イブだ!クリスマスだ!楽しいな!

今回は、お得意先との定例会議でもプレゼント交換をやった。
●先方のチームリーダーさんが大真面目に先週提案してきたんですわ。「来週はクリスマスイブですから、プレゼント交換しましょう!」え、マジ?この人、外国人だからやっぱ感覚チガウわー…でもアジア系の人だしクリスチャンには見えないし。「それと、お値段は500円までってコトで。あまり高いのは大変ですよね!」はーそーですねー。「あ、でもラッピング代は別ってコトで。ラッピングもお願いするとお金かかる時もありますからね!」なんか、プレゼント交換、異常にヤリ慣れてませんか?ルール設定が鮮やかなんだけど。
●で、しょうがないからボクはヴィレッジバンガード行って、ワイフと一緒にプレゼント選びましたよ。グラスタンブラーを買いました。みんなはおいしいコーヒー豆とか、かわいいニットキャップとか、小さいスノードームとか。女子はカワイイプレゼントを選んでくるなー。で、ボクの手元にはくじ引きで、発起人のチームリーダーさんのプレゼントが。そしたら、ファンタ味のリップクリームが!ナニコレどーいうつもり?「そのオレンジ味でボクの顔を思い出してくれたらウレシいデス!」それはないだろう!つか、結果的に絶対忘れない記憶になったわ。


家に帰ると、娘ヒヨコが受験勉強をほったらかしてワクワクしてる。
●ワイフが、ここぞという時にだけ使う70年代ビンテージのお皿を出して、チキンのもも肉を乗せる。お皿とお揃いのカップに熱いポタージュスープを。大きめのボウルにサーモンのサラダを。特製のキッシュも登場。「今日のテーブルはきれいだなー」とヒヨコが写真を撮る。飯田橋のお店から買ってきたショートケーキをヒヨコが温めたナイフで丁寧に切り分ける。砂糖菓子のサンタさんは当然ヒヨコのもの。大きなイチゴもヒヨコのもの。フィンランドで買ったムーミンのマグカップで紅茶を飲みながら甘いケーキを食べる。ノマドが聞いてるNHKラジオ「基礎英語1」もクリスマス仕立てでローストチキンを注文するスキットを練習。クリスマスは楽しいね!


BGMもちゃんと演出しないと!

「GLEE THE MUSIC THE CHRISTMAS ALBUM VOLUME 2」

「GLEE THE MUSIC, THE CHRISTMAS ALBUM VOLUME 2」2011年
ミュージカル海外学園ドラマ「GLEE」このクリスマスサントラを鳴らそう!この傑作、わりと最近HDDに撮り貯めたシーズン3までを全部見ました!感動した!シーズン3の最後で主要キャストたちは高校を卒業。ワイフは感極まって「卒業しちゃうんだよ!ワタシ見たくない!」とまで言いだす始末。そのくらい一人一人のキャラに愛着がわいてる。シーズン1から三年間、彼らもイロイロあって成長して。そんなクラスがバラバラになっちゃう切なさまで感じちゃう。ワイフは自分があのクラスの一員かと錯覚してるんじゃないか?人前で歌うたえないくせして。まー「GLEE」はそれだけ中毒性が強いドラマです。
●その「GLEE」のクリスマス・エピソードがそのままサントラとして発売されてる。それをこの楽しい夜にプレイ!ヒヨコもウキウキ、ボクもウキウキ。シーズン3エピソード9「EXTRAORDINARY MERRY CHRISTMAS」の平和なストーリーが気持ちよくて、選曲も楽しい。今ウィキで調べたら、主要キャスト・ウィル・シュースター先生を演じる MATTHEW MORRISON 自身がこの回のディレクターを担当してるんだ!スゴイね!

MARIAH CARRY「ALL I WANT FOR CHISTMAS IS YOU」を元気よくカバーするのは、太っちょ黒人女子のメルセデス。シーズン3の彼女は女子リーダーのレイチェルとセンター争奪を張り合い過ぎて、ちと意地っ張りだったけど、この回では楽しく振舞っててチャーミング。ユダヤ系の空回りヒロイン・レイチェルは痛快なオリジナルナンバー「EXTRAORDINARY MERRY CHRISTMAS」を、ライバル校から転校してきたイケメン・ブレインと熱唱。結婚を決意したウィル先生とエマ先生のラブラブなデュエット「CHRISTMAS EVE WITH YOU」もかわいらしい。JUSTIN BIEBER BOYS II MEN などなどもカバーした「THE LITTLE DRUM BOY」は、車椅子のナード少年アーティが担当。シーズン3のアーティは、車椅子のハンデを乗り越えて舞台演出の才能に目覚めていく。このエピソードで、彼はローカルテレビ局の要請を受けて、クリスマス特番の演出を担当することになるのだ。シーズン3ともなると、いじめられっ子だったグリーのメンバーは、いつしか自分に誇りを持ち、自分の個性を実にノビノビと伸ばすようになる。そんな成長を眺めてると、見てるコッチも嬉しくなるんだ。だから「GLEE」は楽しい。
アーティ演出の番組は、わざわざモノクロに仕立てたおしゃれなミュージカルショー。ゲイのカップルであるカートとブレインが、おしゃれな紳士としてパーティのホストを担当。雪降る夜、暖炉の大きなお屋敷にお客を招くにあたり、FRANK SINATRA バージョンが有名な?「LET IT SNOW」をビッグバンドの伴奏で小粋にデュエット。「レリスノウ!レリスノウ!レリスノウ!」そこにナゼか「スターウォーズ」のルーク&ハンソロのコスプレをした男子メンバー2トップのフィン&パックがやってきて、BRUCE SPRINGSTEEN バージョンの「SANTA CLAUS IS COMING TO TOWN」を歌う。「スターウォーズ」ネタを盛り込むのもアーティのコダワリ演出。意味不明だけど。
●超天然少女ブリトニーが担当するのは THE WAITRESSES「CHRISTMAS WRAPPING」という曲。元ネタは、ポストパンク系エレクトロレーベル ZE RECORDS から1981年にリリースされた曲…うわコレ全然知らない…原曲チェックしたい。アイルランドからの留学生ローリーが歌うのは「BLUE CHRISTMAS」。訛りがキツイ田舎モノって設定で、クリスマスも孤独で予定がない彼は辛気臭いこの選曲でバカにされちゃう。もちろん原曲は ELVIS PRESLEY。このローリー演じる DAMIAN MCGINTY 「GLEE」出演権を賭けたオーディション番組で勝ち抜いた男。その朴訥とした佇まいはシャイな田舎モノそのものだけど、飾らない純真さが地味に目を引く。
●そんなローリーのテレビショーでのアドリブがキッカケで、グリークラブのメンバーはホームレスの子供達が集まる公民館へ移動。ボランティアの奉仕活動として全員で BAND AID「DO THEY KNOW IT'S CHRISTMAS ?」を合唱。本来なら悪役の宿敵スー・シルベスター先生も合流。初期はホントに憎たらしい彼女もシーズン3大詰めでどんどん味方に近づいていくからたまんないね。「DO THEY KNOW IT'S CHRISTMAS ?」は1984年の曲だけど、2004年にはスーダンのダルフール紛争難民支援でリメイクされ、そして今年2014年にも西アフリカのエボラ出血熱禍に際してリメイクされたばかりだね。

「GLEE THE MUSIC THE CHRISTMAS ALBUM」

「GLEE THE MUSIC, THE CHRISTMAS ALBUM」2010年
前年放送のシーズン2でも、クリスマスエビソード「A VERY GLEE CHRISTMAS」(エピソード10)があって、そしてオリジナルサントラがある。コッチの方がトラディショナル要素が高め。ぶっちゃけ日本人のボクには馴染み薄い曲が多いんだけど、グリーの贅沢なコーラスワークはどの曲もステキ。メルセデスが活躍する「ANGEL WE HAVE HEARD ON HIGH」のゴスペルアプローチとか。フィン&パック&アーティ男子勢が楽しい「JINGLE BELLS」の陽気さとか。レイチェルの丁寧な歌唱がしみる「O HOLY NGHT」の荘厳さとか。
●ここでの宿敵スー先生は、グリークラブのクリスマスパーティを粉砕するため徹底攻撃してくる…大人気なさすぎる。彼女に向けてウィル先生が歌う曲が「YOU'RE A MEAN ONE, MR. GRINCH」。1966年の古典アニメ「HOW THE CRINCH STOLE CHRISTMAS !」に登場する緑色の魔物グリンチはアメリカ人にはテッパンの基礎常識なのか?しかしそのパロディについていけないボク。でもグリンチに扮したスー先生は顔を緑に塗りたくってイタズラに没頭。
●このグリンチの曲のカバーでメインを張るのは、なんとカナダのカントリーシンガー K.D.LANG実は彼女と同じで、スー先生演じる JANE LYNCH さんもレズビアンであることをカミングアウトしてる人。役柄でも男前だけど、実生活でも立派に女性パートナーと結婚してるという。ドラマの総合プロデューサー・RYAN MURPHYゲイであることをカミングアウトしている人。この人の思いが込められているのか、ドラマの中では、ゲイ&レズビアンの子たちの葛藤がかなりの比率で描かれている。友人や周囲からのイジメ。家族に理解されない苦しみ。パートナーを得た時の喜び。ゲイのカートとゲイの両親(父親2人)を持つレイチェルの友情も楽しい。性的マイノリティだけじゃない。車椅子やダウン症、吃音、貧困、通院が必要なほどの潔癖性などなど、このドラマはハンデを持った人々が数多く登場して、スクールカーストの中で苦しんだり、自己実現に成功したりして、複雑で凸凹な陰影を描き出す。様々な個性とそれを尊重する多様性の重要さを説いてくれる。
●このころは主人公フィン&レイチェルの恋愛もまだギクシャクしてて。そんな中で二人のデュエットと仲間たちのコーラスで WHAM !「LAST CHRISTMAS」をカバー。この歌って冬の定番だけど、去年のクリスマスは一緒だった元カノをメソメソ振り返る曲なのよね。噛み合わない若い二人はそんな思いを込めてこの有名曲を歌う。


「GLEE」はキャストによるライブショーが映画/DVDになってる。

DVD「GLEE THE 3D CONCERT MOVIE」

DVD「GLEE THE 3D CONCERT MOVIE」2012年
●早くシーズン4を見たいと思ってるボクだが、ワイフが「卒業しちゃったらベツモノなのよ!」とその先を見進めるコトに賛成してくれない。せっかく HULU で配信されてるのに。でもボクも出来れば日本語吹替で見たいと思ってて。字幕では取り込めない細かいジョークや辛辣な毒舌が、吹替には丁寧に反映されてて。声優さんも豪華だし。この吹替バージョン完成を待ってる。その前に、このコンサート映像を見てようかと。
●ドラマ「GLEE」は、ゴールデングローブ賞などなどのテレビ番組の賞をたっぷり獲得し、とうとうスピンアウトしてキャストによるコンサートツアーまで発展。2011年のツアーは4か国39か所、72万人動員とハンパじゃない。スゲえ、「GLEE」。結果その年の公演が収録されてなんと劇場用3D映画になってしまった。もちろんボクが見たDVDは3Dじゃないけど、その熱狂ぶりは完全なロックコンサートと同じ。

シーズン1〜2からの代表曲をバッキバキに披露してくれます。
●シーズン1の初回と最終回を飾る重要曲 JOURNEY「DON'T STOP BELIEVIN'」で幕切れ。街の中の孤独に迷う人々を励ますビッグチューン、80年代アメリカンロックとしてはベタベタ過ぎるこの曲を、ボクはドラマ「GLEE」の新解釈カバーがなければ知ることがことはなかったでしょう。そこから、不当で不公平な世界に歌で異議申し立てをする MY CHEMICAL ROMANCE「SING」レイチェルが熱唱する。ビッグなロックコンサート。そこから JAY-Z のニューヨーク賛歌「EMPIRE STATE OF MIND」
ALICIA KEYS が担ったサビの突き抜けたボーカルをメルセデスがソウルフルに歌い上げる。
●全員での勝負が一区切りつくと、キャラクターのイメージを背負った楽曲が続く。天然おバカだけどダンスは一流のブリトニー BRITNEY SPEARS「I'M A SLAVE 4 U」をセクシーに舞い踊る…原曲は THE NEPTUNES のプロデュースでボクの大好物。続いてハードなブギーロック QUEEN「FAT BOTTOMED GIRLS」パックがワイルドに歌う。シーズン2のパックは、百戦錬磨の女たらしのはずが、ワザワザおデブ女子ローレンにハマってメロメロ、彼女に冷たくされてますます興奮。レイチェルは敬愛する BARBRA STREISAND「DON'T RAIN ON MY PARADE」をビッグバンドジャズアレンジでパワフルに歌う。この歌もミュージカルナンバー…60年代のね。彼女が何度も何度も BARBRA 推しをドラマでするから、今度まとまって BARBRA STREISAND を聞いてみようと思ってる。
●車椅子を器用に操ってアーティが歌うのは MICHAEL JACKSON「P.Y.T.」。その脇ではグリーメンバー最強ダンサー・マイクが長い手足を機敏に動かしてキング・オブ・ポップに敬意を表明。アジア系なのにあそこまで踊れるってクール。ARETHA FRANKLIN のバラードを歌うメルセデスPRICK SPRINGFIELD のパワーポップをアメフト部のスタジャンで歌うフィン
AMY WINEHOUSE を歌うサンタナ。彼女はシーズン3でキャラが炸裂。メキシカンだから興奮するとスパニッシュで罵詈雑言を喚き散らす。毒舌家でグリー部を何回も裏切るけど、いつしか心を開いてレズビアンであることを告白する重要人物。「GLEE」性的マイノリティ問題をトコトン掘り下げる。続いてレイチェル KATY PERRY「FIREWORK」。突き抜け感が最高。
中盤は、ウォブラーズのコーナーがスタート。本来はライバル校のコーラスグループだったのに、フロントマンのブレインお揃いブレザーがオシャレで人気者に。カートは一時期転校してウォブラーズに所属したし、その後元のグリーに復帰してからは、なんとブレインが追いかけてこちらに転校してくる。幸せなゲイカップルの誕生だ。KATY PERRY「TEENAGE DREAM」のカバーは彼らの必殺技で、そこから PAUL MCCARTNEY & WINGS、P!NK と続けるコンボ攻撃。男性コーラスチームなのに、女性の歌、男性の歌を選ばない芸風の広さとブレインのカリスマっぷりが素朴にカッコイイ。
●女子友達として親友になったゲイのカートレイチェルのデュエットは、JUDY GARLAND & BARBRA STREISAND「HAPPY DAYS ARE HERE AGAIN / GET HAPPY」JUDY & BARBRA のバージョンは1963年だけど、それぞれの原曲は戦前だよ。「GLEE」アメリカン・ショービジネスの歴史と伝統を心の底から愛していて、その上に現代のエンターテインメントを積み上げようとしている。そんな姿勢が、こんな選曲に見て取れる。作り手が、エンターテインメントの先人たちに対して丁寧な敬意を払っている。本当に素敵なコトだ。
アーティがドラマの演出通りに車椅子から立ち上がり(妄想という設定なんだけど)、自由に踊る曲が MEN WITHOUT HAT「SAFETY DANCE」という激シブ80年代エレクトロポップってトコロもセンスが良すぎる。この原曲最悪にかっこ悪いのに、わざわざ光を当ててカッコよく仕上げてるんだもの。敬意がなければ出来ないワザだね。サンタナ&メルセデスのファンキーシンガーズが TINA TURNER「RIVER DEEP, MOUNTAIN HIGH」で対決するのも見もの。
●終盤近くの豪華ゲストは、ちと変わり者の代用教師ホリー先生として登場した GWYNETH PALTROWGOODIE MOB 〜 GNARLS BARKLEY CEE-LO GREEN「FORGET YOU(原曲は FUCK YOU って言うんだけどね)を歌う。カート THE BEATLES「I WANNA HOLD YOUR HAND」カバーはしっとりしたバラード仕立て。彼はドラマの中でも可憐な声で THE BEATLES「BLACKBIRD」を歌う。ホントにゲイかと思うほどの名演技だよ。
最後に向けて全員でなだれ込むのは、LADY GAGA「BORN THIS WAY」様々な多様性と自由を訴える GAGA の力強いメッセージは「GLEE」と同じモノ。ドラマと同じ演出でメンバー全員が自分の弱点をでかくプリントしたTシャツを誇らしげに着てこの歌を歌う。そしてオリジナル曲「LOSER LIKE ME」。そう、みんな負け犬なんだよ。いろいろなモノに負けてきたボクはここに居心地の良さを感じてる。誰か辛い思いをしている人がいれば、ここに集って楽になってほしい。締めは QUEEN「SOMEBODY TO LOVE」愛を捧げる人を探して欲しいと、最後に叫ぶ。

「GLEE」の熱狂的ファンを、ギーク(GEEK)にかけて「GLEEK」と呼ぶ。このコンサートムービーは、そのライブの合間に、「GLEEK」の様子や、ドラマに励まされた人々のコメントがたくさん挿入されてる。アスペルガー症候群を患いながらも「GLEE」をキッカケに仲間を見つけた女性。小人症でありながらチアリーダーのコアメンバーを堂々と担う少女。ゲイであることをカミングアウトした黒人少年。学園生活のマイノリティに優しい視線を投げ続ける姿勢が、ボクの好きな「GLEE」らしさ。ライブもさることながら、そのライブに熱狂するファンの姿も含めて、ドキュメントするのがこの映画。涙を流しながら、救われた思いの丈を語る様子に感動する。不格好でもイイって認められるコトで、人は勇気付けられる。

「GLEE THE 3D CONCERT MOVIE - MOTION PICTURE SOUND TRACK」

「GLEE THE 3D CONCERT MOVIE - MOTION PICTURE SOUND TRACK」2011年
DVDでライブを見てるのに、わざわざサントラまで買うのかよー、と思う方もいるでしょうが、買ってしまいましたバカだから。ライブとしての音に集中したい人はこちらでどうぞ。曲の順番が大胆にシャッフルされてたり、収録曲が微妙に違ってたりしてます。圧倒的な祝祭感を煽る FLORENCE + THE MACHINE「DOG DAYS ARE OVER」カバーが聴き逃せないっす。



●で、ここで話がガラリと変わるのですが。

この「GLEE」が、今年のメガヒットアニメ「アナと雪の女王」に、深い縁があります。


●当然我が家はめっちゃ楽しんだもんね、「アナ雪」

「アナと雪の女王 MovieNEX(ブルーレイ+DVD+デジタルコピー)」

「アナと雪の女王 MovieNEX(ブルーレイ+DVD+デジタルコピー)」
●まず、劇場で観ました。話題の「みんなで歌おう」上映会で観ました…歌ってたのはウチの娘ヒヨコだけだったけど。この段階でワイフとヒヨコは二回目でした。まー話題の物件だし一応チェックしとくか気分だったボクは、結果的にめっちゃ楽しんでしまって、「劇場じゃ日本語吹き替え版しか見なかったなー」とかいって、DVD+ブルーレイ+デジタルデバイスでも見られるサービス MOVIE NEX のセット版を買いました。どんだけお金ブチ込んでるんだ。

●このお話は、「こじらせ女子」「天然リア充女子」という分裂したパーソナリティの和合がテーマだと思った。
●雪の女王であるエルザ望まない魔力を持て余してヒキコモリになって、自分の本性を隠して隠して我慢して、とうとうブチ切れて「ありのままに」そのチカラをフルパワー全開にしたら、全世界を氷河期に突入させるほどの暴走ぶりこじらせ切ったネジレを一斉に解放させた瞬間のカタルシス。床をガチーンと踏みしめて広がる氷の結晶。「LET IT GO」熱唱で氷の宮殿を魔法で組み上げるあの一瞬だけで、ゴハン三杯いけると思う。不敵なドヤ顔で「少しも寒くないわ!」
●一方、妹のアナは、事情をすっかり知らない上に、無邪気な天然ぶりを振りまいて、周囲の男子をくるくる巻き取る「天然リア充」。悪気も全くないのに結果として男子二人を手玉にとるのがすごい。しかし「こじらせ」「天然リア充」もきっと全ての女性が一つの胸の中に宿しているコインの両面のような性質のもの。これを正反対の性格を持つ姉妹として描きつつ、最後はその姉妹が和解し合体するという物語が「アナ雪」の構造なのではないか?実はツマハジキにされてる男性としてはモノ足りない気持ちもあるんだけど、女性同士の結びつきを描くストーリーとしては、ディズニー作品として斬新。だからボクはハマった。面白いと思った。

「アナと雪の女王 オリジナルサウンドトラック デラックスエディション」

「アナと雪の女王 オリジナルサウンドトラック デラックスエディション」2014年
●ちなみに、この二枚組サントラをボクは映画を観終わった直後の劇場売店でソッコー買いました。二枚組ってのは、英語盤と日本語盤の二枚セットって意味です。吹替版の松たか子か、英語版の IDINA MENZEL か、迷いに迷って全部買っちゃった。

さて、「アナ雪」と「GLEE」の深い縁とは。
「GLEE」の主要キャストの一人、ライバル校のグリー部顧問であり、ヒロイン・レイチェルの生物学的母親(レイチェルの両親はゲイカップルのダブルパパ、なので、この女性が代理母を担ったのです)という複雑な関係であるシェルビーという女性。そして彼女は、パックとの間に出来てしまったクインの赤ちゃんを、里親として引き取る。そんな重要な役柄をシーズン1〜3で演じたのが、IDINA MENZEL。つまり、英語版のエルザの声を担った人物なのだ。あの「LET IT GO」を YOUTUBE で聴いてたら…この声の主演の人どっかで見たことあるなーと思い…調べてみたら、あらあら同一人物!実はこの人ブロードウェイの傑作ミュージカル「WICKED」のオリジナルキャストとして主演しトニー賞を受賞するほどの大ベテラン女優。すでに40歳代半ばという年齢で、お姫さまエルザを演じるってスゲえなと思いつつ、コレで一気にテンション上がった。様々なバージョンがあるなかで「LET IT GO」はやっぱり IDINA MENZEL 版が一番好き。

神田沙也加に感動したのです。
●ワリと予備知識なしで日本語吹き替え版を劇場で見てしまったので、エンドクレジット見たら、アナ神田沙也加!雪だるまのオラフはピエール瀧松たか子以外はその時初めて知ったのでびっくり!ピエール瀧はすげえなあ…電気グルーヴでもこんなに真面目に歌ったことないでしょうに。
でも一番の注目は、神田沙也加。巨大すぎる母親・松田聖子という存在を十字架のように背負って、でも同じ芸能界の中で努力を重ねて、ようやく掴んだメガヒット。彼女こそ他人には理解されない理解され得ないハンディキャップに苦しんできた当事者だろう。トーク番組「先輩 ROCKYOU」で証言していたけど、舞台をメインに活動する彼女はすべての仕事をオーディションでとってくるという。事務所パワーでねじ込んでもらうとか、ぼけーっとオファーを待つのではなく、進んでオーディションで審査を受け、役をもらってくる。芸能人の父母を持つプリンセスという環境が逆作用してハマリ込んだ難しさを、独特な成り立ちで自ら育てたハングリー精神で克服してきた。彼女にとっては「アナ雪」もそうしていただいた仕事だったし、これからもそうやって仕事をいただいていく、と謙虚に、でも生き生きと語っていた。歌ってること、ステージに立つこと、ただそれだけを純粋に嬉しく思っている、彼女のオーラ。感動。およよよ…いいお話だ。彼女が担う「雪だるまつくろう」や「生まれてはじめて」には、ミュージカル女優としての訓練で磨き上げられたテクニックがしっかり組み込まれている。実は松たか子さんよりすごいかも。
松たか子も、CDをリリースした経験がある人物だし、その縁でジェイポップを支える大御所ギタリスト・佐橋佳幸と結婚したってわけで。実は彼女の方が MAY J. よりも声のキーが高い。少々の憂いと硬質な張りが声にみなぎっており、ぴりりとした緊張感とカタルシスを呼び込む爆発力を楽曲にもたせている。という意味で MAY J. バージョンに対して松たか子バージョンにボクは軍配を上げる。MAY J. も悪くはないのだけれども、少々甘口…まーそういうアレンジでトラックが作られているのだから仕方がない。英語版エンドテーマを担った DEMI LOVATO というシンガーは全然情報を持たないが、一番平凡だなあ。この二枚組には「LET IT GO(マルチ・ランゲージ・メドレー)」というトラックもある。20ヵ国以上の言語で歌ったパーツをつなぎ合わせて一曲にしてる。これも一興。



●翌朝の25日、ヒヨコの枕元に届いたものは…。

シュライヒ詰め合わせ

ドイツのメーカー・シュライヒ(SCHLEICH)の動物フィギュア詰め合わせ。
●ヒヨコが受験勉強ポイントシール5枚を集めると一体買ってもらえてた動物フィギュアを、このタイミングでどっさりサンタさんから入荷。これでポイントもう集めないーなんて言い出したら大変だ…。
●長男ノマドの枕元には、赤いヘッドホン。これで心おきなくボカロを聴くのだろう。




●動画も「続き」に貼っときました。

●レイチェル+ブレイン「EXTRAORDINARY MERRY CHRISTMAS」。
●アップテンポなドラマオリジナルチューン。




●カート+ブレイン「LET IT SNOW」
●モノクロテレビショーの少々自意識過剰な演技風の味付けがオシャレ。




●フィン+メルセデス+GLEE CAST「DO THEY KNOW IT'S CHRISTMAS ?」
●いい曲なんだけど、エイドされるアフリカには元からクリスマスの習慣はない気がする。




●IDINA MENZEL「LET IT GO」
●改めて、自己解放するエルザのフルパワー全開&どや顏を見ましょう。




●IDINA MENZEL「DEFYING GRAVITY」
●ICINA MENZEL ってこんなひと。代表作「ウィキッド」より。




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