●マンガの時間。

貴家悠/橘賢一「テラフォーマーズ」

貴家悠/橘賢一「テラフォーマーズ」1〜4巻
●いやー、コイツはボクの facebook のタイムラインでは妙に評判がよくって。おまけにアニメ「ジョジョ」の放送でCMがかかるもんで。またヘンなものに手を出してしまった。
惑星改造計画の下、人類が活動出来るようになった火星が舞台の、非常に悪趣味なサイバーパンクマンガ。そのテラフォーミングの過程で火星の大地に送り込まれたゴキブリが、あり得ないような巨大進化を果たして人類に襲いかかる。首を捻りちぎる、胴体を切り裂く、ありとあらゆる残虐なやり方で宇宙飛行士が殺される。しかし人類も負けてはいない、外科手術で改造された戦士はこれまた様々な昆虫の特殊能力を悪趣味にカラダの中に収めていて、血みどろの肉弾戦を繰り広げる。ワイフにまた怒られた「こんなのコドモに読ませて最悪!」

●その他、最近読んだマンガ一覧。
久保ミツロウ「アゲイン!!」6〜7巻
諫山創「進撃の巨人」9巻
高橋ヒロシ「WORST」30〜31巻
尾田栄一郎「ONE PIECE」69巻
森薫「乙嫁語り」5巻
松本太洋「SUNNY」3巻
安彦良和「ヤマトタケル」1巻



●「エウレカ」観てテクノ気分。

DVD「エウレカセブンAO」9

●DVD「エウレカセブンAO」9巻
●この第9巻でもって完結。むー。出来でいえば、前作「交響詩篇エウレカセブン」の方が良かった。あのエウレカ&レントンの純情一点突破な初恋ボルテージがそのまま世界を救うという幸せな決着は、そのまま家族四人で楽しめた。で、そのエウレカ&レントンの息子フカイアオを主人公に据えた本作は、時空を超えたパラレルワールドの奇妙なパラドックスがなんだが話を余計に混乱させてて最後のカタルシスを中途半端にしちゃってたかも。コドモたちもちょっと拍子抜け。「え、結局どうなっちゃったの?」あーパパもよくワカラン…。それにしても、あのトゥルースという名の敵役は、すげーカッコつけてるくせしてドラえもんをモチーフにしたデザインになってる気がするんだけど、なんでかな?誰か正解を知ってますか?
●一方、前作でも本作でも、このアニメはサウンドトラックにテクノを大胆に導入しててめっちゃ気になる。「AO」のサントラは、中村弘二が担当。この人、元 SUPERCAR のボーカル/ギター。テクノとストリングスの気持ちよいアンサンブルがすごく印象的なんですよ。渋谷系90年代に活躍してたアーティストがどんどんアニメやアイドルの裏方仕事に参入してるって話を、最近友達から聞いた矢先の発見。SUPERCAR は前作にも楽曲提供していたから、そこの縁での起用か?おおサントラ聴きたくなった!
電気グルーヴ「虹」の再構成楽曲が、最終回に登場する。コレが興味深かった。前作の最終話クライマックスには「虹」がそのまんま使われたからね。今回はこの「虹」 LAMA というバンドが翻案する。LAMA は、中村弘二、フルカワミキ、田渕ひさ子、そして電気グルーヴのサポートメンバーを務めた牛尾憲輔からなるバンド。前半二名はまんま SUPERCAR ってワケね。この楽曲「SEVEN SWELL - BASED ON "NIJI"」は速やかにダウンロード購入してしまったよ。歌詞も改変されてるけど、あのサビは残ってる。「遠くて近い つかめない どんな色か分からない ゆっくり消える虹みてて トリコじかけになる」


●ということで、純度の高いテクノが聴きたくなった。

RICHIE HAWTIN「DE9 TRANSITION」

RICHIE HAWTIN「DE9 : TRANSITION」2005年
●彼は90年代初頭のデトロイトテクノのシーンから登場したクリエーター。PLASTIKMAN 他たくさんの変名ユニット名義を使って世に繰り出したそのストイックなほどのミニマルなスタイルは、理知的なアプローチとして、イギリスのテクノシーン、特にレーベル WARP が打ち出していた「ARTIFICIAL INTELLIGENCE」路線と共振してたように思える。
●思い返せば、彼は90年代中頃にはちょくちょく来日してた。当時は新宿歌舞伎町にあった LIQUID ROOM で、RICHIE石野卓球 JEFF MILLS らとプレイしてた。そんなイベントに学生時代のボクはよく遊びに行ってたのでありました。彼のプレイはぶっちゃけホントにストイックなもんで、あらゆる虚飾をそぎ落としてタダの四つ打ちだけがドンドン鳴ってるだけの状況。その中、苦悶するような思いでダンスしてたような気がする。テクノってある意味で苦行。巨大なビートの下に全ての人々が等しく奴隷。
●そんな90年代の彼は、スキンヘッドに黒縁メガネ、というある意味とってもストイックな風貌だったのですが、ココのジャケじゃブロンドの前髪を長く伸ばしてかなりイメージ変わってます。しかし作風でいえば相変わらずというか、より磨きをかけてストイックなミニマルテクノ。ミックスCDであるこの作品は、CDの上では1トラック1楽曲として取り扱われてるけど、実質上常に3〜4曲ほどをミックスしてる。なのに死ぬほどミニマル。要素が最低限。なんで4曲も混ぜ合わせてるにのこんなに要素が少ないんだろう?元々の素材トラックはきっとホントにナニもナイのね。でも、そんな薄く細い糸が重なり合って可憐で滑らかな繊維を織りなすかのように、RICHIE のプレイは緻密に繊細に音のレイヤーを操作していく。
●実はDVDとの二枚組。CDは76分ほどの内容だけど、DVDには96分のロングバージョン、30分ほどのライブ映像、2本のプロモビデオに、インタビューまでが収録されてる。DVDの方が完全に主体ってワケね。それでも480円激安ワゴンの中で発見されました、イイ買い物。


●LAMA「SEVEN SWELL - BASED ON "NIJI"」



●RICHIE HAWTIN「THE TUNNEL」




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