瀬戸内海に「ウサギ島」があるという…。
瀬戸内海に「ウサギ島」があるという…。
瀬戸内海に「ウサギ島」があるという…。
瀬戸内海に「ウサギ島」があるという…。





(我が家のウサギ、もなか。)(我が家のウサギ、もなか。)

●今回の旅行にあたり、我が家のウサギ、もなかをペットホテルに預けることになりました。
●そこでワイフが検索した結果、上石神井にウサギ専門のペットホテルがあることがわかりまして。
●で、ソコにもなかを預けて帰ってきた娘ヒヨコが大興奮でボクに報告!「ペットホテルの人がね、広島にはウサギ島があるって言ってたよ!」ボクらの旅行の予定をなんとなく話したら、さすがウサギの専門家、「ウサギ島」なる存在をヒヨコとワイフに説明してくれたという。
「人のほとんど住まない島に、たくさんのウサギが平和に暮らす」…ヒヨコにとっては夢のような島だ。野生のシカが神社をウロウロしている島といい、瀬戸内海は様々なファンタジーに満ち溢れている!

「ウサギ島」は、大久野島(おくのしま)という。
瀬戸内海に浮かぶ周囲4キロの小島、ここに野生化したウサギ300羽が仲良く暮らしているらしい。島には産業らしいモノは何もなく、このウサギと地元の海の幸を売りにした国民休暇村があるだけ。この宿関係者しか住人は誰もいない、ウサギだけの楽園というわけだ。オモロイじゃないけ!ヒヨコ、この島に連れてってやるじゃけえのお!
●そこで、旅行最終日の行程にこの島をネジ込むべく、深夜ホテルのロビーで検索しまくったですよ(ホテルのロビーにしかWIFIが通ってない…)。


●で、これがスゲエ遠いんだわ…。一瞬なえるホド、遠い。

大久野島

●広島っつーか、尾道の方が近いな…。島が小さすぎてよく見えない。他の島は橋で繋がってるけど、そんなケアはされてないね。いったいどんなトコロなんだろう?


●つーことで、朝8時のJR在来線に乗る。道のりは広島駅から2時間。
JR広島駅から山陽本線で、三原駅を目指す。新幹線こだま号が停まる駅ね。ココへ各駅停車で1時間15分ほど。通勤ピークタイムなので広島駅はサラリーマンや学生さんでイッパイ…でも通勤圏エリアを出ると車内はスカスカに。
三原駅からはさらにローカルな単線路線、呉線に乗換え。必死な時刻表研究の結果、スムーズに接続出来たけど、基本一時間に一本しか運転がない。ヒヨコ「からすやま線みたいだね!」都会暮らしのヒヨコにとって地方のローカル線は先日亡くなったボクの祖母が暮らしていた栃木・那須烏山の烏山線しか知らない。そんな2両編成のワンマン運行に揺られて20分ほど…。

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JR呉線・忠海駅に到着!
忠海「ただのうみ」って読むんだけど…マジでただのウミしかない。半無人駅で、駅前には人気のない旅館ひとつ以外にはナニもない…コンビニひとつありません。平清盛の父・平忠盛が海賊退治でナンチャラで…というエピソードがあり、つまり「忠」の字は平忠盛に由来してるそうです。あ、スマホでマップを見るとアヲハタジャムの工場がある。
●しかし、そんなコトはどうでもよくて!駅の裏手にはそのままマブしい瀬戸内海が広がってて、もうその対岸に大久野島が見える!

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●早速、フェリーに乗る。つーか、ちっこい!

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●今回の旅行では、何回か船に乗ったけど、一番ちっぽけだね!まー娘ヒヨコは心配なくテンションアゲアゲだけど。一応117人乗り、片道300円。お昼の時間帯は2時間に一本しか便がナイからご注意を。
●桟橋に到着すると、この大久野島で唯一の施設らしい施設、休暇村・大久野島からのお出迎えバスが待っててくれる。宿泊の予定がない日帰り客であるボクらでも、気兼ねなく乗せてくれた。

・くわしくはコチラ「山陽商船グループ」忠海~大久野~大三島【盛】(大三島フェリー)
 http://www.f00-137.121.168.210.fs-user.net/htdocs/?page_id=19


さて、こっから、ウサギ天国である!
●ボクらが島に到着したのは午前11時前。もなかの生態に詳しいヒヨコによると「ねむくなって、ぬーんってカオしてねそべってる時間」。よく知らんがウサギは夜行性で日中時間はボケーッとしてるらしい。果たして「ぬーん」なモードのウサギたちは我々を出迎えてくれるのか?

我が家と、ウサギのファーストコンタクト。iPhone で動画収録してみました。わお!楽しい!



●夏のキツい日差しを避けて、ウサギたちはみんな木陰に隠れて「ぬーん」状態でありました。しかし、すでに人間に馴れッコとなったウサギはエサがもらえると分かってて、一斉にワラワラと集まってくる。まさに大歓迎!休暇村のロビーでは、コップ一杯のペレットが100円で売られている。ニンジンは前もって持参しました。

IMG_1208.jpg(ぬーん。カッタルイ…。)

IMG_1216.jpg(ペレットだ!ワラワラ!)

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●いつのまにか、息子ノマドが連中のおうちにお邪魔してる。コドモじゃなきゃ入れないほどの低木ですよ。そんで人気者。うらやましい。
●休暇村では、レンタルサイクルもやってる。2時間で400円。島をチャリチャリサイクリング。
●木陰には大勢のウサギが潜んでる。巣穴も至る所にある。ウサギパラダイス。ワラワラ。

IMG_1221.jpg(ウサギに囲まれて全然自転車が進まない)

IMG_1228.jpg(海水浴場もあるよ。)



でもね、この島にはもう一つの暗い顔もあるのです。戦時下のダークサイド。

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大久野島毒ガス資料館。
第二次大戦の時代において、この島は、旧日本軍の化学兵器工場だったのです。
「ウサギ天国」「化学兵器の秘密工場」。この落差。

●明治時代の国防計画で、この島はいくつかの砲台を備えた要塞として整備されました。日清・日露戦争当時では瀬戸内海は戦略上の重要拠点だったのですね。その砲台跡は今でも見学できます…行かなかったけど。
●1929年、満州事変まであと2年となったこの年に、この島に毒ガス工場が設置されました。当時最先端の化学兵器開発拠点として、その存在は極秘とされ住民は強制退去。なんと、地図の上からも島の存在が消されました。資料館に展示されてる当時の地図には、この島が全く描かれてません。研究所や工場に関わる人々はその職務を口外することはできませんでした。
●戦争が激しくなると共に、ココで働く人は増えて、最盛期は5000人に達したといいます。通勤船が毎日往復して、昼夜2交代制の13時間労働で男女問わず多くの人々がココで毒ガス製造に従事しました。展示品を見る限り、果てしなくローテクな設備の中で作られた劇薬たちは、やっぱりその工場労働者の健康をしっかり損なっており、多くの人々が戦争が終わった後も障害に苦しむことになります。
●戦争が終わると、GHQによってこの施設は破壊され、製造された毒ガスも処分されました…まとめて海中投棄したようだけど、それって大味じゃないのかな?その後もこの島に住む人はなく忘れ去られたみたい。旧日本軍が毒ガス製造を行っていたコトが世間一般に知られたのは1984年のこと。それまでこの島で起こっていたコトを知っていたのは一部の人だけだった…。
●ボクがこの資料館で見物してた時は、修学旅行とおぼしき中学生の団体さまがセッセと展示を見ながら一生懸命メモをとってた。隣の部屋ではビデオの上映もしてた…内容はよくワカラナかったけど、日中戦争の説明をしてたっぽい。ガンバって勉強しろ青少年。

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●これは、工場労働に従事した毒ガス障害者の慰霊碑。そのワキに千羽鶴が掲げられていました。


さて、この島のウサギがどこから来たのか?
●一説ではこの毒ガス工場が実験動物として飼育してたウサギの子孫では?なんて話もあるようですが、本当は、地元・忠海の小学校が飼いウサギをこの島に放したというダケらしい。だからといって、この島にウサギを捨てにきてはイケマセン。既に十分すぎるほどワイルドになったウサギたちと、今の飼いウサギではパワフルさが違うので、イジメラれたり、エサをゲットできなかったりしてスグに死んでしまいます。

大久野島MAP

●ご参考に島の地図をスキャンしておきます。クリックして拡大して下さい。


●この島について教えてくれた、ペットホテルの人。「え!ウサギ島にホントに行ったんですか!よかったですね!」重要な情報ホントにありがとうございます。娘ヒヨコ、来年は島内の休暇村に3泊4日したいと叫んでますよ。



●さて、広島で入手した音楽を聴くよ。ウサギにちなんで女子モノを聴いてます。

ナンセンスラブレター「ラブレター フロム ナンセンスラブレター」

ナンセンスラブレター「ラブレター フロム ナンセンスラブレター」2011年
●前の記事で紹介しました広島の特殊レンタルショップ FRIPP MUSIC のご主人オキモトさんが激オシしてた女子ボーカルユニット。オキモトさん「相対性理論すきですか?」そう、ズバリ相対性理論やくしまるえつこ嬢みたいなフワフワボーカルです。札幌で活動するユニットで、彼の地のレーベル BAKERU RECORDS からのリリース。YOUTUBE にも自分たちで制作したMVを沢山発表しているようです。ただし、相対性理論のように聴く者を突き放すようなクールさは薄くて、少々ローファイ気味で、チンマリしたチャーミングさがカワイイ愛玩動物を連想させるのであります。

一意制せかいち「ムロンオムロン」

一意制せかいち「ムロンオムロン」2012年
ナンセンスラブレターのボーカル女子兼ソングライター、つづきさやの別ユニット。バンドやミュージシャンが楽曲ごとに入れ替わってるから表情が多彩だけど、つづきさやさん本人のボーカルスタイルは頑強にフワフワゆるゆるしてるので、その個性は全くブレてない。
●なんで広島と縁があるんだっけ…? FRIPP MUSICオキモトさんに伺ったけど忘れちゃった…。ただし今のトコロこの音源を店頭で取り扱ってるのはこの広島のお店だけだし、ナンセンスラブレターの売上もこのお店がダントツらしい。下北沢 MONA RECORDS でソロライブもあったそうで。そのネットの評判を見ると、ご本人、モデル体型の長身で、振りを付けてウタを歌ってたそう。一度生で見てみたいなあ。

大森靖子「PINK」

大森靖子「PINK」2012年
●ああ、うってかわって、ヒリヒリするような絶唱系シンガーの登場です。ああ、後藤まり子さんの音楽に初めて遭遇したようなショックだ。最低限のギターと耳障りな声が、見なくていいモノ見ずに済むならソレに越したコトないモノをがっぱがっぱと陽の光に晒して、ソコからカサブタをひん剥いたおかげで血と膿が混じって滲むようにベタベタしたモンが出て来るような、ダメだコリャな気分をばーっと周囲に噴射する。帯コメが、水中、それは苦しいジョニー大蔵大臣だから、普通の音楽じゃないと思ってたよ。予想通りに、いや予想以上にビリビリしてるよ。

PERFUME「JPN」

PERFUME「JPN」2011年
●この流れでいきなりドメジャー。とうとう世界ツアーまで決定してしまった広島発の3人組。コレを買ったフタバ図書では、彼女たちをアイドルのコーナーに並べずジェイポップ扱いにしてた…おかげで探すの手こずった。もう彼女たちはアイドルじゃないんだ。奥田民生がカバーした「レーザービーム」が耳から離れないので、買わずにはおれませんでした。最初からのクールっぷりが変わらないのっちが相変わらずボクのお気に入りでありますが、最近イイ感じにアブラが抜けてきたあ〜ちゃんも、ワリと捨て難いと思う今日この頃です。

THEE HEADCOATEES「HERE COMES CESSATION」

THEE HEADCOATEES「HERE COMES CESSATION」1999年
●ガラリと変わって、イギリスのガレージパンクです。70年代から活動するガレージ奇人 BILLY CHILDISH のバンド THEE HEADCOATS女子バックボーカル部門が独立してアルバムをリリースしておりました。その最後の作品なのかな?西新宿のレコ屋 VINYL VINYL JAPAN RECORDS としてこの作品をリリースしてる。BILLY CHILDISH の音楽に特徴的な、スカスカしてるけどその隙間の熱量はハンパない、ぶんぶんドライブするガレージ魂がココでも炸裂してます。80年代ハードコアとも、00年代のガレージリバイバルとも全然違う文脈のパンク。パンク以前の原型がある。
●イギリス南東端にある街メドウェイというトコロで、この BILLY CHILDISH を中心とした独特のシーンが存在してるみたい。様々なガレージバンドが登場して、彼のレーベル HANGMAN RECORDS から音源を発信してたそうです。THEE HEADCOATEES も本体の THEE HEADCOATS も今は活動してないようだけど、BILLY CHILDISH 自身は昔からそうしてたように、様々な名義で今も活発に活動してるっぽいです。あ、有名な話だけど、THEE MICHELLE GUN ELEPHANT は、THEE HEADCOATS から拝借してわざわざ定冠詞の THE THEE にしてたそうです。意味?フツウの THE と変わらないんじゃないかな?




●フツウの広島旅行についても書かないとイケナイよね…。

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