LINE から、きゃりーの口笛が聴こえてくる。

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●カイシャのオフィスで、きゃりーぱみゅぱみゅの新曲「ファッションモンスター」のサビを口笛で吹く者がいる…。どこから聴こえてくるのだろう?トナリ女子に聞く…ファッションモンスターの口笛が聴こえるよね?「ですよね?というか、スゴく上手ですよね?」遠くのデスクから部長が「おーい、口笛やめろー」
●そしたらソバのデスクの同僚が「あ、すいません、オレです!」あら?口笛ウマいね。「いやオレが口笛吹いたんじゃなくて!きゃりーぱみゅぱみゅ LINE 公式アカウントから、音声が送られてきたんです。本人のコメントと口笛です」

きゃりーぱみゅぱみゅ「みなさーんこんにちは!きゃりーぱみゅぱみゅです!なんか LINE を見てたら、音声が送れるということで、初めてしゃべって伝えたいなと思います。なんとあさって「ファッションモンスター」が発売されます!ぜひぜひCD買って聴いて下さい、という宣伝です!じゃ〜ねー」

LINE って画像だけじゃなくて、音声も送れるのね。初めて知った。センスのいいプロモーションじゃないか。しかも口笛ってトコロがナイス!まー他愛もないコトかも知れないけど、本人の肉声はイイ感じだよ。


きゃりーぱみゅぱみゅ「ファッションモンスター」

きゃりーぱみゅぱみゅ「ファッションモンスター」2012年。
●で、マジでCD買うわけよ。この LINE を駆使したプロモーションに敬意を表して。発売日にシングル買うなんてマジレアですよ。…いやいやそれだけじゃない、実は娘ヒヨコが YOU TUBE で予習してサビを歌いまくってるから、彼女にプレゼントしたいのです。今日はカイシャ帰りが遅かったから、明日のアサゴハンの時にあげよう。
●プロデューサー中田ヤスタカ先生は、鋼鉄エレクトロ仕様の PERFUME と差別化して、ボーカリストとして格段にトボケてるきゃりぱみゅを甘口ダンスビートにクルんで仕上げてる。もはやリアルな地名という意味が剥げ落ちて「ジャパニーズ・カワイイ」の幻想桃源郷となってしまった「ハラジュク」。ソコに生息する小さな怪物として、この娘はヘンテコな衣装をクルクルと着替えていく。ファッションモンスター。
●カップリングで収録されてる「つけまつける」EXTENDED MIX もマジでうれしい。実にスイートな四ツ打ち。


LINE 公式アカウントといえば…。
LINE は動画もイケルんだなー。「ワールドビジネスサテライト」のアカウントが短いレポートVTRを送って来てる。
●なぜか、首相官邸が公式アカウント作ったよね。アイコンがチト偉そう。
●コンビニ・ローソンのスタンプキャラクター「ローソンクルー♪あきこちゃん」実在のモデルがいるとな。広告販促企画部・白井明子さん。ググッて下さい。
ワタナベエンタ系のタレントがいきなり大挙してアカウントを作ってきたよね。ふかわりょう、ビビる大木、ハライチ、ロッチ、我が家。
ワタナベエンタLINE にガッツリシフトしたのは、やはり同社の所属である中川翔子さんの成功があるからじゃなかろうか?彼女のアカウントには約70万人のともだちがいるもんね。公式アカウント設置の初期からオリジナルな情報発信してるもんね。奇妙なイラストとかめちゃめちゃイッパイ発信してるもんね。

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●つーか、こんな絵描く女の子って、やっぱシビレルでしょ。ボクは大好き。


●結果として、ボクは彼女の音楽も聴くのです。

中川翔子「BIG ☆ BANG !!!」

中川翔子「BIG ☆ BANG !!!」2008年
●そもそもで、ボクは彼女が好き。LINE なんか置いといて、キャリアの初期からブログその多のメディアを駆使し、ネットスラングに由来する独特の造語やボキャブラリーを世間に認知させ、通常のアイドルとしてはアゲインストなはずだった自分のアニメ/マンガ/サブカル趣味をストレートに披露して、オタクカルチャーの大衆化を推進した。彼女は00年代カルチャーの重要人物なのだ。もっと評価されなくちゃならない。彼女がいなくちゃ、アニソンシーンもここまでメジャーにならなかった。PERFUMEももいろクローバーZ も、周辺がコンテクストを編んだタレントだけど、彼女はコンテクストを自身で完全にグリップし、自分でプロモートしてる。そして、シーンに対して真摯にリスペクトを表明してる。
●そんな彼女は、歌手デビュー以前からアニソン好きを公言してた。忠実再現をマジメに目指したなアニソンカバーアルバムまでリリースしてた(で、このカバーアルバムをボクは傑作だと思ってる。コチラを参照→http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-entry-1233.html)。そんなステップを前提に繰り出したファーストフルアルバムがこちら。紅白初出場で披露したドラマチックなロック「空色デイズ」は痛快すぎてもはやエモに聴こえる。しかもこの曲アニメ「天元突破グレンラガン」主題歌に採用される。アニソン歌手を夢見てたのに、自分のオリジナル楽曲がアニソンに採用されるという、一枚上のレベルで自己実現した彼女。素晴らしい。そんでどの曲もアニソンを連想させる起伏ある展開を備えていて、彼女の嗜好をキチンと反映しようとしている。

●ボク自身はアニソンのよきリスナーではないけど、アニソンが目指す美学はポップスとして高機能だと思ってる。テレビアニメのオープニングやエンディングは基本的に90秒程度。その中で起伏ある展開とキャッチーなサビ、印象的なリリックを詰め込まないとイケナイ。優れたアニソンは優れたポップスだと素朴に思う。結果、今のキッズが自分の感情をアニソンやアニソン的ポップスに乗っけていく気持ちは理解できなくもない。ボカロモノもアニソンコンテクストの延長でしょう。でもでも90年代育ちのボクは、崩れたデザインの音楽への耐久力をムダに備えてしまったので、アニソン美学だけがポップスの美学ではないコトを知ってしまってるけど。

●ちなみに、もうチョイボクの意見を添えると…ファーストシングル「BRILLIANT DREAM」はアルバムバージョンよりもシングル版の方がトランシーなアレンジでクール。このアルバムに収録されてない5枚目のシングル「SHINY GATE」もアニソン風ポップスで痛快だけど、実はカップリングの山下久美子「赤道小町ドキッ」カバーがナニゲにカッチリ決まってて注目。6枚目シングル「続く世界」もロックだなー。7枚目「綺麗ア・ラ・モード」松本隆/筒美京平コンビのシックな80年代風アイドルポップス。

●実は、中川翔子だけでココまでアレコレ書ける自分に、実はボク自身がワリとビックリしてる…。

●蛇足をもう一つだけ…。彼女がMCをしてた「世界弾丸トラベラー」、好きな番組だったのに9月で終わっちゃった…残念。

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