●まー忙しいです。ブログの更新も怠ってます。
●毎日に余裕が相変わらずナイねえ…。つーか、久々の超大型大ピンチ。
●しかも継続型。一発勝負じゃ終われない。なるべく長く続けたい…大変だけど。半年?一年?二年?


楽しかった夏休みの出雲〜鳥取旅行も遠い昔のようだよ…。





鳥取の古着屋さんで、いい言葉を聞いたんだ。

「命を削って作りましたから!」

●そんなCDを最近は聴いている。

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「TRUNK - NEW & USED CLOTHING STORE」
鳥取市今町1-112 日米ビル1F
●旅行の最終日、新幹線へと接続する特急電車を待つ時間、ボクは家族と別れて、一人で鳥取市街を最後に一巡りしてた。バスの乗り方もある程度分かったので、メインストリート「本通り」〜「若桜街道」を巡ったり、もうちょっとワキに入ったエリアも見てみたり。そんで鳥取駅前から伸びる大平線通りをテクテク歩いたトコロで見つけたのがこのセレクトショップ
●特に期待なくフラリ入ってみただけだったんだけど、広い店内はキレイに整頓されてて気持ちがいい。品のいい古着たちと新しいアイテムが丁寧に並べられてた。そこでかわいいシャツが割引セールされててイイ感じ。なーんて考えながら気になるそのシャツの肩幅や袖の長さをチェックしてたら、愛想のイイ声の大きな店員さんが即座に「今でしたら、さらに500円オマケしちゃいます!」と発言。セール品なのにさらに値引き?!あららテンポのイイ接客、一回試着して買うことにしちゃった。

そこで注目のCDを発見。
●お会計。レジカウンターで店員のお兄さんがシャツをたたんで袋に入れてくれるのを待っていると、カウンターのスミにCDが並んでいるのが目に入る。ん?これは何のCDですか?「それは鳥取でやっている地元のバンドのCDですよ」レーベルの名前は… CARNELIAN RECORDS。これも鳥取のインディレーベルですか?へー。

LONG TALL SALLY「BELIEVE」

LONG TALL SALLY「BELIEVE」2014年
「実はですね、このCD、オレのバンドなんですよ」あ!そうなんですか!お兄さんはナニやってるんですか?「ベースやってます。ジャケの右側に立ってるのがオレです」へー!どんな音楽なんですか?「人にはビートルズっぽいって言われるんですよねえ。あんまり意識してないんですけど」そういってお兄さん、マックの iTUNE で音源を鳴らしてくれた。ああ、確かにちょっとビンテージっぽい感じがする。でも THE BEATLES ってコトでもないな。バンドの名前が「のっぽのサリー」ってだけじゃないか。なんかもっと別の感覚。もっとちゃんと聴いてみたい。じゃあこのCDも買っちゃいます。「ありがとうございます!コレ、オレら命削って作りましたから!」
「オレら命削って作りましたから」……そんなセリフ、最近聞いたコトあったかな?音楽産業が廃れてきてロックバンドがカッコ悪くなってきた今の時代、ソーシャルメディアが発達して理屈っぽい言説が飛び交う中、敢えて「命削って」モノを作る覚悟って。こんなド直球の暑苦しい発言がコトノホカボクの心を揺さぶった。鳥取という街で、そんな覚悟で音楽に向き合うってどんなことなのだろうか?ボク自身は「命削って」ナニかに取り組んでいるだろうか?ボクはこの旅行で3万円分くらいのCD/レコードを買ったのだけど、その中で一番最初に聴いた音源がコレだった。

●英詞と日本語をうまく絡み付けてチョイとスカしたボーカルの佇まいが、小細工ナシの直球ロックンロールのスウィングにシックリハマってホントにカッコイイ。軽妙なビンテージ風の録音はどこまで狙いでどこから偶然なのか?密度と圧力で比べれば、今のモダンなプロダクションから見るとスカスカでお粗末とも言えるけど、結果的にそれが圧倒的な個性になってて何回でもリピートしてしまう。オーバープロデュースのヤリ過ぎ感、耳触りなトゲっぽさから無縁な結果、ロックンロールのワイルドさをキチンと維持しながら、とても上品に聴こえる。
●それでいて、アナクロニズムというか回顧主義みたいな気分も漂っていない。スリーピース・バンドがゆえのアレンジのシンプルさは潔いが、別に60年代回帰みたいなニュアンスはない。と同時に、パンクやネオアコみたいなロック内のサブジャンル/様式に囚われてもいない。2014年の現在感覚から立ちのぼるロックンロールのイデアがココにある。最後の1曲「WONDERLAND」だけギターの浮遊感がほんのりサイケテイストだけどね。
このCDに封じ込められた熱さ、ちゃんと受け止めたい。新しい音楽とこんな出会い方が出来たコトを幸せだと思いたい。

THE BURGUNDY VINCENT CLUB「THE BURGUNDY VINCENT CLUB」

THE BURGUNDY VINCENT CLUB「THE BURGUNDY VINCENT CLUB」2013年
●このバンドも同じ鳥取のインディレーベル CARNELIAN RECORDS の所属。というか、彼らの前身バンドと LONG TALL SALLY のメンバーたちが自分たちでこのレーベルを立ち上げたのだね。こちらのバンドの方がビンテージ度が高い。同じお店で LONG TALL SALLY のお兄さんから買ったのだけど、視聴段階からネオロカですか?って聴いちゃったくらい。几帳面に8ビートをザクザク刻むロックンロールの基本に忠実なこの感じは、ネオロカというかパブロックというか、70年代に起こった回顧主義傾向をそのまま志向しているようなニュアンス。ちなみに、BURGUNDY って単語は英語で「ブルゴーニュ」の意味、BURGUNDY VINCENT はワインの銘柄?みたい…ボクはお酒を飲まないのでよくわかんないけど。


●小さな古本屋さん。

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「邯鄲堂」鳥取市今町1-174
セレクトショップ「TRUNK」を超えて更に大平線通りを歩くと、小さな古本屋さんがあった。不思議な空気感のお店、アート系から文芸、歴史の本が丁寧に整理されて並んでいた。ボクはここで赤瀬川原平センセイの文庫本を購入。赤瀬川センセイ、最近は体調が悪いのかな…。
●ふと窓際のガラスケースを見ると、「割れてしまった陶磁器の金継ぎ承ります」という札と、金継ぎされた陶器や金継ぎに使う道具?が並んでいた。古本屋さんが「金継ぎ」? 奇妙なミスマッチにちょっとギョッとする。ガラスケースの上には3つのサンプルがあって。金で継がれたモノ、錫で継がれたモノ、漆で継がれたモノ。「金継ぎ」って今まで関心持ったことなかったけど、仕上がりが綺麗だなあ。
●お店のお姉さんに少しお話を伺う。金継ぎをお願いしたらどれくらい時間がかかるんですか。「一か月くらいはお時間もらってます。簡易的な方法でやっているんですけど、それでも漆を4回は塗り重ねますから」へー?金継ぎって、必ず漆を使うんですか?「そうです。むしろ金属の部分は装飾的な意味程度でして。基本は漆で割れ目を塞ぐんです」あーそうなんだー。てっきり溶接みたいな感じで溶けた金属を流し込んでるのをイメージしてたよ。またひとつ勉強になったなあ。


●動画。
●鳥取 CARNELIAN RECORDS、きちんと YOUTUBE チャンネル作ってた!
●LONG TALL SALLY「HOW」。




●THE BURGUNDY VINCENT CLUB「AMERICA」





●ホントは、王道な夏休み旅行記を書きたいんだけど、マニアックなところから始めることになっちゃった。でも、鳥取、ステキなところだったよ。

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