●Eテレのドラマ「glee」シーズン2が終わっちゃって、ひとまず地上波放送がなくなっちゃった。
「glee」で取り上げられた音楽を、どこかでまとめてみたいな。

●Eテレ「スコラ 坂本龍一音楽の学校」アフリカ音楽を取り上げてる。ポリリズム、複雑な多重リズムの由来を、ジャングルの中での様々な鳥や動物が別個のリズムでたくさん鳴き続けているトコロに結びつけた解釈に、なるほどメチャメチャ納得してしまった!



●読書の時間。

黒田夏子「abさんご」

黒田夏子「abさんご」。芥川賞受賞作品。
芥川賞が発表されたら必ず「文藝春秋」でチェックするようになってどのくらいたっただろう?かつてのボスが「芥川賞くらい全部読んどけ!」と言ってたのを真に受けたのが最初のキッカケだった。結果的には、コレは自分でもナニゲに気に入ってる習慣だ。だって、フツウに生活してたら絶対に巡り会わない書き手や文章に出会えるんだもの。
●今回の「abさんご」も素晴らしかった。ぶっちゃけ、素晴らしく読みにくい。その読みにくさを乗り越えていくと、その独特の文字/言葉のの選び取り、カンマの配置、不思議なリズム感などなどにこちらの感情が共鳴、声に出して読みたくなる衝動さえ抱き始め、白く濃いもやの中を手探りに歩いていくような世界への没入感に到達できる。日本語の可能性の素敵な奥行きにタメ息をつく思い。
●作者の黒木夏子さんは、すでにニュースで話題になってますが、お年が75歳。遅い小説家デビューってことになってるけど、同人誌を舞台にずっと文章を書いてきた人。作品の流麗さがあまりに鮮やかなので、センス一発で書きこなしてるかのような気分すら感じてしまうけど、実は何度も推敲を重ねて納得いくまで突き詰める結果、作品が一本仕上がるのに十年かかるという!年齢を重ねた分だけの研鑽がこの独特の優雅さが溢れる文体を作り上げてると納得。作品「abさんご」に描かれてる人物は、もしかしたら黒田さんご本人なんだろうか?と思ってしまうような、印象のダブりさえも感じる佇まいにもシビレル。

黒田夏子(黒田夏子さん)


●今回は直木賞もチェックしたい。朝井リョウ「何者」。この人はあの「桐島、部活やめるってよ」の著者。23歳。
●病院のロビーで週刊文春を読んでたら、人生相談コーナーで「23歳の同い年で活躍している朝井リョウさんに嫉妬しています。会った事もない人に嫉妬する私はおかしいでしょうか?」という質問を見つけた。23歳はそういうお年頃なんでしょうね。「27歳でジミヘンもジャニスもカートも死んだのに、オレはまだ何者にもなってません!」と酔っぱらってコボすヤツにボクはよく会います。
「桐島」はまず映画から見たい。原作者も若いんだけど、映画「桐島」でも若い才能が活躍してるんです。この映画をプロデュースした枝見洋子さんという女性はなんと制作会社への入社一年目でこの企画を立ち上げ、原作権の獲得から監督の指名まで携わったという。で、今年のテレビ業界のATP新人賞を受賞している。だから、DVDレンタル開始日が待ち遠しかったんだけど、やっぱり一瞬で全部貸出し中。明日もビデオ屋に行こう。


伊藤計劃×円城塔「屍者の帝国」

伊藤計劃×円城塔「屍者の帝国」
円城塔芥川賞で知った作家さんです。そんで芥川賞という接点がなければ縁がなかったかも。この人もこの人で独特のとっつきづらいスタイルを持ってるもんですから。伊藤計劃さんは既に故人で、その伊藤さんが遺したプロローグを円城塔さんが引き継いだというカタチのダブルクレジット。1878年を舞台にしたサイバーパンク。わお!と思える有名な人物が次々と登場して大活躍します。伊藤計劃さんも読みたい。


山口昌子「シャネルの真実」

山口昌子「シャネルの真実」
誰もが知ってる偉大なデザイナーなのに、その出生は誰も知らない知られちゃいけない。生前の本人が虚実入り交じった証言を遺し、時には伝記作家が書いた文章を封印させたりもした。そんな謎多きシャネルの生涯を探るルポ。実は彼女は極貧家庭の出身で少女時代のほとんどを孤児院で過ごしたという。そして第二次大戦下では対独協力の疑惑も。女性が女性らしく、しかも男性に依存せず独立して生きる、という人生をたった一人で切り拓くということの苦難と、そのタフさを備えさせた厳しい生い立ち、に畏怖。

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