●うー。体調悪いまま、仕事のアレコレを必死にワサワサ突っ走ってる。
●1つ1つの仕事が、わりとヤッツケ気味になってるのが、自分で納得イッテナイ。
●3か月先のボクがナニやってるか、想像もつかんわ。

●ややヤケクソ気味の気分に、このラフさ加減がちょうどイイ。

VARIOUS ARTISTS「ORIGINAL MOTION PICTURE SOUNDTRACK - BANDWAGON」

「ORIGINAL MOTION PICTURE SOUNDTRACK - BANDWAGON」1997年
サンダンス映画祭に出品されたローバジェット/ミニシアター系映画「BANDWAGON」のサントラ、らしい。つーか映画は見てないです。ローファイバンドがアメリカ南部をツアーでドサマワリしていく青春ムービーらしい。
ローファイというだけあって、録音がラフ。ガサッとしたザラツキと微妙なナゲヤリ感は、90年代アメリカンロックの潮流と、当時のヤサグレてたボク自身の気分を見事反映してて、初めてチャンと聴くのに結果として懐かしささえ感じるほど。不満に苛立つだけのダラしない学生生活から、就職を経て今の感覚じゃ完璧なブラック労働環境に叩き落とされボロボロにされてたあの時代の記憶が、ラフなローファイサウンドの鳴らしっ放し/やりっ放しなこの音源の基調と、そのザックリ加減とはウラハラなワリとクッキリしたメロディラインのセンチメンタル加減によって、否応なく引っ張り出される。ちょっぴりPTSDってくらいにね。
●そんでボクは、結局今も変わらず、ムチャブリ込みの理不尽仕事とはけ口のナイ苛立ちに身をよじらせながらジタバタ働いているってーのが、進歩がないというか、まー情けないというか。あのローファイ時代から20年近く経とうというのに、アソコからボクはまだ一歩も動いてないのか、と呆れ返る。
●実際のところ、このアルバムにクレジットされてるバンドたちは、劇中に登場する架空バンドみたいで。だから全く聴いたコトのない連中ばっかだ。正体不明だ。

「バンドワゴン」は、日本語にすれば「楽団車」ってコトで、バンドがワンボックス車なりに機材を積めて流浪の旅をしてる風景がおのずと立ちのぼってくる。アメリカ・ディープサウスの果てしない広がり。さてさてこの荒野の先になにがあることやら。
●一方で「バンドワゴン効果」と言えば、勢いのある「楽団車」の後についていくようなイメージで、流行や大きな世論にどんどん支持が集まっていく様子を示す社会学用語だ。バンドワゴンの行く先にナニが待ってるのかワカランのに、とにかくソレに乗っちまえ、というヤケクソ感覚。ボクの今の感覚じゃ、イイもワルイもない、アサインされた仕事に勝ち目があろうとなかろうと、とにかくこなすしかない。ヤケクソに乗っかっていく。

「ローファイ」って言葉も、今となっては死語だろうから、言及しておきます。まずは「ハイファイ」って言葉があって。こいつは「HIGH FIDILITY」、日本語で「高再現性」と訳されるオーディオ用語。80年代のレコーディング技術の進化&CDの普及で一般的になった言葉ですわ。ただ、90年代に入ると、インディシーンの中からヘッポコな録音技術でカセット流通させるような「ハイファイ」と無縁のスタイルが登場してくる。レコーディングに制作費がかけられない物理制約が、そのまま音源に愛らしい特徴として反映。これが「ハイファイ」の反対「ローファイ」という言葉で、一つの音楽様式になってしまう。主だったアーティストといえば、初期の BECKPAVEMENT。80年代録音の DINOSAUR JR. も思いきりローファイ。奇才 DANIEL JOHNSTON HALF JAPANESE なんかも見事ローファイだったねえ。
●ま、そんな時代もあったってことです。時代で言えば、バブル崩壊で徐々に日本が深い低迷期に入っていく時期。しかしインターネット革命(ITバブル)にはまだ間に合わず。そんな中途半端な場面の特殊な美学。そしてソコに居心地のよさを感じてるヤツもいるってこと。ボクみたいにね。


●動画。
●サントラ1曲目、CIRCUS MONKEY「SO LONG (ANN)」。ラフだけどメロディは普通でしょ。




●これは、大昔に人からいただいたCDだったんだわな。映画観てから聴こうと思ったんだけど、映画が見つからなかった…。



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