ボクは90年代の学生時代から Apple や Macintosh のファンだけど。
●昨今の新製品発表とか、iPhone 6 とか plus とか、Apple Watch とかには、あまり興味が持てなくて。
●予約したとか、キャリアはドコが得とか、SIMフリーがどーだかって facebook がワサワサしてるのは全部スルーしてる。

むしろガッカリしたのは、ネットのニュースで見つけた記事。

「さよなら、iPod classic」CNN.co.jp 9月11日(木)12時0分配信

(CNN)9日に発表された米アップルの新しい腕時計型端末「アップルウォッチ」に世界が沸く陰で、同社の象徴的な製品がひっそりと姿を消した。
 初代音楽プレーヤー「iPod」の姿を受け継いで、がっしりした大きな形状を保ってきた「iPod classic」は9日、同社の製品ラインアップから外された。
 既に兆候はあった。アップルは2009年で classic の更新を打ち切り、iPod に特化したイベントでさえ言及しなくなっていた。
 それでもまだ愛着を感じるファンはいる。確かに classic には iPod touch のようなタッチスクリーンもないし、大きさは nano や shuffle に比べると巨大だ。しかし容量は160ギガバイトもあって、アップルによれば4万曲の楽曲が保存できる。
 ソーシャルメディアには classic を「いい仲間」「旧友」と呼んで別れを告げる投稿が寄せられ、初代モデルを思い出させる唯一の iPod がなくなるという感傷にひたるファンも。4万曲の保存ができる実用的な製品がなくなることを惜しむ声もあった。

え!iPod classic なくなっちゃうの?!
ボク、今でもバリバリに愛用しているのに!120GBに10000曲以上を詰め込んで持ち歩いているよ。今の愛用 iPod くんは第五世代で2005年からの付合い。もう少しで十年使ったことになる。
●そもそもで、ボク、一番最初の iPod(2001年モデル)もまだ持ってるよ。さすがに持ち歩いて音楽を聞く訳には行かないけど、外付けハードディスクの一つとして、一応自宅マックにくっつけてる。
なんかショックだな。古くからの友達が突然いなくなったようだ。

●まー事情は分かりますよ。
1万〜2万曲も音楽を詰めて持ち歩くヤツなんて奇人変人だし、iPhone 6 の上位機種は128GBの大容量だから、一応スマホだけでもその奇人変人ニーズには応えることが出来る。おまけに Spotify などなどサブスクリプション型のストリーミング音楽視聴サービスが伸張してるところを見ると、ネットに繋がらないでスタンドアロンのまま巨大ストレージに音楽貯め込むスタイルが完全に時代遅れになったんだってことも理解できる。音楽の聴き方が変わってるのさ。音楽の聴き方が問われてるのさ。初めて iPod が登場した瞬間、ポータブルCDプレイヤーを滅ぼしてしまったインパクトと、同じかそれ以上の革新タイミングなんだ。
●でもさ。

ボクは同じモノを長く大切に使いたいんだ。
ポンポン買い換えるのは好きじゃないんだ。
ジーンズやスニーカー、シャツやジャケットだって、普通に10年くらい着るんだ。
なんだか、売り手の事情で買換えを強いられるのは納得がいかないんだ。

ipod1.gif(初代 iPod。2001年。液晶がモノクロ。)

●で、今日なんとなく、渋谷・ヤマダ電機で iPod classic の売れ残り具合をチェック。
「えーと、もう販売停止になったので在庫があるかどうか…あ、二台だけ開封品が残ってるそうです」開封品ってどういう意味ですか?中古って意味?「いや、店頭展示に使っていたモノでして、別のお客様に売ったモノではありません。コレでしたら定価から10%引かせてもらいます。ポイントも13%つきます」あーそうですか…一応現物を見せてもらえます?「こちらです…2009年のモデルですので、結構古いというか、少なくとも二三年は店頭に置きっ放しになってたものです。だから操作ホイールの部分がちょっと日焼けして黄ばんでますね」このお店で展示に使ってたのですか?「いや、別の店舗から回ってきたモノです。そこではもうサッパリ売れないということで、コチラに渡されたというか」
●なんか、この売れ残り iPod がカワイソウになってきちゃったなあ。店頭で何年もの間、誰かに買われるコトを待ってたのに、今や時代遅れで仲間たち全員がお蔵入りにされちゃった。黄ばんだ色さえが愛おしく思えてきちゃった。22000円か…安くないけどな…えーい!これクダサイ!買います!

IMG_0022.jpg

ということで iPod classic 衝動買い。
シルバーのやつが160GBの2009年モデルね。今回買った奴。ブラックが今までの愛用品2005年モデル120GB。今新入りくんに16000曲をシンクロさせてます。2005年モデルくんは、息子ノマドにあげることにした。ノマド iPod いる?って突然言ったらビビってたけど。「マジ!誕生日プレゼントとオトシダマをくっつけて買おうと思ってたんだけど…」いらねえの?「いるいる!」ヘッドホンは自分で好きなのを選んで買えよ。メカクシデイズのキャラが使ってるようなヘッドホンがいいんだろ?
●世間が必死に iPhone 6 の予約で騒いでるのに、滅びる商品を駆け込みで買っちゃうとは。バカだなあ。



U2「SONGS IN INNOCENCE」

U2「SONGS OF INNOCENCE」2014年
●さて、今年の Apple の発表会ではもう一つの話題が。U2のニューアルバムが iTune Music Store で1ヶ月限定5億人限定でフリーダウンロードできるとな。なんと豪気な!5億人って地球の人口の12分の1くらい?とにかくニュース見て、速攻で iTune 立ち上げて DL しましたわ。わーい U2 ゲットだよ!で、最近クソ忙しくてテンションが萎えそうになってるボクのメンタルをアゲるために通勤電車の中で早速耳にブチ込んだわけです iPod classic でね。
そしたら、テンションもメンタルもアガらなかった…。あれ? U2、不発?あれれ?
●…冷静に考えると、U2 の新譜に期待を感じなくなってからだいぶ時間が経ってるのよね。ボクにとって U2 がバリバリにホットだったのは「THE UNFORGETTABLE FIRE」1984年から「POP」1997年までだった。2000年「ALL THAT YOU CAN'T LEAVE BEHIND」でギリギリだわ…80年代の王道ロックから転向し90年代のダンスビート導入実験への混乱ぶりがスリルだったけど、00年代に入ったら保守路線にバックエンドしてしまった。「HOW TO DISMANTLE AN ATMIC BOMB」2004年では、シングル「VERTIGO」がズバリ Apple iPod のCMソングに使われてたのでカッチリ買ったけど、ハッキリ言ってその「VERTIGO」しか聴いてない。その後の「NO LINE ON THE HORIZON」2009年も買ったけど内容はサッパリ覚えてない。
●うわー、せっかくの U2 なのに残念だなー。リフがカッコよかったり、BONO がセクシーだったりと、悪くない感じの曲もあるはあるから、別に聴いてて損な感じはしないのよ。特に「CALIFORNIA (THERE IS NO END TO LOVE)」とか好きなのよ。でもさ U2 ってボクの中であまりに偉大だったのよ。こんなもんじゃダメなのよ、フツウの仕上がりじゃダメなのよ。もっとさ、ガツーンとアゲてくれないと。もっとさ、勇気づけてくれないと。困難に立ち向かう根性を奮い立たせてくれないと。ヘタレでも前向いて歩けるようにしてくれないと。声張ってモノ言えるようにしてくれないと。優れた音楽はそんな力が備わっていて、ボクはそれを信じているから毎日音楽を聴いている。そして U2 はそういう音楽を作れるバンドなはずなのよ。
●とはいえ、あと20回くらい聴いたら大好きになってるかも。まだDLして一週間経ってないもんね。


ヤマザキマリ「スティーブ・ジョブス」2巻

ヤマザキマリ「スティーブ・ジョブス」2巻
「テルマエ・ロマエ」ヤマザキさんが、あの Apple 創業者 STEVE JOBS の伝記をマンガ化、ソイツの第二巻。最初はシンパシーゼロだった故にコミカライズの提案を保留したヤマザキさん。しかし「やるしかないだろ!」と周囲の薦めもあって伝記を読み、その偏屈さを飲み込んで「ああ、こういう人なら描けるわ、変人なら描けます」とこのお仕事を受けた、と1巻のあとがきに書いてありました。
●そういう意味で、手加減なくこの STEVE JOBS のヒトデナシっぷりを描きまくってて楽しい。22〜23歳くらいだってのに、常に誰に対しても上から目線。LSDやマリファナなどにもハマってます。偏屈なベジタリアンで、インドにハマってスピリチュアル放浪したり、日本仏教や禅にハマったり。さすが70年代カリフォルニア、60年代の濃厚なヒッピーカルチャーが、その後勃興するシリコンバレーのハイテク産業の自由な気風の前提に忍び込んでいたコトがハッキリ描かれているし、STEVE JOBS 自身がヒッピー由来の一種のアナーキズムにベッコリ影響されまくってるトコロもよく説明されている。そして伝説の名機 APPLE II が登場。まー同僚や友達にいて欲しくないタイプだけど。
●今現在の東京〜日本にある IT 系スタートアップベンチャー世界には、若き JOBS が活躍を始めた時のような気風があるのだろうか。LINE やサイバーエージェント、ドワンゴ、楽天、ガンホー。失われた10年とは言われながら、その荒野を彼らは目覚ましい勢いで走り抜けてきた。そして後続の世代が次から次へと登場してる。きっと後に重大な歴史的事件とされるような、小さな出会いや、小さなアイディアが、たった今小さな星粒のように起こっているに違いないと夢想する。

ヤマザキマリさんは古代ローマものとして「プリニウス」という作品も描いている。彼も変わり者みたいだね。実はとりみきさんとのコラボレーション。人物はヤマザキさんだけど、背景はとりみきさん。「テルマエ」と比較して全体のトーンが重厚になってる。これはこれで注目。




●雑感。
ヨガのセンセイがインドネシア人のヨガインストラクターの人と国際結婚しちゃった。今日ヨガ教室に行ったらフツウにダンナさんがいてビックリ。バリから移住してきたんだって。
●最近は、動画配信サービス「Hulu」に夢中。ケイト・ウィンスレット主演の映画「愛を読む人」を見た。「イングリッシュ・ペイシェント」も見た。学生時代に憧れていたフランスの女優ジュリエット・ビノシュが綺麗に年齢を重ねていた。連ドラでは「アンダー・ザ・ドーム」がいい。
●スマホゲームの「ガールフレンド(仮)」は辞めた。336日連続ログインしてたけど、仕事がキツ過ぎてもう続けてられない。あの奇妙な中毒性はなんだったのだろう。代わりに「CANDY CRUSH」を始めちゃったけど。
●ヤンマガの連載マンガ「彼岸島」はその支離滅裂ぶりがある意味注目のゾンビ系スプラッターアクションだったけど、最終回が拍子抜けするほどの呆気ない日本全土ゾンビ化バッドエンドで爆笑。そしたら、翌週からタイトルだけ微妙に変えてそのゾンビ化日本をフツウに孤立無援で主人公が戦い続けてるから、なおのこと笑った。




●動画。「VERTIGO」2004年。iPod がイケテた頃のCMソング。黒煙吐きまくりU2。



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