土曜日に、大きなプロジェクトを終えた。
うわああ。マジで緊張した。直前2日前に激しい仕様変更があって、チームの誰もが動揺。そこからのアレコレを乗り越えて、ゴールへ突っ走る感じ。ミスは許されない。…で、なんとか企画実施成功!あまりに嬉しかったのか、オサケ飲めないクセして会社で缶ビールの祝杯を挙げて珍しくガブガブ飲んで、そんで顔真っ赤。フラフラのほろ酔いで、終電帰宅した。6月のプロジェクトはソロプレイの性格が強かったが、7月は新しいパートナー/メンバーとのガブリ四つのチームプレイだった…ああ、また楽しい仕事ができて新しい仲間ができた。うれしいね。
土曜当日なんて、ゲンを担ぐほどの気持ちにまでなった。神頼みなんて絶対しないタイプなのに!なにか運気が良さそうなモノを身につけようと考え、五十嵐大介「海獣の子供」×BEAMSコラボTシャツを着て「海と世界の神秘よ、ボクとボクのチームにご加護を!」と真剣に願った。海のブルーに、京都で買った藍染めの和柄シャツとブルーのADIDASスニーカーを合わせた。なんだか意味ワカランが、よっぽど緊張していたのだろう。実際、周囲もボクが妙にキョドってると思ってたらしい。

五十嵐大介「海獣の子供」×BEAMSコラボTシャツ

<海獣の子供 × MANGART BEAMS T> RUKA(琉花) BEAMS ブログから拝借。

●そんで明けての日曜日、マジでカラダの節々が緊張で痛んでる。筋肉痛というか筋肉が凝り固まっているというか。で、しょうがないから、下北沢のタイ古式マッサージに行く。最近、マッサージが多いね。


で、ふらり駅前に出ると、なんだか街がニギヤカ。「下北沢音楽祭2013」。

下北沢音楽祭(フライヤーだよ。)

●街の至る所にミニステージが組まれて、たくさんのミュージシャンがアンプラグドな音楽を奏でてました。そんで大勢のボランティアさん。お祭りであります。

●でね、下北沢駅北口の、駅前市場跡地がスゴく盛り上がってた!

駅前市場の更地 下北沢音楽祭2013金子マリ2

●以前
コチラの記事で紹介した、駅前市場の取壊し。その跡地が舗装されて、イベントスペースとして活用されていたのだ!
●上の写真は、左が今年四月の取壊し直後。そんで右が日曜日の音楽祭の様子。この街はどんどんカタチを変えていくけれども、一方でソコで生まれた無粋な空白をスグに埋めてしまうバイタリティが健在。そのコトがスゴく嬉しかった。

●しかも、このステージに登場したのが、なんと金子マリ& CHAR

下北沢音楽祭2013金子マリ1 下北沢音楽祭2013金子マリ3

●人呼んで「下北沢の JANIS JOPLIN」。 シルバーに光るドレス。フツウにしゃべってるだけでソウルとブルースがまとわりつく声。70年代からロックとソウルの現場で戦い続けたゴッドマザー、金子マリが降臨!そんな彼女に「40年来の親友」と紹介されて、CHAR さんものそりと登場。呼吸のピッタリ合った二人のアンプラグドなセッション、でもギターも声も豊穣すぎてアンプラグドに思えない。CAROL KING「I FEEL THE EARTH MOVE」をファンキーに歌いこなし、そのままの流れで CYNDI LAUPER「TIME AFTER TIME」をタップリのタメを効かせてソウルフルにカバー。うわあ、やっぱホンモノはスゴいわ。ミニライブのシメは、かつて子供が生まれた時(子供ってのは RIZE のメンバー 金子ノブアキ KENKEN ってコトね)に、去年4月に世を去った夫・ジョニー吉長と作ったという曲「ありがとう」一瞬だけ声を詰まらせたのは、母として妻として走り抜けた年月への思いだろうか。
金子マリは、下北沢にある葬儀屋さんに生まれた生粋のシモキタ人。そして音楽活動の傍ら、その葬儀屋さんを社長として今も経営している。家業の経営、育児、離婚と、音楽活動に専念できないジレンマを抱え悩んだ時期もあったようだけど、マイクを握ればそれをハジキ飛ばすようなパワフルさを発揮する。実にカッコイイ。

●ボクの撮った写真じゃ全然彼女のカッコよさが伝わらないので、ネットで見つけた写真を貼っておこう。カッコいいでしょ。

news_large_kanekomari_art20130128.jpg

金子マリ「JUST LOVE」

金子マリ「JUST LOVE」1993年
●ボクが持ってる彼女のCDはコレ。「ありがとう」も収録されてる。


●直接は関係ないけど、70年代の日本のロックバンド。

頭脳警察「悪たれ小僧」

頭脳警察「悪たれ小僧」1974年
●ついこの前、マンガ雑誌「ヤングマガジン」に連載中の安童夕馬/朝基まさし 「サイコメトラー」の中で、「頭脳警察1」のLPレコードが登場してきた。70年代の学生運動を戦った中高年グループが警察の不正を暴くために爆弾テロを仕掛ける…この犯人グループを追う主人公・エイジたちは、このLPレコードから犯人たちの意図を読み取ろうとする…。しかし、マンガの脇役たちは、収録曲の「世界革命戦争宣言」も有名な「三億円事件のモンタージュ写真」ジャケも、意味しているトコロがさっぱりわからない…しょうがないよね、現代の高校生という立場だもん。かつて音楽と政治が結びついていたという事実は、今の感覚だと掴み切れない。…とボクは思う。
ロックバンドが政治批判や社会批判を表現するためのフォーマットだというコトを、前提として認識してない世代が今の若者のマジョリティだ。「音楽が政治のことを取り上げるのは不自然で不純だ」そんなコメントをツイッターで見かけたことがある。コレもしょうがないね。政治批判や社会批判をしたいと思えば、ロックバンドなんて面倒なことを仕立てる前に、ツイッターか2ちゃんねるで自説をブチ上げればイイ。気に食わない政治家や企業には、直接文句を言うコトさえ出来る。
●そんな状況の中で、ロックバンドには何の意味があるのか?…考えると暗くなる。こんだけ音楽業界がショッパイ状況で、わざわざ政治活動にアタマを突っ込むアーティストをメジャーメーカーが支援するだろうか?俳優・山本太郎は参院選出馬を表明、今週下北沢で街頭演説をしているらしいが、彼も芸能界での立場を全て失った。主張のあるアーティストにもうヤレル事はナイね。しょうがないね。

70年代のロックバンド・頭脳警察は、放送禁止や発売禁止などのトラブルを抱えながらも、熱い政治の季節を戦い続けた。革命を歌い、戦争を歌い、反権力を歌った。…しかし、6枚目のこの作品の後にバンドは解散をする。本作「悪たれ小僧」はワイルドでアグレッシブなリフ演奏で見事に無骨なハードロックになっているが、実は歌詞は抽象的になって政治色はグッと後退している。キッカケは72年あさま山荘事件(&山岳ベース事件)だろうか?左翼運動はただのテロリストになってしまい、急速に学生運動は冷めていった。共産主義は厳格な理論のようであって社会改造に向けてのロマンチックな情熱の対象だった。しかし、そのロマンが破れてしまったのだ…。だから、頭脳警察も解散してしまったのだろう。この状況において彼らは役割を終えたのだ。
さて、2013年の状況。去年までの民主党政権の失策は、左派政権への淡い期待というロマンを完全に吹き飛ばす巨大なインパクトになった。フクシマ状況への対応は誰が政権を担っていてもヤリ切れなかったと思うが、結果的に彼らにトドメを刺してしまった。そんな昨今は、歯切れよいトーンでザクザクと世間を斬る右派政治家の方が人気があるっぽい。70年代中盤以降のシラケ状況と、2013年の保守右傾化は、状況がシンクロしているようにボクは思える。つーか、そもそも、右も左もなんだかよくワカラナイ。ワカラナイって、この前職場の若者にハッキリ言われた。ボクの先輩は「ああ、嘆かわしい!」と叫んでたけど、コレもしょうがない。冷戦終結〜ソ連崩壊の時、彼らは幼稚園生だったんだもん。

●右も左もワカラナくてイイ。ただし、今自分たちが感じている社会不安や政治不信を音楽に乗せるのは、実は有効な手段であることにもっと気付いて欲しい。今の状況で、歴史問題やTPP問題、原発問題を音楽に着地させるコトは意味がある。根本の部分で政治はエモーションな問題だ。エモーションの衝突を制度として調整しているのが政治だ。ブログやツイッターでどんなに議論を重ねようと、エモーションに到達しないメッセージは支持されないし、問題を解決しない。ヘイトスピーチや人種差別は、エモーションの最もゲスな表現形態だ。エモーションを洗練させ芸術に昇華させる。これこそがアーティストの仕事だ。見事な表現で、ゲスなヘイトスピーチを一掃してほしい。音楽なんかに社会は変えられないという人がいるかもしれない。しかしボクは同等に140文字でも社会は変えられない、と思っている。しかしゲスな表現は駆逐されるべきだ。
●2001年以降、頭脳警察は再結成してライブ活動を続けているという。かつてのように革命の歌を歌っているのだろうか?そして、そこから新しい世代への継承はなされているのだろうか?

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