羽根木公園で、オソトヨガ。

おそとよが

●春と秋に、オソトでヨガをするのが、ボクの通ってるヨガ教室の習わし。
●環境が変わるのは楽しいね。今回は、最近体重が気になるワイフと好奇心マンマンの娘ヒヨコも一緒に連れてった。
もう秋だね。風がちょっと涼し過ぎると思った。



●ヨガ教室で知り合った女性マンガ家の作品が「YOU」で連載されてるコトがわかった。

月刊「YOU」

●へー。こんなお仕事してるんだ…感心しちゃった。話してる分にはただ楽しいお姉さんなんだけどな…画も丁寧で落ち着いたおハナシを描く人だったんだ。名前バレしちゃうとよくないので、その女性マンガ家の作品には触れないけど。
●さて、この「YOU」萩尾望都の新連載が始まってたのね。「王妃マルゴ」。まだ連載第二回。今なら連載第一回がウェブで読める。16世紀フランスでの旧教新教対立で悲劇に巻き込まれる女性。90年代にイザベル・アジャーニ主演で映画にもなったお話だな。これ楽しみ。チェックしないと。
●知人が描いてると知って初めて買った「YOU」。読んでみると、イケテル作家さんがいっぱい描いてるのね。二ノ宮知子さん(「のだめカンタービレ」)、山下和美さん(「天才柳沢教授の日常」)とか。日テレがドラマ化した「デカワンコ」「トッカン 特別国税徴収官」もココの連載だったのね。


●ですので、今日はマンガの話ばかりで。
まずは、シンプルで淡々とした描写が味わい深いと思った三冊。

益田ミリ「オレの宇宙はまだまだ遠い」

益田ミリ「オレの宇宙はまだまだ遠い」
●この人も月刊「YOU」で連載のある作家さん。規則的な四コマ定型と、スゲえシンプルな画で淡い日常をふんわりと描いてる。高野文子さんのスタイルをもっとシンプルに削ぎ落としちゃった感じ?ここで描かれるのは、超平凡な書店員である土田クンの、悩みがあると言えるホドでもない、ボンヤリとした日々。でも結局コレがボクらにとっても本当の、前にも後ろにも進まない/進んでいるように思えないリアルかも。この人の本、他のアイテムも一気に読みたくなった。「すーちゃん」シリーズってのがあるらしい。「YOU」連載は「泣き虫チエ子さん」という作品。

冬川智子「マスタード・チョコレート」

冬川智子「マスタード・チョコレート」
●こちらもケータイコンテンツとしての定型四コマで、淡々とした女子高生の日々を綴ってる。自意識過剰で変わり者の主人公つぐみちゃんが、美大受験を通して知り合う様々な人々と少しづつココロ通わせていく様子が、起伏の少ないストーリーの中でとても丁寧にそして大切に描かれてて。イイな。若いってイイな。

能町みね子「ときめかない日記」

能町みね子「ときめかない日記」
●これで淡々スタイル3册目、だけどネガティヴ。26歳処女の男っ気ゼロの生活に一人焦りながらも、目の前にあるのはとっても地味な日々。これまたシンプルな画風で、でもそれを生活の粗末さと哀愁に結びつけるカチカチにサムいスキマの描写に溜息。コレが福満しげゆき「僕の小規模な生活」みたいなスタイルならそのまま自虐の笑いに持ってイケルけど、笑いに持ってイケナイドン詰まり感。
●作者の能町みね子さんは、性同一性障害から性転換した女性で、そのリアルライフをマンガにした「オカマだけどOLやってます。」で世間に出た人。つまり、ときめかない生活は、オカマだろうがストレートだろうが関係がないのですよ。

●ここからフツウにマンガトーク。

西炯子「姉の結婚」

西炯子「姉の結婚」2〜3巻
●アラフォーに差し掛かった女性が故郷に帰って静かに一人暮らすつもりが、かつての同級生がイケメン精神科医になってて再会。なんて設定展開は、前述「ときめかない日記」から見ると恐ろしくリア充願望ムキダシすぎてビビる。そんで割り切ったセフレ関係を微熱ハラミで運行中…って、あまりにマンガチックでリアリティないよー。でも、そんな潤いが市場には需要として存在してるコトに感心してるボクがいる。

中村珍「羣青」上中下巻

中村珍「羣青」上中下巻
●地獄のDVを受けてた女性が、その女性を恋慕するレズビアンの友人に夫を殺させる、という強烈な前提から出発して、ひたすらデストロイな逃避行を描くタフで重厚なストーリー。デストロイなのは彼女たちの逃走劇ではなくて、共に逃走する二人の感情の激しい摩擦。読むコチラにも覚悟と体力を要求する。

末次由紀「ちはやふる」18

末次由紀「ちはやふる」16〜18巻
●競技かるたで青春を描いてたはずが、競技かるたで完全なスポ根モードに入ってしまった気配。少女マンガのはずがラブい要素がほとんどなくなっちゃったよ。

日本橋ヨヲコ「少女ファイト」9

日本橋ヨヲコ「少女ファイト」9巻
●この人の画のウマさはドンドンスゴくなってるぞ。メリハリが異常にクッキリとした輪郭線やトーン使いは結果として高性能にポップ。だけどストーリーは最高にウエット。こちらもラブい展開は今回抑えめで、新たな敵キャラで不穏な気配。

久保ミツロウ「アゲイン !!」5

久保ミツロウ「アゲイン !!」5巻
●この作家はそのオモロいストーリー展開とダメ男描写に評判が高いけど、やっぱり基本的に画力の高い人だよね。そこもっと評価されないとダメよね。それと、人物の性格描写が複眼的で、主人公一人称みたいな単純な読み方が出来ない。登場人物それぞれ主観の多元的な感情がすごく丁寧に描き込まれてて、とっても女性らしい表現だと思う。いつも感心しちゃう。あ、それとコチラはラブ度圧力が徐々に増しつつある。

わらいなく「KEYMAN」1

わらいなく「KEYMAN」1巻
ちょいゴシックな画風はアメコミテイストでポップだけど、魔法も怪物もイッパイ出てくるぞ。ヴィレッジヴァンガードは奇妙な在庫でイッパイで、こんなアイテムも勢いでゲットしてしまう。

諫山創「進撃の巨人」8

諫山創「進撃の巨人」7~8巻
「巨人が人間を食らう」というトリッキーな世界観設定が、人間の派閥間闘争も巻き込んで妙に生々しくなってく展開にワザアリ!ますますノメり込める。そんで、この世界の仕掛けがさらにもっと不気味に出来てる気配を漂わせて…次巻を待て。

山口貴由「エクゾスカル零」3

山口貴由「エクゾスカル零」3巻
「グラップラー刃牙」亡き後の、エクストリームな暴力/格闘マンガの極北はココにあるんじゃないか?未来世界の荒野に抽象化された限界状態を描いて、主義と思想の葛藤を鉄のぶつかり合いで比喩する特殊表現。もう誰も追いつけない気がします。まずは「覚悟のススメ」「シグルイ」全巻読んでトライして下さい。

苺野しずく「開花のススメ」

原案・山口貴由/作画・苺野しずく「開花のススメ」1巻
「エクゾスカル零」の前作にあたる「覚悟のススメ」から少女バージョンの外伝がスピンオフ。ちょっと軟弱な仕上がりだけど、この特殊な山口貴由世界にわざわざ足を踏み入れた作画の女性作家・苺野しずくさんの勇気に拍手。元々は成人向けマンガの描き手だったみたいだけど、著者近景の影ある表情がタダモノではない気配を感じさせます。

佐藤秀峰「特攻の島」5

佐藤秀峰「特攻の島」5巻
「海猿」の映画大ヒットで大注目作家になってる佐藤秀峰さん、約70年前の海の男、人間魚雷を重厚に描く。この佐藤さん、自ら展開する電子書籍サービス「漫画 on web」でも注目されてるし、さらには自身の代表作「ブラックジャックによろしく」2次利用フリーにして、商用・非商用問わず自由に利用可能にすると宣言。イロイロな意味で骨太なチャレンジに挑んでいる。
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1208/20/news098.html

中沢啓治「はだしのゲン」10

中沢啓治「はだしのゲン」5〜10巻
●日本の戦中戦後史をマンガで伝えるのは意味のあるコトだと思う。コレは夏休みの広島ツアーでマトメ買いした物件。原爆投下直後のインパクトが強力な前半4巻までの流れと違い、物語後半はゲン少年がいかにして終戦直後の混乱した社会をサヴァイブするか、まさにストリートハスリングの世界を描いている。品のイイ「梅ちゃん先生」のような穏当な復興はココにはなくて、原爆孤児のコミューンが闇市でヤクザとシノギを削るようなギャングスタライフが描かれてる。つまり「はだしのゲン」ボクはヒップホップの世界を見ちゃった。

石井あゆみ「信長協奏曲」7

石井あゆみ「信長協奏曲」6〜7巻
●新感覚で描く織田信長像として話題になったこの作品、ちょい中ダルミ気味?歴史の流れを淡々とナゾっちゃって解釈の新しさが冴えてないな…。同じ織田信長を描く宮下英樹「センゴク天正記」がかなりタフなコトになってるから見比べちゃうな。

もりもと崇「難波鉦異本」

もりもと崇「難波鉦異本」上中下巻
●時は江戸元禄年間。実在した大阪新町の遊郭を舞台に、女郎ライフをしたたかに生き抜く女性の生き様を緻密な史料分析で描く。江戸は政治都市だったが、大阪は完全な経済都市。恋愛感情とゼニ勘定が同じ天秤にかかる街。そんな生命力が漲る快作。

荒木飛呂彦「ジョジョリオン」3

荒木飛呂彦「ジョジョリオン」3巻
「ジョジョの奇妙な冒険」連載25周年!そしてその冒険は今だに進行中。第四部の舞台になった杜王町で展開する奇妙な不安がツーンと継続中。画力のテンションもより一層高まっていく。ちなみに、マンガ文庫で「ジョジョ」シリーズ第六部「ストーンオーシャン」までをコンプリート&読破。さあ、今度は第七部「スティールボールラン」に着手するぞ。

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