●ノマド&ヒヨコに突如「ゲゲゲの鬼太郎」ブーム。

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●とにかく「ゲゲゲ~」というフレーズが鮮烈らしくて、「ゲゲゲが見たい」ばっかりだ。せがまれてビデオ屋に行く。テレビ版がたくさんあるのでどれがいい?と聞くと「コワくないヤツがイイ」。おいおい「鬼太郎」でお化けでてこないヤツなんぞないぞ!
●そんで一応先輩として、細かい設定を教えてあげる。「鬼太郎はね、目が片っぽないの。いつも髪の毛で隠れてるけどね」「で、その片目が、目玉のオヤジ。アレは鬼太郎のお父さんだ」へえーと感心しまくるコドモ2匹。しばらくビデオ鑑賞した後、ぽつりとヒヨコ「鬼太郎のお父さん、お洋服着ないのね。」あー確かに裸だ。そしたらノマド「お父さんなのに、チンチンついてないね。」ああー確かにそうだ。チンチンないわ。初めて気付いた。
●もう一個気付いた事が。今回レンタルしたのは、4回目(1996~98年)のアニメシリーズだが、例の主題歌を憂歌団が担当してる。へえ。
●ボクがリアルタイムで見てたのは3回目のシリーズ(1985~88年)だったらしい。で今現在第5シリーズが放送中とのこと。(←それ知ってたらビデオ借りんで済ましたわ!)今シリーズでは「ねこ娘」がスゴく可愛くなってるらしく、人間社会でアルバイトとかしてるらしい!

「ゲゲゲの鬼太郎」最新シリーズ: http://www.toei-anim.co.jp/tv/kitaro/

●そんなノマド&ヒヨコ、公文式教室に正式デビュー。
●この8月から、ノマドヒヨコに算数&国語を公文で習わせることに。いわゆる「読み書きソロバン」だ。週二回教室に通って、簡単なドリルをこなす。時間も測る。スピードが大事。そして宿題プリントをもらい、これも毎日やる。まずココから、このタイミングで始める。

公文式ホームページ: http://www.kumon.ne.jp/index.html

●ノマドは知的好奇心を刺激されてやる気マンマン、初日に3日分の宿題を終わらせてしまった。ノマドは幼稚園の年長さん。来年4月から小学校だ。この時期に教室に行かせる理由は、ヤツにとって「遊び」/「勉強」が分化する前に、「勉強」「遊び」と同じ世界にあるもんだという事を理解させたかったからだ。
●小学校に入学すれば、否応なく「勉強」/「遊び」の時間がカリキュラムによって整理切断される。子供によっては、二つは反発する対立要素になってしまうが、ノマドにはそう考えてほしくない。遊ぶように勉強し、勉強するように遊んでほしい。今のノマドは「遊び」/「勉強」が渾然一体。ヤツが読書するのは勉強のつもりじゃないし、最近は字を書いてメモを作るのが楽しいらしい。そのままがいい。勉強は楽しいものだし、遊びも真剣にやれと言いたい。だから今から、遊びの延長として教室に通わせる。
●それでいて完全な我流で覚えた字を、無意識のうちに矯正する。ヤツはサウスポーだし、キレイな字を書くのには難儀するだろう。でも他人の字をよく見て、よりステップアップするはずだ。

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●一方ヒヨコは公文オリジナルバッグがもらえた事が一番嬉しくて、内容には全く興味がない。困ったなあ。
●不安がいっぱいだが、一流の社交家ではあるヒヨコなので(バレエ教室でも、阿波踊り練習でも、幼稚園でも、マンションでも、ヒヨコはすぐ人気者になる。むしろ面倒見てあげたくなるオーラが出てるというか…)、公文式教室という社会に放り込めば上手くサヴァイブするだろうという当てずっぽうな期待がある。
●とにかく、文字&数字に対する接触機会を増やす。細かい作戦はこれから考える。


●そんな父親だが、こちらもコドモに対して道徳を示してやるだけの理論武装をしなければいけない。善悪の基準とか、守るべき礼節だとか、そういうヤツ。ハッキリ言って自分でも自信がない。まるで「ドロナワ」って事だが、こんな本を読んだ。

高校生が感動した「論語」

佐久協「高校生が感動した『論語』」
●えっ!今このタイミングで孔子かよ!と思うでしょ。やー、一応儒教的価値観のルーツ勉強しといた方がいいかなと思って。この本は慶応高校で人気だった漢文の先生による、思いっきり噛み砕いた現代口語訳「論語」。じゃなきゃさすがに読めないよ。
●でも「論語」は理論書じゃないし、孔子のバラバラな発言集だから、その思想体系とかはさっぱり分からなかった。でも1つ分かった事がある。孔子は、同じ内容を何回も質問されてるが、毎回違う事を言っている。時には矛盾寸前みたいな場合も。これは相手を選んで答え方をそのつど変えているのだ。現代風で言えばコーチングである。その対象に即して的確なタイミングとアドバイスが重要だ。彼は名コーチなんだ。

●今のノマドヒヨコに「礼節」をそのまま説いても意味がない。より具体的なルールを確認するのがイイ。ノマドへは「ママに意地悪しない。ノマドはママが嫌いか?好きなら優しくしろ。困らせるようなことは止めろ」。ヒヨコへは「ゴハンの時、お手伝いの時、お片づけの時、必ず両手を使いなさい。片手ではちゃんとした事はできないし失敗もする。おフザケして遊んでいるように見える」
●これを静かな声でゆっくり言い含める。できれば、必ず肩を抱いたり、両手を握って話す。ギュッと強い大人のチカラを、こうしたスキンシップで示す事で、デカイ声を出さずに大人の権威を理解させる。

●もう1つ中国ネタを。これ全然違う文脈だけど。

DVD「墨攻」

●DVD「墨攻」2006年
●日本の同名マンガを原作に中国映画が作られたケースだ。主演はアンディ・ラウ。もちろん森秀樹の原作マンガも大好き。本来は酒見賢一さんという人の歴史小説らしい(←コッチは未読)。やっとレンタルが出た!
●舞台は1600年以上前、春秋戦国時代の中国。孔子のような思想家が数々活躍した「百家争鳴」の時代に、「墨家」という思想集団があった。彼らの信条は「兼愛」「非攻」。平和を重んじ全ての侵略行為を否定する。
●大国・趙の10万の軍勢にまさに侵略されんとしていた小国・梁は、この「墨家」に救援を要請する。派遣されてきたのはたった一人の男・革離「非攻」の思想に基づく鉄壁の防御術と知略の限りをつくして、この天才戦術家が10万の敵と戦う。
●様々な戦術/戦略で知能戦が繰り広げられた原作マンガと違い、映画では、その天才を巡って嫉妬や裏切りが巻き起こる人間社会の愚かさが描かれている。崇高な思想も圧倒的な技術も結局そんなモノの前になし崩しになる。人間でダメだね。歴史上の「墨家」も、一時は孔子の「儒家」と伍する勢いを持ちながらも早々に没落してしまう。

墨攻 (1)酒見賢一, 久保田千太郎, 森秀樹

●なんか中国の古代史にも興味が出てきちゃった。今後本を買って勉強してみよう。

●今日のBGM。

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ソウル・フラワー・ユニオン「満月の夕」1995年
サザンのシングル探しでふと見つけた52円の8cmシングル。でもボクの思い出の大事な曲だ。あの阪神大震災の惨状と復興への切ない希望から、ソウルフラワー中川敬ヒートウェーブ山口洋の二人が共作した名曲だ。多くの人にカバーされているが、ボク個人は ガガガSP のバージョンで馴染んでた。
●あの地震では、学生だったボクもボランティアとして震災発生一週間目の神戸に入って様々な活動をした。物資を詰め込んだライトバンを運転したが、360度瓦礫の山で地図が全く役に立たない。コッチは塞がってる、目印がなくなってる、通行止めになってる。被災者の人達と会えば「ここでは7人死んだ」「あそこで8人死んだ」そんな話が普通の事のように出てくる。関西弁にはどんな悲惨事をも笑い飛ばし弾き飛ばす強さがある。1月の寒い夜、たき火を囲んで被災者の人やボランティアの仲間と色々な話をした。「どんなにヒドい破局に見舞われても人間は生きていく。」そんな「逞しさ」を教えてもらった。たった2週間弱の活動だったが、重要な経験だった。
●震災一年後、神戸市長田区・長田神社でフリーコンサート「つづら折りの宴」が行われた。出演は、ソウル・フラワー・モノノケ・サミット、どんと(ex. ボ・ガンボス)、石田長生などなど。12000人を動員したもはや伝説のライブだ。ボクも神戸まで足を運んだ。そこでこの唄を初めて聴いた。「解き放て 生命で笑え 満月の夕」逞しい唄だと思った。


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