「シモチカナビ」vol26

「シモチカナビ」vol.26 を入手。
●三か月おきに配付される「下北沢周辺の線路地下化工事」情報フリーペーパーの最新号が今日出ました。チェック!
●着工から9年目に入ってますこの工事。今回の記事で「来年はいよいよ在来線の地下化」という表現が出てきました。おー!とうとう地下化だ!地下化のための仮駅舎にまつわる工事もどんどん進んでる。
●問題は、地下化が行われてからの、線路跡地利用問題だ。小田急が発信するこのフリーペーパーでは仮駅舎&新駅舎までしか言及はなされず、跡地利用についてはノーインフォ。さーどーなることやら。勝負は来年以降。



●脈絡ないけど。
フジテレビのホームページで見かけた言葉が、ちょっとよかった。
 「どーでもいい事ほどおもしろい」

●ただし、昨日フジテレビニコファーレで発表した新人デジタル女子アナ「杏梨ルネ」は、なんだかデザインがとても安易に見える…。リアルの人間と並べたワリには異常に安っぽいし、アニメキャラ風にまとめたワリには萌え切れもしない中途半端さ。残念な気がする。それでも、うまくハジケルのかな?

002l.jpeg
rune.jpeg(実は、江川達也さんのデザイン…。)




●さて、ボクも先日、ニコファーレに行きました。ライブを観たんです。

UNIST「無限フライト」

UNIST「無限フライト」2012年
●今どきのジェイポップ感覚として高機能にキャッチーなメロディと、アコギギター三人組のコーラスワークが楽しいこのユニットがエイベックスからこのシングルでメジャーデビュー。そのリリースイベントがニコファーレで行われたのです。9月12日のコトです。いやー、素朴に360°のLEDモニターでのCG演出はライブをゴージャスにするし、コメントの弾幕でコール&レスポンス的なコトをするのもオモシロいと思ったのでした。このライブのニコ生配信視聴者は2万人を超えてました。

UNIST「WHO ARE U ?」

UNIST「WHO ARE U ?」2011年
●ボクはこのユニットに関しては、インディーズの段階から注目してました。TSUTAYA 限定で即完売した一番最初の音源「キエナイ花火/U.N.I.S.T.」も、アマゾンで在庫切れになってるセカンドシングル「あしあと/SUMMER DAYS」も聴いてます。もちろん、去年の年末にリリースされたこのインディミニアルバムも。ライブも今回で四回目ですね。

●実は、ボクが彼らに強く弾かれるのには理由があります。彼らはルックスだけで見れば完全に今ドキの若者でありまして、チャラい連中にも見えます。しかし、ここまでに至るまでに随分と苦労を重ねてきてるのです。3人のメンバーのウチ2人がコレ以前に別のバンドやソロ名義でメジャーデビューをしており、ソコで挫折を経験しているのです。メジャーデビューこそがアーティストとしてのゴールのように見えていた時代は実はとっくの大昔に終わっており、そこから始まるサバイバルゲームが、猛烈な地盤沈下に苦しむ音楽業界全体の問題になってるのが今日の状況。メジャーと組む事自体がハテナ?とされるような気分さえある…七尾旅人さんの活躍や津田大介さんの「未来型サバイバル音楽論」とか。

●そして、メンバー最年少の上間善一郎クン。今年27歳の彼はメジャーデビューはしていない。でも彼はテレビを介してお茶の間に5か月間登場していた時期があった。当時18歳だった彼は日テレ系の朝番組「ズームイン」自転車で全国縦断をしながらギター弾き語りの旅をしていたのだ。「ズーム」の後継番組「ZIP」ダイスケくんが白犬兄弟ジッペイくん(R.I.P.)を連れて旅してたのとちょっと相似してるんですけどね。大阪からアテもなく上京してハチ公前で一人ギターを鳴らしてたトコロをひょんなキッカケでフックアップされたただのティーンネイジャーだったはずなのに、この企画で上間クンが歌ってたオリジナル楽曲「大切な詩」ホントに天才肌の瑞々しさを放っていて、完全にボクは心奪われたのです。その後、インディーズから2枚のミニアルバムをリリース。路上スタイルを直球に再現したファーストもよかったし、実にワイルドなジャズベーシスト日野賢ニさん(日野皓正の息子)をプロデューサーに迎えたセカンドも独特のファンクネスをバンドサウンドに取り込んだ野心作でオモシロかった。…ただ、ココから彼は一旦シーンを去ってしまうのだけど。

音楽の道の半ばで挫折した3人。それぞれ知人の間柄だったらしいけど、敢えてこのメンツでバンドを組んでみようと決意したのは、誰もいない深夜の路上セッションだったという。本当にゼロ、いやマイナスの中からもう一度立ちあがろうとしている彼ら。2010年に路上活動開始。徐々に評判を集めるも、震災状況でまたお客さんはゼロに。それでも彼らは諦めずに活動を続けた。その物語に惚れた、ってのが正直な気持ち。
ニコファーレのライブのシメで、リーダー格の GAKU(彼はえちうらという名前のバンドでドラマーを務めてた。今はギターボーカルでセンター)が語ったMCが印象的だった。
「みんなうっすらと知ってると思うけど、オレらメジャーデビューは初めてじゃない。以前はいつも誰かのせいにしてた。なんとなく音楽をしてた時もあった。でも契約が切れてしまった時、もっとやれる事があったはずだったと思った。もうそんな思いはしたくない。毎日を真剣に生きる。音楽がやれる事を大切に思ってこれからをガンバル!」
●この言葉、心に染みた。ぶっちゃけ、ボクは今なんとなく仕事をしてる。流してる場面がある。そんな自分を恥じた。

もちろん、彼らの音楽も好きだ。別に彼らの境遇に同情とか共感とかをしてるだけってワケじゃない。実は、彼らの魅力はライブこそにある。CDはバンドサウンドになってるし、ジェイポップとして高機能なアレンジが施されている。でも彼らは路上育ち。実は三人の声とアコギだけで完全に世界を作り上げるコトができる。そのシンプルな構造の中で豊かな奥行きを作ることができる。それが最高の魅力だし、すっかり書斎派となってライブ頻度が低下しきったボクにわざわざライブハウスまで足を運ばせる動機になってる。ゆずコブクロ路上出身のデュオとしてビッグになったけど、実は路上出身のアコギトリオはいそうでいないニッチになってる。ココにボクは彼らの勝ち目があると思ってる。
「ONE DAY」って曲のリリックも好きなんだ…ボク自身が病気やアレコレで予定よりかなり遅れてる当事者だからかな。

 「365の坂道だって 限界振り切って駆け抜けてく
  いつかもっと遠く いつかもっと遠くいける
  予定よりかなり遅れた電車から ちょうど見える夕陽があるらしい
  そんな偶然に きっとココロオドル ONE DAY
  もっと超気ままに きっとずっと明るい ONE DAY」



●ムリヤリの連想かもしれないけど。ボクにとってはこういうこと。

CROSBY, STILLS, NASH  YOUNG「DEJA VU」

CROSBY, STILLS, NASH & YOUNG「DEJA VU」1970年
●完全にジェイポップ志向の UNIST と70年代フォークロックのこのバンドでは全然接点ないでしょ?と皆さん思うでしょ。ただし、上間善一郎クンが既にキャリアのあるミュージシャンと三人アコギ&ハーモニーで音楽をやるという情報を聞いた瞬間に連想したのは、すでにソレゾレが十分なキャリアを積み重ねた才能が4人も合体したこのスーパーバンドだったのです。そんでアコギでしょ。フォークアプローチでしょ。お互いの個性を出すトコロは出す、メンバー全体でまとまるトコロはまとまる。やっぱ接点あるでしょ、同じでしょ。
●そもそもで、このアルバムが好きなんです。聴き所がイッパイ。NEIL YOUNG が切々と歌う「HELPLESS」の侘しさ。コーラスの美しさと躍動するファンクネスが同居する STEPHEN STILLS「CARRY ON」GRAHAM NASH が当時付き合ってた JONI MITCHELL のペンによる「WOODSTOCK」もグルーヴィー。このアルバムに収録されてないけど、同時期にリリースされたシングル曲「OHIO」も忘れちゃならない。ベトナム反戦デモをしていた学生に州兵が発砲、4人の若者が殺された事件を歌ってる。
NEIL YOUNG が好きなので、このブログでも音源を紹介したコトがありますが、決して彼だけヒイキじゃないですよ。STEPHEN STILLS のソロも、DAVID CROSBY が所属してた THE BYRDS もかなり好きです。そのうちちゃんとご紹介したいです。




●さて、UNIST の動画を貼っておきます。キチンとしたジェイポップ。メジャー仕事。



関ジャニ∞に楽曲提供もしてるんだった。映画「エイトレンジャー」主題歌は彼らのペンによる楽曲。

スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://unimogroove.blog4.fc2.com/tb.php/1420-a0805c51