●高校時代の同窓会があって、懐かしい仲間に会う。
●女性はみんな立派なママになってる。今回も1歳のバブバブくんが登場した。
●ホントに久しぶりの顔も登場したが、話を合わせるのにちと苦労した。フツウならこなせるはずの負担だが、先週の仕事がホントにキツかったのか、激しい虚脱でカラダとココロが重過ぎる。


この同窓会で、友人の死を知った。…うつで自殺したのだ。
●元うつ病患者として、他人事とは思えない。
これで、ぼくの周囲で、うつで死んだ人間は3人目。
うつは、死に至る病。


●医者に言わせれば、ボクは大成功例らしい。見事うつから生還した。
●社会復帰してキチンと働いている。残業もするし、プロジェクトも背負う。
●脱出が困難な洞窟から、なんとか這い出るコトが出来た希有な例。

●とはいえ、本人にしてみりゃギリギリだよ。
●いつ再発するのか、爆弾を抱えている気分だよ。
●うつは、ココロの病気だと思われているが、ボクに言わせればそうじゃない。
●ボクの場合、自律神経のバランスが崩壊しているから、トラブルは物理的な現象として現れる。
●カラダ中の筋肉が緊張して激しく痛む。目ん玉をエグリ出したくなるほどの頭痛。悪寒でアゴや指が震える。いつまでも抜けない疲労感。眠いのに眠れない。そんな物理的な痛み苦しみと毎日向き合っている。
●そんな物理的な痛みや苦しみが、ジワジワと冷静な判断を削ぎ落していく。

●うつをはじめとしたココロの病気は、カラダの内側だけで起こるモノではない。
●周囲の人々との関係に強く影響を受ける。家族…仕事…友人…医師たち。人間は一人では生きていけないから。
●反対に、周囲の人々に問題が残れば完治は難しい。もう患者は不可逆的に変質しているのだ。それを周囲は認めなければならない。壊れている人間の故障部分を理解しなければならない。元に戻らない事を本人も周囲もハッキリと覚悟すべきだ。

●完全復帰だなんて、冗談ではない。ボクは、多くのモノを捨てた。
●壊れた部品は元には戻らない。多くの人間関係やキャリアのチャンスが失われた。趣味や信条すらも変質した。経済的損失も大きかった。
●それでも、なんとか生き残った。



●ボクはこのブログの過去記事で、自分が味わった自律神経失調症〜うつ病の経験を書いているので、メンタル関連の検索でココに到達する人も少なくないようだ。
●そんな人たちにとって、ボクは助言をするような立場ではない…それは医者の仕事で、ボクにはムリだ。
●自死した友人のことを思い浮かべて、そんなことを考える。たとえ彼女に対してナニかをするチャンスがあったとしても、ボクにはナニもできなかっただろう。病気のただ中、そして病気の周辺では、真っ当な理屈は通用しないからだ。全てが歪んでいるからだ。
●彼女は、そんな歪んだ世界から目をそらし、沈黙の深海に深く浸って、そのまま戻って来なかった。


●そんで今でもボクは安定剤を飲む。アレがボクの主食だ。クスリを抜きたいだなんて思った事がない。ボクは今後もずっと不良品だからだ。その不良品がどこまでイケルか。ただそれだけだ。





●音楽。

KINGS OF LEON「ONLY BY THE NIGHT」

KINGS OF LEON「ONLY BY THE NIGHT」2008年
●このジャケはなんなんだろうな?ボクが心療内科に通院してた頃に受けたロールシャッハテストの紋様にも見える。
●そもそもこのバンド、個人的には2003年のデビュー盤からチェックしてるのだが、最初はもっと性急なガレージロックだったような…それこそ THE STROKESTHE LIBERTINES が登場して00年代のガレージ/ロックンロール回帰を鳴らしていた頃に、アメリカ南部からそのカウンターのように現れた存在だったはず。WHITE STRIPES にも繋がっていくアメリカ独特の泥臭さは最初から含有していたものの、若さとスピードがはち切れんばかりに瑞々しかったイメージがあったんだけど。
●ところが、なぜかこのアルバムでは、アメリカンロックとして泥臭すぎて、どちらかといえばトッツキにくいほど。ちらり聴いただけではツカミドコロに迷う。分かりやすいスピードもギミックも、アンセミックな大サビもなくて、実に渋い内容。実直といえば実直。スッパリ言えば地味。iTUNE FESTIVAL でライブ配信を見たんだけど、かつてのワイルドな長髪の若者たちはいなくなり、全員がボロいネルシャツが似合うオッサンに変貌しとった。アメリカ人はフケルのが早いのか。
今年の同窓会で仲間たちは全員40歳を迎えた。「40にもなればそれぞれイロイロあるよな」そんな会話を吉祥寺の居酒屋でタコサワつまみながら語る。この音楽に分かりやすい痛快さや洗練はないが、年月を積み重ねたロックの重たさがジワジワと染みてくる。どこか大味なスキマも、じらすようなローテンポも、ブッキラボウに見えて真摯なボーカルも、今のボクにはシックリとくる。

kingsofleonitune.png

●この写真が iTUNE FESTIVAL 2013 での KINGS OF LEON の勇姿。暗いライブハウスの中では、渋さがより一層の煮詰まり感を出してしまって正直ツラかった。ただし、コレはアメリカンロックなのだ。その音楽の鳴り響く場所を、遠く広がる荒野とハイウェイ、そして乾燥した青い空を想定すれば、彼らの音粒のスキマには少々ホコリっぽい風が気持ちよく吹き込んできて、大地に直結した生命力を運んできてくれるコトがわかる。結果として、今夜は彼らのゴワゴワした指が鳴らす音楽が、ボクの神経を優しく慰めてくれる。


●動画
●KINGS OF LEON「CLOSER」



●KINGS OF LEON「USE SOMEBODY」




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