●昨日は、東急横浜線がヒカリエ地下の副都心線に引き込まれるにあたり。
今までの渋谷駅がサヨナラ記念日を迎えるとのことで、まーオオサワギだった模様。

東横線渋谷駅

「タモリ倶楽部」ですら鉄道タレント集めて東横線特集してたもんね。


一方、我が下北沢の街も、一大転機を迎える。
来週土曜日の始発をもって、東北沢〜下北沢〜世田谷代田の駅が地下化するのであります。
●つまり、このエリアを小田急線が地上を走るのは、今週が最後。今後線路は撤去されます。
●だから、この最後の週末で、なくなってしまう踏切と駅の風景を写真に収めておこうと思うのです。

●まーウザイウザイと思ってた開かずの踏切たちもイザなくなっちゃうと思うと、ちょっぴり寂しいと思ったのは、実はボクだけではなくてですね、今日は街のいたるところでカメラを持ったオジサンオバサン若い女子から中高生までもがウロウロしながら写真を撮って歩いてて。
●なんと、ボクのヨガ教室のセンセイまでが facebook で号令をかけて「踏切記念撮影会」を仕切ってたりしてたのでした。

ただ、今回写真を収めるのは単純なノスタルジーだけが動機ってわけじゃありません。
コレから始まる線路跡地利用計画の具体化で、下北沢の街がどのように変わるのか記録を残しておかないと、と思う節もありまして。ボクも下北沢在住11年目となりました。でも予想以上に街の風景の写真を今まで撮ってきていなかった。コレを反省しているのです。工事がまったく始まってなかった時期にももっと写真を撮っとけばよかった。
●この街は古い店がどんどん潰れ若い店がどんどん現れる、ホントに活発に表情を変えていく場所でもありますが、大きな空白地帯となる線路跡地の開発と、関連事業として進められている補助54号線という道路計画で、今後数年間で街そのものの構造がゴッソリ変わる予定になってます。特に補助54号線は、まー素人目に見てもムダじゃねーの?と思えるほどドコにも繋がらない役に立たない道路計画で、ボク自身は非常に懐疑的に見てますし、実際根強い反対運動もたくさん起こってます。ということで、コレは節目として是非ランドマークになるような場所は撮影しておかなければ、と思う次第であります。

●今回の地下化での大きな目玉は、このエリアにある開かずの踏切全9カ所がなくなるコトです。

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ココの踏切が一番混雑する!下北沢駅のすぐトナリ、スーパーオオゼキと駅前市場の間にある踏切。
●この写真自体は、数週間前に撮ったヤツ。憎らしい子ほどカワイイといいますか、苦労させられた分だけ愛おしいというか。一番最初に撮影しようと思った踏切はコイツです。踏切の北側/駅前市場側に立って撮影しました。奥にピンク色のオオゼキ店舗が見えますね。

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この写真は、この「オオゼキ踏切」を逆サイド/南側/オオゼキ側から撮影した様子です。
ごらんのとおりマジで人が一杯です。ホントに開かないんですもん踏切が!こんな様子ですから、ココに間違えて自動車が入ろうものなら大分ドライバーは苦労します。実際この写真にはミドリの東京無線タクシーが一台写っているのですが、膨大な歩行者に囲まれて身動き出来ません。でマゴマゴしているウチに次の電車がやってきて踏切はまた閉まってしまうのです。

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ヨガ教室のみなさんたちとの撮影会の様子。
●電車が駅から発信する様子を撮影する、その様子を撮影する、その様子をさらにボクが後ろから撮影しました。みんなでそろって記念撮影もしましたが、それだと面が割れちゃうんでソレは掲載しないです。

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この「オオゼキ踏切」を、南側のオオゼキ2階の窓から見下ろして撮影しました。
●さて、この踏切の場所は今後ナンになるのか?広大な駅前ロータリーになります。自動車が入ってこれない歩行者中心の街、が下北沢の持ち味でしたが、線路跡地利用計画によると、この線路の上に広い車道を通して、駅前まで大型車両(バスや消防車両など)がスムーズに出入り可能なロータリーを作るコトになっています。しかし、当然線路の幅だけではロータリーは出来ません。ということで、周辺の用地買収が必要になります。
●ちとわかりづらいのですが、写真の奥に、白地に赤文字でスーパーピーコックの看板が見えます(電線にカブっちゃってます…すいません)。駅前ロータリーはこのピーコックの前まで広がります。つまり、踏切からピーコックまでにある低層の建物たちは全て立ち退き&取壊しの対象となります。小田急線車両の後ろに見えます、駅前市場は完全に消滅します。黄色い店構えのスニーカーショップ、STEP BY STEP は立ち退き対象エリアだったかな?でもこのお店は下北沢の別の場所にも店舗を構えてますので、ここは立ち退いても平気なのかもしれません。さらに隣の居酒屋さんはそのまま存続するはずです。というか、軒先だけが買収対象になったので、そこを踏まえた改築をすでに済ましているのです。

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今度はピーコック3階から踏切方面を見下ろすカタチで撮影してます。
●正面奥に、ピンク色のビル、スーパーオオゼキが見えます。踏切は見えませんが、一応電車の電線とかは写ってます。手前に広がってるトタン屋根の建物たちが駅前市場です。「下北沢駅前食品市場」という看板も見えますね。コレがどこかのタイミングで取り壊されてしまうのです。
ボクがこの街に住み始めた頃は、ソコソコの数のお店が営業をキチンとしてました。おそらく全盛期はすでに終わっていたと思うのですが、それでも下北沢らしいユニークなお店がありましたし、結構な頻度で利用もしてました。CD-Rの束が安いお店があったのでかなり重宝したものです。今は10店舗ほどの営業…面積にして全体の五分の一程度。若い人がやってる立ち飲み屋さん、昔ながらの乾物屋さん、八百屋さん、魚屋さん、あとはオリジナルのラインを作ってるアパレルが一つ。そんなもんかな。

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ヨガグループで、駅前市場の中に入ってます。
●早い時間だったので営業しているお店はナシ。実は明るい時間にこの中に入るのって久しぶりだったので、今まで見逃してたデティールとかを観察出来ました。暗いアーケードというイメージがあったけど、太陽光を取り込めるように予想以上の量の半透明トタンが使われていたコト、無粋な蛍光灯照明だけじゃなくて、昭和レトロな電球照明もぶら下がってたコト…今では実際に光らせていないと思う…。今は薄暗くて物騒なイメージが漂ってしまっているけど、昔は、つい数年前までは十分ににぎわってたのよ。
●右の写真は、「オオゼキ踏切」を渡って市場に入ろうとした人が一番最初に目にするお店、うさや。ウサギが大好きな我が娘ヒヨコ10歳のお気に入りスポットであり、数年前まで軽く営業もしていましたが、長らく閉店状態です。そもそもは竹中直人主演/信藤三雄監督映画「男はソレを我慢できない」のロケ地として作られたハズのお店でして、うさやという設定そのままで映画に登場してました。…ま、この話は何回かこのブログで触れてますけど。

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さて、次は「一番街商店街入口踏切」です。
●下北沢街区の一番東側に位置する一番街商店街の入口にある踏切で、そのまま二車線の太い車道を備えた茶沢通りに直結します。一番街が北側で、この写真の撮影位置も商店街側であります。奥にはセントラルスポーツというスポーツジムが見えます。コレも前からこの場所にあるこの街のランドマーク的存在です。車道を挟んでセントラルの正面には交番があって、そこから東商店街が始まります。
●線路跡地利用や補助54号線の道路計画では、一番街商店街に直接の影響はありません。用地買収エリアはこの商店街よりもっと線路や駅に近いトコロが対象になるからです。しかし、補助54号線幅26メートルもの太さを持つデカイ道路とされてます。駅からの歩行者の流れが分断され客足が遠のくというリスクが、素人考えでも心配されます。

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「一番街商店街入口」踏切を別の角度から撮影しています。
●先ほどの写真と同じように踏切の北側から、しかし商店街の中に入らず、茶沢通りの延長線にあたる道路の方から撮影しました。三軒茶屋駅前から太子堂代沢十字路などを北上して下北沢に到達する茶沢通りは、この踏切を渡ると途端にセマイローカルなクネクネ脇道になりクネクネしたまま井の頭通り大山交差点に到達します。歴の浅いタクシー運転手さんだと理解出来ない道です。世田谷区全体がそんな中途半端な道ばかりなんですけど。前述の「オオゼキ踏切」のあたりにできる駅前ロータリーは、線路の上を道路にしてこの踏切の地点で茶沢通りと合流します。この踏切から隣の駅の東北沢までの線路跡地は遊歩道や公園緑地になるといわれてたような気がします。

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「一番街商店街入口踏切」を、南側/セントラルスポーツ側から撮影してます。
●というか、厳密には、セントラルスポーツのトイ面にある交番の前から撮影してます。踏切の向こう側には、一番街の入口ゲート。そして茶沢通りの延長方面にはスタジオ NOAH の看板が小さく見えます。バンドマンの街下北沢には、こんな貸しスタジオがイッパイあります。NOAH はその代表格かと。時系列変化を見る為に、一番街、NOAH というランドマークを目印に入れ込んだ写真にしました。

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「一番該商店街入口踏切」と「オオゼキ踏切」の間には、小さな歩行者専用踏切があります。
●これをココでは「ローソン踏切」と呼びましょう。奥を見てください。コンビニ・ローソンがあります。そんで手前側には本多劇場グループの施設なのでしょう、本多スタジオという貸しスタジオがあります。劇団さんとかがリハや稽古をやる場所でしょうか。この建物の中には味わい深いバーがいっぱいあり、下北沢の濃ユイ文化を象徴しているかのようなオーラを出しています。しかし!この建物は補助54号線の用地買収エリアのど真ん中に位置しているので、もしかしたら近年姿を消すかもしれません。だからランドマークにできないのです。実際、この近所のお店ではすでに買収契約に合意したというウワサも聞こえています。

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さて、駅そのものの準備はどうなっているのでしょう?コチラは南口。
●高架の上を走っているのは京王井の頭線。こちらも線路の下の盛り土部分を高架化して新しい歩道を作る工事がこの駅前エリアで進んでおります。そんで奥に見えるのが今の駅の入口。青地に白文字で下北沢駅という字が書いてあります。そんで、画面左側が、来週からオープンする仮駅舎。ナニゲにスタンバイオッケー気味です。着々と工事が進んでいます。今日は、事前申し込みによる地下駅ホーム親子見学会なども開催されてました。
●かつては、ココには一階オダキューオックスというコンビニ、そして2階にはレンタルビデオの TSUTAYA が入っている建物がありました。工事が始まり建物が壊されて TSUYATA が去ってからはこの街のビデオ市場は DORAMA 一社の独占となり、ハッキリ言ってヤリ過ぎなほどの下北沢ローカル局地的多角化展開を拡大推進、古本、DVDやCDショップはいわずもがな、古着屋やゲーセン、金ショップ、そんで先日はカフェまで始めました。こんな独自進化はフツウじゃアリエナイ。ま、別にいいんだけど。

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駅の改札を内側から。

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小田原方面行きホーム。

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新宿方面行きホーム。今の改札とホーム、このヘンは全部なくなっちゃうね。

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井の頭線からの乗換え導線。新宿方面に乗る人は階段を下へ。この駅で下車する人、小田原方面に行く人はそのまま廊下を直進&奥の階段を上へ。そんな二重導線がメンドクサイ感じもしてた…という記憶がいつか懐かしいと思える時がくるようなこないような。

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で、北口。ココは最終的には駅前ロータリーになってしまうので今ある建物は全部なくなるでしょう。この写真の右端に駅の仮改札が出来て、しばらくはそこを使うカタチに。


補助54線道路計画はヒタヒタと進行中。

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●ふと気付くと、北口商店街の中に突然空き地がポコポコと出来てるんですよ。これ明らかに補助54号線道路計画の用地買収でしょ。左上の写真の場所なんて、わざわざ空き地を作るためにスゴく薄っぺらい建物に改築したんだよ。その奥に高い建物がありますが、これが北沢タウンホール。このビルの根本のアタリから補助54号線は始まり、線路跡地にできる車道を股いで、この場所に真っ直ぐ向かってくるカタチに計画されてる。うわー、いつの間にかよくワカランうちに街は壊されている。コワい!

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