●正月なので、コドモと一緒にアニメばっか見てた。

「機動戦士ガンダムUC」5

●特に「エウレカセブンAO」「機動戦士ガンダムUC」「黒いユニコーン」登場。
●アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」のエンドテーマ、YES「ROUNDABOUT」なんだよね。めっちゃカッコいいんだけど。

息子ノマドはこのままだとアニメオタクになるな。YOUTUBE で「エヴァ」関係検索して、サントラ聴いてるもん。「残酷な天使のテーゼ」の英語版とか見つけて喜んでる。さらには高橋洋子「魂のルフラン」とか口ずさんでる。「旧劇場版」の主題歌だよ渋過ぎるよ。
●先月でノマドはエヴァのプラモ2体作った。これで我が家には、零号機/初号機/弐号機/MARK 6 のプラモが揃った。ノマドはホントは仮設五号機が欲しいんだけど、アレはプラモ化されてないんだな。
●そんで今日ノマドがえらそうなコトを語った。「エヴァよりガンダムの方が、プラモデルとしてはシッカリ作ってあるよな!」ホンの2〜3年前に、手取り足取りニッパの使い方とか教えて上げてたのに、いつのまにか一人でプラモデル作れるようになったのね。大きくなったよホントに。
「エヴァ」のサントラ、探してあげようかなと思ったけど、「Q」公開直後とあって未だ値崩れしてないのか基本的にまだ高い。さしあたり、ディスクユニオンの隅っこにコレを270円で発見したので買ってあげた。

「エヴァンゲリオンDEATH」オリジナル・サウンドトラック

鷺巣詩郎「エヴァンゲリオン:DEATH オリジナル・サウンドトラック」1997年


映画 けいおん!

「映画 けいおん!」2011年
●クリスマスのあたりで深夜にテレビ放送されてたのを録画しておいた。アニメ「けいおん!」は100%スルーしてしまってたので、ちゃんと動いている彼女たちを見たのは初めてだな。かきふらい原作のマンガも最後までは読んでない(2巻までは読みました)。むしろなんでこんなに評価されるんだろうと思って見てみる。
これって「空気系」っていうんでしょ?あまりわかってないけど…ナニも起こらない女の子たちの日常を愛でる姿勢で見ればいいんでしょ?でも終わりなき日常にも終わりがやってきて、主人公たちは高校を卒業しちゃうのですよ。ロンドンへ卒業旅行。一人残すことになる後輩の女の子に音楽のプレゼント。まーテンポの遅い展開にジリジリするけど、これが彼女たちの空気感。もしかしたら何らかに対してのリアリズム?確かにボク自身の高校生活だって、ノンビリしてて、部室でダラダラしてて、無邪気に音楽聴いてた。バンドの友達がいて、PAとかレコーディングを手伝ってた。そんな空気をちょっぴり思い出した。そういえばついこの前 FACEBOOK で高校時代の後輩の女の子と繋がれたな…彼女の顔を思い出した。監督が女性なんだ…山田尚子さん。なんだか女性が描いてくれてて安心した。ロンドンに行きたくなった、カムデンストリートとか。
「けいおん!」はボクにとっては音楽で繋がってる。他の「空気系」にはパッと飛びつけないのが、ボクの限界か。ディスクユニオンに行って、スグにサントラを探したよ。450円でエンディングテーマのシングルを見つけた。

放課後ティータイム「SINGING !」

放課後ティータイム「SINGING !」2011年
「けいおん!」の中でもロック色の強いナンバーだそう。確かに映画本編を見てそう思ったから手に取ったのです。レフティのベーシスト秋山澪ちゃんがボーカルをとっております。彼女がメインを務めるシングル「DON'T SAY LAZY」もボクのフェイバリットなのですが、奇しくも作詞作曲プロデュース陣がこの曲と一緒とな。このヘンを辿って「けいおん!」の音楽世界に入っていけばイイのかな?(入る必要があるのか?)



●コドモとは一緒に見られない映画は夜中に一人で見る。北野武監督「アウトレイジ」。なんだか笑えた。悪い冗談が一気通貫。スカッとする。コドモに遠慮するほどのモンでもなかったかな。血の量がやや多かったけど。

「アウトレイジ」




●昨日もややサイケっぽいポップスを聴いてたのだけど。
今日はより前のめりにサイケデリックポップ。

THE OLIVIA TREMOR CONTROL「MUSIC FROM THE UNREALISED FILM SCRIPT DUSK AT CUBIST CASTLE」

THE OLIVIA TREMOR CONTROL「MUSIC FROM THE UNREALISED FILM SCRIPT; DUSK AT CUBIST CASTLE」1996年
アメリカ・ジョージア州にアセンズという街がありまして。ジョージア大学を中心とした学生街で、80年代には R.E.M. B-52'S を輩出してる場所。そんな街で90年代中頃に、ELEPHANT 6 というアーティスト集団が出現。いくつかのバンドを生み出し、そのムーブメントの初期には ELEPHANT 6 という名前でレーベル活動も行う。オルタナティヴロックのシーンが成熟する中で、英米の60年代サイケデリックポップの収穫を再興させるかのような独特の音楽を発信するのです。同時代に奇妙な魅力を放ったヘタウマ美学ロウファイのシーンや、シカゴから世界に影響を与えるに至るシカゴ音響派〜ポストロックのシーンとも共振しながら(と少なくともボクは受け取っておりまして)、実に個性的な音楽を作ったのです。主だったバンドとして名前を上げると、THE ADVENTURE IN STEREO、ELF POWER、OF MONTREAL、NEUTRAL MILK HOTEL。……あ、あまり知られてない気がする…実際マイナーな存在だったような…急速にこの記事書くことが不安になる。でもね、THE ADVENTURE IN STEREO は、渋谷系文脈の中でほぼリアルタイムに東京に情報と音源が伝播してて、小山田圭吾が自分のレーベル TRATTORIA で紹介してましたよ。後のバンドも意外なほど日本盤も発売されてた(ハズ)。とはいえ下手すると完全に忘れられてしまうような気がするこのムーブメントに、ボクは一抹の親しみがありまして、それをまとめてゆっくり聴きたいのです。
THE OLIVIA TREMOR CONTROL はそのシーンの中核を担うバンドの1つ。ココのバンドのメンバーが最初に ELEPHANT 6 というチームを立ち上げるのですから。そしてコレが彼らのファーストアルバム。タイトルからわかるように、ある架空の映画サントラを想定して作られてる。3年ほどの時間をかけて録り貯めた音源で構成されているらしい。決してイイ環境で収録されてはいない手触り感/手作り感が、地に足着いた奇妙な安定感を備えてて、そんな土台の上で THE BEACH BOYSTHE BEATLES60年代の先達たちが繰り広げた音響実験と、ポップネスへの求道心が花開いてる。カワイらしいメロディと甘味料タップリのアレンジ、現実から軽く遊離するような歌詞。
●一方で、アルバム中盤、12曲目から21曲目までが全部「GREEN TYPEWRITERS」という名前の楽曲。基本1〜2分、最長10分弱、まるで THE BEATLES「REVOLUTION NO.9」のような、テープコンクレート作品が羅列される場面がある。歌詞らしい歌詞もなく、メロディらしいメロディもなく、映画サントラというか効果音というかノイズの列挙というか、アブストラクトな構造で世界観を問う挑戦を仕掛ける。
●このバンドは、その後1999年までに全部で4枚のアルバムをリリースするが2000年に一旦解散。ELEPHANT 6 としてのグループ活動もカタチとしてはなくなっていく。主だったバンドが別個のレーベルと契約を結びそれぞれの道を歩んでいったからだ。しかしメンバー間の友情関係はなくなるコトはなく、そのレーベルロゴはシンボル的な意味でチョコチョコ使われていくことになる。

OF MONTREAL「THE BEDSIDE DRAMA A PETITE TRAGEDY」

OF MONTREAL「THE BEDSIDE DRAMA; A PETITE TRAGEDY」1998年
ELEPHANT 6 を構成するアーティスト群の一角を占め、今だに活動をコンスタントに続けてるバンド。そんな彼らのセカンドアルバム。これまたかなりレイドバックしたサイケデリックフォークを展開。フォークギターとコーラスワーク、そして素朴な録音の質が、もはやイツの時代だかワカラナくさせてる。THE MONKEES THE ZOMBIES と並べて聴かせられたらその時代の音楽だと完全に錯覚する。ヴォードヴィルのような奇妙な陽気さもずっとキープし続ける…決して陽気な曲だけじゃないのに。曲の長さもほとんどが2分前後。ある意味で潔い。
●このバンド名の由来は、バンドの中心人物 KEVIN BARNESカナダのモントリオールで女の子にフラレた、という思い出にあるそう。つまり WOMAN OF MONTREAL ということ。で、このアルバムで描かれる、ある恋人が別れるまでの物語は、結局 KEVIN 自身のこの失恋を元にしているらしい。実際、KEVINモントリオールをもう一度訪ねてこの女の子に再アタック&見事玉砕したそうな。そんで、最後のボーナストラックで「MONTREAL MAKE ME SAD AGAIN - DISCOVERING IT WAS A MISTAKE TO RETURN MONTREAL」という曲が入っている。しょーもない。

OF MONTREAL「COQUELICOT ASLEEP IN THE POPPIES A VARIETY OF WHIMSICAL VERSE」

OF MONTREAL「COQUELICOT ASLEEP IN THE POPPIES; A VARIETY OF WHIMSICAL VERSE」2001年
●なんで、ELEPHANT 6 関係のアルバムタイトルはミンナこんなに長いんだ?ふう。
●さて、このバンド、初期段階では KEVIN BARNES というオトコを中心としたトリオ構成でありました。そんで他の二人はやはり ELEPHANT 6 の代表的バンド ELF POWER と兼任していたのでした。この兼任がキツいとあって、一人が脱退。そこでメンバーの大きな改造があって女子一名含む5人組バンドになりました。結果、一気にサウンドがガチャガチャとバンドっぽくなり、手作り感手触り感たっぷりのサイケデリックフォークはよりカオティックでカシマシイ内容になるのでした。サトウキビで作ったクラリネットを何回か使ってみたって書いてあるし。
●内容といえば、これまたシッカリとした物語が想定されてまして。THE OLIVIA TREMOR CONTROL が映画サントラをイメージしてたのに対して、コッチはミュージカルを実演する寸前というか、さらには紙芝居を演じるつもりというか。この頃から一気にサイケ色が強くなるアートワークは、KEVIN の実弟 DAVID BARNES が全部担当しており、物語に対応するサイケ絵がタップリ内ジャケに展開しております。で、描かれる物語は、エフェブラムという妖精のような生き物である、ココリコちゃんとクラウドくん、発明家のレシチンさんとかが登場して、えー、あのー、さっぱりワカラナイです。ボクの持ってるCDは日本盤だからご丁寧な本人曲解説がシッカリ書いてあるけど、かえってワケ分かんなくなりました。
●それと。日本盤ゆえの特典ボーナスディスク付き。オール日本語で挑戦してる曲がある!前年に来日公演して感動、そのまま日本語の先生を地元で探してこの曲作ったらしい。タイトルは「NERU NO DAISUKI」寝るの大好きらしい。最後の曲ではピアノを18分ほど一人で弾きまくってる。

OF MONTREAL「ALDHILS ARBORETUM」

OF MONTREAL「ALDHILS ARBORETUM」2002年
●こころなしか、バンドサウンドがマトモに整った感じが…。なんだか今までどうしようもなく付きまとってたロウファイ感が薄らいだ気分がするのは気のせいか。長大な絵巻物のようなコンセプトアルバムじゃないらしいけど、サイケポップぶりは全然手加減なしなので、ご安心ください。あ、「NERU NO DAISUKI」がフツウに英語詞を乗っけて別の曲になってる。
●このバンドの画像を GOOGLE 検索すると、KEVIN BARNES が裸で馬に乗ってステージに立ってる写真とか出て来る…。どこか劇団のような、芝居がかった感じはホンモノだな。

OF MONTREAL「SATANIC PANIC IN THE ATTIC」

OF MONTREAL「SATANIC PANIC IN THE ATTIC」2004年
●多かれ少なかれこのバンドは、KEVIN BARNES のオレユニット的性格を強く持ってるのですが、ココにきてかなりその傾向が強まりまして、とうとうほとんど KEVIN たった一人でアルバム全てを制作するようになりました。この後のアルバム数作は、録音物としては完全に KEVIN のソロユニットとしてのクリエイティヴになります。そんで、その上で、このバンドのキャリアとして批評家から高い評価を受けているとな。
●実際、快活で明快なリズムや分かりやすいキーボードアレンジが入ってきて、ぐっと聴きやすくなっている。単純にミキシングがレコーディングが丁寧になっただけかなあ?クレジットはホントにオレ一人同然みたいな情報しかないけど、圧倒的にモダンなポップになってる。生まれ変わったかのような変身。一曲目の「DISCONNECT THE DOTS」 PITCHFOLK「スタッフが選ぶ2000年代の500曲」で260位にランクインしてるほど。

OF MONTREAL「THE SUNLANDIC TWINS」

OF MONTREAL「THE SUNLANDIC TWINS」2005年
●またしても KEVIN のソロ路線です。そしてエレクトロニクス楽器の比率がジワジワ上がってる。多分打楽器系とか。ドラムンベースみたいになっちゃった曲もあるし。結果ポップとしての強度はさらに上がってる。ロウファイからポストロックへ、という局面か。クレジットに NINA BARNES という女性が登場してるので誰だろうと思ったら、2003年にノルウェー人女性アーティストと結婚なさったそうで。そのご縁で、アセンズだけでなく、オスロでもレコーディングは行われたよう。
●ステーキ屋さんチェーン OUTBACK STEAKHOUSE のCMジングルの仕事なんかも引き受けてて、その楽曲をキチンとポップスに仕立て直して収録してたりも。チト意外。OUTBACK STEAKHOUSE って渋谷センター街の奥や、六本木ハードロックカフェの近所にある大味なニクニクしいお店(しかもそんなに安くない)だよね。

OF MONTREAL「HISSING FAUNA, ARE YOU THE DESTROYER ?」

OF MONTREAL「HISSING FAUNA, ARE YOU THE DESTROYER ?」2007年
「SATANIC PANIC IN THE ATTIC」「THE SUNLANDIC TWINS」のリミックス集「SATANIC TWINS」なんてものを出しちゃった上でのアルバム。最初期のトリオ時代に脱退したメンバー BRYAN POOLE が今回はサポートをしているらしい。ELF POWER との兼任がシンドイという話での脱退だったが、他にもソロユニット THE LATE B.P. HELIUM 名義でも活動するオトコ。ELEPHANT 6 の盟友関係は太いね。
●内容といえば、サイケポップという軸足から離れずに、それでもセクシーなエレクトロポップが、ダンサブルになっていく。中盤のクライマックス12分弱の大曲「THE PAST IS GROTESQUE ANIMAL」の陶酔感は特別。何回も聴いていると CAN のハンマービートに聴こえてくる。それと…少々グラムロックのようなケバケバシさも登場。このタイミングで KEVIN BARNES の別人格が覚醒しまして… GEORGE FRUIT という名前だそうです。
●この後もこのバンドはセッセとリリースを続けておりまして、11枚目のアルバムにおいては、とうとうプログレッシブロックの領域まで到達しつつあるそうです。スゴいねえ。


ELEPHANT 6 のグループじゃないんだけど、90年代USサイケデリックをもう一枚。

MERCURY REV「THE SECRET MIGRATION」

MERCURY REV「THE SECRET MIGRATION」2005年
THE FLAMING LIPS とともに90年代のオルタナシーンの中で「グランジ・ミーツ・サイケデリック」という音楽実験に挑戦していたバンドです。つーかこのバンドの中心人物 JONATHAN DONAHUE THE FLAMING LIPS の初期メンバーだったわけで、アレコレでこの二つのバンドは結びつけられて捉えられてます。まさに90年代サイケの双璧ELEPHANT 6 のバンド群が、基本的には三分間程度の楽曲単位でポップスを描くコトに注力してたのに対し、この2つのバンドは必要に応じて際限なくその音楽空間を拡大し、アブストラクトな風景を描く事に躊躇がありません。ある意味ではプログレサイケ。
●1998年発表、4枚目のアルバム「DESERTER'S SONGS」が傑作すぎたので、このアルバムはそのテンションから見ると不幸にもソコを乗り越えた感じがしない。新橋ツタヤにて500円で採取してしまった出会いも影響してるな…イマイチ安く見える。ただ、分かりやすい音響の美しさ、メロディの可憐さ、スケールの大きさは健在。



今日の美術ベンキョウは、ブリジット・ライリーでした。
●60年代〜70年代のオプアート。これ、手書きだって知ったのがとにかく衝撃。目ん玉が痛くなる。ある意味でサイケデリック。人間の視覚認識の限界に挑戦してくる。

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●1972年頃のブリジット・ライリー。彼女の作品に使われる色彩は、エジプトの古代遺跡を見てインスパイアされたとな。


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