●ひー。仕事が大変。つーかアタマが疲れる。慣れない新しい仕事が多いから。
●いかに今まで「手グセだけ」で仕事してきたかってコトだね。アタマを使ってなかったのだ。
●コレからは、勉強で知恵を吸収しつつ、必死にアタマを使っていかないと。



●昨日は新宿二丁目のバーで、会社の友達たちと飲んでたのです。
●名付けて、「文系の会」
「虚弱な文系」として、文学やマンガ、音楽の趣味を語り合う会、という目的。
●話題は内田百閒赤瀬川原平、トマス・ピンチョン、立川志らく、杉浦日向子、日渡早紀、岡野玲子、山岸凉子、細野晴臣、ジョニ・ミッチェル、ビートルズ、ブライアンイーノ、などなどなどなど…午前3時まで語ってました。
●バーがとってもイイ所だった。新宿二丁目の「ROSIE BAR」。70年代のシンガーソングライター系を中心に古典ロックをメロウに鳴らしてくれてる。JACKSON BROWNE SANTANA、YOUNG RASCALS とかが優雅にかかってた。それとタップリのアナログ盤。一枚一枚が溜息が出るほどの美品。キレイ…。
●カウンター腰にカクテルと選曲のリクエストを注文。TODD RUNDGREN をお願いできますか?「HELLO, IT'S ME」あたりから…NEIL YOUNG はありますか?「HEART OF GOLD」みたいな感じで…この曲はなんですか?あ、SLY 「FRESH」にこんな曲入ってるんですね…日本の曲もあります?大瀧詠一から鈴木茂へなんて雰囲気で…」もうウキウキだよ!

「ROSIE BAR」http://www.martha-records.com/rosie/index.html




最近の下北沢情勢。下北沢駅前再開発問題も踏まえて。


レコファン跡地

●ああ、レコファン下北沢店がなくなってしまった…。
●30年以上もあったお店だったそうですよ。ボクも大分お世話になりました。渋谷BEAMS店に統合されるとのことで。ボクはあの渋谷の店、ちょいと駅から遠くて好きじゃないんだよね。3月頃から大きく告知されてたんだけど…本当になくなっちゃうと寂しいな。
●これをキッカケに、ちょいと下北沢の現在の状況をレポート。



下北沢周辺の小田急線地下化工事も、着実に進行しております。
●毎四半期ごとに発行される「シモチカナビ」というお知らせチラシが駅のホームに置かれるんです。そこで毎度毎度の小路進捗をチェックするのがボクの習慣。
●その「シモチカナビ」最新版25号によると、地下化第一段階のトンネル本体工事はほぼほぼ完成しまして、そのトンネルの中に線路や設備を作る作業が進んでるとのこと。ホームのカタチもハッキリわかる程度のレベルまで、各駅の設備も工事が進んでるそうです。地下化、ナマナマしくなってきました。
地上部分の駅舎建築も始まってます。まだフツウの視点ではそれがどうなってるかよくわかんないけど。「シモキタナビ」によると下北沢駅はこんな感じ。

シモキタナビ1

●詳しくは「シモチカナビ」WEB : http://www.shimochika-navi.com/No25/index.html


●小田急線地下化そのものに対して、ボクはネガはないのです。ただし問題は地上部分の変化。
下北沢駅北口「駅前市場」は、数ヶ月前の段階にしてその半分以上が完全に営業をやめまして、タダの暗いトンネルになってしまっています。ボクがCD-Rを買ってたお店もなくなっちゃったし、個性的なエスニックカレーのお店も移転してった。今は立ち飲み風のお店がいくつかと、昔ながらの魚屋さん、ドラッグストア程度かな。
●そんで、建物の取壊しも一部始まりました。この写真は実は今年3月のモノ。重機を入れての整地作業をしている所を撮影しました。今はキレイにアスファルト舗装されて金網に囲まれた、行儀の良い工事用地になってます。アーケードもこの建物の部分は破れたワケで、そのお隣のお店は日光に晒されるようになってます。

駅前市場解体開始


あとね、井の頭線も工事が発生するのよ。つーか始まってるのよ。
●これね、あまり問題になるポイントもない気がするので心配はしてないんだけど、あまりにもシレッと始まってて、しかも細かく説明されてないからちょっと微妙で不気味なのです。小田急線はアチコチで説明しているんだけど、京王線は公式HPでも全然言及してないし、ボク自身も街のスミッコにある立て看板以上の工事情報を、どこからも取れないでいます。

井の頭線工事。

●看板、撮影失敗気味でごめんなさい。工事の主旨をかいつまみますと。

 1、小田急線地下化に伴い、井の頭線駅舎もチョイチョイ改築します。
 2、小田急線ホーム(地下化)と井の頭線ホーム(地上2階レベル)の乗換え導線をうまくやるために、
   ホームの半分を改築します。一方、西出口(鎌倉通り方面)は全然変わりません。

 ココまでは良い。

 3、茶沢通りから下北沢駅までの167メートルの線路区間を高架化し、その下にアクセス道路を作ります。

●なぬ!また道路が出てきたぞ!下北沢再開発問題は、どう見てもムダにみえる道路の建築が争点になってるのに、ココでまた道路がでてくるのか?!
●でもさ。順調に工事は進んでいるのさ。

井の頭線工事2

茶沢通りのバス停「下北沢駅入口」前から撮影。井の頭線の線路が上を通ってますよね。その左側が工事現場になってます。この地点から下北沢駅まで、井の頭線は土手というか盛土の上を通ってるんですね。この土手部分を全部とっぱらって高架線路にするのが工事の目的です。すると、今まで土に埋まってた部分が有効に使えるわけです。工事現場の中をのぞくと、もうガリガリモリモリ盛土を掘り進んでます。
●ちょっとソースの記憶が微妙で申し訳ないんですけど、ココに京王電鉄はテナント施設を作ったりするツモリという話とか、歩行者主体の道を作るツモリとか、というカタチでボクには伝わってます。少なくとも自動車がワサワサ通る道ではない。まークルマがワサワサ通る道がココにできるなら、別途問題になっている「補助54号線」という大分オオゲサな新設道路工事(&その道路のために立ち退きを迫られる個性的なお店たちの問題)の必要性も変わってくるかもしれません。
●テナントが出来るのもチョイチョイ微妙。最近の下北沢南口は以前はなかった高層テナントビルもいくつか登場しています。他の街ならあまり気にもならない5階〜10階程度の建物。そこで大幅に街の雰囲気が損なわれるとは、ボクはあまり感じてなかったんですけどー、いざいざそんな建物が出来てみて入ってくるお店は、ツマラナイ居酒屋チェーンだったりダイソーやユニクロやカラオケだったりで、まーオモシロくないです。別に便利にもならないです。ちゃーんとした個性的なマネジメントやブランディングで、街の価値向上に貢献するテナント運営をお願いしたいです。


●大分古い話になりますが、去年の八月にこんなイベントが。行ってきました。

 『SHIMOKITA VOICE 2011 シモキタ再生』
 シンポジウム「区長とともに考える シモキタらしい駅前広場と街づくり」
 2011年8月28日(日)14:30~17:30
 出演:保坂展人(世田谷区長)
    大友良英(ミュージシャン)
    柏雅康(しもきた商店街振興組合理事長)
    服部圭郎(明治学院大学経済学部教授)

「SHIMOKITA VOICE」はこの下北沢再開発に対して大反対のポジションにある団体/運動の1つであります。毎年1回、アレイホールというスペースでイベントを催すのです。ボクはこの時で二回目でしたね。
今回の注目は、保坂展人区長本人が登場する!というポイントでありました。社会党系のキャリアで国会議員として活躍してきた人で、テレビにもよく出てたからボクも顔を知ってた。そんな人が世田谷区長になったのは震災直後の去年4月。なんで国会議員から世田谷区なの?のワケは今だに知りませんけど、下北沢再開発問題の見直しを主張してた部分でボクは彼を支持。世田谷区民/下北沢エリア住民として、一体どんなことしてくれるの?という期待を持ってました。
●去年段階でこのイベントにこのブログでなんら言及してないのは、まーあんまり身のある内容をこのイベントから嗅ぎ取れなかったからです。区長自らがこんなイベントにわざわざ出て来る根性は買うけど、結局つっこんだ発言はなかったでしたし、「既に地権者との話し合いが進んでる部分もあるんでね…」と既にゼロまでおハナシはもう巻き戻せないモードの雰囲気を出してたし。そんでド派手なアクションがその後の区政で結局あったのかなかったのか微妙だし。
●ただ、下北沢問題は非常に利害の整理が難しくて、当事者や関係者がその主張を集約できない状況にある、という空気は嗅ぎ取れた。柏雅康(しもきた商店街振興組合理事長)さんの出席も今回の大きなトピックだったらしい。「しもきた商店街」は今回の再開発で一番大きな立ち退きを強いられる北口エリアの商店街組合。組合の公式な立場は「完全中立」。なぜなら、商店街内部でも立ち退きに対しての温度差がありすぎて、つまり実際の立ち退き当事者とそうではないお店との間に差がありすぎて、これは組合としての方針や立場は出さない方がよいだろう、という状況だからだ。イベント主宰の「SHIMOKITA VOICE」は言うなればこの問題の過激派セクトですから、当事者の商店街がそんなことじゃ困るよ的空気を出しまくってまして…ただ、そんな両者が同じ場面で公式に会話するというコトすらが意味のあるコトだったらしい。あ、前提として下北沢にはたくさんの商店街組織があって、南口や一番街や東通りなどなどに別個の組合があり、その組織間のヨコ連携がこの問題に対してあるかというと、まるでなさそうな感じでした。

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保坂展人・世田谷区長。

このシンポジウム、なぜかミュージシャンの大友良英さんも参加してまして。
●彼はミュージシャンとしてこの下北沢を舞台に活動してきた縁もあって…なんて建前じゃなくて、「SHIMOKITA VOICE」の中心人物とおぼしき大木雄高さんというかなり味出てるオジサンにヒキコマレました的な雰囲気でした。ただし、福島県出身の大友良英さんはこの震災モードの中で自らフクシマ支援の運動を立ち上げている段階でしたし、その観点から地域問題を冷静に、かつ温かい愛情をにじませつつ、場の空気をうまく和ませながら、語らってくれていました。素敵な人柄。
●もちろんその後に行われた、大友良英+テニスコーツのライブパフォーマンスもしっかり堪能しました。段取りがあまり決まってない模様で、床一面に撒いた楽譜をその場で拾い上げて一曲を丁寧に演奏する雰囲気がとてもピースフル。ギターの音がキレイだった。

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大友良英さんと、テニスコーツの2人。床に楽譜が散らばってるでしょ。


●参考文献。このシンポに出席した明治学院大学の先生の本。

道路整備事業の大罪 ~道路は地方を救えない

服部圭郎「道路整備事業の大罪 ~道路は地方を救えない」
●道路工事は一時的に地元建築産業にお金を落とすが、近隣の大型商圏に地域経済を組み込んで地元商店街を滅ぼすとか、若者を地域から都会へ吸い出してしまう大きな要因になったりとか、結果的に地域の活力を削いでしまうという主張が書いてあります。下北沢の道路開発にどれだけ当てはまるかどうかは微妙だがアレコレ勉強にはなりました。






●音楽の話。

東京スカパラダイスオーケストラ「WALKIN」

東京スカパラダイスオーケストラ「WALKIN'」2012年
●先日、ライブを見てきたスカパラの最新盤を買ってきました。先日遊びに行ったライブ@代々木第二体育館の興奮が蘇る!DEEP PURPLE JON LORD ばりのハードなキーボードプレイが炸裂する「RETURN TO SUPERCHARGER」、ライブでメチャピースなヴァイブを放った「BRAZIL」など聴き所満載。ゲストもロスのミクスチャーバンド FISHBONE のボーカリスト ANGELO MOORE から、先日のライブでも活躍した EGO-WRAPPIN'中納良恵、そして菊池成孔、上原ひろみなどなど豪華なメンツで素敵。
●DVDの海外ツアー映像が迫力満点。スタジアムを埋めるメキシコ人の前でプレイするバンド。カッコイイ。「トウキョウ!トウキョウ!」オーディエンスから自発的に上がるコールに、思わず感じ入る谷中敦さん。彼は返す。「日本のために祈って欲しい!」すると「ハポン!ハポン!ハポン!(日本)」メキシコツアーは、震災直後の4月だったのです。ちょっと胸が熱くなりました。
●DVDにスカパラファンの知人が映ってるって話だけど見つからなかった。残念。


FISHBONE「FISHBONE」

FISHBONE「FISHBONE」1985年
●黒人メンバーによる、スカミクスチャーロックの先駆的存在ですね。ボーカル ANGELO MOORE スカパラの前述アルバムにゲストしてたので、このレコードに針を落します。ファンクやR&B、ハードロックやメタルまで貪欲に吸収するスタイルは、ロスの同郷バンド、RED HOT CHILLI PEPPERS にも通じる逞しさを感じさせます。このファーストアルバムに収録されてる「PARTY AT GROUND ZERO」12インチはよく聴いたモンです。
●かつて雑誌で読んだインタビューの記憶。このバンドの音楽は当時のアメリカ市場では微妙な位置にあって結果突き抜けるセールスを得る事ができなかった…黒人バンドとしてはあまりに音楽が白人ロックに近い、しかし白人が聴くには音楽がブラック過ぎる。そのジレンマにリーダー ANGELO MOORE は悩んでたようだ。そもそもで黒人でありながらロスの白人コミュニティに育った彼は、このジレンマに直面した時にアイデンティティクライシスに陥ってしまったという。無意識に自分のルーツを奪われていたような気持ちになった…本当は黒人なのに白人のモノを刷り込まれて育ってしまったと。微妙…白人が黒人の音楽を鳴らすと受けるが、その反対は受けない…。ELVIS PRESLEY EMINEM RED HOT CHILLI PEPPERS もこの構造に乗っている。ここに政治的なコンテキストがあることをリスナーは知っておかないといけない。しかしその特殊な立場が彼の音楽を独特なモノにしているのはマチガイナイ。


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