今日は美容院いって髪の毛切ったんです。
無精なボクですが、今回はより一層粘りました。9か月髪の毛切りませんでした。
●元から半年は伸ばしっ放しにするのに、今回はその1.5倍。近年の最高記録です。
●ですので、かなりロン毛になってましたが、バッサリイキました。
●美容師さんに「また半年後メドで、おねがいしまーす!」って言われました。

●その流れで、ちょっとだけ原宿を散歩。そこで軽くお昼ゴハン食べようと思っただけなんだけど。
ロッテリアはもちろん、天丼てんやまでもが行列できてる!ウザイ!てんやのクセに行列とは!
●ケバブ屋でケバブでもと思っても…行列。あ、冬のセールをやってるから街全体が混んでるのか。
「あの街のどこかでチャンスをつかみたいのなら」と、きゃりーぱみゅぱみゅは歌いましたが。
●古着屋でセール品をみても食指が動かないボクは、もうチャンスとは縁遠いただのオッサンらしい。



それと、正月休みをはさんで、お久しぶりのヨガレッスン。
●仕事のPC疲れでカラダがコワバっているのを、なんとかほぐしたい。ヨガはそんな時ホントに欠かせない要素。左半身と右半身の動き方が全然違うコトに驚く。肉体の内面に意識をフォーカスする大事な時間。
●それでも仕事はしなくちゃいけない。イソイソと下北沢のカフェに移動〜PCを開いて、せっせとノマドワーク。資料作りをしてると FACEBOOK でどんどん問い合わせが入ってくる。連休なのに忙しいなあ。

●そんな時に、最近よく行くカフェがこちら。

FREEFACTORY.png

「FREE FACTORY」北沢2−11−2パティオ下北沢ビル3F
●ビル一階に横浜家系「壱屋」というラーメン屋さんがあって。ナニが家系?とか全然ノー知識。ただ、なんとなくソコで昼メシ食った時にフトこのカフェの存在に気づき。「ファクトリー」という名前が ANDY WARHOL 風だよなーと思いつつ、エレベーターに乗ってみたら、意外と居心地の良いお店だった。
まずフリーWIFIってのがウレシイ。ACもテーブルの真ん中に備えてある席がある。みんな気さくにPC開いてナニかやってたりしてる。と思うと、ゴロリと寝そべりつつ毛布をヒザにかけてくつろぐスペースがあったり。本棚には興味深い旅行本や写真集があって。アソコにある BOB DYLAN 詩集、いつかゆっくり読みたいなあー。ナゼか外人さんのお客が多いのは気のせいか?あ、コーヒー注文して出て来るマグが70年代ビンテージのファイヤーキングスだった!アレ、オシャレだと思った!



●さて、音楽。
●先日は ARETHA FRANKLIN だったので。
今日も、古典音源を聴いているんだー。今回はソウルじゃなくてロックね。

CREAM「WHEEL OF FIRE」

CREAM「WHEEL OF FIRE」1968年
●ロックの教科書があったら「死んでも必修」みたいな扱いの有名盤ですよね。なんたって ERIC CLAPTON の60年代のバンドですもの。アメリカ黒人のブルースをイギリス白人の手によって当時の最新モードへアップデート。ロックバンド(トリオ)というモダンな表現形態と、メンバー3人の卓越したミュージシャンシップ、そしてアンプリファイされた轟音で、結果的に後の世にはハードロックの始祖とも受け止められた歴史的傑作。JAZZ の即興性をも飲み込んだスリリングな展開は、当時の音楽マニアにはタマラナイものだったに違いない。

●で、コイツ2枚組なんです。1枚はスタジオアルバム。2枚目がライブ盤。
●このライブが、先日の ARETHA FRANKLIN のライブ盤でも紹介したサンフランシスコの伝説的ライブハウス FILMORE WEST で収録されたモンなんです。当時は THE FILMORE という名前だったから、このライブ盤は「LIVE AT THE FILMORE」って呼ばれてる。ところが実際に THE FILMORE で収録されてるのは1曲だけで、他の3曲ライブはもうちょっとオオバコなシスコの WINTERLAND BALLROOM って会場で収録されてます。ま、どちらにせよライブをプロモートしたのは THE FILMORE の名物店長 BILL GRAHAM だったので別にいいかーという感じ。
●このライブでは、やっぱ CLAPTON のギタープレイがまず耳を引く。一曲目「CROSSROAD」ブルースの始祖 ROBERT JOHNSON の超テッパン曲カバー。原曲からはかけ離れた大胆なアレンジ解釈、そして疾走感と痛快なギターリフ〜派手なソロ展開が、完全にモダンなロック。文句のつけようのないカッコよさ、つーか、この曲を誰もが知るブルースの名曲にしたのは CREAM のこのライブテイクなのではないでしょうか。それにつづく「SPOONFUL」 CLAPTON がイイ味出しまくるブルースロック。なんと16分間のジャムセッションで、重厚なリズムが腰にクル。
●今や「ギターの神様」になってしまった ERIC CLAPTON は、CREAM 結成までは THE YARDBIRDS でギターを担当。十代にして「スロウハンド」の異名を持つギターヒーローとして名を挙げてた。そんでアイドル的人気も含めて見事ブレイク。しかし、その頂点の寸前でバンドを脱退してしまいます。レコード会社からのマーケティング的制約から、本来自分がやりたいと思っているブルースロックが出来ないコトがストレスでショウガナイとのこと。その後ちょいちょいふらついた後で組んだグループがこの CREAM 。ただし、このアルバムが出た直後にこのバンドも解散発表。結局たった2年しか存在しえなかったのです。このロックトリオ、メンバー全員が激しい個性と独自性を持っていて、バンドとして成立するには緊張が激しかった…。

●さて、ココからがボクの本当に面白がってるポイント。
●この CREAM は、今だにキャリアを発展させてる ERIC CLAPTON の存在よりも、その他二人の存在の方がずっと興味深い。
ベースボーカル JACK BRUCE。ドラム GINGER BAKER。2人ともロンドンアンダーグラウンドでブルースの研究と新しい表現を模索していた実力派プレイヤーで、やはりボクが気にしてるこの時代のオルガンプレイヤー GRAHAM BOND とバンドを組んでた連中だ。ライブ演奏を聴けば明白だが、ドラムもベースも、CLAPTON のギターに負けない饒舌ぶりで、三つ巴の格闘戦を見ているかのようだ。ジャムセッションの中で JACK BRUCE は本当に奔放でトリッキーなベースラインを描き、GINGER BAKER も実に個性的で主張の激しいドラムを叩く…どこか強烈な野蛮さが漂うドタバタした音を選ぶ。で、結果的にこのリズム隊は実にファンキーだ。アルバム最後を飾るライブテイク「TOAD」は16分の長尺ジャムだが、GINGER のドラムソロメインで、そのプレイはジャズを通り越してアフリカンミュージックまで感じさせる。
●さらに、スタジオ盤部分でも、活躍しているのは CLAPTON ではなく他の二人だ。CLAPTON はブルースカバーを2曲選択しただけで、他の7曲は BRUCEBAKER がそれぞれで作曲している。CREAM の代表曲である傑作「WHITE ROOM」他4曲は JACK BRUCE と詩人 PETE BROWN の共作(PETE BROWN は 前述 GRAHAM BOND とも共作アルバムを出してて、それもボクの中では傑作)。特に BRUCE がチェロを演奏して幽玄な雰囲気を醸し出す「AS YOU SAID」は、ブルースともハードロックとも無縁ながら、ボクにとってはかなりのお気に入り。端正で可憐な曲。


jack bruce at his best

JACK BRUCE「AT HIS BEST」1973年
THE FILMORE でのライブ音源はその後「LIVE CREAM」「LIVE CREAM II」というアルバムになって、壊れてしまったバンドの不在を埋めるカタチに使われる。ERIC CLAPTON はその後 BLIND FAITH といった短命プロジェクトなんかをやりつつドラッグにハマりつつ、DEREK & THE DOMINOS「LAYLA」で輝かしい活動を始める。GINGER BAKER は、BLIND FAITH に付き合いつつも自分のバンド GINGER BAKER'S AIR FORCE を始動。そんで、ベースの JACK BRUCE。 彼も即座にソロ活動を開始する。BRUCE はナニゲに真っ当な音楽教育を十代の頃に受けている(途中でドロップアウト)ので、ベースボーカルだけでなく、ギター、ピアノやオルガンもこなす。チェロも弾けるし、アレンジもこなす。前述の詩人 PETE BROWN との共作も続く。そしてこの音楽がナニゲナくもユニーク。

●この音源は、 CREAM 直後の時期にあたる「SONGS FOR A TAILOR」1969年「THINGS WE LIKE」1971年「HARMONY ROW」1971年の三枚のソロアルバムをまとめた編集盤。LP2枚組だけど800円で入手、たしか下北沢フラッシュディスクランチで採取。でも、CREAM のような三者三様のプレイヤー個性のぶつかり合い、そこから飛び散る火花のようなスリルはない。カチッとした構成が整ってるし(ベスト盤ゆえに整った曲ばかりが選ばれたのか)、そもそもギターパートがない曲がほとんど。CREAM を想像してかかると肩すかしを食らう。もうブルースロックじゃない。
●しかし、BRUCE のこのヘンのソロをボクは以前に買ってて(その時はお茶の水ディスクユニオン)その時には、その奇妙なジャズロック・アプローチにシビレタ覚えがある。これは確かに新味。そこをつまみ上げるとこの音源もとてもオモシロいのです。
「HCKHH BLUES」という8分曲は、ノーボーカルのジャムセッション風で、神経質なフレーズを繰り出すサックスとギターの対決がアバンギャルドジャズの佇まいと同質だ。クレジットをよく読むと MILES DAVIS の高弟となる技工派白人ギタリスト JOHN MCLAUGHLIN の名前が。あのトリッキーなギターはコイツか!70年代のジャズ/フュージョンを牽引するこの男も、60年代はイギリスの地下ブルースロック人脈の中にあった。そこでのつながりか…。他にも、変拍子気味な小品や、チェロの彩りが奥行きを作る楽曲が美味しいね。ジャズロックなピアノ/オルガンプレイが華麗な「SMILES AND GRINS」は、ややプログレッシブロックっぽくもあるなあ。


MAHAVISHNU ORCHESTRA「BETWEEN NOTHINGNESS AND ETERNITY」

MAHAVISHNU ORCHESTRA「BETWEEN NOTHINGNESS AND ETERNITY」1973年
CREAM のハードロックから入ったのだけど、JACK BRUCE のジャズロックアプローチで JOHN MCLAUGHLIN まで出てきてしまったので、MCLAUGHLIN 自身のバンド MAHAVISHNU ORCHESTRA のジャズアルバムまで突入してしまおう。
まず基本的に言っておきたいコト。この人のギターはスゴい。超絶技工派ギタリスト。CRAPTON みたいな、ブルースというルーツに心を捧げつつ、表現の幅をグイグイ広げていくという性質とは、まるで正反対。敢えて伝統を断絶し、未知なる空間に自らを放り投げるような、やや分裂症気味で全く展開の予想がつかない、エキセントリックなフレーズを、ピカピカに磨き上げたテクニックで披露する。延々と続くインタープレイを見事な饒舌ギターで埋め尽くす。
●そしてバンドも手練ばかり。リズムセクションで主導権を握るのは、これまた超絶テクで知られる黒人ドラマー BILLY COBHAM。ボクは彼のアルバムを一時期買いまくってた…バカテクでカッコいいから。複雑なビートを独特のファンクネスで着実かつ無難に叩き出す見事な才能。その安定感の上で、ヴァイオリンとムーグシンセサイザーが MCLAUGHLIN のギターと格闘します。シンセ奏者は、その後に映画「マイアミバイス」のテーマで名を挙げるチェコ移民 JAN HAMMER。手に汗を握るセッション。たまらんわー。あ、ちなみにコレ、セントラルパークで収録されたライブ盤。

過激で過剰に過密なプレイをするこの男、その一方で、猛烈にアブストラクトなアプローチをすることもある。それは彼の宗教的信条。
●ロックリスナーとして彼を知ったボクとしては、ハードロック顔負けの高密度超絶技巧の方がやっぱ好み。でも、このアルバムタイトル「BETWEEN NOTHINGNESS AND ETERNITY」にも見て取れるように、東洋思想にアリガチな、陰/陽、静/動のメリハリが彼の中で極端に作用する場面がある。彼は、60年代アメリカのカウンターカルチャーとして大流行したインド哲学にハマり込んでしまった男。インドの思想家に師事し、法名 MAHAVISHNU を名乗ってるほど。バンド名もそこに由来しているというワケ。
●この思想が「陽〜動」ではなく「陰〜静」のサイドに向けて作用すると、ノービートでフワフワと虚空を無重力遊泳するかのような抽象世界にハマり込む。同時代でいえば、同じくインド哲学にハマった THE BEATLES がシタールを導入してインド音楽をまんまアレンジに取り込もうとした(GEORGE HARRISON「WITHIN YOU, WITHOUT YOU」みたいなアプローチ)。そこと比較すると、ボーカルによる歌詞でのアピールがない不利を抱えつつも、思想的/理論的主張から演繹して表現構成に極端なフリ幅を作った MCLAUGHLIN の方が理解が深かったと思えたり。このアルバムのB面21分間強を占める「DREAM」という楽曲は、導入がこのアブストラクト無重力遊泳。しかしその後に続く展開の中で徐々にハイテンポなファンクビートと過激なソロプレイの応酬が始まる。スリリング。「陰〜静」から「陽〜動」へ。そんな内容を踏まえてか、このアルバムの邦題は「虚空からの飛翔」という。

●こんな男、 JOHN MCLAUGHLIN のキャリア形成をまとめておきましょ。
●この男、そもそもはイギリスのブルースサークルにいた人間。今日はちょいちょい名前が出てきてるオルガン奏者 GRAHAM BOND のバンドで JACK BRUCE GINGER BAKER とつるんでました。このヘンの連中が作ってたバンドが GRAHAM BOND ORGANIZATION。その後、CREAM が解散騒動を起こしている1969年に彼は渡米。まずはジャズドラマー TONY WILLIAMS のバンド LIFETIME に加入。そして TONY の師匠である御大・MILES DAVIS のバンドへ合流していく。御大の神盤「IN A SILENT WAY」「BITCHES BLEW」などなどに参加…MILES DAVIS もスゴいなあ〜インドにハマったイギリス白人のロックギターをオモロいと思ったのだから。音楽に人種の制約を入れ込まない MILES の名言がココで思い出されます〜「いいプレイをするヤツなら、オレは、緑色の人間だって雇うぜ」。そんなワイルドな場所の中で、MCLAUGHLIN BILLY COBHAM のようなジャズ畑にいた黒人プレイヤーへ人脈を広げていった…。

●というわけで、ジャンルとしてはジャズの中にくくられてしまうのが MCLAUGHLIN ですが(レコ屋でもジャズ売場に置かれますが)、まーそのプレイのスタイルはジャズの名前に押し込めるには窮屈な、言ってしまえばヘビメタもビックリの過激なモノ。あくまでジャズじゃなくて、ジャズロックとボクはくくってます。MCLAUGHLIN CARLOS SANTANA とのコラボアルバムもありますし(ギター対決がスゴい!)。ボクの中では JACO PASTRIUS の過激なロックプレイにも繋がっていく感覚でもあります。
●そんなとっても楽しい音源だけど、広島のレコ屋にて500円で採取。いやーイイ買い物だったわ。

ERIC CLAPTON「CLAPTON」
ERIC CLAPTON「OLD SOCK」

ERIC CLAPTON「CLAPTON」2010年
ERIC CLAPTON「OLD SOCK」2013年
●なんか、自分でもなんの話をしてたのかワケ分かんなくなってきたので、正気に戻るために ERIC CLAPTON の近作へ。うわジジイになったわ!どっちのジャケ写も100%ただのジジイじゃん。二枚目なんてコレ自撮りでしょ。でもしょうがないよね、THE YARDBIRDS に関わってた頃はまだ10代。CREAM の頃でも彼まだハタチ超えたばっか。ソコから50年もやってるのねこの人。立派だねー。現在68歳。
しかし、もう完全に余生モードなのか?古典ブルースのカバーをノビノビやってるだけ。オリジナル曲ほんのちょっとだけです。ボクはホンモノのブルースに関しては、ほとんど聴き付けてないから、評価のしようがない。単純に伝わるのは、このオジさんがスゴくリラックスして、スゴく楽しんでいるってコト。反対に言えば、「もっとブルースが演りたい!」ただその一念だけで THE YARDBIRDS を飛び出して以来、ブルースへの情熱が今なお飽きもせずこのオジさんの中で燃焼し続けているコトはスゴいことだと思う。

ちょっと振返ると、彼の余生モードは、すでにだいぶ長いコトになってます。
●大活躍だった60年代〜70年代に比して、80年代はハズレ気味だった彼のキャリア。YELLOW MAGIC ORCHESTRA「BEHIND THE MASK」のカバーとかしてるって、ブルースマンとしてやや迷走してるって意味でしょ。そんな時期からの大逆転は1992年の「TEARS IN HEAVEN」「UNPLUGGED」。息子さんの死をアコギで歌ったこの作品がヒットして復活ブレイクに結びつく。もう一つのヒット曲「CHANGE THE WORLD」では R&B プロデューサー BABYFACE と組んで、ここで一気にキャリアをアップデート。
●で、2000年にブルースの生ける伝説超人 B.B. KING とダブルネームで制作した「RIDING WITH THE KING」をリリース。このヘンから余生モードが始まった雰囲気を当時のボクも嗅ぎ取った。アルバム「ME & MR. JOHNSON」なんて、伝説のブルースマン ROBERT JOHNSON の100%カバーアルバムだし。「もうオレ、ワガママと言われようと、枯れたと言われようと、憧れの大好きなブルースだけを演って生きていきますわー」このモードでもう10年以上の時間が経ってる。でもね、これ正しい生き方だと思いますよ。だって、この人もうジジイなんだから。こんな豊かな余生はないよ。好きな人と好きな音楽を好きなように演って、オマケにそれで商売になるなんて、なんて幸せなんだろう。
●または別の見方も。ある意味で、彼なりに、自分に残された時間をブルースという様式に捧げてしまおうと思ってるのかも。アルバム「CLAPTON」は、自分の名前を直球で使ってるクセして、自分で書いた曲は1曲もない。一方で、彼がカバーに選んだ楽曲は、単に学の足らないボクが知らないだけでもないようで。ワザワザ激マニアックな選曲をしてるみたい。ルーツ音楽に造形が深い RY COODER「オマエこれ選曲がマニアック過ぎるわ」と突っ込んだ逸話もあるとな(だから最後に「AUTUMN LEAVES(枯葉)」なんていう超有名スタンダードを入れたのか)。セルフタイトルにしてこの姿勢は「オレの人生は、全部ブルースなんです、もしかしたら忘れられてしまう昔の曲をオレが演奏して後世に遺します」という意思表明ということなのかも。
●とはいえ、ゲストミュージシャンはスゴく豪華で。1曲では SHERYL CROW とデュエットしてる。自身のバンドだけでなく THE ALLMAN BROTHERS BAND にも正式加入してしまった注目の若手ギタリスト DEREK TRUCKS も参加。彼の名前 DEREK DEREK & THE DOMINOS に由来してるんだって!スゴいね!他にも、ジャズトランペッター WYNTON MARSALIS、ネオソウルの名プロデューサー JAMES POYSER、アメリカンルーツのアコーディオン奏者 STEVE RILEY、ニューオリンズファンクの大物 ALLEN TOUSSAINT、ブルーアイドのソウルシンガー NIKKA COSTA などなど。

「OLD SOCK」は、より一層リラックスした雰囲気のアルバムで。なにしろ一曲目がレゲエ。別に意外じゃないよ、だってこの人1974年の段階で BOB MARLEY & THE WAILERS に注目して「I SHOT THE SHERIFF」をカバーしナンバー1ヒットにした張本人だもん。一瞬忘れてたけど。このアルバムでは、THE WAILERS の一員 PETER TOSH のカバー「TILL YOUR WELL RUNS DRY」も取り上げている。ブルースのコッテリ感たっぷりアレンジだけどね。
●今回 CLAPTON 自身が早い段階でカバーしたいと構想していたカントリーシンガー HANK SNOW(←渋過ぎて全然ワカラン)1957年の楽曲「BORN TO LOSE」カバーには、そのクラ〜い詞に反してペダルスティールの名手 GREG LEISZ が実にノドカな気分を効果的に色添えしてて、ウチの娘ヒヨコが「なんだかハワイみたいだねー」と反応するほど。とにかく、なんだかピースフルなのだ。
●相変わらずゲストが豪華。CLAPTON GEORGE HARRISON の親交は有名だが、彼の死を受けての追悼コンサートで付き合いが深まったのか、なんと PAUL MCCARTNEY が参加。熱い R&B ナンバー「GOTTA GET OVER」では CHAKA KAHN が登場。60年代ロックの重要な収穫として、THE SPENCER DAVIS GROUP、TRAFFIC で活躍し、CLAPTON とは BLIND FAITH で一緒に仕事した STEVE WINWOOD がハモンドオルガンで参加。オリジナル楽曲「EVERY LITTLE THING」の終盤で登場するカワイらしい子どもコーラスは、CLAPTON のお子さんたち。3人目の奥さんとの間に、2001年から2005年にかけて3人の子どもを授かったそうで…つーか、ウチのコドモとほぼ同世代じゃん。CLAPTON、ボクの両親より年上なのに、ボクのコドモより年下の子もいる…元気な余生ライフだ。

「CLAPTON」「OLD SOCK」は、同じような制作体制で作られている…その中で重要な働きをしてるのが、J.J. CALE という男。1970年あたりから CLAPTON と付き合いがあるようで。シンガーソングライターとして活躍し、アメリカンルーツ音楽を咀嚼したタルササウンドというスタイルを確立したらしい…タルサはオクラホマ州にある彼の出身地の名前ね。ボクの不勉強で彼の音楽は知らなくて…。でも、このアルバムの制作半ばで亡くなっちゃった。気になる。



●動画。CREAM「WHITE ROOM」。若いね!





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