夏休み、山陰地方ツアーに行って参りました。
ズバリ、出雲大社!

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やっぱ、しめ縄、太いわ。強烈に。

出雲大社で日本史の奥行きを味わって。
明らかに舐めてた山陰地方の横移動に手こずって。
そんで訪れた鳥取で、和歌を調べたり、お城登ったり、砂丘行ったり。
もちろんレコード屋も見つけたよ。

●楽しい経験を目一杯してきたので。
後日、それをちょっとづつ書いてみたいと思ってます。


●そんな、サマーバケーションのBGM。

口ロロ「GOLDEN KING」

口ロロ「GOLDEN LOVE」2007年
□□□と書いて「くちろろ」と読む。だからココでは「口(くち)」にカタカナの「ロロ」って書きます。2007年に坂本龍一さんのレーベル COMMONS からリリースしたデビューアルバム。そのキラキラしたポップセンスに、雑誌で「ネオ渋谷系」なんて紹介のされ方をしてたのを覚えてます。楽しいブレイクビーツに軽快なラップとキャッチーなメロディを乗っけて歌う男子二人組。
COMMONS からの先行ファーストシングルでもあった「GOLDEN KING」がリリース当時からダイスキだった!この解放感&躍動感あるビートセンスと突抜けた勢いのあるメロディが好き。詰めの甘いボーカルでさえも愛おしい。そしてリリックが、夏休み仕様。キツい仕事をしながら「あともう少しでバケーション」と自分を励ますタメにもコレを聴きまくってた。こんな歌詞なんですよー。

 21世紀の猛暑にあがるテンション MOVE ON UP !かけろモーション!
 ファンキー&フレッシュな太陽が黄金のビートでロックする!
 ルート決めずに飛び出す航海!フル10全開!
 待ってるだけじゃ交わるはずのないカンチガイ

 そんで踊り続けて ナイト&デイズ オバカになる
 OK と貼り合って負けねーぜと飲むビール
 そんなことしたり あんなコとやったり そりゃマネーマネー足りない
 懲りない よっぱらい キリない しょーもない
 でも尽きないエナジーは愛の乱れ撃ち!ファンキードラマーのように!

 21世紀の猛暑に変わるモード オレもみんなももっと
 ファンキー&フレッシュなビートでたちまち世界はロックする!
 21世紀の猛暑に出会う男女ときめき弾む人生
 最高潮に盛り上がってそのまま世界を制覇する!
 21世紀一新しいステレオからキックこのミュージック!
 ワンワン吠えるみんなも輪になりしらけた世界をロックする!

「21世紀の猛暑」ってフレーズが気分だったねー。旅行中は、お気に入りのバンドT着て汗だくになってテクテク歩いたよ。
●このアルバムには、日本語ラップの始祖のひとり、いとうせいこうも参加。「おばけ次元」でキレのいいラップを披露。「でも逃げ出せリアルな次元の側へ 川へ谷へさらに目指せアウェイ 切れば血の出る物語を 語れ誰か歌えその形を」「夏草」はチャーミングにレイドバックしたトラックとラップフローが、今や20年前のクラシックとなった渋谷系テッパン古典曲・スチャダラパー「サマージャム'95」を連想させてしまう。カゲロウがユラユラゆらめく熱い午後が終わって夕暮れを迎えるチルアウトな一瞬。サビがキャッチーなウタモノ「STARFLIGHT」は、CORNELIUS「STAR FRUIT SUF RIDER」のようにも聴こえる浮遊感。女子2人組 HALCALI が脱力する「COSMIC DANCE」も聴きドコロ。

口ロロ「SNOWFLAKE」

口ロロ「SNOWFLAKE」2008年
●コイツは冬休みがテーマのミニアルバム。80年代ユーミンみたいなスキー場のロマンスを歌ってみた。メンバー増員でバンド戦闘力増強そしてウタ要素増量。デビュー盤でゲスト出演したいとうせいこうがリリック提供したバラード曲もあったりして。その後2009年には、いとうせいこうさん正式メンバーになっちゃうらしい。最後の曲は30分の大曲「ツアー」。組曲構成?インスト中心のプログレッシヴ。時々ウタが来る。まー冗長だけど。

DORIAN「STUDIO VACATION」

DORIAN「STUDIO VACATION」2011年
口ロロ90年代渋谷系スローバックなら、DORIAN は10年代に入ってからチラチラ登場する80年代ディスコへのスローバックだね。ジャケがもう80年代だもんね。キラキラのダンスチューンがテンコモリ。インストのエレクトロファンクやシンセポップが華麗に駆動する。
●とはいえ、実際の様式でいってコイツがホントに80年代風かと言われると、そーとは言えない。コレは完全にアップトゥデートな10年代の音楽。だけど、敢えてノウテンキに振る舞ってみせる全面的多幸感は、80年代の浮かれた雰囲気を連想させる。アルバムタイトルからして、バケーション気分もスタジオの中の人工生成物であることを隠さないし、一曲目タイトルなんて「FAKE VACATION」80年代ギミックもお休み気分も全部フェイクですって開き直ってる。それがむしろ気持ちいいし、結果的にこれが10年代の気分。
●ゲストシンガーに、一十三十一(ヒトミトイ)。彼女も夏休み&冬休みのバカンスをテーマにしたアルバム「SURFBANK SOCIAL CLUB」「SNOWBANK SOCIAL CLUB」をリリースしてる。浮遊感溢れるそのボーカルでフェイクな夏のヒトトキを演出。

DORIAN「MELODIES MEMORIES」

DORIAN「MELODIES MEMORIES」2010年
●これが DORIAN のファーストアルバム。このキッチュなまでな80年代フェイクなジャケット、鈴木英人テイストに笑っちゃうわ!80年代の雑誌「FM STATION」の表紙、それと英語の教科書「NEW HORIZON」を思い出しちゃったよ(アラフォーじゃなきゃ理解不能か?)。内容はツヤツヤのアーバンファンク/エレクトロディスコ/シンセポップ、それに AOR な落ち着き、リゾートロックなアレンジまでが濃厚。真夏の熱帯夜に気持ちイイそよ風を提供してくれる。
●80年代ギミックとして、エコーの効いたトークボックス使いが実にナイス。と思うと、アシッド体質、つまり ROLAND 808/909 使ってるみたいなトラックがあったりとかして90年代育ちのボクの微妙なスイッチをキチンと狙撃。70年代のメローソウル DENIECE WILLIAM「FREE」をカバーしてるけど、むしろこの曲を2ステップにカバーした TEI TOWA のユニット SWEET ROBOTS AGAINST THE MACHINE のバージョンをなぞる形で、丁寧にキラキラハウス化してる感じもボクのツボ。
DORIAN の所属レーベルは FELICIRY。こちらは昨今活発に内容の濃いリリースを続けるインディの雄ですわね。七尾旅人、やけのはら、サイプレス上野とロベルト吉野、前野健太、シグナレス、快速東京、アナログフィッシュ、さよならポニーテールなどなどが所属。数年前から注目しまくってます。つーか、FELICITY 注目のキッカケになった楽曲、七尾旅人「ROLLIN' ROLLIN'」のリミックスを手掛けてたコトでボクはこのアーティスト DORIAN を認知。ラッパーやけのはらの作品でも活躍。DORIANー七尾旅人ーやけのはらのトライアングルは結束が固いらしく、このアルバムでも「SHOOTING STAR」で盟友2人が参加。



島根&鳥取の山陰地方は、明るくて楽しい場所だった。
●なにしろ「山の陰」と書くぐらいだから、ボクの中には正直、この土地に暗いイメージがあった。ところが、そこには自分たちの土地にまつわる歴史と文化への誇り、そして、それをユーモアで包んで提案する姿勢がいっぱいあった。だから、今回の旅を、敢えてキラキラしすぎてるこんな音楽をBGMに選んでみた。

今年の春休みは、沖縄に行ってその土地のことをイロイロ調べた。ブログにもいっぱい記事を上げてみた(…詳しくはコチラの記事へ/その8まで書いたので遡ってもらえればその1から読めるはず)。明るい南国のイメージとはウラハラに、ダークな過去や歪みが透けて見えてきて大きなショックを受けた。
●現代日本の地方経済/地方生活に困難がないはずがない。それを前提に折込みつつも、島根&鳥取には不思議な前向きさがあった。なぜだろう?3日程度の滞在で何も分かっちゃいないだけかもしれない。でも、それはそれで、アレコレこれから考えてみたい。



●動画。

●口ロロ「GOLDEN KING」
●こんなビデオ作ってたのか!と検索して知った…なんでこんなことしてんの?




●DORIAN「MORNING CALLING」。
●80年代フェイク、ヤリ過ぎのビデオ。




●DORIAN feat. 一十三十一「SUMMER RICH」。
●鈴木英人テイストヤリ過ぎ。ファンタジスタ歌麿呂の犯行か?






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