今回の沖縄旅行でも、レコ屋を探したよ。那覇にはいっぱいイイお店があった。
●今日はひとまず一軒だけ、ご紹介したいのです。

ロマン書房

「ロマン書房」那覇市牧志2丁目20−25
●那覇の西側〜新開発地区「おもろまち」あたりから、国際通り×平和通りの交差点へタクシー移動してる途中で、異常なオーラを出しまくってる古本屋を見つけた。これがこのお店「ロマン書房」だ。写真撮るの忘れて失敗したと悔いてるんだけど、「ロマン書房」の看板の右側には、濃ゆいロック系ポスターが無秩序にベタベタ貼られてて、めちゃカオティック。店の軒先の無秩序でややヤケクソな品物のブチまけ方からもこの店が正気じゃないことが分かる。ヤバ過ぎる、ココは是非チェックせねば!と思い、運転手さんにこの場所にくるための目印はないかと速攻で聞いた…そしたら、「目印ありません、とくに交差点の名前もありません」だって。おお。どないすればいいのじゃ。

●で、タクシーの車窓風景をド根性で脳ミソにインプットして、後からムリヤリこのお店を訪ねたよ。敢えてアクセスを説明すれば、国際通り×平和通りの交差点から北に伸びる沖映通り(1950〜70年代にあった「沖映本館」という映画館に由来してる名前)を最初の信号がある交差点まで歩き(その時右側に見える広い駐車場が「沖映本館」跡地らしい)、その交差点を右に曲がる。逆に左に曲がると最近の那覇で個性的な店が集まり出している「ニューパラダイス通り」に入っていくという。そんなオシャレ地帯にかまわず右に曲がってからはT字路まで突き進むと「ロマン書房」に到達する。道がセマイ割りにはクルマの往来が多いのは、ココがなんらかの抜け道になってるんだろうね。

さて、お店構えもヤバいが、中に入ればもっとヤバかった。お店の売場三分の一は、エロ系コンテンツ。エッチな本からDVDまで全部ひとそろい。そんでもう三分の一が古本。「書房」と名乗るのだからコレが本業なのだろうが、在庫は奇妙な偏り方をしてて、極道実録ものコーナーが奇妙な迫力を放っていた。そんで最後の三分の一が、中古LP&CD売場。正直お店を探すのに手こずって、キチンとチェックできなかったのだが、80年代〜70年代のハードロックやR&Bが雑然と並べられてる感じ。CDは90年代以降がメインか。でも最近のモンでもない。なんだかザックリとした在庫で掘り出しモンなんてあるんだろうか?と思いながら、とにかくアレコレが大味でワイルドなオーラを放っていて目が離せない。

●ここで見つけたのがこの前の記事で紹介した「'75 8.8 ROCKDAY LIVE」だ。沖縄ハードロック・紫の本土初上陸音源をココ那覇でディグするって感動的な出会いだね!3000円と安くない買い物だったが速攻で買ったよ。

ココでもう一枚買ったのが、THE NEVILLE BROTHERS。

THE NEVILLE BROTHERS「FLY LIKE AN EAGLE」

THE NEVILLE BROTHERS「FLY LIKE AN EAGLE」1992年
●キタ!コレは掘り出し物だ。70年代から活躍するニューオリンズのファンクソウルバンド THE NEVILLE BROTHERS STEVE MILLER 1976年のヒット曲「FLY LIKE A EAGLE」を1992年にカバーしたシングルだ。THE NEVILLE BROTHERS やメンバーのソロ(特にボーカリスト AARON NEVILLE の美声!)はボクの大好物。そんな彼らが独特の空気感を持つこの名曲を90年代風にカバーする。もちろん原曲も大好きだから、それだけでワクワクするね。これが300円。
●さらには、この次に訪ねたレコ屋でも、このシングルのサンプル盤を400円でディグ。こちらはリミックスがさらに多様で、ニューヨークのハウスマエストロ MASTERS AT WORK(つまり LITTLE LOUIE VEGA & KENNY DOPE)が一層ダンサブルにしたバージョンを収録。正規盤が3曲に対してサンプル盤は8曲収録。もちろんコッチも買ったね。アルバムとしては1992年の「FAMILY GROOVE」に収録されてるとのこと…このアルバム、ボク持ってるハズなんだけど今見つからない。
LP VERSION は着実なファンクロックアレンジで、これはこれでイイんだけど。でも多彩なリミックスの方が今は気分。スペーシーなイントロを原曲どおりキチンと踏襲しつつ、この時代特有のグラウンドビート的なシンコペーションをスマートに極めるグルーヴがクール。さらに曲構成をP90年代ハウス風に完全分解した長尺トラックも搭載。ストレートにニューヨークハウスの快楽へ収斂されてる。

THE STEVE MILLER BAND「FLY LIKE AN EAGLE」

THE STEVE MILLER BAND「FLY LIKE AN EAGLE」1976年
●60年代から今でも活動しているアメリカのミュージシャン STEVE MILLER にとって、このアルバムと表題曲は最大のヒットなんじゃないだろうか。シンセサイザーの大胆な導入で独特の浮遊感を獲得し、力みのないボーカルで「ワシのように空を飛びたい」と歌う様は、76年という時代としては不思議な感覚を備えてる。そして、それは今でもキエナイ感覚なのだ。
●この曲のリリックもボクはお気に入りだ。どこか浮世離れした高空からの俯瞰視点から、悠久の時の流れと人々の生活を眺めているような、達観したクールさが漂っている。

 TIME KEEPS ON SLIPPIN' SLIPPIN' SLIPPIN' INTO THE FUTURE
 TIME KEEPS ON SLIPPIN' SLIPPIN' SLIPPIN' INTO THE FUTURE

 I WANT TO FLY LIKE AN EAGLE TO THE SEA
 FLY LIKE AN EAGLE LET MY SPIRIT CARRY ME
 I WANT TO FLY LIKE AN EAGLE TILL I'M FREE
 OH, LORD, THROUGH THE REVOLUTION

 FEED THE BABIES WHO DON'T HAVE ENOUGH TO EAT
 SHOE THE CHILDREN WITH NO SHOES ON THIER FEET
 HOUSE THE PEOPLE LIVIN' IN THE STREET
 OH, OH, THERE'S A SOLUTION

 時は淀むことなく未来に向かって流れ続けていく…
 ワシのように空を飛んで行きたい そして海へ…
 ワシのように空を飛んで行きたい 魂よ、ボクを運べ…
 ワシのように空を飛んで行きたい 自由を手にするまで…
 神よ、革命を超えてゆけ…
 飢える幼子に食べ物を…裸足の子どもに靴を…路上に暮らす人に家を…
 そこに答えがあるはず…


●それと、このアルバムに収録されてる「SERENADE」のギターリフは TOKYO NO.1 SOUL SET「JIVE MY REVOLVER」という曲でガッツリ大ネタ使いでサンプルしてる。もちろん、90年代渋谷系育ちのボクは TOKYO NO.1 SOUL SET の方を先に聞いてたので、思わぬ場面でネタ曲と出会ってちょっとビビる。
●一方で、STEVE MILLER「ROCK'N ME」という曲で FREE「ALL RIGHT NOW」のリフをパクってる気配があって。でもメロディに入るとカラリと明るいロックンロールで楽しい気分になる。



●動画。原曲とカバーを聴き比べて下さいな。
●THE STEVE MILLER BAND「FLY LIKE AN EAGLE」。「SPACE INTRO」というパートをつけてる。



●THE NEVILLE BROTHERS「FLY LIKE AN EAGLE」。ロック度の高い LP VERSION かな。





「ロマン書房」のオジサンに、那覇でいいレコ屋はココの他にありますか?!ってお願いしたら、地図を書いてオススメのお店を教えてくれたよ。オジサン、貫禄タップリのオーラを放ってたので、馴れ馴れしくするのに躊躇しちゃったけど、オススメのお店はこれまたステキなトコロだったので、敢えて質問してホントによかった!その次なるお店についてはまた別の機会で。

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