むー。自分にクリスマスプレゼントをあげるとすると、ナニが欲しいだろ?
腕時計。今まで使ってたモノ、突然秒針が折れてしまった。もう腕時計なしで半年くらい過ごしてるがサスガにメンドクサクなってきた。
冬コート。今まで使ってたお気に入りのコート、もう10年以上着てるのでさすがに限界になってきた。イロイロなトコロが破けてしまっている。
羽毛ふとん。夜が寒い。ワイフのふとんは羽毛なのに…ボクのはぺったんこ。時々奪って寝ると怒られる。ワイフは「楽天で注文した」というがいつまで経っても届かない。
全録レコーダー。テレビ番組の録画がメンドクサクなってきて、全部いっぺんに録ってもらいたくなってきた。聞けば12万で買えるとか。…高いなあ。そんなに真剣にテレビ観る時間なんてないか。



「glee」のクリスマスアルバムをアメリカアマゾンのマーケットプレイスに注文したけど、クリスマスまでに届く気配がないので下記のサイトからこんなクリスマスソング集をダウンロードして聴いている。

http://amass.jp/15373

「海外の80'sカレッジ・サウンド系サイトslicing up eyeballsが歴代のクリスマス・ソング31曲をミックスした約97分の音源「Slicing Up Eyeballs Christmas Mix 2012」を公開。無料DL可」


『Slicing Up Eyeballs Christmas Mix 2012』

1. Ramones, “Merry Christmas (I Don’t Want To Fight Tonight)”
2. The Primitives, “You Trashed My Christmas”
3. The Fall, “Jingle Bell Rock” (Peel Session)
4. They Might Be Giants, “Santa’s Beard”
5. Al Jourgensen, “It’s Always Christmas Time”
6. The Smithereens, “Rudolph the Red Nosed Reindeer”
7. The Pogues f/ Kirsty MacColl, “Fairytale of New York”
8. The Pretenders, “2,000 Miles”
9. Erasure, “Silent Night”
10. R.E.M., “Silver Bells”
11. U2, “Christmas (Baby Please Come Home)”
12. Cocteau Twins, “Frosty the Snowman”
13. The Alarm, “Happy Xmas (War Is Over)”
14. X, “Santa Claus is Coming To Town”
15. Depeche Mode, “Christmas Island”
16. Throwing Muses, “Santa Claus”
17. Kate Bush, “December Will Be Magic Again”
18. Pet Shop Boys, “It Doesn’t Often Snow at Christmas” (New Version)
19. Iggy Pop, “White Christmas”
20. Miracle Legion, “Little Drummer Boy”
21. The Specials, “Holiday Fortnight”
22. Sonic Youth, “Santa Doesn’t Cope Out On Dope”
23. Cocteau Twins, “Winter Wonderland”
24. R.E.M., “Christmas Griping”
25. Three Wise Men (aka XTC), “Thanks For Christmas”
26. Book of Love, “We Three Kings”
27. Erasure, “She Won’t Be Home”
28. The Fall, “(We Wish You) A Protein Christmas”
29. The Flaming Lips, “White Christmas” (Live at WXPN)
30. Bing Crosby and David Bowie, “Little Drummer Boy”
31. Sinead O’Connor, “Silent Night”



●こんなのもあったのでダウンロードしてみた。

http://amass.jp/15245

「ザ・ミッションのウェイン・ハッセイがクリスマス・ソング「White Christmas」を無料DL配信中」

この流れで THE MISSION も聴く。ゴス/ポジティヴパンクだ。

THE MISSION「GOD OWN MEDICINE」

THE MISSION「GOD OWN MEDICINE」1986年
WAYNE HUSSEY「WHITE CHRISTMAS」は、やっぱりゴス風で、そんなに晴れがましい気分にはなれなかったよ。
●そんな彼が率いたバンドが THE MISSION。そのファーストアルバムがこれ。THE SISTER OF MERCY というバンドが分裂して、ギタリストだった WAYNE HUSSEY がフロントマンになった。1998年以降は同名バンドが別の国にいたみたいで、THE MISSION U.K. と名乗ります。
●スタイルとしては、ゴス/ポジティブパンク…というんだけど。実はゴス/ポジパンってボクにはピンと来ないジャンルというか…。歌詞がワカラナイので、その世界観のキモがよくワカラナイ。確かにボーカルは少々ドロドロしたシャウトがエモーショナルに響いていますが、スネアドラムがスパンスパンとスクエアで、ギターサウンドは繊細なリバーブに包まれてて、結果的にゴスのイメージにありがちなダークな感じがあまりしない。一般的な80年代バンドの爽快な疾走感を結果としてなぞってる感じだけがしています。ゴスだからってダークになる必要はないのかな?ライブ音源を聴いた時にはもっとアグレッシブだったような印象があったんで、380円くらいの値段で見つけて購入したのがもう4〜5年前。でも今だにうまく評価ができない物件。
そんなわけで、今日はゴス/ポジティブパンクの世界をさまよってみる。

LOVE AND ROCKETS「SEVENTH DREAM OF TEENAGE HEAVEN」

LOVE AND ROCKETS「SEVENTH DREAM OF TEENAGE HEAVEN」1985年
THE MISSION と似通った経歴を持つバンドとしてこのCDもご紹介。イギリスのゴスバンド BAUHAUS THE SISTER OF MERCY と同じように分裂。フロントマンがソロを始めちゃって、その他のメンバーで作った後継バンドがこの LOVE AND ROCKETS。そしてこのCDは彼らにとってのファーストアルバム。リリースされた時代もほぼ一緒。
●ただし、コチラは出自こそゴスではあっても、このバンドとしての路線はゴス離脱方針。BAUHAUS にはカリスマティックなボーカリスト PETER MURPHY という前衛オフェンスがいたけど、ソコが抜けたこのバンドには彼を代替するカリスマはいないようで。そんな構造に由来するのか、根本の志が違うのか、LOVE AND ROCKETS の音楽はユニークなニューウェープポップを志向している。淡いコーラスワークを前提にしたダブルボーカル、または時にボーカルレス、シンセ重視のアレンジと、奇妙で耳障りなギターのフレーズ。カタルシスを敢えて回避するニューウェーブ特有のアンバランス感覚が、むしろ今新鮮に聴こえる。こっちは抜群にオモシロかったなー。実は100円で入手したんだけどね。

PLAY DEAD「THE FIRST FLOWERS」

PLAY DEAD「THE FIRST FLOWERS」1983年
●そもそもでさ、ポジティブパンクってなんなの?って疑問があるわけです。ポジティブってコトはネガティブもあるの?ポジティブパンクがナニに対してポジティブなの?世代が違うので当時の空気が全然わかりません。70年代後半に爆発したパンク革命は、80年代に入ってシーンが成熟?したのか様々な様式に分化していく段階にあった…ハードコアパンクも、いわゆるポストパンクも登場してるしね。そんな中イギリスの音楽雑誌「NME」が1983年の記事で新世代のロックバンドを束ねて「POSITIVE PUNK」という言葉を使ったらしい。新しい音楽表現に希望と期待を込めてのネーミング?…荒みきったロウファイ表現だったハードコアパンクと区別する気持ちもあったのかもしれない。でも結果的には、そんなバンドの本来の性質は、とっても内向的で退廃的で、あんまポジティブじゃないような気がする。
PLAY DEAD THE MISSION LOVE AND ROCKETS よりジワリ先行したバンドで、THE SISTER OF MERCY とほぼ同期。ちなみに BAUHAUS はもうちょい先輩。結果、元来のパンクが持つ荒々しさが、この初期ミニアルバムにはガッツリ含まれててカッコイイ。エッジーなギターと金属質なベースがガチガチと摩擦して火花を散らしながら疾走する様はまさしくパンク。ロックとしてのカタルシスに溢れています。
●ボクがゲットした音源は、1983年にリリースされた5曲入りミニアルバムに対して、2枚のシングルの内容が付け足された日本独自編集盤(レーベルはバップ)10曲入りのアナログLPで、今年夏の広島ツアーでゲットしたもの。1993年に再発されたCDにはアレコレ詰め込んでの16曲ヴァージョンもあるらしい。

DEAD CAN DANCE「AION」

DEAD CAN DANCE「AION」1990年
●じゃあ、ゴスって、ナンなのよ?という話も。そもそもは「ゴシック様式」に由来する言葉だから、ボク的には大学受験の歴史用語集で先に知った言葉。「12〜15世紀ヨーロッパに見られる教会建築、大小の尖塔とステンドグラスの適用」とかね。ここだけ見ると、今の世の中にあるゴスと全然接点が見出せないわ。
「ゴシック」という言葉は「ゴート族の〜」という意味。古代ローマ帝国を衰亡させたゲルマン民族の一支族の名前。つまり未開の地からやってきた蛮族のイメージね。最初に「ゴシック様式」という言葉を作ったのはイタリア・ルネサンスを盛り上げた南ヨーロッパの芸術家たちで、野蛮人の美術様式として蔑視の対象にしてたみたい。正統派キリスト教、そして古代ギリシャ・ローマにも由来しないトコロからやってきた未開の文化。教会建築なのに、それは無体な扱いだとボクは思うけど。
●時代は下って19世紀。イギリスで「ゴシックリバイバル」という運動が起こったそうで。ゴシック様式を前向きに捉えて、様々な建物が立てられた…ロンドンのタワーブリッジ、ウェストミンスター宮殿とかとか。あのトンガッた感じ、ガーゴイルみたいな彫刻が添えられてる感じ。その気分は世界各地に拡散し、アメリカの摩天楼が「ゴッサムシティ」なんて呼ばれ方をして、バットマンの活躍の舞台になる素地を作る。非キリスト教価値観由来の、悪魔や怪人が立ち現れるダークな美学。
●加えて言えばイギリスの19世紀はビクトリア朝時代。女王と産業革命と帝国主義で大英帝国は世界最強。そんな「ゴシックリバイバル」時代に登場したクリエイターが、なにげに今のゴスカルチャーにドカンと大きな影響を与えているオスカー・ワイルドが戯曲「サロメ」をはじめデカダンな作品を発表したり、W.B.イェイツが古代ケルト文化を掘り下げたり。メアリ・シェリー「フランケンシュタイン」を初め吸血鬼やモンスター小説が流行。コナン・ドイルが名探偵シャーロック・ホームズを生み出したのも、謎の殺人鬼ジャック・ザ・リパーが世間を騒がせたのもこの時代。オカルト研究や神秘主義も流行。「不思議の国のアリス」ルイス・キャロルもこの時代だな、ゴスロリだ。アメリカではエドガー・アラン・ポーが恐怖小説を発信。フランスでは「悪の華」ボードレール、ヴェルレーヌ、ランボーらの象徴主義な詩作が注目を集める。厳格なブルジョワ的道徳と裏表の、退廃思想〜耽美志向〜刹那主義が跋扈する。
●さて、この DEAD CAN DANCE の音楽に戻る。このヘンになるともうパンクではない。ゴスではあるけどパンクじゃない。このユニットの所属レーベルは 4AD なのです。この段階で伝わる人には伝わるハズですが、1979年設立のこのレーベルは、BAUHAUSCOCTEAU TWINS という、80年代で重要な地位を占めるゴス系バンドを擁し、レーベルのカラーとしても独特な審美眼で信頼感を確立していた。本来はオーストラリアのバンドだった DEAD CAN DANCE が渡英してこの 4AD と契約したのが1982年、ロックバンドというよりも、ワールドミュージックのようなアプローチを行うユニットで、この5枚目のアルバムは、古代ケルトの宗教音楽のような趣きを持つに至っている。女性ボーカル LISA GERALD の神々しいチャントが描く超現実の世界…キリスト教的一神教世界観の下に隠蔽されてしまった、古代ヨーロッパの多様な異教異端の信仰を、バグパイプのような民俗楽器で可憐に描く。蛮族由来の世界観を耽美的に描く…これこそズバリ、ゴスの美学。全編を彩る美しいエコーは、この時期にメンバーが購入したアイルランドの古い教会建築で収録された結果。そしてジャケは15〜16世紀に活躍したオランダの画家ヒエロニムス・ボスが描く異形の世界。
●ちなみに、COCTEAU TWINSDEAD CAN DANCE のような、天使のような女性ボーカルが生み出すゴスのスタイルを ETHEREAL WAVE とか ETHEREAL DARK WAVE という言葉で説明する事もあるという。シューゲイザードリームポップもこのスタイルと近いモノになるだろうな。

AUTO-MOD「セレモニー」

AUTO-MOD「CEREMONY」1985年
日本にもゴス/ポジパンの波は渡来したわけで、その中での代表的な存在を担ったのが、このユニット AUTO-MOD であります。フロントマン GENET は1979年頃のロンドンでゴス/ポジパンの滋養をたっぷりと吸い上げ、帰国後このバンドを始動。1983年から1985年の解散までを駆け抜けるように5枚のアルバムをリリース。キャリア前半の2作には布袋寅泰がドップリと参加。セカンド「DEATHTOPIA」はボーカル以外のほとんどのパートを布袋が担当してるという。まだBOOWY が忙しくなかった若手時代ね。本作「CEREMONY」は1985年解散公演の様子を収録したライブ盤。クレジットを見ると朝本浩文まで参加してる。内ジャケを見ただけの印象だけど、大掛かりな美術セットが立て込まれてたり、火吹き男や大勢のダンサー、沢山のマネキンまでが登場したりと、演劇的な演出がタップリ盛り込まれていたよう。
●この時、彼らが打ち出していたシリーズイベント「時の葬列」は一旦この解散公演で終幕を迎えたと思わせつつ、今年4月に一回復活した模様。そこには、日本のポジパン界を代表するバンド、SADIE SADS SODOM が出演したという。うーん、不勉強だから、どんなバンドかワカラナイ。G-SCHMITT って名前も気になるなあ。
●さて、このポジパン・ムーブメント。マチガイなく現代日本のヴィジュアル系に影響を与えているのでしょうけども、ソレとコレが地続きに繋がっているかというと、ソレはまだボクには理解出来ていない。ナゾナゾナゾ。
●音源やパフォーマンスでは超然たる存在感を放つ GENET さんですが、個人のブログを見るとフツーにラーメン屋や居酒屋ホッピーで寛ぐ様子がフランクな文章で語られてて、ワリと意外というか…気さくなオジサンの気分が出ちゃってる感じです。「フェティッシュダディーのゴス日記」http://genet.jugem.jp/




●関連動画。
●PLAY DEAD「PROPAGANDA」1985年のライブ映像らしい。パンクだわ。



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