東京怪童

「悲しみと居るより 明るい方がいい
 歓びは何にも勝る 心に差し込む光

 でも美しいサンバを作る為には 悲しみがなければだめ
 悲しみがないところで サンバは生まれない

 サンバを作るのは ジョークを口にするのとは違う
 そんなサンバを作る人なんてのは 大した事ないもの

 いいサンバはまるで祈りのよう
 なぜならサンバは揺れる悲しみ
 
 そして悲しみには常に希望が寄添う
 そして悲しみには常に希望が寄添う

 いつかは悲しまずにすむ日が 来るだろうという希望が
 夢を少々 カデンツひとつ

 この世の誰にも超えられないもの
 それがサンバの持つ美しさ

 悲しみと居るより 明るい方がいい
 歓びは何にも勝る 心に差し込む光

 でも美しいサンバを作る為には 悲しみがなければだめ」


望月ミネタロウ「東京怪童」に引用されていた、サンバの一節。
「SAMBA DA BENCAO」〜作詞:VINICIUS DE MORAES
(この曲のコトについてはコチラのブログが詳しかったです…)

●…なんか心に残るものがあったから、このページだけ破ってキープしておいた。


これは、去年の東京映画祭で観た映画。

JAPAN IN A DAY

「ジャパン イン ア デイ」
YOUTUBE 経由で一般から寄せられた膨大なフッテージを小刻みに編集して、一日の出来事を切り取った作品。ある一日の出来事を全世界からYOUTUBEで映像を募集した映画「LIFE IN A DAY 地球上のある一日の物語」と同じコンセプトの映画で、プロデュースには前作同様リドリースコットが携わっている。前作もボクは劇場で観てて、YOUTUBE というプラットフォームで全世界が繋がっていく大きな一体感を感じることができた。
●でもこの映画は、ちょっと違う意味が加わっている。切り取るべき一日は、2012年3月11日。東日本大震災からちょうど一年経ったその日である。日本にとって、日本人にとって特別な日。ナニかが突然に、一変してしまった日、そこから一年。ナニゴトもないような慎ましい日常。人々は目覚め、食べ、働き、遊び、動き続ける。一般人が自分で撮影した映像は飾り気もないし、声高にナニかを叫ぶ訳でもない。
そして、祈る。映画のクライマックスは、その日全国で行われた様々な集会を映しとる。祈る。祈る。無名のカメラが無名の人々のフツウの顔を映しとる。彼らはフツウに祈る。ナニを祈るのか?失われたものの大きさを今一度噛み締める為に祈るのか?もうボクは涙が止められなかった。


さて、あの災厄から、2年が経とうとしている。
●あの日に失われたものに対して、一体ナニがなされたんだろう?あの時日本全土を覆いかぶせるホドに大きく膨らんだ恐怖と不安は、その影を隠したかのように見えて、実は全国民の細胞に深く染み付いてしまったようだ。その不安をムリヤリ覆い隠したい人たちが、ハリボテのような仕掛けを世の中にアレコレと組み上げて、なんだか世間がよく見えなくなった。PM2.5は目に見えるけど、放射性物質は目に見えない。見えて欲しくない人も大勢いる。本音を言うのがコワい、誰に刺されるかワカラナイから。

●震災直後から一年以内は、善意がナニかを成し得る希望が持てた。
●これからは、善意が実効力を伴うために、ナニが必要かよく考える必要がある。…考えろ!


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