●お盆合わせだったプロジェクトのヤマ場を超えて、ちょっとだけ一息。
●次のピークは8月最後の土日だが、これは準備においては人に任せた。
●9月末にも一件入ったが、これも実績あるから現場にそのまま回せる。
●ただし10月第一週に稼働するプロジェクトだけは、ガチで背負う。
●時間がない…。本来なら一か月マキでスタートすべきだったな…。
●だから、ヨガのクラスが終わった後は、仕事道具全部もってWIFIフリーのカフェに行って、パワポ資料をセッセと作ってたよ。ふー疲れちゃった。


息子ノマド(中1)は、最近ボカロにハマり過ぎてる。
●ボクの使い古しの iPhone で YouTube の作業用BGMを聴いているのだろう。そんで夏休みの宿題レポートを書いてるんだけど、無意識なのか恥じらいがないのか、突然デカイ声で歌い出す。オマエはイヤホンでラウドに聴いてるかもだけど、こっちはオマエのアカペラだわ。元がオンチだからなお微妙だわ。
●この前は、学校の友達(あだ名はマックス…由来は知らない)とメールでアポ作って2人カラオケボカロ縛り2時間半を楽しんできたらしい。

息子ノマドがさらにハマっているのが、合気道。
●中学生になって育ち盛りのはずのノマドには、ちょっとでもスポーツをやって欲しいと思ってた…でも、ボク自身がスポーツに興味がないし説得力がない。むーどうしよう。
●ということで、ノマドに YouTube で合気道の映像を見せてみた。マッチョな格闘技ではなくて非力でもこなせるかもの技。高齢のオジサンがバッタバッタと若者を投げ飛ばす映像。そしたらノマド「これってジョジョの仙道じゃん!」あ、そう感じた?!そうね、ジョジョ第一部の重要人物ツェペリさんが訓練によって身につけた波紋の呼吸法みたいな不思議さがあるね。この道極めたら、指1本でワイン瓶に穴開けたり、水面を走ったり、カエルを傷つけることなくカエルが座っている岩を砕くことも出来るかもね(「メターッ!」)。
●てーな印象を持ちつつ、5月の文化祭で合気道部の演武会を親子で見学して。息子の中学校はガリ勉アオビョウタンみたいなヤツばっかな印象があるが、ここもしっかりアオビョウタンが大勢いてノマドが混じっても違和感がなさそう。なんでも売り文句は「一番ラクチンな運動部」。走り込みとか筋力トレーニングは全然やらないらしい。ただし、投げられる側の受け身の動作がノマドの想像以上に激しかったらしく「なんだか意外と生々しいなあ」とノマド。そりゃ合気道はビデオゲームじゃないんだし、あれは大きな音を立てながら衝撃を最低限に食い止めるテクニックなのだから、ビビるものじゃないだろう。

後日。ノマド、道場に見学に行ったらしい。ちょっと緊張しながら。
●そしたら奇妙な先輩が一人いて。名前を名乗ったら「1年◯組の出席番号◯番、隣の席は○○と■■だろう」と即答されたという。この高等部の先輩ナベさんは、中等部高等部の生徒の名前と出席番号を全て記憶してて、番号から逆算して教室の席配置まで把握できるという。ちょいと変人。このナベさんが胴着を貸してくれたり、練習日の案内をしてくれたりと甲斐甲斐しく面倒を見てくれて、仮入部の身分ながらノマドは結果せっせと稽古に通うようになった。ナベさんいなかったら、ノマドは稽古に通えなかったろうな…先輩に恵まれた。

で、7月。突然、大きな大会にノマド出場。
●ある日、ノマドが部長と組手をしてた時。互いに技を掛け合っている途中。「今度の大会、人が足りなくなったから、オマエ代わりに出ることになったから」と突然言われたらしい。え、7月の大会は中1は参加しないんじゃないの?この前の保護者会でも顧問のセンセイが言ってたぞ。ノマドも組手してる中に軽くフラレただけでそれ以上の情報がナイという。オマエそこは先輩にもっと質問しないと。「フツウにやってれば大丈夫って言われた」ホントに大丈夫?マトモなキャリア一か月もない気がしますが。

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「全日本少年少女武道錬成大会(合気道)」@日本武道館
ビビるほど立派な大会だった…。「全日本少年少女武道錬成大会」は、合気道だけでなく、弓道・剣道・柔道・空手道・少林寺拳法・なぎなた、そして銃剣道!の8部門から構成されてて、7月〜8月にかけてそれぞれの部門がが大きな大会を開く。参加者は小学生と中学生。合気道だけでも全国から学校/道場などなど160団体くらいが参加してるらしい。
●ノマド、この日のために合気道専門店に行って自分用の胴着を新調した。借り物の古胴着じゃなくてよかったな。ちなみに細かく規定がある柔道着と違って合気道の胴着には厳密なルールはないが、一般的には柔道着よりやや袖が短い。手首を直接取って仕掛ける技が多いからだそうな。

実は、大会前日に顧問のセンセイから電話があって、初めて概要が掴めた。
●センセイ「あのお子さんから聞いてます?」いやー、本人からの話では正直要領を得ないので後でネットで検索するしかないと思ってました。そもそもでウチのヤツで大会大丈夫なんですか?「実は中3部員が直前で辞退しまして、急遽出場となったんです。彼は中1の新入部員の中でも一番熱心に稽古に参加してますし技術的にも十分だと思っています」ウチのヤツはスポーツの経験もなければ先輩後輩の人間関係も初めてなので、ホントにみなさんと噛み合ってるのか心配で…「いや、ウチは上下関係も厳しくありませんし、本人もいつもニコニコして楽しそうですよ。あ、ただ全然しゃべりませんけどね」やっぱり!コミュ障っぷり出しちゃってるじゃないか。あの、せっかくだから見学しようと思ってるんですけど、他の保護者の方々も来るんですか?「いや、基本的には誰もいらっしゃいませんが、コッソリ見に来る人もいます。私たちの席のソバに座っていただいてもイイですよ」ああ、じゃあコッソリ見に行きます。
●ちなみに、顧問のセンセイは女性。合気道歴は30年近く、段位は五段というから実はスゴい人なのかも。竹を割るようなサッパリした語り口と大きな声量が、武道の達人オーラを感じさせる。本業は物理の先生で(いや、もはや合気道の方が本業なのか?)、ノマドが胴着をいれるトートバッグが「国際リニアコライダー加速器」のデザインをあしらったものだと、一番最初に気づいてくれた。

●この大会は小中学生対象だから、本物の達人の演武が見られるワケじゃない。むしろ小学校低学年のチビッコたちがカラフルな帯を締めて楽しそうに広い武道館でバッタバッタと投げ合う様子が微笑ましいくらいだ。各団体は数分ほどの持ち時間と割り当てられたスペースの中で、それぞれのやり方で稽古の結果を演武という形で発表する。組手の仕方も違うし、技の難易度も違うようにみえる。最初と最後は正座して一礼ってトコだけ一緒。
●観客席はそのまま参加者の控えゾーンになってて、胴着のチビッコがワラワラ、ボクが座る場所を見つけるのも大変なほど。折り目正しい武道の世界でありながら、バックヤードの子どもたちはスマホや3DSで遊んでたりしてるから、まーなんとなくちゃんとイマドキ。九段の坂を上がって汗かいたボクは、冷えた缶コーヒーを売店で買ってスミッコに座る。思えば、ロックコンサート以外の武道館、ホントに武道やってる武道館って生まれて初めてじゃないか?

合気道の不思議。
●合気道には、試合という概念がなく、従ってフツウの格闘技のように勝敗という概念もない。が故に「演武」組手を組むパートナー同士は、最初に繰り出す攻撃、それがどう捌かれるか、そこからどんな技が仕掛けられるか、全部段取りを理解している。「取り」と「受け」という言葉で攻守?を区別して、お互いに立場を交替していく。その意味では、ノマドのような未熟者でも段取りさえキチンと飲み込んでその型を練習しておけば数分なら大丈夫かもしれないし、先輩がうまくリードしてくれれば組手は成立する。…でも実際にノマドの演武が始まったら、先輩の方が段取りを忘れて、動きが止まっちゃったりしてたけど。ノマドいわく「次、右手首からです、って先輩に言った」
●合気道は、相対する対象の動きに合わせて、その動きを最小限の力で操作しバランスを崩したりする、非常に合理的なシステムが体系化された武道だ(と思った…ホントはよくワカランけど)。理詰めで物事を考えるノマドにはなんとなく相性がイイっぽい。
●一方で、合気道・創始者の植芝盛平大本教出口王仁三郎と関係が深かったということもあり、スピリチュアルな側面も強いらしい…「呼吸法」という言葉も使われるようでホントにジョジョみたい。実践的格闘技と全く違う価値観を持つのもココに由来があるのか?
植芝盛平は大正末期〜昭和〜戦後にかけて活躍した人物で、合気道の最大派閥「合気会」道主は植芝一族の世襲で繋がっている。この演武会でも最後に、植芝充央なる人物が模範演武を披露していた。さすがにこれはスゴかった。きっと植芝一族のプリンスなのだろう。あ、あとウィキ読んで気になったのは、ドラマ「花子とアン」で主人公・村岡花子の親友として登場する葉山蓮子のモデル・大正三代美人の柳原白蓮も合気道と深い交流があったという。

●さらに余談。ノマドの中学校が演武をするトナリには、ボクでも名前を知ってる名門女子高がいた。
●通常、初段になるまで黒帯と袴の着用はしないものだが、女子は初段以前にちょいと早く袴がはけるらしい。袴をはいて長い髪をポニーテールにまとめた彼女たちは毅然としててイイ感じ。ほうほう、こういう大会では男子校のノマドたちも女子と縁ができるんじゃないか?と思ったものだ。しかしノマド「あーあの女子高のひとたちね。先輩たち遠くから写メ撮ってた」ダメじゃん!それじゃお知り合いになれないじゃん!全員ヘタレじゃないか。しかし、小中学生対象のこの大会には関係ないはずの高校生ナベさんは、なぜか突然会場に現れて関係ない学校のカワイイ女子中学生たちにカッコよく稽古指導をしてたらしい。さすがだナベさん!ノマド、ナベさんにどこまでもついていけ!



●ノマドに対抗してボクもボカロを聴くか。

渋谷慶一郎+初音ミク

渋谷慶一郎+初音ミク「ATAK 020 THE END - EU EDITION」2013年
パリ・シャトレ座にて公演されたオペラ作品「THE END」歌手も演奏家も一切登場せず、ボーカロイドとエレクトロニカだけで演じられた世界初のボカロオペラ、という触れ込みなんだけど、うーん、オペラがよくわからないから実はあまりピンと来てません。アレア?レチタティーボ?
シリアスなエレクトロニカとしての作り込みは十分。ビートに重心がない場面ではフォークトロニカ風味でもあって。きめ細かい金属光沢がキラキラするような音像がマブしい。ただ、全編全体で初音ミクが大活躍するわけでなく、いつものミクちゃんみたいに過剰に詰め込まれたリリックを早口にまくしたてるような演出もないので、ミクちゃんファンには物足りないような気が…。少なくとも息子ノマドにとってはゼロ関心。ボクとしては、初音ミクは一旦忘れて、PENGUIN CAFE ORCHESTRA の質感に親しみを感じてしまってた…それじゃ80年代じゃん。
実体のない人造人間=初音ミクが、THE END = 死 を歌う、という筋立て…実際に渋谷慶一郎氏は愛妻を若くして亡くしているそうで。ボクの耳が老いたのか、ミクちゃんの歌う歌詞がうまく聴こえないので、メメントモリと向き合ったミクちゃんが一体ナニを見つけてナニを感じたのか、実はよくわからなかったというのが本音。



●動画…じゃないけど。
●「ARIA FOR DEATH」。




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