●東京都議会選挙があったね。投票率30%に届かなかった模様…。
●ボクは投票は欠かさず行くんだけど、ボクが投票した人が受かったか落ちたか、よくワカランのよね。
●このへん、ネット選挙が解禁になると、わかりやすくなるのかなあ。
●まー実はそんなに興味もないんだけどね。


ストリクトリーなヒップホップを聴きたくなって。

THE BEATNUTS「CRAZY STONE」

THE BEATNUTS「CRAZY STONE」1997年
●彼ら THE BEATNUTS 90年代前半に一世風靡したニュースクール運動から登場したユニット。この時代の重要派閥 THE NATIVE TANGUE POSSE に所属、DE LA SOUL、A TRIBE CALLED QUEST、THE JUNGLE BROTHERS の仲間としてシーンに現れた。ジャズを顆粒レベルまで粉砕した結晶をユニークなセンスで硬質なトラックに組み上げるサンプルセンスが実にクール。その意味では A TRIBE CALLED QUEST GANGSTARR、PETE ROCK と同じような系譜に位置する存在。ザラリとしたワイルドさが深みと奥行きを作るサンプル絵巻である表題曲「CRAZY STONE」、耳馴染みのイイループが印象的なクラシック「OFF THE BOOKS」、不穏と不安とメランコリーをループに封じ込めた「SUPA SURPEME」、オルガンのファンキーなサンプルの上で繰り広げられるマイクリレーがスリル満点の「THINKIN' BOUT CASH」などなど、渋みの利いた硬質グルーヴがたっぷり堪能出来る。
●ただし、やや後発組であった彼らは、このスタイルが時代のど真ん中でモテハヤされたタイミングを掴み損ねた感がある。PUFF DADDY らが仕掛けてくる次のトレンドの中で、立ち位置を探る雰囲気が微妙。シングルにもなった「GIVE ME THA ASS」の分かり易過ぎるディスコファンクが、チト異質に聴こえる。

THE BEATNUTS「A MUSICAL MASSACRE」

THE BEATNUTS「A MUSICAL MASSACRE」1999年
THE BEATNUTS のメンバー、PSYCHO LES JUJU の二人は、ドミニカ系とコロンビア系、つまりは生粋のラティーノ。実は元来から THE NATIVE TONGUE POSSE 中では異色の存在だった。ストイックに研ぎすまされていたトラック感覚に微妙なフランクさが付け加え、独特のルード感、湿度を感じさせるムサ苦しさも醸し出されてきた。あと、ヤケクソで大味なオモロ感…これは正直ボク個人は馴染んでないんだけど。さらにはコレ以前までは目立たなかったスパニッシュラップが新しい味わいを忍び込ませてきた。スパニッシュのフロウはルードでイイ…ラストの「SE ACABO」がゲストシンガーに色添えされて実にイイ。前作収録「OFF THE BOOKS」の続編のようなフルートサンプルの「WATCH OUT NOW」はラティーノ風味のパーティチューンでクール。

THE BEATNUTS「TAKE IT OR SQUEEZE IT」

THE BEATNUTS「TAKE IT OR SQUEEZE IT」2001年
サンプル全盛時代が終わったことも受けて、ビート感覚が大分変わった趣き。初期メンバー AL TARIQ 参加曲もあるが、デビュー当時の気分とは異質。かつての持ち味であった腰の座ったドープ感よりも、トリッキーなフロウと誇張したキックでファンキーさを遊ぶ気分は、ちょいと乗り切れないかも。しかし「LET GIT DOE」のギターループと FATMAN SCOOP のガナリ芸の合体ワザは成功例。また、「IF IT AIN'T GANGSTA」「HOOD THANG」のような楽曲で滲み出る淡いメランコリーが忍び込むとラティーノの香りはその風味を増す。
●旧来の作風もなくはない。「HAMMER TIME」「U DON'T WANT IT」のループ感はドープ。完全に同じループの繰り返しだというのに、そのループに込められた不安定な感覚を次の小節への推進力に変えていくマジックが、ヒップホップの醍醐味の一つだとボクは思う。
●前作収録「SE ACABO」のリミックス、WU-TANG CLAN METHOD MAN を召喚して再収録。ラテンのファンキーさとタイトなラップフロウがピリリと利いた傑作。

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