●先週今週だけで六本木ヒルズに3回も来たぞ。来週も行くし。
●もちろん全部仕事。でも、未来のネコ型ロボットが大量陳列されてて、なんかめっちゃテンション上がる。

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だいぶ健康を取り戻したぞ!
●一時はマジヤバいかと思った。が、今週アレコレのクソめんどくさい仕事をなんとかこなして、上司や先輩後輩に励まされたりして、懐かしい仲間に会ったりして、初めて仕事するパートナーとのツッケンドンな関係がうっすら信頼に変わったりして、ヨガでカラダをキチンと調整して、漢方薬めいっぱい飲んだら、持ち直した!

ヨガ教室のあと、8月の日差しの下、自転車で渋谷までサイクリング。
●代々木上原、代々木八幡の商店街をゆっくり走りながら、NHK放送センターの裏手・神山町へ。お気に入りのつけめん屋さん「ちっちょ」でホルモンつけめんを食べた。うーん、美味しいなあ。
●その後、やはりお気に入りのカフェ、FULGEN TOKYO で休憩。ここでPC開いて FACEBOOK でチェックインしたら、お友達からおすすめコーヒーの情報がコメントで入ってきた。エアロプレスって方法で豆を絞るやり方がナイスらしいとな。店員さんにメニュー見せてもらって、おすすめのエチオピアの銘柄を選んでみた。そしたら、美味しい!コーヒーというか、もっと薄口で紅茶みたい。ハーブティのような香りがする。ふー。リラックスだわー。


フィリーソウルな気分だよ!

JEAN CARN「WHEN IN FIND YOU LOVE : SWEET AND WONDERFUL」

JEAN CARN「WHEN IN FIND YOU LOVE / SWEET AND WONDERFUL」1979/1981年
●義弟 KEN5 くんからまたCDのお裾分けをもらったよ。最近はめっきり直接顔を合わせる機会がないんだけど、それでも彼はボクの妹や両親経由でCDを渡してくれる。今回もこれまたシブい物件で実にウレシイ。ズバリ、フィリーソウル=フィラデルフィアソウルだよ。ジャケの左下に「...FROM THE CITY OF BROTHERLY LOVE」って書いてある。フィラデルフィアという地名はギリシャ語の「兄弟愛」に由来してるからね。そんで、その下にある紫色のマーク。これが PHILADEIPHIA INTERNATIONAL RECORDS のレーベルマークだ。もう純血種のフィリーソウルってことが一目瞭然!JEAN CARN というシンガーは完全に初耳なんだけど、もうこのマークひとつで期待値上がっちゃうね。

JEAN CARN という歌姫。
優雅なストリングスアレンジと、ゆったりとグルーヴするディスコサウンドの上にノビノビと歌唱する彼女の声は可憐だ。典型的なフィリーソウル。5オクターブと言われるレンジを存分に使って、洗練された音楽を鳴らしている。ジックリと溜めるバラードもジャジーでスムース、彼女のボーカルは上質のテンションを維持して緊張感を切らさない。耳に優しいし、心に優しい。うわーまたいいものを教えてもらったよ。
●ウィキで調べると、彼女のダンナさんは DOUG CARN!彼は70年代に活躍するジャズピアニストで BLACK JAZZ RECORDS というインディレーベルを立ち上げた人物。黒人資本だけでレーベルを立ち上げるのが非常に困難な時代に、それに敢えて挑んだ傑物だ。まだこのブログに紹介していなかったけど、彼のレコードの再発や、BLACK JAZZ 関連のコンピは買い集めてる。おお、なんともいえない奇縁。彼女の初期キャリアは夫である DOUG のプレイにボーカリストとして参加するものだった。
●このCDは、JEAN CARN がフィリーソウルの名門レーベル PHILADELPHIA INTERNATIONAL RECORDS に残した代表作の2枚のLPを1枚にまとめたもの。この2枚の後は MOTOWN などなどに移籍して80年代ソウルのシンガーとして活躍。特にイギリスで人気を博したようだ。


THIS IS PHILADELPHIA SOUL

「THIS IS PHILADELPHIA SOUL」1972〜1974年
●そもそもで、フィリーソウル/PHILADELPHIA INTERNATIONAL RECORDS が一体どんな代物なのか、整理しておこう。60年代はデトロイトを拠点とした MOTOWN RECORDS がバブルガムな魅力に溢れるR&Bを大量生産し、白人も黒人も巻き込んでヒットチャートを賑わせていた。ただしこれが70年代に入ると、より洗練された表現を追求する動きが現れる。その一端がフィリーソウル。このフィラデルフィア出身のソングライター/プロデューサー KENNETH GAMBLE とその相棒 LEON HUFF がチームを結成、GAMBLE & HUFF として知られるコトになるこのコンビは1971年にレーベル PHILADELPHIA INTERNATIONAL を立ち上げる。またサウンド面においては、この街のスタジオ SIGMA SOUND STUDIOS が拠点となり、多くの優れたミュージシャンが集結。彼らの洗練されたアレンジセンスとグルーヴ感覚は「ディスコ」という新しいダンスミュージックを発明することになる。でも、フィリー=ディスコとは言えない。フィリーの洗練美はスローでもアップでも多彩に機能する。ただ、フィリーのマイルドなダンス感覚は、別の文脈から発達したファンク・ミュージックとは異質のグルーヴを生み出し、結果、ファンクの収穫を取り込んでディスコへと昇華させる作用を果たす。

●これはそんな PHILADELPHIA INTERNATIONAL の音源を2枚のLPレコードにコンパイルしたモノ。1975年ごろに日本のCBSソニーからリリースされたみたいで内ジャケには「これがフィラデルフィア・ソウル」と題された日本語の解説が入ってる。先日紹介した JACO PASTORIUS の音源と同じように新橋駅前SL広場の古本市で見つけた。400円だったね。もうね、有名曲がいっぱい入ってます。
●一曲目の MFSB「TSOP」は邦題「ソウルトレインのテーマ」。あの有名なテレビ番組「SOUL TRAIN」主題歌はアラフォー以上なら絶対耳に染み込んでいるはずのビッグアンセム。華麗なストリングスで包まれた優雅なダンスビートは、ディスコとはナニか?を見事に体現している。曲名は「THE SOUND OF PHILADELPHIA」の略で、同時にフィリーソウルがナニか?も象徴。ユニット名 MFSB は、MOTHER, FATHER, SISTER, BROTHER の略。フィリーソウルの居城 SIGMA SOUND STUDIOS のハコバンドで、フィリー系アーティストのバックトラックのほどんどを彼らが手掛けている。コーラスは女性トリオ THREE DEGREES。彼女たちは日本でライブ盤を収録したことがあるほどの親日派だったようなイメージが。
THE O'JAYS もイッパイ収録されてる。ディスコファンク「BACK STABBERS」(邦題:裏切り者のテーマ)はじめたくさんあるなかで、個人的には一番思い出深いのは「SHIP AHOY」(邦題:暁光の船出)。90年代育ちのボクとしては、アシッドジャズ時代にこの曲を MARXMAN というUKヒップホップな連中がサンプルしてて。奴隷制度/人種差別を重厚なファンクで糾弾する内容がタフ。70年代は、音楽の洗練進化だけじゃなく、R&B/ソウルが社会的メッセージにより深く強く言及するようになるのよね。そもそもソウルという呼称が一般化するのも70年代だし。
●そして BILLY PAUL「ME AND MRS. JONES」で有名なシンガーだけど、ここでは SIMON & GARFUNKEL「MRS. ROBINSON」 ELTON JOHN「YOUR SONG」の軽快なカバーが気分。フィリーソウルの登場〜ディスコサウンドの確立で黒人音楽と白人リスナーの距離はグッと縮まったとボクは思ってます。
●他にも HAROLD MELVIN & THE BLUE NOTES、FORCE OF NATURE、THE INTRUDERS、EBONYS などが収録されてる。FORCE OF NATURE ってグループはココでの初耳グループだった。ここはもっと掘り下げたいかも。


●ちなみに、フィラデルフィアについてもうちょいウンチクを。
ここはアメリカの歴史の中でも最も古い街の一つ。アメリカ大陸への移民時代1685年に建設された。ウィリアム・ペンという人物に率いられたクエーカー教徒というプロテスタントの一派が開いた土地で、このペンさんという人物の名前がペンシルベニア州「ペンの森」の意)という名前にバッチリ残っちゃってるほどだ。この時代のヨーロッパはカトリックVSプロテスタントの宗教戦争が激しくて、信教の自由を求めて新大陸に移民するという動機付けが大きく作用してた。だから「兄弟愛」なんて仰々しい名前がついているんだね。その後もペンシルベニア州は信教の自由に強くこだわる土地となり、様々な宗派の信仰を認め、結果として現在も実にリベラルな気風を備えている。で、独立戦争ではアメリカ大陸軍の拠点になり、独立宣言、第一回大陸会議の舞台にもなった。今のフィラデルフィアは、人口の40%を黒人さんが占める。豊かな黒人文化を今も発信している。
●アメリカの歴史、成り立ちを、もっと細かく勉強したいね。



●動画。
●JEAN CARN「WAS THAT ALL IT WAS」。
●1979年と、ディスコの様式がカッチリした時期だけど、フィリーらしい優雅なアレンジとノビノビとした JEAN の自由なボーカルが華麗でタマラン。




●MFSB feat. THREE DEGREES「TSOP」。
●1974年。この曲でフィリーソウルは全国区/全世界の認知を集める。動画の中のダンサーたちも楽しそう!



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