるような気配ですが、相も変わらず王道のスローバラード路線でございます。三人の声が次々と入れ替わる様子は確かに贅沢。客演もほとんどいないので、その美学はますます研ぎすまされてます。リリース当時の流行とか、ほとんど取り入れるつもりがありません。しかし、この後の2006年。40歳の若さで GERALD LEVERT突然の心臓発作で死去GERALD の実弟で、LEVERT のメンバー、そしてこのアルバムでソングライティングに関わった SEAN LEVERT JR. も2008年に亡くなります。ブラックミュージックの世界は、若くして突然亡くなっちゃう人が多いのはナゼだろう。これは残念でしたねー。

KEITH SWAET「JUTS ME」

KEITH SWEAT「JUST ME」2008年
「LSG2」からたっぷり時間を空けての KEITH SWEAT のフルアルバムがこちら。基本はひたすらオーセンティック。R&B のど真ん中であり、KEITH SWEAT 自身もただひたすらそのど真ん中を目指している。プロデューサー陣は ROY "ROYALITY" HAMILTON"WYL-E" MORRIS という男。KEITH SWEAT は活動拠点を1993年からアトランタに移しており、ここでもそのアトランタ人脈がタップリ登場する。アトランタ出身のガールスグループ KUT KLOSE のメンバーも参加。このグループは KEITH のプロデュースでデビューしたんだっけ。前述のJAZZE PHA もボーナストラックで仕事してます。彼もアトランタのプロデューサー。90年代後半から00年代にかけてアトランタは音楽都市として巨大な存在感を持つに至ります。
ニュージャックスウィングのサウンドを開発した TEDDY RILEY が一曲のプロデュースで参加。ボコーダー使いでスクリュー気味にレイドバックしたトラックを粘るように歌う KEITH SWEAT の濃厚さにウットリ。…1987年、26歳だった KEITH SWEAT と20歳だった TEDDY RILEY が低予算で繰り出したデビューシングル「I WANT HER」が世界で初めてのニュージャックスウィングと言われています。ブラックミュージック界全体に革命を起こした二人の、そこから20年を経てのこの成熟したサウンド。
●2007年あたりから、KEITHクワイエットストーム専門のラジオ番組でホストを務めているらしい。クワイエットストーム…このジャンルの R&B もボクにとってはまだ未踏破の領域。音楽の世界はまだまだ奥深い。


ニュークラシックソウル~ネオソウルの時代。
●90年代に入り巨大ビジネスに成長するヒップホップの影響下、R&B も大分変化するのでありました…。それでもオーセンティックな R&B は廃れる事はありません。ネオソウルと呼ばれるアーティストの一群が合流し、実に賑やかなシーンを作ります。

JOE「GREATEST HITS」

JOE「GREATEST HITS」1997~2008年
●さて、「JUST ME」発表後のKEITH SWEAT はほどなく KEDAR ENTERTAINMENT という事務所に移籍します。ココのトップ、KEDAR MASSENBURG はブラックミュージック史の中では重要人物。D’ANGELO、ERYKAH BADU を発掘し「ニュークラシックソウル」という言葉を作った男。結果的に1995年から2001年あたりまでにかけて業界に大きな影響力を持った人物であります。
●そんでこの事務所にキャリアの初期から現在まで籍を置いているのがシンガーの JOE。このベストは RODNEY JERKINS にプロデュースされビッグヒットとなったセカンドアルバムから、2007年にリリースされた6枚目のアルバムまでを網羅したモノ。彼は前述の ROY HAMILTON TEDDY RILEY とも仕事をしてる。やはり R&B の王道を突き進む男。フユミのウェディング選曲100の中にも JOE は含まれてるね。
●特濃仕様の声でビショビショの KEITH SWEAT と違って、爽やかテイストのノドを持つ JOE のボーカル、なんだかとてもエロチックなテーマを歌ってるみたいだけど、結果イヤラシく聴こえない。「君のカレにはデキナイコトをしてあげる…カレが知らない君が感じる場所に触れてあげる」うわ文字にすると結構露骨だな。もっと露骨なコトも歌ってる… R. KELLY プロデュースの「MORE & MORE」なんて完全にその行為を直接歌ってる。「THE LOVE SCENE」も直球すぎる…「顔を近づけて君の窪みをすすってあげよう、愛の泉を君に飲ませてあげよう」。うわースケベ。爽やかにスケベだね。
●そんな爽やかエロのスロウジャムの一方で、アゲアゲなヒップホップソウルも大分イケル。G-UNIT 軍団をフィーチャーした「RIDE WIT U」BIG PUN とのマッシュアップコラボ「STILL NOT A PLAYER」。そして一番シビレタのが「STUTTER - DOUBLE TAKE REMIX」での MYSTIKAL との共演。PHERCYDE「PASSIN' ME BY」をネタ使いして、スムーズな JOE とアゲアゲ野蛮な MYSTIKAL が渡り合う感じがクール。

ERIC BENET「LOVE  LIFE」

ERIC BENET「LOVE & LIFE」2008年
●このネオソウル系シンガーの楽曲もフユミは選曲しました。ERIC BENET のアーティストとしての特徴は、黒人シンガーでありながらその音楽志向がかなり白っぽいという点。TOTO「GEORGY PORGY」をカバーしたり、プロデューサーに DAVID FOSTER を召喚したり。R&B というより、完璧なアダルトオリエンテッドロックに聴こえる場面がある。ニュークラシックソウル~ネオソウルの系譜にありながら、ちょいと個性的。しかし、このアルバムにおいてはかなり意識的に R&B 路線へ攻めて来た。軽やかなファンクフレイバーがオシャレに決まっております。
●関係ないけど、この人は女優ハル・ベリーの元ダンナでもあります。ハル・ベリーが天候を自在に操る超能力者ストームを演じる「X-MEN」シリーズを、先日コドモたちとまとめて3本見ました。いやーオナカ一杯。

DONELL JONES「WHERE I WANNA BE」

DONELL JONES「JOURNEY OF A GENIMI」

DONELL JONES「WHERE I WANNA BE」1999年
DONELL JONES「JOURNEY OF A GENIMI」2006年
●このシンガーの曲もフユミは選んでおりました。90年代 R&B の名門レーベル LAFACE RECORDS からフックアップされたオトコ。今もシンガーとして活躍する KENNETH "BABYFACE" EDMONDS とその後たくさんの大手レコード会社の経営に参画する ANTONIO "LA" REIDアトランタを拠点にして立ち上げた LAFACE は、その設立の1989年以来、本当に多くのアーティストを発掘してきました。TLC、TONI BAXTON、OUTKAST、GOODIE MOB、P!INK、そして USHER!その中の1人がこの DONELL JONES でありました。自作自演のシンガーソングライターであるこのオトコはプロデュースまで自分でこなして、シンプルながらも甘く味わい深い R&B 世界を描いております。「WHERE I WANNA BE」は彼のセカンドアルバムでプラチナに輝いた出世作。ジャケで自身が抱えているギターのアコースティックな調べがスムースな音楽空間を描いて実に気持ちイイ。客演にレーベルメイトだった元 TLC のメンバー、故・LISA "LEFT-EYE" LOPEZ が参加。
●しかし、2000年以降の LAFACE はドンドン元気がなくなってゆきます。BABYFACE がアーティストとしての本業に専心、LA REID はさらに出世して親会社の ARISTA 社長に就任、という事情で空洞化が進行するのです。そんな中、ガンバって自己プロモートを続けていた DONELL JONES もこの作品「JOURNEY OF A GENIMI」を最後に LAFACE を去ることになります。 外部作家や外部プロデューサーの力も加わってトラックはゴージャズに変化。JERMAINE DUPRI、THE UNDERDOGS、TANK、SEAN GARRETT などの名前がチラチラ見えてくる。でもスムースで落ち着いたイメージは損なわません。

DAVE HOLLISTER「CHICAGO 85... THE MOVIE」

DAVE HOLLISTER「THE BOOK OF DAVID VOL.1 THE TRANSITION」

DAVE HOLLISTER「CHICAGO '85... THE MOVIE」2000年
DAVE HOLLISTER「THE BOOK OF DAVID: VOL.1 THE TRANSITION」2006年
フユミはボーカルグループが好きで、TEDDY RILEY が好き。というコトはフツウに考えますと、TEDDY RILEY が組織したボーカルグループ BLACKSTREET は大好物なわけです。ホントに3~4曲選ばれておりました。そこで BLACKSTREET に行くかと見せかけて、ボクはそこから脱退してソロキャリアを積上げたこのシンガーのアルバムを聴くことにします。DAVE HOLLISTER。この人実は兄弟デュオ K-CI & JOJO の従兄弟でもあります。ニュージャックスウィングから登場したグループ JODECI ~ K-CI & JOJO もやっぱりフユミの大好物であります。
●グループから脱退した1999年にリリースしたソロ一枚目「GHETTO HYMNS」はゴールドディスク認定。そこに続いて繰り出したセカンド「CHICAGO '85... THE MOVIE」は自叙伝的内容ということで。1985年のシカゴで何が起こってたのか?歌詞などがジャケに記載されてないからよくワカラン…でも、ファーストと同じオオゲサなほどのダイナミックな王道 R&B の迫力は意味がわからなくても伝わってきます。
●その後いつしか彼はゴスペルに接近して、2006年の「THE BOOK OF DAVID: VOL.1 THE TRANSITION」は完全なゴスペル専門レーベルからリリースされることになりました。まー歌詞が分からないボクには、R&B とモダンなゴスペルの区別はつきません。スケールの大きい彼の迫力あるパフォーマンスは全然変わりませんです。ちなみに、近年の彼は TEDDY RILEY とともに BLACKSTREET を再結成してツアーをしてるとか。


ヒップホップソウルの過激な実験と進化。
●00年代に入ると、R&B とヒップホップの境界線はほとんどなくなって、もうちょい言い足すとヒップホップR&B のクリエーターに境界線がなくなって、ある意味でアナーキーな音楽実験がドメジャーなシーンで活発に行われるようになります。それがスリリングでボクは面白がって聴いているトコロであります。それでも R&B の美学は完全に失われる訳ではない…ソコを注目してみるのです。

OMARION「O」

OMARION「21」

OMARION「O」2005年
OMARION「21」2006年
BLACKSTREETに続き、フユミの好きなボーカルグループをもう一つ紹介。B2K。そのリードシンガーだった OMARION のソロ転向アルバムを二枚。ジャケだけ見るとオトナな感じもしますが、セカンド「21」の段階で21歳ってワケですから、声もまだ青く甘ったるい。とはいえ、モダンなプロダクションはそれなりにクールでございます。THE NEPTUNES、THE UNDERDOGS、RODNEY JERKINS、MARQUES HOUSTON、TIMBALAND、ヒップホップの現場でも活躍する一流の制作陣が集まっております。THE UNDERDOGS というプロデュースチーム、コレが気になるんだよね。イロイロなトコロで活躍している…前述の JOE とも仕事してるしね。王道 R&B の真っ当さとモダンな先鋭性をうまく盛り合わせたサウンドデザイン。そして L.T. HUTTONSNOOP DOGG 犬将軍の仕事でクレジットされてたこの男の、オリエンタルで妖しいトラック「FIENING YOU」も不思議でイイ。「TOUCH」「OBSESSION」はイツモ通りのテッパン THE NEPTUNES 印で満足。

BOW WOW  OMARION「FACE OFF」

BOW WOW & OMARION「FACE OFF」2007年
●ラッパー BOW WOW OMARION の合体アルバム。彼らは R. KELLY & JAY-Z の合体アルバム「THE BEST OF BOTH WORLDS」を念頭においてこのアルバムを作ったらしい。R&B とヒップホップの距離がどんどんなくなる潮流を象徴してるのかもね。この BOW WOW というオトコ、6歳で SNOOP DOGG のステージに立ち(BOW WOW という芸名もこの時にもらった)、JERMAINE DUPRI のプロデュースでアルバムデビューしたのが13歳と、超早熟。OMARION とは仲良しで、2005年のシングルでフィーチャーしたりもしてた関係。映画出演仕事が多いのも二人の共通点。「FACE OFF」と聞くとジョン・ウー監督/ジョン・トラボルタ&ニコラス・ケイジ出演の映画を思い出すけど直接の関係はありません。英語で「対決」って意味の慣用句なんでしょ?
●音楽の内容は、王道の R&B とは言えず、やっぱり当世風のアトランタ型ヒップホップという印象。売れっ子プロデューサーであり、もはや一流アーティストでもある THE-DREAM、クロアチア出身の KOOLADE というプロデューサーの仕事が印象に残るのでありました。
●ちなみに、このアルバムは義弟 KEN5 くんにもらったヤツだと思う。どうもありがとー。

JAGGED EDGE「JAGGED LITTLE THRILL」

JAGGED EDGE「JAGGED LITTLE THRILL」2001年
●またまたボーカルグループの音源。アトランタの重要人物、JERMAINE DUPRI によってフックアップされた4人組。DUPRI のレーベル SO SO DEF に所属、彼らとしては最大のヒットとなったこのアルバムも DUPRI の完全統括プロデュースであります。ジャケだけ見るとかなりワイルド系のポーズで、客演にも LUDACRIS、NELLY、TRINA といった、アトランタ~サウス系のワイルドなラッパーを多数召喚してますが、ナニゲに押さえる所は押さえた、オーセンティックなハーモニーも聴かせてくれます。これは グラミー賞を何度もゲットしているプロデューサー BRIAN-MICHAEL COX の手腕なのかも。この人は、USHER、MARIAH CAREY、MONICA、MARY J.BLIGE とも仕事してるシッカリ者。

TYRESE「2000 WATTS」

TYRESE「2000 WATTS」2001年
●フユミはこの人の楽曲もいくつか選んでるんだよな。TYRESE は、R&B シンガーでもありながら、積極的に映画やテレビで俳優の仕事もしてる。そもそもはファッションモデルで、MTV の VJ の仕事もしてた。著述業もやってるみたい。なんとも器用な人。アルバムのクレジットに登場する名前も一流ぞろい。THE UNDERDOGS、RODNEY JERKINS、BABYFACE、JERMAINE DUPRI、TRICKY STEWART…。SNOOP DOGG も客演してる。
●アルバムタイトルは電力単位のワットを意味してるのかと思ったら、ちょいと違った。彼は1965年「ワッツ暴動」の名で知られるロサンゼルス市ワッツ地区、コンプトンにも近いスラム街の出身。この土地に絡んで、CHARLES WRIGHT & THE WATTS 103RD STREET RHYTHM BAND という60年代のファンクバンドもいるね。ジャケ写の背景に映るのは、この土地の名物になっている WATTS TOWER というシロモノで、かつてこの地に住んだ左官のオジサンがたった1人見よう見まねで組み上げた14本の塔なのです。なんとなくガウディサグラダファミリア聖堂の尖塔骨組みにも見えるアウトサイダーアート…これを TYRESE「自由と歴史、苦闘、独立、力、そして高い信頼の象徴だと思っている。この塔が高くそびえている限り、オレはこの世界に対して真っ直ぐ前を向いていられる」と語っています。

TYRESE「ALTER EGO」

TYRESE「ALTER EGO」2007年
●2枚組の大作!ディスク1はオーセンティックな R&B アルバムだけど、ディスク2は完全なラップ/ヒップホップアルバム。器用な TYRESEココでラッパーとしてデビュー。わざわざ BLACK-TY という別人格を用意、結果アルバムタイトルは「ALTER EGO(分身)」。アメリカ人はなぜこの別人格ゴッコがこんなに大好きなのだろう?
R&B 面、レンジがそんなに広いとは言えない TYRESE のボーカルですが、落ち着いて聴ける内容であります。THE UNDERDOGS、TRICKY STEWART、R. KELLY を召喚。R. KELLY は客演としてサッと姿を現すだけで気分が変わる…やっぱスゴいな。珍しいトコロではアトランタのアゲアゲ大将 LIL JON がワリと真っ当なスロウジャムを提供。それと、THE UNDERDOGS 関係者としてのソングライター TANK。この名前もイロイロなトコロで見る。
●ヒップホップ面。R&B よりもヒップホップに馴染んでいるボクの耳にとって、コッチのグルーヴの方が単純で明らかに居心地がイイ。TYRESE、思った以上にノビノビラップしてます。そんでここぞというフックでは見事にウタってみせるので実にイイ感じ。やはり西海岸出身だからか客演はウエッサイ関係者が多い。犬将軍 SNOOP DOGG に始まり、DOGG POUND のメンバー KURUPTG-UNIT から離脱した THE GAME が参加。ダーティサウスからは、MANNIE FRESH、DAVID BANNER、LIL' SCRAPPY。NYからは METHOD MAN が飛来。

USHER「HERE I STAND」

USHER「HERE I STAND」2008年
●とっても地味系の DONELL JONES と同じ LAFACE のアーティストながら、生まれながらのトップスターとしてキャリアを作ってきた USHER奥ゆかしさなど1ミリもないド派手な R&B を展開します。たった13歳で、レーベル経営者だった LA REID に見出され、ファーストアルバムでは PUFF DADDY と、セカンドアルバムでは JERMAINE DUPRI、BABYFACE、TEDDY RILEY と共同作業。まさしく R&B のエリート街道を歩んできたオトコ。
●このアルバムでも力の限りの豪華なメンツが製作陣に加わっております。地元アトランタ人脈としては、TRICKY STEWART、THE-DREAM、POLOW DA DON、JAZZE PHA、JERMAINE DUPRI、JOHNTA AUSTIN、BRIAN-MICHAEL COX、BRIAN CASEY(この人は JAGGED EGDE のリードシンガー)などなど。その他にも STARGATE、SWIZZ BEATZ、NE-YO、WILL.I.AM などこれでもか!と言わんばかりの有名な作家/制作者が投入されてます。客演でも YOUNG JEEZY、BEYONCE、JAY-Z、LIL WAYNE だもんね、豪華過ぎる。
THE-DREAM らが手掛けた「MOVING MOUNTAIN」とか STARGATE「WHAT'S A MAN TO DO」、WILL.I.AM「WHAT'S YOUR NAME」華麗でトランシーなシンセ使いは、あくまで人力でエモーショナルな感情を演出する R&B の文脈を大きく覆す新しさに漲ってます。ここまでイっちゃうとなんだか笑えてくる。もっとこの路線が聴きたくなっちゃった。



R&B 世界の探求の旅フユミの結婚式キッカケで、たくさんの音源が楽しくなっています。まだまだ続けてみたいなあ。


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